JPH11307852A - 利得平坦化器 - Google Patents

利得平坦化器

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JPH11307852A
JPH11307852A JP10113416A JP11341698A JPH11307852A JP H11307852 A JPH11307852 A JP H11307852A JP 10113416 A JP10113416 A JP 10113416A JP 11341698 A JP11341698 A JP 11341698A JP H11307852 A JPH11307852 A JP H11307852A
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lpg
flattener
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玲彦 西木
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健介 佐々木
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最終的なパッケージ寸法を小さくし,振動に
よる光学特性及び機械的信頼性に対する影響を少なくす
ることが可能な利得平坦化器を提供する。 【解決手段】 光増幅器の利得を平坦化する利得平坦化
器100は,利得平坦化器の前段および/または後段に
接続された光増幅器の利得波長特性に応じた波長特性を
有するLPG31,32,33と,LPG31,32,
33を実質的に並列に収容するパッケージ10と,並列
をなすLPG31,32,33を直列に接続するべく光
の進行方向を折り返す光反射部材40−1,40−2と
を備えたことを特徴とする。光反射部材を用いてLPG
の折り畳み構造を採ることが可能になったため,LPG
を直線的に配列してパッケージする場合に比べてパッケ
ージ長さを短くすることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は利得平坦化器にかか
り,特に,波長多重通信に用いられる光増幅器の利得特
性を平坦化する利得平坦化器に関する。
【0002】
【従来の技術】異なる波長を持つ多数の光信号を同時に
扱い,大容量の光伝送や波長ルーティングを実現しよう
とする波長多重(以下「WDM(Wave−lengt
h Division Multiplexing)」
と称する。)光通信においては,増幅波長特性が平坦で
広帯域な光増幅器が求められる。この光増幅器で最も有
望視されているのが光ファイバ増幅器である。光ファイ
バ増幅器は,希土類イオン,例えば,エルビウム(E
r)を添加した光ファイバを光増幅媒体として使用し,
信号光と励起光とを入射し,光励起された希土類イオン
に信号光を作用させて,誘導放出を起こし,信号光を増
幅するものである。
【0003】波長多重用の光ファイバ増幅器として,エ
ルビウム添加ファイバ増幅器(以下「EDFA(Erb
ium−Doped Fiber Amplifie
r)」と称する。)が多用されているが,希土類イオン
の発光スペクトルがエネルギー順位の微細構造を反映し
て平坦でないために,増幅波長特性は大きくうねり,そ
の平坦化には技術的改良が必要である。
【0004】そこで,EDFAの利得を平坦化するため
に,EDFAの利得波長特性と逆特性を持つ光フィルタ
(利得透過器)を用いて利得を平坦化する方法が検討さ
れている。光フィルタを用いた利得平坦化器では,利得
平坦化器に要求される平坦化特性や製造コスト等の関係
から,光フィルタとして3つのガウス分布光フィルタ
(Gaussian Filter)を直線状に接続し
た光フィルタの集合体を用いることが行われており,そ
のガウス分布光フィルタとして,長周期ファイバグレー
ティング(以下,「LPG(Long Period
Grating)」と称する。)を用いる手法が,特開
平9−145941に開示されている。LPGは,光感
受性を有する光ファイバ中に紫外線を選択的に照射する
ことにより数10〜数100μmのピッチで屈折率変化
を起こさせるものであり,クラッディングモードによる
損失を誘起するデバイスである。
【0005】上記文献に示されたLPGを用いた利得平
坦化器400について,図7を参照しながら説明する。
利得平坦化器400は,直方体形状のパッケージ20の
相対向する側面にそれぞれ光ファイバ21,22が接続
されている。パッケージ20内部において,光ファイバ
21は後述するLPGの集合体30の一端に接続され,
光ファイバ22はLPGの集合体30の他端に接続され
ている。また,光ファイバ21,22は,パッケージ2
0の両端において,固定スリーブ12により固定されて
おり,LPGの集合体30は空中に保持された状態で固
定されている。
【0006】LPGの集合体30は,パッケージ20の
長手方向と平行に配されており,光波長に対する透過率
の異なる3種類のLPGを直線状に接続した構成となっ
ている。3種類のLPGを直線状に接続するのは,光損
失等の理由により,LPG自体の形状を変化させること
ができないからである。
【0007】利得平坦化器400の外部から光ファイバ
21を介してパッケージ20の内部に伝搬された光は,
LPGの集合体30により,利得平坦化器400の前ま
たは後に接続される不図示の光増幅器による利得特性が
平坦化された後,光ファイバ22を介してパッケージ2
0の外部に伝搬される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上述したよ
うに,利得平坦化器には,光波長に対する透過率特性の
異なる3種類のガウス分布光フィルタを直線状に接続す
る構造が一般的に用いられているが,この場合,パッケ
ージ寸法が問題となる。特に,ガウス分布光フィルタと
してLPGを用いた場合には,個々のLPGの長さが数
10mm程度必要であり,図7に示した従来の平坦化利
得器400のように,3種類のLPGを直線状に接続し
たパッケージ構造とした場合,最終的なパッケージ寸法
Lが大きくなるという問題点があった。
【0009】パッケージ寸法Lが大きくなると以下の問
題が生じる。すなわち,光ファイバ21,22がパッケ
ージ20の両側の固定スリーブ12で固定されることに
より,LPGの集合30が保持される構成となってお
り,LPGの集合体30自体は空中に保持される形とな
るので,LPGの集合体30の長さが長く,パッケージ
寸法Lが大きいほど,外部からの振動による光学特性及
び機械的信頼性に対する影響を無視できなくなるという
問題点があった。
【0010】さらに,LPGはFBGに比べ反射波長の
温度依存性が大きい。特開平5−503170には,光
ファイバに歪みを与え,LPGの形状を調節することに
より温度補償を図る方法が開示されている。しかし,L
PG製造時に紫外放射を行う必要があるが,この紫外線
によるダメージのためLPGを形成した部分の光ファイ
バがもろくなり,光ファイバに対して十分な歪みを与え
ることができず,補償温度範囲が狭くなるという問題点
があった。
【0011】本発明は,従来の利得平坦化器が有する上
記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的
は,最終的なパッケージ寸法を小さくし,振動による光
学特性及び機械的信頼性に対する影響を少なくすること
が可能な,新規かつ改良された利得平坦化器を提供する
ことである。
【0012】さらに,本発明の別の目的は,補償温度範
囲を広くすることが可能な,新規かつ改良された利得平
坦化器を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め,請求項1の記載によれば,光増幅器の利得を平坦化
する利得平坦化器であって,利得平坦化器の前段および
/または後段に接続された光増幅器の利得波長特性に応
じた波長特性を有するn(nは2以上の整数)の光フィ
ルタと,少なくとも2の光フィルタが実質的に並列をな
すようにnの光フィルタを収容するパッケージと,並列
をなす光フィルタ同士を直列に接続するべく光の進行方
向を折り返す光学系とを備えたことを特徴とする利得平
坦化器が提供される。なお,請求項2に記載のように,
光フィルタは,長周期構造のファイバグレーティング
(long−period grating)であって
もよく,また,請求項3に記載のように,光学系の少な
くとも1は光反射部材であってもよい。
【0014】また,光反射部材は,請求項4に記載のよ
うに,基板上に形成された2の溝からなり,光フィルタ
と接続される光ファイバを埋設するためのガイド部と,
基板上で所定の形状に形成された光導波路と,光導波路
面に形成された光反射部とを備えていてもよい。
【0015】かかる構成によれば,導波構造による曲げ
ではなく,反射を利用した導波構造としたので,光反射
部材を面積的に小さくすることが可能になり,最終的な
パッケージの幅を小さくすることが可能である。また,
光反射部材を用いた光フィルタの折り返し構造としたた
め,光フィルタを直線的に配列してパッケージする場合
に比べてパッケージ長さを短くすることが可能である。
【0016】さらに,請求項5に記載のように,光学系
の少なくとも1は光ファイバであり,該光ファイバを略
半円上に湾曲させるようにしてもよく,さらに好ましく
は,光ファイバは,請求項6に記載のように,高NAフ
ァイバであるように構成される。かかる構成によれば,
光フィルタ同士がすべて光ファイバで接続されているた
め他の光学系に比較して低損失である。
【0017】さらに,請求項7に記載のように,パッケ
ージ内に固定部材が設けられ,光フィルタは,該固定部
材によりパッケージに固定されていてもよい。かかる構
成によれば,すべての光フィルタが固定部材により固定
されるため,耐振動性を向上させることが可能である。
【0018】さらに好ましくは,請求項8に記載のよう
に,固定部材とパッケージとの間に光フィルタの温度を
制御する温度補償装置を備え,温度補償装置は,請求項
9に記載のように,少なくとも光フィルタ近傍の温度を
検出する温度検出器と,ペルチェ素子とを含むように構
成される。かかる構成によれば,光フィルタの温度を制
御するペルチェ素子を配置したので,補償温度範囲を広
くすることが可能である。また,光フィルタの折り返し
構造としているので直線構造に比べて固定部材を介した
熱の均一化が図り易い。さらに,パッケージが放熱器と
して作用することによりパッケージサイズの増加を抑制
することが可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら,
本発明にかかる利得平坦化器の好適な実施の形態につい
て詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,
実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,
同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0020】(第1の実施の形態)以下では,第1の実
施の形態にかかる利得平坦化器100の構成を,図1〜
図3を参照しながら説明する。本実施の形態において特
徴的なのは以下の点である。すなわち,LPGを直列に
接続した場合におけるパッケージサイズの問題を解決す
るために,光導波路構造による反射機能を有する反射部
材と組み合わせて,LPG毎の折り返し構造とした点に
特徴がある。
【0021】利得平坦化器100は,図1に示すよう
に,金属あるいはセラミック等からなる略直方体形状の
パッケージ10の相対向する側面のそれぞれに光伝搬経
路としての光ファイバ21,22が接続されている。な
お,光伝搬経路としての光ファイバ21,22は,簡単
な設計変更により,パッケージ10の任意の場所に接続
することが可能であるが,本実施の形態では,パッケー
ジ10の相対向する側面に接続するものとする。さらに
パッケージ10の形状についても略直方体形状に限定さ
れるものではない。
【0022】パッケージ10の内部において,光ファイ
バ21は,光フィルタとして用いる後述のLPG31の
一端に接続され,光ファイバ22はLPG33の他端に
接続されている。また,光ファイバ21,22は,パッ
ケージ10との接続部分に設けられた補強部材11によ
り固定されている。
【0023】光波長に対する透過率特性の異なる3種類
のLPG31,32,33は,図2に示したように,パ
ッケージ10の長手方向と略平行に配されており,後述
する光反射部材40−1,40−2を介して直列に接続
した構成となっている。LPG31,32,33につい
ては,利得平坦化器に要求される平坦化特性等を考慮し
て所定の組み合わせを用いる。従って,本実施の形態に
おいては,図4に示したように,光波長に対する透過率
特性の異なる3種類のLPG31,32,33を用いた
利得平坦化器100の一例について説明するが,本発明
はこれに限定されない。
【0024】光ファイバ21と接続されたLPG31の
他端には,光反射部材40−1が接続されており,光反
射部材40−1の他端には,LPG32が接続されてい
る。LPG32の他端には光反射部材40−2が接続さ
れており,光反射部材40−2の他端には,光ファイバ
22と接続されたLPG33が接続されている。すなわ
ち,パッケージ10の内部では,LPG31,光反射部
材40−1,LPG32,光反射部材40−2,LPG
33が直列に接続されており,さらに,パッケージ10
は,光ファイバ21,22と直列に接続されている。
【0025】金属あるいはセラミック等からなるベース
板50は,パッケージ10内部に固定されている。上述
のLPG31,32,33及び光反射部材40−1,4
0−2は,ベース板50に形成された不図示の溝にはめ
込まれることでパッケージ10に固定されている。
【0026】以下では,利得平坦化器100に特徴的な
光反射部材40−1,40−2について説明する。
【0027】光反射部材40−1(40−2)は,図3
(A)に示したように,光導波路46及び反射ミラー4
7からなる光反射部42と,LPGの端部を固定するた
めのV溝44,45が形成され,LPGの端部から出射
される光を光導波路46に導くためのガイド部41とか
ら構成されている。ガイド部41は,例えばシリコン等
からなる基板43上に2つのV溝44,45が形成され
ている。光反射部42には,V字型の光導波路46と,
光導波路47の端面に金属薄膜を形成した反射ミラー4
7が形成されている。
【0028】ガイド部41のV溝44,45と光導波路
46との位置関係は,図3(B)に示したように,V溝
44に被覆を除去したLPG31の端部31aを配置し
たときに,LPG31のコアと光導波路46の一端とが
光結合し,さらに,V溝45に被覆を除去したLPG3
2の端部32aを配置したときに,LPG32のコアと
光導波路46の他端とが光結合するよう位置合わせされ
ている。
【0029】従って,光反射部材40−1において,V
溝44内に配置されたLPG31の端部31aから出射
した光は光導波路46へ入射し,端面の反射ミラー47
で反射されて光導波路46の他端へ導かれ,V溝45内
に配置されたLPG32の端部32aに導かれる。な
お,上記作用は双方向的であり,LPG32の端部32
aから出射した光は,LPG31の端部31aに導かれ
る。
【0030】同様に,光反射部材40−2において,V
溝44内に配置されたLPG32の端部32aから出射
した光は光導波路46へ入射し,端面の反射ミラー47
で反射されて光導波路46の他端へ導かれ,V溝45内
に配置されたLPG33の端部33aに導かれる。な
お,上記作用は双方向的であり,LPG33の端部33
aから出射した光は,LPG32の端部32aに導かれ
る。
【0031】上述のように,パッケージ10の内部は,
LPG31,32,33が折り返し構造を形成し,光反
射部材40−1,40−2により光信号がLPG31,
32,33を直列に伝搬するように構成されている。す
なわち,光ファイバ21により伝搬された光信号は,パ
ッケージ10の内部において,まずLPG31を介し,
光反射部材40−1により反射され,LPG32に伝搬
される。次いで,LPG32を介した光信号は,光反射
部材40−2により反射され,LPG33に伝搬され,
さらに,光ファイバ22を介して,パッケージ10の外
部に伝搬される。
【0032】以下では,上述のように構成される利得平
坦化器100の製造方法を説明する。まず,3種類のL
PGのうち,LPG31と33の一端に光ファイバ2
1,22を融着接続する。なお,すべてのLPG31,
32,33において光反射部材40−1,40−2のV
溝44,45に配置される端部の被覆は除去してある。
【0033】次いで,ベース板50上に光反射部材40
−1,40−2を所定の位置,すなわち,LPG32が
配置されるV溝が一直線上に並ぶような位置に配置,固
定する。このように配置された光反射部材40−1,4
0−2のV溝44,45にLPG31,32,33の被
覆を除去した端部を光導波路46に突き合わせるように
配置し,紫外線(UV)接着剤を塗布,その上からガラ
ス板で押さえた状態で紫外線を照射してUV接着剤を硬
化させる。このとき,端部と光導波路46を突き合わせ
た部分に屈折率調節材を塗布すれば,より結合損失を低
下させることが可能である。以上の工程により利得平坦
化器としてのLPGの折り返し構造が達成される。
【0034】LPG31,32,33,光反射部材40
−1,40−2が取り付けられたベース板50をパッケ
ージ10内に固定した後,LPG31,33に接続した
光ファイバ21,22を,パッケージ10の補強部材1
1を通してパッケージ外に引き出し接着剤により固定す
る。最後に,ハーメチツクシールによりパッケージに蓋
をして利得平坦化器100が完成する。
【0035】以上のように本実施の形態においては導波
構造による曲げではなく,反射を利用した導波構造した
ので,光反射部材40−1,40−2を面積的に小さく
することが可能になり,最終的なパッケージ10の幅を
小さくすることが可能である。また,光反射部材40−
1,40−2を用いてLPG31,32,33の折り返
し構造を採ることが可能になったため,LPGを直線的
に配列してパッケージする場合に比べてパッケージ10
の長さを短くすることが可能である。さらに,すべての
LPG31,32,33がベース板50により固定され
るため耐振動性を向上させることが可能である。
【0036】(第2の実施の形態)以下では,第2の実
施の形態にかかる利得平坦化器200について,図5を
参照しながら説明する。本実施の形態において特徴的な
のは以下の点である。すなわち,上述したパッケージサ
イズの問題を解決するために,第1の実施の形態におい
ては,光反射部材を用いて折り返し構造を実現したが,
本実施の形態においては,LPG間の接続を高NA型の
光ファイバで行い,曲げ損失を抑制することによりLP
G毎の折り返し構造を達成した点に特徴がある。
【0037】利得平坦化器200は,図5に示したよう
に,金属あるいはセラミック等からなる略直方体形状の
パッケージ10の相対向する側面のそれぞれに光伝搬経
路としての光ファイバ21,22が接続されている。パ
ッケージ10の内部において,光ファイバ21は,光フ
ィルタとして用いる後述のLPG31の一端に接続さ
れ,光ファイバ22はLPG33の他端に接続されてい
る。また,光ファイバ21,22は,パッケージ10と
の接続部分に設けられた補強部材11により固定されて
いる。
【0038】光波長に対する透過率特性の異なる3種類
のLPG31,32,33は,図5に示したように,パ
ッケージ10の長手方向と略平行に配されており,後述
する高NAファイバ60を介して直列に接続した構成と
なっている。LPGの構成については,利得平坦化器に
要求される平坦化特性等を考慮して所定の組み合わせを
用いる。従って,本実施の形態においては,3種類のL
PG31,32,33を用いた利得平坦化器200の一
例について説明するが,本発明はこれに限定されない。
【0039】光ファイバ21と接続されているLPG3
1の他端には,後述の高NAファイバ60−1が接続さ
れており,高NAファイバ60−1は略半円形状を成
し,その他端には,LPG32が接続されている。LP
G32の他端には,高NAファイバ60−2が接続され
ており,高NAファイバ60−2は略半円形状を成し,
その他端には,LPG33が接続されている。LGP3
3の他端には,上述のように,光ファイバ22が接続さ
れている。このように,高NAファイバ60−1,60
−2を介してLPGの折り返し構造を実現したのは,光
損失等の理由により,LPG自体を変形させることがで
きないためである。なお,高NAファイバ60−1,6
0−2を略半円形状とすることによる光損失については
後述する。
【0040】なお,両端にそれぞれ高NAファイバ60
−1,60−2が接続されているLPG32は,図5に
示したように,他のLPG31,33に対して対角線上
に配置することが望ましい。高NAファイバ60−1,
60−2の曲げ直径Rを大きくとることができ,光損失
をより低減化することが可能である。
【0041】金属あるいはセラミック等からなるベース
板50は,パッケージ10内部に固定されている。上述
のLPG31,32,33及び高NAファイバ60−
1,60−2は,ベース板50に形成された不図示の溝
にはめ込まれることでパッケージ10に固定されてい
る。
【0042】以下では,本実施の形態に特徴的な高NA
ファイバ60−1,60−2を説明する。
【0043】高NAファイバ60−1(60−2)とし
ては,コーニング社製PAYOUT(以下,「PAYO
UT」と称する。)を使用した。PAYOUTは本来フ
ァイバセンサ用として多く用いられるファイバである。
一般に用いられるシングルモードファイバであるコーニ
ング社製SMF−28は,曲げ直径が32mmで1巻き
当たりの曲げ損失が0.5dB以下であるのに対し,P
AYOUTは,曲げ直径が25mmで100巻き当たり
の曲げ損失が0.05dB以下と小さいものである。ま
た,PAYOUTは,ファイバ表面に酸化チタンコーテ
ィングがなされ機械的な信頼性も高い。そこで,本実施
の形態においては,PAYOUTを用い,曲げ直径Rを
10mmとし,曲げ損失が0.02dB以下であること
を確認した。
【0044】上述のように,パッケージ10の内部は,
LPG31,32,33が折り返し構造を形成し,高N
Aファイバ60−1,60−2により光信号がLPG3
1,32,33を直列に伝搬するように構成されてい
る。すなわち,光ファイバ21により伝搬された光信号
は,パッケージ10の内部において,まずLPG31を
介し,さらに,高NAファイバ60−1を介して,LP
G32に伝搬される。次いで,LPG32を介した光信
号は,高NAファイバ60−2を介して,LPG33に
伝搬され,さらに,光ファイバ22を介して,パッケー
ジ10の外部に伝搬される。
【0045】以下では,上述のように構成される利得平
坦化器200の製造方法を説明する。
【0046】まず,所定の長さの高NA光ファイバ60
−1,60−2を略半円形状に湾曲させておく。次い
で,3種類のLPG31,32,33をLPG31,高
NAファイバ60−1,LPG32,高NAファイバ6
0−2,LPG33の配列でコア拡大法による融着接続
を行う。さらにその両端に光ファイバ21,22を融着
接続する。
【0047】次いで,図5に示すように,融着されたL
PG31,32,33を収める溝が形成された金属ある
いはセラミックからなるベース板50にLPG31,3
2,33をはめ込み,UV接着剤を塗布,その上からガ
ラス板で押さえた状態で紫外線を照射してUV接着剤を
硬化させる。以上の工程により利得平坦化器200とし
てのLPGの折り返し構造が達成される。
【0048】LPG31,32,33が取り付けられた
ベース板50をパッケージ10内に固定した後,LPG
31,33にそれぞれ接続した2つの光ファイバ21,
22をパッケージ10の補強部材11を通してパッケー
ジ10の外に引き出し,接着剤により固定する。最後
に,ハーメチックシールによりパッケージに蓋をして利
得平坦化器200が完成する。
【0049】以上のように利得平坦化器200において
は,LPG同士がすべて高NAファイバ60−1,60
−2で接続されているため他の光接続手段に比較して低
損失である。また,LPGを直線的に配列してパッケー
ジする場合に比べてパッケージ10の長さを短くするこ
とが可能である。さらに,すべてのLPG31,32,
33がベース板50により固定されるため,耐振動性を
向上させることが可能である。
【0050】(第3の実施の形態)第3の実施の形態に
おける利得平坦化器300は,第2の実施の形態にかか
る利得平坦化器200を改良したものであり,以下の点
に特徴がある。すなわち,利得平坦化器300は,利得
平坦化器200と構造を同様のものとし,さらに,LP
G31,32,33とパッケージ10との間にLPGの
温度を制御するぺルチェ素子70をさらに備え,ペルチ
ェ素子による温度補償機能を付加するものである。な
お,本実施の形態においては,利得平坦化器200に改
良を加えた場合の一例につき説明するが,本発明はこれ
に限定されず,利得平坦化器100に同様の改良を加え
ることによっても,本発明は適用可能である。
【0051】利得平坦化器300は,上述のように温度
補償機能部以外は,第2の実施の形態にかかる利得平坦
化器200と同様であり,図6に示したように,金属あ
るいはセラミック等からなるパッケージ10に光ファイ
バ21,22が接続され,パッケージ10の内部には,
LPG31,32,33が高NAファイバ60−1,6
0−2を介して接続され,ベース板50に固定されてい
る。
【0052】さらに,利得平坦化器300においては,
ベース板50とパッケージ10との間に後述のぺルチェ
素子70を備えており,ペルチェ素子70からは電源線
71がパッケージ10の外部に引き出されている。さら
に,ベース板50には,少なくともLPG31,32,
33近傍の温度を検出する温度センサ(図示せず)に接
続されるリード線81が接続されている。以下では,利
得平坦化器200と同様の構成部材については説明を省
略し,利得平坦化器300に特徴的なぺルチェ素子70
について説明する。
【0053】ぺルチェ素子70としては,小松エレクト
ロニクス社製のKSML01011Gが知られている。
まず,ぺルチェ素子70をパッケージ10の底面に配置
し,電源線71をパッケージ10の外へ引き出す。次い
で,LPG31,32,33を固設したベース板50を
ぺルチェ素子70上に配置して,パッケージ10に固定
する。この時,ぺルチェ素子70はベース板50とパッ
ケージ10に挾み込まれることにより固定される。かか
る構成によりパッケージ10は,ぺルチェ素子70の放
熱器として機能する。最後にパッケージ10内を窒素パ
ージし,ハーメチックシールによりパッケージ10に蓋
をして利得平坦化器300が完成する。
【0054】利得平坦化器300によれば,利得平坦化
器100または利得平坦化器200により奏される効果
に加えて,LPG31,32,33の温度を制御するぺ
ルチェ素子70を配置したので,温度補償範囲を広くす
ることが可能である。また,LPG31,32,33の
折り返し構造としているので直線構造に比べてベース板
50を介した熱の均一化が図り易い。さらに,パッケー
ジ10が放熱器として作用することによりパッケージサ
イズの増加を抑制することが可能である。
【0055】以上,添付図面を参照しながら本発明にか
かる利得平坦化器の好適な実施形態について説明した
が,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれ
ば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内に
おいて各種の変更例または修正例に想到し得ることは明
らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範
囲に属するものと了解される。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように,本発明にかかる利
得平坦化器によれば,以下のような優れた効果を奏す
る。
【0057】請求項1,2,3または4に記載の利得平
坦化器によれば,導波構造による曲げではなく,反射を
利用した導波構造としたので,光反射部材を面積的に小
さくすることが可能になり,最終的なパッケージの幅を
小さくすることが可能になる。また,光反射部材を用い
て光フィルタの折り返し構造を採ることが可能になった
ため,光フィルタを直線的に配列してパッケージする場
合に比べてパッケージ長さを短くすることが可能であ
る。
【0058】さらに,請求項5,6に記載の利得平坦化
器によれば,曲げ損失が小さい高NAファイバを用いて
光フィルタの折り返し構造を採ることが可能になったた
め,光フィルタ同士がすべて光ファイバで接続されてい
るため他の光学系に比較して低損失である。
【0059】さらに,請求項7に記載の利得平坦化器に
よれば,すべての光フィルタが固定部材で固定されるた
め耐振動性を向上させることが可能である。
【0060】さらに,請求項8または9に記載の利得平
坦化器によれば,ぺルチェ素子による温度補償機能が付
加される。また,光フィルタを折り返し構造としている
ので直線構造に比べて固定部材を介した熱の均一化が図
り易い。さらにはパッケージが放熱器として作用するこ
とによりパッケージサイズの増加を抑制することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる利得平坦化器のパ
ッケージ外観を示す説明図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる利得平坦化器のパ
ッケージ内部の各構成要素の配置を示す説明図である。
【図3】光反射部材を示す説明図であり,図3(A)は
斜視図であり,図3(B)は上面図である。
【図4】LPGの光波長に対する透過率特性を示す説明
図である。
【図5】本発明の別の実施の形態にかかる利得平坦化器
のパッケージ内部の各構成要素の配置を示す説明図であ
る。
【図6】本発明の別の実施の形態にかかる利得平坦化器
のパッケージ内部の各構成要素の配置を示す説明図であ
る。
【図7】従来の利得平坦化器のパッケージ内部の各構成
要素の配置を示す説明図である。
【符号の説明】
10 パッケージ 11 補強スリーブ 21,22 光ファイバ 31,32,33 LPG 31a,32a,32b,33a LPGの端部 40−1,40−2 光反射部材 41 ガイド部 42 光反射部 43 基板 44,45 V溝 46 光導波路 47 反射ミラー 50 ベース板 60−1,60−2 高NAファイバ 70 ペルチェ素子 71 電源線 81 リード線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光増幅器の利得を平坦化する利得平坦化
    器であって:利得平坦化器の前段および/または後段に
    接続された光増幅器の利得波長特性に応じた波長特性を
    有するn(nは2以上の整数)の光フィルタと,少なく
    とも2の光フィルタが実質的に並列をなすように前記n
    の光フィルタを収容するパッケージと,前記並列をなす
    光フィルタ同士を直列に接続するべく光の進行方向を折
    り返す光学系と,を備えたことを特徴とする,利得平坦
    化器。
  2. 【請求項2】 前記光フィルタは,長周期構造のファイ
    バグレーティング(long−period grat
    ing)であることを特徴とする,請求項1に記載の利
    得平坦化器。
  3. 【請求項3】 前記光学系の少なくとも1は光反射部材
    であることを特徴とする,請求項1または2に記載の利
    得平坦化器
  4. 【請求項4】 前記光反射部材は,基板上に形成された
    2の溝からなり,前記光フィルタと接続される光ファイ
    バを埋設するためのガイド部と,前記基板上で所定の形
    状に形成された光導波路と,前記光導波路面に形成され
    た光反射部と,を備えたことを特徴とする,請求項3に
    記載の利得平坦化器。
  5. 【請求項5】 前記光学系の少なくとも1は光ファイバ
    であり,該光ファイバを略半円上に湾曲させることを特
    徴とする,請求項1,2,3または4のいずれかに記載
    の利得平坦化器
  6. 【請求項6】 前記光ファイバは,高NAファイバであ
    ることを特徴とする,請求項5に記載の利得平坦化器。
  7. 【請求項7】 前記パッケージ内に固定部材が設けら
    れ,前記光フィルタは,該固定部材により前記パッケー
    ジに固定されていることを特徴とする,請求項1,2,
    3,4,5または6のいずれかに記載の利得平坦化器。
  8. 【請求項8】 前記固定部材と前記パッケージとの間に
    前記光フィルタの温度を制御する温度補償装置を備えた
    ことを特徴とする,請求項7に記載の利得平坦化器
  9. 【請求項9】 前記温度補償装置は,少なくとも前記光
    フィルタ近傍の温度を検出する温度検出器と,ペルチェ
    素子とを含むことを特徴とする,請求項8に記載の利得
    平坦化器
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020032296A (ko) * 2000-10-20 2002-05-03 다니구찌 이찌로오, 기타오카 다카시 광분산 등화기

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