JPH11302394A - 架橋含フッ素重合体の成形体及びその製造方法 - Google Patents

架橋含フッ素重合体の成形体及びその製造方法

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JPH11302394A
JPH11302394A JP10106694A JP10669498A JPH11302394A JP H11302394 A JPH11302394 A JP H11302394A JP 10106694 A JP10106694 A JP 10106694A JP 10669498 A JP10669498 A JP 10669498A JP H11302394 A JPH11302394 A JP H11302394A
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fluorine
mol
fluoropolymer
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Naoko Sakai
直子 酒井
Atsushi Funaki
篤 船木
Teruo Takakura
輝夫 高倉
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Asahi Glass Co Ltd
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】弾性率が高く、融点以上の温度に加熱しても流
動しない架橋含フッ素重合体の成形体及びその製造方法
の提供。 【解決手段】CF2 =CFO(CF23 COOCH3
/パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)/テトラフ
ルオロエチレン系共重合体(モル組成比0.1〜20/
0〜10/70〜99.9)に紫外線を照射して架橋含
フッ素重合体の成形体を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は架橋含フッ素重合体
の成形体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フッ素樹脂はその優れた耐熱性、耐薬品
性、表面特性により、様々な分野で利用されているが、
その欠点として弾性率の低いことが挙げられる。またポ
リテトラフルオロエチレン(以下、PTFEという)以
外のフッ素樹脂は融点以上の温度に加熱すると流動して
形が保てないことも欠点として挙げられる。PTFEは
融点以上の温度に加熱しても流動しないが、逆に溶融成
形できない欠点がある。そのため、弾性率が高く、溶融
成形ができて、しかも融点以上の温度に加熱しても流動
しないフッ素樹脂の開発が望まれていた。
【0003】フッ素樹脂を成形後、成形体を架橋するこ
とによりこれらの要求物性を満たすことが考えられ、い
ままでに様々な架橋方法が提案されている。例えば、特
開昭61−155410ではフッ素樹脂にトリアリルシ
アヌレートなどの架橋剤を添加して電子線架橋を行って
いる。しかしこの方法で得られた樹脂は架橋剤の存在に
より耐薬品性、耐熱性が劣る。また特開昭63−686
04やUSP4204927ではフッ素樹脂に光反応基
を付加し光架橋を行っている。しかしこれらの方法でも
得られた樹脂は耐薬品性、耐熱性に劣る。
【0004】これらの問題を解決すべく、特開平3−2
34753では、式(1)−(CF2 −CFX)−[た
だしXはフッ素原子又は塩素原子である]で表される単
位が70〜99.9モル%、式(2)−(CF2 −CF
ORf Y)−[ただしRf は2価のフッ素置換有機基、
Yはカルボン酸基又はカルボン酸誘導体基である]で表
される単位が0.1〜20モル%、及び式(3)−(C
2 −CFZ)−[ただしZは1価のフッ素置換有機基
である]で表される単位[ただし、式(2)で表される
単位を除く]が0又は10モル%以下の割合である含フ
ッ素重合体を成形し、それを200℃以上含フッ素重合
体の融点以下の温度で熱処理する方法が開示されてい
る。しかしこの熱処理架橋では処理時間が長い欠点があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、弾性率が高
く、溶融成形ができて、しかも融点以上の温度に加熱し
ても流動しない架橋含フッ素重合体の成形体及びその製
造方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の問題を解
決すべくなされたものであり、式(1)−(CF2 −C
FX)−[ただしXはフッ素原子又は塩素原子である]
で表される単位が70〜99.9モル%、式(2)−
(CF2 −CFORf Y)−[ただしRf は2価のフッ
素置換有機基、Yはカルボン酸基又はカルボン酸誘導体
基である]で表される単位が0.1〜20モル%、及び
式(3)−(CF2 −CFZ)−[ただしZは1価のフ
ッ素置換有機基である]で表される単位[ただし、式
(2)で表される単位を除く]が0又は10モル%以下
の割合である含フッ素重合体を成形し、その成形体に紫
外線を照射して得られる架橋含フッ素重合体の成形体を
提供する。また、上記の架橋含フッ素重合体の成形体の
製造方法を提供する。
【0007】本発明において用いる含フッ素共重合体
は、式(1)−(CF2 −CFX)−[ただしXはフッ
素原子又は塩素原子である]で表される単位が70〜9
9.9モル%、式(2)−(CF2 −CFORf Y)−
[ただしRf は2価のフッ素置換有機基、Yはカルボン
酸基又はカルボン酸誘導体基である]で表される単位が
0.1〜20モル%、式(3)−(CF2 −CFZ)−
[ただしZは1価のフッ素置換有機基である]で表され
る単位[ただし、式(2)で表される単位を除く]が0
又は10モル%以下である含フッ素重合体である。
【0008】この含フッ素重合体において、式(1)の
Xはフッ素原子であるものの方が耐熱性、耐薬品性など
の面からより好ましい。含フッ素重合体中に式(1)で
表される単位が1種含まれていてもよく、2種含まれて
いてもよい。
【0009】式(2)におけるRf は2価のフッ素置換
有機基であり、置換フッ素原子の数が1個以上であれば
よく、完全フッ素化された2価のフッ素置換有機基がよ
り好ましい。また、Rf は炭素原子のみにより、又は炭
素原子と酸素原子により鎖が形成された2価のフッ素置
換有機基が好ましい。
【0010】その具体例としては、パーフルオロアルキ
レン基又はエーテル結合を含むパーフルオロアルキレン
基が挙げられる。Rf の鎖を構成する炭素数は、1〜1
5、特に1〜10の範囲が好ましい。Rf は、直鎖の構
造が好ましいが、分岐の構造であってもよい。分岐の構
造である場合には、分岐部分の炭素数が1〜3程度の短
鎖であるものが好ましい。
【0011】Rf の具体例としては、例えば、−(CF
22 −、−(CF23 −、−(CF24 −、−
(CF25 −、−(CF26 −、−CF2 CF(C
3 )O(CF23 −、CF2 CF(CF3 )OCF
2 CF(CF3 )O(CF22 −、−(CF2 CF2
O)2 −(CF23 −、−CF2 CF(CF3 )CF
2 CF2 CF(CF3 )CF2 −などが挙げられる。式
(2)で表される単位は、1種のみ含まれていてもよ
く、2種以上含まれていてもよい。
【0012】式(2)におけるYは、カルボン酸基又は
カルボン酸誘導体基である。具体的には−COOA(A
は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3
のフルオロアルキル基、アルカリ金属、アンモニウム、
又は置換アンモニウム)又は−COB(Bはフッ素原子
又は塩素原子)が例示される。Yとして好ましいもの
は、−COOCH3 である。本発明では、含フッ素重合
体が上記Yで表される基を有するため、後述の方法によ
り架橋含フッ素重合体を製造できる。
【0013】本発明の方法における含フッ素重合体は式
(1)で表される単位70〜99.9モル%、式(2)
で表される単位を0.1〜20モル%の割合で含有す
る。式(2)で表される単位が少なすぎると後述の方法
により処理しても架橋含フッ素重合体を得にくい。ま
た、多すぎると含フッ素重合体の融点が低下し、高温で
の機械特性が劣る、などの欠点が生じる。
【0014】また、本発明の方法における含フッ素重合
体は、上述の式(1)で表される単位及び式(2)で表
される単位のみから構成されるものであってもよいし、
式(3)−(CF2 −CFZ)−[ただしZは1価のフ
ッ素置換有機基である]で表される単位であってかつ式
(2)で表される単位以外の単位(以下、単に「式
(3)で表される単位」という)を含むものであっても
よい。
【0015】式(3)で表される単位は、溶融成形性の
向上、紫外線照射後の架橋含フッ素重合体の耐衝撃性、
強靭性などの物性向上などに寄与する。ただし、式
(3)で表される単位を過剰に含むと弾性率が低くな
る。したがって、この物性付与のために式(3)で表さ
れる単位を存在させる場合は、好ましくは0.1〜10
モル%、特に好ましくは0.1〜5モル%存在させる。
この場合、式(3)で表される単位を、1種のみ存在さ
せてもよく、2種以上存在させてもよい。
【0016】なお、含フッ素重合体が式(1)で表され
る単位と式(2)で表される単位とのみから構成される
ものである場合には、含フッ素重合体は式(1)で表さ
れる単位を80〜99.9モル%、式(2)で表される
単位を0.1〜20モル%の割合で含有するものが好ま
しい。
【0017】式(3)におけるZは、パーフルオロアル
キル基又はパーフルオロアルコキシ基であることが耐熱
性、耐薬品性などの面で好ましい。特に、含フッ素重合
体及び架橋含フッ素重合体の物性の点から、Zは炭素数
1〜10のものが好ましい。
【0018】また、この含フッ素重合体は、式(1’)
CF2 =CFX[Xは前述と同じ]で表される単量体
(以下、単量体(1’)という)、式(2’)CF2
CFORf Y[Rf 、Yは前述と同じ]で表される単量
体(以下、単量体(2’)という)及び必要により式
(3’)CF2 =CFZ[Zは前述と同じ]で表される
単量体であって単量体(2’)以外の単量体(以下、単
量体(3’)という)を重合開始源の存在下に共重合す
ることによって得られる。重合開始源としては、電離性
放射線や、有機パーオキシド系重合開始剤、酸化還元系
重合開始剤などの重合開始剤などが採用される。
【0019】ここで重合開始剤としてはラジカル重合開
始剤が好ましく、例えばビス(フルオロアシル)パーオ
キシド類、ビス(クロロフルオロアシル)パーオキシド
類、ジアルキルパーオキシジカーボネート類、ジアシル
パーオキシド類、パーオキシエステル類、過硫酸塩類な
どが挙げられる。
【0020】重合媒体としては、溶液重合では、ヒドロ
クロロフルオロカーボン類、ヒドロフルオロカーボン
類、パーフルオロカーボン類、t−ブタノール、などが
挙げられ、懸濁重合、乳化重合では水又は水と溶媒との
混合媒体が用いられる。重合温度は0〜100℃、重合
圧力は0.5〜30kg/cm2 Gの範囲から選択でき
る。
【0021】重合反応は、例えば撹拌機付きオートクレ
ーブに重合媒体と単量体(2’)、及び必要により単量
体(3’)、分子量調節剤をまず仕込み、必要量の単量
体(1’)を圧入し、重合開始剤を加えて重合を開始す
る。重合の進行とともに圧力が低下するので、圧力の低
下を補うように単量体(1’)を追加圧入し、目的量の
重合体が生成するまで重合を続ける。重合終了後は未反
応モノマーを放出後、重合体を洗浄、乾燥する。
【0022】得られた重合体は、重合体の融点以上の温
度に加熱することにより溶融成形できる。なお、含フッ
素重合体の融点は約300℃である。含フッ素重合体を
成形し、続いて成形体に紫外線を照射することにより架
橋剤の添加なしに重合体を架橋でき、弾性率が高く、融
点以上でも流動しない架橋含フッ素重合体の成形体が得
られる。成形における含フッ素重合体の溶融成形温度
は、340〜400℃の範囲が選定される。被覆基材に
架橋前の粉末状の重合体を粉体塗装した後、塗装面に紫
外線を照射する方法なども可能である。
【0023】本発明において、架橋前の含フッ素重合体
はメルトフローレートが0.01〜100のものが好ま
しい。メルトフローレートとは含フッ素重合体の融点以
上の温度で測定される押出速度(g/分)である。メル
トフローレートが極めて小さい、すなわち超高分子量の
ものは成形性が極めて低下し、成形材料として適さなく
なり、また、メルトフローレートが極めて大きい、すな
わち、低分子量のものは機械的強度が著しく低下し好ま
しくない。
【0024】含フッ素重合体の融点はセイコー電子製分
析機(DSC)を用いて測定した。含フッ素重合体の融
点は約300℃であり、紫外線照射によって融点はわず
かに数℃上昇するだけである。
【0025】本発明は、上述の含フッ素重合体に紫外線
を照射することが重要である。紫外線照射処理を行うこ
とにより架橋含フッ素重合体が得られる。紫外線照射は
所望の形状に成形した後に行う。
【0026】紫外線の波長は200〜450nmである
ことが好ましいが、この範囲以外の波長を含んでもよ
い。短波長すぎると含フッ素重合体の低分子量化が激し
くなる。より好ましくは300nm以上である。また、
波長が長波長すぎると架橋反応は遅くなり、また含フッ
素重合体の発熱が激しく、成形体の形状を保つことが困
難である。
【0027】紫外線照射時における含フッ素重合体の温
度は、室温から含フッ素重合体の融点までの範囲であ
る。温度が低いと架橋反応が遅いため、100℃以上か
つ含フッ素重合体の融点以下で行うことが好ましい。融
点以上では成形体の形状維持が困難になる。紫外線照射
に要する時間は成形体の形状(特に厚さ)や照射時の温
度などに大きく左右されるが1〜60分間が好ましく、
例えば100μm厚のフィルムを200℃で処理する場
合には、約5分間である。また、紫外線照射は窒素ガス
などの不活性ガス中で行ってもよいし、空気中で行って
もよい。作業性の面から空気中で行うことが好ましい。
【0028】
【実施例】含フッ素重合体のメルトフローレート、融
点、組成を以下の方法により測定した。 [メルトフローレート]メルトインデクサーを用い、含
フッ素重合体を内径9.5mmのシリンダに入れ、38
0℃で5分間保持した後、その温度で5kgのピストン
荷重下に内径2.1mm、長さ8.0mmのオリフィス
を通して押出し、このときの押出速度(g/分)をメル
トフローレートとした。 [融点]セイコー電子製分析機(DSC)を用い、試料
10mgをアルミニウムパンに入れ、室温より毎分10
℃で昇温し、融解吸熱ピーク温度を融点とした。
【0029】[組成]含フッ素重合体の約30μm厚の
成形フィルムの赤外吸収スペクトルを測定し以下のよう
に求めた。(CF2 =CFO(CF23 COOCH3
に基づく重合単位)/(テトラフルオロエチレン(以
下、TFEという)に基づく重合単位)は2370cm
-1における吸収量の値に対する1800cm-1における
吸収量に1.28を掛けた値との比(重量比)をモル比
に換算し、(パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)
に基づく重合単位)/(TFEに基づく重合単位)につ
いては2370cm-1における吸収量の値に対する98
5cm-1における吸収量に0.95を掛けた値との比
(重量比)をモル比に換算して求めた。
【0030】[例1(実施例)]1リットルの重合槽に
水を470g、パーフルオロヘキサンを290g、メタ
ノールを19g、CF2 =CFO(CF23 COOC
3 を10.5g、パーフルオロ(プロピルビニルエー
テル)を23g仕込み、槽内の温度を50℃とした後に
TFEを仕込んで槽内の圧力を13kg/cm2 Gとし
た。重合開始剤としてビス(パーフルオロブチリル)パ
ーオキシドの0.25%パーフルオロヘキサン溶液を添
加して重合を開始させた。圧力が一定になるようにTF
Eを仕込んだ。重合開始剤溶液は、重合速度が重合中ほ
ぼ一定になるように連続的に仕込み、合計6.5cc仕
込んだ。重合開始5時間後、後仕込みのTFEの合計が
120gになった時点で重合を終了した後、得られたス
ラリーを分離、乾燥し123gの白色の重合体を得た。
【0031】得られた重合体は、(CF2 =CFO(C
23 COOCH3 に基づく重合単位)/(パーフル
オロ(プロピルビニルエーテル)に基づく重合単位)/
(TFEに基づく重合単位)=0.4/1.1/98.
5(モル%)の割合の組成で、メルトフローレートは
2.5g/分で、融点は300℃であった。
【0032】この重合体を340℃に加熱した圧縮プレ
スで100μm厚のフィルムに成形した。フィルムの2
00℃における弾性率は0.5×109 dyn/cm2
であった。次に、このフィルムに波長が230〜450
nmの紫外線を200℃の雰囲気下で5分間照射した。
照射後の200℃における弾性率は1.1×109 dy
n/cm2 であり、紫外線照射後のメルトフローレート
は0g/分であった。なお、照射後のフィルムの融点は
310℃以下であった。
【0033】[例2(比較例)]CF2 =CFO(CF
23 COOCH3 を用いず、パーフルオロ(プロピル
ビニルエーテル)を35g仕込んだ以外は例1と同様に
して重合を行った。得られた重合体は、(パーフルオロ
(プロピルビニルエーテル)に基づく重合単位)/(T
FEに基づく重合単位)=1.3/98.7(モル%)
の割合の組成で、メルトフローレートは2.1g/分で
あり、100μm厚のフィルムの200℃における弾性
率は0.7×109 dyn/cm2 であり、融点は30
9℃であった。例1と同様に紫外線を照射したが、メル
トフローレート、弾性率、融点に変化はなかった。
【0034】
【発明の効果】本発明の方法により、弾性率が高く、融
点以上の温度に加熱しても流動しない架橋された含フッ
素共重合体の成形体を簡便に得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C08F 214/26 216:14)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(1)−(CF2 −CFX)−[ただし
    Xはフッ素原子又は塩素原子である]で表される単位が
    70〜99.9モル%、式(2)−(CF2 −CFOR
    f Y)−[ただしRf は2価のフッ素置換有機基、Yは
    カルボン酸基又はカルボン酸誘導体基である]で表され
    る単位が0.1〜20モル%、及び式(3)−(CF2
    −CFZ)−[ただしZは1価のフッ素置換有機基であ
    る]で表される単位[ただし、式(2)で表される単位
    を除く]が0又は10モル%以下の割合である含フッ素
    重合体を成形し、その成形体に紫外線を照射して得られ
    る架橋含フッ素重合体の成形体。
  2. 【請求項2】100℃以上かつ含フッ素重合体の融点以
    下の温度で、1〜60分間紫外線を照射して得られる請
    求項1記載の架橋含フッ素重合体の成形体。
  3. 【請求項3】波長が200〜450nmの紫外線を照射
    して得られる請求項1又は2記載の架橋含フッ素重合体
    の成形体。
  4. 【請求項4】式(1)−(CF2 −CFX)−[ただし
    Xはフッ素原子又は塩素原子である]で表される単位が
    70〜99.9モル%、式(2)−(CF2 −CFOR
    f Y)−[ただしRf は2価のフッ素置換有機基、Yは
    カルボン酸基又はカルボン酸誘導体基である]で表され
    る単位が0.1〜20モル%、及び式(3)−(CF2
    −CFZ)−[ただしZは1価のフッ素置換有機基であ
    る]で表される単位[ただし、式(2)で表される単位
    を除く]が0又は10モル%以下の割合である含フッ素
    重合体を成形し、その成形体に紫外線を照射することを
    特徴とする架橋含フッ素重合体の成形体の製造方法。
  5. 【請求項5】100℃以上かつ含フッ素重合体の融点以
    下の温度で、1〜60分間紫外線を照射する請求項4記
    載の製造方法。
  6. 【請求項6】波長が200〜450nmの紫外線を照射
    する請求項4又は5記載の製造方法。
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