JPH11301930A - ヤーン巻取機のテンション制御装置 - Google Patents

ヤーン巻取機のテンション制御装置

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JPH11301930A
JPH11301930A JP12680598A JP12680598A JPH11301930A JP H11301930 A JPH11301930 A JP H11301930A JP 12680598 A JP12680598 A JP 12680598A JP 12680598 A JP12680598 A JP 12680598A JP H11301930 A JPH11301930 A JP H11301930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
dancer arm
tension
dancer
sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP12680598A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Torii
恒男 鳥居
Hiromi Nishida
弘美 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TORII TEKKOSHO KK
Torii Winding Machine Co Ltd
Original Assignee
TORII TEKKOSHO KK
Torii Winding Machine Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by TORII TEKKOSHO KK, Torii Winding Machine Co Ltd filed Critical TORII TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のヤーンをスピンドルに導き、巻き取る
とき、いずれかのヤーンが不慮に切れても、他のヤーン
に過度のテンションが加えられず、他のヤーンが支障な
く巻き取られるようにする。 【解決手段】 いずれかのダンサアーム1が設定位置ま
で下降したとき、センサ12によってそれが検出され、
センサの検出信号にもとづき、アクチュエータ17が設
定位置まで下降したダンサアームに作用し、ダンサアー
ムは巻取位置に上昇する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヤーン巻取機のテン
ション制御装置に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】ヤーン巻取機のテンション制
御装置として実公昭51−36033号公報に記載され
ている構成のものが使用されている。同公報の装置で
は、巻取モータによってスピンドルを回転駆動し、複数
のヤーンをスピンドルに導き、巻き取る形式のヤーン巻
取機において、複数のダンサアームによって各ヤーンが
案内され、各ヤーンのテンションの増大および減少にと
もない、各ダンサアームがシャフトのまわりを揺動し、
上昇および下降する。さらに、テンションバーが各ダン
サアームにその上方から係合し、各ダンサアームが巻取
位置に保持される。さらに、制御レバーが各ダンサアー
ムにその下方から係合し、ヤーンのテンションの減少に
よっていずれかのダンサアームが下降したとき、制御レ
バーによってそれが検出され、制御装置によって巻取モ
ータのトルクが制御され、増大する。これによってヤー
ンのテンションが増大し、テンションの増大によってダ
ンサアームが引き上げられ、ダンサアームは巻取位置に
上昇し、復帰する。さらに、制御レバーによってそれが
検出され、巻取モータのトルクがもとの値に減少し、ヤ
ーンのテンションももとの値に減少する。この結果、各
ヤーンの張力を的確に制御することができる。
【0003】ところで、上記公報の装置において、いず
れかのヤーンが不慮に切れると、それによってヤーンの
テンションが除去され、そのダンサアームが下降する。
さらに、制御レバーによってそれが検出され、巻取モー
タのトルクが増大する。この場合、ダンサアームの下降
後、巻取モータのトルクが増大しても、切れたヤーンの
テンションは除去されたままであり、そのダンサローラ
は上昇しない。したがって、巻取モータのトルクも上昇
したままであり、これにともない、他のヤーンに過度の
テンションが加えられ、これによって他のヤーンも切れ
てしまうという問題があった。
【0004】
【発明の目的】この発明は、上記公報の装置の問題を解
決し、複数のヤーンをスピンドルに導き、巻き取ると
き、いずれかのヤーンが不慮に切れても、他のヤーンに
過度のテンションが加えられず、他のヤーンが支障なく
巻き取られるようにすることを目的としてなされたもの
である。
【0005】
【発明の構成】この発明によれば、複数のダンサローラ
によって各ヤーンが案内され、各ヤーンのテンションの
増大および減少によって各ダンサローラが上昇および下
降し、テンションバーが各ダンサアームにその上方から
係合し、各ダンサアームが巻取位置に保持される。さら
に、ヤーンのテンションの減少によっていずれかのダン
サアームが下降したとき、適宜の機構によって巻取モー
タのトルクが増大し、ヤーンのテンションが増大する。
さらに、この発明によれば、複数のセンサが複数のアク
チュエータと組み合わされ、センサおよびアクチュエー
タが各ダンサアーム毎に設けられる。そして、いずれか
のダンサアームが設定位置まで下降したとき、センサに
よってそれが検出される。さらに、各アクチュエータが
各センサに接続され、センサの検出信号にもとづき、ア
クチュエータが設定位置まで下降したダンサアームに作
用し、ダンサアームは巻取位置に上昇する。
【0006】
【実施例の説明】以下、この発明の実施例を説明する。
【0007】図1において、これはヤーン巻取機のテン
ション制御装置であり、巻取モータによってスピンドル
を回転駆動し、複数のヤーンをスピンドルに導き、巻き
取る形式のヤーン巻取機において、複数のダンサアーム
1によって各ヤーンが案内されることは実公昭51−3
6033号公報の装置と同様である。この実施例では、
3本のヤーンがスピンドルに導かれ、巻き取られ、3本
のダンサアーム1によってそれが案内される。ダンサア
ーム1はダンサローラ2を有し、ロータ3に固定され、
ロータ3はシャフト4に取り付けられ、回転可能に案内
されており、ヤーンはダンサアーム1のダンサローラ2
を通り、スピンドルに導かれ、巻き取られる。したがっ
て、各ヤーンのテンションの増大および減少にともな
い、各ダンサアーム1がシャフト4のまわりを揺動し、
上昇および下降する。たとえば、特定のヤーンのテンシ
ョンが増大したとき、テンションの増大によってそのダ
ンサアーム1が引き上げられ、ダンサアーム1はシャフ
ト4のまわりを揺動し、上昇する。反対に、特定のヤー
ンのテンションが減少したとき、テンションの減少によ
ってそのダンサアーム1が引き下げられ、ダンサアーム
1はシャフト4のまわりを揺動し、下降する。
【0008】テンションバー5が各ダンサアーム1にそ
の上方から係合していることも同公報の装置と同様であ
る。テンションバー5は支持レバー6に取り付けられ、
固定され、支持レバー6はシャフト2に支持され、揺動
可能に案内されている。さらに、図2に示すように、ス
プリング7が支持レバー6に連結されている。したがっ
て、スプリング7の弾力によって支持レバー6が引き下
げられ、支持レバー6がシャフト4のまわりを揺動し、
テンションバー5が各ダンサアーム1にその上方から係
合し、ダンサアーム1は巻取位置に保持される。各ダン
サアーム1にカウンタウエイト8を取り付けることもで
きる。
【0009】制御レバー9が各ダンサアーム1にその下
方から係合していることも同公報の装置と同様である。
この実施例では、3本の制御レバー9がシャフト4に取
り付けられ、固定され、これがダンサアーム1毎に設け
られており、シャフト4は回転可能に案内されている。
さらに、シャフト4の一端にカウンタウエイト10およ
びセンサ11が設けられ、カウンタウエイト10の重量
によってシャフト4が回転し、各制御レバー9が各ダン
サアーム1にその下方から係合する。センサ11はシャ
フト4の回転位置を検出するためのもので、スピンドル
を回転駆動する巻取モータに接続されている。
【0010】したがって、いずれかのダンサアーム1が
下降すると、そのダンサアームによって制御レバー9が
押し下げられ、シャフト4が各制御レバー9と一体的に
回転し、センサ11によってそれが検出される。したが
って、ヤーンのテンションの減少によっていずれかのダ
ンサアーム1が下降したとき、制御レバー9、シャフト
4およびセンサ11によってそれが検出されるものであ
る。さらに、センサ11の検出信号にもとづき、制御装
置によって巻取モータのトルクが制御され、増大する。
これによってヤーンのテンションが増大し、ダンサアー
ム1は巻取位置に上昇し、復帰する。さらに、ダンサア
ーム1が巻取位置に上昇するとき、制御レバー9および
シャフト4がダンサアーム1に追随し、回転し、センサ
11によってそれが検出され、センサ11の検出信号に
もとづき、制御装置によって巻取モータのトルクが制御
され、そのトルクがもとの値に減少し、ヤーンのテンシ
ョンももとの値に減少する。これも上記公報の装置と同
様である。この結果、各ヤーンのテンションを的確に制
御することができる。
【0011】さらに、複数のセンサ12が複数のアクチ
ュエータと組み合わされ、センサ12およびアクチュエ
ータが各ダンサアーム1毎に設けられている。そして、
いずれかのダンサアーム1が設定位置まで下降したと
き、センサ12によってそれが検出される。この実施例
では、センサ12として近接センサが使用され、これが
シャフト4の下方に配置されており、ダンサアーム1の
ロータ3において、各ダンサアーム1がU字状に湾曲
し、その湾曲部分13がダンサローラ2の反対側に突出
し、湾曲端14は湾曲部分13から曲げ返され、ロータ
3を越え、下方に湾曲している。さらに、一対のストッ
パ15,16がダンサアーム1の上方および下方に設け
られ、ストッパ15,16によってダンサアーム1の上
限位置および下限位置が設定されており、各ダンサアー
ム1が上限位置まで上昇したとき、それがストッパ15
に係合し、停止し、各ダンサアーム1が下限位置まで下
降したとき、ダンサアーム1はストッパ16に係合し、
停止する。そして、いずれかのダンサアーム1が下限位
置まで下降し、停止したとき、その湾曲端14がセンサ
12に近接し、センサ12によってそれが検出される。
【0012】さらに、各アクチュエータが各センサ12
に接続されており、センサ12の検出信号にもとづき、
アクチュエータが設定位置まで下降したダンサアーム1
に作用し、ダンサアーム1は巻取位置に上昇する。アク
チュエータはシリンダ17からなり、プッシャ18を有
し、ダンサアーム1の上方に配置され、その湾曲部分1
3に対向する。したがって、センサ12の検出信号にも
とづき、シリンダ17によってプッシャ18が押し下げ
られ、プッシャ18がダンサアーム1の湾曲部分13に
押し付けられる。これによってダンサアーム1が操作さ
れ、そのダンサアーム1がシャフト4のまわりを揺動
し、巻取位置に上昇するものである。
【0013】したがって、この装置において、いずれか
のヤーンが不慮に切れると、それによってヤーンのテン
ションが除去され、そのダンサアーム1が下降する。し
たがって、制御レバー9、シャフト4およびセンサ11
によってそれが検出され、制御装置によって巻取モータ
のトルクが制御され、増大するが、そのダンサアーム1
が下限位置まで下降し、ストッパ16に係合し、停止す
ると、センサ12によってそれが検出される。さらに、
センサ12の検出信号にもとづき、シリンダ17が設定
位置まで下降したダンサアーム1に作用し、ダンサアー
ム1は巻取位置に上昇する。したがって、制御レバー
9、シャフト4およびセンサ11によってそれが検出さ
れ、制御装置によって巻取モータのトルクが制御され、
そのトルクがもとの値に減少し、ヤーンのテンションも
もとの値に減少する。
【0014】したがって、この装置の場合、いずれかの
ヤーンが不慮に切れても、他のヤーンに過度のテンショ
ンが加えられることはなく、他のヤーンが切れてしまう
ことはない。ヤーンのテンションがもとの値に減少し、
これを支障なく巻き取ることができる。
【0015】なお、この実施例では、センサ12として
近接センサを使用し、アクチュエータとしてシリンダ1
7を使用したものを説明したが、必ずしもその必要はな
い。いずれかのダンサアーム1が設定位置まで下降した
とき、光電センサなどの他のセンサによってそれを検出
するようにしてもよく、ソレノイドなどの他のアクチュ
エータによってそのダンサアーム1を上昇させてもよ
い。巻取モータについては、トルクモータ、サーボモー
タ、インダクションモータ、DCモータなどの適宜のモ
ータをそれに使用すればよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、いずれかのヤーンが切れても、他のヤーンに過度の
テンションが加えられず、他のヤーンを支障なく巻き取
ることができ、所期の目的を達成することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す平面図である。
【図2】図1の装置の断面図である。
【符号の説明】
1 ダンサアーム 5 テンションバー 9 制御レバー 12 センサ 17 シリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドルに巻き取られる複数のヤーン
    を案内し、各ヤーンのテンションの増大および減少にと
    もない、上昇および下降する複数のダンサアームと、各
    ダンサアームにその上方から係合し、各ダンサアームを
    巻取位置に保持するテンションバーと、前記ヤーンのテ
    ンションの減少によっていずれかのダンサアームが下降
    したとき、前記スピンドルを回転駆動する巻取モータの
    トルクを増大させ、前記ヤーンのテンションを増大させ
    る機構とを備えたヤーン巻取機のテンション制御装置に
    おいて、各ダンサアーム毎に設けられ、いずれかのダン
    サアームが設定位置まで下降したとき、それを検出する
    複数のセンサと、各ダンサアーム毎に設けられ、各セン
    サに接続され、その検出信号にもとづき、設定位置まで
    下降したダンサアームを前記巻取位置に上昇させる複数
    のアクチュエータとを備えたことを特徴とするヤーン巻
    取機のテンション制御装置。
JP12680598A 1998-04-20 1998-04-20 ヤーン巻取機のテンション制御装置 Pending JPH11301930A (ja)

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JP12680598A JPH11301930A (ja) 1998-04-20 1998-04-20 ヤーン巻取機のテンション制御装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003053536A (ja) * 2001-08-17 2003-02-26 Matsumoto Kikai Kk 自動溶接装置での溶接ワイヤ切れ検知器
CN103643361A (zh) * 2013-12-26 2014-03-19 张家港市攀峰科技有限公司 一种股线张力分辨装置
JP2016088680A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 株式会社キム工 糸巻き取り装置
EP3363756A1 (en) 2017-02-16 2018-08-22 TMT Machinery, Inc. Yarn winder
CN114394480A (zh) * 2022-02-24 2022-04-26 福建荣耀纺织有限公司 一种基于红外感应光栅的纺纱用可调节收卷装置

Cited By (6)

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