JPH11303087A - 耐食性構造アンカーを使用した擁壁 - Google Patents

耐食性構造アンカーを使用した擁壁

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JPH11303087A
JPH11303087A JP10650698A JP10650698A JPH11303087A JP H11303087 A JPH11303087 A JP H11303087A JP 10650698 A JP10650698 A JP 10650698A JP 10650698 A JP10650698 A JP 10650698A JP H11303087 A JPH11303087 A JP H11303087A
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尚 都司
Hirotoshi Inoue
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐食性・耐久性が高く、削りとった傾斜地盤
の崩れ防止壁としての働きを長期間にわたって行うこと
ができ、且つ築造コストも低減できる耐食性構造アンカ
ーを使用した擁壁を提供することにある。 【解決手段】 地盤に対して、平面視一直線状に配して
鉛直に建て込んだ複数の杭部材1と、この杭部材の前面
側地盤を掘削しつつ露出した杭部材1に対して水平方向
に所定間隔を以て互いに平行に架設した複数本の腹起部
材2と、この平行な腹起部材2の間から前記した杭部材
の後面側地盤に向かって打設し、その頭部8を腹起部材
2に掛け渡した定着台座に定着した耐食性構造アンカー
7と、杭部材1と腹起部材2及び耐食性構造アンカー7
の頭部側とを一体にして打設したコンクリート5とから
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道線路等を敷設
するために削った傾斜地の崩壊を防止する耐食性構造ア
ンカーを使用した擁壁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、山間部等の傾斜地に鉄道線路を敷
設する場合は、図12に示すように傾斜地の斜面を削っ
て鉄道線路54を敷設する水平面50を形成する。この
際に水平面50に沿って鉛直面51も形成されるが、こ
の鉛直面51の高さが高いと地盤52が崩壊するので、
鉛直面51に沿って仮設の土留め壁57と鉄筋コンクリ
ート擁壁53を築造している。
【0003】すなわち、前記の鉄筋コンクリート擁壁5
3を築造する場合は、所望の傾斜地を掘削する前に、鉄
道線路54の延長方向となる傾斜地に複数本の杭55を
所定間隔毎に建て込み、これらの杭55の前面側の斜面
下方を掘削して各杭55を露出させ、この露出した各杭
同士を腹起部材60で連結し、更にこの腹起部材60側
から地盤52にアースアンカー56を打設し、アースア
ンカー56を腹起部材60に定着して仮設の土留め壁5
7を構築し、更にこの土留め壁57の前面側にフーチン
グ58と立ち上り部59とからなるL型形状の鉄筋コン
クリート擁壁53を築造していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにして行われていた従来の築造工事では、地盤52に
打設されたアースアンカー56等は、地盤52の土に直
接接触しているため腐蝕が早く進み耐食性の点で問題が
あった。そのためアースアンカー56を含む土留め壁5
7全体としては擁壁として仮設のものであり、あらため
て土留め壁57の前面側に鉄筋コンクリート擁壁53を
築造し、鉄筋コンクリート擁壁53と仮設の土留壁57
との空間61に土砂を埋め戻さなければならなかった。
また、この鉄筋コンクリート擁壁53は、フーチング5
8と立ち上り部59とからなるL型形状のものであった
ため、フーチング58の分だけ鉄道線路54を敷設する
水平面50の幅を広く形成しなければならず、広い鉄道
線路用地を必要とし、掘削する土量も多くなり、築造コ
ストが高くなるといった問題もあった。
【0005】本発明は前記のような点に鑑みて開発され
たものであり、その目的とするところは、耐食性・耐久
性が高く、削りとった傾斜地盤の崩れ防止壁としての働
きを長期間にわたって行うことができ、且つ築造コスト
も低減できる耐食性構造アンカーを使用した擁壁を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を有効
に達成するために、次のような構成にしてある。すなわ
ち、請求項1記載の本発明の耐食性構造アンカーを使用
した擁壁は、地盤に対して、平面視一直線状に配して鉛
直に建て込んだ複数の杭部材と、この杭部材の前面側地
盤を掘削しつつ露出した杭部材に対して水平方向に所定
間隔を以て互いに平行に架設した複数本の腹起部材と、
この平行な腹起部材の間から前記した杭部材の後面側地
盤に向かって打設し、その頭部を腹起部材に掛け渡した
定着台座に定着した耐食性構造アンカーと、杭部材と腹
起部材及び耐食性構造アンカーの頭部側とを一体にして
打設したコンクリートとからなることを特徴とする構成
である。
【0007】また、請求項2記載の本発明の耐食性構造
アンカーを使用した擁壁は、地盤に対して、平面視一直
線状に配して鉛直に建て込んだ複数の杭部材と、この杭
部材の前面側地盤を掘削しつつ露出した杭部材に対して
水平方向に所定間隔を以て互いに平行に架設した複数本
の腹起部材と、この平行な腹起部材の間から前記した杭
部材の後面側地盤に向かって打設し、その頭部を腹起部
材に掛け渡した定着台座に定着した耐食性構造アンカー
と、耐食性構造アンカーの定着位置前方に配し、前記し
た腹起部材に連結固定した補強部材と、腹起部材、耐食
性構造アンカーの頭部側及び補強部材とを一体にして打
設したコンクリートとからなることを特徴とする構成で
ある。
【0008】請求項3記載の本発明の耐食性構造アンカ
ーを使用した擁壁は、請求項1又は2記載の耐食性構造
アンカーを使用した擁壁において、前記の耐食性構造ア
ンカーは、頭部側を2本の腹起部材の間に凹設して掛け
渡した定着台座に定着したことを特徴とする構成であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図に基づい
て説明する。図1〜図3は本発明に係る耐食性構造アン
カーを使用した擁壁の一例を示す図であって、図1は縦
断面であり、図2は図1の一部を拡大した拡大縦断面
図、図3はコンクリートを打設する前の擁壁の正面図で
ある。
【0010】これらの図において、1はH鋼からなる杭
部材であって、鉄道線路を敷設するための傾斜地に対し
て、平面視一直線状に所定間隔を以て複数本配し、夫々
を鉛直方向に建て込んである。この場合、杭部材1は傾
斜地に直に打ち込んでもよいし、最初に傾斜地盤に縦孔
を空けてこの縦孔の中に杭部材1を建て込んでもよい。
【0011】そして各杭部材1の前面側地盤をブルドー
ザーやシャベルカー等の建設機械で、杭部材1の前側フ
ランジ1aまで掘削して土を取り除き、更にこの前側フ
ランジ1aから後側フランジ1bより少し奥までは手掘
りで土を取り除き、各杭部材1の後側フランジ1bの外
側(地盤11側)に木矢板14を配し、各杭部材1に沿
って水平方向に連接してある。
【0012】尚、掘削深さは以下に説明する腹起部材の
下端までであるが、腹起部材が2段以上になると、各段
下端までの掘削を順次行うが、以下の説明では2段分一
度に掘削した場合について説明する。
【0013】2は腹起部材であって、建て込んだ各杭部
材1に対して直交するようして水平方向に架設してあ
る。
【0014】すなわち、前面側地盤の掘削によって露出
した各杭部材1の上端寄りの上下箇所、並びに下端寄り
の上下箇所の前側フランジ1aに対して、先ずH鋼から
なるブラケット3を所定間隔を以て前方に突設してあ
る。各ブラケット3の上面のレベルは、他の杭部材1の
該当する各ブラケット3の上面のレベルと同一にしてあ
る。
【0015】この各ブラケット3の上面側には、腹起部
材2を載置してある。更に前記した複数本の各杭部材1
が必ずしも一直線状に正確に打設できておらず(できな
いため)、腹起部材2をブラケット3に載置すると、腹
起部材2と各杭部材1との間に隙間が生じる。そのため
に、腹起部材2と各杭部材1との隙間には裏込コンクリ
ート4を打設して隙間を埋めてある。そして、杭部材1
に伝わる土圧を腹起部材2に伝達できるようにしてあ
る。また、この裏込コンクリート4は、腹起部材2が錆
びるのを防止することもできる。
【0016】このようにして腹起部材2は、各杭部材1
のブラケット3に懸け渡すようにして夫々設けてあり、
後で打設するコンクリート5によって裏込コンクリート
4等とともに完全に覆われることになる。
【0017】前記のようにして杭部材1の上端寄り並び
に下端寄りに架設した各1対の腹起部材2の間には、後
述する耐食性構造アンカー7を定着させるための定着台
座6が、水平方向に所定間隔を以て設けてある。
【0018】この定着台座6は、図9に示すように鋼板
を所定形状に形成して接合したものであって、一対の略
三角形状の横板9を所定間隔を以て対峙させ、この両横
板9を複数枚の平板10で溶接したものである。各平板
10同士は所定の間隔を以て設けられている。
【0019】また、耐食性構造アンカー7は、水平方向
に所定間隔毎に、且つ前記した各1対の腹起部材2の間
から地盤11に対して斜め下方向に掘削した孔12の中
に挿入され、頭部8側を前記した定着台座6の平板10
の隙間から電車線路側13に突出させて、腹起部材2の
間に配した定着台座6に定着してある。
【0020】この耐食性構造アンカー7は、図11に示
すように伸縮性のある波形筒状のコルゲートシース管1
5と、このコルゲートシース管15の内部に挿入する複
数本の鋼製の撚り線16と、定着台座6に当接させる支
圧板17と、撚り線16の頭部側を支圧板17に固定す
る定着部材18と、この定着部材18の箇所を覆うキャ
ップ19と、コルゲートシース管15の内外に設けるモ
ルタル20,21等とからなるものである。
【0021】地盤11に設ける場合は、地盤11に形成
した孔12にコルゲートシース管15を挿入し、且つコ
ルゲートシース管15内に撚り線16を挿入するととも
にモルタル21をコルゲートシース管15内に注入し、
その下端を迂回してコルゲートシース管15と孔12と
の隙間にコンクリート20を流入させて充填し養生す
る。また撚り線16の頭部側は、定着台座6の平板10
(図9参照)の間から電車線路側13に突出させてお
く。モルタル20,21が固まったら撚り線16を外方
にセンターホールジャッキで引っ張って、撚り線16に
プレストレスを付与した状態で撚り線16の頭部側を定
着部材18で支圧板17に係止し、上からキャップ19
を取り付ける。キャップ19内には防錆油が充填され
る。勿論、防錆油を充填しなくともよい。
【0022】また、各杭部材1のウエブ1cに所定間隔
毎に貫通孔22を穿設してあり、この各貫通孔22に後
側横鉄筋23を通して、後側横鉄筋23を水平方向に連
接するとともに、この後側横鉄筋23に後側縦鉄筋24
を設けて格子状に形成してある。この後側横鉄筋23及
び後側縦鉄筋24と同様に格子状に組み合わせた前側横
鉄筋25と前側縦鉄筋26とが、定着台座6の少し前に
設けてある。また、後側横鉄筋23(又は後側縦鉄筋2
4)と前側横鉄筋25(又は前側縦鉄筋26)とを継ぎ
鉄筋(フープ筋)27で繋ぐことによって梁構造となっ
て強度を増すことができる。
【0023】このようにして構成された鉄筋枠28内に
コンクリート5を打設する。勿論、コンクリート5の打
設時には、前側横鉄筋25と前側縦鉄筋26との少し前
方に型枠(図示せず)を組んでコンクリート5が流失し
ないようにする。コンクリート5は、杭部材1の後側フ
ランジ1bから前記した型枠(図示せず)の間に打設さ
れることになる。本発明に係る擁壁は、コンクリート5
を養生して固化した後に型枠(図示せず)を取り除くこ
とによって築造されている。
【0024】このようにして築造された擁壁では、金属
製の構成部材は、コンクリート5やモルタル20,21
によって殆ど覆われ、地盤11に直接触れることもない
ので、耐食性・耐久性も高く、土留め防止壁としての働
きを長期間の成すことができる。
【0025】図4はまた別の本発明に係る耐食性構造ア
ンカーを使用した擁壁であって、前記した図1(図2)
に示す例では、コンクリート5の厚みが厚く、鉄道線路
を敷設する為の敷地面積(水平面)を広くしなければな
らず、掘削する土砂も多かったが、この例の擁壁では定
置台座6として1対の腹起部材2の間に凹設できる形状
のものを使用したことにより、コンクリート5の厚みを
薄くすることができて、掘削する土砂の量を少なくする
ことができた。
【0026】すなわち、この例の擁壁に使用される定置
台座6は、図10に示すように凹状の1対の定置横板2
9を所定の間隔で対峙させ、複数の平板10で連結して
構成したものである。この定置台座6の凸部30は、腹
起部材2の間に入りこんで腹起部材2に設けられる。
尚、この例の擁壁の他の構成は前記した例と同様であ
り、同一符号を付して説明を省略する。
【0027】図5,図6はまた別の本発明に係る耐食性
構造アンカーを使用した擁壁であって、この例では土留
矢板14を杭部材1の前側フランジ1aの裏面側に設け
るようにして、杭部材1の前側フランジ1aから後側フ
ランジ1bまでの間の土を手掘りで掘削することのない
ようにしてある。
【0028】また、腹起部材2の前方に補強部材31を
設けるとともに、鉄筋枠28を杭部材1の前側フランジ
1aの前方に配設して、杭部材1の前側フランジ1aの
前面から補強部材31の前方までを覆うようにコンクリ
ート5を打設してある。
【0029】補強部材31は複数本のボルト32、ナッ
ト33並びに板部材34とからなり、腹起部材2の前側
フランジ2aにボルト32を前方に突出するようにして
ナット33で前側フランジ2aに固定し、このボルト3
2の先端側に板部材34を取り付けてナット33で固定
してある。補強部材31を腹起部材2の前方に設けるこ
とによって、アンカー7の支圧板17があたかもコンク
リート5の前面部に設置した如くになり、アンカー7の
引っ張り作用をコンクリート5の前面部に作用させるこ
とができる。尚、この例の擁壁の他の構成は前記した例
と同一であり、同一符号を付して説明を省略する。
【0030】図7はまた別の本発明に係る耐食性構造ア
ンカーを使用した擁壁であって、この例では図5に示す
定置台座6に代えて前記した図10に示す定置台座6を
使用してある。この定置台座6を使用することにより、
図5に示す擁壁に比べて厚さを薄い擁壁を築造すること
ができる。
【0031】図8は更に別の本発明に係る耐食性構造ア
ンカーを使用した擁壁であって、この例では図7に示す
定置台座6に代えて、別の定置台座35を使用してあ
る。この定置台座35は、図示のように所定間隔を以て
平行に設けられた腹起部材2のウエブ36の間に係合で
きる形状に形成されたものであり、この定置台座35を
使用することによって、図5又は図7に示す擁壁に比べ
て更に薄い厚さの擁壁を築造することができる。
【0032】尚、本発明に係る杭部材、腹起部材は、H
鋼に限らず他の形状の鋼材を使用してもよい。勿論、硬
質部材であれば鋼材に限らず他の材質の部材であっても
よい。また、定着台座も図示に示した形状のものに限定
されるものではなく、耐食性構造アンカーを定着できれ
ば、如何なる形状のものであってもよい。更に、補助部
材も図示のような鉄筋に限らず、前記した補助部材とし
ての作用を成すものであれば、如何なる形状・構造、太
さ、材質等であってもよい。また、耐食性構造アンカー
は、金属部分が腐蝕から保護される構造であれば、如何
なる構造のものであってもよい。
【0033】
【発明の効果】このように本発明の耐食性構造アンカー
を使用した擁壁では、コンクリート等で築造した擁壁部
分を 耐食性構造アンカーで地盤に固定するので、従来
のようなフーチングが不要となり、また、金属部分はコ
ンクリートによって覆われているので耐食性・耐久性に
優れ、長期間、強固な土留め防止壁として使用すること
ができる。
【0034】また、補強部材を耐食性構造アンカーの定
着位置の前方に配して腹起部材に連結固定して、腹起部
材と耐食性構造アンカー頭部及び補強部材とをコンクリ
ートで一体にしてあるので、アンカーの定着部材があた
かもコンクリートの前面部に設置した如くになり、アン
カーの引っ張り作用をコンクリートの前面部に作用させ
ることができる。
【0035】更に耐食性構造アンカーの頭部側を2本の
腹起部材の間に凹設して掛け渡した定着台座に定着した
ことによって、擁壁を形成するコンクリートの厚みを薄
くでき、コンクリート量を節減することができる。ま
た、擁壁の前側の鉄道線路等の用地を減らすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一例の擁壁の縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図1の擁壁のコンクリート5を打設する前の正
面図である。
【図4】本発明に係る別の例の擁壁の要部を示す縦断面
図である。
【図5】本発明に係るまた別の例の擁壁の要部を示す縦
断面図である。
【図6】図5の擁壁のコンクリート5を打設する前の正
面図である。
【図7】本発明に係る更に別の例の擁壁の要部を示す縦
断面図である。
【図8】本発明に係る他の例の擁壁の要部を示す縦断面
図である。
【図9】定置台座の斜視図である。
【図10】別の定置台座の斜視図である。
【図11】耐食性構造アンカーを示す説明図である。
【図12】従来の擁壁を示す説明図である。
【符号の説明】
1 杭部材 2 腹起部材 5 コンクリート 6 定着台座 8 頭部 7 耐食性構造アンカー 11 地盤 31 補強部材 35 定着台座

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤に対して、平面視一直線状に配して
    鉛直に建て込んだ複数の杭部材と、この杭部材の前面側
    地盤を掘削しつつ露出した杭部材に対して水平方向に所
    定間隔を以て互いに平行に架設した複数本の腹起部材
    と、この平行な腹起部材の間から前記した杭部材の後面
    側地盤に向かって打設し、その頭部を腹起部材に掛け渡
    した定着台座に定着した耐食性構造アンカーと、杭部材
    と腹起部材及び耐食性構造アンカーの頭部側とを一体に
    して打設したコンクリートとからなることを特徴とする
    耐食性構造アンカーを使用した擁壁。
  2. 【請求項2】 地盤に対して、平面視一直線状に配して
    鉛直に建て込んだ複数の杭部材と、この杭部材の前面側
    地盤を掘削しつつ露出した杭部材に対して水平方向に所
    定間隔を以て互いに平行に架設した複数本の腹起部材
    と、この平行な腹起部材の間から前記した杭部材の後面
    側地盤に向かって打設し、その頭部を腹起部材に掛け渡
    した定着台座に定着した耐食性構造アンカーと、耐食性
    構造アンカーの定着位置前方に配し、前記した腹起部材
    に連結固定した補強部材と、腹起部材、耐食性構造アン
    カーの頭部側及び補強部材とを一体にして打設したコン
    クリートとからなることを特徴とする耐食性構造アンカ
    ーを使用した擁壁。
  3. 【請求項3】 前記の耐食性構造アンカーは、頭部側を
    2本の腹起部材の間に凹設して掛け渡した定着台座に定
    着したことを特徴とする請求項1又は2記載の耐食性構
    造アンカーを使用した擁壁。
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