JPH11304331A - 冷蔵庫の制御方法 - Google Patents

冷蔵庫の制御方法

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JPH11304331A
JPH11304331A JP11541498A JP11541498A JPH11304331A JP H11304331 A JPH11304331 A JP H11304331A JP 11541498 A JP11541498 A JP 11541498A JP 11541498 A JP11541498 A JP 11541498A JP H11304331 A JPH11304331 A JP H11304331A
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JP
Japan
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refrigerator
refrigerating
temperature
evaporator
refrigeration
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Application number
JP11541498A
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English (en)
Inventor
Minoru Tenmyo
稔 天明
Atsushi Kusunoki
敦 楠
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/25Control of valves
    • F25B2600/2511Evaporator distribution valves

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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍室、冷蔵室のそれぞれの区画の冷却能力
を制御し、温度変動を小さくするようにした冷蔵庫の制
御方法を提供する。 【解決手段】 冷蔵用蒸発器50側には冷蔵室14に冷
気を送る冷蔵用送風機54を設け、冷凍用蒸発器52側
には冷凍室22に冷気を送る冷凍用送風機56を設けて
いる。そして、冷蔵室14の庫内温度により冷蔵用送風
機54の回転数を増減させたり、冷凍室22の庫内温度
により圧縮機46の回転数を増減させて、冷蔵室14や
冷凍室22の庫内温度を所定の温度範囲になるように制
御しているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵室や冷凍室を
冷却する場合における冷蔵庫の制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図12は一つの蒸発器で冷蔵室と冷凍室
とを冷却するようにした従来のダクト構成図を示し、こ
の図12により1つの蒸発器108で作られる冷気を冷
凍室102、冷蔵室104に分配してそれぞれを冷凍室
温度帯、冷蔵室温度帯に冷却する冷蔵庫の庫内の冷気の
流れについて説明する。
【0003】先ず、冷凍室102の温度制御は冷凍室1
02内に設置した冷凍室センサ(図示せず)により庫内
温度を測定し、設定上限温度以上の場合は圧縮機を起動
して庫内冷却用のファン110を回転させ、蒸発器10
8で冷却された冷気を冷凍室102へ送り込む。また、
庫内温度が設定下限温度以下に下がると圧縮機、ファン
110を停止することにより、ある幅を持った一定温度
を維持するように制御される。
【0004】冷蔵室104の温度制御は冷蔵室104内
に設置した冷蔵室センサ(図示せず)により庫内温度を
測定し、冷凍サイクル(圧縮機)が運転中で且つ設定温
度より高い時にダンパ装置112が開き、蒸発器108
からの冷気をダクトを通して導入して冷蔵室104内を
冷却する。また、冷凍サイクルが停止中か設定温度より
低い時にはダンパ装置112は閉じられる。このダンパ
装置112の開度を設定温度と庫内温度の差により制御
される場合もある。また、野菜室106は冷蔵室104
からの冷気により冷却される。なお、肉・魚肉等のため
の特別室に専用のセンサ・ダンパを持つ場合、冷蔵室1
04と同様の温度制御が行なわれる。
【0005】また、冷蔵室104の温度が高くなった場
合、冷凍室102が冷えていた場合でも圧縮機を運転す
る制御が行なわれる場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの冷蔵庫の構成
では、冷凍室102への冷気をダンパ装置112により
分流して冷蔵室104に冷気を流して冷却するため、冷
蔵室104は冷凍室102に従属しており、冷凍室10
2と冷蔵室104の冷却能力を独立して制御することは
できない。そのため、冷凍室102と冷蔵室104を適
切な温度に温度変動を少なく制御することができないと
いう問題がある。
【0007】冷凍サイクルの構成が本発明の図1と同じ
ような構成で冷蔵室庫内の蒸発器50で直接冷蔵室内を
冷却する直冷方式では、冷蔵室の冷却能力は蒸発器50
の温度と庫内の温度差により決まり、冷蔵室の冷却能力
を制御することができず、冷媒を流すか止めるかでしか
温度制御を行なうことができない。冷蔵室の温度制御を
細かくする場合には、冷媒流路の切り替えが煩雑に発生
し、切り替え弁の信頼性が低下する問題が生じる。
【0008】また図13に示すように、冷蔵室用蒸発器
120と冷凍室用蒸発器122を直列に接続し、冷媒流
路の切り替え弁を持たない冷凍サイクルでは、冷凍室用
蒸発器122のみに冷媒を流して冷却することができな
いため、冷凍室の負荷が大きい場合に冷凍室のみを効率
よく冷却することができないという問題がある。また、
圧縮機124を止めないと冷蔵室用蒸発器120を除霜
できない等の問題点がある。
【0009】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、冷凍
室、冷蔵室のそれぞれの区画の冷却能力を制御し、温度
変動を小さくするようにした冷蔵庫の制御方法を提供す
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、圧縮
機と、凝縮器と、冷蔵室に対応した冷蔵用蒸発器と、冷
凍室に対応した冷凍用蒸発器とを環状に接続して冷媒流
路を構成し、冷蔵用蒸発器側には冷蔵用送風機、冷凍用
蒸発器側には冷凍用送風機が設けられ、冷蔵室温度によ
り冷蔵用送風機の回転数を増減させ、冷凍室温度により
圧縮機の回転数を増減させて、冷蔵室や冷凍室の庫内温
度を所定の温度範囲になるように制御していることを特
徴とする冷蔵庫の制御方法である。
【0011】請求項2の発明は、圧縮機と、凝縮器と、
冷蔵室に対応した冷蔵用蒸発器と、冷凍室に対応した冷
凍用蒸発器とを環状に接続して冷媒流路を構成し、冷蔵
用蒸発器側には冷蔵用送風機、冷凍用蒸発器側には冷凍
用送風機が設けられ、冷蔵用送風機を断続運転させるこ
とを特徴とする冷蔵庫の制御方法である。
【0012】請求項3の発明は、圧縮機と、凝縮器と、
冷蔵室に対応した冷蔵用蒸発器と、冷凍室に対応した冷
凍用蒸発器とを環状に接続して冷媒流路を構成し、冷蔵
用蒸発器側には冷蔵用送風機、冷凍用蒸発器側には冷凍
用送風機が設けられ、圧縮機の回転数を許容最低回転数
で運転させることを特徴とする冷蔵庫の制御方法であ
る。
【0013】請求項4の発明は、冷蔵室温度、冷凍室温
度がそれぞれの設定下限値に達した場合には圧縮機を停
止させ、冷蔵室温度、または、冷凍室温度が設定上限値
まで上昇した場合には、前回の冷却運転で使用した圧縮
機、冷蔵用送風機の回転数で冷却を開始することを特徴
とする請求項3記載の冷蔵庫の制御方法である。
【0014】請求項5の発明は、圧縮機と、凝縮器と、
冷蔵室に対応した冷蔵用蒸発器と、冷凍室に対応した冷
凍用蒸発器とを環状に接続して冷媒流路を構成し、冷媒
流路を切り替えて冷媒を冷蔵用蒸発器から冷凍用蒸発器
へ流す場合と、冷凍用蒸発器のみに流す場合を切替える
弁体を介設し、冷蔵用蒸発器側には冷蔵用送風機、冷凍
用蒸発器側には冷凍用送風機が設けられた冷蔵庫であっ
て、冷媒を冷蔵用蒸発器と冷凍用蒸発器に流している時
に冷蔵室温度が設定下限値に達した場合には、冷媒を冷
凍用蒸発器のみに流すように弁体を切替え、冷凍用送風
機をオンさせ、冷蔵用送風機をオフさせる第1の制御
と、冷蔵室温度が設定上限値に達した場合には、冷媒を
冷蔵用蒸発器と冷凍用蒸発器に流すように弁体を切替
え、冷蔵用送風機をオンさせる第2の制御と、よりなる
恒温制御モードを行うことを特徴とする冷蔵庫の制御方
法である。
【0015】請求項6の発明は、冷媒を冷凍用蒸発器の
みに流すように弁体を切替えた後、冷蔵用送風機を、一
定時間、または、冷蔵用蒸発器の温度が所定温度になる
まで回転させることを特徴とする請求項5記載の冷蔵庫
の制御方法である。
【0016】請求項7の発明は、冷蔵室の設定温度を0
℃近辺の低い温度に設定した場合に、恒温制御モードを
行うことを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫の制御方法
である。
【0017】請求項8の発明は、冷媒を冷凍用蒸発器の
みに流す場合は、冷蔵用送風機をオフさせ、冷凍用送風
機をオンさせる第3の制御と、冷媒を冷蔵用蒸発器と冷
凍用蒸発器に流す場合は、冷蔵用送風機をオンさせ、冷
凍用送風機をオフさせる第4の制御と、よりなる交互制
御モードを行うことを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫
の制御方法である。
【0018】請求項9の発明は、交互制御モードと、恒
温制御モードとを選択できるスイッチを設けたことを特
徴とする請求項8記載の冷蔵庫の制御方法である。
【0019】請求項10の発明は、冷蔵室、冷凍室の庫
内温度がそれぞれの設定温度より高くなった場合は、交
互制御モードを行い、冷蔵室、冷凍室のいずれかの庫内
温度が設定温度範囲内になった場合には、恒温制御モー
ドを行うことを特徴とする請求項8記載の冷蔵庫の制御
方法である。
【0020】請求項1,3,4の冷蔵庫の制御方法であ
ると、冷蔵用送風機の回転数を増減させたり、圧縮機の
回転数を増減させることで、冷蔵室、冷凍室の庫内温度
をそれぞれ目標温度に制御することができる。
【0021】請求項2の冷蔵庫の制御方法であると、冷
蔵用送風機を断続運転させていることで、冷蔵用蒸発器
での熱交換量を制御することができるである。
【0022】請求項5の冷蔵庫の制御方法であると、冷
蔵室の無冷却時間が短くなり、その結果冷蔵室の温度変
化を小さくすることができる。
【0023】請求項6から10の冷蔵庫の制御方法であ
ると、また、本発明の冷蔵庫の制御方法であると、冷蔵
用蒸発器の除霜が行なえたり、温度変動での食品の凍結
を防止したり、専用のスイッチで任意の運転モードが選
択できて使用者に使い勝手が良い冷蔵庫を提供できる。
また、速やかに設定温度範囲まで冷やすことが可能とな
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図11に基づいて説明する。
【0025】先ず、本発明の冷蔵庫の構成について図6
〜図11を用いて説明する。
【0026】図6は、本実施例の冷蔵庫10の正面図で
あり、図7は、冷蔵庫10の各扉を開けた状態の正面図
である。
【0027】図6及び図7に示すように、冷蔵庫10の
本体であるキャビネット12には、上段から冷蔵室1
4、野菜室16、温度切替室18、冷凍室22が設けら
れている。また、温度切替室18の左側には製氷室20
が設けられている。そして、野菜室16と温度切替室1
8、製氷室20との間には断熱仕切体24が配されてい
る。
【0028】冷蔵室14には、ヒンジによって開閉する
冷蔵室扉14aが設けられている。また、この冷蔵室1
4の下部には、約0℃付近で庫内温度を維持するチルド
室26が設けられている。
【0029】野菜室16は、引出式の野菜室扉16aが
設けられ、この扉と共に野菜容器28が引き出し可能と
なっている。
【0030】温度切替室18には、引出式の温度切替室
扉18aが設けられ、この扉と共に温度切替室容器30
が引き出し可能となっている。
【0031】冷凍室22にも、引出式の冷凍室扉22a
が設けられ、この扉と共に冷凍容器32が引き出し可能
となっている。
【0032】製氷室20は、図9に示すように、その天
井部付近に製氷装置34が設けられ、この下方には貯氷
容器36が設けられている。
【0033】製氷装置34は、製氷皿38と、それを回
転させる駆動部40と、貯氷容器36の氷の量を検知す
る検氷レバー42とよりなる。なお、製氷皿38に水を
供給するタンク44は、チルド室26の左側に設けられ
ている。
【0034】また、凝縮器62は、図10に示すよう
に、複数回折曲されて板状に構成され、図9に示すよう
に、冷凍室22の底部下方に配されている。また、アキ
ュムレータ74は、図8に示すように、冷凍用蒸発器5
2の右側に取り付けられている。
【0035】次に、図8〜図11に基づいて、冷蔵庫1
0の冷凍サイクルの構造及びその配置について説明す
る。
【0036】まず、圧縮機46は、図9に示すように、
キャビネット12の底部、すなわち冷凍室22の後方下
部に設けられている機械室48に設けられている。
【0037】冷蔵庫10の蒸発器は冷蔵用と冷凍用の2
つ存在し、冷蔵用蒸発器50は野菜室16の後方に配さ
れ、冷凍用蒸発器52は冷凍室22の後方上部に設けら
れている。また、冷蔵用蒸発器50の上方には冷蔵用送
風機54が設けられ、冷凍用蒸発器52の上方には冷凍
用送風機56が設けられている。また、冷蔵用蒸発器5
0の下方には除霜ヒータ96が設けられている。冷凍用
蒸発器52の下方には除霜ヒータ98が設けられてい
る。
【0038】ところで、温度切替室18の左側壁と底板
は断熱構造となっている。これによって、温度切替室1
8の庫内温度を冷蔵室と同じ温度に設定しても、周囲に
存在する冷凍室22等からの温度影響を受けることがな
い。さらに、温度切替室18の背面板も断熱構造となっ
ているため、冷凍用蒸発器52からの温度影響を受ける
こともない。
【0039】この冷凍サイクルの装置の配置を概説した
ものが図10でり、その冷媒流路を示したブロック図が
図11である。以下、この図10及び図11に基づい
て、冷媒の流れについて説明する。
【0040】圧縮機46から出た冷媒は、マフラー5
8、放熱パイプ60、凝縮器62、防露パイプ64、ド
ライヤー66を経て三方弁68に至る。三方弁68にお
いて冷媒流路は分岐し、一方は冷蔵用キャピラリーチュ
ーブ70に向かい、他方は冷凍用キャピラリーチューブ
72に向かう。冷蔵用キャピラリーチューブ70から前
記した冷蔵用蒸発器50に至り、冷凍用キャピラリーチ
ューブ72の出口側と1つになり、前記した冷凍用蒸発
器52に至る。その後、アキュムレータ74、サクショ
ンパイプ76を通って圧縮機46に戻る。
【0041】次に、上記構成の冷凍サイクルにおける冷
気の流れを冷蔵庫10の図8及び図9を用いて説明す
る。
【0042】まず、冷蔵用蒸発器50によって冷却され
た冷気の流れについて説明する。
【0043】冷蔵用蒸発器50によって冷却された冷気
は、冷蔵用送風機54によって、野菜室16の後方に位
置する冷蔵分岐空間78に送り込まれる。この冷蔵分岐
空間78の上部は、冷蔵室14の背面に設けられている
冷蔵ダクト80に接続され、この冷蔵ダクト80に冷気
が送られる。冷蔵ダクト80は、図8に示すように、冷
蔵室14の下部で二股に分かれ、ほぼU字状の形状をな
している。冷蔵ダクト80の前面には所定間隔毎に冷気
の吹出口82が設けられ、これら吹出口82から冷蔵室
14に冷気が吹き込まれる。冷蔵室14を冷却した冷気
はチルド室26、タンク44の下方を通って(図9参
照)、冷蔵用送風機54及び冷蔵用蒸発器50の左右に
設けられたリターンダクト84に流れ(図8参照)、冷
蔵用蒸発器50の下方に吹き出される。そして、この冷
気は再び冷蔵用蒸発器50で冷却されて、冷蔵用送風機
54の位置に至る。
【0044】一方、冷蔵分岐空間78からは、野菜室1
6の後方下部に向かって冷気が吹き出され、野菜室16
を冷却する(図9参照)。この冷気は、野菜容器28の
底部を後ろから前に向かって流れ、冷蔵室14と野菜室
16を仕切っている上仕切体86内部に設けられたリタ
ーンダクト88に至る(図9参照)。このリターンダク
ト88は、前記したリターンダクト84に接続され、こ
の野菜室16を冷却した冷気も冷蔵用蒸発器50の下方
に循環する(図8参照)。
【0045】次に、冷凍用蒸発器52によって冷却され
た冷気の流れを説明する。
【0046】冷凍用蒸発器52によって冷却された冷凍
用送風機56は、冷凍分岐空間90に至る。この冷凍分
岐空間90の上部は製氷装置34に通じており、冷気は
この上部から製氷装置34に吹き出す。また、冷凍分岐
空間90の下部は、冷凍室22の冷凍容器32の背面板
に開口している孔33に通じており、冷気は、この下部
から冷凍容器32内部に向かって吹き出す。
【0047】製氷室20を冷却した冷気は冷凍室22の
前面に流れ、冷凍室22の冷凍容器32の内部を冷却し
た冷気は冷凍室22の前面に流れる。そして、この冷気
は冷凍容器32の前面に沿って下方に流れ、底部を通っ
てリターンダクト92に至る。リターンダクト92に流
れ込んだ冷気は、冷凍用蒸発器52に循環する。
【0048】冷凍分岐空間90の右側には、温度切替室
18に冷気を送るためのダンパ装置94が設けられ、こ
のダンパ装置94のダンパの開閉によって、温度切替室
18に送る冷気の量が調整され、その庫内温度を調整す
る。温度切替室18を冷却した冷気は、温度切替室18
の底部から冷凍用蒸発器52に通じるリターンダクト9
5に流れ込み冷凍用蒸発器52に循環する。
【0049】(第1の実施例)次に、本発明の冷蔵庫の
温度の制御方法の第1の実施例について図1〜図3に基
づいて説明する。図1は、図11を簡略化した本発明の
冷蔵庫のサイクル構成を示す図である。圧縮機46を出
た高温、高圧の冷媒は凝縮器62で冷却され、凝縮器6
2を出た冷媒は三方弁68で冷蔵用キャピラリーチュー
ブ70あるいは冷凍用キャピラリーチューブ72のどち
らかに流れるように制御される。
【0050】冷蔵用キャピラリーチューブ70は冷蔵用
蒸発器50に接続され、連結パイプ71を通り冷凍用蒸
発器52に接続されている。また、冷凍用キャピラリー
チューブ72は冷凍用蒸発器52に直接接続されてい
る。冷凍用蒸発器52を出た冷媒はサクションパイプ7
6を通り圧縮機46に戻る。
【0051】冷媒は冷蔵用キャピラリーチューブ70に
流れる場合は冷蔵用蒸発器50及び冷凍用蒸発器52の
両方に流れ、冷凍用キャピラリーチューブ72に冷媒が
流れる場合は、冷凍用蒸発器52のみに流れるようにな
っている。
【0052】なお、図1では高圧側に三方弁68を設け
たが、キャピラリーチューブで中間圧または低圧まで減
圧し、その段階で三方弁で冷媒の流れを制御すること
や、二方弁を2個、あるいはキャピラリーチューブの流
路抵抗に差を付けることにより、1個の二方弁で冷媒の
流れを制御するようにしても良い。
【0053】図2は本発明の冷蔵庫内の冷気の流れを示
すものであり、冷蔵室14には庫内温度を検出する冷蔵
室用温度センサ15が設けられている。また、冷凍室2
2にも庫内温度を検出する冷凍室用温度センサ23が設
けられている。
【0054】冷蔵用蒸発器50で冷却された冷気は冷蔵
用送風機54により冷蔵室14、野菜室16へ送り出さ
れる。また、冷凍用蒸発器52で冷却された冷気は、冷
凍用送風機56により冷凍室22へ送り出される。
【0055】図3は本発明の温度制御の構成を示す制御
ブロック図であり、図3(a)は冷蔵室14の制御ブロ
ック図を、図3(b)は冷凍室22の制御ブロック図を
それぞれ示すものである。
【0056】冷蔵室14では図3(a)に示すように、
設定温度、冷蔵室用温度センサ15による冷蔵室14の
庫内温度情報を制御装置57に入力し、その出力である
電圧を変えることにより、冷蔵用送風機54の回転数を
増減させて冷蔵用蒸発器50での熱交換量を制御し、制
御対象である冷蔵室14内の温度を制御するようにして
いる。
【0057】また、冷凍室22では図3(b)に示すよ
うに、設定温度、冷蔵室用温度センサ23による冷凍室
22の庫内温度情報を制御装置59に入力し、その出力
(インバータ)で圧縮機46の回転数を増減して冷凍能
力を制御し、制御対象である冷凍室22の庫内温度を制
御するようにしている。
【0058】このような制御を行なうことにより、冷蔵
室14、冷凍室22の庫内温度はそれぞれ目標温度に制
御されることになる。例えば、冷蔵室14の扉14aが
開けられ、庫内温度が上昇すれば冷蔵用送風機54の回
転数が上がり、冷蔵室14の冷却能力が増加し、その結
果冷凍室22への冷凍能力が少なくなり、冷凍室22の
庫内温度が上がれば圧縮機46の回転数が増加して冷凍
能力が増え、冷凍室22の温度も目標値に達するという
ように制御される。なお、冷凍室22の扉22aを開け
て庫内温度に変動があった場合も上記と同様に制御され
る。
【0059】上記制御ブロック図の例では、冷蔵室14
と冷凍室22とを個別に制御しているが、実際にはそれ
ぞれ他の部屋の冷却の状態に影響を受ける。そのため、
冷蔵室14、冷凍室22を温度制御するために冷蔵用送
風機54の回転数、圧縮機46の回転数の二値を一つの
制御装置で同時に制御し、一つの制御要素を動かした場
合もその影響を考え他の制御要素を適切に動かして二室
の温度を制御するようにしても良い。
【0060】個別に制御する場合でもハンチング(例え
ば、冷蔵室14の冷えが足りず冷蔵用送風機54の回転
数を上げる→冷蔵室14側に冷却能力の分配が大きくな
り冷凍室22が冷えない→圧縮機46の回転数を上げる
→蒸発温度が下がる→冷蔵用送風機54の回転数を下げ
ないと冷蔵室14が冷えすぎる→冷蔵用送風機54の回
転数ダウン→冷凍室22への冷凍能力増→冷凍室22の
冷え過ぎ→圧縮機46の回転数ダウン→冷蔵室14の冷
却不足→最初へ、というように冷蔵用送風機54の回転
数、圧縮機46の回転数が小刻みに変動を繰り返し温度
制御を行なおうとする。)を起こさないように時定数を
適切に設定、例えば、冷蔵室14のフィードバックを早
く、冷凍室22を遅くすればハンチングは最低限に抑え
ることができる。
【0061】
【表1】 表1は本発明の第1の実施例で温度制御を行なった場合
の扉の開閉が無い一定時間内での庫内の代表点温度の変
化を冷蔵室14と冷凍室22を交互に冷却した場合の1
サイクルの温度変化をその最高・最低値で比較したもの
である。(1)が本実施例を示し、(2)、(3)は後
述する実施例の場合を示している。
【0062】表1において、冷媒流路の「R−F」は、
冷媒を冷蔵用蒸発器50と冷凍用蒸発器52を通して流
している状態を示し、「コンプ」は圧縮機46を示し、
その回転数を46rpmとしている。また、「Fファ
ン」は冷凍用送風機56を示し、「Rファン」は冷蔵用
送風機54を示している。
【0063】表1の(1)に示すように、庫内の温度変
動Δtは、0.2度であり、庫内の温度変動はほとんど
無いことがわかる。
【0064】(第2の実施例)次に第2の実施例につい
て説明する。一般的にファンに用いられるDCブラシレ
スモータは印加電圧を制御することにより回転数(トル
ク)を制御することができるが、その可変速できる範囲
に制限がある。ある一定回転数より低くなると安定して
回転させることができない。下限で回転させても冷蔵用
蒸発器での熱交換量が必要とされる冷却量より大きい場
合、冷蔵室の温度が下がりすぎる。そのため、ファン
(冷蔵用送風機)の回転を断続的にすることにより、単
位時間当たり冷蔵用蒸発器に流れる空気の量を減らし、
仮想的に回転数を下げる効果を得ることができる。
【0065】また、可変速でない冷蔵用送風機(ファン
モータ)を使用する場合に、ファンを断続運転すること
により冷蔵用蒸発器での熱交換量を制御できる。
【0066】冷蔵用送風機54を断続的に運転させる方
法として、冷蔵庫の温度変化の時定数より短い時間で細
かくファン入力を入り、切りする方法と、図4に示すよ
うに、冷蔵室14の温度で制御する方法がある。
【0067】すなわち、図4に示すように、冷蔵室14
の庫内温度が上限値(図中のR設定上限)になったら冷
蔵用送風機54を回転(オン)させ、下限値(図中のR
設定下限)になったら冷蔵用送風機54を止める(オ
フ)方法である。上限値と下限値で設定される温度幅の
庫内温度の変動はあるが、冷蔵用送風機54の断続運転
の前記の短い時間で断続を繰り返す場合より断続数は減
らすことはできる。
【0068】しかしこの時、冷蔵用送風機54の停止時
間が長いと冷蔵用蒸発器50は冷媒により冷却されてい
るため自然対流で蒸発器近傍が冷却されてしまう問題が
あるため、上限値まで温度上昇していない場合でも冷蔵
用送風機54のオフ時間が一定時間に達したら冷蔵用送
風機54を運転し、下限値になったら停止するようにし
て、冷蔵用送風機54の停止時間があまり長くならない
ようにしている。
【0069】前記表1の(2)に本実施例の温度変化の
例を示す。冷蔵用送風機54は3.5分運転、16.5
分停止を繰り返している。比較する交互冷却より短いサ
イクルで冷蔵室14を冷却することにより、温度変動は
小さくなっている(0.4度の温度変動)。冷凍室22
も連続で冷却することにより温度変動は小さくなってい
る。
【0070】なお、交互冷却(交互モード)とは、冷凍
室22と冷蔵室14とを交互に冷却する場合であり、冷
蔵室14を冷却している時は冷凍用送風機52は停止し
て、冷凍室22への冷気を送るのを停止している。
【0071】(第3の実施例)本実施例は、図1に示す
三方弁68を切り替えて冷媒を冷蔵用蒸発器50、冷凍
用蒸発器52に流して、両区画の送風機54、56を回
転させて両区画(冷蔵室14及び冷凍室22)を冷却す
るようにしたものである。
【0072】この時、冷蔵室14の冷蔵用送風機54の
回転数は設定温度と庫内温度との差により可変が許され
る範囲で回転数制御される。冷蔵室14の温度が設定下
限値になったら、冷媒流路を冷凍用蒸発器52のみに流
すように三方弁68を切り替えて、冷蔵用送風機54を
停止することにより冷蔵室14は無冷却状態になる。冷
蔵室14の温度が設定上限値になったら三方弁68を切
り替えて冷媒流路を元の冷蔵用蒸発器50と冷凍用蒸発
器52に流れるように切り替え、冷蔵室14の冷蔵用送
風機54を回転させることにより、再び冷蔵室14を冷
却する。この時、冷凍用送風機56は連続で回転してお
り、冷媒は冷凍用蒸発器52に常に流れているため、冷
凍室22は常に冷却されている。
【0073】冷蔵室14と冷凍室22とを交互に冷却す
る場合(交互モード)を図5を用いて比較する。図5に
示す恒温モードは本実施例の冷却モードである。なお、
図5の太線が本実施例の恒温モードであり、細線が交互
モードである。
【0074】前記恒温モードの冷蔵室14、冷凍室22
の両方を冷却するモードでは、冷蔵室14の冷却能力は
冷蔵用送風機54の回転数は下限値で低く、交互モード
の冷蔵室14の冷却時の冷却能力より小さいため、その
庫内温度の低下速度は小さい。
【0075】温度が高い冷蔵室14を冷やす冷蔵用蒸発
器50で熱交換するため蒸発温度が高くなって冷凍室2
2の冷却能力は小さいため温度が上昇するが、交互モー
ドの無冷却時(冷蔵室14の冷却時)の温度上昇よりそ
の上昇スピードは小さい。
【0076】そして、冷蔵室14の温度が下限温度にな
ると冷凍室22の冷却モードに切り替わる。その時の冷
却能力は交互モードの冷凍室22の冷却モードの冷却能
力と等しいが、スタートの冷凍室22の庫内温度が低い
ため、交互モードの冷凍室22の冷却モードの時間より
短い時間で下限温度まで下がり終わる。この1サイクル
で冷蔵室14が冷えない場合は、第1の実施例のパター
ンになり、冷蔵用送風機54の回転数を上げて温度制御
を行なうようにしている。
【0077】1周期が同じ時間であった場合、冷蔵室1
4を冷却する時間が長くなり、無冷却時間が短くなり、
その結果、冷蔵室14の温度変化を短くすることが可能
となる。
【0078】前記表1の(3)に本実施例の温度変化の
例を示す。冷蔵用送風機54は21分運転、24分停止
を繰り返している。比較する交互モードより短いサイク
ルで冷蔵室14を冷却することにより、温度変動は小さ
くなっている(温度変動は0.9度)。冷凍室22も連
続で冷却することにより、温度変動は小さくなってい
る。
【0079】(第4の実施例)次に第4の実施例を説明
する。本実施例では冷凍室22の温度が圧縮機46の冷
凍能力を最低まで下げても設定オフ温度より低い場合に
は、次の二つのパターンに分けて制御するようにしてい
る。
【0080】 冷蔵室14も冷えている場合 冷蔵室14が冷えており、既に冷媒流路が切り替わり、
冷蔵用送風機54が止まり無冷却になっている場合、圧
縮機46及び冷凍用送風機56を停止する。
【0081】そして、冷蔵室14の庫内温度、冷凍室2
2の庫内温度のどちらかがオン温度に達した段階で圧縮
機46を再起動する。その時、冷蔵室14からの要求で
起動した場合は次のパターン〓で、冷凍室22の要求で
起動した場合は、冷凍室22を冷却するモードで冷却を
開始する。圧縮機46の回転数、冷凍用送風機56の電
圧等は停止前の設定値を用いる。
【0082】 冷蔵室14が冷えていない場合 本パターンでは、冷蔵室14を冷却する必要があるた
め、圧縮機46を停止することは出来ない。そのため、
冷凍用送風機56を停止し、冷凍用蒸発器52での強制
対流での熱交換を止めることにより冷却能力を制御す
る。その結果、冷蔵室14の温度が下がり、前記〓の状
態になり圧縮機46が停止する。
【0083】冷蔵室14または冷凍室22の温度が冷却
に必要な設定温度まで上昇したら、再び圧縮機46を起
動し、冷却が必要な区画に応じて冷却を開始する。
【0084】(第5の実施例)本実施例は、前記第3の
実施例で冷媒流路を冷凍用蒸発器52のみ流すように切
り替えた後も冷蔵用送風機54を回転させることによ
り、冷蔵用蒸発器50に着霜している霜からの昇華、溶
かすことによる庫内の加湿、除霜、庫内温度分布の改善
を図ったものである。
【0085】冷蔵用蒸発器50の温度が着霜が融けプラ
ス温度になるか、一定時間に達するまで冷蔵用送風機5
4を運転する。なお、冷蔵室14の庫内温度が例えば、
1〜2℃と低い場合、冷蔵室14の空気を冷蔵用蒸発器
50に循環させても、融けきらない場合があり、そのた
め時間による制御が必要となり、一定の周期でヒータ加
熱(除霜ヒータ96)による除霜が必要となる。この場
合でも昇華による庫内加湿は行なわれる。
【0086】冷凍用蒸発器52に関しては、庫内温度が
低いため本実施例のような除霜は出来ず、ヒータ加熱
(除霜ヒータ98)による除霜が必要となる。
【0087】(第6の実施例)ところで、冷蔵室14の
設定温度を0℃近くの低い温度にした場合、温度変動が
大きいと庫内の食品の一部分が凍結したり、凍結と解凍
を繰り返し、そのため、食品の風味を損なうおそれがあ
る。そこで、本実施例では、使用者が冷蔵室14の設定
温度を低くした場合、温度変動幅が小さい前記の恒温モ
ードに自動的に入る制御を行なうようにしている。
【0088】(第7の実施例)本実施例では、使用者が
通常の交互モードと恒温モードの制御を切り替えること
ができる専用のスイッチ(図示せず)を設け、使用者の
要求に応じて任意に恒温モードが設定できるようにして
いる。
【0089】(第8の実施例)電源スイッチを投入して
冷蔵庫を起動した場合や、扉開閉等により負荷が急激に
増大した場合等、また冷蔵室14、冷凍室22の庫内温
度がそれぞれ温度設定範囲より高い場合等では、冷蔵室
14及び冷凍室22の両室を速やかに冷却する必要があ
る。
【0090】交互モードでは冷蔵室14を冷却する場
合、冷媒蒸発温度を冷凍室22を冷却する必要がないた
め冷凍室22の庫内温度より高くし冷凍能力を上げるこ
とができるため、冷蔵室14、冷凍室22を同時に冷却
するよりトータルの冷却能力が大きくなり、速やかに設
定温度範囲まで冷やすことが可能となる。また設定温度
範囲内になった時、恒温モードに入るようにしている。
【0091】このように、第1〜第8の実施例における
制御により、冷蔵室14の無冷却時間が短くなり、これ
により冷蔵室14の庫内温度の変動を小さくすることが
できる。
【0092】(第9の実施例)次に第9の実施例につい
て説明する。冷蔵室14の冷蔵用蒸発器50に着霜した
霜をとる場合、冷媒流路を冷凍用蒸発器52のみに流れ
るように三方弁68を切り替え、冷蔵用蒸発器50を無
冷却にし、除霜ヒータ96により冷蔵用蒸発器50を加
熱し除霜を行なうようにしている。この時、冷媒は冷凍
用蒸発器52には流れているため、冷凍室22の冷却は
可能である。
【0093】(第10の実施例)また、冷凍室22の冷
凍用蒸発器52の霜を除霜する場合、冷凍サイクル(圧
縮機46)を停止し、除霜ヒータ98により冷凍用蒸発
器52を加熱し氷を溶かして除霜する。この時、冷蔵用
蒸発器50にも冷媒が流れていないため、冷蔵用蒸発器
50も除霜することが可能である。
【0094】しかし、同時に冷蔵用蒸発器50も除霜ヒ
ータ96により除霜すると圧縮機46の低圧側全体は除
霜完了、例えばプラス10℃まで上昇するため、圧縮機
46の低圧側の圧力はその温度に相当する凝縮圧力にな
る。
【0095】これに対し、冷凍用蒸発器52だけを除霜
する場合、低圧側の管内冷媒圧力は冷蔵用蒸発器50の
温度に相当する圧力までしか上昇しないため、両蒸発器
50、52を除霜する場合より圧力は低くなる。そのた
め、除霜後の圧縮機46の起動の時の圧縮機46の吸い
込み圧力が低いため、圧縮機46の起動が容易となる。
【0096】このように第9、第10の実施例における
制御により、本冷蔵庫のサイクルの除霜を最適に行なう
ことができるものである。
【0097】
【発明の効果】以上により本発明の冷蔵庫の制御方法で
あると、冷蔵室の冷却能力、冷凍室の冷却能力をそれぞ
れ制御することができ、また、冷蔵室の無冷却時間が短
くなり、これにより冷蔵室の庫内温度の変動を小さくす
ることができる。さらには本冷蔵庫のサイクルの除霜を
最適に行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍サイクルの冷媒流路を示す図であ
る。
【図2】本発明の庫内側冷気の流れのダクト構成を示す
図である。
【図3】本発明の第1の実施例の冷蔵用送風機及び圧縮
機の回転数を制御するための制御ブロック図である。
【図4】第2の実施例の冷蔵用送風機の運転パターンを
示す図である。
【図5】第3の実施例の恒温モードと交互冷却時の運転
パターンと温度変化の例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例を示す冷蔵庫の正面図であ
る。
【図7】同じく扉を開けた状態のキャビネットの正面図
である。
【図8】冷蔵庫のキャビネットの後方における縦断面図
である。
【図9】図6におけるA−A線断面図である。
【図10】冷凍サイクルを構成する各装置の配置図であ
る。
【図11】冷媒流路を示すブロック図である。
【図12】従来例の庫内側冷気の流れのダクト構成を示
す図である。
【図13】他の従来例の冷凍サイクルの冷媒流路を示す
図である。
【符号の説明】 10 冷蔵庫 14 冷蔵室 22 冷凍室 46 圧縮機 50 冷蔵用蒸発器 52 冷凍用蒸発器 54 冷蔵用送風機 56 冷凍用送風機 68 三方弁

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機と、凝縮器と、冷蔵室に対応した冷
    蔵用蒸発器と、冷凍室に対応した冷凍用蒸発器とを環状
    に接続して冷媒流路を構成し、 冷蔵用蒸発器側には冷蔵用送風機、冷凍用蒸発器側には
    冷凍用送風機が設けられ、 冷蔵室温度により冷蔵用送風機の回転数を増減させ、 冷凍室温度により圧縮機の回転数を増減させて、 冷蔵室や冷凍室の庫内温度を所定の温度範囲になるよう
    に制御していることを特徴とする冷蔵庫の制御方法。
  2. 【請求項2】圧縮機と、凝縮器と、冷蔵室に対応した冷
    蔵用蒸発器と、冷凍室に対応した冷凍用蒸発器とを環状
    に接続して冷媒流路を構成し、 冷蔵用蒸発器側には冷蔵用送風機、冷凍用蒸発器側には
    冷凍用送風機が設けられ、 冷蔵用送風機を断続運転させることを特徴とする冷蔵庫
    の制御方法。
  3. 【請求項3】圧縮機と、凝縮器と、冷蔵室に対応した冷
    蔵用蒸発器と、冷凍室に対応した冷凍用蒸発器とを環状
    に接続して冷媒流路を構成し、 冷蔵用蒸発器側には冷蔵用送風機、冷凍用蒸発器側には
    冷凍用送風機が設けられ、 圧縮機の回転数を許容最低回転数で運転させることを特
    徴とする冷蔵庫の制御方法。
  4. 【請求項4】冷蔵室温度、冷凍室温度がそれぞれの設定
    下限値に達した場合には圧縮機を停止させ、 冷蔵室温度、または、冷凍室温度が設定上限値まで上昇
    した場合には、前回の冷却運転で使用した圧縮機、冷蔵
    用送風機の回転数で冷却を開始することを特徴とする請
    求項3記載の冷蔵庫の制御方法。
  5. 【請求項5】圧縮機と、凝縮器と、冷蔵室に対応した冷
    蔵用蒸発器と、冷凍室に対応した冷凍用蒸発器とを環状
    に接続して冷媒流路を構成し、 冷媒流路を切り替えて冷媒を冷蔵用蒸発器から冷凍用蒸
    発器へ流す場合と、冷凍用蒸発器のみに流す場合を切替
    える弁体を介設し、 冷蔵用蒸発器側には冷蔵用送風機、冷凍用蒸発器側には
    冷凍用送風機が設けられた冷蔵庫であって、 冷媒を冷蔵用蒸発器と冷凍用蒸発器に流している時に冷
    蔵室温度が設定下限値に達した場合には、冷媒を冷凍用
    蒸発器のみに流すように弁体を切替え、冷凍用送風機を
    オンさせ、冷蔵用送風機をオフさせる第1の制御と、 冷蔵室温度が設定上限値に達した場合には、冷媒を冷蔵
    用蒸発器と冷凍用蒸発器に流すように弁体を切替え、冷
    蔵用送風機をオンさせる第2の制御と、 よりなる恒温制御モードを行うことを特徴とする冷蔵庫
    の制御方法。
  6. 【請求項6】冷媒を冷凍用蒸発器のみに流すように弁体
    を切替えた後、 冷蔵用送風機を、 一定時間、または、冷蔵用蒸発器の温度が所定温度にな
    るまで回転させることを特徴とする請求項5記載の冷蔵
    庫の制御方法。
  7. 【請求項7】冷蔵室の設定温度を0℃近辺の低い温度に
    設定した場合に、恒温制御モードを行うことを特徴とす
    る請求項6記載の冷蔵庫の制御方法。
  8. 【請求項8】冷媒を冷凍用蒸発器のみに流す場合は、冷
    蔵用送風機をオフさせ、冷凍用送風機をオンさせる第3
    の制御と、 冷媒を冷蔵用蒸発器と冷凍用蒸発器に流す場合は、冷蔵
    用送風機をオンさせ、冷凍用送風機をオフさせる第4の
    制御と、 よりなる交互制御モードを行うことを特徴とする請求項
    6記載の冷蔵庫の制御方法。
  9. 【請求項9】交互制御モードと、恒温制御モードとを選
    択できるスイッチを設けたことを特徴とする請求項8記
    載の冷蔵庫の制御方法。
  10. 【請求項10】冷蔵室、冷凍室の庫内温度がそれぞれの
    設定温度より高くなった場合は、交互制御モードを行
    い、 冷蔵室、冷凍室のいずれかの庫内温度が設定温度範囲内
    になった場合には、恒温制御モードを行うことを特徴と
    する請求項8記載の冷蔵庫の制御方法。
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