JPH11284820A - 画像取込装置およびその動作制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要なときにリプリント用に画像データを記
憶する。 【構成】 写真原稿の画像を表す画像データを取り込
み，取り込んだ画像データによって表される画像をプリ
ントする。プリントしたあとに再びその画像をプリント
する場合にはそのリプリントのための指令を与え（ステ
ップ42）指令に応じて，取り込んだ画像データをリプリ
ント用メモリに一時記憶する。リプリントする場合に
は，リプリント画像メモリに記憶されているリプリント
画像データを読み出し，リプリントする（ステップ5
1）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【技術分野】この発明は，画像データを取り込む画像取
込装置およびその動作制御方法に関する。

【０００２】

【発明の背景】ディジタル処理技術の発達によりディジ
タル画像データを取り込み，取り込んだディジタル画像
データによって表される画像を表示し，かつ印刷するこ
とができる画像処理装置が実用化されている。

【０００３】このような画像処理装置においては，取り
込まれた画像データによって表される画像を表示し，か
つ印刷したあとに再びその印刷した画像を印刷すること
が考えられる。再印刷するためには取り込んだ画像デー
タを一時記憶する必要がある。再印刷のために，一時記
憶した画像データを再び読み出し，読み出された画像デ
ータによって表される画像を印刷する。

【０００４】しかしながら，常に画像データを一時記憶
しておくと，その後に画像処理装置を使用したユーザ
に，一時記憶している画像データが読み出されてしまう
おそれがある。

【０００５】

【発明の開示】この発明は，再び印刷するために取り込
んだ画像データを必要に応じて一時記憶できるようにす
ることを目的とする。

【０００６】この発明による画像取込装置は，一駒の画
像を表す画像データを取り込む画像データ取込手段，上
記画像データ取込手段によって取り込まれた画像データ
によって表される画像を表示画面上に表示するように表
示装置を制御する表示制御手段，出力指令を入力する出
力指令入力手段，上記出力指令入力手段から入力された
出力指令に応答して上記画像データ取込手段によって取
り込まれた画像データを出力する画像データ出力手段，
一時記憶指令を入力する一時記憶指令入力手段，上記一
時記憶指令入力手段から入力された一時記憶指令に応答
して上記画像データ取込手段によって取り込まれた画像
データを一時記憶する一時記憶手段，再出力指令を入力
する再出力指令入力手段，および上記再出力指令入力手
段から入力された再出力指令に応答して上記画像データ
一時記憶手段に一時記憶されている画像データを再出力
する画像データ再出力手段を備えていることを特徴とす
る。

【０００７】この発明は上記画像取込装置に適した動作
制御方法も提供している。すなわち，一駒の画像を表す
画像データを取り込み，取り込んだ画像データによって
表される画像を表示画面上に表示するように表示装置を
制御し，出力指令が与えられたことに応じて取り込まれ
た画像データを出力し，一時記憶指令が与えられたこと
に応じて取り込まれた画像データを一時記憶し，再出力
指令が与えられたことに応じて一時記憶された画像デー
タを出力するものである。

【０００８】この発明によると，取り込まれた画像デー
タによって表される画像が表示装置の表示画面上に表示
される。また，出力指令に応じて，取り込まれた画像デ
ータが出力される。一時記憶指令が与えられると，取り
込まれた画像データが一時記憶される。再出力指令が与
えられると，一時記憶されている画像データが再び読み
出され，再び出力される。

【０００９】この発明によると，一時記憶指令が与えら
れたときに取り込まれた画像データが一時記憶される。
再出力が必要なときのみ一時記憶指令を与え，取り込ま
れた画像データを一時記憶することができる。再出力指
令が与えられると一時記憶されている画像データを再出
力できるので，一度出力した画像データを再び出力する
ことができる。

【００１０】消去指令が与えられると，与えられた消去
指令に応じて，一時記憶した画像データが消去される。

【００１１】画像取込装置を利用したユーザは，取り込
まれた画像データを他人が出力することを望まない場合
は消去指令を与える。この消去指令に応じて画像取込装
置に取り込まれた画像データが消去されるので，他人が
画像データを出力することを未然に防止できる。

【００１２】出力指令に応じて出力される画像データお
よび再出力指令に応じて出力される画像データは，たと
えば印刷装置に与えられ，画像データによって表される
画像が印刷される。この印刷装置は，画像取込装置に内
蔵してもよい。

【００１３】上記画像データ一時記憶手段は，複数駒の
画像を表す画像データを記憶できるものでもよい。上記
画像データ一時記憶手段に一時記憶されている画像デー
タによって表わされる複数駒の画像のうち再出力すべき
画像を表す画像データを指定する指定手段をさらに備
え，上記再出力手段が，再出力指令に応答して，上記指
定手段により指定された画像を表す画像データを上記画
像データ一時記憶手段から読み出して再び出力するよう
にしてもよい。

【００１４】複数の駒のうち，所望の駒を表す画像デー
タを出力することができる。

【００１５】また，上記画像データ取込手段による画像
データの取り込みに関する操作を行ったユーザと，上記
再出力指令入力手段により再出力指令の入力を行ったユ
ーザとが異なっているかどうかを判定する判定手段をさ
らに備え，上記画像データ消去手段が，上記判定手段に
よりユーザが異なっていると判定されたことにより上記
画像データ一時記憶手段に記憶されている画像データを
消去するようにしてもよい。

【００１６】画像取込装置のユーザが変わると画像取込
装置に一時記憶している画像データが消去されるので，
他人により画像データが出力されることを防止できる。

【００１７】また，出力すべき画像データのデータ量に
応じた画像データ出力料金を受領する出力料金受領手
段，上記画像データ出力手段から画像データが出力され
たことにより，または上画像データ再出力手段から画像
データが再出力されたことにより，出力した画像データ
のデータ量に応じた料金を，上記出力料金受領手段によ
り受領した画像データ出力料金から差し引く料金精算手
段，および上記料金精算手段により算出された料金の残
金が，上記画像データ出力手段から出力される画像デー
タの出力料金または上記画像データ再出力手段から出力
される画像データの出力料金よりも少ないかどうかを判
定する料金判定手段をさらに備え，上記画像データ消去
手段が，上記料金判定手段により，上記残金が上記出力
料金よりも少ないと判定されたときに上記画像データ一
時記憶手段に一時記憶されている画像データを消去する
ようにしてもよい。

【００１８】画像データの出力料金が不足したときには
画像取込装置のユーザが変わることがある。画像データ
の出力料金が不足したことにより一時記憶されている画
像データが消去されるので，取り込んだ画像データを他
人により出力されることを防止できる。

【００１９】さらに，上記画像データ取込手段による画
像データ取込処理の開始から計時を開始するタイマ，お
よび上記タイマが一定時間を計時したかどうかを判定す
る経過時間判定手段をさらに備え，上記画像データ消去
手段が，上記経過時間判定手段が一定時間を計時したと
判定したことに応じて上記画像データ一時記憶手段に一
時記憶されている画像データを消去するようにしてもよ
い。

【００２０】一定時間が経過したときにはユーザが変わ
っているおそれがある。一定時間を経過することによ
り，一時記憶されている画像データが消去されるので，
取り込んだ画像データが他人によって出力されるおそれ
がない。

【００２１】また，上記画像データ一時記憶手段に一時
記憶されている画像データについて固有のパスワードを
付与しておき，パスワードを入力するパスワード入力手
段，および上記パスワード入力手段により入力されたパ
スワードと再出力すべき画像データに付与されているパ
スワードとが一致しているかどうかを判定するパスワー
ド判定手段をさらに備え，上記画像データ再出力装置
が，上記パスワード判定手段によりパスワードが一致し
ていると判定されたことにより上記再出力指令入力手段
から入力された再出力指令に応答して上記画像データ一
時記憶手段に一時記憶されている画像データを再出力す
るようにしてもよい。

【００２２】正当な再出力指令を入力できるユーザかど
うかを確認できるので，正当なユーザのみが一時記憶し
た画像データを出力でき，正当権限のないユーザが一時
記憶した画像データを出力することを未然に防止でき
る。

【００２３】さらに，上記画像データ一時記憶手段が，
上記画像データ取込手段から新しい画像データが取り込
まれたことにより，上記画像データ一時記憶手段に一時
記憶されている画像データを取り込まれた新しい画像デ
ータに更新するようにしてもよい。

【００２４】

【実施例の説明】図１は画像取込装置の外観を示してい
る。図２は，画像取込装置の電気的構成を示すブロック
図である。

【００２５】画像取込装置の前面の上方には読み取られ
た画像，その他の情報が表示される表示装置５が設けら
れている。この表示装置11の右側には，画像取込装置の
ユーザに操作ガイダンスを音声出力するためのスピーカ
30が配置されている。

【００２６】画像取込装置には画像を読み込む装置とし
てＦＤドライブ14，フラット・ベッド・スキャナ20，メ
モリ・カード・リーダ23およびフィルム・スキャナ24が
設けられている。また，ＺＩＰ19などのような大容量型
の記憶媒体に記録された画像を読み取る装置を設けても
よい。表示装置５の下方には，ＦＤ（フロッピィ・ディ
スク）をＦＤドライブに挿入するためのＦＤドライブ挿
入口31が設けられている。また，ＦＤドライブ挿入口の
下方には，メモリ・カードの挿入口32が設けられてい
る。さらに，画像取込装置の前面のほぼ中央部には，フ
ラット・ベッドが水平に設けられたフラット・ベッド・
スキャナ20が配置されている。さらに，フラット・ベッ
ド・スキャナ20の右側にはフィルムの挿入口33が形成さ
れている。

【００２７】フラット・ベッド・スキャナ20の下方に
は，画像取込装置の使用料をユーザが支払うためのコイ
ン投入口36Ａおよびコイン投入口36Ａに投入されたコイ
ンを返却するときに操作される返却つまみ36Ｂが形成さ
れている。返却されたコインは，画像取込装置の下方に
形成されたコイン返却口37から排出される。

【００２８】画像取込装置の下方右側にはプリント排出
口34および35が形成されている。これらのプリント排出
口34および35から画像取込装置に取り込まれた画像をプ
リントしたものが排出される。この画像取込装置には２
台のプリンタ21および22が備えられており，同時に２枚
の用紙に画像を印刷して排出することができる。プリン
タは１台でもよいのはいうまでもない。

【００２９】主として図２を参照して，画像取込装置の
全体の動作はＭＰＵ１によって統括される。

【００３０】ＭＰＵ１にはタイマ２が接続されており，
このタイマ２によって時間が計測される。

【００３１】表示装置５の表示画面上にはタッチパネル
４が形成されている。このタッチパネル４上の所定の領
域をタッチしたことを示す信号は，タッチパネル・イン
ターフェイス６に入力する。表示装置５は，ビデオ・イ
ンターフェイス７と接続されている。

【００３２】画像取込装置には，データを一時格納する
ＲＡＭ３，画像データを一時格納する画像メモリ８，Ｓ
ＣＳＩ（Small Computer System Interface ）９，ハー
ドディスク・ドライブ15およびリプリント用メモリ10が
含まれている。リプリント用メモリ10は，取り込んだ画
像を表す画像データをリプリントのために一時記憶する
ものである。この実施例による画像取込装置では３駒分
の画像データをリプリント用メモリ10に一時記憶するこ
とができ，そのためにそれぞれが11駒分の画像データを
記憶できる３つの領域が形成されている（第１のメモリ
領域11，第２のメモリ領域12および第３のメモリ領域1
3）。

【００３３】画像取込装置にはコイン・マシン18が含ま
れている。このコイン・マシン18はシリアル・インター
フェイス17と接続されている。

【００３４】さらに，画像取込装置には各種センサ類
（光センサ25，超音波センサ26，フット・スイッチ27な
ど）を備えることができる。センサ類からの出力信号を
入力するためのセンサ・インターフェイス16が備えられ
ている。これらのセンサ類は，画像取込装置のユーザが
交替したかどうかを検出するためのものである。

【００３５】図３は，リプリント用メモリ10の第１のメ
モリ領域の構造を示している。第２のメモリ領域および
第３のメモリ領域の構造も第１のメモリ領域の構造と同
じ構造である。

【００３６】第１のメモリ領域には，リプリント情報記
憶領域とリプリント画像データ記憶領域とが含まれてい
る。

【００３７】リプリント情報記憶領域には，リプリント
用の画像データをリプリント・メモリ10の記憶領域に記
憶するときに付与される固有のリプリント・コードを記
憶する領域，このメモリ記憶領域にアクセスすることを
禁止するアクセス禁止フラグを記憶する領域，このメモ
リ記憶領域にリプリント用画像データを記憶した日時を
記憶する領域，リプリント用画像データ記憶領域に記憶
されているリプリント用画像データを一定期間後に消去
するための消去期限を示すデータを記憶する領域，パス
ワード記憶領域およびユーザ固有のコードを記憶する領
域がある。

【００３８】リプリント画像データ記憶領域にはリプリ
ントのために，取り込んだ画像データが記憶される。リ
プリント画像データ記憶領域には表示装置11の表示画面
に表示される表示用の比較的低解像度の画像データと，
プリント間の比較的高解像度の画像データが記憶され
る。表示用の画像データは，取り込んだ画像データをた
とえばＭＰＵ１によって間引きすることにより作成でき
る。

【００３９】図４から図６は，この実施例による画像取
込装置による画像取込の処理手順を示すフローチャート
である。図７から図11は，画像取込装置に含まれる表示
装置５の表示画面上に表示される画面の一例である。

【００４０】この実施例による画像取込装置は，ユーザ
が持参した媒体に表されている画像を取り込んでプリン
トして出力するものである。ここでは写真原稿を持参
し，プリントする場合について説明する。もちろん，Ｆ
Ｄに記憶された画像データによって表される画像，メモ
リ・カードに記憶された画像データによって表される画
像，フィルムに表された画像その他の媒体に記録されて
いる画像をプリントすることが可能であり，それぞれの
媒体に応じた読み込み装置14，23，24などがユーザによ
って選択される。

【００４１】ユーザによってコイン投入口26Ａから画像
取込装置の使用料のコインが投入されると，表示装置５
には図７に示す原稿サイズ選択画面が表示される（ステ
ップ41）。この原稿サイズ表示画面にはメイン表示領域
Ａ１が含まれている。メイン表示領域Ａ１に複数の異な
る大きさの画像が表示されている。ユーザは，持参した
写真原稿の大きさに対応した画像上をタッチする。

【００４２】原稿サイズ選択画面には領域Ａ２およびＡ
３も含まれている。領域Ａ２は後に詳述するようにリプ
リント（画像取込装置に取り込んだ画像を一度プリント
した後に再びプリントすること）を行うときに，ユーザ
によってタッチされる領域である。領域Ａ３は，画像取
込装置の操作方法が分からなくなったときにユーザによ
ってタッチされる領域である。

【００４３】ユーザによってメイン表示領域Ａ１に表示
されている画像の中のいずれかの画像がタッチされ，リ
プリント領域Ａ２がタッチされなければ（ステップ42で
NO），新規の画像取り込みなので表示装置５の表示画面
は図８に示す出力レイアウト選択画面に切り替わる（ス
テップ43）。

【００４４】出力レイアウト選択画面にはそのメイン表
示領域Ａ１にレイアウトの異なる複数の画像が表示され
ている。プリントする画像のレイアウトに対応するレイ
アウトの画像がユーザによってタッチされる。これによ
りレイアウトの選択が行われる（ステップ43）。出力レ
イアウト選択画面には，前の画面に戻るときにタッチさ
れる領域Ａ４および画像取込装置を用いた処理をやめる
ときにタッチされる領域Ａ５も含まれている。

【００４５】原稿の大きさおよびプリントする画像のレ
イアウトの選択が終わると，表示装置５の表示画面には
フラットベッド・スキャナ20への原稿の置き方を示す画
面が現れ，この画面にしたがってユーザは写真原稿をフ
ラットベッド上に置く。フラットベッド上に写真原稿が
置かれると，写真原稿の画像を表す画像データが取り込
まれ，取り込まれた画像データはＭＰＵ１に入力する
（ステップ44）。

【００４６】写真原稿の画像を表す画像データを取り込
んでいるときには表示装置５の表示画面上には画像の取
込中であることをユーザに知らせる画面が表示される。
また，画像の取り込みに先立ち他人が著作権を有してい
る原稿の画像を表す画像データを画像取込装置に取り込
む場合には著作権者の許可が必要である旨の注意が表示
される。

【００４７】写真原稿の画像を表す画像データが画像取
込装置に取り込まれると，取り込んだ画像データによっ
て表される画像が表示装置５の表示画面上に表示され
る。写真原稿の画像が表示装置５の表示画面上に表示さ
れると，ユーザによって画像の回転，拡大，縮小，位置
合わせなどの画像の編集，加工の処理が行われる（ステ
ップ45）。これらの画像の編集，加工の処理はＭＰＵ１
によって行われる。

【００４８】画像の編集，加工処理が終了すると，表示
装置５の表示画面上には図９に示すプリント枚数入力画
面が表示される（ステップ46）。プリント枚数入力画面
のメイン表示領域Ａ１に，プリント枚数を表示する領域
Ａ13，プリント枚数をインクレメントするときにユーザ
によってタッチされる領域Ａ11，プリント枚数をデクレ
メントするときにユーザによってタッチされる領域Ａ12
および編集および加工処理後の写真原稿の画像を表示す
る領域Ａ14が表示されている。

【００４９】ユーザは，領域Ａ14に表示されている画像
を確認しながら，インクレメント領域Ａ11およびデクレ
メント領域Ａ12上をタッチしてプリント枚数を入力す
る。このようにして入力されたプリント枚数が領域Ａ13
に表示される。

【００５０】プリント枚数入力画面にはプリントする画
像を修正するときにユーザによってタッチされる領域Ａ
６，プリントする画像のレイアウトを変更するときにユ
ーザによってタッチされる領域Ａ７および領域Ａ14に表
示されている画像をプリントするときにユーザによって
タッチされる領域Ａ８も含まれている。

【００５１】ユーザによってプリント枚数が入力され，
その後領域Ａ８がタッチされると，ＭＰＵ１によって編
集，加工された画像データがプリント・データとして画
像メモリ１に一時記憶される（ステップ47）。プリント
・データが作成されると，作成されたプリント・データ
がスキャナ21に与えられ，プリントされる（ステップ4
8）。スキャナ21を用いたプリント中にはプリント中で
あることを示す画面が表示装置５に表示される。スキャ
ナ21により原稿表す画像がプリントされると，プリント
排出口34から排出される。もっとも２つのプリンタ21お
よび22を用いて同時に行ってもよい。

【００５２】原稿の画像がプリントされると，つづいて
リプリント登録制御処理が実行される（ステップ49）。
このリプリント登録制御処理については後述する。

【００５３】図７に示す原稿サイズ選択画面においてユ
ーザによって領域Ａ２がタッチされると（ステップ42で
YES ），リプリント画像の選択処理が行われる（ステッ
プ50）。このリプリント選択処理についても後述する。

【００５４】リプリント選択処理においてリプリント画
像が選択されると，その画像が再びプリント（リプリン
ト）される（ステップ51）。

【００５５】図５は，リプリント登録制御処理（図４ス
テップ49の処理）の処理手順を示すフローチャートであ
る。

【００５６】リプリント登録制御処理は，上述のように
して取り込まれた画像データによって表される画像をプ
リントしたあとに再びその画像をプリントするために画
像データをリプリント用メモリ10に記憶させる処理であ
る。

【００５７】上述のように図９に示すプリント枚数入力
画面が表示され，その後実行されるプリント処理が終了
すると，表示装置５の表示画面上には図10に示すリプリ
ント選択画面が表示される。リプリント選択画面には，
読み取った画像を再度プリントするかどうかの案内が表
示される。このリプリント選択画面にはリプリントする
ときにユーザによってタッチされる領域Ａ21およびリプ
リントしないときにユーザによってタッチされる領域Ａ
22が含まれている。

【００５８】領域Ａ21がユーザによってタッチされる
と，リプリントのための画像データの登録と判断されリ
プリントメモリ１への画像データの登録処理に移行する
（ステップ61，ステップ62でYES ）。

【００５９】リプリント用メモリ10には上述のように第
１の記憶領域11，第２の記憶領域12および第３の記憶領
域13が含まれている。新しく登録される画像データデー
タは第１の記憶領域11に記憶される。新しく登録される
画像データが第１の記憶領域に記憶されることにともな
い，第１の記憶領域に記憶されていた画像データは第２
の記憶領域に転送され，第２の記憶領域に記憶されてい
た画像データは第３の記憶領域に転送される。第３の記
憶領域に記憶されていた画像データは消去される。

【００６０】このために第３の記憶領域13に記憶されて
いる画像データが消去される（ステップ63）。次に第２
の記憶領域に記憶されている画像データが第３の記憶領
域に転送される（ステップ64）。また，第１の記憶領域
に記憶されている画像データが第２の記憶領域に転送さ
れる（ステップ65）。さらに，読み取られた画像データ
が画像メモリ８からリプリント用メモリ10の第１の記憶
領域に転送させられる（ステップ66）。以上の処理によ
りフラットベッド・スキャナ20によって読み取られた写
真原稿の画像を表す画像データがリプリント用メモリ10
の第１の記憶領域に記憶される。

【００６１】リプリントが必要なときにのみ取り込んだ
画像データをリプリント用メモリ10に記憶し，リプリン
トが不要なときには取り込んだ画像データをリプリント
用メモリ10に記憶しないようにできる。

【００６２】図６は，リプリント画像の選択（図４ステ
ップ50の処理）の処理手順を示すフローチャートであ
る。

【００６３】上述のように図７に示す画面において領域
Ａ２がユーザによってタッチされることによりリプリン
ト画像選択処理に移行する。すると，リプリント・メモ
リ10の第１の記憶領域11，第２の記憶領域12および第３
の記憶領域13のリプリント・コードを参照して，第１の
記憶領域11，第２の記憶領域12および第３の記憶領域の
リプリント情報記憶領域のアクセス禁止フラグがチェッ
クされる。アクセス禁止フラグがセットされていると，
アクセス禁止フラグがセットされている記憶領域のリプ
リント画像データはその読み出しが禁止される。アクセ
ス禁止フラグがリセットされている記憶領域の表示用の
リプリント画像データが記憶領域から読み出され，表示
用のリプリント画像データによって表される画像が表示
装置11の表示画面に表示される（ステップ71）。

【００６４】つづいて，表示装置５の表示画面上には図
11に示すリプリント画像選択画面が表示される（ステッ
プ71）。

【００６５】リプリント画像選択画面には，プリント枚
数入力画面（図９参照）と同様に，リプリント枚数を表
示する領域Ａ13，リプリント枚数をインクレメントする
ときにユーザによってタッチされる領域Ａ11およびリプ
リント枚数をデクレメントするときにユーザによってタ
ッチされる領域Ａ12が含まれている。

【００６６】リプリント画像選択画面には，さらに，リ
プリント画像を選択するときにユーザによってタッチさ
れる領域Ａ31，Ａ32およびＡ33ならびにリプリントする
画像を表示する領域Ａ14が含まれている。この実施例で
はリプリント・メモリ10には第１の記憶領域11，第２の
記憶領域12および第３の記憶領域13が含まれており，こ
のリプリント・メモリ10には最大３駒分の画像を表す画
像データがリプリントのために記憶させることが可能で
あるから，領域Ａ34，Ａ32およびＡ33も第１の記憶領域
11，第２の記憶領域12および第３の記憶領域13に対応し
て設けられている。

【００６７】領域Ａ31をユーザがタッチすることによ
り，第１の記憶領域11に記憶されている画像データによ
って表される画像がリプリント画像表示領域Ａ14に表示
される。領域Ａ31をユーザかタッチすることにより，第
２の記憶領域12に記憶されている画像データによって表
される画像がリプリント画像表示領域Ａ14に表示され
る。領域Ａ33をユーザがタッチすることにより，第３の
記憶領域に記憶されている画像データによって表される
画像がリプリント画像表示領域Ａ14に表示される（ステ
ップ72，73）。

【００６８】選択されたリプリント画像は上記のように
領域Ａ８がユーザによってタッチされることにより入力
された枚数分の画像がプリンタ21によってプリントされ
る。

【００６９】ユーザによってリプリント画像データの登
録制御処理が行われなければ，リプリント用メモリ10の
記憶領域11から13にリプリント画像データが記憶されな
い。図11に示す画面を表示装置５に表示させて，他人の
リプリント画像データを読み出し表示したり，プリント
することを未然に防止できる。

【００７０】好ましくは，消去指令を入力するスイッチ
等を設ける。このスイッチ等から消去指令が入力された
ときにはリプリント用メモリ10にリプリント画像データ
を記憶させたユーザが画像取込装置の使用を終了したと
きに，リプリント用メモリ10に記憶したリプリント画像
データを消去する。これによりリプリント用メモリ10に
記憶したリプリント画像データを他人が読み出して表
示，印刷することを未然に防止できる。

【００７１】図12は，リプリント画像データ登録処理
（図４ステップ49の処理）の処理手順を示すフローチャ
ートである。

【００７２】この図において，図５に示す処理と同じ処
理については同じ符号を付して説明を省略する。

【００７３】図５に示す処理では，リプリント画像デー
タの記憶処理を行うかどうかを判断したあとにステップ
63からステップ66の処理を行っているが，図12に示す処
理では，リプリントの登録の入力（図10領域Ａ21へのタ
ッチ）または非登録の入力（図10領域Ａ22へのタッチ）
があるとそのあとすぐに第３の記憶領域13に記憶されて
いる画像データの消去処理（ステップ63），第２の記憶
領域12に記憶されている画像データの第３の記憶領域へ
の転送処理（ステップ64），第１の記憶領域11に記憶さ
れている画像データの第２の記憶領域への転送処理（ス
テップ65）が行われる。

【００７４】その後，リプリント画像データの記憶処理
であれば取り込まれた画像データを第１の記憶領域11に
記憶し，リプリント画像データの記憶処理でなければ第
１の記憶領域11に記憶されてい画像データは消去される
（ステップ67）。

【００７５】図13は，リプリント画像データ登録処理
（図４ステップ49の処理）の他の処理手順を示すフロー
チャートである。

【００７６】この図においても図５に示す処理と同じ処
理については同じ符号を付して説明を省略する。

【００７７】図13に示す処理においては画像取込装置に
取り込んだ画像データをリプリント・メモリ10に記憶さ
せたあとにユーザにパスワードを入力させている（ステ
ップ６８）。入力したパスワードは記憶領域の中のリプ
リント情報記憶領域のパスワード記憶領域に記憶される
（ステップ69）。パスワードを入力するときには，表示
装置11の表示画面にパスワード入力画面が現れ，その現
れたパスワード入力画面を用いてパスワードを入力する
のはいうまでもない。

【００７８】リプリント用メモリ10に画像データを記憶
させるときにパスワードをユーザに入力させているの
で，リプリント用メモリ10からリプリント画像データを
読み出すときにユーザにパスワードを入力させることに
より正当なユーザのみリプリント画像データの読み出し
を許可し表示，プリントを認めることができる（後述の
図16参照）。

【００７９】図14は，リプリント画像データ登録処理
（図４ステップ49の処理）の他の処理手順を示すフロー
チャートである。

【００８０】この処理においては，図12に示す処理と同
様にステップ63から65の処理を行ったあとに登録処理か
どうかを判断し，登録処理であれば取り込んだ画像デー
タをリプリント用メモリ10の記憶領域に記憶させてい
る。図14に示す処理ではさらに，ユーザにパスワードを
入力させ，入力させたパスワードをリプリント用メモリ
10の対応する記憶領域に記憶させている。図14に示すこ
の処理においてもリプリントするときにユーザにパスワ
ードを入力させることにより正当なユーザのみにリプリ
ントさせることができる。

【００８１】図15は，リプリント画像データ登録処理
（図４ステップ49の処理）のさらに他の処理手順を示す
フローチャートである。

【００８２】図５に示すリプリント画像登録処理におい
てはユーザの登録の設定（図10に示すリプリント画像登
録選択画面上の領域Ａ21がタッチされること）が行われ
たことにより，取り込んだ画像データをリプリント用メ
モリ10の記憶領域に記憶しているが，図15に示す処理で
はユーザによるリプリント画像データの登録の設定によ
らずに取り込んだ画像データをリプリント用メモリ10の
記憶領域に記憶している（ステップ63〜66）。

【００８３】このように取り込んだ画像データを常にリ
プリント用メモリ10の記憶領域に記憶するようにもよ
い。もっともこの場合には，取り込んだ画像データはリ
プリント・メモリ10の記憶領域に記憶されていることを
ユーザに知らせるようにすることが好ましい。取り込ん
だ画像データがリプリント・メモリ10の記憶領域に記憶
されていることを知ったユーザは，記憶されている画像
データによって表される画像を他人に見られたくない場
合はその記憶されている画像データを消去することも可
能となる。

【００８４】図16はリプリント画像の選択の処理（図４
ステップ50の処理）手順を示すフローチャートである。

【００８５】この図において，図６に示す処理と同じ処
理については同じ符号を付して説明を省略する。

【００８６】この処理においては，リプリントする画像
に対応する領域Ａ21からＡ23がユーザによってタッチさ
れるとタッチした領域によって特定されるリプリント用
メモリ10の記憶領域に記憶されているパスワードが読み
取られる（ステップ76）。読み取られたパスワードと入
力されたパスワードとが一致するかどうかが判断される
（ステップ77）。

【００８７】パスワードが一致すればリプリント画像を
選択したユーザは正当なユーザであるとしてユーザがタ
ッチした領域に対応した記憶領域からリプリント画像デ
ータが読み出される（ステップ14）。読み出されたリプ
リント画像データによって表される画像がプリントされ
る。

【００８８】図17は，画像取込装置による画像の取込の
処理手順を示すフローチャートである。この図において
図４に示す処理と同じ処理については同一符号を付して
説明を省略する。

【００８９】画像取込装置は，画像をプリントするごと
に料金が必要である。図17に示す処理ではプリント処理
が行われたことによりコイン投入口36Ａから投入された
コインからプリント代金が差し引かれる（ステップ83，
84）。差し引かれたプリント代金の残金が算出され，算
出された残金がプリントの代金よりも少なくなった場合
には（ステップ81でＮＯ），リプリント・メモリ10に記
憶されているリプリント画像データが消去される（ステ
ップ82 ）。

【００９０】コイン投入口36Ａから投入されたコインの
残金がプリントできなくなった場合には，画像取込装置
のユーザは画像取込処理を終了することがあり得る。画
像取込装置における画像取込処理が終了すると，ユーザ
が変わるおそれがあり，ユーザが変わったことにより，
リプリント画像データによって表される画像が他人に見
られるおそれがある。

【００９１】この実施例では，残金がプリントできない
程度になったらリプリント・メモリ10に記憶されている
画像データが消去されるので，リプリント画像データに
よって表される画像が他人に見られることを防止でき
る。

【００９２】リプリント画像データの消去処理（ステッ
プ82の処理）は，図18ステップ91〜93に示すようにリプ
リント・メモリ10の第１の記憶領域11，第２の記憶領域
12および第３の記憶領域13に記憶されている画像データ
を消去すればよい。

【００９３】図19は，画像取込装置における画像取込処
理の他の処理手順を示すもので，フローチャートの一部
を示している。

【００９４】この処理においては，原稿サイズ選択画面
（図７参照）における原稿サイズの選択が行われたとき
からタイマ２によって時間の計測が開始する。タイマ２
が一定時間を計時するまでの間に再び現行サイズ選択画
面上における何らかの操作がされると，ステップ42以降
の処理に進む。タイマ２が一定時間を計時しても何も操
作されないと（ステップ95でＮＯ）画像取込装置のユー
ザは処理を終了して画像取込装置から離れたと考えられ
る。したがって，リプリント・メモリ10の記憶領域に記
憶されているリプリント画像データが消去される（ステ
ップ92）。

【００９５】リプリント画像データが消去されるので，
他人にリプリント画像データによって表される画像を無
断で見られるおそれがない。

【００９６】図20は，画像取込装置における画像取込処
理の他の処理手順を示すフローチャートの一部である。

【００９７】この処理においてはユーザが交代したかど
うかを検出する（ステップ96）。ユーザ交代の検出は，
上述のように光センサ25，超音波センサ26またはフット
・スイッチ27を，画像取込装置に備えることにより容易
に実現できる。

【００９８】ユーザが交代したことを検出することによ
り（ステップ96でＹＥＳ），リプリント・メモリ10の記
憶領域に記憶されている画像データを消去することによ
り（ステップ92），他人に無断でリプリント画像データ
によって表される画像が見られることを防止できる。

【００９９】さらに，図３に示すようにリプリント・メ
モリ10の各記憶領域には消去期限を表すデータが格納さ
れていることから記憶領域にリプリント画像データが記
憶されたときからこの消去期限になったときには，リプ
リント画像データおよびリプリント情報記憶領域に記憶
されているデータは消去される。一定の期間を経過する
ことによりリプリント画像データが消去されるので他人
に，リプリント画像データによって表される画像を見ら
れることを防止できる。

【０１００】また，リプリント情報記憶領域にはユーザ
・コードが格納されているので，ユーザ・コードを入力
させることによりこのユーザ・コードによって特定され
るすべてのリプリント画像データをリプリント・メモリ
10から読み出すこともできるようになる。ユーザ・コー
ドを入力するときには，ユーザ・コード入力画面を表示
装置11に表示させるのはいうまでもない。

【０１０１】上記の実施例においては，画像取込み装置
は表示装置11を内蔵し，内蔵した表示装置11に画像を表
示しているか表示装置11を外付けのものとし画像データ
を外付けの表示装置を与えてもよい。またこの様にして
出力される画像データをネットワークを介して送信する
様にしてもよい。また，プリンタも内蔵せず外付けのも
のとしてもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】画像取込装置の外観を示している。

【図２】画像取込装置の電気的構成を示すブロック図で
ある。

【図３】リプリント用メモリに含まれる記憶領域の構造
を示している。

【図４】画像取込処理の手順を示している。

【図５】リプリント画像の登録制御処理の手順を示して
いる。

【図６】リプリント画像の選択処理の手順を示してい
る。

【図７】表示画面の一例を示している。

【図８】表示画面の一例を示している。

【図９】表示画面の一例を示している。

【図１０】表示画面の一例を示している。

【図１１】表示画面の一例を示している。

【図１２】リプリント画像登録制御処理の手順を示して
いる。

【図１３】リプリント画像登録制御処理の手順を示して
いる。

【図１４】リプリント画像登録制御処理の手順を示して
いる。

【図１５】リプリント画像登録制御処理の手順を示して
いる。

【図１６】リプリント画像選択処理の手順を示してい
る。

【図１７】画像取込処理の手順を示している。

【図１８】リプリント画像データの消去処理を示してい
る。

【図１９】画像取込処理の手順を示している。

【図２０】画像取込処理の手順を示している。

【符号の説明】

１ ＭＰＵ ２ タイマ ４ タッチ・パネル ５ 表示装置 ８ 画像メモリ 10 リプリント用メモリ（一時記憶手段） 11，12，13 記憶領域 14 ＦＤドライブ 18 コイン・マシン 20 フラット・ベッド・スキャナ 21，22 プリンタ 23 メモリ・カード・リーダ 24 フィルム・スキャナ Ａ８ 領域（出力指令入力手段，再出力指令入力手段） Ａ21 領域（一時記憶指令入力手段）

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一駒の画像を表す画像データを取り込む
   画像データ取込手段，上記画像データ取込手段によって
   取り込まれた画像データによって表される画像を表示画
   面上に表示するように表示装置を制御する表示制御手
   段，出力指令を入力する出力指令入力手段，上記出力指
   令入力手段から入力された出力指令に応答して上記画像
   データ取込手段によって取り込まれた画像データを出力
   する画像データ出力手段，一時記憶指令を入力する一時
   記憶指令入力手段，上記一時記憶指令入力手段から入力
   された一時記憶指令に応答して上記画像データ取込手段
   によって取り込まれた画像データを一時記憶する一時記
   憶手段，再出力指令を入力する再出力指令入力手段，お
   よび上記再出力指令入力手段から入力された再出力指令
   に応答して上記画像データ一時記憶手段に一時記憶され
   ている画像データを再出力する画像データ再出力手段，
   を備えた画像取込装置。
2. 【請求項２】 消去指令を入力する消去指令入力手段，
   および上記消去指令入力手段から入力された消去指令に
   応答して上記画像データ一時記憶手段に一時記憶されて
   いる画像データを消去する画像データ消去手段，をさら
   に備えた請求項１に記載の画像取込装置。
3. 【請求項３】 上記画像データ出力手段が，上記出力指
   令入力手段から入力された出力指令に応答して取り込ま
   れた画像データによって表される画像を印刷する装置で
   あり，上記画像データ再出力手段が，上記上記再出力指
   令入力手段から入力された再出力指令に応答して上記画
   像データ一時記憶手段に一時記憶されている画像データ
   によって表される画像を印刷する装置である，請求項１
   に記載の画像取込装置。
4. 【請求項４】 上記画像データ一時記憶手段が，複数駒
   の画像を表す画像データを記憶できるものであり，上記
   画像データ一時記憶手段に一時記憶されている画像デー
   タによって表わされる複数駒の画像のうち再出力すべき
   画像を表す画像データを指定する指定手段をさらに備
   え，上記再出力手段が，再出力指令に応答して，上記指
   定手段により指定された画像を表す画像データを上記画
   像データ一時記憶手段から読み出して再び出力するもの
   である，請求項１に記載の画像取込装置。
5. 【請求項５】 出力すべき画像データのデータ量に応じ
   た画像データ出力料金を受領する出力料金受領手段，上
   記画像データ出力手段から画像データが出力されたこと
   により，または上記画像データ再出力手段から画像デー
   タが再出力されたことにより，出力した画像データのデ
   ータ量に応じた料金を，上記出力料金受領手段により受
   領した画像データ出力料金から差し引く料金精算手段，
   および上記料金精算手段により算出された料金の残金
   が，上記画像データ出力手段から出力される画像データ
   の出力料金または上記画像データ再出力手段から出力さ
   れる画像データの出力料金よりも少ないかどうかを判定
   する料金判定手段，をさらに備え，上記画像データ消去
   手段が，上記料金判定手段により，上記残金が上記出力
   料金よりも少ないと判定されたときに上記画像データ一
   時記憶手段に一時記憶されている画像データを消去する
   ものである，請求項１に記載の画像取込装置。
6. 【請求項６】 上記画像データ取込手段による画像デー
   タの取り込みに関する操作を行ったユーザと，上記再出
   力指令入力手段により再出力指令の入力を行ったユーザ
   とが異なっているかどうかを判定する判定手段をさらに
   備え，上記画像データ消去手段が，上記判定手段により
   ユーザが異なっていると判定されたことにより上記画像
   データ一時記憶手段に記憶されている画像データを消去
   するものである，請求項１に記載の画像取込装置。
7. 【請求項７】 上記画像データ取込手段による画像デー
   タ取込処理の開始から計時を開始するタイマ，および上
   記タイマが一定時間を計時したかどうかを判定する経過
   時間判定手段，をさらに備え，上記画像データ消去手段
   が，上記経過時間判定手段が一定時間を計時したと判定
   したことに応じて上記画像データ一時記憶手段に一時記
   憶されている画像データを消去するものである，請求項
   １に記載の画像取込装置。
8. 【請求項８】 上記画像データ一時記憶手段に一時記憶
   されている画像データについて固有のパスワードが付与
   されており，パスワードを入力するパスワード入力手
   段，および上記パスワード入力手段により入力されたパ
   スワードと再出力すべき画像データに付与されているパ
   スワードとが一致しているかどうかを判定するパスワー
   ド判定手段，をさらに備え，上記画像データ再出力装置
   が，上記パスワード判定手段によりパスワードが一致し
   ていると判定されたことにより上記再出力指令入力手段
   から入力された再出力指令に応答して上記画像データ一
   時記憶手段に一時記憶されている画像データを再出力す
   るものである，請求項１に記載の画像取込装置。
9. 【請求項９】 上記画像データ一時記憶手段が，上記画
   像データ取込手段から新しい画像データが取り込まれた
   ことにより，上記画像データ一時記憶手段に一時記憶さ
   れている画像データを取り込まれた新しい画像データに
   更新するものである，請求項１に記載の画像取込装置。
10. 【請求項１０】 一駒の画像を表す画像データを取り込
    み，取り込んだ画像データによって表される画像を表示
    画面上に表示するように表示装置を制御し，出力指令が
    与えられたことに応じて取り込まれた画像データを出力
    し，一時記憶指令が与えられたことに応じて取り込まれ
    た画像データを一時記憶し，再出力指令が与えられたこ
    とに応じて一時記憶された画像データを出力する，画像
    取込装置の動作制御方法。
11. 【請求項１１】 消去指令が与えられたことに応じて一
    時記憶された画像データを消去する，請求項１に記載の
    画像取込装置の動作制御方法。
12. 【請求項１２】 上記出力指令および上記再出力指令に
    応じて，一時記憶された画像データによって表される画
    像を印刷するものである，請求項10に記載の画像取込装
    置の動作制御方法。