JPH11289473A - 輪郭補正回路 - Google Patents

輪郭補正回路

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JPH11289473A
JPH11289473A JP10091177A JP9117798A JPH11289473A JP H11289473 A JPH11289473 A JP H11289473A JP 10091177 A JP10091177 A JP 10091177A JP 9117798 A JP9117798 A JP 9117798A JP H11289473 A JPH11289473 A JP H11289473A
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信夫 竹谷
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敦久 影山
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
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    • H04N5/20Circuitry for controlling amplitude response
    • H04N5/205Circuitry for controlling amplitude response for correcting amplitude versus frequency characteristic
    • H04N5/208Circuitry for controlling amplitude response for correcting amplitude versus frequency characteristic for compensating for attenuation of high frequency components, e.g. crispening, aperture distortion correction
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    • H04N5/00Details of television systems
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッジに相当する入力映像信号の振幅の変化
が一定レベル以上の場合には、その振幅変化に反比例し
た輪郭補正を行うと同時に、大コントラスト比の信号と
小コントラスト比の信号とが隣接する場合でも、それぞ
れの信号成分に対して所望の輪郭補正を行うことができ
る。 【解決手段】 本発明の輪郭補正回路は、入力映像信号
を遅延させる遅延回路(101)と、入力映像信号から輪郭
補正信号を生成する輪郭信号生成回路(102)と、輪郭補
正信号の振幅を制御するゲインコントロール回路(103)
と、入力映像信号の振幅の変化が一定レベル以上の場
合、振幅変化に反比例したゲインコントロール回路(10
3)におけるゲインを設定するゲイン設定手段(105,106,1
07,108,109,110,111,112,113,114,115)と、遅延回路(10
1)の出力信号とゲインコントロール回路(103)の出力信
号とを加算する加算回路(104)とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ等の映像表
示装置に先鋭感のある映像を表示するための輪郭補正回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、輪郭補正回路は、映像信号の先鋭
感を上げるために重要視されている。以下、図面を参照
しながら、上述した従来の輪郭補正回路の一例について
説明を行う。図5は、特許番号2532605号で提案
されている輪郭補正回路のブロック構成図を示すもので
ある。
【0003】図5のブロック構成図において3は画質調
整ボリューム、4は遅延回路、5は加算回路、11は輪
郭強調回路、12は細部強調回路、13は第1の可変増
幅回路、14は第2の可変増幅回路、15は高域ろ波回
路、16は全波整流回路、17は第1のクリップ回路、
18はリミット回路、19は第2のクリップ回路、20
は引算回路、21は平滑回路である。
【0004】以上のように構成された輪郭補正回路につ
いて、以下その動作について説明する。まず、図6は従
来の輪郭補正回路の動作を説明した概念図である。
【0005】画質補正装置に入力された入力映像輝度信
号aは遅延回路4と輪郭強調回路11と細部強調回路1
2と、高域ろ波回路15におのおの入力される、遅延回
路4は各回路系の遅れに入力映像輝度信号aのタイミン
グを合わせ遅延映像輝度信号eを加算回路5に出力す
る。
【0006】次に輪郭強調回路11は入力輝度信号aの
うち、はっきりしたエッジ部分に相当する振幅の変化が
大きい大コントラスト比の信号に対して輪郭強調信号g
を発生し、第1の可変増幅回路13に出力する。この輪
郭強調信号gには、入力輝度信号aが持つノイズ成分は
小信号であるため出力されない。第1の可変増幅回路1
3は画質調整ボリューム3で設定した電圧に応じて輪郭
補正信号gの振幅をコントロールし加算回路5に増幅輪
郭強調信号iとして出力する。次に細部強調回路12は
入力映像輝度信号aのうち、小振幅の部分に対して細部
強調信号hを発生し、第2の可変増幅回路14に送る。
【0007】この可変増幅回路14は画質調整ボリュー
ム3と、平滑回路21の出力電圧の和に応じて細部強調
信号hの振幅をコントロールするようになっている。そ
して第1の可変増幅回路13の出力の増幅輪郭強調信号
iと第2の可変増幅回路14の出力の増幅細部強調信号
jを加算回路5で、遅延映像輝度信号eに加算し、強調
映像輝度信号fを得る。次に細部コントロール信号rを
得る方法であるが、まず、入力輝度信号aを高域ろ波回
路15にとおすことによって高域成分のみを取り出し、
高域映像信号kを得る。
【0008】次に、全波整流回路16により、高域映像
信号kを全波整流し、整流高域映像信号lを得る。次に
この信号lから第1のクリップ回路17で微小信号成分
を除去し、クリップ整流高域映像信号mを得る。次にこ
の信号mをリミット回路18と、第2のクリップ回路1
9に入力し、リミット回路18は細部信号のみを選び、
細部映像信号nを得る。
【0009】また、第2のクリップ回路19は大コント
ラスト比の輪郭部分のみを選び輪郭映像信号pを得る。
ここで得られた細部映像信号nは厳密には細部以外に輪
郭部分も含んでおり、従って正確な細部信号成分を得る
ために、細部映像信号nから輪郭映像信号pを引き算す
る。これを引算回路20でおこない、出力信号として細
部コントロールパルス信号qを得ている。
【0010】この信号qを平滑回路21で平滑すると、
細部の量に応じた電圧が得られる。つまり、全体として
細部信号の少ない映像では電圧が下がり、これによって
細部強調信号hの振幅をコントロールするため細部強調
を余り行わず、ノイズを減少させ、逆に全体として細部
信号が多い映像では細部強調を強くかけ、映像の迫力を
増している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、次のような問題点を有している。平滑回
路にて平均化された細部コントロール信号rによって強
調信号のゲインをコントロールするため、図6(a)に
示すように大コントラスト比の信号とあまりはっきりし
ないエッジ部分に相当する振幅の変化が小さい小コント
ラスト比の信号とが隣接している場合、細部コントロー
ル電圧rはその平均値でしか補正がかからず、図6
(f)にあるように大コントラスト比の信号にも細部強
調信号が加算されてしまう。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明に係る輪郭補正回路は、入力映像信号を
遅延させる映像信号遅延手段と、前記入力映像信号から
輪郭補正信号を生成する輪郭信号生成手段と、前記輪郭
補正信号の振幅を制御するゲインコントロール手段と、
前記入力映像信号から前記ゲインコントロール手段にお
けるゲインを設定するゲイン設定手段と、前記映像信号
遅延手段の出力信号と前記ゲインコントロール手段の出
力信号とを加算する第1の加算回路とを有する輪郭補正
回路であって、前記ゲイン設定手段は、エッジに相当す
る前記入力映像信号の振幅の変化量を検出する変化量検
出手段と、前記変化量の内の所定値以上の成分からなる
信号を出力するスライス手段と、前記スライス手段の出
力信号の波形幅を拡張させ出力する第1の波形幅拡張手
段と、前記変化量の内の前記所定値以下の成分からなる
信号を出力するリミット手段と、前記リミット手段の出
力信号から前記第1の波形拡張手段の出力信号を引き算
し前記ゲインとして出力する引き算手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0013】上記発明により、エッジに相当する入力映
像信号の振幅の変化が一定レベル以上の場合には、その
振幅変化に反比例した輪郭補正を行うと同時に、大コン
トラスト比の信号と小コントラスト比の信号とが隣接す
る場合でも、それぞれの信号成分に対して所望の輪郭補
正を行うことができる。
【0014】第2の発明に係る輪郭補正回路は、第1の
構成において、前記ゲイン設定手段は、前記引き算手段
の出力信号の波形幅を拡張させ前記ゲインとして出力す
る第2の波形幅拡張手段をさらに具備することを特徴と
する。
【0015】上記発明により、より良好な輪郭補正を行
うことができる。第3の発明に係る輪郭補正回路は、第
1の構成において、前記第1の波形幅拡張手段は、出力
信号の波形幅が可変であることを特徴とする。
【0016】上記発明により、ユーザの好みに合った輪
郭補正を行うことができる。第4の発明に係る輪郭補正
回路は、第2の構成において、前記第2の波形幅拡張手
段は、出力信号の波形幅が可変であることを特徴とす
る。
【0017】上記発明により、ユーザの好みに合った輪
郭補正を行うことができる。第5の発明に係る輪郭補正
回路は、第1の発明の構成において、前記第1の波形幅
拡張手段は、直列に接続された複数の遅延手段と、前記
複数の遅延手段の各出力信号を入力し、ある時点におけ
る最大の信号を選択し出力するMAX手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0018】上記発明により、エッジに相当する入力映
像信号の振幅の変化が一定レベル以上の場合には、その
振幅変化に反比例した輪郭補正を行うと同時に、大コン
トラスト比の信号と小コントラスト比の信号とが隣接す
る場合でも、それぞれの信号成分に対して所望の輪郭補
正を行うことができる。
【0019】第6の発明に係る輪郭補正回路は、第2の
発明の構成において、前記第2の波形幅拡張手段は、直
列に接続された複数の遅延手段と、前記複数の遅延手段
の各出力信号を入力し、ある時点における最大の信号を
選択し出力するMAX手段とを具備することを特徴とす
る。
【0020】上記発明により、より良好な輪郭補正を行
うことができる。第7の発明に係る輪郭補正回路は、第
3の発明の構成において、前記第1の波形幅拡張手段
は、直列に接続された複数の遅延手段と、前記複数の遅
延手段の少なくとも1つの出力端子との接続をグランド
との接続に切り換えるスイッチ手段と、前記複数の遅延
手段の内前記スイッチ手段とは接続されない遅延手段の
出力信号と前記スイッチ手段の出力信号とを入力し、あ
る時点における最大の信号を選択し出力するMAX手段
とを具備することを特徴とする。
【0021】上記発明により、ユーザの好みに合った輪
郭補正を行うことができる。第8の発明に係る輪郭補正
回路は、第4の発明の構成において、前記第2の波形幅
拡張手段は、直列に接続された複数の遅延手段と、前記
複数の遅延手段の少なくとも1つの出力端子との接続を
グランドとの接続に切り換えるスイッチ手段と、前記複
数の遅延手段の内前記スイッチ手段とは接続されない遅
延手段の出力信号と前記スイッチ手段の出力信号とを入
力し、ある時点における最大の信号を選択し出力するM
AX手段とを具備することを特徴とする。
【0022】上記発明により、ユーザの好みに合った輪
郭補正を行うことができる。第9の発明に係る輪郭補正
回路は、第1から第8の発明の構成において、前記ゲイ
ン設定手段は、予め定められた制御信号と前記ゲインと
を加算し前記ゲインとして出力する第2の加算回路を具
備することを特徴とする。
【0023】上記発明により、さらにユーザの好みに合
った輪郭補正を行うことができる。第10の発明に係る
輪郭補正回路は、第1の発明の構成において、前記入力
映像信号は、輝度信号であることを特徴とする。
【0024】上記発明により、輝度信号を基に輪郭補正
を行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0026】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施例における輪郭補正回路のブロック構成図を示すもの
である。図1において、101は入力輝度信号を遅延さ
せ、タイミングを合わせるための遅延回路であり、映像
信号遅延手段として動作する。102は入力輝度信号に
加算する輪郭補正信号を生成する輪郭信号生成回路、1
03は輪郭信号生成回路102の出力信号を入力とし振
幅のコントロールをおこなうゲインコントロール回路、
104は遅延回路101とゲインコントロール回路10
3の出力信号を入力とし加算を行う第1の加算手段であ
る加算回路である。
【0027】105は入力輝度信号の高域成分を取り出
すハイパスフィルター回路、106はハイパスフィルタ
ー回路105の出力信号を入力とし全波整流動作をおこ
なう全波整流回路、107は全波整流回路106の出力
信号を入力としノイズに相当する小さい信号振幅を0に
するコアリング回路である。
【0028】ハイパスフィルター回路105と全波整流
回路106とコアリング回路107とから、ノイズを除
去してエッジに相当する前記入力映像信号の振幅の変化
量のみを検出する変化量検出手段が構成される。
【0029】108はコアリング回路107の出力信号
を入力とし所定の基準電圧119より大きい信号を出力
するMAX回路、110はMAX回路108の出力信号
を入力としクリップ動作をおこなうクリップ回路であ
る。MAX回路108とクリップ回路110とから基準
電圧119より大きい成分からなる信号を出力するスラ
イス手段が構成される。
【0030】109はコアリング回路107の出力信号
を入力とし所定の基準信号119より小さい信号を出力
するMIN回路、111はMIN回路109の出力信号
を入力としクリップ動作をおこなうクリップ回路であ
る。MIN回路109とクリップ回路111とから基準
信号119より小さい成分からなる信号を出力するリミ
ット手段が構成される。
【0031】112はクリップ回路110の出力信号を
入力とし波形の幅を広げる動作を行う第1の波形幅拡張
手段である波形幅拡張回路、113は波形幅拡張回路1
12とクリップ回路111の出力信号を入力とし引き算
を行う引き算回路、114は引き算回路113の出力信
号を入力とし波形の幅を広げる動作を行う第2の波形幅
拡張手段である波形幅拡張回路、115は波形幅拡張回
路114の出力信号と、ユーザにより外部から予め設定
される直流電圧である制御信号117とを加算する第2
の加算手段である加算回路である。116は入力映像信
号である輝度信号である。
【0032】なお、変化量検出手段とスライス手段とリ
ミット手段と第1及び第2の波形幅拡張と第2の加算手
段とから、ゲインコントロール回路103におけるゲイ
ンを設定するゲイン設定手段が構成される。
【0033】以上のように構成された輪郭補正回路につ
いて、以下図1、図2、図3を用いてその動作を説明す
る。
【0034】図2は本発明の第1の実施例の動作を説明
する概念図であり、図3は本発明構成中の波形幅拡張回
路112、114のブロック構成図と動作説明図を示す
ものである。図2(a)は入力輝度信号116であり、
はっきりしたエッジ部分に相当する振幅の変化が大きい
大コントラスト比信号とあまりはっきりしないエッジ部
分に相当する振幅の変化の小さい小コントラスト比信号
とノイズ信号とを含んでいる。
【0035】この信号116をハイパスフィルター回路
105に入力すると、図2(b)に示されるような輝度
信号の微分成分が得られる。図2(b)の信号を全波整
流回路106に通すと、図2(c)に示されるような図
2(b)の信号の絶対値が得られる。
【0036】図2(c)の信号をコアリング回路107
に入力すると図2(d)に示されるような信号が得られ
る。ノイズ信号は一般的に極めて小さい振幅を有するた
め、コアリングをかけるとノイズ成分を除去することが
できる。
【0037】MAX回路108は、コアリング回路10
7の出力信号と基準電圧119とのうち大きい方の信号
を出力するため、その出力信号は図2(e)に示され、
またMIN回路109は、コアリング回路107の出力
信号と基準電圧119とのうち小さい方の信号を出力す
るため、その出力信号は図2(f)に示される。
【0038】波形幅拡張回路112は、MAX回路10
8の出力信号をクリップ回路110に通すことで振幅レ
ベルを調整した信号を入力し、入力信号の波形幅を拡張
し出力する。そのブロック構成図を図3(a)に示す。
その構成は直列に接続された2つ以上の遅延回路(本実
施の形態では、第1の遅延回路120と第2の遅延回路
121)があり、それぞれの出力信号をMAX回路12
2に入力する構成となっている。MAX回路とは入力さ
れた信号のうちある時点において最も大きい振幅の信号
を選択し出力する回路であり、例えば図3(a)に示す
ブロック構成図の動作は図3(b)に示されるようにな
る。
【0039】この波形幅拡張回路112の出力波形は図
2(g)に示され、引き算回路113を通ることにより
図2(h)の波形を得る。次に、引き算回路113の出
力信号を波形幅拡張回路114に入力するとその出力波
形は図2(i)に示される。
【0040】ゲインコントロール回路103は、輪郭信
号生成回路102から出力される輪郭補正信号(図2
(j))に対して、図2(i)の信号に応じた振幅の制
御を行い、図2(k)に示される振幅制御された輪郭補
正信号を出力する。加算回路104は、遅延回路101
の出力信号に図2(k)の信号を加算し図2(l)に示
されるような輪郭補正された輝度信号118を出力す
る。
【0041】ここで注目すべき事は、図2(i)に示さ
れるように、大コントラスト比信号から得られる輪郭補
正信号に対するゲインは小さく設定され、小コントラス
ト比信号から得られる輪郭補正信号に対するゲインは大
きく設定され、さらにノイズ成分に対するゲインは0に
設定されていることである。
【0042】つまり、本発明のゲイン設定手段によれ
ば、従来の技術で問題のあった大コントラスト比信号と
小コントラスト比信号とが隣接している場合でも、波形
幅拡張回路112、114を用いることにより、各々の
信号に応じた制御電圧が出力され、この信号を使って輪
郭補正信号のレベルを制御すると、大コントラスト比信
号に対してはほとんど輪郭補正が行われず、小コントラ
スト比信号に対しては充分に輪郭補正が行われ、かつノ
イズに影響されることはない。
【0043】さらに、本実施の形態においては、波形幅
拡張回路114によって得られる信号を用いて輪郭補正
を行うため、大コントラスト比の信号と小コントラスト
比の信号とが隣接する場合でも、それぞれの信号成分に
対して所望の輪郭補正を行うことができる。
【0044】なお、加算回路115は、波形幅拡張回路
114の出力信号に制御信号117を加算することによ
り、輪郭補正信号に対するゲインに予め定められたオフ
セットを持たせている。従って、ユーザが、例えば可変
抵抗(不図示)を操作して制御信号117のDCレベル
を変化させると、輪郭補正信号に対するゲインを直接操
作することができる。これにより、ユーザの好みに合っ
た輪郭補正が可能となる。
【0045】上記のように、本実施の形態によれば、輪
郭補正回路においてノイズの影響を除去すると同時に、
エッジに相当する入力映像信号の振幅の変化が一定レベ
ル以上の場合には、その振幅変化に反比例した輪郭補正
を行い、さらには大コントラスト比の信号と小コントラ
スト比の信号とが隣接する場合でも、それぞれの信号成
分に対して所望の輪郭補正を行うことができる。
【0046】なお、本実施の形態において、ハイパスフ
ィルター回路105をバンドパスフィルター回路として
も同様の結果が得られる。また、波形幅拡張回路114
は図3において2つの遅延回路から構成されるとした
が、3つ以上の遅延回路から構成されても構わない。
【0047】さらに、本実施の形態では、2つの波形幅
拡張回路を有する構成としたが、波形幅拡張回路114
を除き、引き算回路113の出力を加算回路115に入
力する構成としても同様の効果が得られる。波形幅拡張
回路114を設けたのは、より精度の高い輪郭補正を行
うことができるからである。
【0048】(実施の形態2)以下、本発明の第2の実
施の形態を図4を用いて説明する。図4は、波形幅拡張
回路112及び波形幅拡張回路114の第2の構成を示
すブロック図である。
【0049】図4に示される波形幅拡張回路は、図3
(a)の構成に第3の遅延回路123とスイッチ回路1
24とを新たに設け、MAX回路122を4つの入力端
子を有するMAX回路125に置き換えた構成を有して
いる。
【0050】図4に示される波形幅拡張回路の動作を以
下に説明する。ユーザの操作によりスイッチ回路123
の接続が切り換わると、MAX回路122の1つの入力
端子がグランド126と接続され、第3の遅延回路12
3の出力信号がMAX回路122に供給されなくなる。
これにより波形幅拡張回路の出力信号の波形幅を調節で
き、ユーザの好みに合った輪郭補正を行うことができ
る。
【0051】なお、本実施の形態において、どちらか一
方の波形幅拡張回路を図3(a)に示される波形幅拡張
回路に置き換えても同様の効果が得られる。また、図4
に示される波形幅拡張回路において、別のスイッチ回路
がスイッチ回路124と同様にMAX回路125の別の
入力端子に接続されていれば、波形幅の調節をさらに柔
軟に行うことができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の実
施の形態に係る輪郭補正回路によれば、輪郭補正回路に
おいてノイズの影響を除去すると同時に、エッジに相当
する入力映像信号の振幅の変化が一定レベル以上の場合
には、その振幅変化に反比例した輪郭補正を行い、さら
には大コントラスト比の信号と小コントラスト比の信号
とが隣接する場合でも、それぞれの信号成分に対して所
望の輪郭補正を行うことができる。
【0053】また、本発明の第2の実施の形態に係る輪
郭補正回路によれば、ユーザの好みに合った輪郭補正を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による輪郭補正回路
のブロック構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態による輪郭補正回路
の動作説明図
【図3】本発明の第1の実施の形態による波形幅拡張回
路のブロック構成図と動作説明図
【図4】本発明の第2の実施の形態による波形幅拡張回
路のブロック構成図
【図5】従来の輪郭補正回路のブロック構成図
【図6】従来の輪郭補正回路の動作説明図
【符号の説明】
101、120、121、123 遅延回路 102 輪郭信号生成回路 103 ゲインコントロール回路 104、115 加算回路 105 ハイパスフィルター回路 106 全波整流回路 107 コアリング回路 108、122、125 MAX回路 109 MIN回路 110、111 クリップ回路 112、114 波形幅拡張回路 113 引き算回路 116 入力輝度信号 117 制御信号 118 出力輝度信号 119 基準電圧 124 スイッチ回路 126 グランド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号を遅延させる映像信号遅延
    手段と、前記入力映像信号から輪郭補正信号を生成する
    輪郭信号生成手段と、前記輪郭補正信号の振幅を制御す
    るゲインコントロール手段と、前記入力映像信号から前
    記ゲインコントロール手段におけるゲインを設定するゲ
    イン設定手段と、前記映像信号遅延手段の出力信号と前
    記ゲインコントロール手段の出力信号とを加算する第1
    の加算回路とを有する輪郭補正回路であって、 前記ゲイン設定手段は、エッジに相当する前記入力映像
    信号の振幅の変化量を検出する変化量検出手段と、前記
    変化量の内の基準電圧以上の成分からなる信号を出力す
    るスライス手段と、前記スライス手段の出力信号の波形
    幅を拡張させ出力する第1の波形幅拡張手段と、前記変
    化量の内の前記基準電圧以下の成分からなる信号を出力
    するリミット手段と、前記リミット手段の出力信号から
    前記第1の波形拡張手段の出力信号を引き算し前記ゲイ
    ンとして出力する引き算手段とを具備することを特徴と
    する輪郭補正回路。
  2. 【請求項2】 前記ゲイン設定手段は、前記引き算手段
    の出力信号の波形幅を拡張させ前記ゲインとして出力す
    る第2の波形幅拡張手段をさらに具備することを特徴と
    する請求項1記載の輪郭補正回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の波形幅拡張手段は、出力信号
    の波形幅が可変であることを特徴とする請求項1記載の
    輪郭補正回路。
  4. 【請求項4】 前記第2の波形幅拡張手段は、出力信号
    の波形幅が可変であることを特徴とする請求項2記載の
    輪郭補正回路。
  5. 【請求項5】 前記第1の波形幅拡張手段は、直列に接
    続された複数の遅延手段と、前記複数の遅延手段の各出
    力信号を入力し、ある時点における最大の信号を選択し
    出力するMAX手段とを具備することを特徴とする請求
    項1記載の輪郭補正回路。
  6. 【請求項6】 前記第2の波形幅拡張手段は、直列に接
    続された複数の遅延手段と、前記複数の遅延手段の各出
    力信号を入力し、ある時点における最大の信号を選択し
    出力するMAX手段とを具備することを特徴とする請求
    項2記載の輪郭補正回路。
  7. 【請求項7】 前記第1の波形幅拡張手段は、直列に接
    続された複数の遅延手段と、前記複数の遅延手段の少な
    くとも1つの出力端子との接続をグランドとの接続に切
    り換えるスイッチ手段と、前記複数の遅延手段の内前記
    スイッチ手段とは接続されない遅延手段の出力信号と前
    記スイッチ手段の出力信号とを入力し、ある時点におけ
    る最大の信号を選択し出力するMAX手段とを具備する
    ことを特徴とする請求項3記載の輪郭補正回路。
  8. 【請求項8】 前記第2の波形幅拡張手段は、直列に接
    続された複数の遅延手段と、前記複数の遅延手段の少な
    くとも1つの出力端子との接続をグランドとの接続に切
    り換えるスイッチ手段と、前記複数の遅延手段の内前記
    スイッチ手段とは接続されない遅延手段の出力信号と前
    記スイッチ手段の出力信号とを入力し、ある時点におけ
    る最大の信号を選択し出力するMAX手段とを具備する
    ことを特徴とする請求項4記載の輪郭補正回路。
  9. 【請求項9】 前記ゲイン設定手段は、予め定められた
    制御信号と前記ゲインとを加算し前記ゲインとして出力
    する第2の加算回路を具備することを特徴とする請求項
    1から8のいずれか記載の輪郭補正回路。
  10. 【請求項10】 前記入力映像信号は、輝度信号である
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか記載の輪郭
    補正回路。
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