JPH11295656A - 立体表示装置 - Google Patents

立体表示装置

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JPH11295656A
JPH11295656A JP10102535A JP10253598A JPH11295656A JP H11295656 A JPH11295656 A JP H11295656A JP 10102535 A JP10102535 A JP 10102535A JP 10253598 A JP10253598 A JP 10253598A JP H11295656 A JPH11295656 A JP H11295656A
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Takeshi Masutani
健 増谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置の観察者側にパララックスバリアを
設けた立体表示装置において、混色やクロストークを生
じることなく、光の利用効率を向上させることによって
表示画面を明るくした体表示装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 表示画面の後方に蛍光体19を配設する
とともに、表示画面の前方にパララックスバリア板20
を配設し、表示画面に表示された画像をパララックスバ
リア板20により左眼用画像と右眼用画像とに分離する
立体表示装置であって、パララックスバリア板20が再
帰反射部材から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示画面の観察者
側にパララックスバリアを設け、表示画面に表示された
映像をパララックスバリアにより分離することにより立
体表示を行う立体表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、眼鏡を使用しないで立体映像を表
示する方法として、レンチキュラ方式やパララックスバ
リア方式が提案されている。
【0003】このうちパララックスバリア方式は、表示
画面の観察者側にストライプ状の透過領域と非透過領域
とが交互に並ぶパララックスバリアを配置し、視差を生
じさせて立体映像を得る方式である。図6は、従来のパ
ララックスバリア方式の立体表示装置の原理を説明する
説明図である。
【0004】同図に示すように、表示画面1には、左眼
用の映像情報を有する左眼用の画素Lと右眼用の画素R
とが水平方向において交互に形成され、更に、各画素
L、Rは、カラーフィルタや蛍光体により色分けされて
いる。即ち、左眼用の画素Lは、赤色画素L(r)、緑
色画素L(g)、青色画素L(b)に色分けされ、ま
た、右眼用の画素Rは、赤色画素R(r)、緑色画素R
(g)、青色画素R(b)に色分けされている。
【0005】表示画面1の前方には、左眼用び右眼用画
素L、Rからの光を透過する透過領域2aと、光を遮光
する非透過領域2bとが水平方向において、交互にスリ
ット状に形成されているパララックスバリア板2が配置
されている。
【0006】左眼用の画素Lから出射された光(図示実
線)のうち観察者の左眼3Lに向かう光L1は、透過領
域2aを通過して左眼3Lに達し、右眼3Rに向かう光
L2は非透過領域2bにより遮光される。同様に、右眼
用の画素Rから出射された光(図示破線)のうち観察者
の右眼3Rに向かう光R1は、透過領域2aを通過して
右眼3Rに達し、左眼3Lに向かう光R2は非透過領域
2bにより遮光される。
【0007】従って、観察者の左眼3Lには、左眼用の
画素Lからの光L1のみが入射し、右眼3Rには、右眼
用の画素RからのひかりR1のみが入射する。このと
き、左眼用の画素Lからの光L1と、右眼用の画素Rか
らの光R1との間には、人間が両眼視差により立体知覚
を行うことができるだけの視差情報がある。このため、
観察者は、立体映像を観察することができる。
【0008】しかしながら、このようなパララックスバ
リア方式の立体表示装置では、画素L、Rからの光L
2、R2が非透過領域2bによって遮光されるため、観
察者の眼3L、3Rに入射する光の量が少なく、観察者
によって観察される映像が暗くなるという問題がある。
【0009】この問題点に関し、特開平07−1814
29号公報には、液晶パネルと平面光源との間にパララ
ックスバリアを配置した立体表示装置において、そのパ
ララックスバリアの光源部側を反射膜で構成することに
より、平面光源からの光を有効利用して、表示画面を明
るくした立体表示装置が開示されている。
【0010】この立体表示装置は、平面光源から出射さ
れた光が、パララックスバリアの透過領域を通過してス
トライプ状に発光するものである。このとき、パララッ
クスバリアの透過領域を通過した光には、平面光源から
直接出射された光だけでなく、平面光源から出射され、
一旦パララックスバリアの非透過領域にて反射された
後、パララックスバリアの非透過領域と平面光源との間
で反射を繰り返した光とが含まれている。このように、
パララックスバリアの非透過領域にて遮光された光を利
用して映像を表示することができるため、その分光の利
用効率が高くなり、表示画面が明るくなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラズ
マディスプレイや反射型の液晶表示装置等では、光源側
にパララックスバリアを配置することができず、表示装
置の観察者側にパララックスバリアを配置しなければな
らない。この場合、そのパララックスバリアの非透過領
域を反射部材で構成すると、ある画素から出射された光
が非透過領域にて反射され、その反射光が出射された画
素とは異なる画素に向かって反射されてしまう。例え
ば、図6においては、左眼用の緑色画素L(g)から出
射された光L2が、パララックスバリア2の非透過領域
2bにて反射されて、右眼用の赤色画素R(r)に入射
されてしまうため、右眼用の赤色画素R(r)から出射
される光には、赤色画素R(r)にて反射された左眼用
の緑色画素L(g)からの光(図示一点鎖線)が混入し
てしまう。従って、混色やクロストークが発生し、立体
視が困難になるという問題が生じる。
【0012】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであって、表示装置の観察者側にパララック
スバリアを設けた立体表示装置において、混色やクロス
トークを生じることなく、光の利用効率を向上させるこ
とによって表示画面を明るくした体表示装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の立体表示装置
は、表示画面の後方に高反射部材を配設するとともに、
表示画面の前方にパララックスバリアを配設し、表示画
面に表示された画像をパララックスバリアにより左眼用
画像と右眼用画像とに分離する立体表示装置であって、
パララックスバリアが再帰反射部材からなるものであ
る。
【0014】このような構成とすることにより、パララ
ックスバリアにて反射された光は、その光がパララック
スバリアに入射してきた方向へ戻り、表示画面後方の高
反射部材により反射される。そして、その反射光の一部
は、パララックスバリアを通過して、表示画面上の画素
から直接出射された光と共に前方(観察者側)に出射さ
れる。
【0015】また、再帰反射部材は、反射層と、その反
射層の表示画面側に一層に敷き詰められた球状のガラス
ビーズとからなり、そのガラスビーズの直径が少なくと
も表示画面の1画素の幅より小さいものである。
【0016】このような構成とすることにより、ガラス
ビーズに入射する光は、ガラスビーズ表面で屈折された
後、反射層にて反射され、再度ガラスビーズ表面で屈折
されて、入射光と平行な方向に出射される。このとき、
ガラスビーズの直径を表示画面の1画素の幅より小さく
しているため、パララックスバリアにて反射された光の
大半は、その光が出射された表示画面上の画素に戻るよ
うになる。
【0017】また、パララックスバリアの観察者側は、
黒色に形成されているものである。
【0018】このような構成とすることにより、パララ
ックスバリアの観察者側の面において反射される外光の
量が低減されて、表示画面の映り込みが抑制される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面に沿って具体的に説明する。尚、各実施の形態
において、映像表示手段として用いられる表示装置のパ
ララックスバリア板に対向する面を表示画面とする。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態における立体表示装置の構成を表す断面図である。
【0020】同図に示すように、本実施の形態における
立体表示装置は、映像表示手段として、プラズマディス
プレイ装置10を用い、そのプラズマディスプレイ装置
10の観察者側にパララックスバリア板20を設けたも
のである。
【0021】このプラズマディスプレイ装置10は、ガ
ラスよりなる前面ガラス基板11と、同じくガラスより
なる背面ガラス基板12とが対向して張り合わされた構
造からなっている。
【0022】この前面ガラス基板11には、維持電極と
走査電極とからなる一対の電極が平行に形成され、面放
電を行う行電極13を構成している。この行電極13
は、酸化鉛系の透明誘電体ガラス層14と、プラズマ発
生時にできるイオンの衝撃による透明誘電体ガラス層1
4の劣化や飛散を防止するための酸化マグネシウム(M
gO)よりなる誘電体保護層15とで覆われている。
【0023】また、放電空間30を確保すると共に、放
電及び光学的なクロストークを防止し、且つ、画素とな
る放電セルを確保するために隔壁16が行電極13と直
交する方向に形成されている。
【0024】背面ガラス基板12上には、蛍光体19の
発光を前面ガラス基板11方向に反射させるために、
(前面ガラス基板11側より発光を観察するため、絶縁
体で可視光の光の反射率が高い物質が必要となる)可視
光の反射作用を持つ反射用誘電体ガラス層17及びその
データ電極18が平行に形成されている。データ電極1
8は、前面ガラス基板11上の行電極13と直交してお
り、XYマトリックスを構成している。
【0025】また、反射用誘電体ガラス層17及び隔壁
16の壁面には、蛍光体19が塗布されている。そし
て、2枚のガラス基板11、12の周囲は封止され、そ
の内部の放電空間30には、放電ガスとしてヘリウム
(He)、Ne(ネオン)、キセノン(Xe)もしくは
それらの混合ガス等が、例えば500Torrの圧力で
充填されている。尚、蛍光体19は、画素毎に三色(赤
色、緑色、青色)に塗り分けられている。
【0026】このような構成のプラズマディスプレイ装
置10は、面放電を行うための維持電極に維持パルスを
印加した状態で、走査電極及びデータ電極18間に電圧
を印加して対向放電させると、この放電が維持パルスに
よって、走査電極及びデータ電極18間に維持される。
そして、この放電により、蛍光体19が励起されて、対
応する色の光が蛍光体19から出射される。従って、こ
の対向放電を、表示画面10上の所望の画素について行
うことにより、画像が形成される。
【0027】一方、パララックスバリア板20は、プラ
ズマディスプレイ装置10の観察者側に所定の距離を隔
てて配置されている。このパララックスバリア板20
は、左眼用び右眼用画素L、Rからの光を透過する透過
領域20aと、光を遮光する非透過領域20bとが水平
方向において、交互にスリット状に形成されている。
【0028】また、このパララックスバリア板20の非
透過領域20bは、図2に示すように、再帰反射部材で
構成され、その観察者側には黒色塗料23が塗布されて
いる。この再帰反射部材は、反射層21と、その反射層
21の表面にその反射層21のディスプレイ装置10側
において一層に敷き詰められた球状のガラスビーズ22
とから構成されている。このガラスビーズ22は、反射
層21に略半球部分が埋め込まれており、その直径はデ
ィスプレイの1画素の幅より小さく形成されている。
【0029】そして、パララックスバリア板20の非透
過領域20bに入射する光は、同図中矢印で示すよう
に、ガラスビーズ22の表面で屈折した後、反射層21
にて反射され、再度ガラスビーズ22の表面で屈折され
て、入射光と平行な方向に出射される。このため、入射
光は、その光が出射された画素に向かって反射される。
このような構成の立体表示装置の動作について、図3を
用いて以下に説明する。
【0030】同図に示すように、例えば、プラズマディ
スプレイ装置10の左眼用の赤色画素L(r)から出射
された光のうち観察者の左眼3Lに向かう光L1はパラ
ラックスバリア板20の透過領域20aを通過して左眼
3Lに達し、右眼3Rに向かう光L2は非透過領域20
bにより遮光される。
【0031】そして、非透過領域20bにて遮光された
光は、その光が入射してきた方向に反射されて、左目用
の赤色画素L(r)に戻る。左目用の赤色画素L(r)
に戻った反射光は、左目用の赤色画素L(r)の蛍光体
19または反射用誘電体ガラス層17で反射されて、そ
の一部が、左目用の赤色画素L(r)から直接出射され
る光と共に、透過領域20aを通って観察者側に出射さ
れる。
【0032】このとき、一旦非透過領域20bにて反射
された反射光と、左目用の画素Lから直接出射された光
とは、同一の画素L(r)から出射された光であること
から、混色もしくはそれに伴うクロストークが生じる虞
がない。
【0033】また、左眼用の赤色画素L(r)以外の画
素L(g)、L(b)、R(r)、R(g)、R(b)
についても同様である。
【0034】従って、観察者の左眼3Lに入射する左眼
用の画素Lからの光L1の光量が増加し、また、同様に
観察者の右眼3Rに入射する右眼用の画素Rからの光R
1の光量も増加して、表示画面が明るくなる。
【0035】尚、左眼用の画素Lからの光L1と、右眼
用の画素Rからの光R1との間には、人間が両眼視差に
より立体知覚を行うことができるだけの視差情報がある
ため、観察者は、立体映像を観賞することができる。
【0036】本実施の形態によれば、パララックスバリ
ア板20の非透過領域20bを再帰反射部材にて構成し
たため、この非透過領域20bにて遮光された光は、反
射してその光が出射された画素に戻る。その反射光の一
部は、画素内の蛍光体19または反射用誘電体ガラス層
17に反射され、その画素から直接出射される光と共
に、再度利用されるため、光の利用効率が向上し、表示
画面が明るくなる。
【0037】また、パララックスバリア板20の非透過
領域20bのガラスビーズの直径を、プラズマディスプ
レイ装置10の1画素の幅よりも小さく形成しているた
め、非透過領域20bにて反射された光の大半は、その
光が出射された画素に戻り、混色もしくはそれに伴うク
ロストークが抑制される。
【0038】また、パララックスバリア板20の非透過
領域20bの観察者側に黒色塗料23を塗布しているた
め、パララックスバリア板20の観察者側における外光
の反射量が低減されて、表示画面の映り込みが抑制され
る。 (第2の実施の形態)次に、本発明の第2の実施の形態
について、以下に説明する。
【0039】第1の実施の形態においては、映像表示手
段としてプラズマディスプレイ装置10を用いたが、本
実施の形態においては、映像表示手段として反射型の液
晶表示装置を用いた場合について説明する。尚、第1の
実施の形態と同一の構成については、同一の図番を付し
てその説明を省略する。
【0040】図4は、本発明の第2の実施の形態におけ
る立体表示装置の構成を表す断面図である。
【0041】同図に示すように、本実施の形態における
立体表示装置は、液晶表示装置50の観察者側にパララ
ックスバリア板20を設けたものである。
【0042】液晶表示装置50は、前面ガラス基板51
と背面ガラス基板52との間に、ゲストホスト液晶から
なる液晶層56を封止したものである。
【0043】このゲストホスト液晶は、ホストとなる液
晶材料にゲストとなる色素を混合したもので、電圧を印
加しない状態においては液晶材料が螺旋配向されている
ため、光を吸収して黒くなり、電圧を印加すると液晶材
料の螺旋配向が解けて、光を透過する。
【0044】また、前面ガラス基板51の液晶層56側
には、液晶層56を透過した光を着色するためのカラー
フィルタ53と、透明行電極54とが配置され、背面ガ
ラス基盤52の液晶層56側には、透明行電極54に直
交してアルミからなる反射用列電極55が配置されてい
る。
【0045】カラーフィルタ53は、透明行電極54と
反射用列電極55とをマトリックス状に配置することに
よって構成される画素に対応して、三原色からなる各色
フィルタが所定の順序で配列されたものである。
【0046】そして、透明行電極54と反射用列電極5
5との間に電圧を印加すると、対応する画素において液
晶層56が光を透過する状態になる。このとき、液晶表
示装置50の外部から入射された光は、カラーフィルタ
53によって着色された後、液晶層56を透過して、反
射用列電極55によって反射され、観察者の眼に届く。
反射用列電極55は鏡面でないため、反射光は、様々な
方向に向かうが、カラーフィルタ53によって、入射時
に通過した色と同色の色フィルタしか通過しないため、
混色が生じる虞がない。
【0047】このような構成の立体表示装置の動作につ
いて、図5を用いて以下に説明する。
【0048】同図に示すように、液晶表示装置50の左
眼用の画素Lに、外部から光が入射すると、カラーフィ
ルタ53にて着色された後、液晶層56を透過した光
が、反射用列電極55によって反射される。
【0049】この反射光のうち観察者の左眼3Lに向か
う光L1はパララックスバリア板20の透過領域20a
を通過して左眼3Lに達し、右眼3Rに向かう光L2は
非透過領域20bにより遮光される。
【0050】そして、非透過領域20bにて遮光された
光は、その光が入射してきた方向に反射されて、左目用
の画素Lに戻る。左目用の画素Lに戻った反射光は、左
目用の画素Lの反射用列電極55によって反射されて、
その一部が、左目用の画素Lから直接出射される光と共
に、透過領域20aを通って観察者側に出射される。
【0051】このとき、一旦非透過領域20bにより反
射された反射光と、左目用の画素Lから直接出射された
光とは、カラーフィルタ53における同一の色フィルタ
を透過した光であるため、混色もしくはそれに伴うクロ
ストークが生じる虞がない。
【0052】従って、観察者の左眼3Lに入射する左眼
用の画素Lからの光L1の光量が増加し、また、同様に
観察者の右眼3Rに入射する右眼用の画素Rからの光R
1の光量も増加して、表示画面が明るくなる。
【0053】尚、上記各実施の形態においては、映像表
示手段として、AC型のプラズマディスプレイ装置もし
くはゲストホスト方式の反射型液晶表示装置を用いた
が、DC型のプラズマディスプレイ装置、ゲストホスト
方式以外の反射型液晶表示装置、透過型の液晶表示装
置、CRT等の表示装置に適用してもよい。例えば、透
過型の液晶表示装置の場合、光源となるバックライトが
液晶パネルの後方に配置されているため、そのバックラ
イトの後方にアルミ板等の反射部材を配置すれば、パラ
ラックスバリア板の遮光部にて反射された光は、バック
ライト後方の反射部材により反射されて、再度、観察者
側に向かう。これにより、光の利用効率が向上し、表示
画面が明るくなる。
【0054】また、上記各実施の形態においては、再帰
反射部材を反射層21とガラスビーズ22とから構成し
たが、図7に示すように、V字型の凹部122をストラ
イプ状に設けた反射層121にて構成してもよい。この
とき、V字型の凹部122を構成する一対の斜面122
a、122bの角度は、互いに垂直となるように構成さ
れていればよい。
【0055】また、上記各実施の形態においては、再帰
反射部材を反射層21とガラスビーズ22とから構成し
たが、図7に示すように、断面直角二等辺三角形の凹部
122をストライプ状に設けた反射層121にて構成し
てもよい。
【0056】また、上記各実施の形態においては、再帰
反射部材の球体としてガラスビーズ22を用いたが、そ
れに限定されることなく、硬化プラスチック(FRP)
等の樹脂を用いてもよい。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、パララックスバリアを
再帰反射部材にて構成しているため、表示装置の観察者
側にパララックスバリアを設けた立体表示装置であって
も、混色やクロストークを生じることなく、光の利用効
率を向上させて、表示画面を明るくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における立体表示
装置の構成を表す断面図である。
【図2】 図1の立体表示装置におけるパララックスバ
リア板の拡大断面図である。
【図3】 図1の立体表示装置の動作説明図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態における立体表示
装置の構成を表す断面図である。
【図5】 図3の立体表示装置の動作説明図である。
【図6】 従来のパララックスバリア方式の立体表示装
置の動作原理を表す図である。
【図7】 その他の再帰反射部材の構成を表す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 :プラズマディスプレイ装置 11 :前面ガラス基板 12 :背面ガラス基板 13 :行電極 14 :透明誘電体ガラス層 15 :誘電体保護層 16 :隔壁 17 :反射用誘電体ガラス層 18 :データ電極 19 :蛍光体 20 :パララックスバリア板 21 :反射層 22 :ガラスビーズ 30 :放電空間 50 :液晶表示装置 51 :前面ガラス基板 52 :背面ガラス基板 53 :カラーフィルタ 54 :透明行電極 55 :反射用列電極 56 :液晶層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】削除
【補正内容】
【0055】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面の後方に高反射部材を配設する
    とともに、前記表示画面の前方にパララックスバリアを
    配設し、前記表示画面に表示された画像を前記パララッ
    クスバリアにより左眼用画像と右眼用画像とに分離する
    立体表示装置であって、 前記パララックスバリアが再帰反射部材からなることを
    特徴とする立体表示装置。
  2. 【請求項2】 前記再帰反射部材は、反射層と、該反射
    層の前記表示画面側に一層に敷き詰められた透明な球体
    とからなり、 前記球体の直径が少なくとも前記表示画面の1画素の幅
    より小さいことを特徴とする請求項1記載の立体表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記パララックスバリアの観察者側は、
    黒色に形成されていることを特徴とする請求項1または
    2記載の立体表示装置。
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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