JPH11301040A - プリンタ装置およびプリントシステム - Google Patents

プリンタ装置およびプリントシステム

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Publication number
JPH11301040A
JPH11301040A JP10121751A JP12175198A JPH11301040A JP H11301040 A JPH11301040 A JP H11301040A JP 10121751 A JP10121751 A JP 10121751A JP 12175198 A JP12175198 A JP 12175198A JP H11301040 A JPH11301040 A JP H11301040A
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JP
Japan
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unit
print
print data
identification information
job
Prior art date
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Pending
Application number
JP10121751A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Kobayashi
恒夫 小林
Takeshi Fusegawa
武司 布施川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Publication date
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  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 印刷中止操作キー60aが操作されたと
き、記憶データ消去部412により印刷データ記憶部5
0aに記憶された印刷データを消去するとともに、印刷
データの受信が完了していない場合には、ジョブ命令検
出部400aによりジョブ終了命令が検出されるまで、
受信データ廃棄部411により受信部20に引き続き受
信された印刷データを廃棄する。 【効果】 印刷処理を中止して印刷の無駄を排除するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷を強制的に中
止制御するプリンタ装置およびプリントシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンピュータのアプリケーショ
ンにより作成した文書等をプリンタ装置に送信して印刷
する場合、アプリケーションの印刷命令が操作入力さ
れ、印刷データがプリンタドライバに渡される。プリン
タドライバは、アプリケーションの印刷データをプリン
タを制御する印刷データに変換し、プリンタ装置に送信
する。プリンタ装置は、受信した印刷データを一旦、バ
ッファメモリに格納し、順次にエンジンに転送して用紙
に印刷する。このような印刷処理の途中で、アプリケー
ションにより作成した文書の誤りに気がつく等して、印
刷を中止したい場合がある。この場合、コンピュータの
操作画面上で、印刷を中止する命令を入力する。プリン
タドライバは、この命令により印刷データを無効にす
る。しかし、既にコンピュータからプリンタ装置に向け
て送信された印刷データは、コンピュータ側から無効に
することができない。そこで,プリンタ装置のオンライ
ンスイッチをオフにしてリセットスイッチを押下する、
あるいは電源を入れ直し、プリンタを初期化すること
で、プリンタ装置に受信された印刷データを消去してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のプリンタ装置およびプリントシステムには、次
のような解決すべき課題があった。印刷データを消去す
るためにプリンタ装置を初期化すると、消去したい印刷
データ以外の他の印刷データが消去されてしまうととも
に、初期化後に引き続き受信した残りの印刷データによ
り、予期しない不正な印刷が行われ、印刷が無駄になっ
てしまうといった問題があった。また、プリントサーバ
やプリントバッファを介して1台のプリンタを複数のコ
ンピュータで共有する場合には、コンピュータ、プリン
タおよびプリントサーバ等のそれぞれに印刷を中止する
ための操作が必要なため、操作が煩雑になるといった問
題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉印刷データを受信する受信部と、上記受信部
に受信された印刷データを解析し、印刷ジョブの区切り
を表し、印刷データの先頭に付加されたジョブ開始命令
および印刷データの末尾に付加されたジョブ終了命令を
検出するジョブ命令検出部と、印刷ジョブに係る印刷デ
ータの印刷を強制的に中止する命令を操作入力する印刷
中止命令操作部と、上記印刷中止命令操作部により上記
命令が操作入力されたとき、印刷データの受信が完了し
ていない場合、上記ジョブ命令検出部により上記受信部
に続けて受信された印刷データから、当該印刷ジョブの
ジョブ終了命令または他の印刷ジョブのジョブ開始命令
が検出されるまで、上記受信部に続けて受信された印刷
データをそのまま廃棄する受信データ廃棄部とを備えた
ことを特徴とするプリンタ装置。
【0005】〈構成2〉構成1に記載のプリンタ装置に
おいて、上記受信部に受信された印刷データを記憶する
印刷データ記憶部と、上記印刷中止命令操作部により上
記命令が操作入力されたとき、上記印刷データ記憶部に
既に記憶されている印刷データを消去する記憶データ消
去部とを有することを特徴とするプリンタ装置。
【0006】〈構成3〉印刷データを送信するホスト装
置と、上記ホスト装置により送信された印刷データを印
刷出力するプリンタ装置とを備え、上記ホスト装置は、
印刷ジョブ毎に、印刷データのヘッダに印刷ジョブを識
別する識別情報を付加する識別情報付加部を有し、上記
プリンタ装置は、印刷データを受信する受信部と、上記
識別情報付加部により付加される識別情報を操作入力す
る識別情報操作部と、上記識別情報操作部により識別情
報が操作入力されたとき、上記受信部に続けて受信され
た印刷データを解析し、上記識別情報操作部により操作
入力された識別情報を検出する操作識別情報検出部と、
上記操作識別情報検出部により上記識別情報が検出され
たとき、上記受信部に続けて受信された印刷データを解
析し、印刷データの区切りを表す区切り情報を検出する
区切り情報検出部と、上記操作識別情報検出部により上
記識別情報が検出されたとき、上記区切り情報検出部に
より上記受信部に続けて受信された印刷データから上記
区切り情報が検出されるまで、上記受信部に続けて受信
された印刷データをそのまま廃棄する受信データ廃棄部
とを有することを特徴とするプリントシステム。
【0007】〈構成4〉構成3に記載のプリントシステ
ムにおいて、上記受信部に受信された印刷データを解析
し、上記識別情報付加部により付加された識別情報を検
出する付加識別情報検出部と、上記付加識別情報検出部
により上記識別情報が検出されたとき、検出された識別
情報とこの識別情報が付加された印刷ジョブの印刷デー
タとを対応付けて記憶する印刷データ記憶部と、上記識
別情報操作部により識別情報が操作入力されたとき、操
作された識別情報を上記印刷データ記憶部から検索する
識別情報検索部と、上記識別情報検索部により上記識別
情報が検索された場合、検索された識別情報および対応
する印刷データを上記印刷データ記憶部から消去する記
憶データ消去部とを有することを特徴とするプリントシ
ステム。
【0008】〈構成5〉構成3に記載のプリントシステ
ムにおいて、上記区切り情報は、印刷ジョブ毎に印刷デ
ータの先頭に付加されたジョブ開始命令または印刷デー
タの末尾に付加されたジョブ終了命令であることを特徴
とするプリントシステム。
【0009】〈構成6〉構成3に記載のプリントシステ
ムにおいて、上記区切り情報は、上記識別情報付加部に
より他の印刷データに付加された識別情報であることを
特徴とするプリントシステム。
【0010】〈構成7〉構成3に記載のプリントシステ
ムにおいて、上記区切り情報は、上記識別情報付加部に
より他の印刷データに付加された識別情報であり、上記
識別情報操作部により操作された識別情報と異なる識別
情報であることを特徴とするプリントシステム。
【0011】〈構成8〉印刷データを送信する複数のホ
スト装置と、上記ホスト装置により送信された印刷デー
タを印刷出力するプリンタ装置とを備え、上記ホスト装
置は、印刷ジョブ毎に、印刷データのヘッダに装置を識
別する識別情報を付加する識別情報付加部を有し、上記
プリンタ装置は、印刷データを受信する受信部と、上記
識別情報付加部により付加される識別情報を操作入力す
る識別情報操作部と、上記識別情報操作部により識別情
報が操作入力されたとき、上記受信部に続けて受信され
た印刷データを解析し、上記識別情報操作部により操作
入力された識別情報を検出する操作識別情報検出部と、
上記操作識別情報検出部により上記識別情報が検出され
たとき、上記受信部に続けて受信された印刷データを解
析し、印刷データの区切りを表す区切り情報を検出する
区切り情報検出部と、上記操作識別情報検出部により上
記識別情報が検出されたとき、上記区切り情報検出部に
より上記受信部に続けて受信された印刷データから上記
区切り情報が検出されるまで、上記受信部に続けて受信
された印刷データをそのまま廃棄する受信データ廃棄部
とを有することを特徴とするプリントシステム。
【0012】〈構成9〉印刷データを送信するホスト装
置と、上記ホスト装置により送信された印刷データを印
刷出力するプリンタ装置とを備え、上記ホスト装置は、
印刷ジョブ毎に、印刷データのヘッダに印刷ジョブを識
別する識別情報を付加する識別情報付加部と、上記識別
情報付加部により付加された識別情報を操作入力すると
ともに、この識別情報が付加された印刷ジョブの印刷デ
ータの印刷を強制的に中止する印刷中止命令を操作入力
する印刷中止命令操作部と、上記印刷中止命令操作部に
より操作入力された印刷中止命令および識別情報を上記
プリンタ装置に送信する印刷中止命令送信部とを有し、
上記プリンタ装置は、印刷データを受信する受信部と、
上記受信部に受信された印刷データを解析し、上記識別
情報付加部により付加された識別情報を検出する付加識
別情報検出部と、上記付加識別情報検出部により上記識
別情報が検出されたとき、検出された識別情報とこの識
別情報が付加された印刷ジョブの印刷データとを対応付
けて記憶する印刷データ記憶部と、上記受信部に受信さ
れた印刷データを解析し、上記印刷中止命令送信部によ
り送信された印刷中止命令および識別情報を検出する印
刷中止命令検出部と、上記印刷中止命令検出部により上
記印刷中止命令および識別情報が検出されたとき、検出
された識別情報を上記印刷データ記憶部から検索する識
別情報検索部と、上記識別情報検索部により上記識別情
報が検索された場合、検索された識別情報および対応す
る印刷データを上記印刷データ記憶部から消去する記憶
データ消去部とを有することを特徴とするプリントシス
テム。
【0013】〈構成10〉構成9に記載のプリントシス
テムにおいて、上記識別情報検索部により上記識別情報
が検索されたとき、検索された識別情報が付加された印
刷ジョブの印刷データの受信が完了していない場合、上
記受信部に続けて受信された印刷データを解析し、印刷
データの区切りを表す区切り情報を検出する区切り情報
検出部と、上記識別情報検索部により上記識別情報が検
索されたとき、検索された識別情報が付加された印刷ジ
ョブの印刷データの受信が完了していない場合、上記区
切り情報検出部により区切り情報が検出されるまで、上
記受信部に続けて受信された印刷データをそのまま廃棄
する受信データ廃棄部とを有することを特徴とするプリ
ントシステム。
【0014】〈構成11〉印刷データを送信するホスト
装置と、上記ホスト装置により送信された印刷データを
印刷出力するプリンタ装置とを備え、上記ホスト装置
は、印刷ジョブ毎に、印刷データのヘッダに印刷ジョブ
を識別する識別情報を付加する識別情報付加部を有し、
上記プリンタ装置は、印刷データを受信する受信部と、
上記受信部に受信された印刷データを解析し、上記識別
情報付加部により付加された識別情報を検出する付加識
別情報検出部と、上記付加識別情報検出部により上記識
別情報が検出されたとき、検出された識別情報とこの識
別情報が付加された印刷ジョブの印刷データとを対応付
けて記憶する印刷データ記憶部と、印刷を強制的に中止
する命令を操作入力する印刷中止命令操作部と、上記印
刷中止命令操作部により上記命令が操作入力されたと
き、上記印刷データ記憶部に記憶された識別情報の一覧
を印刷出力する識別情報印刷出力部と、上記識別情報印
刷出力部により識別情報の一覧が印刷出力されたとき、
上記印刷データ記憶部に記憶された印刷データの識別情
報を選択的に操作入力する識別情報操作部と、上記識別
情報操作部により選択的に操作入力された識別情報およ
び対応する印刷データを上記印刷データ記憶部から消去
する記憶データ消去部とを有することを特徴とするプリ
ントシステム。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 《具体例1》 〈構成〉図1は本発明に係る具体例1のプリントシステ
ムの要部を示す図であり、図2は本発明に係る具体例1
のプリントシステムの概略構成を示す図である。図1を
説明する前に、プリントシステムの概略構成を図2を用
いて説明する。図2に示すように、プリントシステム
は、コンピュータ100と、コンピュータ100にプリ
ンタケーブル300を介して接続されたプリンタ装置2
00とを備えている。
【0016】コンピュータ100には、OS(operatin
g system)やアプリケーションの印刷命令により生成さ
れた印刷データを、プリンタ装置200を制御する印刷
データに変換する機能を有するプリンタドライバ10が
設けられている。プリンタドライバ10は、ジョブ命令
付加部10aを有する。以下、1回の印刷命令による印
刷処理を印刷ジョブという。ジョブ命令付加部10a
は、印刷ジョブ毎に、印刷データの先頭にジョブ開始命
令を、印刷データの末尾にジョブ終了命令を付加する機
能を有する。プリンタドライバ10は、所定の転送単
位、例えば1バイト単位で印刷データをプリンタ装置2
00に送信する機能を有する。
【0017】プリンタ装置200は、受信部20、制御
部30、ROM40、RAM50、操作表示部60およ
び印刷部70を備える。受信部20は、コンピュータ1
00から送信された印刷データを1バイト単位で受信す
る機能を有する。制御部30は、ROM(read only me
mory)40に記憶された制御プログラムおよび制御デー
タ、並びに、RAM(random access memory)50に記
憶された制御データに基づいてプリンタ装置200全体
を制御する機能を有する。制御部30は、受信部20に
受信された印刷データを解析し、各部に印刷処理を実行
させる機能も有する。
【0018】ROM40は、制御部30により実行され
る制御プログラムを記憶する機能を有する。ROM40
は、ジョブ命令検出プログラム400および印刷中止プ
ログラム410を格納している。ジョブ命令検出プログ
ラム400は、受信部20に受信された印刷データを解
析し、ジョブ開始命令およびジョブ終了命令を検出する
制御プログラムである。ジョブ命令検出プログラム40
0は、プリンタ装置200の初期化の際に起動され、常
時に実行される。印刷中止プログラム410は、プリン
タ装置200の印刷処理を中止する制御プログラムであ
る。
【0019】RAM50は、プリンタ装置200の制御
データを記憶するとともに、受信部20に受信され、制
御部30により解析された印刷データを記憶する機能を
有する。印刷データは、印刷データ記憶部50aに記憶
される。印刷データは、ページ単位に編集され、ビット
マップデータに展開されて印刷部70に転送される。
【0020】操作表示部60は、プリンタ装置200の
操作情報や設定情報を入力するとともに、これらの情報
や状態情報を表示する機能を有する。操作表示部60
は、操作キー、液晶パネル等により構成される。操作表
示部60は、印刷中止操作キー60aを有する。印刷中
止操作キー60aは、印刷を強制的に中止する命令を操
作入力する機能を有する。印刷中止操作キー60aが操
作されると、制御部30によりROM40の印刷中止プ
ログラム410が読み出され、実行される。なお、印刷
中止操作キー60aは、命令等が割り当てられていない
既存の操作キーを利用したり、既存の操作キーの組合せ
に対して印刷中止命令を割り当てることで、新たに専用
の操作キーを設けずに構成することができる。印刷部7
0は、RAM50から転送された印刷データを印刷出力
するエンジンである。
【0021】図1は図2に示されたジョブ命令検出プロ
グラム400の実行により実現される機能ブロックをジ
ョブ命令検出部400aとして、印刷中止プログラム4
10の実行により実現される機能ブロックを印刷中止部
410aとして示したものである。図1において、ジョ
ブ命令検出部400aは、受信部20に受信された印刷
データを解析し、ジョブ開始命令およびジョブ終了命令
を検出する機能を有する。これらの命令は、印刷ジョブ
毎に印刷データを管理するために使用される。ジョブ終
了命令は、印刷ジョブ毎に、印刷データの受信が終了し
たか否かを判断すために使用される。
【0022】印刷中止部410aは、受信データ廃棄部
411、記憶データ消去部412および印刷中止情報出
力部413を有する。受信データ廃棄部411は、印刷
中止操作キー60aが操作されたとき、印刷ジョブの印
刷データの受信が完了していない場合、受信ジョブ命令
検出部400aによりジョブ終了命令が検出されるま
で、受信部20に続けて受信された印刷データをそのま
ま廃棄する機能を有する。通常、受信部20に受信され
た印刷データは、制御部30により解析されると、RA
M50の印刷データ記憶部50aに記憶される。受信デ
ータ廃棄部411は、受信部20に受信された印刷デー
タを印刷データ記憶部50aに記憶させずに、そのまま
廃棄する機能を有する。
【0023】記憶データ消去部412は、印刷中止操作
キー60aが操作されたとき、印刷データ記憶部50a
に既に記憶されている印刷データを消去する機能を有す
る。印刷中止情報出力部413は、印刷中止操作キー6
0aが操作されたとき、印刷ジョブの印刷データの受信
が完了していた場合には、記憶データ消去部412によ
り印刷データ記憶部50aに記憶された印刷データが消
去されたとき、印刷中止操作キー60aが操作されたと
き、印刷ジョブの印刷データの受信が完了していない場
合には、記憶データ消去部412により印刷データ記憶
部50aに記憶された印刷データが消去され、かつ、受
信データ廃棄部411により受信部20に受信された印
刷データが廃棄されたとき、それぞれ印刷処理を中止し
た旨を表す情報を印刷部70に出力する。
【0024】〈動作〉コンピュータ100では、印刷命
令が実行される毎に、ジョブ命令付加部10aにより、
その印刷ジョブに係る印刷データの先頭にジョブ開始命
令が付加され、印刷データの末尾にジョブ終了命令が付
加される。そして、プリンタドライバ10により印刷デ
ータがプリンタ装置200に送信される。
【0025】プリンタ装置200では、ジョブ命令検出
部400aにより受信部20に受信されたジョブ開始命
令が検出されると、印刷ジョブの開始が認識され、その
後、ジョブ命令検出部400aによりジョブ終了命令が
検出され、その印刷ジョブの印刷データの受信が完了し
たと認識されるまで、制御部30により、受信部20に
続いて受信された印刷データが解析され、印刷データ記
憶部50aに一時的に格納される。印刷データは、ビッ
トマップデータに展開され、その後印刷部70に転送さ
れる。
【0026】ここで、オペレータがアプリケーションに
より作成した印刷データの誤りに気がつく等して印刷を
中止したい場合、プリンタ装置200の印刷中止操作キ
ー60aが操作される。印刷中止操作キー60aが操作
されると、ROM40の印刷中止プログラム410が起
動され、以下の印刷中止処理が実行される。
【0027】図3は印刷中止処理における記憶データ消
去処理のフローチャートである。印刷中止操作キー60
aが操作されると(ステップS1)、既に印刷が開始さ
れたページの印刷データが印刷データ記憶部50aから
印刷部70に転送され、印刷部70により、このページ
の印刷が行われる(ステップS2)。印刷を中止して
も、この部分はそのまま印刷されてしまう。これに対
し、印刷データ記憶部50aに記憶された残りの印刷デ
ータは、転送が停止されて印刷待ち状態になる(ステッ
プS3)。そして、記憶データ消去部412により印刷
データ記憶部50aに記憶された印刷データが消去され
る(ステップS4)。
【0028】このように、記憶データ消去部412によ
り印刷データ記憶部50aに既に記憶されている印刷デ
ータを消去しても、それだけでは印刷中止処理は完全で
はない。印刷データの受信が完了していない場合がある
からである。したがって、受信部20に引き続き受信さ
れる印刷データの廃棄処理が必要になる。
【0029】図4は印刷中止処理における受信データ廃
棄処理のフローチャートである。印刷中止操作キー60
aが操作されると(ステップS11)、ジョブ命令検出
部400aのジョブ終了命令の検出結果に基づいて印刷
ジョブの印刷データの受信が完了しているか否かが判断
される(ステップS12)。ここで、印刷データの受信
が完了していると判断された場合には、処理を終了す
る。一方、印刷データの受信が完了していない判断され
た場合には、受信データ廃棄部411による受信データ
の廃棄処理が開始される(ステップS13)。
【0030】受信部20は、印刷データを1バイトずつ
受信している。受信部20に1バイトの印刷データが受
信されると(ステップS14)、受信された印刷データ
がジョブ命令検出部400aにより解析され、ジョブ終
了命令か否かが判断される(ステップS15)。ここ
で、印刷データがジョブ終了命令でないと判断された場
合には、印刷データが廃棄され(ステップS16)。こ
れにより、受信された印刷データが印刷データ記憶部5
0aに記憶されることはない。そして、ステップS14
に戻り、次の1バイトの印刷データが受信部20に受信
される。一方、印刷データがジョブ終了命令であると判
断された場合には、印刷データ廃棄処理を終了する。
【0031】図5は印刷中止情報出力処理のフローチャ
ートである。印刷中止情報出力部413では、印刷中止
操作キー60aが操作されると(ステップS21)、ジ
ョブ命令検出部400aのジョブ終了命令の検出結果に
基づいて印刷ジョブの印刷データの受信が完了してるか
否かが判断される(ステップS22)。ここで、印刷デ
ータの受信が完了していると判断された場合には、記憶
データ消去部412により印刷データ記憶部50aに記
憶された印刷データが消去されると(ステップS2
3)、印刷処理を中止した旨を表す情報が印刷部70に
出力され、印刷部70により印刷出力される。(ステッ
プS24)。次いで、印刷データ記憶部50aの印刷待
ち状態が解除され(ステップS25)、処理を終了す
る。
【0032】一方、ステップS22で、印刷データの受
信が完了していないと判断された場合には、記憶データ
消去部412により印刷データ記憶部50aに記憶され
た印刷データが消去され(ステップS26)、受信デー
タ廃棄部411により受信部20に受信された印刷デー
タが廃棄されると(ステップS27)、ステップS24
に進む。
【0033】〈効果〉以上のように、具体例1によれ
ば、印刷中止操作キー60aが操作されたとき、記憶デ
ータ消去部412により印刷データ記憶部50aに記憶
された印刷データを消去するとともに、印刷データの受
信が完了していない場合には、ジョブ命令検出部400
aによりジョブ終了命令が検出されるまで、受信データ
廃棄部411により受信部20に受信された印刷データ
を廃棄する。したがって、印刷処理を中止して印刷の無
駄を排除することができる。
【0034】また、受信データ廃棄部411では、ジョ
ブ命令検出部400aによりジョブ終了命令が検出され
た場合、印刷データの廃棄処理を終了する。したがっ
て、廃棄された印刷データに後続する他の印刷データを
そのコマンドシーケンスを崩さずに受信して正常に印刷
することができる。
【0035】印刷中止処理を実行する方法として、印刷
中止操作キー60aが操作されたとき、印刷データの受
信が完了していない場合、当該印刷ジョブの全ての印刷
データを受信して印刷データ記憶部50aに記憶し、記
憶した印刷データを一括消去することも考えられる。し
かしながら、この場合、ジョブ命令検出部400aによ
りジョブ終了命令が記憶されるまで待つ必要がある。こ
れに対し、具体例1のプリンタでは、受信部20に受信
された印刷データを印刷データ記憶部50aに記憶する
ことなく廃棄することができるので、印刷データを高速
に受信して廃棄することができる。
【0036】また、印刷中止情報出力部413により印
刷を中止した旨を表す情報を出力し、印刷部70により
印刷する。したがって、印刷が中止された旨をオペレー
タに確実に通知することができる。
【0037】なお、具体例1では、ジョブ命令検出部4
00aによりジョブ終了命令が検出されたとき、受信デ
ータ廃棄部411の受信データ廃棄処理を終了するよう
に構成している。しかし、コンピュータ110により印
刷を中止する命令が実行された場合、印刷ジョブの印刷
データの末尾側が消去され、途中までしか印刷データが
送信されず、当該印刷ジョブのジョブ終了命令がジョブ
命令検出部400aにより検出されない場合が考えられ
る。この場合、ジョブ命令検出部400aにより他の印
刷データのジョブ開始命令が検出されたとき、受信デー
タ廃棄部441の受信データ廃棄処理を終了するように
構成するとよい。
【0038】《具体例2》 〈構成〉図6は本発明に係る具体例2のプリントシステ
ムの全体構成を示す図である。図6に示すように、プリ
ントシステムは、コンピュータ110〜115を備えて
いる。コンピュータ110〜115は、接続媒体310
aにより相互に接続され、LAN(local area networ
k)310を構築している。コンピュータ110は、プ
リントサーバ装置であり、プリンタケーブル300を介
してプリンタ装置210が接続されている。コンピュー
タ110〜115は、プリンタ装置210を共有する。
以下、コンピュータ110およびプリンタ装置210に
ついて説明する。
【0039】図7は図6に示された具体例2のプリント
システムの要部を示す図である。なお、図2に示された
具体例1のプリントシステムの各部と同様の構成には、
同一符号を付し、その説明を省略する。図7に示すよう
に、コンピュータ110には、プリンタドライバ11が
設けられている。プリンタドライバ11は、ジョブ命令
付加部10aおよびファイル名付加部11bを有する。
【0040】ファイル名付加部11bは、印刷ジョブ毎
に、印刷データのヘッダにそのファイル名を付加する機
能を有する。ファイル名は、印刷ジョブを識別するため
の識別情報である。ファイル名は、印刷ジョブ毎に印刷
データを識別して管理するためにプリンタドライバ11
により利用されるとともに、プリンタ装置210により
利用される。プリンタドライバ11は、所定の転送単
位、例えば1バイト単位で印刷データをプリンタ装置2
10に送信する機能を有する。
【0041】プリンタ装置210は、受信部20、制御
部30、ROM41、RAM51、操作表示部61およ
び印刷部70を備える。ROM41は、制御部30によ
り実行される制御プログラムを記憶する機能を有する。
ROM41は、ジョブ命令検出プログラム400および
印刷中止プログラム420を格納している。印刷中止プ
ログラム420は、プリンタ装置210に受信された特
定の印刷ジョブの印刷データの印刷を中止するための制
御プログラムである。
【0042】RAM51は、プリンタ装置210の制御
データを記憶するとともに、受信部20に受信され、制
御部30により解析された印刷データを記憶する機能を
有する。印刷データ記憶部51aは、印刷ジョブ毎に、
ジョブ番号と印刷データとを対応付けて記憶する。昇順
のジョブ番号1、2、…と、印刷データ記憶部51aに
記憶された順の印刷ジョブの印刷データとが対応し、印
刷が終了すると、1つ小さいジョブ番号に繰り上げられ
る。ジョブ番号は、印刷データを印刷ジョブ単位に識別
して管理するための識別情報である。
【0043】操作表示部61は、プリンタ装置210の
操作情報や設定情報を入力するとともに、これらの情報
や状態情報を表示する機能を有する。操作表示部61
は、操作キー、液晶パネル等により構成される。操作表
示部61は、印刷中止操作キー61aおよびジョブ番号
操作部61bを有する。印刷中止操作キー61aは、特
定の印刷ジョブの印刷を強制的に中止する命令を操作入
力する機能を有する。印刷中止操作キー60aが操作さ
れると、ROM41の印刷中止プログラム420が起動
される。ジョブ番号操作部61bは、ジョブ番号を操作
入力する機能を有する。
【0044】図8は印刷データ記憶部51aの構成を示
す図である。図8に示すように、印刷データ記憶部51
aには、制御部30により、ジョブ管理テーブル51
1、ジョブ名管理テーブル512、印刷ページ管理テー
ブル513および印刷ページデータ部514が生成され
る。
【0045】ジョブ管理テーブル511には、ジョブ番
号1、ジョブ番号2、…に対応して、印刷ジョブのジョ
ブ名管理アドレスおよび印刷データ管理アドレスが順次
に登録される。ジョブ名管理テーブル512には、ファ
イル名の文字数およびファイル名を構成する文字が順次
に登録される。このファイル名は、コンピュータ110
のファイル名付加部11bにより印刷データのヘッダに
付加されたファイル名である。ジョブ管理テーブル51
1のジョブ名管理アドレスは、ジョブ名管理テーブル5
12の当該ファイル名の文字数が格納されたアドレスと
なる。
【0046】印刷ページデータ部514には、印刷部7
0に転送すべき印刷データ(ビットマップデータ)がペ
ージ単位に順次に格納される。印刷ページ管理テーブル
513には、印刷ジョブの印刷ページ数および印刷ペー
ジデータ部514に格納される各印刷ページの先頭アド
レスが順次に登録される。ジョブ管理テーブル511の
印刷データ管理アドレスは、印刷ページ管理テーブル5
13の当該印刷ジョブの印刷ページ数が格納されるアド
レスとなる。
【0047】図9は図7に示されたジョブ命令検出プロ
グラム400を実現する機能ブロックをジョブ命令検出
部400aとして、印刷中止プログラム420を実行し
て実現される機能ブロックを印刷中止部420aとして
示したものである。なお、図1に示された具体例1のプ
リンタ装置200の各部と同様の構成には、同一符号を
付し、その説明を省略する。図9に示すように、印刷中
止部420aは、ジョブ一覧出力部421、記憶データ
消去部422、受信データ廃棄部423および印刷中止
情報出力部424を有する。
【0048】ジョブ一覧出力部421は、印刷中止操作
キー61aが操作されたとき、ジョブ管理テーブル51
1のジョブ番号とジョブ名管理テーブル512のファイ
ル名とを対応付けたジョブ一覧を印刷部70に出力する
機能を有する。印刷部70は、このジョブ一覧を印刷出
力する機能を有する。図10は、印刷部70により印刷
出力されたジョブ一覧の例を示す図である。図10に示
すように、ジョブ番号1から順に対応するファイル名が
印刷される。
【0049】図9に戻り、ジョブ番号操作部61bは、
印刷部70によりジョブ一覧が印刷出力されたとき、ジ
ョブ番号を選択的に操作入力する。ジョブ番号およびフ
ァイル名は、ともに印刷ジョブを識別する識別情報であ
る。したがって、ジョブ番号の代わりにファイル名を操
作入力するように操作表示部61を構成することも可能
である。しかし、ファイル名を操作入力するには、キー
ボードのように多数の操作キーがないと面倒であり、多
数の操作キーを設ければ、装置が大型化するとともに、
コストがかかってしまう。そこで、ジョブ番号とファイ
ル名とを対応付けて記憶し、ジョブ番号操作キー61b
によりジョブ番号を操作入力することにより、対応する
ファイル名を選択するようにしている。また、ジョブ番
号により印刷ジョブを識別することにより、同一のファ
イル名であっても異なる印刷ジョブの印刷データを識別
することができる。
【0050】記憶データ消去部422は、ジョブ番号検
索部425を有する。ジョブ番号検索部425は、ジョ
ブ番号操作部61bによりジョブ番号が操作されたと
き、操作されたジョブ番号と同一のジョブ番号を印刷デ
ータ記憶部51aのジョブ管理テーブル511から検索
する機能を有する。記憶データ消去部422は、ジョブ
番号検索部425により検索されたジョブ番号に対応す
る印刷データを印刷データ記憶部51aから消去する機
能を有する。
【0051】具体的には、ジョブ管理テーブル511の
ジョブ番号のジョブ名管理アドレスに対応するジョブ名
管理テーブル512のジョブ名の文字数およびジョブ名
を消去する。また、ジョブ管理テーブル511のジョブ
番号の印刷データ管理アドレスに対応する印刷ページ管
理テーブル513の印刷ページ数および各印刷ページの
先頭アドレスを特定し、印刷ページデータ部514の印
刷データを消去し、印刷ページ管理テーブル513の印
刷ページ数および各印刷ページの先頭アドレスを消去す
る。さらに、ジョブ管理テーブル511のジョブ名管理
アドレスおよび印刷データ管理アドレスを消去する。
【0052】印刷中止情報出力部424は、ジョブ番号
操作部61bにより操作されたジョブ番号に対応する印
刷データが記憶データ消去部422により印刷データ記
憶部51aから消去されたとき、このジョブ番号の印刷
処理を中止した旨を表す情報を印刷部70に出力する機
能を有する。受信データ廃棄部423は、ジョブ番号検
索部425によりジョブ番号が印刷データ記憶部51a
から検索されたとき、検索されたジョブ番号の印刷デー
タの受信が完了していない場合、ジョブ命令検出部40
0aによりジョブ終了命令が検出されるまで、受信部2
0に引き続き受信された印刷データを廃棄する機能を有
する。
【0053】〈動作〉コンピュータ110では、印刷命
令が実行される毎に、ジョブ命令付加部10aにより、
その印刷ジョブに係る印刷データの先頭にジョブ開始命
令が付加され、印刷データの末尾にジョブ終了命令が付
加され、ファイル名付加部11bにより、その印刷ジョ
ブの印刷データのヘッダにファイル名が付加される。そ
して、プリンタドライバ11により印刷データがプリン
タ装置210に送信される。
【0054】プリンタ装置220では、ジョブ命令検出
部400aにより受信部20に受信されたジョブ開始命
令が検出されると、印刷ジョブの開始が認識される。そ
の後、ジョブ命令検出部400aによりジョブ終了命令
が検出され、印刷データの受信が完了したと認識される
まで、制御部30により、受信部20に続いて受信され
た印刷データが解析され、印刷データ記憶部51aに一
時的に格納される。すなわち、制御部30により、ジョ
ブ管理テーブル511、ジョブ名管理テーブル512、
印刷ページ管理テーブル513および印刷ページデータ
部514が生成され、それぞれのデータが格納される。
印刷ページデータ部514に格納された印刷データは、
その後、印刷部70に転送される。
【0055】ここで、オペレータがアプリケーションに
より作成した印刷データの誤りに気がつく等して印刷を
中止したい場合、プリンタ装置210の印刷中止操作キ
ー61aが押下される。印刷中止操作キー61aが操作
されると、ROM41の印刷中止プログラム420が起
動され、以下の印刷中止処理が実行される。
【0056】図11は記憶データ消去処理のフローチャ
ートである。印刷中止操作キー61aが操作されると
(ステップS41)、既に印刷が開始されたページの印
刷データが印刷データ記憶部51aから印刷部70に転
送され、印刷部70により、このページの印刷が行われ
る(ステップS42)。印刷を中止してもこの部分はそ
のまま印刷されてしまう。これに対し、印刷データ記憶
部51aに記憶された残りの印刷データは、転送が停止
されて印刷待ち状態になる(ステップS43)。次い
で、ジョブ一覧出力部421により、印刷データ記憶部
51aのジョブ管理テーブル511のジョブ番号とジョ
ブ名管理テーブル512のジョブ名とを対応付けたジョ
ブ一覧が出力され、印刷部70により印刷出力される
(ステップS44)。
【0057】ジョブ番号操作部61bによりジョブ番号
が操作入力されると(ステップS45)、ジョブ番号検
索部425により、操作されたジョブ番号が印刷データ
記憶部51aのジョブ管理テーブル511から検索され
る(ステップS46)。次いで、検索されたジョブ番号
の印刷データの受信が完了しているか否かが判断され
(ステップS47)、完了していないと判断された場合
には、受信データ廃棄部423の受信データ廃棄処理が
開始される(ステップS48)。
【0058】次いで、ジョブ番号検索部425により検
索されたジョブ番号に対応する印刷データが記憶データ
消去部422により印刷データ記憶部51aから消去さ
れる。すなわち、ジョブ管理テーブル511、ジョブ名
管理テーブル512、印刷ページ管理テーブル513お
よび印刷ページデータ部514の該当するデータが消去
され、後続のアドレスのデータが繰り上げられる(ステ
ップS49)。次いで、印刷中止情報出力部424によ
り当該ジョブ番号の印刷処理を中止した旨を表す情報が
印刷部70に出力され、印刷部70により印刷出力され
る(ステップS50)。次いで、印刷データ記憶部51
aの印刷待ち状態が解除される(ステップS51)。
【0059】前述のステップS45において、ジョブ番
号操作部61bにより操作されたジョブ番号に対応する
印刷データの受信が完了していないと判断された場合に
は(ステップS47、YES)、受信データ廃棄部42
3の受信データ廃棄処理が開始される(ステップS4
8)。図12は受信データ廃棄処理のフローチャートで
ある。受信データ廃棄部423では、受信部20に1バ
イトの印刷データが受信されると(ステップS61)、
受信された印刷データがジョブ命令検出部400aによ
り解析され、ジョブ終了命令か否かが判断される(ステ
ップS62)。ここで、印刷データがジョブ終了命令で
ない判断された場合には、印刷データが廃棄され(ステ
ップS63)、ステップS61に戻り、次の1バイトの
印刷データが受信部20に受信される。一方、印刷デー
タがジョブ終了命令と判断された場合には、受信データ
廃棄処理を終了する。
【0060】〈効果〉以上のように、具体例2によれ
ば、コンピュータ110では、ジョブ命令付加部10a
により印刷ジョブ毎に印刷データの先頭にジョブ開始命
令を、印刷データの末尾にジョブ終了命令を付加し、フ
ァイル名付加部11bにより印刷データのヘッダにファ
イル名を付加する。プリンタ装置210では、ジョブ番
号に印刷ジョブのファイル名およびその印刷データを対
応付けて印刷データ記憶部51aに記憶する。そして、
印刷中止操作キー61aが操作されると、ジョブ一覧出
力部421によりジョブ番号とファイル名とを対応付け
たジョブ一覧を印刷部70に出力し、印刷部70により
印刷出力する。ジョブ番号操作部61bによりジョブ番
号が操作入力されると、記憶データ消去部422によ
り、操作入力されたジョブ番号に対応する印刷データを
印刷データ記憶部51aから消去する。
【0061】このため、ジョブ一覧により印刷データ記
憶部51aに記憶された印刷ジョブのファイル名をオペ
レータに通知し、ジョブ番号操作部61bにより、消去
すべきファイル名に対応するジョブ番号を操作入力する
ことができるので、消去すべき印刷データを容易に選択
し、対応する印刷データを確実に消去することができ
る。
【0062】また、ジョブ番号操作部61bにより操作
入力されたジョブ番号が、ジョブ番号検索部425によ
り印刷データ記憶部51aから検索されたとき、このジ
ョブ番号の印刷データの受信が完了していない場合に
は、ジョブ命令検出部400aによりジョブ終了命令が
検出されるまで、受信データ廃棄部423により印刷デ
ータを廃棄する。このため、印刷データを高速に受信し
て廃棄することができる。また、ジョブ命令検出部40
0aによりジョブ終了命令が検出されたとき、受信デー
タ廃棄部423の受信データ廃棄処理を終了するので、
受信部20に続けて受信された他の印刷データを廃棄す
ることがない。したがって、他の印刷データに支障をき
たすことなく、印刷を中止して印刷の無駄を排除するこ
とができる。
【0063】なお、具体例2では、ファイル名付加部1
1bにより印刷ジョブの印刷データを識別する識別情報
としてファイル名を付加するように構成しているが、識
別情報は、ファイル名に限るものではなく、プリンタ2
20装置のジョブ一覧出力部421によりジョブ一覧を
印刷出力した際、当該印刷ジョブを他の印刷ジョブと識
別できるものであればよい。
【0064】《具体例3》 〈構成〉図13は本発明に係る具体例3のプリントシス
テムの要部を示す図である。図13に示すように、プリ
ントシステムは、プリンタ装置220が接続されたコン
ピュータ120を備えている。コンピュータ120は、
プリントサーバ装置であり、図示しない他のコンピュー
タとともに、LANを構築しており、プリンタ装置22
0を共有する。
【0065】コンピュータ120には、プリンタドライ
バ12が設けられている。プリンタドライバ12は、ジ
ョブ命令付加部10a、ファイル名付加部11b、印刷
履歴管理部12cおよび印刷中止命令部12dを有す
る。なお、図7に示された具体例2のプリントシステム
の各部と同様の構成には、同一符号を付し、その説明を
省略する。
【0066】印刷履歴管理部12cは、ファイル名付加
部11bにより印刷データに付加されたファイル名の履
歴を記憶する。記憶されるファイル名の数は有限であ
り、最新のファイル名が順次に更新されて記憶される。
印刷中止命令部12dは、印刷中止命令を操作入力する
メニュー画面をディスプレイに表示し、この印刷中止命
令が操作入力されたとき、印刷中止命令部12dに記憶
されたファイル名の一覧を表示する機能を有する。印刷
中止命令部12dは、表示されたファイル名の一覧から
印刷を中止すべきファイル名を選択的に操作入力し、印
刷中止命令および選択されたファイル名をプリンタ装置
220に送信する。なお、印刷中止命令およびファイル
名は、直接、キーボードにより操作するようにしてもよ
い。
【0067】プリンタ装置220は、受信部20、制御
部30、ROM42、RAM51、操作表示部62およ
び印刷部70を備える。ROM42は、制御部30によ
り実行される制御プログラムを記憶する。ROM42
は、ジョブ命令検出プログラム400、印刷中止命令検
出プログラム430および印刷中止プログラム440を
格納している。
【0068】印刷中止命令検出プログラム430は、受
信部20に受信された印刷データを解析し、コンピュー
タ120の印刷中止命令部12dにより送信された印刷
中止命令およびファイル名を検出する制御プログラムで
ある。プリンタ装置220の初期化時に起動され、常時
実行される。
【0069】印刷中止プログラム440は、印刷中止命
令検出プログラム430に従って受信部20に受信され
た印刷データから印刷中止命令およびファイル名が検出
されたときに起動され、検出されたファイル名の印刷デ
ータの印刷を中止するための制御プログラムである。操
作表示部62は、プリンタ装置220の操作情報や設定
情報を入力するとともに、これらの情報や状態情報を表
示する機能を有する。操作表示部62は、操作キー、液
晶パネル等により構成される。
【0070】図14は図13に示されたジョブ命令検出
プログラム400を実行して実現される機能ブロックを
ジョブ命令検出部400aとして、印刷中止命令検出プ
ログラム430を実行して実現される機能ブロックを印
刷中止命令検出部430aとして、印刷中止プログラム
440を実行して実現される機能ブロックを印刷中止部
440aとして示したものである。なお、図9に示され
た具体例2のプリンタ装置210の各部と同様の構成に
は、同一符号を付し、その説明を省略する。
【0071】図14に示すように、印刷中止部440a
は、受信データ廃棄部441、記憶データ消去部442
および印刷中止情報出力部443を有する。記憶データ
消去部442は、ファイル名検索部445を有する。フ
ァイル名検索部445は、印刷中止命令検出部430a
により印刷中止命令およびそのファイル名が検出された
とき、検出されたファイル名と同一のファイル名を印刷
データ記憶部51aのジョブ名管理テーブル512から
検索する機能を有する。記憶データ消去部442は、フ
ァイル名検索部445によりジョブ名管理テーブル51
2からファイル名が検索された場合、検索されたジョブ
名に対応する印刷データを印刷データ記憶部51aから
消去する機能を有する。
【0072】印刷中止情報出力部443は、記憶データ
消去部442により印刷データ記憶部50aに記憶され
た印刷データが消去された場合、当該ファイル名の印刷
処理を中止した旨を表す情報を印刷部70に出力し、フ
ァイル名検索部445によりジョブ名管理テーブル51
2からファイル名が検索されない場合、当該ファイル名
が検索されない旨を表す非検索情報を印刷部70に出力
する機能を有する。
【0073】受信データ廃棄部441は、ファイル名検
索部445によりファイル名が印刷データ記憶部51a
から検索されたとき、検索されたファイル名の印刷デー
タの受信が完了していない場合、ジョブ命令検出部40
0aによりジョブ終了命令が検出されるまで、受信部2
0に受信された印刷データを廃棄する機能を有する。
【0074】〈動作〉コンピュータ120では、印刷命
令が実行される毎に、ジョブ命令付加部10aにより、
その印刷ジョブに係る印刷データの先頭にジョブ開始命
令が付加され、印刷データの末尾にジョブ終了命令が付
加され、ファイル名付加部11bにより、その印刷ジョ
ブの印刷データのヘッダにファイル名が付加され、印刷
履歴管理部12cにより、そのファイル名の履歴が記憶
される。そして、プリンタドライバ12により印刷デー
タがプリンタ装置210に送信される。
【0075】プリンタ装置220では、ジョブ命令検出
部400aにより受信部20に受信されたジョブ開始命
令が検出されると、印刷ジョブの開始が認識される。そ
の後、ジョブ命令検出部400aによりジョブ終了命令
が検出され、印刷データの受信が完了したと認識される
まで、制御部30により、受信部20に続いて受信され
た印刷データが解析され、印刷データ記憶部51aに一
時的に格納される。すなわち、制御部30により、ジョ
ブ管理テーブル511、ジョブ名管理テーブル512、
印刷ページ管理テーブル513および印刷ページデータ
部514が生成され、それぞれのデータが格納される。
印刷ページデータ部514に格納された印刷データは、
その後印刷部70に転送される。
【0076】ここで、オペレータがアプリケーションに
より作成した印刷データの誤りに気がつく等して印刷を
中止したい場合、コンピュータ120のディスプレイの
メニュー画面から印刷中止命令が操作入力される。印刷
中止命令が操作入力されると、印刷中止命令部12dに
より、印刷履歴管理部12cに記憶されたファイル名の
一覧が画面に表示される。オペレータにより印刷を中止
すべきファイル名が操作入力されると、印刷中止命令部
12dにより印刷中止命令およびファイル名がプリンタ
装置220に送信される。プリンタ装置220では、印
刷中止命令検出部430aにより、受信部20に受信さ
れた印刷データから印刷中止命令およびファイル名が検
出されると、ROM42の印刷中止プログラムが起動さ
れ、以下の印刷中止処理が実行される。
【0077】図15は記憶データ消去処理のフローチャ
ートである。印刷中止命令検出部430aにより受信部
20に受信された印刷中止命令およびファイル名が検出
されると(ステップS71)、既に印刷が開始されたペ
ージの印刷データが印刷データ記憶部51aから印刷部
70に転送され、印刷部70により、このページの印刷
が行われる(ステップS72)。印刷を中止してもこの
部分はそのまま印刷されてしまう。これに対し、印刷デ
ータ記憶部50aに記憶された残りの印刷データは、転
送が停止されて印刷待ち状態になる(ステップS7
3)。
【0078】次いで、印刷中止命令検出部430aによ
り検出されたファイル名と同一のファイル名がファイル
名検索部445により印刷データ記憶部51aのジョブ
名管理テーブル512から検索される(ステップS7
4)。ステップS74で、ファイル名検索部445によ
りファイル名が検索された場合には、検索されたファイ
ル名の印刷データの受信が完了しているか否かが判断さ
れ(ステップS75)、受信が完了していない場合に
は、受信データ廃棄部441の受信データ廃棄処理が開
始される(ステップS76)。
【0079】次いで、記憶データ消去部442により、
検索されたファイル名に対応する印刷データが印刷デー
タ記憶部51aから消去され(ステップS77)、印刷
中止情報出力部443により当該ファイル名の印刷処理
を中止した旨を表す情報が印刷部70に出力され、印刷
部70により印刷出力される(ステップS78)。次い
で、印刷データ記憶部51aの印刷待ち状態が解除され
る(ステップS79)。
【0080】一方、ステップS74で、ファイル名検索
部445により印刷データ記憶部51aからファイル名
が検索されない場合には、印刷中止情報出力部443に
より非検索情報が印刷部70に出力され、印刷部70に
より印刷出力される(ステップS80)。次いで、ステ
ップS79に進む。なお、受信データ廃棄部441の受
信データ廃棄処理は、図12に示された具体例2の受信
データ廃棄部423の受信データ廃棄処理と同様であ
り、その説明を省略する。
【0081】〈効果〉以上のように、具体例3によれ
ば、コンピュータ120では、ジョブ命令付加部10a
により印刷データの先頭にジョブ開始命令を、末尾にジ
ョブ終了命令を付加し、ファイル名付加部11bにより
印刷データのヘッダにそのファイル名を付加してプリン
タ装置220に送信する。プリンタ装置220では、ジ
ョブ番号毎に印刷ジョブのファイル名および印刷データ
を対応付けて印刷データ記憶部51aに記憶する。
【0082】そして、コンピュータ120の印刷中止命
令部12dにより送信された印刷中止命令およびファイ
ル名がプリンタ装置220の印刷中止命令検出部430
aにより検出されると、印刷中止プログラム440を起
動する。印刷中止部440aでは、印刷中止命令検出部
430aにより検出されたファイル名と同一のファイル
名をファイル名検索部445により印刷データ記憶部5
1aから検索し、記憶データ消去部442により、検索
されたファイル名に対応する印刷データを印刷データ記
憶部51aから消去する。
【0083】このため、印刷データがコンピュータから
送信された場合でも、コンピュータからファイル名を指
定して印刷を中止する命令を送信し、印刷データ記憶部
51aに記憶された当該ファイル名に対応する印刷デー
タを消去することができる。また、具体例2のように、
プリンタ装置を操作せずに印刷データを消去することが
できるので、ユーザの利便性が向上する。
【0084】また、ファイル名検索部445により印刷
データ記憶部51aからファイル名が検索されたとき、
検索された印刷データの受信が完了していない場合に
は、ジョブ命令検出部400aによりジョブ終了命令が
検出されるまで、受信データ廃棄部423により印刷デ
ータを廃棄する。このため、印刷データを高速に受信し
て廃棄することができる。したがって、他の印刷データ
に支障をきたすことなく、印刷を中止して印刷の無駄を
除くことができる。
【0085】《具体例4》 〈構成〉図16は本発明に係る具体例4のプリントシス
テムの全体構成を示す図である。図16に示すように、
プリントシステムは、プリンタバッファ320を介して
プリンタ230に接続されたコンピュータ131〜13
6を備えている。プリンタバッファ320は、コンピュ
ータ131〜136から出力された印刷データを一時的
に記憶し、プリンタ230に出力する。
【0086】コンピュータ131〜136には、それぞ
れのコンピュータを識別するID番号1〜6が予め人為
的な取り決めにより割り当てられている。ID番号は、
プリンタ装置230により印刷データを識別するために
利用される。コンピュータ131〜136は、プリンタ
230を共有する。以下、コンピュータ131およびプ
リンタ230について説明する。
【0087】図17は具体例4のプリントシステムの要
部を示す図である。なお、図2に示された具体例1のプ
リントシステムの各部と同様の構成には、同一符号を付
し、その説明を省略する。図17に示すように、コンピ
ュータ131には、プリンタドライバ13が設けられて
いる。プリンタドライバ13は、ID番号登録部13a
およびID番号付加部13bを有する。ID番号登録部
13aには、ID番号が登録される。ID番号は、コン
ピュータ131を他のコンピュータ132〜136から
識別する識別情報であり、ジョブ開始命令でもある。I
D番号は、例えば、印刷設定を行う画面で操作されて登
録される。
【0088】ID番号付加部13bは、印刷ジョブ毎
に、印刷データの先頭にID番号登録部13aに登録さ
れたID番号を付加する機能を有する。ID番号付加部
13bは、ID番号登録部13aにID番号が登録され
ていない場合、印刷データの先頭にID番号0を付加す
る機能を有する。ID番号は、コンピュータ131〜1
36のうち何れのコンピュータから送信された印刷デー
タかを識別する識別情報であるとともに、プリンタ装置
230に前後に受信された2つの印刷ジョブ間の印刷デ
ータの区切りを示す情報でもある。
【0089】プリンタ装置230は、受信部20、制御
部30、ROM43、RAM52、操作表示部63およ
び印刷部70を備える。なお、図1に示された具体例1
のプリンタ装置200の各部と同様の構成には、同一符
号を付し、その説明を省略する。
【0090】操作表示部63は、プリンタ装置210の
操作情報や設定情報を入力するとともに、これらの情報
や状態情報を表示する機能を有する。操作表示部63
は、ID番号を操作するID番号操作部63aを有す
る。RAM52は、プリンタ装置230の制御データを
記憶するとともに、受信部20に受信され、制御部30
により解析された印刷データを記憶する。印刷データ
は、印刷ジョブ毎にID番号と対応付けて印刷データ記
憶部52aに記憶される。
【0091】ROM43は、制御部30により実行され
る制御プログラムを記憶する。ROM43は、ID番号
検出プログラム450および印刷中止プログラム460
を格納している。ID番号検出プログラム450は、受
信部20に受信された印刷データを解析し、ID番号を
検出する制御プログラムである。この制御プログラム
は、プリンタ装置230の初期化の際に起動され、常時
実行される。印刷中止プログラム460は、ID番号操
作部63aによりID番号が操作入力されたとき、操作
入力されたID番号の印刷データの印刷を中止する制御
プログラムである。
【0092】図18は図17に示された操作表示部63
の構成を示す図である。操作表示部63は、オンライン
表示部80、表示パネル81およびキー操作部82を有
する。オンライン表示部80は、LED(light emitti
ng diode)80aを有し、プリンタ装置230がオンラ
イン状態のとき、LED80aを発光させる。表示パネ
ル81は、例えば液晶パネルからなり、装置の操作情
報、設定情報、状態情報等を表示する。
【0093】キー操作部82は、オンラインキー91、
シフトキー92、入力キー93〜98を有する。オンラ
インキー91は、プリンタ装置230のオンライン状態
とオフライン状態とを切り換える。入力キー93〜98
には、プリンタ装置230の各種の設定機能が割り当て
られており、入力キー93のそれぞれには、ID番号1
〜6が割り当てられている。これらのID番号は、オン
ライン状態のとき、それぞれの入力キー93〜98をシ
フトキー92とともに押下することで操作入力される。
シフトキー92および入力キー93〜98は、ID番号
操作部63aを構成する。
【0094】図19は図18に示されたID番号検出プ
ログラム450を実行して実現される機能ブロックをI
D番号検出部450aとして、印刷中止プログラム46
0を実行して実現される機能ブロックを印刷中止部46
0aとして示したものである。なお、図1に示された具
体例1のプリンタ装置200の各部と同様の構成には同
一の符号を付し、その説明を省略する。ID番号検出部
450aは、受信部20に受信された印刷データを解析
し、印刷ジョブ毎に印刷データの先頭に付加されたID
番号を検出する機能を有する。
【0095】印刷中止部460aは、受信データ廃棄部
461、記憶データ消去部462および印刷中止情報出
力部463を有する。記憶データ消去部462は、ID
番号検索部465を有する。ID番号検索部465は、
ID番号操作部63aによりID番号が操作されたと
き、操作されたID番号と同一のID番号を印刷データ
記憶部52aから検索する機能を有する。記憶データ消
去部462は、ID番号検索部465により印刷データ
記憶部52aからID番号が検索された場合、検索され
たID番号に対応する印刷データを印刷データ記憶部5
2aから消去する機能を有する。
【0096】受信データ廃棄部461は、ID番号検索
部465により印刷データ記憶部52aからID番号が
検索されたとき、検索されたID番号の印刷データの受
信が完了していない場合、ID番号検出部450aによ
り他の印刷データのID番号が検出されるまで、受信部
20に引き続き受信された印刷データを廃棄する機能を
有する。受信データ廃棄部461は、ID番号検出部4
64を有する。ID番号検出部464は、ID番号操作
部63aにより操作されたID番号がID番号検索部4
65により検索されない場合、受信部20に引き続き受
信された印刷データを解析し、ID番号操作部63aに
より操作されたID番号と同一のID番号を検出する機
能を有する。
【0097】受信データ廃棄部461は、ID番号操作
部63aにより操作されたID番号がID番号検索部4
65により検索されない場合、ID番号検出部464に
よりID番号が検出されたとき、ID番号検出部450
aにより他の印刷データのID番号が検出されるまで、
受信部20に引き続き受信された印刷データを廃棄する
機能を有する。
【0098】印刷中止情報出力部463は、記憶データ
消去部462により印刷データ記憶部52aから印刷デ
ータが消去された場合、当該ID番号の印刷処理を中止
した旨を表す情報を印刷部70に出力し、ID番号検索
部465により印刷データ記憶部52aからID番号が
検索されない場合、受信データ廃棄部461により受信
部20に受信されたデータを廃棄して印刷処理を中止す
る旨を表す情報を印刷部70に出力する機能を有する。
【0099】〈動作〉ここで、コンピュータ131のI
D番号登録部13aには、ID番号が登録されているも
のとする。コンピュータ131では、印刷命令が実行さ
れる毎に、ID番号付加部13bにより、ID番号登録
部13aに登録されたID番号が、その印刷ジョブに係
る印刷データの先頭に付加される。そして、プリンタド
ライバ13により印刷データがプリンタ装置230に送
信される。
【0100】プリンタ装置230では、ID番号検出部
450aにより受信部20に受信されたID番号が検出
されると、印刷ジョブの開始が認識される。その後、I
D番号検出部450aにより他の印刷ジョブのID番号
が検出され、新たな印刷ジョブが開始されたと認識され
るまで、制御部30により、受信部20に続いて受信部
20に続いて受信された印刷データが解析され、ID番
号と対応付けて印刷データ記憶部51aに一時的に格納
される。格納された印刷データは、その後印刷部70に
転送される。
【0101】ここで、オペレータがアプリケーションに
より作成した印刷データの誤りに気がつく等して印刷を
中止したい場合、プリンタ装置230のID番号操作部
63aにより自己のコンピュータ131のID番号1が
割り当てられた入力キー93が操作される。印刷中止操
作キー60aが操作されると、ROM40の印刷中止プ
ログラム410が起動され、以下の印刷中止処理が実行
される。
【0102】図20は記憶データ消去処理のフローチャ
ートである。ID番号操作部63aの入力キー93が操
作されると(ステップS101)、既に印刷が開始され
たページの印刷データが印刷データ記憶部52aから印
刷部70に転送され、印刷部70によりこのページの印
刷が行われる(ステップS102)。印刷を中止しても
この部分はそのまま印刷されてしまう。これに対し、印
刷データ記憶部52aに記憶された残りの印刷データ
は、転送が停止されて印刷待ち状態になる(ステップS
103)。
【0103】次いで、ID番号操作部63aにより操作
された入力キー93に割り当てられたID番号1がID
番号検索部465により印刷データ記憶部52aから検
索される(ステップS104)。ステップS104で、
ID番号検索部465によりID番号1が検索された場
合には、検索されたID番号1の印刷データの受信が完
了しているか否かが判断され(ステップS105)、受
信が完了していない場合には、受信データ廃棄部461
の受信データの廃棄処理が開始される(ステップS10
6)。
【0104】次いで、記憶データ消去部462により、
検索されたID番号1に対応する印刷データが印刷デー
タ記憶部52aから消去され(ステップS107)、印
刷中止情報出力部463により当該ID番号の印刷処理
を中止した旨を表す情報が印刷部70に出力され、印刷
部70により印刷出力される(ステップS108)。次
いで、印刷データ記憶部52aの印刷待ち状態が解除さ
れる(ステップS109)。
【0105】一方、ステップS104で、ID番号検索
部465により印刷データ記憶部52aからID番号が
検索されない場合には、受信データ廃棄部461により
受信データの廃棄処理が開始される(ステップS11
0)。次いで、印刷中止情報出力部463により、受信
データ廃棄部461により当該ID番号の印刷データを
廃棄して印刷処理を中止する旨を表す情報が印刷部70
に出力され、印刷部70により印刷出力される(ステッ
プS111)。そして、ステップS109に進む。
【0106】図21は受信データ廃棄処理のフローチャ
ートである。まず、ID番号検索部465により印刷デ
ータ記憶部52aからID番号1が検索されたか否かが
判断される(ステップS121)。ステップS121
で、ID番号検索部465によりID番号が検索されな
い場合には、受信部20に1バイトの印刷データが受信
されると(ステップS122)、受信された印刷データ
が、ID番号操作部63aにより操作されたID番号1
か否かが判断される(ステップS123)。ここで、受
信された印刷データが操作されたID番号1でない場合
には、通常どおり受信された印刷データが印刷データ記
憶部52aに記憶され、ステップS122に戻り、次の
1バイトの印刷データが受信される。
【0107】一方、受信された印刷データが操作された
ID番号1の場合には、ステップS124に進み、1バ
イトの印刷データが受信されると、ID番号検出部45
0aにより、受信された印刷データがID番号か否かが
判断される(ステップS125)。ここで、受信された
印刷データがID番号でない場合には、当該印刷ジョブ
の印刷データの受信が完了していないと判断され、印刷
データが廃棄され(ステップS126)、ステップS1
24に戻り、次の1バイトの印刷データが受信される。
一方、受信された印刷データがID番号の場合には、他
の印刷ジョブの印刷データが開始されたと判断され、受
信データ廃棄処理を終了する。一方、ステップS121
で、ID番号検索部465により印刷データ記憶部52
aからID番号が検索された場合には、ステップS12
4に進み、受信が完了していない印刷データが廃棄され
る。
【0108】なお、コンピュータ131のID番号登録
部13aには、ID番号が登録されていない場合には、
ID番号付加部13bにより印刷データの先頭にID番
号0が付加される。プリンタ装置230のID番号操作
部63aには、ID番号0は割り当てられていないの
で、プリンタ装置230において当該印刷ジョブの印刷
を中止することはできない。
【0109】〈効果〉以上のように、具体例4によれ
ば、プリンタ装置230のID番号操作部63aにより
操作されるID番号を、コンピュータ131のID番号
登録部13aに登録しておく。コンピュータ131で
は、ID番号登録部13aに登録されたID番号を、I
D番号付加部13bにより印刷データの先頭に付加す
る。プリンタ装置230では、印刷ジョブ毎の印刷デー
タをID番号と対応付けて記憶する。
【0110】そして、ID番号操作部63aによりID
番号が操作入力されたとき、印刷中止部プログラム46
0を起動する。印刷中止部460aでは、ID番号操作
部63aにより操作されたID番号をID番号検索部4
65により検索し、記憶データ消去部462により、検
索されたID番号に対応する印刷データを消去する。ま
た、検索されたID番号に対応する印刷データの受信が
完了していない場合には、ID番号検出部450aによ
り他の印刷ジョブの印刷データに付加されたID番号が
検出されるまで、受信部20に引き続き受信された印刷
データを廃棄する。
【0111】したがって、他の印刷データに支障をきた
すことなく、印刷データ記憶部52aに記憶されたID
番号に対応する印刷データの印刷を中止して印刷の無駄
を除くことができる。
【0112】また、ID番号操作部63aにより操作さ
れたID番号がID番号検索部465により印刷データ
記憶部52aから検索されない場合には、ID番号検出
部464により受信部20にこれから受信される当該I
D番号を検出し、検出されたID番号の印刷データを受
信データ廃棄部461により廃棄する。
【0113】したがって、例えば、印刷データがプリン
タバッファに一時的に記憶され、プリンタ装置220に
受信されていない場合にも、印刷データを廃棄して印刷
処理を中止することができる。また、ID番号操作部6
3aによりID番号に対応する操作キーを操作すること
により、簡便な操作により印刷を中止することができ
る。また、プリンタバッファ、プリントサーバ等の存在
を意識する必要がないので、操作が煩雑になることもな
い。
【0114】なお、具体例4では、コンピュータ131
〜136のそれぞれに人為的取り決めにより1つのID
番号を登録するようにしているが、各コンピュータに登
録されるID番号は1つに限るものではない。プリンタ
装置230のID番号操作部63aにより操作されるI
D番号を増やすことで、複数のID番号を登録し、印刷
ジョブ毎に異なるID番号を選択するように構成するこ
とができる。この場合、印刷データ記憶部52aに同じ
ID番号の複数の印刷ジョブの印刷データが記憶される
可能性を小さくし、必要な印刷データの印刷も中止して
しまう等の誤りを防止することができる。
【0115】また、印刷中止部460aの受信データ廃
棄部461では、ID番号検出部450aにより他の印
刷データのID番号が検出されるまで、受信部20に受
信された印刷データを廃棄するように構成している。他
の印刷データのID番号は、印刷データの廃棄を終了す
るための区切り情報であるが、区切り情報としては、例
えば、ID番号操作部63aにより操作されたID番号
と異なるID番号としてもよい。この場合、1つのコン
ピュータから送信された複数の印刷ジョブが連続する場
合、ID番号操作部63aの1回の操作により、他のI
D番号が検出されるまで、複数の印刷ジョブの印刷を中
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る具体例1のプリントシステムの要
部を示す図である。
【図2】本発明に係る具体例1のプリントシステムの概
略構成を示す図である。
【図3】記憶データ消去処理のフローチャートである。
【図4】受信データ廃棄処理のフローチャートである。
【図5】印刷中止情報出力処理のフローチャートであ
る。
【図6】本発明に係る具体例2のプリントシステムの全
体構成を示す図である。
【図7】具体例2のプリントシステムの要部を示す図で
ある。
【図8】印刷データ記憶部51aの構成を示す図であ
る。
【図9】印刷中止部420aの構成を示すブロック図で
ある。
【図10】ジョブ一覧の例を示す図である。
【図11】記憶データ消去処理のフローチャートであ
る。
【図12】受信データ廃棄処理のフローチャートであ
る。
【図13】本発明に係る具体例3のプリントシステムの
要部を示す図である。
【図14】印刷中止部440aの構成を示す図である。
【図15】記憶データ消去処理のフローチャートであ
る。
【図16】本発明に係る具体例4のプリントシステムの
全体構成を示す図である。
【図17】具体例4のプリントシステムの要部を示す図
である。
【図18】操作表示部63の構成を示す図である。
【図19】印刷中止部460aの構成を示すブロック図
である。
【図20】記憶データ消去処理のフローチャートであ
る。
【図21】受信データ廃棄処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
20 受信部 50a 印刷データ記憶部 60a 印刷中止操作キー 70 印刷部 400a ジョブ命令検出部 410a 印刷中止部 411 受信データ廃棄部 412 記憶データ消去部 413 印刷中止情報出力部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データを受信する受信部と、 前記受信部に受信された印刷データを解析し、印刷ジョ
    ブの区切りを表し、印刷データの先頭に付加されたジョ
    ブ開始命令および印刷データの末尾に付加されたジョブ
    終了命令を検出するジョブ命令検出部と、 印刷ジョブに係る印刷データの印刷を強制的に中止する
    命令を操作入力する印刷中止命令操作部と、 前記印刷中止命令操作部により前記命令が操作入力され
    たとき、印刷データの受信が完了していない場合、前記
    ジョブ命令検出部により前記受信部に続けて受信された
    印刷データから、当該印刷ジョブのジョブ終了命令また
    は他の印刷ジョブのジョブ開始命令が検出されるまで、
    前記受信部に続けて受信された印刷データをそのまま廃
    棄する受信データ廃棄部とを備えたことを特徴とするプ
    リンタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプリンタ装置におい
    て、 前記受信部に受信された印刷データを記憶する印刷デー
    タ記憶部と、 前記印刷中止命令操作部により前記命令が操作入力され
    たとき、前記印刷データ記憶部に既に記憶されている印
    刷データを消去する記憶データ消去部とを有することを
    特徴とするプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 印刷データを送信するホスト装置と、 前記ホスト装置により送信された印刷データを印刷出力
    するプリンタ装置とを備え、 前記ホスト装置は、印刷ジョブ毎に、印刷データのヘッ
    ダに印刷ジョブを識別する識別情報を付加する識別情報
    付加部を有し、 前記プリンタ装置は、 印刷データを受信する受信部と、 前記識別情報付加部により付加される識別情報を操作入
    力する識別情報操作部と、 前記識別情報操作部により識別情報が操作入力されたと
    き、前記受信部に続けて受信された印刷データを解析
    し、前記識別情報操作部により操作入力された識別情報
    を検出する操作識別情報検出部と、 前記操作識別情報検出部により前記識別情報が検出され
    たとき、前記受信部に続けて受信された印刷データを解
    析し、印刷データの区切りを表す区切り情報を検出する
    区切り情報検出部と、 前記操作識別情報検出部により前記識別情報が検出され
    たとき、前記区切り情報検出部により前記受信部に続け
    て受信された印刷データから前記区切り情報が検出され
    るまで、前記受信部に続けて受信された印刷データをそ
    のまま廃棄する受信データ廃棄部とを有することを特徴
    とするプリントシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のプリントシステムにお
    いて、 前記受信部に受信された印刷データを解析し、前記識別
    情報付加部により付加された識別情報を検出する付加識
    別情報検出部と、 前記付加識別情報検出部により前記識別情報が検出され
    たとき、検出された識別情報とこの識別情報が付加され
    た印刷ジョブの印刷データとを対応付けて記憶する印刷
    データ記憶部と、 前記識別情報操作部により識別情報が操作入力されたと
    き、操作された識別情報を前記印刷データ記憶部から検
    索する識別情報検索部と、 前記識別情報検索部により前記識別情報が検索された場
    合、検索された識別情報および対応する印刷データを前
    記印刷データ記憶部から消去する記憶データ消去部とを
    有することを特徴とするプリントシステム。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のプリントシステムにお
    いて、 前記区切り情報は、印刷ジョブ毎に印刷データの先頭に
    付加されたジョブ開始命令または印刷データの末尾に付
    加されたジョブ終了命令であることを特徴とするプリン
    トシステム。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載のプリントシステムにお
    いて、 前記区切り情報は、前記識別情報付加部により他の印刷
    ジョブの印刷データに付加された識別情報であることを
    特徴とするプリントシステム。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載のプリントシステムにお
    いて、 前記区切り情報は、前記識別情報付加部により他の印刷
    ジョブの印刷データに付加された識別情報であり、前記
    識別情報操作部により操作された識別情報と異なる識別
    情報であることを特徴とするプリントシステム。
  8. 【請求項8】 印刷データを送信する複数のホスト装置
    と、 前記ホスト装置により送信された印刷データを印刷出力
    するプリンタ装置とを備え、 前記ホスト装置は、印刷ジョブ毎に、印刷データのヘッ
    ダに装置を識別する識別情報を付加する識別情報付加部
    を有し、 前記プリンタ装置は、 印刷データを受信する受信部と、 前記識別情報付加部により付加される識別情報を操作入
    力する識別情報操作部と、 前記識別情報操作部により識別情報が操作入力されたと
    き、前記受信部に続けて受信された印刷データを解析
    し、前記識別情報操作部により操作入力された識別情報
    を検出する操作識別情報検出部と、 前記操作識別情報検出部により前記識別情報が検出され
    たとき、前記受信部に続けて受信された印刷データを解
    析し、印刷データの区切りを表す区切り情報を検出する
    区切り情報検出部と、 前記操作識別情報検出部により前記識別情報が検出され
    たとき、前記区切り情報検出部により前記受信部に続け
    て受信された印刷データから前記区切り情報が検出され
    るまで、前記受信部に続けて受信された印刷データをそ
    のまま廃棄する受信データ廃棄部とを有することを特徴
    とするプリントシステム。
  9. 【請求項9】 印刷データを送信するホスト装置と、 前記ホスト装置により送信された印刷データを印刷出力
    するプリンタ装置とを備え、 前記ホスト装置は、 印刷ジョブ毎に、印刷データのヘッダに印刷ジョブを識
    別する識別情報を付加する識別情報付加部と、 前記識別情報付加部により付加された識別情報を操作入
    力するとともに、この識別情報が付加された印刷ジョブ
    の印刷データの印刷を強制的に中止する印刷中止命令を
    操作入力する印刷中止命令操作部と、 前記印刷中止命令操作部により操作入力された印刷中止
    命令および識別情報を前記プリンタ装置に送信する印刷
    中止命令送信部とを有し、 前記プリンタ装置は、 印刷データを受信する受信部と、 前記受信部に受信された印刷データを解析し、前記識別
    情報付加部により付加された識別情報を検出する付加識
    別情報検出部と、 前記付加識別情報検出部により前記識別情報が検出され
    たとき、検出された識別情報とこの識別情報が付加され
    た印刷ジョブの印刷データとを対応付けて記憶する印刷
    データ記憶部と、 前記受信部に受信された印刷データを解析し、前記印刷
    中止命令送信部により送信された印刷中止命令および識
    別情報を検出する印刷中止命令検出部と、 前記印刷中止命令検出部により前記印刷中止命令および
    識別情報が検出されたとき、検出された識別情報を前記
    印刷データ記憶部から検索する識別情報検索部と、 前記識別情報検索部により前記識別情報が検索された場
    合、検索された識別情報および対応する印刷データを前
    記印刷データ記憶部から消去する記憶データ消去部とを
    有することを特徴とするプリントシステム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のプリントシステムに
    おいて、 前記識別情報検索部により前記識別情報が検索されたと
    き、検索された識別情報が付加された印刷ジョブの印刷
    データの受信が完了していない場合、前記受信部に続け
    て受信された印刷データを解析し、印刷データの区切り
    を表す区切り情報を検出する区切り情報検出部と、 前記識別情報検索部により前記識別情報が検索されたと
    き、検索された識別情報が付加された印刷ジョブの印刷
    データの受信が完了していない場合、前記区切り情報検
    出部により区切り情報が検出されるまで、前記受信部に
    続けて受信された印刷データをそのまま廃棄する受信デ
    ータ廃棄部とを有することを特徴とするプリントシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 印刷データを送信するホスト装置と、 前記ホスト装置により送信された印刷データを印刷出力
    するプリンタ装置とを備え、 前記ホスト装置は、印刷ジョブ毎に、印刷データのヘッ
    ダに印刷ジョブを識別する識別情報を付加する識別情報
    付加部を有し、 前記プリンタ装置は、 印刷データを受信する受信部と、 前記受信部に受信された印刷データを解析し、前記識別
    情報付加部により付加された識別情報を検出する付加識
    別情報検出部と、 前記付加識別情報検出部により前記識別情報が検出され
    たとき、検出された識別情報とこの識別情報が付加され
    た印刷ジョブの印刷データとを対応付けて記憶する印刷
    データ記憶部と、 印刷を強制的に中止する命令を操作入力する印刷中止命
    令操作部と、 前記印刷中止命令操作部により前記命令が操作入力され
    たとき、前記印刷データ記憶部に記憶された識別情報の
    一覧を印刷出力する識別情報印刷出力部と、 前記識別情報印刷出力部により識別情報の一覧が印刷出
    力されたとき、前記印刷データ記憶部に記憶された印刷
    データの識別情報を選択的に操作入力する識別情報操作
    部と、 前記識別情報操作部により選択的に操作入力された識別
    情報および対応する印刷データを前記印刷データ記憶部
    から消去する記憶データ消去部とを有することを特徴と
    するプリントシステム。
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US7675643B2 (en) 2005-04-11 2010-03-09 Canon Kabushiki Kaisha Print controller, control method therefor and program
JP2012128595A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Canon Inc 印刷装置、印刷制御システム、印刷制御システムの制御方法、及びプログラム

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