JPH11304352A - 冷蔵庫の断熱箱体 - Google Patents

冷蔵庫の断熱箱体

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JPH11304352A
JPH11304352A JP10893898A JP10893898A JPH11304352A JP H11304352 A JPH11304352 A JP H11304352A JP 10893898 A JP10893898 A JP 10893898A JP 10893898 A JP10893898 A JP 10893898A JP H11304352 A JPH11304352 A JP H11304352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
inner box
flange
outer box
heat insulating
Prior art date
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Pending
Application number
JP10893898A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Matsumoto
直規 松本
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11304352A publication Critical patent/JPH11304352A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外箱の前面フランジ部と内箱のフランジ部と
の間に隙間ができないようにする。 【解決手段】 外箱2の前面フランジ部2aの先端部を
内側に折り返し、更に折り返して略コ字状の挟着部12を
形成し、この挟着部12の奥にコンデンサパイプ13を配置
し、一方の内箱3のフランジ部3aに外箱2の挟着部12
の幅より大きい寸法の凸部3bを形成すると共に、この
先端縁を所望の角度に折曲げた形態とし、外箱2の挟着
部12に内箱3のフランジ部3aを挿入し、外箱2と内箱
3間に発泡性断熱材4を注入固化することにより形成さ
れる冷蔵庫の断熱箱体1において、内箱3を成形する際
に、そのフランジ部3aを図3の(A)および(B)に
示すように所定の角度だけ反らした状態に成形しておく
ことにより、外箱2の前面フランジ部2aと内箱3のフ
ランジ部3aとの隙間の発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵庫の断熱箱体に
係わり、詳しくは、外箱と内箱の密着をより良くするた
めの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫の断熱箱体は例えば図1に示すよ
うな鋼板製の外箱2と、合成樹脂製の内箱3と、これら
両者間に注入され、固化した発泡性断熱材4等でできて
おり、内箱3の内部は複数の断熱仕切体5、6により冷
蔵室7と、冷凍室8と、野菜室9とに区画され、冷凍室
8の開口部には同開口部を上下に仕切るもう一つの断熱
仕切体10が設けられている。外箱2と内箱3の結合部分
(AーA矢視部)は図5に示すような形態になってお
り、外箱2には前面フランジ部2aと、その前面フラン
ジ部2aの先端部を内側に折り返し、更に折り返して出
来た略コ字状の挟着部12があり、この挟着部12の奥には
コンデンサパイプ13が配置されている。一方、内箱3の
開口部外周には外箱2の挟着部12に挿入するフランジ部
3aがあり、このフランジ部3aの端部には挟着部12の
幅より大きい寸法の凸部3bが形成され、この先端縁は
所要の角度に折曲げられている。これらは外箱2と内箱
3の結合状態を良くすると共に、コンデンサパイプ13を
挟着部12の奥に密着させた状態に保持するために設けら
れたものである。外箱2と内箱3間への発泡性断熱材4
の注入は図2に示すような発泡プラグ11を内箱3に挿
入、固定した後に行うようになっているが、この発泡プ
ラグ11は、外箱2と内箱3間に注入された発泡性断熱材
4の発泡圧によって内箱3が変形しないように、内箱3
の内面に対応した同一形状に作られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内箱3に発
泡プラグ11が挿入される時、外箱2と内箱3との間は空
の状態であり、また、発泡プラグ11は内箱3の内面に対
応した同一形状に作られているためその発泡プラグ11と
内箱3の内面との間には殆ど隙間がなく、両者がすれ合
って内箱3に力が加わり、内箱3のフランジ部3aが図
5の(B)に示すように下がり、このままの状態で発泡
性断熱材4が注入され、固化すると、外箱2の前面フラ
ンジ2a(挟着部12の入口)と内箱3のフランジ部3a
との間に隙間が発生し、外観が悪くなり、商品価値を低
下させるという問題があった。したがって、本発明にお
いては、上述の問題点を解消した冷蔵庫の断熱箱体を提
供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、前面フランジ部の先
端部を内側に折り返し、更に折り返して最初の折り返し
面との間に略コ字状の挟着部を形成すると共に、前記挟
着部の奥にコンデンサパイプを配置してなる外箱と、フ
ランジ部の先端部に前記挟着部の幅より大きい寸法の内
側に向けた凸部を形成すると共に、この先端縁を所定の
角度に折曲げてなる内箱とからなり、前記外箱に形成し
た挟着部に前記内箱のフランジ部を挿入することによ
り、このフランジ部に形成した凸部を前記挟着部に密着
させると共に、先端縁によって前記コンデンサパイプを
前記挟着部の奥に密着させた後、前記内箱に発泡プラグ
を挿入し、前記外箱と内箱間に発泡性断熱材を注入する
ことにより形成される冷蔵庫の断熱箱体において、前記
内箱のフランジ部の凸部と基端部間を、同凸部側が内側
に向け所定の角度で傾斜するよう成形し構成となってい
る。
【0005】また、前記内箱のフランジ部の傾斜角度
を、前記外箱と内箱間に発泡性断熱材を注入後、前記挟
着部との間に隙間がなく平行となる角度に設定した構成
となっている。
【0006】また、前面フランジ部の先端部を内側に折
り返し、更に折り返して最初の折り返し面との間に略コ
字状の挟着部を形成すると共に、前記挟着部の奥にコン
デンサパイプを配置してなる外箱と、フランジ部の先端
部に前記挟着部の幅より大きい寸法の内側に向けた凸部
を形成すると共に、この先端縁を所定の角度に折曲げて
なる内箱とからなり、前記外箱に形成した挟着部に前記
内箱のフランジ部を挿入することにより、このフランジ
部に形成した凸部を前記挟着部に密着させると共に、先
端縁によって前記コンデンサパイプを前記挟着部の奥に
密着させた後、前記内箱に発泡プラグを挿入し、前記外
箱と内箱間に発泡性断熱材を注入することにより形成さ
れる冷蔵庫の断熱箱体において、前記外箱の挟着部の先
端部に、前記内箱のフランジ部の裏面に密着する凸部を
設けると共に、同凸部の内側に孔を設けた構成となって
いる。
【0007】また、前記外箱の凸部を前記挟着部の入口
よりも突出させた位置に設けた構成となっている。な
お、前記孔を複数設けた構成となっている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図4に基づいて説明する。図1は冷蔵庫の断熱箱体の
全体構成を示したものである。この断熱箱体1は鋼板製
の外箱2と、合成樹脂製の内箱3と、これら両者間に注
入、固化された発泡性断熱材4等でできており、内箱3
の内部は複数の断熱仕切体5、6により冷蔵室7と、冷
凍室8と、野菜室9とに区画され、冷凍室8の開口部に
は同開口部を上下に仕切るもう一つの断熱仕切体10が設
けられている。
【0009】外箱2と内箱3間への発泡性断熱材4の注
入は図2に示すような発泡プラグ11を内箱3に挿入、固
定した後に行うようになっているが、この発泡プラグ11
は、外箱2と内箱3間に注入された発泡性断熱材4の発
泡圧によって内箱3が変形しないように、内箱3の内面
に対応した同一形状に作られている。
【0010】図3は外箱2と内箱3の結合部分(図1の
AーA矢視部)を拡大図示したもので、外箱2には前面
フランジ部2aと、その前面フランジ部2aの先端部を
内側に折り返し、更に折り返して出来た略コ字状の挟着
部12があり、この挟着部12の奥にはコンデンサパイプ13
が配置されている。一方、内箱3の開口部外周には外箱
2の挟着部12に挿入するフランジ部3aがあり、このフ
ランジ部3aの先端部には挟着部12の幅より大きい寸法
の内側に向けた凸部3bが形成され、この先端縁は所定
の角度で略ヘ字状に折り曲げられている。
【0011】このように成形された内箱3のフランジ部
3aを外箱2の挟着部12に挿入することにより、内箱3
の凸部3bが外箱3の挟着部12を押し広げるように作用
するため、外箱2と内箱3を完全に密着することがで
き、また、凸部3bの先端縁によってコンデンサパイプ
13を挟着部12の奥に密着することができる。
【0012】しかしながら、これだけの形態(構造)で
は、図2に示すような発泡プラグ11を内箱3に挿入した
ときに発生する発泡プラグ11と内箱3とのすれ合いによ
り、それまで外箱2の前面フランジ部2aとほぼ平行に
なっていた内箱3のフランジ部3aが下がり、外箱2と
内箱3間に発泡性断熱材4が注入、固化された後もフラ
ンジ部3aの下がり(傾斜)がそのままの状態で残り、
外箱2と内箱3との間に外観上好ましくない隙間が出来
る。
【0013】そこで、本発明においては、このような不
具合を解消する第1の手段として、内箱3に発泡プラグ
11を挿入した時に発生する内箱3のフランジ部3aの傾
斜の度合(約5度)いを予め把握し、そのデータを基に
内箱3のフランジ部3aを図3の(A)および(B)に
示すように、凸部3bとフランジ部3aの基端部間を、
凸部3b側が内側に約5度傾斜した状態に成形したもの
を使用することにしており、このような内箱3を使用す
れば外箱2と内箱3間に隙間が発生することはなく、図
3の(C)に示すような理想的な形態となる。
【0014】図4は上述の不具合を解消する第2の手段
を示したもので、その特徴とするところは、外箱2の挟
着部12の先端部を内箱3の側面に向けて延出させ、その
先端部に内箱3のフランジ部3aの裏面に密着する凸部
2bを設けると共に、同凸部2bにそって複数の孔2c
を設けたことである。このような構成であれば内箱3に
発泡プラグ11を挿入した時に発生する内箱3のフランジ
部3aの下がりを凸部2bで阻止することができる。ま
た、前述の凸部2bを設けたことにより、フランジ部3
aの裏面中央部には空隙が形成されることになり、この
箇所に空隙が形成されると冷気漏れの増加、結露の発
生、機械的強度の低下等が懸念されるが、上述の空隙に
は孔2cを介して、図4の(B)に示すように、発泡性
断熱材4を充填することができるので上述の懸念も払拭
できる。
【0015】
【発明の効果】以上、説明したような構成部品からなる
断熱箱体であれば、外箱の前面フランジ部と内箱のフラ
ンジ部との間に外観を損なうような隙間の発生がなくな
り、冷蔵庫としての商品価値の向上に繋がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明および従来例に係わる断熱箱体の外観斜
視図である。
【図2】本発明および従来例に係わる断熱箱体と、その
発泡プラグの関係を示す側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す断熱箱体の要
部拡大断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す断熱箱体の要
部拡大断面図である。
【図5】従来例を示す断熱箱体の要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 断熱箱体 2 外箱 2a 前面フランジ部 2b 凸部 2c 孔 3 内箱 3a フランジ部 3b 凸部 4 発泡性断熱材 5 断熱仕切体 6 断熱仕切体 10 断熱仕切体 11 発泡プラグ 12 挟着部 13 コンデンサパイプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面フランジ部の先端部を内側に折り返
    し、更に折り返して最初の折り返し面との間に略コ字状
    の挟着部を形成すると共に、前記挟着部の奥にコンデン
    サパイプを配置してなる外箱と、フランジ部の先端部に
    前記挟着部の幅より大きい寸法の内側に向けた凸部を形
    成すると共に、この先端縁を所定の角度に折曲げてなる
    内箱とからなり、前記外箱に形成した挟着部に前記内箱
    のフランジ部を挿入することにより、このフランジ部に
    形成した凸部を前記挟着部に密着させると共に、先端縁
    によって前記コンデンサパイプを前記挟着部の奥に密着
    させた後、前記内箱に発泡プラグを挿入し、前記外箱と
    内箱間に発泡性断熱材を注入することにより形成される
    冷蔵庫の断熱箱体において、 前記内箱のフランジ部の凸部と基端部間を、同凸部側が
    内側に向け所定の角度で傾斜するよう成形してなること
    を特徴とする冷蔵庫の断熱箱体。
  2. 【請求項2】 前記内箱のフランジ部の傾斜角度を、前
    記外箱と内箱間に発泡性断熱材を注入後、前記挟着部と
    の間に隙間がなく平行となる角度に設定してなることを
    特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の断熱箱体。
  3. 【請求項3】 前面フランジ部の先端部を内側に折り返
    し、更に折り返して最初の折り返し面との間に略コ字状
    の挟着部を形成すると共に、前記挟着部の奥にコンデン
    サパイプを配置してなる外箱と、フランジ部の先端部に
    前記挟着部の幅より大きい寸法の内側に向けた凸部を形
    成すると共に、この先端縁を所要の角度に折曲げてなる
    内箱とからなり、前記外箱に形成した挟着部に前記内箱
    のフランジ部を挿入することにより、このフランジ部に
    形成した凸部を前記挟着部に密着させると共に、先端縁
    によって前記コンデンサパイプを前記挟着部の奥に密着
    させた後、前記内箱に発泡プラグを挿入し、前記外箱と
    内箱間に発泡性断熱材を注入することにより形成される
    冷蔵庫の断熱箱体において、 前記外箱の挟着部の先端部に、前記内箱のフランジ部の
    裏面に密着する凸部を設けると共に、同凸部の内側に孔
    を設けてなることを特徴とする冷蔵庫の断熱箱体。
  4. 【請求項4】 前記外箱の凸部を前記挟着部の入口より
    も突出させた位置に設けてなる請求項3記載の冷蔵庫の
    断熱箱体。
  5. 【請求項5】 前記孔を複数設けてなることを特徴とす
    る請求項3記載の冷蔵庫の断熱箱体。
JP10893898A 1998-04-20 1998-04-20 冷蔵庫の断熱箱体 Pending JPH11304352A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013002702A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫
CN104654715A (zh) * 2013-11-21 2015-05-27 东部大宇电子株式会社 用于冰箱的中间壁的密封结构以及具有其的冰箱
CN106403464A (zh) * 2016-10-25 2017-02-15 苏州市伟业电器配件有限公司 一种冰箱压缩机支撑板与电容器的固定结构

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