JPH11291524A - インパクトドット式記録ヘッド - Google Patents
インパクトドット式記録ヘッドInfo
- Publication number
- JPH11291524A JPH11291524A JP9578798A JP9578798A JPH11291524A JP H11291524 A JPH11291524 A JP H11291524A JP 9578798 A JP9578798 A JP 9578798A JP 9578798 A JP9578798 A JP 9578798A JP H11291524 A JPH11291524 A JP H11291524A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- recording head
- holes
- type recording
- spring holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Impact Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スプリングホルダの貫通孔内に充填した潤滑
油の漏洩を抑えるようにすること。 【解決手段】 復帰バネ７が挿通する複数の貫通孔２を
設けたスプリングホルダ１の下面に、シリコン樹脂材よ
りなるシール材５を介してバネ座３を一体的に添設する
ことにより、貫通孔２内に充填した潤滑油６の漏れを抑
えて印字レバー８等の摩耗を防ぐとともに、シリコン樹
脂材の持つ優れた熱伝導性を利用してスプリングホルダ
１の熱を外部に効率よく放出するようにしたもの。
油の漏洩を抑えるようにすること。 【解決手段】 復帰バネ７が挿通する複数の貫通孔２を
設けたスプリングホルダ１の下面に、シリコン樹脂材よ
りなるシール材５を介してバネ座３を一体的に添設する
ことにより、貫通孔２内に充填した潤滑油６の漏れを抑
えて印字レバー８等の摩耗を防ぐとともに、シリコン樹
脂材の持つ優れた熱伝導性を利用してスプリングホルダ
１の熱を外部に効率よく放出するようにしたもの。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気的吸引力によ
り印字レバーを吸引して印字を行うインパクトドット式
記録ヘッドに関し、より詳しくは、印字レバーを復帰さ
せる復帰バネのバネ受けに特徴を有するインパクトドッ
ト式記録ヘッド関する。
り印字レバーを吸引して印字を行うインパクトドット式
記録ヘッドに関し、より詳しくは、印字レバーを復帰さ
せる復帰バネのバネ受けに特徴を有するインパクトドッ
ト式記録ヘッド関する。
【０００２】
【従来の技術】磁気的吸引力により吸引した印字レバー
を復帰バネの付勢力により復帰させる型式のインパクト
ドット式記録ヘッドにおいては、復帰バネを保存するス
プリングホルダとして、ドーナツ状の部材に復帰バネを
支える多数の盲孔を設けるようにしたものと、ドーナツ
状の部材に多数の貫通孔を設けてこれらの他端をリング
状のバネ座により封止するようにしたものがある。
を復帰バネの付勢力により復帰させる型式のインパクト
ドット式記録ヘッドにおいては、復帰バネを保存するス
プリングホルダとして、ドーナツ状の部材に復帰バネを
支える多数の盲孔を設けるようにしたものと、ドーナツ
状の部材に多数の貫通孔を設けてこれらの他端をリング
状のバネ座により封止するようにしたものがある。
【０００３】後者のものは製造が容易である利点を有す
るが、反面において、貫通孔内に充填した潤滑油がコア
の熱により流動性が高まるとスプリングホルダと金属バ
ネ座との間から漏れ出し、印字ワイヤを伝ってインクリ
ボンのインクを滲ませたり、あるいは、漏洩によって潤
滑油が枯渇したような場合には、印字レバー等の部材の
摩耗を早めてプリンタの耐用性を著しく損ねるといった
不都合をもたらす。
るが、反面において、貫通孔内に充填した潤滑油がコア
の熱により流動性が高まるとスプリングホルダと金属バ
ネ座との間から漏れ出し、印字ワイヤを伝ってインクリ
ボンのインクを滲ませたり、あるいは、漏洩によって潤
滑油が枯渇したような場合には、印字レバー等の部材の
摩耗を早めてプリンタの耐用性を著しく損ねるといった
不都合をもたらす。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
簡単でしかも潤滑油を長期に保持することを可能とする
改良されたインパクトドット式記録ヘッドを提供するこ
とにある。
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
簡単でしかも潤滑油を長期に保持することを可能とする
改良されたインパクトドット式記録ヘッドを提供するこ
とにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するためのインパクトドット式記録ヘ
ッドとして、復帰バネを挿通すべく複数の貫通孔を設け
たスプリングホルダの下面に、シリコン樹脂材よりなる
シール材を介してバネ座を一体的に添設するようにした
ものである。
ような課題を達成するためのインパクトドット式記録ヘ
ッドとして、復帰バネを挿通すべく複数の貫通孔を設け
たスプリングホルダの下面に、シリコン樹脂材よりなる
シール材を介してバネ座を一体的に添設するようにした
ものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の実施例につ
いて説明する。図面はいずれも本発明の一実施例を示し
たものである。
いて説明する。図面はいずれも本発明の一実施例を示し
たものである。
【０００７】図において符号１で示したドーナツ状のス
プリングホルダには、印字レバー９の数に相当する数の
復帰バネ７を挿通する貫通孔２が穿設され、また、この
スプリングホルダ１のノーズ側の端面には、これらの貫
通孔２の口端を封止する金属材よりなるリング状のバネ
座３が添設されている。
プリングホルダには、印字レバー９の数に相当する数の
復帰バネ７を挿通する貫通孔２が穿設され、また、この
スプリングホルダ１のノーズ側の端面には、これらの貫
通孔２の口端を封止する金属材よりなるリング状のバネ
座３が添設されている。
【０００８】図中符号５は、スプリングホルダ１とバネ
座３との隙間に介在させるシリコン樹脂材よりなるシー
ル材で、この実施例では、スプリングホルダ１の下面も
しくはバネ座３の上面にシール材５を塗布したうえ、こ
れら両者を圧接させて一体化するとともに、はみ出した
シール材５により貫通孔２の内奥隅部を封止して、貫通
孔２内に充填した潤滑油６の漏洩を抑えるとともに、シ
リコン樹脂材よりなる熱伝導性に優れたこのシール材５
により、スプリングホルダ１に伝わる熱をバネ座３を介
して図示しないノーズ部材から外部に放熱するように構
成されている。
座３との隙間に介在させるシリコン樹脂材よりなるシー
ル材で、この実施例では、スプリングホルダ１の下面も
しくはバネ座３の上面にシール材５を塗布したうえ、こ
れら両者を圧接させて一体化するとともに、はみ出した
シール材５により貫通孔２の内奥隅部を封止して、貫通
孔２内に充填した潤滑油６の漏洩を抑えるとともに、シ
リコン樹脂材よりなる熱伝導性に優れたこのシール材５
により、スプリングホルダ１に伝わる熱をバネ座３を介
して図示しないノーズ部材から外部に放熱するように構
成されている。
【０００９】なお、図中符号８は復帰バネ７と印字レバ
ー９との間に介在させたバネキャップを示している。
ー９との間に介在させたバネキャップを示している。
【００１０】このように構成されたスプリングホルダ１
には、その下面に、シリコン樹脂材よりなるシール材５
を介してバネ座３が一体的に添設されて貫通孔２の口端
を封止しているため、内部に充填された潤滑油は漏洩す
ることなく、半永久的に保持されて、復帰バネ７や印字
レバー９あるいはバネ座３といった部材の摩耗を長期に
わたって防止するとともに、熱伝導性に富んだシリコン
樹脂材よりなるシール材５を介してコアからの熱をバネ
座３を介して効率よくノーズ部材に伝えることにより、
スプリングホルダ１の温度上昇を抑えて潤滑油の蒸発等
をも未然に防止することができる。
には、その下面に、シリコン樹脂材よりなるシール材５
を介してバネ座３が一体的に添設されて貫通孔２の口端
を封止しているため、内部に充填された潤滑油は漏洩す
ることなく、半永久的に保持されて、復帰バネ７や印字
レバー９あるいはバネ座３といった部材の摩耗を長期に
わたって防止するとともに、熱伝導性に富んだシリコン
樹脂材よりなるシール材５を介してコアからの熱をバネ
座３を介して効率よくノーズ部材に伝えることにより、
スプリングホルダ１の温度上昇を抑えて潤滑油の蒸発等
をも未然に防止することができる。
【００１１】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、復帰
バネを挿通する複数の貫通孔を設けたスプリングホルダ
の下面に、シリコン樹脂材よりなるシール材を介してバ
ネ座を一体的に添設したので、貫通孔とバネ座との間に
形成される良好なシール性により、貫通孔内に充填した
潤滑油を長期にわたって保持することを可能となして、
復帰バネや印字レバーといった部材の摩耗を抑えて記録
ヘッドの耐久性をより高めるとともに、シリコン樹脂材
のもつ良好な熱伝導性を利用してスプリングホルダの熱
をノーズ部材へ効率よく逃がすことにより、貫通孔内に
充填した潤滑油の蒸発を抑えて部材の損焼をも同時に防
止することができる。
バネを挿通する複数の貫通孔を設けたスプリングホルダ
の下面に、シリコン樹脂材よりなるシール材を介してバ
ネ座を一体的に添設したので、貫通孔とバネ座との間に
形成される良好なシール性により、貫通孔内に充填した
潤滑油を長期にわたって保持することを可能となして、
復帰バネや印字レバーといった部材の摩耗を抑えて記録
ヘッドの耐久性をより高めるとともに、シリコン樹脂材
のもつ良好な熱伝導性を利用してスプリングホルダの熱
をノーズ部材へ効率よく逃がすことにより、貫通孔内に
充填した潤滑油の蒸発を抑えて部材の損焼をも同時に防
止することができる。
【図１】本発明の一実施例を示すスプリングホルダの要
部を示した断面図である。
部を示した断面図である。
【図２】同上スプリングホルダの全容を示した斜視図で
ある。
ある。
【符号の説明】 １ スプリングホルダ ２ 貫通孔 ３ バネ座 ５ シリコン樹脂材よりなるシール材 ６ 潤滑油 ７ 復帰バネ
Claims (2)
- 【請求項１】 磁気的に吸引した印字レバーを復帰バネ
により復帰させる型式のインパクトドット式記録ヘッド
において、 復帰バネを挿通すべく複数の貫通孔を設けたスプリング
ホルダの下面に、シール材を介してバネ座を一体的に添
設したことを特徴とするインパクトドット式記録ヘッ
ド。 - 【請求項２】 上記シール材としてシリコン樹脂材を用
いたことを特徴とする請求項１記載のインパクトドット
式記録ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9578798A JPH11291524A (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | インパクトドット式記録ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9578798A JPH11291524A (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | インパクトドット式記録ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11291524A true JPH11291524A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14147179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9578798A Withdrawn JPH11291524A (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | インパクトドット式記録ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11291524A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6994482B2 (en) | 2004-03-23 | 2006-02-07 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Wire dot printer head and wire dot printer |
| US7008126B2 (en) * | 2003-09-04 | 2006-03-07 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Wire dot printer head and wire dot printer |
| US7018116B2 (en) | 2004-03-12 | 2006-03-28 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Armature, wire dot printer head and wire dot printer |
| US7048455B2 (en) | 2004-03-15 | 2006-05-23 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Wire dot printer head with abrasion having magnetic permeability and hardness surface |
| US7137748B2 (en) | 2004-03-22 | 2006-11-21 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Nitride layer forming method, magnetic circuit forming member, armature, wire dot printer head and wire dot printer |
| US7172351B2 (en) | 2004-01-26 | 2007-02-06 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Method for manufacturing an armature |
| US7258499B2 (en) | 2003-09-03 | 2007-08-21 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Wire dot printer head and wire dot printer |
| US7278794B2 (en) | 2004-03-12 | 2007-10-09 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Wire dot printer head and wire dot printer |
| US7329059B2 (en) | 2004-03-15 | 2008-02-12 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Wire dot printer head and wire dot printer |
| US7331726B2 (en) | 2004-03-12 | 2008-02-19 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Armature, wire dot printer head and wire dot printer |
| US7374354B2 (en) | 2004-03-23 | 2008-05-20 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Armature, wire dot printer head and wire dot printer |
-
1998
- 1998-04-08 JP JP9578798A patent/JPH11291524A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7314323B2 (en) | 2003-09-03 | 2008-01-01 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Wire dot printer head and wire dot printer |
| US7258499B2 (en) | 2003-09-03 | 2007-08-21 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Wire dot printer head and wire dot printer |
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| US7172351B2 (en) | 2004-01-26 | 2007-02-06 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Method for manufacturing an armature |
| US7278794B2 (en) | 2004-03-12 | 2007-10-09 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Wire dot printer head and wire dot printer |
| US7018116B2 (en) | 2004-03-12 | 2006-03-28 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Armature, wire dot printer head and wire dot printer |
| US7331726B2 (en) | 2004-03-12 | 2008-02-19 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Armature, wire dot printer head and wire dot printer |
| US7048455B2 (en) | 2004-03-15 | 2006-05-23 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Wire dot printer head with abrasion having magnetic permeability and hardness surface |
| US7329059B2 (en) | 2004-03-15 | 2008-02-12 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Wire dot printer head and wire dot printer |
| US7461986B2 (en) | 2004-03-15 | 2008-12-09 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Wire dot printer |
| US7137748B2 (en) | 2004-03-22 | 2006-11-21 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Nitride layer forming method, magnetic circuit forming member, armature, wire dot printer head and wire dot printer |
| US6994482B2 (en) | 2004-03-23 | 2006-02-07 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Wire dot printer head and wire dot printer |
| US7374354B2 (en) | 2004-03-23 | 2008-05-20 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Armature, wire dot printer head and wire dot printer |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |