JPH11307175A - コネクタ結合構造 - Google Patents

コネクタ結合構造

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JPH11307175A
JPH11307175A JP10109865A JP10986598A JPH11307175A JP H11307175 A JPH11307175 A JP H11307175A JP 10109865 A JP10109865 A JP 10109865A JP 10986598 A JP10986598 A JP 10986598A JP H11307175 A JPH11307175 A JP H11307175A
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groove
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一昭 櫻井
Yoshinori Uchida
好則 内田
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博史 山内
Yoko Kawasaki
容子 河崎
Atsushi Sasaki
敦 佐々木
Hiroyuki Kanbayashi
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62905Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances comprising a camming member

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合作業及び離脱作業における操作体の操作
が1動作で可能として嵌合作業、離脱作業を容易にす
る。 【解決手段】 雌コネクタ2にコネクタ挿入方向と直交
する方向に移動可能な一対の移動体9a、9bを設け、
移動体9a、9bの移動に連動してプリセット位置とセ
ット位置との間で変位する操作体12を設け、移動体9
a、9bにガイド溝20、21を、雄コネクタ1にカム
ピン16a、16bをそれぞれ設けてカム手段Kを構成
し、カム手段Kにより挿入開始位置から仮嵌合位置まで
のコネクタ挿入過程では、カム溝20、21とカムピン
16a、16bにより移動体9a、9bを移動させて操
作体12をセット位置からプリセット位置に変位させ、
仮嵌合位置から嵌合完了位置までの挿入過程では、操作
体12のプリセット位置からセット位置への回転操作に
よって移動体9a、9bを移動させて雄コネクタ1を嵌
合完了位置まで引き込むよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雌コネクタと雄コ
ネクタのいずれか一方に移動可能な移動体を設けると共
にこの移動体に連動する操作体を設け、この操作体の操
作によってコネクタ嵌合を小さな操作力で行うコネクタ
結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタ結合構造として本出願
人等は、図10〜図16に示すものを先に提案した(特
許出願平成8年第163187号出願書類参照)。図1
0は雄コネクタと雌コネクタの分離状態を示す斜視図、
図11は雄コネクタと雌コネクタの嵌合状態を示す断面
図、図12は雄コネクタの分解斜視図である。
【0003】図10〜図12において、コネクタ結合構
造は雄コネクタ1と雌コネクタ2とから成り、雄コネク
タ1は雌コネクタ2に対し挿入によって嵌合可能に構成
されている。雄コネクタ1はその雄ハウジング3の外周
にフード部4を有し、このフード部4の上面側と下面側
には移動体室5とこれに連通するコネクタ挿入室6とが
それぞれ構成されている。各移動体室5は側面側に移動
体用開口部7aを有すると共にコネクタ対向面側の適所
にガイド口7bを有し、又、各コネクタ挿入室6はコネ
クタ対向面側に挿入口8を有している。
【0004】一対の移動体9a、9bは上下の各移動体
室5に移動可能にそれぞれ配置され、各移動体9a、9
bにはカム溝10a、10bが3箇所にそれぞれ設けら
れている。この各カム溝10a、10bの中央部はコネ
クタ挿入方向に対して傾斜しているが、上位置の移動体
9aのカム溝10aと下位置の移動体9bのカム溝10
bとはその傾斜方向が反対に設定されている。
【0005】この各移動体9a、9bの一端側にはピン
部11が設けられており、この各ピン部11は操作体1
2の各長孔12aにそれぞれ回転自在に支持されてい
る。この一対の長孔12aはコネクタ挿入方向に直交す
る方向に対してシフトした位置に設けられ、一対の長孔
12a間を結ぶ線上に長い孔として構成されている。
又、一対の長孔12a間を結ぶ線の中心位置には回転孔
12bが設けられており、この回転孔12bはフード部
4の操作体取付部13のピン部13aに挿入されてい
る。この操作体12は図13(a)に示すプリセット位
置と図16(a)に示すセット位置との間で回転し、こ
の回転操作によって一対の移動体9a、9bは互いに反
対方向に移動するよう構成されている。
【0006】又、雄コネクタ1の雄ハウジング3の中央
部には雌端子である圧着端子14が多数固定され、この
各圧着端子14のコネクタ対向面側の雄ハウジング3に
はピン挿入孔(特に符号を付けず)が形成されている。
【0007】雌コネクタ2はその雌ハンジング15の挿
入部15aの上面と下面にカムピン16a、16bが各
3箇所設けられており、上下位置の各カムピン16a、
16bは上記一対の移動体9a、9bのカム溝10a、
10bに対応した位置に配置されている。又、雌ハウジ
ング15の中央部には雄端子であるピン端子17が多数
固定され、各ピン端子17の一端はコネクタ対向面側に
突出している。
【0008】次に、上記コネクタ結合構造の嵌合動作を
図13〜図16を用いて説明する。尚、これら図13〜
図16において、(a)は主に操作体12の位置を示
し、(b)は(a)の平面図に相当して主にカム溝10
a、10bとカムピン16a、16bとの位置関係を示
している。
【0009】図13(a)に示すように、操作体12は
その先端側がフード部4上面より離れたプリセット位置
にあり、この状態で雄コネクタ1のフード部4に雌コネ
クタ2の雌ハウジング15の挿入部15aを挿入する
と、カムピン16a、16bがフード部4のガイド口7
bを経て各移動体9a、9bのカム溝10a、10bに
それぞれ入り込む。図13の状態から操作体12をセッ
ト位置方向に回動すると、上位置の移動体9aは矢印R
で示す右方向に、下位置の移動体9bは矢印Lで示す左
方向にそれぞれ移動する。この各移動に伴って、雌コネ
クタ2のカムピン16a、16bがカム溝10a、10
b内をそれぞれ移動し、この移動と同時に雌コネクタ2
が雄コネクタ1内に引き込まれる。
【0010】図14の状態よりさらに操作体12を回動
すると、図15に示すように、雌コネクタ2のカムピン
16a、16bがカム溝10a、10bの傾斜部分を抜
け、このとき雌コネクタ2の雄コネクタ1への挿入方向
への移動が完了する。雌コネクタ2のピン端子17が雄
コネクタ1の圧着端子14内に挿入されて両コネクタ
1、2相互の電気的導通が図られる。
【0011】図15の状態よりさらに操作体12を回動
し、図16に示すように、セット位置まで回動すると、
カムピン16a、16bがカム溝10a、10bの最奥
まで入り、これでコネクタ結合構造の嵌合作業は終了す
る。コネクタ結合構造の離脱作業は、上記とは逆方向に
操作部12を回動操作すれば良い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコネクタ結合構造では、嵌合作業の開始時は操作体
12がプリセット位置から始まり、嵌合作業の終了時は
操作体12がセット位置となるため、嵌合作業の開始時
と終了時では操作体12の回転位置が異なる。従って、
操作体12がセット位置にある状態から嵌合作業を始め
る場合には一旦操作体12をプリセット位置まで回動し
た後に行う必要があるため、嵌合作業が面倒であった。
一般にはコネクタ結合構造の製造工程と組付工程とは異
なる場所であり、操作体12はコンパクトな形状である
セット位置とされて搬送されるため、嵌合作業は面倒な
ものとなる。又、離脱作業においても同様であり、コネ
クタ離脱後には操作体12をレバーセット位置に戻す必
要がある。
【0013】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、嵌合作業及び離脱作業におけ
る操作体の操作が1動作で可能となるコネクタ結合構造
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、雄コ
ネクタを雌コネクタに対し挿入開始位置から仮嵌合位置
を経て嵌合完了位置まで挿入可能に構成し、上記雄コネ
クタと上記雌コネクタのいずれか一方のコネクタに、コ
ネクタ挿入方向とは異なる方向に移動可能な移動体を設
けると共に、この移動体の移動に連動してプリセット位
置とセット位置との間で変位する操作体を設け、上記移
動体と他方のコネクタとに、上記挿入開始位置から上記
仮嵌合位置までのコネクタ挿入過程では、コネクタ挿入
力によって上記移動体を移動させて上記操作体をプリセ
ット位置からセット位置まで変位させ、上記仮嵌合位置
から上記嵌合完了位置までのコネクタ挿入過程では、上
記操作体のプリセット位置からセット位置までの操作に
よって、上記移動体を移動させて上記他方のコネクタを
仮嵌合位置から嵌合完了位置まで変位させるカム手段を
設けたことを特徴とする。
【0015】このコネクタ結合構造では、操作体がセッ
ト位置にあって雄コネクタを雌コネクタに対し挿入開始
位置から仮嵌合位置まで挿入すると、カム手段により移
動体が移動し、この移動体の移動によって操作体がプリ
セット位置に変位し、次に、操作体をプリセット位置か
らセット位置まで移動させると、カム手段により移動体
が移動して他方のコネクタが嵌合完了位置まで挿入され
る。
【0016】請求項2の発明は、請求項1記載のコネク
タ結合構造であって、上記カム手段は、上記移動体と他
方のコネクタとのいずれか一方に設けられたカム溝と、
他方に設けられ、且つ、このカム溝に挿入されるカムピ
ンとから構成したことを特徴とする。
【0017】このコネクタ結合構造では、請求項1の発
明の作用に加え、カムピンがカム溝に挿入状態でガイド
される。
【0018】請求項3の発明は、請求項2記載のコネク
タ結合構造であって、上記カム溝は、上記移動体を移動
させて上記操作体をプリセット位置からセット位置まで
変位させる操作用傾斜溝部と、上記移動体の移動により
上記他方のコネクタが仮嵌合位置から嵌合完了位置まで
変位させる嵌合用傾斜溝部とを有し、上記操作用傾斜溝
部の操作用傾斜角より上記嵌合用傾斜溝部の嵌合用傾斜
角を大きく設定したことを特徴とする。
【0019】このコネクタ結合構造では、請求項2の発
明の作用に加え、挿入開始位置から仮嵌合位置までのコ
ネクタ挿入によって移動体の移動方向に作用する押圧力
が大きくなり、プリセット位置からセット位置までの操
作体の移動によるコネクタ側の挿入方向への押圧力も大
きくなる。
【0020】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3記
載のコネクタ結合構造であって、上記移動体は、挿入さ
れる上記他方のコネクタの両側の対称位置にそれぞれ配
置される一対のものとして構成し、この一対の移動体の
上記操作体と連動する移動方向を互いに反対方向となる
よう設定したことを特徴とする。
【0021】このコネクタ結合構造では、請求項1〜請
求項3の発明の作用に加え、操作体をセット位置からプ
リセット位置まで変位させる移動体への押圧力と、雄コ
ネクタを雌コネクタに対し仮嵌合位置から嵌合完了位置
まで挿入させるコネクタ側への押圧力とが左右対称に作
用する。
【0022】請求項5の発明は、請求項1〜請求項4の
いずれかに記載のコネクタ結合構造であって、上記挿入
開始位置から上記仮嵌合位置までのコネクタ挿入過程で
は、双方の端子間の接触が生じない位置関係に設定した
ことを特徴とする。
【0023】このコネクタ結合構造では、請求項1〜請
求項4の発明の作用に加え、雄コネクタを雌コネクタに
対し挿入開始位置から仮嵌合位置まで挿入するに際して
端子間の圧接抵抗による反力を受けない。
【0024】請求項6の発明は、請求項2〜請求項5の
いずれかに記載のコネクタ結合構造であって、上記カム
溝は複数設けられ、この複数のカム溝は操作用傾斜角に
設定した操作用傾斜溝部、及び、嵌合用傾斜角を有さず
カムピンに係合しない非カム溝部とを有する溝と、操作
用傾斜角を有さずカムピンに係合しない非カム溝部、及
び、嵌合用傾斜角に設定した嵌合用傾斜溝部とを有する
溝との2種類から成ることを特徴とする。
【0025】このコネクタ結合構造では、請求項2〜請
求項5の発明の作用に加え、カムピンは操作用溝部で押
圧力又は反力をうけるものと、嵌合用溝部で押圧力又は
反力をうけるものとに分かれる。
【0026】請求項7の発明は、請求項1〜請求項6の
いずれかに記載のコネクタ結合構造であって、上記操作
体は、回転によってプリセット位置とセット位置との間
で変位し、操作体取付部材の操作体傾倒面に対して先端
側が離れる位置を上記プリセット位置とし、操作体取付
部材の操作体傾倒面に対して先端側が接触する位置を上
記セット位置として設定したことを特徴とする。
【0027】このコネクタ結合構造では、請求項1〜請
求項6の発明の作用に加え、コネクタの嵌合作業時及び
離脱作業時のみ操作体は操作体取付部材の操作体傾倒面
に対して先端側が離れるプリセット位置となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0029】図1(a)は本発明の一実施形態に係るコ
ネクタ結合構造の斜視図、図1(b)は一対の移動体の
斜視図、図2は雌コネクタの分解斜視図である。図1及
び図2において、コネクタ結合構造は、雄コネクタ1と
雌コネクタ2とからなり、雄コネクタ1は雌コネクタ2
に対し挿入開始位置から仮嵌合位置を経て嵌合完了位置
まで挿入可能に構成されている。雌コネクタ2の雌ハウ
ジング15内には雄コネクタ1を収容するコネクタ収容
室6が設けられており、このコネクタ収容室6の一面は
解放されて挿入口8として構成されている。
【0030】雌ハウジング15内で、且つ、コネクタ収
容室6の両側スペ−スには移動室5がそれぞれ形成され
ており、この移動室5の内面側はコネクタ収容室6に開
口している。また、雌ハウジング15の挿入口8の両側
にはそれぞれ下記するカムピン16a,16bを挿入す
るためのガイド口7bが6箇所に形成されており、この
ガイド口7bは挿入口8に一面を開口していると共に各
移動室5に開口している。この一対の移動室5にはそれ
ぞれ移動体9a、9bが配置されており、この一対の移
動体9a、9bはコネクタ挿入方向方向と直交する方向
に互いに独立して移動可能に構成されている。
【0031】この各移動体9a、9bの一端側は、雌ハ
ウジング15に回転可能に支持された操作体12にそれ
ぞれ回転自在に支持されており、その構成は従来例と同
様であるため、図面に同一符号を付してその説明を省略
する。従って、一対の移動体9a、9bは操作体12の
回転によって互いに反対方向に移動する。 又、操作体
12は、回転によってプリセット位置とセット位置との
間で変位し、操作体取付部材である雌コネクタ1の雌ハ
ウジング15上面が操作体傾倒面23とされる。そし
て、この操作体傾倒面23に対して先端側が離れる位置
(立ち上がり状態)をプリセット位置とし、操作体傾倒
面23に対して先端側が接触する位置(傾倒状態)をセ
ット位置として設定されている。
【0032】一対の移動体9a、9bと雄コネクタ1と
には、雄コネクタ1の挿入に際して作動するカム手段K
が設けられている。このカム手段Kは、一対の移動体9
a、9bにそれぞれ6箇所設けられたカム溝20、21
と雄コネクタ1の雄ハウジング3の上下位置にそれぞれ
6個設けられたカムピン16a、16bとから構成され
ている。
【0033】上記複数のカム溝20、21には挿入開始
位置から仮嵌合位置までのコネクタ挿入過程でカムピン
16a、16bに係合する操作用傾斜溝部20aと、仮
嵌合位置から嵌合完了位置までのコネクタ挿入過程では
カムピン16a、16bになんら係合しない非カム溝部
20bとから成るものと、反対に挿入開始位置から仮嵌
合位置までのコネクタ挿入過程ではカムピン16a、1
6bになんら係合しない非カム溝部21aと、仮嵌合位
置から嵌合完了位置までのコネクタ挿入過程でカムピン
16a、16bに係合する嵌合用傾斜溝部21bとから
成るものとの2種類がある。
【0034】そして、各移動体9a、9bにはこの2種
類のカム溝20、21が交互にそれぞれ配置され、且
つ、上下位置の対応するカム溝20、21の種類は相違
するよう配置されている。
【0035】カム溝20の操作用傾斜溝部20aは、カ
ム溝20とカムピン16a、16bによる移動体9a、
9bへの押圧分力方向が操作体12のセット位置方向に
なり、且つ、仮嵌合位置でセット位置まで変位するよう
操作用傾斜角A1 が設定されている。又、カム溝21の
嵌合用傾斜溝部21bは、カム溝21とカムピン16
a、16bによる移動体9a、9bへの押圧分力方向が
操作体12のセット位置方向になり、且つ、嵌合完了位
置でセット位置まで変位するよう嵌合用傾斜角A2 が設
定されている。そして、一対の移動体9a、9bは互い
に反対方向に移動するため、上下位置のカム溝20、2
1はコネクタ挿入方向に対し各傾斜角の方向が逆に設定
されている。
【0036】又、詳しくは、カム溝20の操作用傾斜部
20aのピン挿入側にはコネクタ挿入方向と同一方向の
ピン導入部20cを有し、カム溝21の嵌合用傾斜溝部
21bの最奥側には移動体9a、9bの移動方向と同一
方向のピン終端部21cを有している。
【0037】図3(a)は操作用傾斜角A1 と嵌合用傾
斜角A2 の設定関係を説明する図である。図3におい
て、Wを移動体9a、9bの幅、Sを移動体9a、9b
の移動ストロークとすると、カムピン16a、16bの
溝挿入開始ポイントP1と溝嵌合完了ポイントP2は同
一ラインL1上に設定され、このラインL1に平行で、
且つ、移動ストロークのSだけ離れたラインL2上に操
作用傾斜角A1 と嵌合用傾斜角A2 とのクロスポイント
P3が設定される。又、クロスポイントP3が移動体9
a、9bの幅方向に対して仮嵌合位置となる。このクロ
スポイントP3をラインL2上で自由に移動することに
よって操作用傾斜角A1 と嵌合用傾斜角A2 とは可変さ
れ、その角度設定は操作用傾斜角A1 より嵌合用傾斜角
2 が大きくなるよう設定されている。尚、移動体9
a、9bの幅方向の中心ポイントP4で操作用傾斜角A
1 と嵌合用傾斜角A2 とは同じ角度になり、又、コネク
タの挿入開始位置から仮嵌合位置までのストロークと仮
嵌合位置から嵌合完了位置までのストロークとが同じに
なる。
【0038】また、従来例と同様に、雄コネクタ1には
雌端子である圧着端子(図示せず)が、雌コネクタ2に
は雄端子であるピン端子(図示せず)がそれぞれ設けら
れているが、挿入開始位置から仮嵌合位置までのコネク
タ挿入過程では、雄端子と雌端子間の接触が生じない位
置関係に設定されている。
【0039】次に、上記コネクタ結合構造の嵌合動作を
図4〜図9を用いて説明する。尚、図5、図7、図9に
おいては、上位置の移動体9aのカム溝20、21とカ
ムピン16aとの位置関係を示している。
【0040】図4に示すように、操作体12はその先端
側が雌ハウジング15上面である操作体傾倒面23に接
触するセット位置にあり、この状態で雌コネクタ2の雌
ハウジング15の挿入口8よりコネクタ収容室6に雄コ
ネクタ1の雄ハウジング3を挿入すると、図4及び図5
に示すように、カムピン16a、16bが開口部7bを
経て各移動体9a、9bのカム溝20、21にそれぞれ
入り込む。図4及び図5の状態からさらに、雄コネクタ
1の雄ハウジング3を挿入すると、カムピン16aより
押圧力を受けて上位置の移動体9aは矢印Rで示す右方
向に、下位置の移動体9bはこれとは反対の左方向にそ
れぞれ移動する。
【0041】この各移動移動に連動して操作体12はセ
ット位置からプリセット位置方向に回動し、図6及び図
7に示すように、仮嵌合位置までコネクタ挿入される
と、操作体12はその先端側が操作体傾倒面23より十
分離れるプリセット位置となる。仮嵌合位置ではカムピ
ン16aは操作用傾斜部20aの終端位置又は嵌合用傾
斜部21bの始端位置に位置する。
【0042】図6及び図7の状態より操作体12を図6
にて矢印で示すセット位置方向に回動すると、一対の移
動体9a、9bが上記とは逆方向、つまり上位置の移動
体9aは矢印Lで示す左方向に、下位置の移動体9bは
これとは反対の右方向にそれぞれ移動して雄コネクタ1
のカムピン16aがカム溝21の嵌合用傾斜溝部21b
より押圧力を受け、この押圧分力によって雄コネクタ1
が雌コネクタ2に引き込まれる。そして、操作体12が
再びセット位置まで回動されると、図8及び図9に示す
ように、カムピン16aが嵌合用傾斜溝部21bまたは
非カム溝部20bの終端に位置し、これでコネクタ結合
構造の嵌合作業は終了する。
【0043】一方、コネクタ結合構造の離脱作業は、上
記とは逆方向に、つまりプリセット位置からセット位置
に操作体12を回動操作すれば雄コネクタ1は仮嵌合位
置まで変位し、この雄コネクタ1を仮嵌合位置から挿入
開始位置まで雌コネクタ2より引き離しすれば、この動
作によって操作体12がセット位置まで戻り、離脱作業
が終了する。
【0044】上記コネクタの嵌合動作において、操作体
12がセット位置にある状態でコネクタの挿入を開始す
るとこれによって操作体12が自動的にプリセット位置
となるため、操作体12の操作としてはプリセット位置
からセット位置への1動作だけで良く、嵌合作業が容易
である。コネクタ結合構造の離脱作業も同様に容易であ
る。又、嵌合作業の開始時と終了時では操作体12の回
転位置が同じであるため、取扱い易い。
【0045】また、コネクタの嵌合作業時及び離脱作業
時のみ操作体12は雌コネクタ2の操作体傾倒面23に
対して先端側が離れるプリセット位置となり、それ以外
は操作体傾倒面23に対して先端側が接触するセット位
置であるため、他部品との接触による破損等の可能性が
少なくなる。
【0046】上記コネクタの嵌合動作において、移動体
9a、9bは、雄コネクタ1の上下位置にそれぞれ配置
され、この一対の移動体9a、9bの移動方向を互いに
反対方向となるよう設定して、この各移動体9a、9b
に対応する上下位置のカム溝20、21の傾斜角の方向
を逆に設定した。したがって、操作体12をセット位置
からプリセット位置まで変位させる移動体9a、9bへ
の押圧力と、雄コネクタ1を雌コネクタ2に対し仮嵌合
位置から嵌合完了位置まで挿入させるコネクタ側への押
圧力とがそれぞれ左右対称に作用するため、操作体12
の回転中心に180度対称位置で同一回転力が作用し操
作体12の回転がスムーズになり、又、コネクタ嵌合力
も全体でほぼ均等に作用し嵌合作業がスムーズになる。
【0047】上記コネクタの嵌合、離脱動作において、
カムピン16a、16bはカム溝20、21に挿入状態
でガイドされるため、カムピン16a、16bの移動が
確実に行われる。
【0048】上記コネクタの嵌合動作において、挿入開
始位置から上記仮嵌合位置までのコネクタ挿入過程で
は、雄端子と雌端子間の接触が生じない位置関係に設定
されているため、コネクタの後面を押圧する挿入動作が
小さい挿入力ででき、又、カム手段Kにより大きな挿入
力が得られる仮嵌合位置から嵌合完了位置の間で双方の
端子間の接触がなされるため、全体的に小さな操作力で
嵌合でき、嵌合作業がスムーズに、且つ、容易にでき
る。
【0049】上記コネクタの嵌合動作において、カムピ
ン16a、16bと移動体9a、9bとの相互の押圧力
は以下のようになる。図3(b),(c)はカム溝2
0、21とカムピン16a、16bの相互に作用する力
を説明する図である。図3(b)において、挿入開始位
置から仮嵌合位置までのコネクタ挿入過程では、カムピ
ン16a、16bが操作用傾斜溝部20aを介して移動
体9a、9bを挿入力F1で押圧する。すると、移動体
9a、9bには傾斜角に直交する押圧力N1が作用し、
この押圧力N1の分力Naによって移動体9a、9bが
移動される(尚、上位置の移動体9aと下位置の移動体
9bではこの移動方向は逆)。そして、操作用傾斜角A
1 が嵌合用傾斜角A2 より小さく設定したことからも、
この分力Naは他の分力Nbより一般に大きくなり、こ
れによって大きな移動力が得られる。
【0050】図3(c)において、操作部12のプリセ
ット位置からセット位置までの回動過程では、移動体9
a、9bがその嵌合用傾斜溝部21bによってカムピン
16a、16bを押圧力F2で押圧する。すると、カム
ピン16a、16bには傾斜角に直交する押圧力N2が
作用し、この押圧力N2の分力Ndによって雄コネクタ
1が挿入される。そして、嵌合用傾斜角A2 が操作用傾
斜角A1 より大きく設定したことからも、この分力Nd
は他の分力Ncより大きくなり、これによって大きな挿
入力が得られる。
【0051】以上実施形態によれば、複数のカム溝2
0、21は操作用傾斜角に設定される操作用傾斜溝部2
0aでのみカムピン16a、16bと係合されるカム溝
20と、嵌合用傾斜角に設定される嵌合用傾斜溝部21
bでのみカムピン16a、16bと係合されるカム溝2
1との2種類から成るため、カムピン16a、16bは
操作用傾斜溝部20aで反力(外力)をうけるものと、
嵌合用操作溝部21bで押圧力(外力)をうけるものと
に分かれることになり、カムピン16a、16bの耐久
性が向上する。
【0052】尚、前記実施形態によれば、雌コネクタ2
に移動体9a、9bを設けたが、雄コネクタ1に設けて
も良い。又、移動体9a、9bにカム溝20、21を設
け、雄コネクタ1にカムピン16a、16bを設けた
が、雄コネクタ1又は雌コネクタ2にカム溝20、21
を設け、移動体9a、9bにカムピン16a、16bを
設けても良い。
【0053】尚、前記実施形態によれば、カム溝20、
21は、挿入開始位置から仮嵌合位置までのコネクタ挿
入過程でカムピン16a、16bに係合する操作用傾斜
溝部20aと、仮嵌合位置から嵌合完了位置までのコネ
クタ挿入過程でカムピン16a、16bになんら係合し
ない非カム溝部20bとから成るものと、反対に挿入開
始位置から上記仮嵌合位置までのコネクタ挿入過程でカ
ムピン16a、16bになんら係合しない非カム溝部2
1aと、仮嵌合位置から嵌合完了位置までのコネクタ挿
入過程でカムピン16a、16bに係合する嵌合用傾斜
溝部21bとから成るものとの2種類にて構成したが、
1種類にて構成しても良いことはもちろんである。この
場合には、カム溝は挿入開始位置から仮嵌合位置までの
コネクタ挿入過程でカムピン16a、16bに係合する
操作用傾斜溝部20aと仮嵌合位置から嵌合完了位置ま
でのコネクタ挿入過程でカムピン16a、16bに係合
する嵌合用傾斜溝部21bとの双方を有するものとす
る。又、カム溝20、21の構成については、コネクタ
の種類、極数、サイズによって適切なカム溝や各傾斜角
を設定することで低挿入力のコネクタとすることができ
る。
【0054】尚、前記実施形態によれば、上下一対の移
動体9a、9bにて構成したが、単一の移動体にて構成
しても良い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、雄コネクタを雌コネクタに対し挿入開始位置か
ら仮嵌合位置を経て嵌合完了位置まで挿入可能に構成
し、上記雄コネクタと上記雌コネクタのいずれか一方の
コネクタに、移動可能な移動体を設けると共に、この移
動体の移動に連動してプリセット位置とセット位置との
間で変位する操作体を設け、上記移動体と他方のコネク
タとに、上記挿入開始位置から上記仮嵌合位置までのコ
ネクタ挿入過程では、上記移動体を移動させて上記操作
体をプリセット位置からセット位置まで変位させ、上記
仮嵌合位置から嵌合完了位置までの挿入過程では、上記
操作体のプリセット位置からセット位置までの操作によ
って、上記移動体を移動させて上記他方のコネクタが仮
嵌合位置から嵌合完了位置まで変位させるカム手段を設
けたので、操作体がセット位置にある状態でコネクタの
挿入を開始するとこれによって操作体が自動的にプリセ
ット位置となるため、操作体の操作としてはプリセット
位置からセット位置への1動作だけで良く、又、離脱時
もセット位置からプリセット位置への1動作だけで良く
コネクタ結合構造の嵌合作業及び離脱作業が容易であ
る。
【0056】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
コネクタ結合構造であって、カム手段は、上記移動体と
他方のコネクタとのいずれか一方に設けられたカム溝
と、他方に設けられ、且つ、このカム溝に挿入されるカ
ムピンとから構成したので、請求項1の発明の効果に加
え、カムピンがカム溝に挿入状態でガイドされてカム動
作を行うため、カムピンの移動が確実になされる。
【0057】請求項3の発明によれば、請求項2記載の
コネクタ結合構造であって、カム溝は、上記移動体を移
動させて上記操作体をプリセット位置からセット位置ま
で変位させる操作用傾斜溝部と、上記移動体の移動によ
り上記他方のコネクタが仮嵌合位置から嵌合完了位置ま
で変位させる嵌合用傾斜溝部とを有し、上記操作用傾斜
溝部の操作用傾斜角より上記嵌合用傾斜溝部の嵌合用傾
斜角を大きく設定したので、請求項2の発明の効果に加
え、挿入開始位置から仮嵌合位置までのコネクタ挿入に
よって移動体の移動方向に作用する押圧力が大きくなる
ため、大きな移動力が得られ、又、、プリセット位置か
らセット位置までの操作体の移動によるコネクタ側の挿
入方向への押圧力も大きくなるため、大きなコネクタ挿
入力が得られる。
【0058】請求項4の発明によれば、請求項1〜請求
項3記載のコネクタ結合構造であって、移動体は、挿入
される他方のコネクタの両側にそれぞれ配置される一対
のものとして構成し、この一対の移動体の上記操作体と
連動する移動方向を互いに反対方向となるよう設定した
ので、請求項1〜請求項3の発明の効果に加え、操作体
をセット位置からプリセット位置まで変位させる移動体
への押圧力と、雄コネクタを雌コネクタに対し仮嵌合位
置から嵌合完了位置まで挿入させるコネクタ側への押圧
力とが左右対称に作用するため、操作体の回転がスムー
ズになり、又、コネクタ嵌合力も全体でほぼ均等に作用
し嵌合作業がスムーズになる。
【0059】請求項5の発明によれば、請求項1〜請求
項4のいずれかに記載のコネクタ結合構造であって、挿
入開始位置から仮嵌合位置までのコネクタ挿入過程で
は、双方の端子間の接触が生じない位置関係に設定した
ので、請求項1〜請求項4の発明の効果に加え、雄コネ
クタを雌コネクタに対し挿入開始位置から仮嵌合位置ま
で挿入するに際して端子間の圧接抵抗による反力を受け
ないため、小さな挿入力でスムーズにコネクタが挿入で
きる。
【0060】請求項6の発明によれば、請求項2〜請求
項5のいずれかに記載のコネクタ結合構造であって、カ
ム溝は複数設けられ、この複数のカム溝は操作用傾斜角
に設定した操作用傾斜部、及び、嵌合用傾斜角を有さず
にカムピンに係合しない非カム溝部を有する溝と、操作
用傾斜角を有さずにカムピンに係合しない非カム溝部、
及び、嵌合用傾斜角に設定した嵌合用傾斜溝部を有する
溝との2種類から成るので、請求項2〜請求項5の発明
の効果に加え、カムピンは操作用溝部で押圧力又は反力
をうけるものと、嵌合用溝部で押圧力又は反力をうける
ものとに分かれるため、カムピンの耐久性が向上する。
【0061】請求項7の発明によれば、請求項1〜請求
項6のいずれかに記載のコネクタ結合構造であって、操
作体は、回転によってプリセット位置とセット位置との
間で変位し、操作体取付部材の操作体傾倒面に対して先
端側が離れる位置を上記プリセット位置とし、操作体取
付部材の操作体傾倒面に対して先端側が接触する位置を
上記セット位置として設定したので、請求項1〜請求項
6の発明の効果に加え、コネクタの嵌合作業時及び離脱
作業時のみ操作体は操作体取付部材の操作体傾倒面に対
して先端側が離れるプリセット位置となるため、他部品
との接触による破損等の可能性が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態に係るコネクタ結
合構造の斜視図、(b)は一対の移動体の斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態に係る雌コネクタの分解斜
視図である。
【図3】(a)は操作用傾斜角A1 と嵌合用傾斜角A2
の設定関係を説明する図、(b)、(c)はそれぞれカ
ム溝とカムピンの相互に作用する力を説明する図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態に係る挿入開始位置にある
コネクタ結合構造の斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る挿入開始位置にある
コネクタ結合構造の断面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る仮嵌合位置にあるコ
ネクタ結合構造の斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る仮嵌合位置にあるコ
ネクタ結合構造の断面図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る嵌合位置にあるコネ
クタ結合構造の斜視図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る嵌合位置にあるコネ
クタ結合構造の断面図である。
【図10】従来例のコネクタ結合構造の嵌合前の斜視図
である。
【図11】従来例のコネクタ結合構造の嵌合状態の断面
図である。
【図12】従来例の雄コネクタの分解斜視図である。
【図13】(a)は従来例の嵌合初期の動作説明のため
の斜視図、(b)はその断面図である。
【図14】(a)は従来例の嵌合中期の動作説明のため
の斜視図、(b)はその断面図である。
【図15】(a)は従来例の嵌合中期の動作説明のため
の斜視図、(b)はその断面図である。
【図16】(a)は従来例の嵌合後期の動作説明のため
の斜視図、(b)はその断面図である。
【符号の説明】
1 雄コネクタ 2 雌コネクタ 9a、9b 移動体 12 操作体 16a、16b カムピン 20、21 カム溝 20a 操作用傾斜溝部 20b、21a 非カム部 21b 嵌合用傾斜溝部 23 操作体傾倒面 K カム手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河崎 容子 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 (72)発明者 佐々木 敦 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 (72)発明者 神林 弘之 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄コネクタを雌コネクタに対し挿入開始
    位置から仮嵌合位置を経て嵌合完了位置まで挿入可能に
    構成し、上記雄コネクタと上記雌コネクタのいずれか一
    方のコネクタに、コネクタ挿入方向とは異なる方向に移
    動可能な移動体を設けると共に、この移動体の移動に連
    動してプリセット位置とセット位置との間で変位する操
    作体を設け、上記移動体と他方のコネクタとに、上記挿
    入開始位置から上記仮嵌合位置までのコネクタ挿入過程
    では、上記移動体を移動させて上記操作体をプリセット
    位置からセット位置まで変位させ、上記仮嵌合位置から
    上記嵌合完了位置までのコネクタ挿入過程では、上記操
    作体のプリセット位置からセット位置までの操作によっ
    て、上記移動体を移動させて上記他方のコネクタを仮嵌
    合位置から嵌合完了位置まで変位させるカム手段を設け
    たことを特徴とするコネクタ結合構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタ結合構造であっ
    て、 上記カム手段は、上記移動体と他方のコネクタとのいず
    れか一方に設けられたカム溝と、他方に設けられ、且
    つ、このカム溝に挿入されるカムピンとから構成したこ
    とを特徴とするコネクタ結合構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコネクタ結合構造であっ
    て、 上記カム溝は、上記移動体を移動させて上記操作体をプ
    リセット位置からセット位置まで変位させる操作用傾斜
    溝部と、上記移動体の移動により上記他方のコネクタが
    仮嵌合位置から嵌合完了位置まで変位させる嵌合用傾斜
    溝部とを有し、上記操作用傾斜溝部の操作用傾斜角より
    上記嵌合用傾斜溝部の嵌合用傾斜角を大きく設定したこ
    とを特徴とするコネクタ結合構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3記載のコネクタ結合
    構造であって、 上記移動体は、挿入される上記他方のコネクタの両側に
    それぞれ配置される一対のものとして構成し、この一対
    の移動体の上記操作部と連動する移動方向を互いに反対
    方向となるよう構成したことを特徴とするコネクタ結合
    構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    コネクタ結合構造であって、 上記挿入開始位置から上記仮嵌合位置までのコネクタ挿
    入過程では、双方の端子間の接触が生じない位置関係に
    設定したことを特徴とするコネクタ結合構造。
  6. 【請求項6】 請求項2〜請求項5のいずれかに記載の
    コネクタ結合構造であって、 上記カム溝は複数設けられ、この複数のカム溝は操作用
    傾斜角に設定した操作用傾斜溝部、及び、嵌合用傾斜角
    を有さずにカムピンに係合しない非カム溝部を有する溝
    と、操作用傾斜角を有さずにカムピンに係合しない非カ
    ム溝部、及び、嵌合用傾斜角に設定した嵌合用傾斜溝部
    を有する溝との2種類から成ることを特徴とするコネク
    タ結合構造。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    コネクタ結合構造であって、 上記操作体は、回転によってプリセット位置とセット位
    置との間で変位し、操作体取付部材の操作体傾倒面に対
    して先端側が離れる位置を上記プリセット位置とし、操
    作体取付部材の操作体傾倒面に対して先端側が接触する
    位置を上記セット位置として設定したことを特徴とする
    コネクタ結合構造。
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