JPH11302373A - 熱可塑性ポリヒドロキシポリエーテル樹脂及びそれから成形した絶縁性フィルム - Google Patents

熱可塑性ポリヒドロキシポリエーテル樹脂及びそれから成形した絶縁性フィルム

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JPH11302373A
JPH11302373A JP12948398A JP12948398A JPH11302373A JP H11302373 A JPH11302373 A JP H11302373A JP 12948398 A JP12948398 A JP 12948398A JP 12948398 A JP12948398 A JP 12948398A JP H11302373 A JPH11302373 A JP H11302373A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸水性が小さく、密着性があり、ガラス転移点
が150℃を越え、かつ高温度に於ける銅箔剥離強度保
持率の高い、熱可塑性ポリヒドロキシポリエーテル樹脂
及び耐熱性絶縁フィルムを提供する。 【解決手段】フルオレン骨格及びハイドロキノン骨格を
必須構成成分として、フルオレン骨格成分を8モル%以
上含有し、かつフルオレン骨格及びハイドロキノン骨格
構成成分が70モル%以上である、式化1で表される分
子量が10 ,000から200,000の熱可塑性ポリ
ヒドロキシポリエーテル樹脂及びそれから成形される耐
熱性絶縁フィルム。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気用積層板、磁
気テープバインダー、絶縁ワニス、自己融着エナメル電
線ワニス等の電気・電子分野及び接着剤、絶縁塗料及び
フィルム等として用いられる耐熱性、耐水性及び密着性
に優れた熱可塑性ポリヒドロキシポリエーテル樹脂及び
それから成形した絶縁性フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より熱可塑性ポリヒドロキシポリエ
ーテル樹脂はフェノキシ樹脂として知られており、可撓
性、耐衝撃性、密着性、機械的性質等が優れることか
ら、電子分野では、磁気テープバインダーやモーター等
の電気機械の絶縁ワニスや接着フィルム等の広範囲の用
途で使用されてきた。しかしながら、従来の熱可塑性ポ
リヒドロキシポリエーテル樹脂は、耐熱性に劣り、さら
に高温・高湿といった環境においては急激に物性が低下
する、特に密着性が低下するという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は耐熱性、耐水
性及び密着性に優れた熱可塑性ポリヒドロキシポリエー
テル樹脂及び該樹脂から成形される絶縁性フィルムを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明は、熱可塑性ポリヒ
ドロキシポリエーテル樹脂中にフルオレン骨格とハイド
ロキノン骨格を導入することにより、耐熱性、耐水性に
優れ、かつ高温域で密着性の保持率の高い熱可塑性ポリ
ヒドロキシポリエーテル樹脂を得るものである。
【0005】すなわち、請求項1の発明は、下記式化1
で表され 、 分子量範囲が10,000〜200,00
0(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)で測定した標準ポリスチレン換算による重量平均分
子量である。以下、分子量というのはこの測定法による
重量平均分子量をいう)の熱可塑性ポリヒドロキシポリ
エーテル樹脂である。
【0006】
【化1】
【0007】式化1中、Xは式化2、式化3及び式化4
で表されるものであり、Xが式化2である割合が全Xの
Aモル%、Xが式化3である割合が全XのBモル%、X
が式化4である割合が全XのCモル%とするとき、 B≧8 100≧A+B≧70 0≦C<30 A+B+C=100 であり、Zは水素原子または式化5のいずれかであり、
nは21以上の値である。
【0008】
【化2】
【0009】式化2中、R1、R2、R3、R4は水素原
子、炭素数1〜5のアルキル基、またはハロゲン原子か
ら選ばれるものであり、同一であってもよいし、異なっ
ていてもよい。
【0010】
【化3】
【0011】
【化4】
【0012】式化4中、R1、R2は水素原子、炭素数1
〜5のアルキル基、またはハロゲン原子から選ばれるも
のであり、Yは−SO2−、−CH2−、−C(CH32
−、または−O−のいずれかであり、mは0または1の
値である。R1、R2は同一であってもよいし、異なって
いてもよい。
【0013】
【化5】
【0014】請求項2の発明は、上記式化1で表され
、 分子量範囲が10,000〜200,000の熱可
塑性ポリヒドロキシポリエーテル樹脂から成形された絶
縁性フィルムである。
【0015】熱可塑性ポリヒドロキシポリエーテル樹脂
において、分子量が10,000未満では、溶融粘性が
小さく自己造膜性を示さない。また分子量が200,0
00を超えると、溶剤で溶解しても、一般に工業的に利
用されている溶媒濃度である70重量%から40重量%
の濃度では、溶液粘度が高過ぎ、このために製膜使用可
能な溶液粘度にするために溶剤を多量に加えなければな
らず、プロセス経済上好ましくない。また、地球環境に
対してもVOC(揮発性有機化合物)を可能なかぎり低
減する方向にある現状では好ましいとは言い難い。こう
したことから、分子量は好ましくは15,000〜10
0,000、より好ましくは20,000〜65,00
0である。
【0016】本発明の熱可塑性ポリヒドロキシポリエー
テル樹脂には、難燃性付与のためにハロゲンを導入して
も良い。ハロゲン導入により難燃性を付与する場合、ハ
ロゲン含有量が5重量%未満では十分な難燃性を付与で
きない。難燃性を付与するにはハロゲンを5重量%以上
含有させればよいが、40重量%以上含有させても更な
る難燃性の向上は認められないことから、実用上、ハロ
ゲン含有量を5重量%から40重量%の範囲でハロゲン
を導入するのが好ましい。本発明において、ハロゲン元
素の種類はいずれのものでもよいが、商業生産の観点か
らは市販されている臭素化合物、塩素化合物、フッ素化
合物の中から上記ハロゲン含有量の範囲のものを利用す
ることになる。
【0017】ポリヒドロキシポリエーテル樹脂の製造に
は、二価フェノール類とエピクロルヒドリンの直接反応
による方法、二価フェノール類のジグリシジルエーテル
と二価フェノール類の付加重合反応による方法が知られ
ているが、本発明に用いられるポリヒドロキシポリエー
テル樹脂はいずれの方法によるものであっても良い。
【0018】二価フェノール類とエピクロルヒドリンと
を直接反応させる場合を例にとり説明する。二価フェノ
ール類として、9,9’−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレン、及び下記の一般式化6で表される、例
えば、ハイドロキノン、2,5−ジ−t−ブチルハイド
ロキノン等が挙げられるが、特にこれらに限定されるわ
けではない。また、下記の一般式化7で表される、例え
ば、ビスフェノールA、ビスフェノールF、臭素化ビス
フェノールA、4,4’−ビスヒドロキシビフェニル等
が挙げられるが、特にこれらに限定されるわけではな
い。これら二価フェノール類は、単独で使用しても良い
し、2種類以上を併用しても良い。この際、9,9’−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレンは、使用す
る全二価フェノールの8モル%以上含まれていることが
必要である。即ち、8モル%未満では耐熱性の付与に関
与するフルオレン骨格の導入効果が十分でなく、耐熱性
が得られない。また、9,9’−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)フルオレンとハイドロキノン類の使用合計量
は、使用する全二価フェノールの70モル%以上含まれ
ていることが必須である。70モル%未満では、耐熱性
の付与に関与するフルオレン骨格およびハイドロキノン
骨格の導入効果が十分でなく、耐熱性が得られない。ま
た、下記の式化7で表される二価フェノール類は、使用
する全二価フェノールの0モル%以上30モル%未満の
範囲で含有する。
【0019】
【化6】
【0020】式化6中、R1、R2、R3、R4は水素原
子、炭素数1〜5のアルキル基、またはハロゲン原子か
ら選ばれるものであり、同一であってもよいし、異なっ
ていてもよい。
【0021】
【化7】
【0022】式化7中、R1、R2は水素原子、炭素数1
〜5のアルキル基、またはハロゲン原子から選ばれるも
のであり、Yは−SO2−、−CH2−、−C(CH32
−、または−O−のいずれかであり、mは0または1の
値である。R1、R2は同一であってもよいし、異なって
いてもよい。
【0023】二価フェノール類1モルとエピクロルヒド
リン0.985〜1.015モル、好ましくは0.99
〜1.012モル、より好ましくは0.995〜1.0
1モルとをアルカリ金属水酸化物存在下、非反応性溶媒
中でエピクロルヒドリンを2価フェノールと反応させ、
分子量が10,000以上になるように縮合反応させる
ことによりポリヒドロキシポリエーテル樹脂を得ること
ができる。
【0024】非反応性溶媒としては、例えばトルエン、
キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、ジオキサン、メチルセロソルブメチルエーテル、エ
チルセロソルブエチルエーテル、シクロヘキサノン等が
挙げられるが、特にこれらに限定されるわけではなく、
これらの溶剤は単独でも良いし、2種類以上を併用して
も良い。また、反応温度は40℃〜150℃が好まし
く、特に好ましくは60℃〜120℃である。反応圧力
は通常、常圧である。また、反応熱の除去が必要な場合
は、通常、反応熱による使用溶剤のフラッシュ蒸発・凝
縮還流法、間接冷却法、またはこれらの併用により行わ
れる。
【0025】二価フェノール類のジグリシジルエーテル
と二価フェノール類の付加重合反応による製法の場合、
下記の一般式化8で表される二価フェノール類のジグリ
シジルエーテル、下記の式化9で表される二価フェノー
ル類のジグリシジルエーテル、或いは下記の式化10で
表される二価フェノール類のジグリシジルエーテル類を
アミン系、イミダゾール系、トリフェニルフォスフォニ
ウム、フォスフォニウム塩系等公知の触媒存在下に、
9,9’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレ
ン、一般式化6、一般式化7で表される二価フェノール
類とを、0.9:1〜1.1:1、好ましくは0.9
5:1〜1.05:1、最も好ましくは0.98:1〜
1.02:1のフェノール性ヒドロキシル:エポキシ比
を与える量で反応させることにより製造される。
【0026】この際、9,9’−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)フルオレン及び式化9で表される二価フェノ
ール類のジグリシジルエーテル中のフルオレン成分の割
合は、使用する二価フェノール類及び二価フェノール類
のジグリシジルエーテル中の全フェノール成分に対して
8モル%以上含有されていることが必要である。8モル
%未満ではフルオレン骨格の導入効果が十分でなく、耐
熱性のあるフィルムを得ることが極めて困難である。ま
た、式化7で表される二価フェノール類及び式化10で
表される二価フェノール類のジグリシジルエーテル中の
二価フェノール成分の割合は、使用する二価フェノール
類及び二価フェノール類のジグリシジルエーテル中の全
二価フェノール成分に対して0モル%以上30モル%未
満であることが必要である。即ち、式化6と下記の式化
11で表される二価フェノール類及び式化8と式化9で
表される二価フェノール類のジグリシジルエーテル中の
二価フェノールの割合は、使用する二価フェノール類及
び二価フェノール類のジグリシジルエーテル中の全二価
フェノール成分に対して70モル%以上100モル%以
下であることが必要である。この値が70モル%未満で
はフルオレン骨格およびハイドロキノン骨格の導入効果
が十分でなく、耐熱性を得ることが極めて困難である。
反応温度は60℃〜200℃が好ましく、特に好ましく
は90℃〜180℃である。反応圧力は通常、常圧であ
り、反応熱の除去が必要な場合は、使用する溶剤のフラ
ッシュ蒸発・凝縮還流法、間接冷却法、またはこれらの
併用法により行われる。
【0027】
【化8】
【0028】式8中R1、R2、R3、R4は水素原子、炭
素数1〜5のアルキル基、またはハロゲン原子から選ば
れるものであり、lは0より大きい値である。R1
2、R3、R4は同一であってもよいし、異なっていて
もよい。
【0029】
【化9】
【0030】式9中lは0より大きい値である。
【0031】
【化10】
【0032】式10中R1、R2は水素原子、炭素数1〜
5のアルキル基、またはハロゲン原子のいずれかであ
り、Yは−SO2−、−CH2−、−C(CH32−、ま
たは−O−のいずれかであり、mは0または1の値であ
り、lは0より大きい値である。R1、R2は同一であっ
てもよいし、異なっていてもよい。
【0033】
【化11】
【0034】この様にして合成された熱可塑性ポリヒド
ロキシポリエーテル樹脂は耐熱性、可撓性のある物質で
あり、単独で用いることもできるが、エポキシ樹脂、メ
ラニン樹脂、イソシアネート樹脂、フェノール樹脂等を
含有せしめることができる。また、耐熱性、難燃性の付
与、低線膨張率化等のために、シリカ、炭酸カルシウ
ム、タルク、水酸化アルミニウム、アルミナ、マイカ等
を、また、接着力改善の為にエポキシシランカップリン
グ剤や、ゴム成分等を熱可塑性ポリヒドロキシポリエー
テル樹脂の物性を落とさない程度に加えても良い。
【0035】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を具体的に説明
する。以下の実施例及び比較例に於いて、「部」は「重
量部」を示す。
【0036】
【実施例1】ハイドロキノン骨格を有するエポキシ樹
脂、具体的にはYDC−1312(東都化成製、エポキ
シ当量175.6g/eq、融点141℃)を201.
2部、9,9’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フル
オレン(アドケムコ製、水酸基当量175.2g/e
q)を198.8部、シクロヘキサノンを171.4
部、触媒として2エチル4メチルイミダゾール(四国化
成製、以後2E4MZと略す)0.16部を、撹拌装
置、温度計、冷却管、窒素ガス導入装置を備えた4つ口
のガラス製セパラブルフラスコに仕込み、常圧で、反応
温度を160℃〜170℃に保ち10時間撹拌した後、
シクロヘキサノン128.6部、メチルエチルケトン3
00.0部を加えて、エポキシ当量30,800g/e
q、固形分濃度40.0%(以後NV.と略す)、溶液
粘度2,800cps/25℃、重量平均分子量47,
000のポリヒドロキシポリエーテル樹脂のシクロヘキ
サノン・メチルエチルケトン混合ワニスを993部得
た。この樹脂を合成樹脂ワニスIとした。
【0037】合成樹脂ワニスIを離型フィルム(PE
T)へ溶剤乾燥後の樹脂厚みが60μmになるようにロ
ーラーコーターにて塗布し、130℃〜150℃、5分
〜15分間溶剤乾燥を行って絶縁性フィルムを得た。ま
た、標準試験板(PM−3118M、日本テストパネル
工業製)に絶縁性フィルムと35μm銅箔を重ねて、ド
ライラミネーターにより160℃でラミネートして、銅
箔剥離強さ測定用試験板を得た。
【0038】試験方法は次の通りである。 銅箔剥離強さ:25℃と150℃の雰囲気下で測定を行
った。 ガラス転移温度:ラミネートせずに絶縁性フィルムのま
までTMA測定を行った。 吸水率:ラミネートせずに絶縁性フィルムのまま、85
℃、100%×100時間での吸水率の測定を行った。
【0039】得られた絶縁性フィルムのガラス転移点は
173℃、吸水率は1.4%で、銅箔剥離強さは25℃
においては、2.1kgf/cm、150℃では、2.
1kgf/cmであった。この実施例ではフルオレン骨
格を49.7モル%、及びハイドロキノン骨格を50.
3モル%含有するもので、従来のポリヒドロキシポリエ
ーテル樹脂に比較し、ガラス転移点が高く、同時に吸水
率が小さくなっている。ガラス転移点が高温側に移行し
たことにより、高温度における銅箔剥離強さの低下が小
さいのが特徴である。即ち、室温近辺の25℃と150
℃の高温度下における銅箔剥離強さが、同じ値で耐熱性
が高いことを示している。
【0040】
【実施例2】ハイドロキノン骨格を有するエポキシ樹
脂、具体的にはYDC−1312(前述)を81.8
部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、具体的にはYD
−128(東都化成製、エポキシ当量186.5g/e
q)を120.0部、9,9’−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)フルオレン(前述)を198.2部、シクロ
ヘキサノンを171.7部、触媒として2E4MZ0.
16部を、撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入装
置を備えた4つ口のガラス製セパラブルフラスコに仕込
み、大気圧下で、反応温度を160℃〜170℃に保ち
10時間撹拌した後、シクロヘキサノン128.6部、
メチルエチルケトン300.0部を加えて、フェノール
性ヒドロキシ当量16,100g/eq、NV.40.
0%、溶液粘度3,300cps/25℃、重量平均分
子量40,800のポリヒドロキシポリエーテル樹脂の
シクロヘキサノン・メチルエチルケトン混合ワニスを9
91部得た。この樹脂を合成樹脂ワニスIIとした。合
成樹脂ワニスIIを使用した以外は実施例1と全く同様
に絶縁性フィルム及び銅箔剥離強さ測定用試験板を得
た。
【0041】得られた絶縁性フィルムのガラス転移点は
175℃、銅箔剥離強さは、25℃では、2.1kgf
/cm、150℃では、1.9kgf/cmで、耐熱性
が高いことと併せて、高温側での銅箔剥離強さの保持力
が高いことを示している。
【0042】
【実施例3】ハイドロキノン骨格を有するエポキシ樹
脂、具体的にはYDC−1312(前述)を246.8
部、9,9’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオ
レン(前述)を203.4部、テトラブロムビスフェノ
ールA(デットシブロミド製、水酸基当量272.0g
/eq、臭素含有量58.5%)を49.8部、メチル
イソブチルケトンを214.3部、触媒としてトリフェ
ニルフォスフィン(北興化学製)0.30部を、撹拌装
置、温度計、冷却管、窒素ガス導入装置を備えた4つ口
のガラス製セパラブルフラスコに仕込み、大気圧下で、
反応温度を115℃〜125℃に保ち10時間撹拌した
後、メチルイソブチルケトン285.7部を加え、エポ
キシ当量8,100g/eq、NV.50.0%、溶液
粘度3,310cps/25℃、重量平均分子量20,
100のポリヒドロキシポリエーテル樹脂のメチルイソ
ブチルケトンワニスを990部得た。この樹脂を合成樹
脂ワニスIIIとした。合成樹脂ワニスIIIを使用し
た以外は実施例1と全く同様に絶縁性フィルム及び銅箔
剥離強さ測定用試験板を得た。
【0043】得られた絶縁性フィルムのガラス転移点は
169℃、銅箔剥離強さは、25℃では、2.0kgf
/cm、150℃では、1.9kgf/cmで、耐熱性
が高いことと併せて、高温側での銅箔剥離強さの保持力
が高いことを示している。
【0044】
【実施例4】ハイドロキノン(中央写真薬品製、水酸基
当量55.0g/eq)を65.1部、9,9’−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン(前述)を2
3.1部、エピクロルヒドリンを61.4部、トルエン
を187.5部、触媒として48.4%水酸化ナトリウ
ム水溶液60.0部を、撹拌装置、温度計、冷却管、窒
素ガス導入装置を備えた4つ口のガラス製セパラブルフ
ラスコに仕込み、常圧で、反応温度を70℃〜75℃に
保ち11時間撹拌した後、n−ブチルアルコールを9
3.0部、シュウ酸を4.1部、純水を35.7部を加
え中和分液し、トルエンを312.0部、n−ブチルア
ルコールを156.0部加えた後、純水を117.0部
加えて2回水洗分液した。その後還流脱水、溶媒回収し
て、エポキシ当量33,500g/eq、NV.40.
0%、溶液粘度3,400cps/25℃、重量平均分
子量49,500のポリヒドロキシポリエーテル樹脂の
トルエン・n−ブチルアルコール混合ワニスを320部
得た。この樹脂を合成樹脂ワニスIVとした。合成樹脂
ワニスIVを使用した以外は実施例1と全く同様に絶縁
性フィルム及び銅箔剥離強さ測定用試験板を得た。
【0045】得られた絶縁性フィルムのガラス転移点は
168℃、銅箔剥離強さは、25℃では、1.9kgf
/cm、150℃では、1.8kgf/cmで、耐熱性
が高いことと併せて、高温側での銅箔剥離強さの保持力
が高いことを示している。
【0046】
【比較例1】ビスフェノールA型エポキシ樹脂具体的に
はYD−128(前述)を226.3部、9,9’−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン(前述)を1
98.6部、メチルイソブチルケトンを182.1部、
触媒としてトリフェニルフォスフィン(前述)0.25
部を、撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入装置を
備えた4つ口のガラス製セパラブルフラスコに仕込み、
大気圧下で、反応温度を115℃〜125℃に保ち10
時間撹拌した後、メチルイソブチルケトン165.5部
を加え、エポキシ当量5,503g/eq、NV.5
5.0%、溶液粘度2,830cps/25℃、重量平
均分子量14,600のポリヒドロキシポリエーテル樹
脂のメチルイソブチルケトンワニスを833部得た。こ
の樹脂を合成樹脂ワニスVとした。合成樹脂ワニスVを
使用した以外は実施例1と全く同様に絶縁フィルム及び
銅箔剥離強さ測定用試験板を得た。この比較例はフルオ
レン骨格のみを導入し、ハイドロキノン骨格を導入しな
いポリヒドロキシポリエーテル樹脂について実施したも
のの例である。得られた絶縁性フィルムのガラス転移点
は、155℃であった。銅箔剥離強さは、25℃では、
2.2kgf/cmであったが、150℃では、0.7
kgf/cmとなり、高温側での銅箔剥離強さの低下が
著しいことを示している。
【0047】
【比較例2】ハイドロキノン骨格を有するエポキシ樹
脂、具体的にはYDC−1312(前述)を67.3
部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、具体的にはYD
−128(前述)を161.4部、9,9’−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)フルオレン(前述)を151.
6部、ハイドロキノン(前述)を19.7部、シクロヘ
キサノンを171.7部、触媒として2E4MZ0.1
6部を、撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入装置
を備えた4つ口のガラス製セパラブルフラスコに仕込
み、反応温度を160℃〜170℃に保ち10時間撹拌
した後、シクロヘキサノン128.6部、メチルエチル
ケトン300.0部を加えて、エポキシ当量15,90
0g/eq、NV.40.0%、溶液粘度2,650c
ps/25℃、重量平均分子量32,000のポリヒド
ロキシポリエーテル樹脂のシクロヘキサノン・メチルエ
チルケトン混合ワニスを990部得た。この樹脂を合成
樹脂ワニスVIとした。合成樹脂ワニスVIを使用した
以外は実施例1と全く同様に絶縁フィルム及び銅箔剥離
強さ測定用試験板を得た。この比較例はフルオレン骨格
及びハイドロキノン骨格以外の骨格が35モル%含有さ
れているポリヒドロキシポリエーテル樹脂について実施
したものの例である。得られた絶縁性フィルムのガラス
転移点は、158℃であった。銅箔剥離強さは、25℃
では、2.1kgf/cmであったが、150℃では、
0.8kgf/cmとなり、高温側での銅箔剥離強さの
低下が著しいことを示している。
【0048】
【比較例3】ビスフェノールAを基本構成成分とするエ
ポキシ樹脂、YP−50SEK35(東都化成製、エポ
キシ当量35,300g/eq、重量平均分子量50,
300、メチルエチルケトンワニス、NV.35%、ポ
リヒドロキシポリエーテル樹脂)を使用した以外は実施
例1と全く同様に絶縁性フィルム及び銅箔剥離強さ測定
用試験板を得た。この比較例は従来の技術に基づいて実
施したものの例である。得られた絶縁性フィルムのガラ
ス転移点は、85℃と低く、これに伴って銅箔剥離強さ
は、25℃では、1.1kgf/cm、が150℃で
は、0.2kgf/cmとなり、高温側での銅箔剥離強
さの低下が著しいことを示している。また、吸水率も、
2.7%と高くなっている。
【0049】
【比較例4】ビスフェノールA及び臭素化ビスフェノー
ルAを基本構成成分とするエポキシ樹脂、YPB−40
AM40(東都化成製、エポキシ当量10,300g/
eq、臭素含有量25.0%、重量平均分子量30,3
00、シクロヘキサノン・メチルエチルケトン混合ワニ
ス、NV.40%、臭素化ポリヒドロキシポリエーテル
樹脂)を使用した以外は実施例1と全く同様に絶縁性フ
ィルム及び銅箔剥離強さ測定用試験板を得た。この比較
例も従来の技術に基づいて実施したものの例である。得
られた絶縁性フィルムのガラス転移点は、106℃と低
く、これに伴って銅箔剥離強さは、25℃では、2.2
kgf/cmであったが、150℃では、0.3kgf
/cmとなり、高温側での銅箔剥離強さの低下が著しい
ことを示している。また、吸水率も、2.4%と高くな
っている。
【0050】以上の実施例及び比較例における絶縁性フ
ィルムの特性値を表1にまとめて示した。フルオレン骨
格及びハイドロキノン骨格の導入効果は、高温時の銅箔
剥離強さに顕著に認められる。実施例の150℃におけ
る銅箔剥離強さは、比較例のそれに比較して、少なくと
も1kgf/cmは大きくなっている。比較例では25
℃における値が150℃において半分以下になっている
のに対して、実施例では、25℃の銅箔剥離強さは、1
50℃においてもほとんど保持されている。また、実施
例のガラス転移点は、比較例のそれに比較して、少なく
とも10℃は高温側に移行している。更に、吸水性が低
くなっていることが認められる。即ち、従来のビスフェ
ノールタイプの樹脂では吸水率は2%台であるに対し
て、実施例では1.7%以下となっている。
【0051】
【表1】
【0052】
【発明の効果】本発明による熱可塑性ポリヒドロキシポ
リエーテル樹脂を用いると、吸水性が小さく、密着性が
あり、かつガラス転移点が165℃を越えるフィルムが
得られる。これは、耐熱性、耐水性に優れた特徴を有
し、高温高湿環境においても物性が実質上低下しない絶
縁性フィルムを提供するものであり、その技術上の意味
は極めて大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた熱可塑性ポリヒドロキシポ
リエーテル樹脂のGPCチャートである。
【図2】実施例1で得られた熱可塑性ポリヒドロキシポ
リエーテル樹脂のIRスペクトル図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式化1で表され、分子量が10 ,000か
    ら200,000の熱可塑性ポリヒドロキシポリエーテ
    ル樹脂。 【化1】 式化1中、Xは式化2、式化3及び式化4で表されるも
    のであり、Xが式化2である割合が全XのAモル%、X
    が式化3である割合が全XのBモル%、Xが式化4であ
    る割合が全XのCモル%とするとき、 B≧8 100≧A+B≧70 0≦C<30 A+B+C=100 であり、Zは水素原子または式化5のいずれかであり、
    nは21以上の値である。 【化2】 式化2中、R1、R2、R3、R4は水素原子、炭素数1〜
    5のアルキル基、ハロゲン原子から選ばれるものであ
    る。 【化3】 【化4】 式化4中、R1、R2は水素原子、炭素数1〜5のアルキ
    ル基、ハロゲン原子から選ばれるものであり、Yは−S
    2−、−CH2−、−C(CH32−、または−O−の
    いずれかであり、mは0または1の値である。 【化5】
  2. 【請求項2】請求項1に記載の熱可塑性ポリヒドロキシ
    ポリエーテル樹脂から成形された絶縁性フィルム。
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