JPH11292154A - 複数材料混合用容器 - Google Patents

複数材料混合用容器

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JPH11292154A
JPH11292154A JP10093161A JP9316198A JPH11292154A JP H11292154 A JPH11292154 A JP H11292154A JP 10093161 A JP10093161 A JP 10093161A JP 9316198 A JP9316198 A JP 9316198A JP H11292154 A JPH11292154 A JP H11292154A
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Japan
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container
contents
mixing
container body
storage
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JP10093161A
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English (en)
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Tomio Maenaka
富雄 前中
Yoshiyuki Kimura
義之 木村
Hideyuki Koizumi
英之 小泉
Takeshi Chono
武志 丁野
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Senju Pharmaceutical Co Ltd
Kanae Co Ltd
Original Assignee
Senju Pharmaceutical Co Ltd
Kanae Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、かつ容器本体への押圧に
よる排出量を制御することができる複数材料混合用容器
を提供する。 【解決手段】 容器本体2 は複数の収容部6a,6b におい
て仕切部3 を介して一体形成されており、且つ前記複数
の収容部6a,6b には夫々異種の内容物が収容されると共
に、何れかの収容部を押圧することによって前記仕切部
3 が開放されて前記収容部6a,6b 間が連通され内容物が
混合するように構成され、しかも押圧時に内容物を容器
本体2 外部への排出量を制御する制御手段が設けられて
いることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数材料混合用容
器、さらに詳しくは、二種以上の内容物を混合して使用
する医療用、食品用、化粧用等に好適に用いられる複数
材料混合用容器、特に点眼剤、点耳剤、点鼻剤、コンタ
クトレンズ用剤に適した容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病院等で患者に支給される医薬品
において、薬剤成分の組み合わせによっては薬剤成分が
変質することがあるため、各薬剤成分を別々の容器に保
存し、使用する際に、一方の薬剤成分(粉末剤、錠剤、
顆粒剤、水溶液・懸濁剤・乳剤等の液剤、以下、「薬剤
A」という)を他方の薬剤成分(溶解液等、以下「薬剤
B」という)と混合させて患者に支給されるまでに薬剤
成分が変質するのを防止している。
【0003】しかし、上記医薬品の場合、2つの容器を
必要とするため、作業が煩雑であり、また使用するまで
に片方の容器を紛失する畏れがあるという問題がある。
このために、様々な形態の容器が提案されている。例え
ば、二種以上の薬剤を剥離可能な接着部により隔離した
複数の収容部で保存し、使用時に接着剤を剥離すること
により各薬剤を混合する容器が知られている(特開平8
−229099号公報等)。
【0004】しかしながら、点眼剤、点耳剤、点鼻剤、
コンタクトレンズ用剤等の場合、容器本体への押圧によ
る内容物の排出量を制御できることが必要であることな
どから未だ満足なものがないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は上記
のような事情に鑑みてなされたものであり、構造が簡単
で、かつ容器本体への押圧による排出量を制御すること
ができる複数材料混合用容器を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明に係る複数材料混合用容器は、容器本
体は複数の収容部6a,6b が仕切部3 を介して一体形成さ
れており、且つ前記複数の収容部6a,6b には夫々異なる
内容物が収容されると共に、何れかの収容部を押圧する
ことによって前記仕切部3 が開放されて前記収容部6a,6
b 間が連通され内容物が混合するように構成され、しか
も押圧時の内容物の容器本体2 外部への排出量を制御す
る制御手段が設けられていることを特徴とする。このよ
うに、容器本体2 内に複数の内容物を夫々収容可能であ
るから1個の容器として形成でき、よって、従来の如く
複数の容器を必要とせず、従って従来と比較して容器の
部品点数を減少させることができる。
【0007】また、使用する際、複数の内容物を混合す
るときには、内容物を収容している収容部6a,6b を連通
させて混合するので、内容物の混合を容器本体2 内で行
うことができ、従って、内容物の混合を外気に触れさせ
ることなく、且つ漏出することなく行うことができる。
【0008】更に、容器本体2 の押圧により容器本体2
内に収容されている内容物を外部に排出し且つ排出量を
制御することが出来るので、内容物を所望の量に適宜制
御して排出できる。
【0009】本発明に係る複数材料混合用容器におい
て、前記容器本体2 が押圧時には扁平になり、押圧を解
除すれば押圧前の形状に復元される構成にすると、押圧
毎に繰り返し排出量を制御することができる。
【0010】また、本発明に係る複数材料混合用容器に
おいて、前記仕切部3 がイージーピールによって形成さ
れてなり、収容部6a,6b のうち、一方を押圧することに
よりイージーピールが解除されて収容部6a,6b 間が連通
される構成にすると、使用者が内容物を容易に混合する
ことができる。
【0011】本発明に係る複数材料混合用容器におい
て、前記収容部6a,6b の少なくとも一方をアルミニウム
構成フィルムで構成すると、収容部に収容される内容物
が湿気や酸素により容易に成分変化するものであって
も、内容物を湿気や酸素から保護することができ、ま
た、内容物の水分が蒸発することを防止することもでき
る。ここで、アルミニウム構成フィルムとは、アルミニ
ウム製フィルムのみならず、アルミニウム蒸着フィル
ム、酸化アルミニウム蒸着フィルム等も含む概念であ
る。
【0012】さらに、本発明に係る複数材料混合用容器
において、前記収容部6a,6b のうち、何れか一方が軟質
材料にて形成されていると、押圧の際の押圧力を緩衝す
ることができる。
【0013】本発明に係る複数材料混合用容器としての
特徴は、薬剤Bが収容される一方の収容部6aと薬剤Aが
収容される他方の収容部6bとが仕切部3 を介して非連通
状態で一体成形され、且つ何れかの収容部を押圧するこ
とによって前記仕切部3 が開放されて両収容部6a,6b が
連通して薬剤Aが薬剤Bと混合可能となり、しかも容器
本体2 には、押圧時に薬剤Aが薬剤Bと混合して生成さ
れた製剤を排出する排出量を制御する制御手段が設けら
れていることにある。
【0014】このように何れかの収容部を押圧すること
によって仕切部3 が開放されて収容部が連通して薬剤A
と薬剤Bが混合可能にすると、使用者は収容部を押圧す
るだけで薬剤Aと薬剤Bを混合して衛生的に製剤を調製
することができ、しかも容器本体には押圧力によって前
記製剤を排出する際その排出量を制御する制御手段が設
けられているので、使用者は混合された製剤を排出する
とき、適当な排出量を排出できるのである。
【0015】前記制御手段としては、容器本体2 を厚さ
0.1〜1.0mmのポリオレフィン系樹脂フィルムの
積層体より構成することにより、安価に制御手段を形成
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の複数材料混合用容
器の一実施の形態として、点眼剤を調製するための点眼
剤混合用容器について図面に基づいて説明する。図1は
点眼剤混合用容器の一実施の形態を示す斜視図であり、
図2(イ)は図1の平面図、図2(ロ)は図2(イ)の
A−A線断面図である。また、図3(イ)は、内容物の
混合前の仕切部付近を示す一部省略断面図、図3(ロ)
は、内容物の混合後の一部省略断面図である。
【0017】図1において、1 は本発明に係る点眼剤混
合用容器を示し、2 は紛状の薬剤と該薬剤を溶解する溶
解液とを仕切部3 を介して夫々収容する容器本体を示
す。
【0018】該容器本体2 は、二枚のシート2a,2a から
形成されており、図2(ロ)に示すように、シート2a,2
a が夫々真空成形により同一形状に膨出された収容部6
a,6bが形成され、該収容部6a,6b 内に夫々溶解液(薬剤
B)と紛状の薬剤(薬剤A)を収容する構成となってい
る。
【0019】また、3 は前記収容部6aと6bの間に形成さ
れ、収容部6a,6b 間を溶解液と薬剤が往来せず、互いに
離間させるために設けられる仕切部を示す。
【0020】該仕切部3 は、図3(イ)に示すように、
支持体3aと、支持体3aの一方の表面に設けられた剥離層
3b及びヒートシール層3dと、支持体3aの他方の表面に設
けられたヒートシール層3cとから構成されており、剥離
層3b、支持体3a及びヒートシール層3cから構成される層
が、一方のシート2a(図3(イ)及び(ロ)においては
上側のシート)に接するヒートシール層3cで接着され、
且つヒートシール層3dが他方のシート2aに接着されてい
る。
【0021】4 は一端が収容部6aと連通し且つ他端が容
器本体2 の外部と連通可能な導出管を示す(図2(ロ)
参照)。該導出管4 は、外方先端部程幅広に形成されて
おり、導出管4 の先端部の外縁部には、不使用時に不用
意に点眼剤が容器本体2 の外部に洩れないために設けら
れる蓋体5 が螺合嵌着されるべく螺旋状の突起4aが設け
られている。
【0022】前記容器本体2 内に薬剤と溶解液を収容す
るには、まず二枚のシート2a,2a を夫々成形し、シート
2aの一端側である導出管4 側に設けられた溶解液充填口
部7とシート2aの他端側に設けられた薬剤充填口部8 を
除いた夫々のシート2a,2a と仕切部3 を熱溶着した後
に、シート2a,2a を膨出させて形成した一方の収容部6a
に溶解液を、また他方の収容部6bに粉状の薬剤を夫々溶
解液充填口部7 及び薬剤充填口部8 より注入して収容
し、収容部6a,6b に溶解液と薬剤が収容されている状態
の二枚のシート2a,2a の前記溶解液充填口部7 と薬剤充
填口部8 を熱溶着して容器本体2 を一体成形する。
【0023】尚、本実施の形態において、容器本体2 を
形成するシート2aは、例えばポリオレフィン系樹脂フィ
ルムの積層体で形成され、且つ該積層体の厚さが全体と
して0.1〜1.0mm程度とされており、該厚さのポ
リオレフィン系樹脂フィルムの積層体により薬剤を溶解
液に溶解させて点眼剤を生成し、該点眼剤を眼に滴下す
る際その滴下量を適量に制御する制御手段が構成されて
いる。
【0024】そして、使用者が収容部6b内に収容されて
いる薬剤を収容部6a内に収容されている溶解液に溶解さ
せる前(使用前)には、仕切部3 の一方のシート2a(図
3(イ)における上側のシート)に接着されている剥離
層3b、支持体3a及びヒートシール層3cの層は、二枚のシ
ート2a,2a を熱溶着により一体に形成する際、図3
(イ)に示す如く他方のシート2a(図3(イ)における
下側のシート)に接着されているヒートシール層3dに圧
着されている。従って、溶解液と薬剤が収容されている
収容部6a,6b 間は仕切部3 を介して離間している、即ち
非連通状態であり、収容部6bに収容されている薬剤は収
容部6aに収容されている溶解液に溶解することはない。
【0025】しかし、該仕切部3 は、例えば使用者が収
容部6a又は収容部6bの何れかを指等で挟んで押圧するこ
とにより、図3(ロ)に示すように、押圧力で、ヒート
シール層3dがシート2aに接着した状態で剥離層3bが容易
にヒートシール層3dから層間剥離し、収容部6aと収容部
6bが連通して薬剤が溶解液に溶解するように形成されて
いる。
【0026】このように、使用前においては、仕切部3
における剥離層3bとヒートシール層3dとは圧着されてい
るが、仕切部3 は外力(例えば押圧力)を加えることで
容易に剥離する。即ち、仕切部3 は剥離可能な状態に形
成されているものである。
【0027】次に、上述の構成を有する点眼剤混合用容
器の使用方法について説明する。使用前の仕切部3 は、
上述のように剥離層3bとヒートシール層3dとが圧着して
いるため、該仕切部3 によって収容部6a,6b は閉塞状態
にある(図3(イ)参照)。
【0028】この状態で点眼剤混合用容器を使用する場
合は、蓋体5 が容器本体2 に螺合した状態で、内容物が
収容されている収容部6a又は収容部6bの何れか一方を外
側より指等で押圧する。外側からの押圧により、仕切部
3 は圧力を受けて、剥離層3bが下側のシート2a側のヒー
トシール層3dから剥離する(図3(ロ)参照)。
【0029】このように、剥離層3bがヒートシール層3d
から剥離すると、仕切部3 が開放され収容部6a,6b 間が
連通し、従って収容部6aに収容されている溶解液に収容
部6bに収容されている薬剤が溶解して点眼剤が生成され
る。
【0030】そして、蓋体5 を開放して導出管4 を容器
本体2 外部と連通させて、収容部6a又は収容部6bの何れ
か一方を外側より指等で押圧すると、容器本体2 は0.
1〜1.0mmの厚さのポリオレフィン系樹脂フィルム
で形成されていることにより、押圧時に押圧力に関わり
なく点眼剤の滴下量を適量づつ滴下することができる。
従って、眼に適量の点眼剤を滴下することができる。
【0031】このとき、容器本体2 は、0.1〜1.0
mmの厚さのポリオレフィン系樹脂フィルムで形成され
ているので、押圧力により扁平になるが押圧を解除すれ
ば元の膨出した形状に戻る復元性を有する構成となって
いる。
【0032】上述の実施の形態においては、複数材料混
合用容器としての点眼剤混合用容器に二個の収容部を形
成して薬剤と溶解液を収容したが、本発明に係る複数材
料混合用容器の収容部は、内容物の種類に応じて、二個
に限定されることなく三個以上であってもよい。
【0033】その場合には、収容部に収容する内容物の
数と同じ数の収容部が仕切部を介して容器本体に設けら
れていればよく、使用時には、仕切部を介して形成され
ている収容部の何れか一方を押圧することを繰り返せ
ば、各収容部に収容されている内容物を全て混合するこ
とができる。
【0034】また、複数の収容部の内、少なくとも一個
を蛇腹に形成すれば、該蛇腹に形成された収容部を押圧
することにより、押圧力が緩衝され、従って容器本体に
過剰の押圧力がかかることによる破壊を防止することが
できる。
【0035】また、本発明に係る仕切部の他の実施の形
態として、図4(イ)に示す如く、上述と同様の材質で
形成される支持体3a、剥離層3b、ヒートシール層3c,3d
を、一方のシート2a側(図4(イ)においては、下側の
シート)に湾曲させて略三日月形状に形成すると共に
シート2a,2a も略三日月形状に形成し、夫々のシートに
ヒートシール層3c,3d の夫々の一方の面を接着し、且つ
二枚のシート2a,2a を熱溶着すると同時に支持体3a、剥
離層3b、ヒートシール層3c,3d の形成された部分の二枚
のシート2a,2a を圧着することにより仕切部3 をイージ
ーピールに形成してもよい。
【0036】このように仕切部を一方のシート2a側に湾
曲させることによって、複数の収容部を連通させて収容
部6a,6b に夫々収容されている内容物を混合すべく外側
から押圧する際、押圧の反動で、仕切部3 は図4(ロ)
に示すように他方のシート2a側(図4(ロ)における上
側)に膨出する。
【0037】従って、イージーピールによって形成され
ていた仕切部3 が剥離されて離間される幅、即ち収容部
6a,6b の連通する幅が上述の実施の形態に比して広がる
という利点がある。
【0038】また、イージーピールの他の実施の形態と
しては、例えば図5(イ)に示すように、使用時に剥離
層が剥離層3b1 と剥離層3b2 に凝集破壊して剥離するも
のや、図5(ロ)に示すように、使用時に剥離層3bがヒ
ートシール層3d側に接着する、界面剥離するもの等を用
いることが出来る。これらのイージーピールにおいて
は、図5(イ)、図3(ロ)、図5(ロ)の順に剥離し
難く、使用する用途に応じて適宜これらのような剥離の
機構を有するものを使い分ければよい。
【0039】尚、上述の実施の形態においては、二枚の
シート2a,2a の両方を膨出させて収容部6a,6b を形成し
たが、二枚のシートのうち、一方のシートのみを膨出さ
せて収容部を形成してもよい。
【0040】また、上述の実施の形態においては、収容
部を形成する際、二枚の同じ材質で且つ同じ厚さのシー
トを用いたが、混合された内容物を容器本体の外部に滴
下する際その滴下量を適量づつに制御することができる
制御手段としての容器本体の材質と厚さを選定すれば、
一方の収容部が他方の収容部よりも軟質の材料となるよ
うに形成してもよい。例えば、一枚のシートにおいて、
一方の収容部を形成する部分を他方の収容部と同じ材質
のシートで且つ薄く形成したり、厚さは同じで異なる材
質のシートで形成したり、成形の深さを収容部間で異な
らせることによって、一方の収容部より他方の収容部を
軟質に形成してもよい。
【0041】このように一つの収容部が他の収容部より
も軟質の材料で形成されていれば、複数の収容部を連通
させて収容部に夫々収容されている内容物を混合すべく
外側から押圧する際、軟質の材料で形成された収容部を
押圧することにより、収容部が全て同じ材質で且つ同じ
厚さである場合に比して、押圧力が緩衝される。従っ
て、容器本体に押圧力が過剰にかかり、容器本体が破壊
されることを防止することができる。
【0042】また、一方のシートを他方のシートよりも
軟質に形成することもできる。このように形成すること
により、上述と同様、容器本体に押圧力が過剰にかか
り、容器本体が破壊されることを防止することができ
る。
【0043】更に、上述の実施の形態においては、容器
本体をポリオレフィン系樹脂フィルムの積層体で形成し
たが、人の力で押圧しても押圧後には元の形状に戻る復
元性を有し、且つ排出量を制御可能な厚さが選定された
材質のフィルムであればどのようなものであってもよい
が、ポリオレフィン系樹脂フィルムの積層体が安価に容
器本体を形成できるため最も好ましい。
【0044】また、容器本体を上記ポリオレフィン系樹
脂フィルム以外で、SiO2 蒸着フィルム、Al2 O3
蒸着フィルム、塩化ビニリデンコート等のガスバリアー
性及び水蒸気バリアー性を有するフィルムで形成すれ
ば、防湿、酸化防止の役目を果たすことができると共
に、内容物が液体の場合には、その水分の蒸発を防止す
ることもできるが、内容物が特に湿気や酸素により容易
に成分変化が起きるものや液体でなくとも、容器本体の
有する収容部全体を上記ガスバリアー性及び水蒸気バリ
アー性を有するフィルムで形成してもよいことは、無論
である。
【0045】また、本発明に係る複数材料混合用容器
は、押圧時の内容物の容器外部への排出量を制御するこ
とが出来るので、特に上記実施の形態で説明した点眼用
の他、点耳用、点鼻用、コンタクトレンズ用剤用等の医
療用に好適に用いられるが、調味料等の食品用、化粧用
等、少なくとも収容部の一つに液体が内容物として収容
されるものであればどのようなものにも適用可能であ
る。
【0046】例えば、複数材料混合用容器を、塩と醤油
等の各種調味料等の食品用に適用する場合、図6に示す
ように、主となる調味料を例えば収容部6aに収容し、他
の調味料(例えば塩)を複数の収容部6b,6b,6bに夫々等
量ずつ封入しておき、使用者が好みに応じて夫々の収容
部6a,6b,6b,6b 間に形成された仕切部を開放すれば、使
用者のニーズに応じて、薄い、普通、濃い等の味を作る
ことができる。
【0047】また、上述のように容器に調味料を収容す
る場合、調味料の種類は、二種のみならず三種以上の調
味料を収容部の夫々に収容してもよい。この混合する複
数種の調味料の量を、混合した際の味が最も美味しくな
るよう、予め適量だけ収容部に収容すれば、使用する人
が誰であっても、何時でも同じ美味しい味を作ることが
できる。
【0048】
【発明の効果】本発明の複数材料混合用容器によれば、
一個の容器本体内に複数種の内容物を夫々収容可能であ
るから、従来の如く、複数種の内容物を夫々保存するた
めに複数の容器を必要としないため、使用者が容器を紛
失する畏れがなく、使用する際には、何れかの収容部を
押圧することによって仕切部を開放することができ、よ
って複数の収容部に収容されている内容物を混合するこ
とができるので、内容物の混合を外気に触れさせること
なく衛生的に行うことができる。更に、混合された内容
物を排出する排出量も制御手段により制御されて適量づ
つ排出することができる。
【0049】また、容器本体は、押圧時には扁平になる
が、押圧を解除すれば元の形状に戻る復元性を有するの
で、何度でも繰り返し容器本体の外部に排出することが
できる。
【0050】加えて、複数の収容部に収容されている内
容物を混合する際も、仕切部がイージーピールで形成さ
れていれば、内容物を収容している収容部を外側から小
さな力で押すだけで容易に内容物が混合される。
【0051】また、前記収容部の少なくとも一方がアル
ミニウム構成フィルム等のガスバリアー性及び水蒸気バ
リアー性を有するフィルムを具備していれば、収容部に
収容される内容物が湿気や酸素により容易に成分変化す
るものであっても、内容物を湿気や酸化から保護するこ
とができ、また、内容物の水分が蒸発することを防止す
ることもできる。
【0052】さらに、前記収容部のうち、押圧される収
容部が、他の収容部よりも軟質材料にて形成されていれ
ば、押圧の際の力を緩衝することができ、従って押圧の
際の力で容器本体が破壊されるのを防止することができ
る。
【0053】また、前記制御手段が、容器本体2 を形成
する厚さ0.1〜1.0mmのポリオレフィン系樹脂フ
ィルムの積層体より構成されていれば、安価に制御手段
を形成することができ、ひいては容器本体2 を安価に形
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複数材料混合用容器の一実施の形
態を示す斜視図。
【図2】(イ)は、図1の平面図、(ロ)は図2(イ)
のA−A線断面図。
【図3】(イ)は、内容物の混合前の仕切部付近を示す
一部省略断面図、(ロ)は、内容物の混合後の一部省略
断面図。
【図4】(イ)は、本発明に係る仕切部の他の実施の形
態を示す要部断面図、(ロ)は(イ)の押圧時の状態を
示す要部断面図。
【図5】(イ)及び(ロ)は、本発明に係る仕切部の他
の実施の形態を示す要部断面図。
【図6】本発明に係る複数材料混合用容器の他の実施の
形態を示す平面図。
【符号の説明】
1 複数材料混合用容器 2 容器本体 3
仕切部 6a 収容部 6b 収容部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】また、イージーピールの他の実施の形態と
しては、例えば図5(イ)に示すように、使用時に剥離
層が剥離層3b 1 と剥離層3b 2 に凝集破壊して剥離するも
のや、図5(ロ)に示すように、使用時に剥離層3bがヒ
ートシール層3d側に接着する、界面剥離するもの等を用
いることが出来る。これらのイージーピールにおいて
は、図5(イ)、図3(ロ)、図5(ロ)の順に剥離し
難く、使用する用途に応じて適宜これらのような剥離の
機構を有するものを使い分ければよい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】また、容器本体を上記ポリオレフィン系樹
脂フィルム以外で、SiO 2 蒸着フィルム、Al 2 3
蒸着フィルム、塩化ビニリデンコート等のガスバリアー
性及び水蒸気バリアー性を有するフィルムで形成すれ
ば、防湿、酸化防止の役目を果たすことができると共
に、内容物が液体の場合には、その水分の蒸発を防止す
ることもできるが、内容物が特に湿気や酸素により容易
に成分変化が起きるものや液体でなくとも、容器本体の
有する収容部全体を上記ガスバリアー性及び水蒸気バリ
アー性を有するフィルムで形成してもよいことは、無論
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小泉 英之 大阪府大阪市旭区高殿4丁目16番11号 株 式会社カナエ内 (72)発明者 丁野 武志 大阪府大阪市旭区高殿4丁目16番11号 株 式会社カナエ内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体(2) は複数の収容部(6a),(6b)
    において仕切部(3) を介して一体形成されており、且つ
    前記複数の収容部(6a),(6b) には夫々異種の内容物が収
    容されると共に、何れかの収容部を押圧することによっ
    て前記仕切部(3) が開放されて前記収容部(6a),(6b) 間
    が連通され内容物が混合するように構成され、しかも押
    圧時に内容物を容器本体(2) 外部への排出量を制御する
    制御手段が設けられてなることを特徴とする複数材料混
    合用容器。
  2. 【請求項2】 前記容器本体(2) が、押圧時には扁平に
    なり、押圧を解除すれば押圧前の形状に復元される構成
    からなる請求項1記載の複数材料混合用容器。
  3. 【請求項3】 前記仕切部(3) がイージーピールによっ
    て形成されてなり、且つ収容部(6a),(6b) のうち、一方
    を押圧することによりイージーピールが解除されて収容
    部(6a),(6b) 間が連通される構成からなる請求項1又は
    2記載の複数材料混合用容器。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、前記容器本体(2) を形
    成する厚み0.1〜1.0mmのポリオレフィン系樹脂
    フィルムの積層体より構成されてなる請求項1乃至3の
    何れかに記載の複数材料混合用容器。
  5. 【請求項5】 前記収容部(6a),(6b) の少なくとも一方
    がガスバリアー性及び水蒸気バリアー性を有するフィル
    ムを具備してなる請求項1乃至4の何れかに記載の複数
    材料混合用容器。
  6. 【請求項6】 前記ガスバリアー性及び水蒸気バリアー
    性を有するフィルムがアルミニウム構成フィルムである
    請求項5記載の複数材料混合用容器。
  7. 【請求項7】 前記収容部(6a),(6b) の何れか一方が軟
    質材料にて形成されてなる請求項1乃至6の何れかに記
    載の複数材料混合用容器。
  8. 【請求項8】 点眼用容器、点耳用容器、点鼻用容器又
    はコンタクトレンズ用剤用容器である請求項1乃至7の
    何れかに記載の複数材料混合用容器。
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