JPH11294267A - エンジンの排ガス再循環装置 - Google Patents

エンジンの排ガス再循環装置

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JPH11294267A
JPH11294267A JP10098611A JP9861198A JPH11294267A JP H11294267 A JPH11294267 A JP H11294267A JP 10098611 A JP10098611 A JP 10098611A JP 9861198 A JP9861198 A JP 9861198A JP H11294267 A JPH11294267 A JP H11294267A
Authority
JP
Japan
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engine
egr
passage
valve
intake
Prior art date
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Pending
Application number
JP10098611A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyohiro Shimokawa
清広 下川
Yuugo Kudo
有吾 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11294267A publication Critical patent/JPH11294267A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ポンピングロスを発生させずに排ガス中のNO
xを低減でき、また加速時の黒煙の排出を抑制できる。 【解決手段】入口16aがエンジン11の排気通路13
に接続されたEGR通路16の出口16bがエンジン1
1の吸気通路12に接続され、吸気通路内を通る空気量
とEGR通路から吸気通路に流入する排ガス量との流量
比を調整可能な流量比調整弁17がEGR通路の出口と
吸気通路との接続部に設けられる。またコントローラ1
8はエンジンの運転状況に応じて流量比調整弁を制御す
るように構成される。上記流量比調整弁はEGR通路の
出口を完全に閉じるEGR全閉位置から吸気通路内に突
出するように回転可能な弁体17bを有し、弁体が吸気
通路内への突出時に吸気通路内の空気流の下流側に向う
に従って空気流を絞る方向に傾斜するように構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン、特にデ
ィーゼルエンジンの排ガスの一部を排気系から取出し、
吸気系に再循環させてNOxを低減するエンジンの排ガ
ス再循環装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の排ガス再循環装置とし
て、図5に示すようにEGRパイプ6の入口6aがディ
ーゼルエンジン1の排気マニホルド3bに接続され、こ
のEGRパイプ6の出口6bが吸気管2aに接続され、
このEGRパイプ6の入口6a近傍にEGRバルブ9が
設けられ、吸気管2a内に上記EGRパイプ6の出口6
bより吸気上流側にバタフライ弁7が設けられ、更にエ
ンジン1の運転状況に応じてコントローラ8が上記EG
Rバルブ9及びバタフライ弁7を制御するように構成さ
れたものが知られている。この装置では、EGRパイプ
6はエンジン1をバイパスして排気マニホルド3b及び
吸気管2a間に接続される。
【0003】EGRバルブ9は弁座(図示せず)に着座
可能な傘型弁体(図示せず)を摺動可能に保持する弁体
用ケース9aと、傘型弁体を保持するダイヤフラム(図
示せず)を収容可能なダイヤフラム用ケース9bとを有
する。ダイヤフラム用ケース9b内は図示しないがダイ
ヤフラムにより大気圧室と圧縮エア給排室とに区画さ
れ、圧縮エア給排室はエア管路5aを介してエアタンク
5bに連通接続される。このエア管路5aの途中には圧
縮エア給排室への圧縮エアの流入量を調整する流入量調
整弁5cが設けられる。バタフライ弁7は吸気管2aの
孔中心線に直交するように回動可能に挿通されたシャフ
ト7aと、このシャフト7aに中央が固着された板状弁
体7bと、シャフト7aを回動させる駆動手段7cとを
有する。
【0004】エンジン1の回転速度は回転センサ4aに
より検出され、エンジン1の負荷は負荷センサ4bによ
り検出され、更にエンジン冷却水の温度は水温センサ4
cにより検出される。コントローラ8の制御入力には回
転センサ4a、負荷センサ4b及び水温センサ4cの各
検出出力が接続され、コントローラ8の制御出力は図示
しない駆動回路を介して流入量調整弁5c及び駆動手段
7cに接続される。またコントローラ9には図示しない
メモリが設けられ、このメモリにはエンジン1の回転速
度、負荷、冷却水温の変化に対する最適な流入量調整弁
5c及びバタフライ弁7の開度の変化がマップとしてそ
れぞれ記憶される。
【0005】このように構成されたエンジンの排ガス再
循環装置では、エンジン1の軽負荷時には、コントロー
ラ8は回転センサ4a、負荷センサ4b及び水温センサ
4cの各検出出力とメモリに記憶されたマップとを比較
演算し、流入量調整弁5cを制御してEGRバルブ9を
全開にし、同時に駆動手段7cを制御してバタフライ弁
7を所定の角度に回転させ吸気管を絞る。これにより排
気マニホルド3b内の排ガス、即ちEGRガスがEGR
パイプ6を介して吸気管2aに大量に供給され、かつ吸
気管2aを通る吸入空気量が必要最小限に減少する。こ
の結果、エンジン1への過剰な空気の供給が抑制される
ので、エンジン1の燃焼室内での燃焼ガスの温度が低く
なって窒素と酸素との反応が抑制され、NOxの排出を
低減できる。
【0006】またトラックを加速するために、アクセル
ペダル(図示せず)を急激に踏込むと、コントローラ8
は各センサ4a,4b,4cの各検出出力とメモリのマ
ップを比較演算し、流入量調整弁5cを制御してEGR
バルブ9を全閉にし、同時に駆動手段7cを制御してバ
タフライ弁7を吸気管2aが全開になるように回転させ
る。これにより吸気管2aへのEGRガスの供給が停止
され、大量の空気がエンジンに供給される。この結果、
トラックの加速時における吸入空気の不足が解消される
ので、エンジン1からの黒煙の排出を低減できるように
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の排
ガス再循環装置では、エンジンの軽負荷時に吸気管をバ
タフライ弁により絞ると、吸気管内の吸気下流側の圧力
が負圧になって吸気抵抗が増大し、いわゆるポンピング
ロスが増大するため、燃費が悪化する不具合があった。
また、上記従来の排ガス再循環装置では、トラックの加
速時にEGRバルブを全閉にしても、EGRバルブとE
GRパイプの出口との間のEGRパイプに残っていたE
GRガスがエンジンに供給されるため、エンジンから黒
煙が排出される恐れがあった。なお、上記バタフライ弁
を吸気管ではなく排気管に設け、エンジンの軽負荷時に
排気管をバタフライ弁により絞ると、排気管内の排気上
流側の圧力が高くなって排気抵抗が増大し、いわゆるポ
ンピングロスが増大する問題点がある。本発明の目的
は、ポンピングロスを発生させずに排ガス中のNOxを
低減でき、また加速時の黒煙の排出を抑制できる、エン
ジンの排ガス再循環装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、入口16aがエンジン11の排気通
路13に接続されかつ出口16bがエンジン11の吸気
通路12に接続されたEGR通路16と、EGR通路1
6の出口16bと吸気通路12との接続部に設けられか
つ吸気通路12内を通る空気量とEGR通路16から吸
気通路12に流入する排ガス量との流量比を調整可能な
流量比調整弁17と、エンジン11の運転状況に応じて
流量比調整弁17を制御するコントローラ18とを備え
たエンジンの排ガス再循環装置であって、流量比調整弁
17がEGR通路16の出口16bを完全に閉じるEG
R全閉位置から吸気通路12内に突出するように回転可
能な弁体17bを有し、弁体17bが吸気通路12内へ
の突出時に吸気通路12内の空気流の下流側に向うに従
って空気流を絞る方向に傾斜するように構成されたこと
を特徴とする。この請求項1に記載されたエンジンの排
ガス再循環装置では、エンジン11の軽負荷時にはコン
トローラ18はエンジン11の運転状況に応じ、流量比
調整弁17を回転させて吸気通路12を絞りかつEGR
通路16の出口16bを開く。これにより排気通路13
の排ガス、即ちEGRガスがEGR通路16を介して吸
気通路12に大量に供給され、かつ吸気通路12を通る
吸入空気量が必要最小限に減少する。またこのとき上記
EGRガス量及び吸入空気量の合計量がEGR通路16
を全閉にしたときの吸入空気量と変わらないので、吸気
抵抗が増大せずポンピングロスを発生することはない。
また、上記流量比調整弁17としては、フラップ弁又は
バタフライ弁を用いることが好ましい。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、更に図1に示すようにアクセルペダ
ルを単位時間内に所定量以上踏込んだときにコントロー
ラ18が流量比調整弁17をEGR全閉位置に回転させ
るように構成されたことを特徴とする。この請求項3に
記載されたエンジンの排ガス再循環装置では、アクセル
ペダルを単位時間内に所定量以上踏込んでエンジン11
の負荷が急激に増大すると、コントローラ18は流量比
調整弁17を回転させて瞬時に吸気通路12を全開にし
かつEGR通路16を全閉にする。これによりEGRパ
イプ16に残っているEGRガスがエンジン11に供給
されず、エンジン11からの黒煙の排出を抑制できる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、
トラックのディーゼルエンジン11の吸気ポートには吸
気通路12が接続され、排気ポートには排気通路13が
接続される。吸気通路12は吸気管12aと吸気マニホ
ルド12bとを有し、排気通路13は排気管13aと排
気マニホルド13bとを有する。この実施の形態では、
排気マニホルド13bと吸気管12aとの間に排ガス再
循環装置14が設けられる。この排ガス再循環装置14
は入口16aが排気マニホルド13bに接続され出口1
6bが吸気管12aに接続されたEGRパイプ16と、
EGRパイプ16の出口16bと吸気管12との接続部
に設けられた流量比調整弁17と、エンジン11の運転
状況に応じて流量比調整弁17を制御するコントローラ
18とを備える。
【0011】EGRパイプ16はエンジン11をバイパ
スして排気マニホルド13b及び吸気管12aに接続さ
れる。吸気管12aは少なくともEGRパイプ16の出
口16bとの接続部が平面になるように形成される。こ
の実施の形態では図2に詳しく示すように、吸気管12
aは四角筒状に形成され、EGRパイプ16の出口16
bは上記吸気管12aの一側面に接続される。なお、吸
気管の形状はEGRパイプの出口との接続部が平面にな
るように形成されていればよく、吸気管を半円筒状、三
角筒状又はその他の多角筒状に形成してもよい。
【0012】流量比調整弁17はこの実施の形態ではフ
ラップ弁である。このフラップ弁17は吸気管12aの
EGRパイプ16との接続部近傍に回転可能に挿通され
たシャフト17aと、吸気管12a内に収容され基端が
シャフト17aに固着された板状弁体17bと、吸気管
12aの外面に取付けられ上記シャフト17aを回動さ
せる駆動手段17cとを有する。シャフト17aはEG
Rパイプ16の出口16b周縁のうち吸気管12aの吸
気上流側近傍に、吸入空気の流れに対して直交するよう
に挿通される。また板状弁体17bはEGRパイプ16
の出口16bを完全に閉じるEGR全閉位置からシャフ
ト17aを中心に回転して吸気管12a内に突出可能に
形成され、吸気管12a内への突出時に吸気管12a内
の空気流の下流側に向うに従ってこの空気流を絞る方向
に傾斜するように構成される。即ち、弁体17bにて吸
気管12aの開度のみならずEGRパイプ16の開度を
も同時に変更することにより、吸気管12a内の総流量
を変えずに、吸気管12a内の空気量及び排ガス量(E
GRガス量)の流量比を調整可能に構成される。また駆
動手段17cとしては弁体17bの角度を変えて吸気管
12a及びEGRパイプ16の開度を調整可能なステッ
ピングモータ或いは多段のエアシリンダを用いることが
好ましい。
【0013】EGRパイプ16の排気マニホルド13b
近傍にはEGRバルブ19が設けられる。EGRバルブ
19は弁座(図示せず)に着座可能な傘型弁体(図示せ
ず)を摺動可能に保持する弁体用ケース19aと、傘型
弁体を保持するダイヤフラム(図示せず)を収容可能な
ダイヤフラム用ケース19bとを有する。ダイヤフラム
用ケース19b内は図示しないがダイヤフラムにより大
気圧室と圧縮エア給排室とに区画され、圧縮エア給排室
はエア管路21を介してエアタンク22に連通接続され
る。このエア管路21の途中には圧縮エア給排室への圧
縮エアの流入量を調整する流入量調整弁23が設けられ
る。
【0014】エンジン11にはこのエンジン11のクラ
ンク軸の回転速度を検出する回転センサ24と、エンジ
ン冷却水の温度を検出する水温センサ26とが設けられ
る。またアクセルペダルの近傍にはこのペダルの踏込み
量を検出するアクセル開度センサ27が設けられ、燃料
噴射ポンプ(図示せず)にはコントロールラックの位置
によりエンジン11の負荷を検出する負荷センサ28が
設けられる。コントローラ18の制御入力には回転セン
サ24、水温センサ26、負荷センサ27及びアクセル
開度センサ28の各検出出力がそれぞれ接続され、コン
トローラ18の制御出力は図示しない駆動回路を介して
流入量調整弁23及び駆動手段17cにそれぞれ接続さ
れる。またコントローラ18には図示しないメモリが設
けられ、このメモリにはエンジン11の回転速度、負荷
及び冷却水温の変化に対する最適な流入量調整弁23及
びフラップ弁17の開度の変化がマップとしてそれぞれ
記憶される。またコントローラ18はアクセル開度の変
化率、即ちアクセルペダルの単位時間内における所定量
以上の踏込み量に基づいて急加速の判定を行うように構
成される。なお、エンジンの制御入力には上記センサの
他に、過給機による吸気管内の圧力を検出する過給圧セ
ンサ(過給機付エンジン)、排気管の残留O2濃度を検
出するO2センサ、吸気管内の吸入空気とEGRガスと
の混合割合を検出するO2センサ、吸気管内の吸入空気
量そのものを検出する流量センサ等を接続してもよい。
【0015】このように構成されたエンジンの排ガス再
循環装置の動作を説明する。比較的少ない荷物を積んだ
トラックが平地を一定速度で走行するときには、エンジ
ン11は比較的軽負荷であるので、コントローラ18は
回転センサ24、水温センサ26及び負荷センサ27の
各検出出力とメモリに記憶されたマップとを比較演算
し、流入量調整弁23を制御してEGRバルブ19を全
開にし、同時に駆動手段17cを制御してフラップ弁1
7を所定の角度に回転させ、吸気管12aを絞りかつE
GRパイプ16の出口16bを開く。これにより排気マ
ニホルド13b内の排ガス、即ちEGRガスがEGRパ
イプ16を介して吸気管12aに大量に供給され、かつ
吸気管12aを通る吸入空気量が必要最小限に減少す
る。この結果、エンジン11への過剰な空気の供給が抑
制されるので、エンジン11の燃焼室内での燃焼ガスの
温度が低くなって窒素と酸素との反応が抑制され、NO
xの排出を低減できる。またこのとき上記EGRガス量
及び吸入空気量の合計量がEGRパイプ16を全閉にし
たときの吸入空気量と変わらないので、吸気抵抗が増大
せずポンピングロスを発生することはない。
【0016】またトラックを加速するために、アクセル
ペダル(図示せず)を急激に踏込むと、コントローラ1
8はアクセル開度センサ27の変化率から急加速状態で
あることを検出し、流入量調整弁23を制御してEGR
バルブ19を全閉にし、同時に駆動手段17cを制御し
てフラップ弁17を吸気管12aを全開にしEGRパイ
プ16を全閉にするように回転させる。これにより吸気
管12aへのEGRガスの供給が停止され、大量の空気
がエンジン11に供給される。この結果、トラックの加
速時における吸入空気の不足が解消されるので、エンジ
ン11からの黒煙の排出を低減できる。またこのときフ
ラップ弁17がEGRバルブ19の閉止動作より速くE
GRパイプ16の出口16bを全閉にするため、EGR
パイプのEGRバルブ19及びEGRパイプ16の出口
16b間に残ったEGRガスがエンジン11に供給され
ず、エンジン11からの黒煙の排出を抑制できる。
【0017】図3は本発明の第2の実施の形態を示す。
この実施の形態では、ディーゼルエンジンの吸気ポート
に2本の吸気通路42,52が接続される。これらの吸
気通路42,52は2本の吸気管及42a,52aを有
し、EGRパイプ46,56も2本設けられる。一方の
吸気管42aには一方のEGRパイプ46の出口46b
が接続され、他方の吸気管52aには他方のEGRパイ
プ56の出口56bが接続される。またフラップ弁47
は2本の吸気管42a,52aに回転可能に挿通された
単一のシャフト47aと、2本の吸気管42a,52a
内にそれぞれ収容され基端がシャフト47aにそれぞれ
固着された2枚の板状弁体47b,47cと、他方の吸
気管52aの外面に取付けられ上記シャフト47aを回
動させる単一の駆動手段47dとを有する。板状弁体4
7b,47cは同一平面となるようにシャフト47aに
固着され、駆動手段47dにより一体的に駆動される。
上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。この
ように構成されたエンジンの排ガス再循環装置の動作は
第1の実施の形態と略同様であるので、繰返しの説明を
省略する。
【0018】図4は本発明の第3の実施の形態を示す。
図4において図1と同一符号は同一部品を示す。この実
施の形態では、流量比調整弁77としてバタフライ弁が
用いられる。このバタフライ弁77はEGRパイプ16
の出口16bを横切るように吸気管12aに回転可能に
挿通されたシャフト77aと、吸気管12a内に収容さ
れ基端がシャフト77aに固着された一対の板状弁体7
7b,77cと、吸気管12aの外面に取付けられ上記
シャフト77aを回動させる駆動手段77dとを有す
る。EGRパイプ16の出口16bのうちシャフト77
aより吸気上流側は閉止板78により塞がれる。また一
対の板状弁体77b,77cはシャフト77aを中心に
互いに反対方向に延びて設けられ、これらの弁体77
b,77cはEGR全閉位置から吸気管12a内及びE
GRパイプ16内にそれぞれ突出可能に設けられる。一
方の板状弁体77bは吸気管12a内への突出時に吸気
管12a内の空気流の下流側に向うに従ってこの空気流
を絞る方向に傾斜するように構成される。即ち、一方の
板状弁体77bにて吸気管12aの開度のみならずEG
Rパイプ16の出口16bの開度をも同時に変更するこ
とにより、吸気管12a内の総流量を変えずに、吸気管
12a内の空気量及び排ガス量(EGRガス量)の流量
比を調整可能に構成される。上記以外は第1の実施の形
態と同一に構成される。このように構成されたエンジン
の排ガス再循環装置の動作は第1の実施の形態と略同様
であるので、繰返しの説明を省略する。
【0019】なお、上記第1及び第3の実施の形態で
は、EGRパイプにEGRバルブを設けたが、EGRパ
イプの容積を見込んで排気マニホルドの容積を予め小さ
く設定すれば、フラップ弁が流量コントロールの機能を
有するため、EGRバルブを不要にできる。これにより
部品点数及び組立工数を低減できる。また、上記第1及
び第3の実施の形態では、EGRパイプの入口を排気マ
ニホルドに接続したが、EGRパイプの入口を排気管に
接続してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、E
GR通路の出口と吸気通路との接続部に流量比調整弁を
設け、この流量比調整弁がEGR通路の出口を完全に閉
じるEGR全閉位置から吸気通路内に突出するように回
転可能な弁体を有し、更にこの弁体が吸気通路内への突
出時に吸気通路内の空気流の下流側に向うに従って空気
流を絞る方向に傾斜するように構成したので、エンジン
の軽負荷時にはコントローラはエンジンの運転状況に応
じ、流量比調整弁を回転させて吸気通路を絞りかつEG
R通路の出口を開く。これにより排気通路の排ガス、即
ちEGRガスがEGR通路を介して吸気通路に大量に供
給され、かつ吸気通路を通る吸入空気量が必要最小限に
減少する。この結果、エンジンの低負荷時に大量のEG
Rガスをエンジンに供給でき、かつエンジンへの過剰な
空気の供給が抑制されるので、エンジンの燃焼室内での
燃焼ガスの温度が低くなって窒素と酸素との反応が抑制
され、NOxの排出を低減できる。またこのとき上記E
GRガス量及び吸入空気量の合計量がEGR通路を全閉
にしたときの吸入空気量と変わらないので、吸気抵抗が
増大せずポンピングロスを発生することはない。
【0021】またアクセルペダルを単位時間内に所定量
以上踏込んだときにコントローラが流量比調整弁をEG
R全閉位置に回転させるように構成すれば、エンジンの
負荷の急激な増大時に、コントローラは流量比調整弁を
回転させて瞬時に吸気通路を全開にしかつEGR通路を
全閉にする。この結果、EGRパイプに残っているEG
Rガスがエンジンに供給されないので、エンジンからの
黒煙の排出を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態のエンジンの排ガス再循環
装置の構成図。
【図2】その排ガス再循環装置の流量比調整弁を含む要
部斜視図。
【図3】本発明の第2実施形態を示す図2に対応する要
部斜視図。
【図4】本発明の第3実施形態を示す図1に対応する構
成図。
【図5】従来例を示す図1に対応する構成図。
【符号の説明】
11 エンジン 12,42,52 吸気通路 13 排気通路 14 排ガス再循環装置 16,46,56 EGRパイプ(EGR通路) 16a EGRパイプの入口 16b,46b,56b EGRパイプの出口 17,47 フラップ弁(流量比調整弁) 17b,47b,47c,77b,77c 弁体 18 コントローラ 77 バタフライ弁(流量比調整弁)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口(16a)がエンジン(11)の排気通路(1
    3)に接続されかつ出口(16b,46b,56b)が前記エンジン(1
    1)の吸気通路(12,42,52)に接続されたEGR通路(16,4
    6,56)と、 前記EGR通路(16,46,56)の出口(16b,46b,56b)と前記
    吸気通路(12,42,52)との接続部に設けられかつ前記吸気
    通路(12,42,52)内を通る空気量と前記EGR通路(16,4
    6,56)から前記吸気通路(12,42,52)に流入する排ガス量
    との流量比を調整可能な流量比調整弁(17,47,77)と、 前記エンジン(11)の運転状況に応じて前記流量比調整弁
    (17,47,77)を制御するコントローラ(18)とを備えたエン
    ジンの排ガス再循環装置であって、 前記流量比調整弁(17,47,77)が前記EGR通路(16,46,5
    6)の出口(16b,46b,56b)を完全に閉じるEGR全閉位置
    から前記吸気通路(12,42,52)内に突出するように回転可
    能な弁体(17b,47b,47c,77b,77c)を有し、 前記弁体(17b,47b,47c,77b,77c)が前記吸気通路(16,46,
    56)内への突出時に前記吸気通路(16,46,56)内の空気流
    の下流側に向うに従って前記空気流を絞る方向に傾斜す
    るように構成されたことを特徴とするエンジンの排ガス
    再循環装置。
  2. 【請求項2】 流量比調整弁(17,47,77)がフラップ弁又
    はバタフライ弁である請求項1記載のエンジンの排ガス
    再循環装置。
  3. 【請求項3】 アクセルペダルを単位時間内に所定量以
    上踏込んだときにコントローラ(18)が流量比調整弁(17,
    47,77)をEGR全閉位置に回転させるように構成された
    請求項1又は2記載のエンジンの排ガス再循環装置。
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