JPH11282047A - 空間周波数フィルター及びこれを備えたデジタルスチルカメラ - Google Patents

空間周波数フィルター及びこれを備えたデジタルスチルカメラ

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JPH11282047A
JPH11282047A JP10101822A JP10182298A JPH11282047A JP H11282047 A JPH11282047 A JP H11282047A JP 10101822 A JP10101822 A JP 10101822A JP 10182298 A JP10182298 A JP 10182298A JP H11282047 A JPH11282047 A JP H11282047A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚の複屈折板の間に1/4波長板を挟み込
んで構成する空間周波数フィルターの厚さを薄くする。 【解決手段】 それぞれの複屈折による像のずれ方向が
90度ずれるように配置した第1、第2の複屈折板1
a、1d間に、直線偏光を円偏光に変換する1/4波長
板1cを挟み込んで空間周波数フィルターを構成する。
撮影レンズ20を透過した撮影光束Lは、複屈折板1a
によって、常光L10と異常光L20とに分離されて2
重像となる。さらに1/4波長板1cを通過後、複屈折
板1dによって、常光L11と異常光L12、及び常光
L21と異常光L22とに分離されて撮像面15aに4
重像を形成する。複屈折板1a、1dを、常光と異常光
との屈折率の差が従来の水晶よりも大きいLiNbO3
によって形成することで、撮像面15a上の分離量dを
大きくすることができる。逆に、水晶と同じ分離量dを
得るには、複屈折板1a、1dの厚さを水晶よりも薄く
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空間周波数フィル
ター及びこれを備えたデジタルスチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】CCDなどの撮像素子を用いたデジタル
スチルカメラにおいては、撮像素子の前面にドット状の
色分解フィルターが配置されており、この色分解フィル
ターの繰り返しピッチ(画素ピッチ)と被写体の空間周
波数とのビートによって色の擬信号、いわゆる「色モア
レ」が発生することが知られている。この色モアレを防
止するため、撮影レンズと撮像素子との間に、空間周波
数を制限するための空間周波数フィルターを配置してい
る。空間周波数フィルターには、複屈折効果を有する複
屈折板が主要構成要素の一つとして使用されており、こ
の複屈折板は、一般に、水晶によって形成されている。
【0003】図6に、特公平6−20316号公報で提
案されている空間周波数フィルターを示す。このもの
は、それぞれの複屈折板の複屈折による像のずれ方向
が、1枚目と2枚目とでほぼ90度ずれるように、2枚
の複屈折板を組み合わせて構成したものであり、ドット
状の色分解フィルターを有する撮像光学系に好適に使用
されている。
【0004】以下、その構成と原理を簡単に説明する。
撮影レンズ31を透過した自然光の撮影光束36は、1
枚目の複屈折板32に入射すると、光の強度比が1:1
の常光37と異常光38となって2つの光路に分かれ2
重像となる。常光37と異常光38とは、1/4波長板
33に入射すると、相互に90°位相の異なる2つの円
偏光37′と円偏光38′とに変換される。第2の複屈
折板34に入射した円偏光37′と円偏光38′は、前
者の円偏光37′がそれぞれ強度の等しい常光39と異
常光40とに、また、同様に、後者の円偏光38′がそ
れぞれ強度の等しい常光41と異常光42とに分かれ
る。これにより、撮像素子35上には、4重像が形成さ
れる。複屈折板32、34は、それぞれの複屈折による
像のずれ方向が90°ずれるように組み合わされている
ので、撮像素子35上の4重像は、各点の強度が等しい
正方形を構成する。このときの正方形の一辺に相当する
各点間の距離を分離量dとすると、この分離量dは次の
(1)式で与えられる。 ここで、t:複屈折板の厚さ ne:異常光屈折率 no:常光屈折率 空間周波数フィルターは、この2枚の複屈折板32、3
4を1/4波長板33を挟んで貼り合わせて一体化する
ことによって構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年のデジタルスチル
カメラ(DSC)の撮像素子の発展形態には、高画素化
及び大画面化というの二つの方向がある。画面の大きさ
を従来の1/3インチから1/2インチ程度に保ったま
までメガピクセルを超える高画素化を進める場合には、
いわゆる画素サイズが小さくなる方向になる。たとえば
1/3インチ程度の画面サイズで130万画素程度の画
素数の撮像素子では、画素ピッチは4μm程度である。
この程度の画素ピッチに相当する像の分離量dを、複屈
折板として最も一般的な水晶板を用いて得るには、58
9nmの波長の光に対する水晶の屈折率がne=1.5
5336、no=1.54425であるので、(1)式
においてd=4μmとして逆算すると、水晶板の必要な
厚さは0.7mm程度になる。1/4波長板の厚さは分
離量dに関係なく0.5mm程度必要なので、図6に示
す空間周波数フィルターを構成すべく、2枚の水晶板
(複屈折板32、34)と1/4波長板33とを3枚貼
り合わせた場合の全体の厚さは、2mm程度となる。
【0006】ところが、特に一眼レフタイプカメラに用
いられる撮像素子のように大画面化の方向へ進むと、事
情が異なる。1/3インチCCDなら画面の大きさは
3.6mm×4.8mm程度であるが、これを例えば銀
塩フィルムでのIX240システム(アドバンストフォ
トシステム(APS))におけるCタイプ(縦横比2:
3=16mm×24mm)と同等のサイズの画面のCC
Dとすると、4μm程度の画素ピッチでは単純計算で画
面全体では2000万画素以上になってしまい、CCD
作製上の歩留まりや画像情報処理回路規模・速度等の観
点から未だ実用化レベルではないと考えられる。APS
−Cタイプ程度の大画面CCDでは、画素数は2百数十
万程度が妥当と予想され、そのときの画素ピッチは10
数μmとなる。
【0007】一例として画素ピッチ12μmでAPS−
CサイズのCCD(16mm×24mm)を作製する
と、その画素数は約267万画素となる。この画素ピッ
チ12μmのCCDに使用する空間周波数フィルター
は、複屈折板を水晶で構成すると、水晶板1枚の厚さ
は、(1)式にd=12μmを代入して計算するとt=
2.04mmとなる。この厚さの水晶板2枚と1/4波
長板(0.5mm)とを合わせると、空間周波数フィル
ターの厚さは4.58mmとなり、4μmピッチのとき
の空間周波数フィルター(厚さ2mm)の倍以上の厚さ
となってしまう。
【0008】さらに、CCDを用いたDSCでは、CC
Dの分光感度が人間の目のそれと異なるため、撮像光路
内に赤外光をカットするIRカットフィルターを配置す
るのが通例である。このIRカットフィルター(厚さ
0.8mm程度)も、空間周波数フィルターと貼り合わ
せて配置する。すると、12μm対応の空間周波数フィ
ルターは、IRカットフィルターと合わせて5.38m
mもの厚さになってしまう。
【0009】このような厚さの空間周波数フィルターを
撮影レンズとCCDとの間に配置することは、撮影レン
ズ後端とCCDの受光面との間に他に何も配置する必要
のない一般的なレンズシャッター式DSCの場合であっ
ても、ズーミング、フォーカシング等の条件を考慮した
撮影レンズ最後端とCCDとの間隔の最小値(いわゆる
レンズのバックフォーカス)が空間周波数フィルターの
厚さより大きくなければならず、撮影レンズの光学設計
上の制約になる。それにも増して、縮小光学系を用いず
にレンズによる被写体像を直接、大型CCDに結像させ
る一眼レフタイプのDSCの場合、撮影レンズとCCD
の間にはファインダーと撮像系とに光路を分けるクイッ
クリターンミラー又は固定半透明ミラーがまず必要とな
り、さらに秒時形成又はCCDの画像信号読み出し時の
遮光のためメカシャッターが必要となる。撮影レンズと
その結像面との間にミラーとシャッターとが配置されて
いる構成は、一般の銀塩の一眼レフカメラと同じだが、
その上さらに5mmを超える空間周波数フィルターをミ
ラーやシャッターの作動を阻害しないように配置するの
は困難である。特に最近のカメラはオートフォーカス
(AF)化が進み、一眼レフカメラの場合はクイックリ
ターンミラーの裏側、すなわちクイックリターンミラー
とシャッターとの間に配置したサブミラーによって光束
を焦点検出装置に導くので、5mmを超えるような厚さ
の空間周波数フィルターの配置はさらに困難である。
【0010】そこで、本発明は、上述事情に鑑みてなさ
れたものであり、厚さを薄く構成することのできる空間
周波数フィルター及びこれを備えたデジタルスチルカメ
ラを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1に係る空間周波数フィルターは、入力光を
その進行方向に直交する第1の方向に空間的に2分割し
て2つの光に分離する光学素子としての第1の複屈折板
と、該第1の複屈折板からの2つの光をそれぞれ1/4
波長遅延させる光学素子としての1/4波長板と、該1
/4波長板からの2つの光を、前記第1の方向と直交す
る第2の方向に空間的にそれぞれ2分割して計4つの光
に分離する光学素子としての第2の複屈折板と、を備
え、前記第1の複屈折板と前記第2の複屈折板とのうち
の少なくとも一方を、リチウムナイオベートによって形
成した、ことを特徴とする。
【0012】この請求項1の空間周波数フィルターによ
ると、複屈折板をLiNbO3によって形成することに
より、例えば、これを水晶によって形成した場合に比し
て、4つの光についての同じ分離量(詳細は後述)を得
ようとした場合、複屈折板の厚さを薄くすることができ
る。
【0013】請求項2に係る空間周波数フィルターは、
前記第1の複屈折板と前記第2の複屈折板との間に、光
学素子としてのIRカットフィルターを配置した、こと
を特徴とする。
【0014】この請求項2の発明によると、撮像光路内
の赤外光をカットすることができるものでありながら、
空間周波数フィルターの厚さを薄くすることができる。
【0015】請求項3に係る空間周波数フィルターは、
前記第1の複屈折板及び前記第2の複屈折板と、これら
以外の前記光学素子との間の境界面に、反射防止コート
を設けた、ことを特徴とする。
【0016】この請求項3の発明によると、複屈折板を
リチウムナイオベートで形成した場合の欠点である内面
反射を抑制することができる。
【0017】請求項4に係る空間周波数フィルターは、
前記第1の複屈折板及び前記第2の複屈折板の厚さを、
これら以外の前記光学素子の厚さよりも薄く設定する、
ことを特徴とする。
【0018】この請求項4の発明によると、空間周波数
フィルター全体の厚さに占める割合において、複屈折板
以外の光学素子の厚さの方が支配的となる空間周波数フ
ィルターを構成することができる。
【0019】請求項5に係る空間周波数フィルターは、
前記1/4波長板に代えて、光の旋光面を45°回転さ
せる光学素子としての旋光板を配置した、ことを特徴と
する。
【0020】次に、請求項6に係るデジタルスチルカメ
ラは、撮影レンズと、空間周波数フィルターと、前記撮
像レンズ及び前記空間周波数フィルターを透過した被写
体光を撮像する撮像素子とを備えたデジタルスチルカメ
ラにおいて、前記空間周波数フィルターが、前記撮影レ
ンズと前記撮像素子との間に配置された、請求項1、
2、3、4、又は5記載の空間周波数フィルターであ
る、ことを特徴とする。
【0021】請求項7に係るデジタルスチルカメラは、
クイックリターンミラー及びフォーカルプレーンシャッ
ターを備えた一眼レフタイプカメラである、ことを特徴
とする。
【0022】請求項8に係るデジタルスチルカメラは、
焦点を検出するためのTTL焦点検出装置を備え、前記
空間周波数フィルターを、焦点検出のための光束が通過
しない位置に配置した、ことを特徴とする。
【0023】これら請求項6、7、8のデジタルスチル
カメラによると、銀塩フィルムを使うカメラと同様な構
成の中にそのまま配置できる厚さの薄い空間周波数フィ
ルターを使用することで、既に開発されている銀塩カメ
ラの技術をそのまま画素ピッチの大きな撮像素子を使っ
たDSCカメラに利用できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0025】〈実施の形態1〉複屈折効果を有する物質
として、水晶の他ではリチウムナイオベート(LiNb
3)が知られている。リチウムナイオベートは、電圧
をかけると歪む性質を利用して通信機器の弾性表面波フ
ィルターに使用されたり、屈折率が高く透明である性質
を利用してレーザー光の導波路として使用されたりして
いるが、複屈折効果そのものを利用した例はほとんどな
い。しかしその複屈折を起こす性質を空間周波数フィル
ターに利用すれば、LiNbO3は、25℃のときに、
波長550nmの光の異常光に対する屈折率がne
2.2238、常光に対する屈折率がno=2.313
2となり、異常光の屈折率と常光のそれとの差が水晶よ
り大きいので、同じ厚さの場合には、水晶よりも大きな
分離量dを得ることができる。例えば、12μmの分離
量dを得るには、(1)式と上述のne、noの値から、
t=0.3mmと算出することができる。これは、水晶
の2.04mmに対してその15%に過ぎない。
【0026】図1に、本発明に係る、複屈折板をLiN
bO3で形成した空間周波数フィルターを、一眼レフタ
イプのデジタルスチルカメラ(DSC)に組み込んだ例
を示す。なお、同図は、DSCの構成を示す縦断面図で
ある。
【0027】同図に示すDSCは、前部(同図中の左側
をいう)に、交換可能な撮影レンズ20(図3参照)を
取り付けるためのマウントが11が設けられている。た
だし、同図では、撮影レンズを取り外した状態を図示し
ている。撮影レンズ20を透過した被写体光Lは、半透
明のクイックリターンミラー12によって、オートフォ
ーカス(AF)のための透過光L1とファインダー観察
用の反射光L2とに分離される。透過光L1はファイン
ダー観察状態ではクイックリターンミラー12と一体の
サブミラー13に反射し、ミラーボックス底部のTTL
焦点検出装置14に入射する。一方、反射光L2は撮像
面15(後述)と等価な焦点板21の焦点面21aに被
写体像を結像し、その像はペンタプリズム22を介して
接眼レンズ23によって拡大され観察される。
【0028】DSCがレリーズされると、クイックリタ
ーンミラー12は、サブミラー13とともに、基端部1
2aを中心として上方に跳ね上げられ、同図中の二点鎖
線12′で示す位置に退避する。これにより、撮影レン
ズ20を透過した被写体光Lは、撮像面15a(後述)
に向かうことが可能となる。
【0029】DSCの後部(同図中の右側をいう)に
は、撮像素子パッケージ16が配置されている。撮像素
子パッケージ16は、CCD等によって構成された撮像
素子15と、その撮像面15aの前面を覆うシールガラ
ス2とを有している。本発明に係る空間周波数フィルタ
ー1は、シールガラス2の前面にこれに近接するように
して配置されている。撮像素子パッケージ16は、ブラ
ケット17を介してカメラ本体19にねじ18によって
固定されている。ブラケット17及びこれが取り付けら
れるカメラ本体19側は、高精度に加工されており、こ
れにより、撮像素子パッケージ16の撮像面15aが光
学的に精度よく配置されるようになっている。
【0030】空間周波数フィルター1と前述のクイック
リターンミラー12との間にはシャッターユニット3が
配設されており、撮像素子15の撮像信号の読み出し時
の遮光を行っている。図1は、露光後の信号読み出し時
の遮光幕3aが閉じられた状態を示している。このシャ
ッターユニット3は、撮像素子露光開始時には遮光幕3
aを開放して被写体光Lが撮像面15aに到達するよう
に構成されている。
【0031】図2は、本発明に係る空間周波数フィルタ
ー1の一例を示す斜視図である。同図に示す空間周波数
フィルター1は、4枚の板状の光学素子、すなわち、第
1の複屈折板1a、IRカットフィルター1b、1/4
波長板1c、第2の複屈折板1dを主要構成部品として
構成されている。第1の複屈折板1aと、第2の複屈折
板1dとは、いずれもLiNbO3によって形成されて
おり、第1の複屈折板1aの複屈折による像のずれ方向
と、第2の複屈折板1dの複屈折による像のずれ方向と
が90°ずれるように配置されている。これら2枚の複
屈折板1a、1dの間に、赤外光をカットするためのI
Rカットフィルター1bと直線偏光を円偏光に代えるた
めの1/4波長板1cとが配置されている。1/4波長
板1cは、このように2枚の複屈折板1a、1d間に配
置する必要があり、また、IRカットフィルター1b
は、空気に触れると白濁を起こすことから表面が空気に
触れないように他の基板で挟むようにするのが通例であ
る。なお、IRカットフィルター1bは、ガラス基板の
表面にIRカット効果のある多層膜を蒸着することによ
って構成することができるが、この他に、例えば、基板
としてLiNbO3を使用し、その表面に上述と同様の
多層膜を設けるようにしてもよい。この場合、IRカッ
トフィルター1bの厚さをさらに薄くすることが可能で
ある。
【0032】次に、図3を参照して、図2に示す構成の
空間周波数フィルターの作用について説明する。なお、
図3においては、説明の便宜上、IRカットフィルター
1bは省略してあり、また、第1の複屈折板1aと1/
4波長板1cとの間、及び1/4波長板1cと第2の複
屈折板1dとの間は離して図示してある。
【0033】撮影レンズ20を透過した自然光の撮影光
束L(入力光)は、第1の複屈折板1aに入射すると、
光の進行方向に対して垂直に振動する直線偏光(常光L
10)とこの常光L10に対して垂直に振動する直線偏
光(異常光L20)とに分かれる。第1の複屈折板1a
の屈折率は常光L10と異常光L20に対して異なるた
め、入射後の撮影光束Lはそれぞれ常光L10、異常光
L20となって2つの光路に分かれ2重像となる。ここ
で、常光L10に対する異常光L20のずれ方向(同図
では水平方向)を第1の方向とすると、第1の複屈折板
1aは、入力光をその進行方向に直交する第1の方向に
空間的に2分割して2つの光に分離する光学素子である
といえる。これら常光L10と異常光L20は、もとが
自然光であるため、光の強度比が1:1の、相互に直交
する偏光面を有する直線偏光となる。
【0034】次に、常光L10と異常光L20とは、1
/4波長板1cに入射する。この1/4波長板1cは直
線偏光を円偏光に変換するものであり、常光L10と異
常光L20とは、相互に90°位相の異なる2つの円偏
光L10′と円偏光L20′とに変換される。一般に、
円偏光に対し複屈折板は自然光に対するのと同等に作用
するので、第2の複屈折板1dに入射した円偏光L1
0′と円偏光L20′は、前者の円偏光L10′がそれ
ぞれ強度の等しい常光L11と異常光L12とに、ま
た、同様に、後者の円偏光L20′がそれぞれ強度の等
しい常光L21と異常光L22とに分かれる。このとき
の常光L11に対する異常光L12のずれ方向、及び常
光L21に対する異常光L22のずれ方向は、いずれも
上述の第1の方向に対して直交する第2の方向(同図で
は垂直方向)となる。
【0035】このように、はじめ1つであった撮影光束
Lは、まず、第1の複屈折板1aによって、常光L10
と異常光L20とに分離され、その後、1/4波長板1
cによって円偏光された後、第2の複屈折板1dによっ
て、常光L11、L21、及び異常光L12、L22の
4つの光に分離される。これにより、撮像素子15の撮
像面15a上には、4重像が形成される。第1、第2の
複屈折板1a、1dは、前述のようにそれぞれの複屈折
による像のずれ方向が90°ずれるように組み合わされ
ているので、撮像面15a上の4重像は、各点の強度が
等しい正方形を構成する。このときの正方形の一辺に相
当する各点間の距離を分離量dとすると、この分離量
は、前述のように、次の(1)式で与えられる。 ここで、t:複屈折板の厚さ ne:異常光屈折率 no:常光屈折率 本発明に係る空間周波数フィルターは、上述の第1の複
屈折板1aと、IRカットフィルター1bと、1/4波
長板1cと、第2の複屈折板1dとをこの順に貼り合わ
せて一体化することによって構成されている。
【0036】これら4枚の板状の光学素子の厚さの総計
は、例えば、撮像素子15の画素ピッチを12μmとす
れば、LiNbO3で形成された第1、第2の複屈折板
1a、1dがそれぞれ0.3mm、水晶等で形成された
1/4波長板1cが0.5mm程度、そして、IRカッ
トフィルター1bは0.5〜0.8mm程度が通例なの
で、これらを合計して1.6〜1.9mmとなる。これ
は最大の1.9mmとした場合においても、第1、第2
の複屈折板1a、1bを水晶で形成した場合の総厚5.
38mmに対してその35%であり、省スペースに多大
な効果がある。特に撮像素子15の位置は、撮影レンズ
20における結像面に撮像面15aを配置しなければな
らない関係上、自由度がなく、必然的にシャッターユニ
ット3と空間周波数フィルター1の配置のためのスペー
スは限定されてくるので、水晶と比較した場合の省スペ
ース効果は大きい。近年はAF一眼レフカメラが常識的
であり、クイックリターンミラー12の後部にサブミラ
ー13があり、サブミラー13後端とシャッターユニッ
ト3との間、及びシャッターユニット3後面とレンズ結
像面との間にはともに大きなスペースはなく、通常の銀
塩AFカメラの構造のままでは5.38mmもの空間周
波数フィルターを配置することは非常に困難である。
【0037】しかし、上述したような本発明に係る空間
周波数フィルター1を使用すれば、その省スペース効果
によりそれが可能となり、基本的に現行の銀塩一眼レフ
カメラの構成をそのまま使いながら、画素ピッチ10μ
mを超える大画面撮像素子を使ったDSCを実現するこ
とができる。
【0038】なお、本発明において第1、第2の複屈折
板1a、1dを形成しているLiNbO3には劈開性が
あるが、1/4波長板1c等と接着して一体とすること
により、その欠点を十分補うことが可能となる。
【0039】以上の構成の空間周波数フィルター1にお
いて、1/4波長板1cに代えて、光の偏光面を45°
回転させるための旋光板を使用することもできる。複屈
折板を水晶で形成した従来の空間周波数フィルターにお
いて、旋光板を使用する例は、例えば、前述の特公平6
−20316号公報において記載されている。本発明に
おいては、このような旋光板と、LiNbO3によって
形成された第1、第2の複屈折板1a、1dとを組み合
わせた構成を採用した場合においても、上述の1/4波
長板1cを使用した場合とほぼ同等の効果を奏すること
ができる。これにより、第1、第2の複屈折板1a、1
d以外の構成についての自由度が増すといえる。さら
に、これら1/4波長板1cや旋光板と同等の作用をな
すものであれば、これらに限らず他の光学素子を使用す
ることも可能であるのはもちろんである。
【0040】図4は、第1、第2の複屈折板を、水晶で
形成した場合とLiNbO3で形成した場合の、撮像素
子15の画素ピッチと空間周波数フィルターの厚さとの
関係を示したグラフである。ここで、複屈折板1a、1
d以外のIRカットフィルター1bの厚さを0.6m
m、1/4波長板1cの厚さを0.5mmとし、(1)
式から得られる複屈折板1a、1dの厚さをtとする
と、空間周波数フィルター全体の厚さTは、水晶では、
1.1+340p(p:撮像素子の画素ピッチ)とな
り、LiNbO3では、1.1+50.7pとなる。画
素ピッチpが大きくなればなるほど両者の厚さの差(同
図のΔ1、Δ2参照)は大きくなるのがわかる。例え
ば、p=4μmのとき、Δ1は1.16mmだが、p=
16μmのときは、Δ2は4.63mmとなり、画素ピ
ッチが大きくなるほど、複屈折板1a、1dをLiNb
3で形成したことによる省スペース効果が大きいこと
がわかる。
【0041】なお、LiNbO3の屈折率は、水晶やI
Rカットフィルターの素材となるBK7相当のガラスの
それとは差が大きいため、水晶同士を貼り合わせた場合
に比べてその境界面で内面反射が起こりやすい。この内
面反射は、境界面に反射防止コートを設けることによっ
て防ぐことができるので、LiNbO3を用いた空間周
波数フィルターの場合、通常の光学フィルターのように
表面に反射防止コートを設けるだけでなく、貼り合わせ
の境界面にも反射防止コートを設けることが好ましい。
【0042】〈実施の形態2〉図5に、実施の形態2を
示す。本実施の形態2では、上述の実施の形態1に対し
て、空間周波数フィルターの配設位置を変更している。
なお、実施の形態1と同じ構成・作用の部材等について
は、同じ符号を付してその重複説明は省略するものとす
る。
【0043】同図に示すように、LiNbO3を用いた
薄い空間周波数フィルター1は、一眼レフタイプのカメ
ラにおいて、クイックリターンミラー12の前面に配置
することも可能である。この場合、クイックリターンミ
ラー12が上がった撮影状態(同図中の二点鎖線)で
は、撮影レンズの光路(撮影光束L)中に空間周波数フ
ィルター1が配置されていることに変わりはないので、
その光学的効果は同等だが、クイックリターンミラー1
2が降りているファインダー観察状態(同図中の実線)
においても、ファインダー観察光路及びAF検出光路中
のいずれにも空間周波数フィルター1があることになる
ので、ファインダー像及びAF検出精度に空間周波数フ
ィルター1の像分離の効果が影響し、厳密には望ましく
ない。しかし、シャッターユニット3と撮像素子15と
の間隔がほとんどなく、LiNbO3による省スペース
効果をもってしてもシャッターユニット3と撮像素子1
5との間に空間周波数フィルターを配置できない場合で
も、クイックリターンミラー12の先端を135サイズ
の一眼レフに比べて短くすることにより、クイックリタ
ーンミラー12の作動時の先端の軌跡12sと撮影レン
ズの最後端LBとの間に配置できるようになる。135
サイズのカメラのクイックリターンミラーに比べ、撮像
素子サイズが135より小さい(例えばAPSサイズ)
ならば、その分、クイックリターンミラー12を小さく
することができるので、クイックリターンミラー12の
先端を短くした分、LiNbO3を用いた薄い空間周波
数フィルター1の配置スペースを作り出すことができ
る。
【0044】前述及び上述の実施の形態1及び実施の形
態2においては、空間周波数フィルター1の第1、第2
の複屈折板1a、1dは、いずれもLiNbO3で形成
した例を説明したが、2枚の複屈折板1a、1dのうち
の一方をLiNbO3で形成し、他方を例えば水晶で形
成した場合でも相応の省スペース効果をあげることがで
きる。すなわち、本発明は、その技術的範囲として、2
枚の複屈折板1a、1dのうちの双方をLiNbO3
形成した場合はもちろん、これ以外に、一方のみをLi
NbO3で形成した場合も含むものである。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る本
発明によると、複屈折板をLiNbO3によって形成す
ることにより、同じ分離量を得るのに、水晶板を使用し
た従来のものより、複屈折板の厚さを薄くして、空間周
波数フィルター全体の厚さを薄くすることができる。
【0046】請求項2に係る本発明によると、IRカッ
トフィルターを配置することで、撮像光路内の赤外光を
カットすることができるものでありながら、空間周波数
フィルターの厚さを薄くすることができるので、IRカ
ットフィルターを一体化した場合においても、カメラ内
に配置するのに支障のない厚さの空間周波数フィルター
を構成することができる。
【0047】請求項3に係る本発明によると、複屈折板
をリチウムナイオベートで形成した場合の欠点である内
面反射を抑制することができる。
【0048】請求項4に係る本発明によると、空間周波
数フィルター全体の厚さに占める割合において、複屈折
板以外の光学素子の厚さの方が支配的な空間周波数フィ
ルターが構成することができるので、撮像素子の画素ピ
ッチが大きくなった場合においても、空間周波数フィル
ターの厚さが急激に厚くなることを防止することができ
る。
【0049】請求項5に係る本発明によると、1/4波
長板に代えて、旋光板を使用することができるので、空
間周波数フィルターを設計する際の、光学素子の選択の
自由度が増す。なお、これら1/4波長板、旋光板は、
例示であって、これらと同等に機能することを条件に他
の光学素子を使用することができるのはいうまでもな
い。
【0050】請求項6、7、8に係る本発明によると、
空間周波数フィルターの厚さが、銀塩フィルムを使うカ
メラと同様な構成の中にそのまま配置できる厚さである
ので、既に開発されている銀塩カメラの技術をそのまま
画素ピッチの大きな撮像素子を使ったDSCカメラに利
用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空間周波数フィルターを備えた一
眼レフタイプのデジタルスチルカメラの実施の形態1を
示す縦断面図である。
【図2】本発明に係る空間周波数フィルターの構成を示
す斜視図である。
【図3】本発明に係る空間周波数フィルターの概略構成
及び原理を示す斜視図である。
【図4】空間周波数フィルターの厚さと撮像素子の画素
ピッチとの関係を示す図である。
【図5】本発明に係る空間周波数フィルターを備えた一
眼レフタイプのデジタルスチルカメラの実施の形態2を
示す縦断面図である。
【図6】従来の空間周波数フィルターの概略構成及び原
理を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 空間周波数フィルター 1a 第1の複屈折板 1b IRカットフィルター 1c 1/4波長板 1d 第2の複屈折板 3 フォーカルプレーンシャッター(シャッタ
ーユニット) 12 クイックリターンミラー 13 サブミラー 14 TTL焦点検出装置 15 撮像素子 15a 撮像面 16 撮像素子パッケージ d 分離量

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力光をその進行方向に直交する第1の
    方向に空間的に2分割して2つの光に分離する光学素子
    としての第1の複屈折板と、 該第1の複屈折板からの2つの光をそれぞれ1/4波長
    遅延させる光学素子としての1/4波長板と、 該1/4波長板からの2つの光を、前記第1の方向と直
    交する第2の方向に空間的にそれぞれ2分割して計4つ
    の光に分離する光学素子としての第2の複屈折板と、を
    備え、 前記第1の複屈折板と前記第2の複屈折板とのうちの少
    なくとも一方を、リチウムナイオベートによって形成し
    た、 ことを特徴とする空間周波数フィルター。
  2. 【請求項2】 前記第1の複屈折板と前記第2の複屈折
    板との間に、光学素子としてのIRカットフィルターを
    配置した、 ことを特徴とする請求項1記載の空間周波数フィルタ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記第1の複屈折板及び前記第2の複屈
    折板と、これら以外の前記光学素子との間の境界面に、
    反射防止コートを設けた、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の空間周波
    数フィルター。
  4. 【請求項4】 前記第1の複屈折板及び前記第2の複屈
    折板の厚さを、これら以外の前記光学素子の厚さよりも
    薄く設定する、 ことを特徴とする請求項1、2、又は3記載の空間周波
    数フィルター。
  5. 【請求項5】 前記1/4波長板に代えて、光の旋光面
    を45°回転させる光学素子としての旋光板を配置し
    た、 ことを特徴とする請求項1、2、3、又は4記載の空間
    周波数フィルター。
  6. 【請求項6】 撮影レンズと、空間周波数フィルター
    と、前記撮像レンズ及び前記空間周波数フィルターを透
    過した被写体光を撮像する撮像素子とを備えたデジタル
    スチルカメラにおいて、 前記空間周波数フィルターが、前記撮影レンズと前記撮
    像素子との間に配置された、請求項1、2、3、4、又
    は5記載の空間周波数フィルターである、 ことを特徴とするデジタルスチルカメラ。
  7. 【請求項7】 クイックリターンミラー及びフォーカル
    プレーンシャッターを備えた一眼レフタイプカメラであ
    り、さらに焦点を検出するためのTTL焦点検出装置を
    備え、 前記空間周波数フィルターを、焦点検出のための光束が
    通過しない位置に配置した、 ことを特徴とする請求項6記載のデジタルスチルカメ
    ラ。
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