JPH11293708A - 自動運転建設機械 - Google Patents

自動運転建設機械

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JPH11293708A
JPH11293708A JP10487098A JP10487098A JPH11293708A JP H11293708 A JPH11293708 A JP H11293708A JP 10487098 A JP10487098 A JP 10487098A JP 10487098 A JP10487098 A JP 10487098A JP H11293708 A JPH11293708 A JP H11293708A
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JP
Japan
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construction machine
automatic driving
data
driving construction
automatic
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Application number
JP10487098A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Eguchi
義紀 江口
Toru Kurenuma
榑沼  透
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動運転建設機械と目標物とを撮像して両者の
位置関係を算出し、目標物の適切な放土位置に放土する
ことを可能にした自動運転建設機械を提供する。 【解決手段】教示して記憶された教示位置データを順次
読み出して掘削から放土までの一巡する動作を繰り返し
行う自動運転建設機械において、自動運転建設機械本体
および該自動運転建設機械本体によって放土される目標
物から離れた位置に設けられ、前記自動運転建設機械本
体および前記目標物を撮像する撮像手段41,42と、
前記撮像された自動運転建設機械本体の画像データおよ
び前記目標物の画像データとに基づいて自動運転建設機
械本体が放土すべき前記目標物上の前記教示された放土
位置データを補正する補正データを算出する放土位置補
正手段44を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動運転を行う建
設機械に係わり、特に、ダンプトラックやクラッシヤ等
の作業機械への自動積み込み作業を行う自動運転建設機
械に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、砕石現場等において、油圧ショベ
ル等の建設機械によるダンプトラックやクラッシャへの
積み込み作業は、ある決まった場所から土石を掘削し、
ダンプトラックのベッセルやクラッシャのホッパ等の決
まった場所へ放土するという単調な繰り返し作業であ
る。このような単調な繰り返し作業は、オペレータにと
って苦痛であり、人手を介在せずに自動的に行わせると
いう要求が高まっている。
【0003】従来、このような積み込み作業の自動化方
法の一つとしては、掘削位置と放土位置とを教示して、
これらの位置間で、油圧ショベルを走行せずに旋回作業
を主として繰り返し作業を行わせる。
【0004】例えば、特開平9−195321号公報に
は、教示された動作を繰り返して、油圧ショベルに掘削
から放土までの一連の作業を自動的に行わせる技術が開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術の油
圧ショベル等の自動運転を行う自動運転建設機械は、こ
の自動運転建設機械と共同して作業するダンプトラック
等の他の作業機械との位置関係が考慮されていない形式
の自己完結型のシステムになっている。
【0006】そのため、掘削によるジャッキアップや旋
回の慣性力等の原因により、自動運転建設機械自体が位
置ずれしてしまったり、また、ダンプトラックが毎回、
同じ場所に停車するとは限らないため、ダンプトラック
上の放土すべき適切な場所に積み込むことができないと
いう問題があった。
【0007】本発明の目的は、上記の問題点に鑑みて、
自動運転建設機械とこの自動運転建設機械によって放土
される作業機械等の目標物とを撮像するビデオカメラ等
の撮像手段を設け、得られた撮像データから自動運転建
設機械と目標物との位置関係を算出し、目標物の適切な
放土位置に放土することを可能にした自動運転建設機械
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、次のような手段を採用した。
【0009】教示して記憶された教示位置データを順次
読み出して掘削から放土までの一巡する動作を繰り返し
行う自動運転建設機械において、自動運転建設機械本体
および該自動運転建設機械本体によって放土される目標
物から離れた位置に設けられ、前記自動運転建設機械本
体および前記目標物を撮像する撮像手段と、前記撮像さ
れた自動運転建設機械本体の画像データおよび前記目標
物の画像データとに基づいて自動運転建設機械本体が放
土すべき前記目標物上の前記教示された放土位置データ
を補正する補正データを算出する放土位置補正手段と、
を備えることを特徴とする。
【0010】また、教示して記憶された教示位置データ
を順次読み出して掘削から放土までの一巡する動作を繰
り返し行う自動運転建設機械において、自動運転建設機
械本体および該自動運転建設機械本体によって放土され
る目標物から離れた位置に設けられ、該自動運転建設機
械本体を撮像する第1の撮像手段および該目標物を撮像
する第2の撮像手段と、前記第1の撮像手段および第2
の撮像手段によって撮像されたそれぞれの画像データに
基づいて、前記自動運転建設機械本体が放土すべき前記
目標物上の前記教示された放土位置データを補正する補
正データを算出する放土位置補正手段を備えることを特
徴とする。
【0011】また、請求項2に記載の自動運転建設機械
において、前記放土位置補正手段は、前記第1の撮像手
段および第2の撮像手段によって撮像されたそれぞれの
画像の特徴点を抽出する画像処理手段と、前記抽出され
たそれぞれの特徴点のそれぞれの撮像手段における特徴
点の位置を演算すると共に、前記演算されたそれぞれの
特徴点位置を基準座標系の位置に変換する位置演算手段
と、前記変換されたそれぞれの特徴点位置と該特徴点位
置のそれぞれに対応して予め設定されているそれぞれの
基準位置とを比較してそれぞれの特徴点位置の位置ずれ
量を演算する位置ずれ量演算手段と、前記演算されたそ
れぞれの位置ずれ量に基づいて前記自動運転建設機械本
体が放土すべき前記目標物上の教示された放土位置デー
タを補正する補正データを算出する補正値演算手段と、
から構成されていることを特徴とする。
【0012】また、請求項1ないしは請求項3のいずれ
か1つの請求項記載の自動運転建設機械において、前記
放土位置補正手段は、前記自動運転建設機械本体から離
れた位置に設けられると共に前記補正データを伝送する
通信手段を備え、前記自動運転建設機械本体は、少なく
とも、前記補正データを受信する通信手段と、前記教示
して記憶された教示位置データを格納すると共に、前記
受信した補正データによって前記格納されている放土位
置データを補正する教示位置格納手段と、を備えること
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を図1
から図5を用いて説明する。
【0014】図1は本実施形態に係わる自動運転を行う
油圧ショベル(以下自動運転建設機械という)の作業態
様を示す図である。
【0015】図において、1は後述する貯留された土石
2を掘削して後述するダンプトラック3に放土する自動
運転建設機械本体、2は土石貯留所に貯留された土石、
3は土石が積み込まれるベッセル31を備え自動運転建
設機械本体1から放土された土石を積み込み運搬するダ
ンプトラック、4は位置検出装置である。
【0016】自動運転建設機械本体1は、走行体11
と、走行体11上に旋回可能に設けられた旋回体12
と、旋回体12に俯仰動可能に設けられるブーム13
と、ブーム13の先端に回動可能に設けられたアーム1
4と、アーム14の先端に回動可能に設けられたバケッ
ト15と、旋回体12とブーム13との俯仰角を検出す
る角度センサ16、ブーム13とアーム14との回動角
を検出する角度センサ17、アーム14とバケット15
との回動角を検出する角度センサ18と、旋回体12の
旋回角を検出する角度センサ19、旋回体12に設けら
れた運転台20と、位置検出装置4や後述する遠隔操作
装置との間で無線信号を送受信するアンテナ21を備え
ている。
【0017】位置検出装置4は、自動運転建設機械本体
1を常時撮像する位置に設けられるビデオカメラ41
と、ダンプトラック3を常時撮像する位置に設けられる
ビデオカメラ42と、ビデオカメラ41,42を支持す
るカメラ支柱と、撮像した画像信号に基づいて自動運転
建設機械本体1からダンプトラック3のベッセル31の
適切な放土位置に放土するための補正データを算出する
位置検出装置本体44と、算出された補正データを自動
運転建設機械本体1に送信するアンテナ45とから構成
される。
【0018】図2は、本実施形態に係わる自動運転建設
機械の再生操作時の制御機構を示すブロック図である。
なお、この図において図1に示す符号と同一符号の箇所
は同一箇所を示す。
【0019】図において、45は自動運転建設機械本体
1を撮像するビデオカメラ41によって得られた画像信
号に基づいて、自動運転建設機械本体1の基準位置に対
する位置ずれ量を検出する第1の位置ずれ量演算部、4
6はダンプトラック3を撮像するビデオカメラ42によ
って得られた画像信号に基づいて、自動運転建設機械本
体1から放土されるダンプトラック3等の目標物の基準
位置に対する位置ずれ量を検出する第2の位置ずれ量演
算部、47は第1および第2の位置ずれ量演算部45,
46から得られ位置ずれ量に基づいて後述する教示位置
格納部1011に格納される放土位置データを補正する
べく補正データを演算する補正量演算部、48は補正デ
ータを自動運転コントローラ101に送信する無線機で
ある。
【0020】5は教示操作および再生操作を行うために
設けられる遠隔操作装置、51は教示時に操作すること
により教示位置格納部1011に教示位置データおよび
教示コマンド格納部1012に教示位置コマンドを格納
する教示操作部、52は自動運転建設機械を再生動作す
るための起動または再生動作を停止するための再生操作
部、53は教示操作部51または再生操作部52の操作
信号を送信するための無線機である。
【0021】10は自動運転建設機械本体1に搭載され
る装置を示し、101は主としてコンピュータで構成さ
れる自動運転コントローラ、102は後述するサーボ制
御部1016から出力する駆動信号によって駆動される
補助制御弁、103は補助制御弁102から出力される
油圧信号によって制御され、アクチュエータに流入する
油量を制御する主制御弁、104は自動運転建設機械本
体1の旋回体12、ブーム13、アーム14、およびバ
ケット15の各シリンダおよび旋回モータを作動するた
めのアクチュエータから構成される。
【0022】自動運転コントローラ101は、教示時に
教示操作部51からの操作により作成された教示位置デ
ータおよび再生動作時に位置検出装置4から伝送される
補正データにより補正される放土位置データを記憶する
教示位置格納部1011と、教示時に作成された教示コ
マンドが格納される教示コマンド格納部1012と、教
示コマンド格納部1012からの教示コマンドをシーケ
ンシャルに読み出し、教示位置出力処理部1014に位
置データを出力させるための指令信号を出力すると共
に、位置データ間の移動速度値を出力するコマンドイン
タプリタ部1013と、後述するコマンドインタプリタ
部1013からの指令に従って教示位置格納部1011
に格納されている位置データを順次出力する教示位置出
力処理部1014と、教示位置出力処理部1014から
出力される位置データ間を補間処理するサーボ前処理部
1015と、現在位置演算部1017からの帰還値と入
力値とを比較してその偏差を補正する駆動信号を補助制
御弁102に出力するサーボ制御部1016と、角度セ
ンサ16〜19からの検出信号に基づいて自動運転建設
機械本体1の現在位置を演算する現在位置演算部101
7と、から構成される。
【0023】上記のごとく、教示位置格納部1011に
格納される、例えば、放土位置、掘削位置、旋回方向に
係わる教示位置データのうち、放土位置データは、他の
教示位置データが教示時に作成されて記憶されているの
に対して、再生動作時に、常時、位置検出装置4におい
て演算されて伝送されてくる補正データによって補正さ
れる。
【0024】次に、自動運転建設機械の再生動作につい
て説明する。
【0025】再生起動するために、遠隔操作装置5の再
生操作部52を操作すると、無線機53,105を介し
て再生起動信号が自動運転建設機械本体1に伝送され、
コマンドインタプリタ部1013に入力される。コマン
ドインタプリタ部1013はこの再生起動信号を入力さ
れると、教示コマンド格納部1012に格納されている
教示コマンドをシーケンシヤルに読み出し、教示時に教
示された教示位置データまたは位置検出装置4において
演算されて送信されてきた放土位置データを格納してい
る教示位置格納部1011から教示位置出力処理部10
14に位置データを出力させる。位置データはサーボ前
処理部1715に転送され、かつコマンドインタプリタ
部1013から与えられる目標速度で、自動運転建設機
械1のフロントの各関節が動作するように補間計算を行
い、サーボ制御部1016に目標角度値を出力する。サ
ーボ制御部1016では、現在位置演算部1017で演
算された現在位置を基にフィードバック制御を行い、補
助制御弁102に駆動信号を出力する。これにより予め
教示された動作が再生される。
【0026】次に、第1および第2の位置ずれ量演算手
段45,46の位置ずれ量の算出について図3および図
4を用いて説明する。
【0027】図3は自動運転建設機械本体1、ダンプト
ラック3およびビデオカメラ41,42間の位置関係を
2軸の座標系で示した平面図であり、図4は前記の位置
関係を3軸の座標系のみで示した図である。
【0028】これらの図において、201は自動運転建
設機械本体1上に旋回中心を原点OSとする自動運転建
設機械本体座標系(XS,YS,ZS)、202はダンプ
トラック3のベッセル31上の適当な点を原点OD とす
る目標物座標系(XD,YD,ZD) 、203は自動運転
建設機械本体1を撮像しているビデオカメラ41上にレ
ンズ中心を原点OC1とする第1のビデオカメラ座標系
(XC1,YC1,ZC1)、204はダンプトラック3のベ
ッセル31を撮像しているビデオカメラ42上にレンズ
中心を原点OC2とする第2のビデオカメラ座標系
(XC2,YC2,ZC2)、205は固定された任意の点を
原点OWとするワールド座標系(XW,YW,ZW)であ
る。201’は自動運転建設機械本体1が位置ずれを起
こしたときの自動運転建設機械本体座標系(XS’,
S’,ZS’) 、202’はダンプトラック3が位置
ずれを起こしたときの目標物座標系(XD’,YD’,Z
D’) を表す。点206は、目標物座標系(XD,YD
D) における放土位置(XDP,YDP,ZDP)を示し、
点206’は位置ずれを起こしている目標物座標系(X
D’,YD’,ZD’)における放土位置(XDP’,
DP’,ZDP)’を示している。
【0029】ここで、位置検出装置4を任意の場所に設
置したとき、第1のビデオカメラ座標系203と第2の
ビデオカメラ座標系204とワールド座標系205の位
置関係は既知であり、作業中も変わることはない。
【0030】そこで、自動運転建設機械本体座標系20
1と第1のビデオカメラ座標系203との位置関係、目
標物座標系202と第2のビデオカメラ座標系204と
の位置関係を演算すれば、簡単な座標変換で自動運転建
設機械本体座標系201と目標物座標系202との位置
関係を算出することができる。
【0031】なお、ある座標系とその座標系上の点を撮
像しているカメラ座標系との位置関係を求める方法は種
々のものが提案されている。例えば、相対的な位置関係
が既知の3点を用いることによってカメラ1台によって
撮像された画像内の既知点までの距離を求める方法が、
大村等による電子情報通信学会論文誌D-IIVol.J72-D-II
No.9 pp.1441-1447に示されている。
【0032】次に、図2に示す第1および第2の位置ず
れ量演算部45,46および位置演算部47における処
理手順を図5に示すフローチャートを用いて説明する。
なお、以下に示すステップ1〜ステップ9までが第1の
位置ずれ量演算部45、ステップ11〜ステップ19ま
でが第2の位置ずれ量演算部46、およびステップ10
が補正量演算部47における処理に相当する。
【0033】再生動作時は、ビデオカメラ41,42は
それぞれ常時、自動運転建設機械本体1およびはダンプ
トラック3のベッセル31を撮像しており、撮像された
それぞれの画像信号は第1の位置ずれ量演算部45およ
び第2の位置ずれ量演算部46に入力される。
【0034】ステップ1において自動運転建設機械本体
1を撮像した画像信号はフイルタでノイズ除去され、ス
テップ2でエッジ抽出のオペレータを用いてエッジの抽
出が行われる。次に、ステップ3で抽出されたエッジか
らハフ変換などの手法を用いて直線の抽出を行う。ステ
ップ4において、ステップ3で抽出された直線とステッ
プ2で抽出されたエツジとから、画像内の線分の端点と
交点を検出する。次に、ステップ5において、あらかじ
め登録してある対象物、ここでは自動運転建設機械本体
1のモデルとステップ4で得られた線分の情報から対象
物形状の認識を行う。形状の認識ができると、ステップ
6において、自動運転建設機械本体1上の特徴点の位置
情報を算出する。次いで、ステップ7において、算出さ
れた特徴点の位置情報から第1のカメラ座標系(XC1
C1,ZC1)における自動運転建設機械1の位置が算出
される。ステップ8において、第1のカメラ座標系(X
C1,YC1,ZC1)からワールド座標系への変換を行って
ワールド座標系(XW,YW,ZW) における自動運転建
設機械本体1の位置を算出する。次いで、ステップ9に
おいて、ワールド座標系(XW,YW,ZW) における自
動運転建設機械本体1の基準位置とステップ8で求めた
自動運転建設機械本体1の位置とを比較して、その差、
即ち、自動運転建設機械本体1が位置ずれした位置ずれ
量(δXS,δYS,δZS) を算出する。
【0035】同様に、ステップ11においてダンプトラ
ック3を撮像した画像信号はフイルタでノイズ除去し、
ステップ12でエッジ抽出のオペレータを用いてエッジ
の抽出を行う。ステップ13で抽出したエッジからハフ
変換等の手法を用いて直線の抽出を行う。ステップ14
において、ステップ13で抽出した直線とステップ12
で抽出したエツジとから、画像内の線分の端点と交点を
検出する。ステップ15において、あらかじめ登録して
ある対象物、ここではダンプトラック3のモデルとステ
ップ14で得た線分の情報から対象物形状の認識を行
う。形状の認識ができると、ステップ16において、ダ
ンプトラック3上の特徴点の位置情報を算出する。ステ
ップ17において、算出した特徴点の位置情報から第2
のカメラ座標系(XC2,YC2,ZC2)におけるダンプト
ラック3の位置が算出される。ステップ18において、
第2のカメラ座標系(XC2,YC2,ZC2)からワールド
座標系への変換を行ってワールド座標系(XW,YW,Z
W) におけるダンプトラック3の位置を算出する。次い
で、ステップ19において、ワールド座標系(XW
W,ZW)におけるダンプトラック3の基準位置とステ
ップ18で求めたダンプトラック3の位置とを比較し
て、その差、即ち、ダンプトラック3が位置ずれした位
置ずれ量(δXD,δYD,δZD)を演算する。
【0036】次いで、ステップ10において、ステップ
9で求めた自動運転建設機械本体1の位置ずれ量(δX
S,δYS,δZS) およびステップ19で求めたダンプ
トラック3の位置ずれ量(δXD,δYD,δZD) か
ら、放土位置の補正量を演算する。この演算された補正
量(δXSDP’,δYSDP’,δZSDP’) は下式で求ま
る。
【0037】δXSDP’=δXS+δXD δYSDP’=δYS+δYD δZSDP’=δZS+δZD なお、この補正データは無線機48、105を介して自
動運転コントローラ101の教示位置格納部1011に
伝送され、自動運転建設機械本体座標系 (XS,YS
S)において当初教示して設定された基準となる放土
位置を (XSDP,YSDP,ZSDP)とするとき、自動運転
建設機械本体座標系(XS,YS,ZS)における補正後
の放土位置(XSDP’,YSDP’,ZSDP’)は下式で求
まる。
【0038】XSDP’=XSDP+δXSDP’ YSDP’=YSDP+δYSDP’ ZSDP’=ZSDP+δZSDP’ 放土時はこの補正された放土位置データが使用される。
【0039】このように、本実施形態によれば、作業中
の自動運転建設機械とダンプトラックやクラッシヤ等の
作業機械を撮像し、撮像データに基づいて自動運転建設
機械本体と作業機械との位置関係から作業機械の放土位
置の補正量を算出し、補正した放土位置データに基づい
て自動運転を行うようにしたので、自動運転を高精度に
行うことができる。
【0040】また、ビデオカメラや位置検出装置等の精
密機器を自動運転建設機械本体や作業機械に搭載せずに
実現することができるので、使用環境等を考慮した機器
選定が容易になる。
【0041】また、作業機械を常に見渡す位置にビデオ
カメラを設置しているので、作業の監視装置として兼用
することもできる。
【0042】
【発明の効果】上記のごとく、本発明によれば、自動運
転建設機械本体およびこの自動運転建設機械本体によっ
て放土される目標物から離れた位置に設けられ、自動運
転建設機械本体および目標物を撮像する撮像手段と、撮
像された自動運転建設機械本体の画像データと目標物の
画像データとに基づいて自動運転建設機械本体が放土す
べき前記目標物上の教示されて自動運転建設機械本体に
格納されている放土位置データを補正する補正データを
算出する放土位置補正手段を設けたので、自動運転建設
機械本体が何等かの理由で位置ずれを起こしたり、また
は目標物が所定の位置からずれていても、自動運転建設
機械本体は的確に放土すべき放土位置に放土することが
でき、自動運転を高精度に遂行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる自動運転建設機械
の作業形態を示す図である。
【図2】本実施形態に係わる自動運転建設機械の再生動
作時の制御機構を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係わる自動運転建設機械本体1、
ダンプトラック3およびビデオカメラ41,42間の位
置関係を2軸の座標系で示した平面図である。
【図4】図2に示す位置関係を3軸の座標系のみで示し
た図である。
【図5】図2に示す第1の位置ずれ量演算部45、第2
の位置ずれ量演算部46、および補正量演算部47にお
ける処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動運転建設機械本体 2 土石 3 ダンプトラック 31 ベッセル 4 位置検出装置 41,42 ビデオカメラ 44 位置検出装置本体 45 第1の位置ずれ量演算部 46 第2の位置ずれ量演算部 47 補正量演算部 48,105 無線機 5 遠隔操作装置 10 車内搭載装置 101 自動運転コントローラ 1011 教示位置格納部 1012 教示コマンド格納部 1013 コマンドインタプリタ部 1014 教示位置出力処理部 1015 サーボ前処理部 1016 サーボ制御部 1017 現在位置演算部 16〜19 角度センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 教示して記憶された教示位置データを順
    次読み出して掘削から放土までの一巡する動作を繰り返
    し行う自動運転建設機械において、 自動運転建設機械本体および該自動運転建設機械本体に
    よって放土される目標物から離れた位置に設けられ、前
    記自動運転建設機械本体および前記目標物を撮像する撮
    像手段と、 前記撮像された自動運転建設機械本体の画像データおよ
    び前記目標物の画像データとに基づいて自動運転建設機
    械本体が放土すべき前記目標物上の前記教示された放土
    位置データを補正する補正データを算出する放土位置補
    正手段と、を備えることを特徴とする自動運転建設機
    械。
  2. 【請求項2】 教示して記憶された教示位置データを順
    次読み出して掘削から放土までの一巡する動作を繰り返
    し行う自動運転建設機械において、 自動運転建設機械本体および該自動運転建設機械本体に
    よって放土される目標物から離れた位置に設けられ、該
    自動運転建設機械本体を撮像する第1の撮像手段および
    該目標物を撮像する第2の撮像手段と、 前記第1の撮像手段および第2の撮像手段によって撮像
    されたそれぞれの画像データに基づいて、前記自動運転
    建設機械本体が放土すべき前記目標物上の前記教示され
    た放土位置データを補正する補正データを算出する放土
    位置補正手段を備えることを特徴とする自動運転建設機
    械。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、 前記放土位置補正手段は、 前記第1の撮像手段および第2の撮像手段によって撮像
    されたそれぞれの画像の特徴点を抽出する画像処理手段
    と、 前記抽出されたそれぞれの特徴点のそれぞれの撮像手段
    における特徴点の位置を演算すると共に、前記演算され
    たそれぞれの特徴点位置を基準座標系の位置に変換する
    位置演算手段と、 前記変換されたそれぞれの特徴点位置と該特徴点位置の
    それぞれに対応して予め設定されているそれぞれの基準
    位置とを比較してそれぞれの特徴点位置の位置ずれ量を
    演算する位置ずれ量演算手段と、 前記演算されたそれぞれの位置ずれ量に基づいて前記自
    動運転建設機械本体が放土すべき前記目標物上の教示さ
    れた放土位置データを補正する補正データを算出する補
    正値演算手段と、 から構成されていることを特徴とする自動運転建設機
    械。
  4. 【請求項4】 請求項1ないしは請求項3のいずれか1
    つの請求項記載において、 前記放土位置補正手段は、前記自動運転建設機械本体か
    ら離れた位置に設けられると共に前記補正データを伝送
    する通信手段を備え、 前記自動運転建設機械本体は、少なくとも、前記補正デ
    ータを受信する通信手段と、前記教示して記憶された教
    示位置データを格納すると共に、前記受信した補正デー
    タによって前記格納されている放土位置データを補正す
    る教示位置格納手段と、を備えることを特徴とする自動
    運転建設機械。
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