JPH1129766A - 冷凍装置及び冷媒圧縮機 - Google Patents

冷凍装置及び冷媒圧縮機

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JPH1129766A
JPH1129766A JP9183373A JP18337397A JPH1129766A JP H1129766 A JPH1129766 A JP H1129766A JP 9183373 A JP9183373 A JP 9183373A JP 18337397 A JP18337397 A JP 18337397A JP H1129766 A JPH1129766 A JP H1129766A
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JP
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oil
refrigerant
compressor
refrigerating machine
rotor
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JP9183373A
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English (en)
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Norimi Sugano
典伺 菅野
Tadashi Iizuka
董 飯塚
Tetsuya Tadokoro
哲也 田所
Kenichi Kawashima
憲一 川島
Akira Ota
亮 太田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロン22の代替冷媒であるハイドロフルオ
ロカーボン系冷媒等の使用を可能ならしめるフロン規制
に対応した優れた冷凍機油とこの冷凍機油を用いて長期
使用に耐え得る信頼性の高い冷媒圧縮機と冷凍装置とを
実現することにある。 【解決手段】 本発明はエステル油もしくはエーテル油
にグリセリンの一部を脂肪酸と反応させ、エステル化し
た化合物17を添加することにより、圧縮機部15のベ
ーン10等の摺動部表面に化学吸着膜を形成するため、
金属面が直接接触して焼付きや異常摩耗をおこすことを
防ぐことができ、信頼性の高い冷媒圧縮機及びそれを備
えた冷凍装置が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】圧縮機、凝縮器、乾燥器、膨
張機構及び蒸発器よりなる冷凍サイクルにおいて、凝縮
器温度が40℃以上となるHFCまたはHCFC冷媒圧
縮機が冷凍機油組成物を内蔵した冷媒圧縮機及びその冷
媒圧縮機を具備した冷凍装置に係わり、特に冷媒と比較
的高温度で接触しても劣化が少なく圧縮機の信頼性を高
めるのに好適な冷凍機油を具備した冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フロンガスによる成層圏のオゾン層破壊
の問題から、特定フロンの他にもハイドロクロロフルオ
ロカーボン類も規制の対象となっている。冷蔵庫やルー
ムエアコン等の冷凍サイクルに用いられてきたフロン2
2も規制の対象となっている。その代替品としては分子
中に塩素を含まないハイドロフルオロカーボン系であ
る、フロン32、フロン125、フロン134a、フロ
ン143a等の単独もしくはこれらの2種以上を混合し
たR410A、R407C、R404等の混合冷媒が挙
げられる。
【0003】しかしながら、これらのフロンは化学構造
が特異なため、非常に特徴的な性質を有しており、フロ
ン22の冷凍システムで使用されてきた冷凍機油である
鉱油や合成油のアルキルベンゼン油等の炭素と水素の化
合物では相溶しないため、圧縮機より冷凍サイクル中
に油が流出した場合には油戻りが悪くなり、熱交換機器
内に油が滞留して伝熱性能を低下させるとともに、圧縮
機内の油が鉄系の摺動部材の表面に不足し、潤滑不良に
より摺動部の焼付きや異常摩耗を生じるという問題があ
る。また、圧縮機内で油と冷媒が分離すると、圧縮機
の摺動部への給油が底部より汲み上げるポンプ方式を取
っているために低粘度の冷媒層が供給され油膜厚さが小
さいために軸受け摺動部を損傷することになる。
【0004】従って、フロン22代替冷媒用の新たな冷
凍機油の開発が必要となっている。代替冷媒と相溶性の
ある冷凍機油としては分子中に酸素を含有したエステル
油系(特開平3−128992号公報,3−21749
4号公報,4−183788号公報)やエーテル油系
(特開平6−128578号公報,6−234814号
公報)等が知られている。しかし、このような相溶性の
良い冷凍機油においても油膜が欠乏し摺動部の焼付きや
異常摩耗を生じることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】HFC系代替冷媒の場
合、冷媒自体に塩素が含まれていないため従来システム
に対して摺動部の潤滑性は低下する。このことにより、
摺動部の焼付きや異常摩耗が生じる問題がある。従っ
て、本発明の第一の目的はフロン22の代替冷媒である
ハイドロフルオロカーボン系の共存下において耐摩耗性
に優れる冷凍機油組成物を充填した冷媒圧縮機を提供す
ることであり、第2の目的はこの冷媒圧縮機を備えた冷
凍装置をそれぞれ提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の冷凍装置に用い
られる冷凍機油は、エステル油もしくはエーテル油を基
油として、これにグリセリンの一部を脂肪酸と反応させ
エステル化した化合物の構造を有する添加剤を添加する
ことにより、摺動部表面に化学吸着膜を形成し、金属面
が直接接触して焼き付きや異常摩耗をおこすことを防ぐ
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1〜図
4を参照して説明する。図1に代表的な冷媒圧縮機とし
てロータリ形圧縮機の断面図を示す。冷凍サイクルに用
いる冷媒圧縮機にはロータリ形圧縮機、スクロール形圧
縮機、レシプロ形圧縮機等があるが、中でもロータリ圧
縮機は摺動部が点接触となるため瞬時に温度上昇が起こ
りやすく、焼き付きによる損傷が発生しやすい。この冷
媒圧縮機は、油溜めを兼ねた密閉ケース1内に電動機部
14と、圧縮機部15とが収納されている。電動機部1
4は回転子12と固定子13からなり、回転子12には
鋳鉄製の回転軸4が嵌着されている。
【0008】回転軸4は偏心部3を有し、一端側に中空
状に軸穴11が形成されている。圧縮機部15は、鉄系
焼結体のシリンダ2とこのシリンダ2内を偏心回転する
鋳鉄製ローラ7、このローラ7に先端が接触し、他端が
ばね9によって押されながらシリンダ2の溝8内を往復
運動するベーン10と、前記シリンダ2の両端に配設さ
れている鋳鉄または鉄系焼結体の主軸受け5及び副軸受
け6を主要機構要素としている。また、底部には冷凍機
油16が貯溜されており、この中にグリセリンの一部を
脂肪酸と反応させエステル化した化合物17を添加す
る。この冷凍機油は、摺動部へと給油される。
【0009】上記圧縮機に使用される冷媒は非塩素系冷
媒であり、この場合の冷凍機油は非塩素系冷媒と相溶性
の良いエステル油若しくはエーテル油である。冷凍機油
としては、40℃の時の粘度が2〜70cSt、100
℃の時の粘度が1〜9cStのものとし、冷媒相溶性の
優れる冷凍機油は冷媒の循環と共に摺動部へと供給さ
れ、摺動部の潤滑に寄与する。表1は、ファレックス摩
耗試験におけるグリセリンの一部を脂肪酸と反応させエ
ステル化した化合物の添加と摩耗量及び焼付荷重の関係
を示したものである。
【0010】
【表1】
【0011】試験条件として、冷凍機油をエステル油
(VG32)、荷重250lb、時間5h、回転速度毎分
290回転、温度100℃、慣らし運転50lb,10mi
n、雰囲気airでファレックス試験を行った。上記試
験条件においてグリセリンの一部をオレイン酸と反応さ
せてエステル化した本発明の添加剤を0.5%添加した
ところ添加しない場合に比べてピン+Vブロックの摩耗
量が38%低減した。また、ファレックス焼付き試験に
よると焼付荷重はベース油に対して124lbの上昇が見
られた。
【0012】この試験油の性状を分析したところ、いず
れの試験片においても後歴油の全酸価は本発明の添加剤
を添加した場合のほうが低くなっている。つまり、本発
明の添加剤を添加したことにより摺動部品が直接接触す
ることがなくなったために局部的な摩擦よる発熱を低減
する効果があり、冷凍機油が熱分解をおこさなくすると
いう効果があらわれた。
【0013】図2は試験条件として、冷凍機油をエステ
ル油(VG56)、荷重100lb、時間5h回転速度2
90min-1、温度120℃、慣らし運転50lb,10mi
n、雰囲気airとしてファレックス試験を行い、上記
添加剤の添加量と摩耗量の関係を纏めたものである。横
軸に添加量、縦軸に摩耗量とする。添加量を0.05wt
%としたものはあまり効果わ得られなかったが、0.1w
t%としたものは摩耗量が大幅に改善されている。ま
た、添加量が1wt%までは大幅な改善効果が得られた
が、1wt%をこえて添加しても効果は同じであった。
【0014】図3に基本的な冷凍サイクル構成図を示
す。冷媒圧縮機18、凝縮器19、乾燥器22、膨張機
構20、蒸発器21よりなる冷凍装置において、冷媒圧
縮機18は、低温低圧の冷媒ガスを圧縮し、高温高圧の
冷媒ガスを吐出し凝縮器19に送る。凝縮器19に送ら
れた冷媒ガスは、その熱を空気中に放出しながら高温高
圧の冷媒液となり、乾燥器22で水分を除去されつつ膨
張機構20に送られる。膨張機構を通過する高温高圧の
冷媒液は絞り効果により低温低圧の湿り蒸気となり蒸発
器21へ送られる。蒸発器21に入った冷媒は周囲から
熱を吸収して蒸発し、蒸発器21をでた低温低圧の冷媒
ガスは圧縮機18に吸い込まれ、以下同じサイクルが繰
り返される。このサイクルにおいて、ルームエアコン、
除湿機などでは中温度の蒸発器温度(−10℃以下)を必
要とし、冷蔵庫などでは低温度の蒸発器温度(−30℃
以下)を必要としている。
【0015】図4はR410A/冷凍機油の相溶性を示
す。横軸に添加量、縦軸に二層分離温度を示す。現在の
ルームエアコンでは、二層分離温度は8℃ぐらいなので
現状と同等レベルと考えた場合、エステル油(VG56)
は添加剤の添加量を2.5wt%、エーテル油(VG68)
は3wt%以下となるが、新たに寒冷地対応も含めて考え
た場合、二層分離温度は−10℃以下が望ましい。従っ
て、エステル油の場合は添加量0.8wt%以下、エーテ
ル油のの場合は2wt%以下が望ましい。
【0016】この場合、図3に示す冷凍サイクルに用い
ると、圧縮機18より冷媒ガスとともに吐出された冷凍
機油は蒸発器21の中で二層分離を起こし冷凍機油が熱
交換器の配管の内壁に固着し、冷凍機油の滞留現象や熱
交換器の熱絶縁現象を発生すると共に低温域で上記添加
剤自体が分離しキャピラリなどの膨張機構の詰まりを起
こして、冷凍装置としての冷却性能を阻害する可能性が
考えられるため、実用的ではない。
【0017】表2は上記添加剤の添加と流動点変化を示
す。試験方法はJIS K2269「原油及び石油製品
の流動点並びに石油製品曇り点試験方法」によるもので
ある。冷凍機油がサイクル内で流動点以下の温度で冷や
された場合、冷凍機油の凝固が起こり、摺動部に油が供
給されなくなり、焼き付きによる損傷が起こる可能性が
ある。本実施例で用いた添加剤は流動点が20℃であ
り、冷凍機油に添加することにより冷凍機油の流動点を
高める可能性がある。そこで、上記添加剤の添加量をか
えてエステル油及びエーテル油に添加し、流動点を測定
したところエステル油に4wt%添加した場合で、流動
点は−30℃に上昇したが、蒸発器の温度をこえること
はないので問題ないことが確認された。
【0018】
【表2】
【0019】なお、冷凍機油中に添加される酸捕捉剤、
酸化防止剤、消泡剤は、例えば次のようなものである。
酸捕捉剤は、冷凍機油中に酸成分が存在するとそれによ
りエステル油が分解され不安定となるため、それを取り
除くために添加するもので、例えばエポキシ化合物等の
酸と反応する化合物が好ましい。とりわけポリアルキレ
ングリコールジグリシジルエーテルなどのジグリシジル
エーテル化合物や、フェニルグリシジルエーテルなどの
モノグリシジルエーテル化合物や、脂肪族環状エポキシ
化合物の如くエポキシ基とエーテル結合を有するものが
好ましい。その理由はこれらの化合物のエポキシ基が酸
を捕捉し、エーテル結合が多少なりとも冷凍機油と冷媒
との相溶性の改善に寄与するからである。
【0020】上記その他の添加剤は、圧縮機や冷凍装置
を製作する際に使用する塩素系洗浄剤等の残留物の影響
をなくすための塩素捕捉剤や、油の液通や保管中の酸化
劣化の防止用の添加剤、泡立ち性の防止をするための添
加剤等であり、従来の一般的技術で対応できるレベルの
ものであり、ここでは特別に規制しない。
【0021】極圧添加剤として例えば、アルキルポリオ
キシアルキレンリン酸エステルおよびジアルキルリン酸
エステルなどの分子中にOH基を残留する第1級、第2
級の強力なリン酸エステルを0.05〜10wt%の適
量ブレンドすると、圧縮機の軸、軸受を構成する鉄系摺
動部の表面に分子配向しているエステル結合の潤滑油膜
を、押除けてさらに強力なリン酸エステルの化学吸着膜
を形成することができ、摺動部の潤滑性をより良好なも
のとし、噛りや焼き付きを防止することができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明の冷凍装置及び圧
縮機では、エステル油もしくはエーテル油を基油とし
て、これにグリセリンの一部を脂肪酸と反応させ、エス
テル化した化合物を添加することにより、摺動部表面に
化学吸着膜を形成し、金属面が直接接触して焼き付きや
異常摩耗をおこすことを防ぐことができる。そのため、
フロン22の代替冷媒であるハイドロフルオロカーボン
系の共存下において耐摩耗性に優れる冷凍機油を充填し
た冷媒圧縮機を提供することができ、この冷媒圧縮機を
備えた信頼性の高い冷凍装置をそれぞれ提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】密閉型ロータリ圧縮機の要部縦断面図。
【図2】ファレックス摩耗試験による添加剤の添加量と
摩耗量の関係を示す図。
【図3】冷凍装置の冷凍サイクル構成図。
【図4】R410Aと冷凍機油の二層分離温度特性図。
【符号の説明】
1 ケース 2 シリンダ 3 偏心部 4 回転軸 5 主軸受け 6 副軸受け 7 ローラ 8 シリンダ溝 9 ばね 10 ベーン 11 縦穴 12 回転子 13 固定子 14 電動機 15 圧縮機部 16 冷凍機油 17 グリセリンの一部を脂肪酸と反応させエステル化
した化合物 18 圧縮機 19 凝縮器 20 膨張機構 21 蒸発器 22 乾燥器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 憲一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 太田 亮 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍サイクルに用いる冷媒圧縮機であっ
    て、冷凍機油を貯溜する密閉容器内に回転子と固定子か
    らなるモータと、前記回転子に嵌着された回転軸と、こ
    の回転軸を介して前記モータに連結された圧縮機部とを
    収納してなる冷媒圧縮機において、封入される冷媒は臨
    界温度40℃以上のハイドロフルオロカーボン系の少な
    くとも1種以上からなり、冷媒圧縮機に用いられる冷凍
    機油は、エステル油もしくはエーテル油を基油として、
    グリセリンの一部を脂肪酸と反応させエステル化した化
    合物を含有する冷媒圧縮機。
  2. 【請求項2】 少なくとも、圧縮機、凝縮器、乾燥器、
    膨張機構及び蒸発器とこれらを接続する冷媒配管を備え
    る冷凍装置において、 冷媒圧縮機は、冷凍機油を貯溜する密閉容器内に回転子
    と固定子からなるモータと、前記回転子に装着された回
    転軸と、この回転軸を介して前記モータに連結された圧
    縮機部とを収納してなり、封入される冷媒は臨界温度4
    0℃以上のハイドロフルオロカーボン系の少なくとも1
    種以上からなり、冷媒圧縮機に用いられる冷凍機油は、
    エステル油もしくはエーテル油を基油として、グリセリ
    ンの一部を脂肪酸と反応させエステル化した化合物を含
    有する冷凍装置。
  3. 【請求項3】 少くとも、冷媒圧縮機、凝縮器、乾燥
    器、膨張機構及び蒸発器とこれらを接続する冷媒配管を
    備える冷媒装置において、 冷媒圧縮機は、冷媒器油を貯溜する密閉容器内に回転子
    と固定子からなるモータと、前記回転子に密着された回
    転軸と、この回転軸を介して前記モータに連結された圧
    縮機部とを収納してなり、封入される冷媒は、臨界温度
    40℃以上のハイドロフルオロカーボン系の少くとも1
    種以上からなり、冷媒圧縮機に用いられる冷凍機油は、
    エステル油を基油として、一般式Iのモノエステル、も
    しくは一般式IIのジエステルで表されるグリセリンの一
    部を脂肪酸と反応させてエステル化した化合物からなる
    構造を有する添加剤を含有する冷凍装置。 【化1】 【化2】
  4. 【請求項4】 エステル油を基油とした冷凍機油は上記
    添加剤を0.1〜2.5%、望ましくは0.1〜0.8%添
    加したことを特徴とする請求項3記載の冷凍装置。
  5. 【請求項5】 少くとも、冷媒圧縮機、凝縮器、乾燥
    器、膨張機構及び蒸発器とこれらを接続する冷媒配管を
    備える冷媒装置において、 冷媒圧縮機は、冷媒器油を貯溜する密閉容器内に回転子
    と固定子からなるモータと、前記回転子に密着された回
    転軸と、この回転軸を介して前記モータに連結された圧
    縮機部とを収納してなり、封入される冷媒は、臨界温度
    40℃以上のハイドロフルオロカーボン系の少くとも1
    種以上からなり、冷媒圧縮機に用いられる冷凍機油は、
    エーテル油を基油として、一般式Iのモノエステル、も
    しくは一般式IIのジエステルで表されるグリセリンの一
    部を脂肪酸と反応させてエステル化した化合物からなる
    構造を有する添加剤を含有する冷凍装置。 【化3】 【化4】
  6. 【請求項6】 エーテル油を基油とした冷凍機油は上記
    添加剤を0.1〜3%、望ましくは0.1〜2%添加し
    たことを特徴とする請求項5記載の冷凍装置。
  7. 【請求項7】 グリセリンの一部を脂肪酸と反応させエ
    ステル化した化合物の脂肪酸部分がオレイン酸であるこ
    とを特徴とする請求項3又は5記載の冷凍装置。
  8. 【請求項8】 上記冷凍機油中に酸捕捉剤、酸化防止
    剤、極圧添加剤及び消泡剤の内の少なくとも1種が添加
    されている請求項3又は5記載の冷凍装置。
JP9183373A 1997-07-09 1997-07-09 冷凍装置及び冷媒圧縮機 Pending JPH1129766A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100488860B1 (ko) * 2002-07-25 2005-05-11 현대자동차주식회사 무단변속기유 조성물
JP2007262208A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Nippon Oil Corp 冷凍機油組成物
JP2008111661A (ja) * 2007-12-11 2008-05-15 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機およびその制御方法
JP2010031728A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Hitachi Appliances Inc 冷媒圧縮機

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