JPH11281815A - カラーフィルタ隔壁形成用感放射線性樹脂組成物 - Google Patents

カラーフィルタ隔壁形成用感放射線性樹脂組成物

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JPH11281815A
JPH11281815A JP8645698A JP8645698A JPH11281815A JP H11281815 A JPH11281815 A JP H11281815A JP 8645698 A JP8645698 A JP 8645698A JP 8645698 A JP8645698 A JP 8645698A JP H11281815 A JPH11281815 A JP H11281815A
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Toshio Nakamura
俊夫 中村
Yoshihiro Shimizu
義寛 清水
Hiroaki Nemoto
宏明 根本
Nobuo Bessho
信夫 別所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルカリ性水溶液で現像でき、高解像度、高
感度であり、耐熱性、耐薬品性、透明性等の諸特性を有
し、そしてインクジェット記録技術を利用したカラーフ
ィルタ製造において、着色剤であるインクの着色目的領
域外への拡がりがなく、画素内の表面平滑性に優れたイ
ンクの噴射塗布ができる隔壁を形成することができる感
放射線性樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】 (A)、ヘキサフルオロプロピレン、不
飽和カルボン酸および/または不飽和カルボン酸無水物
およびこれらの成分と共重合可能な不飽和化合物との含
フッ素共重合体、(B)、放射線の照射を受けて酸を発
生する酸発生化合物、(C)、架橋性化合物、(D)、
(A)成分以外の含フッ素有機化合物並びに(E)、前
記(A)成分、(B)成分、(C)成分および(D)成
分を溶解している有機溶媒からなる、カラーフィルタ隔
壁形成用感放射線性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感放射線性樹脂組
成物に関する。さらに詳しくは、インクジェット記録技
術を利用したカラー液晶表示装置、カラー撮像管素子等
に用いられるカラーフィルタの製造に使用される隔壁を
作成するためのネガ型レジストとして好適な感放射線性
樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー液晶表示装置、カラー撮像管素子
等に用いられるカラーフィルタを形成するには感放射線
性組成物が使用されている。かかる組成物としては、高
感度、基板との密着性、耐溶剤性等が要求されるため、
一般にネガ型の感放射線性組成物が用いられている。
【0003】このようなネガ型感放射線性組成物を用い
てカラーフィルタを形成する際にはまず、通常、透明基
板上に蒸着されたクロム層をエッチングすることにより
マトリックス状の遮光層を形成するか、あるいは樹脂を
用いてブラックマトリックスの遮光層を形成する。次
に、着色剤を分散したネガ型感放射線性樹脂組成物を基
板上に塗布し、フォトマスクを介して放射線を照射した
後、現像して、放射線非照射部を現像液で溶解すること
により、画素パターンを形成しており、前記着色剤とし
ては、赤、緑および青の3原色が使用されている。
【0004】しかしながら、上記の方法を用いて画素パ
ターンを形成すると、各色毎に放射線の照射と現像の工
程を行わなければならないため、3回のフォト工程を必
要とし、手間とコストがかかる。これに伴い、低コスト
でカラーフィルタを提供できるインクジェット法が提案
されている。これは、画素が構成される領域に赤、緑、
青のインクを噴射塗布し硬化させて画素を形成する行う
方法であり、あらかじめフォト工程で隔壁を形成し、そ
の画素部にインクを吐出する方法が提案されている。
【0005】しかしながら、この方法では、各色領域の
滲みや隣り合う領域間の混色等が起りうる。したがっ
て、この隔壁を構成する材料には、着色剤の着色目的領
域外への拡がりが抑制される特性が求められている。さ
らに、このインクジェット法を用いて画素パターンを形
成した場合、隔壁内に形成した画素の表面平滑性が十分
ではなく、表示ムラが発生しやすいという問題がある。
【0006】また、インクジェット法による反射型用の
隔壁材としても使用できるようにするためには、可視光
領域における透明性が必要になる。さらにクロムのマト
リックスを形成する際のエッチング時のパターニングマ
スクとしても機能し、かつそのまま隔壁として利用でき
るようにするためには、密着性や耐薬品性が必要とな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アル
カリ性水溶液で現像でき、高感度であり、しかも、平坦
性、耐熱性等の諸特性とともに、インクジェット法を用
いて、インクの吐出を行う際の混色を容易に防止し、画
素内の表面平滑性が優れたカラーフィルタを作製するた
めの隔壁を与え得る感放射線性樹脂組成物を提供するこ
とである。
【0008】本発明の他の目的は、インクジェット法に
よりカラーフィルタを形成する際、遮光層上に隔壁を形
成できるだけでなく、クロムによる遮光層形成の際のエ
ッチング工程でパターニングマスクとして機能し、かつ
そのまま隔壁としても使用できるような耐薬品性、密着
性に優れた隔壁を与え得るとともに、反射型のカラーフ
ィルタの隔壁にも使用できるような可視光領域に於ける
透明性に優れた隔壁を与え得る感放射線性樹脂組成物を
提供することである。本発明のさらに他の目的および利
点は、以下の説明から明らかになろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の上記目的および利点は、(A)、(a−1)ヘキサフ
ルオロプロピレン、(a−2)不飽和カルボン酸および
/または不飽和カルボン酸無水物および(a−3)上記
(a−1)成分および(a−2)成分と共重合可能な不
飽和化合物との含フッ素共重合体、(B)、放射線の照
射を受けて酸を発生する酸発生化合物、(C)、架橋性
化合物、(D)、(A)成分以外の含フッ素有機化合物
並びに(E)、前記(A)成分、(B)成分、(C)成
分および(D)成分を溶解している有機溶媒からなるこ
とを特徴とする、カラーフィルタ隔壁形成用感放射線性
樹脂組成物によって達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の感放射線性樹脂組
成物について具体的に説明する。
【0011】<(A)成分>(A)成分として用いられ
る重合体は、(a−1)ヘキサフルオロプロピレンと、
(a−2)不飽和カルボン酸および/または不飽和カル
ボン酸無水物と、(a−3)上記(a−1)成分および
(a−2)成分と共重合可能な不飽和化合物との含フッ
素共重合体である。
【0012】かかる重合体を構成する(a−2)成分の
不飽和カルボン酸および/または不飽和カルボン酸無水
物としては、例えばクロトン酸、マレイン酸、3−ブテ
ン酸、4−ペンテン酸、イタコン酸などの不飽和モノ−
またはジ−カルボン酸;(メタ)アクリロイルオキシ酢
酸、3−(メタ)アクリロイルオキシプロピオン酸、2
−(メタ)アクリロイルオキシプロピオン酸、4−(メ
タ)アクリロイルオキシブタン酸などのヒドロキシ脂肪
酸の(メタ)アクリレート;4−(メタ)アクリロイル
オキシ安息香酸、3−(メタ)アクリロイルオキシ安息
香酸、2−(メタ)アクリロイルオキシ安息香酸、4−
(メタ)アクリロイルオキシフタル酸、3−(メタ)ア
クリロイルオキシフタル酸、4−(メタ)アクリロイル
オキシイソフタル酸、5−(メタ)アクリロイルオキシ
イソフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシテレフ
タル酸などの芳香族ヒドロキシカルボン酸の(メタ)ア
クリレート;コハク酸モノ(2−(メタ)アクリロイル
オキシ)エチル、フタル酸モノ(2−(メタ)アクリロ
イルオキシ)エチル、イソフタル酸モノ(2−(メタ)
アクリロイルオキシ)エチル、テレフタル酸モノ(2−
(メタ)アクリロイルオキシ)エチル、テトラヒドロフ
タル酸モノ(2−(メタ)アクリロイルオキシ)エチ
ル、テトラヒドロイソフタル酸モノ(2−(メタ)アク
リロイルオキシ)エチル、テトラヒドロテレフタル酸モ
ノ(2−(メタ)アクリロイルオキシ)エチルなどのジ
カルボン酸のモノ(メタ)アクリロイルオキシエチルエ
ステル;イタコン酸のモノメチル、モノエチル、モノプ
ロピル、モノ−i−プロピル、モノブチル、モノ−se
c−ブチル、モノ−tert−ブチルなどの不飽和カル
ボン酸の、カルボキシル基を有するモノアルキルエステ
ル;
【0013】無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シ
トラコン酸、無水ムコン酸、3−ビニルフタル酸無水
物、4−ビニルフタル酸無水物、メチル−5−ノルボル
ネン2,3−ジカルボン酸無水物、5−ノルボルネン−
2,3−ジカルボン酸無水物、3,4,5,6−テトラヒド
ロフタル酸無水物、cis−1,2,3,6−テトラヒド
ロフタル酸無水物、ジメチルテトラヒドロ無水フタル酸
などの不飽和酸カルボン酸の酸無水物;などが挙げられ
る。これらのカルボキシル基含有単量体は単独でも2種
以上の併用してもよい。
【0014】上記(a−1)成分および(a−2)成分
と共重合可能な(a−3)成分である不飽和化合物とし
ては、例えば2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、3
−ヒドロキシプロピルビニルエーテル、2-ヒドロキシ
プロピルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニル
エーテル、3−ヒドロキシブチルビニルエーテル、5−
ヒドロキシペンチルビニルエーテル、6−ヒドロキシヘ
キシルビニルエーテルなどの水酸基含有ビニルエーテ
ル;2−ヒドロキシエチルアリルエーテル、4−ヒドロ
キシブチルアリルエーテル、グリセロールモノアリルエ
ーテルなどの水酸基含有アリルエーテル;アリルアルコ
ール;
【0015】メチルビニルエーテル、エチルビニルエー
テル、n−プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニ
ルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビ
ニルエーテル、tert−ブチルビニルエーテル、n−
ペンチルビニルエーテル、n−ヘキシルビニルエーテ
ル、n−オクチルビニルエーテル、n−ドデシルビニル
エーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、シクロ
ヘキシルビニルエーテルなどのアルキルビニルエーテル
もしくはシクロアルキルビニルエーテル;
【0016】パーフルオロ(メチルビニルエーテル)、
パーフルオロ(エチルビニルエーテル)、パーフルオロ
(プロピルビニルエーテル)、パーフルオロ(ブチルビ
ニルエーテル)、パーフルオロ(イソブチルビニルエー
テル)、パーフルオロ(プロポキシプロピルビニルエー
テル)などのパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)
もしくはパーフルオロ(アルコキシアルキルビニルエー
テル);あるいは式CH2=CH−O−Rf(Rfはフ
ッ素原子を含むアルキル基もしくはアルコキシアルキル
基を示す)で表される(フルオロアルキル)ビニルエー
テルもしくは(フルオロアルコキシアルキル)ビニルエ
ーテル;
【0017】フッ化ビニリデン、クロロトリフルオロエ
チレン、3,3,3−トリフルオロプロピレン、テトラフ
ルオロエチレンなどのフルオロオレフィン;
【0018】酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビ
ニル、ピバリン酸ビニル、カプロン酸ビニル、バーサチ
ック酸ビニル、ステアリン酸ビニルなどのカルボン酸ビ
ニルエステル;エチレン、プロピレン、イソブテンなど
のα-オレフィン;2,2,2−トリフルオロエチル(メ
タ)アクリレート、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプ
ロピル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロブチ
ル)エチル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロ
ヘキシル)エチル(メタ)アクリレート、2−(パーフ
ルオロオクチル)エチル(メタ)アクリレート、2−
(パーフルオロデシル)エチル(メタ)アクリレートな
どのフッ素含有(メタ)アクリル酸エステル;
【0019】メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、
イソブチル(メタ)アクリレート、2−メトキシエチル
(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−(n−プロポキシ)エチル(メタ)ア
クリレートなどの(メタ)アクリル酸エステル;
【0020】グリシジル(メタ)アクリレート、α−エ
チルグリシジル(メタ)アクリレート、α−n−プロピ
ルグリシジル(メタ)アクリレート、α−n−ブチルグ
リシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシブチ
ル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシヘプチル
(メタ)アクリレート、α−エチル−6,7−エポキシ
ヘプチル(メタ)アクリレート等のエポキシ基含有(メ
タ)アクリレート;アリルグリシジルエーテル、2−ビ
ニルシクロヘキセンオキサイド、3−ビニルシクロヘキ
センオキサイド、4−ビニルシクロヘキセンオキサイド
等のエポキシ基含有不飽和脂肪族化合物;ビニルグリシ
ジルエーテル、2−ビニルベンジルグリシジルエーテ
ル、3−ビニルベンジルグリシジルエーテル、4−ビニ
ルベンジルグリシジルエーテル、α−メチル−2−ビニ
ルベンジルグリシジルエーテル、α−メチル−3−ビニ
ルベンジルグリシジルエーテル、α−メチル−4−ビニ
ルベンジルグリシジルエーテル、2,3−ジグリシジル
オキシメチルスチレン、2,4−ジグリシジルオキシメ
チルスチレン、2,5−ジグリシジルオキシメチルスチ
レン、2,6−ジグリシジルオキシメチルスチレン、2,
3,4−トリグリシジルオキシメチルスチレン、2,3,
5−トリグリシジルオキシメチルスチレン、2,3,6−
トリグリシジルオキシメチルスチレン、3,4,5−トリ
グリシジルオキシメチルスチレン、2,4,6−トリグリ
シジルオキシメチルスチレン等のグリシジルエーテルな
どが挙げられる。これらの単量体は単独でも2種以上併
用してもよい。
【0021】かかる共重合可能な単量体のうち、本発明
における含フッ素共重合体の収率を高める点から、フッ
素原子を含まない単量体としてはアルキルビニルエーテ
ル、シクロアルキルビニルエーテル、カルボン酸ビニル
エステルが好適に使用される。なかでも含フッ素共重合
体のフッ素含量を高める点で、例えばメチルビニルエー
テル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエー
テル、イソプロピルビニルエーテル、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ピバリン酸ビニルなどの
低分子量単量体が特に好ましい。さらにはヘキサフルオ
ロプロピレンとパーフルオロアルキルパーフルオロビニ
ルエーテル、パーフルオロアルコキシアルキルパーフル
オロビニルエーテルとを併用することも好適である。ま
た、含フッ素共重合体の高硬度化には、例えばイソプロ
ピルビニルエーテル、tert−ブチルビニルエーテ
ル、ピバリン酸ビニルなどの分岐状単量体の使用が有効
である。
【0022】本発明における含フッ素共重合体を構成す
る各単量体の比率としては、ヘキサフルオロプロピレン
が好ましくは20〜70重量%、より好ましくは25〜
55重量%、不飽和カルボン酸および/または不飽和カ
ルボン酸無水物が好ましくは1〜40重量%、より好ま
しくは10〜30重量%、他の共重合可能な単量体が好
ましくは10〜70重量%である。この場合、ヘキサフ
ルオロプロピレンが53重量%未満となる場合にはフッ
素含量を高めるべく、例えば、パーフルオロ(アルキル
ビニルエーテル)あるいはパーフルオロ(アルコキシア
ルキルビニルエーテル)のようなヘキサフルオロプロピ
レン以外の他の含フッ素単量体を共重合することが望ま
しい。また、含フッ素共重合体における全フッ素含量
は、好ましくは40重量%以上、より好ましくは45重
量%以上である。不飽和カルボン酸および/または不飽
和カルボン酸無水物の構造単位の割合が1重量%未満の
場合には、重合体のアルカリ溶解度が低下し、しかも、
十分な架橋密度が得難く、感度や残膜率が低下する場合
がある。
【0023】含フッ素重合体は、通常、前記(a−
1)、(a−2)および(a−3)の特定単量体、また
は特定単量体と共重合性単量体とを、重合溶媒中でラジ
カル重合することにより製造される。また、必要に応じ
て、特定単量体および共重合性単量体の官能基を保護し
た状態でこれらを重合し、その後、脱保護処理を行って
もよい。
【0024】含フッ素共重合体を製造するために用いら
れる重合溶媒としては、例えばメチルアルコール、エチ
ルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール
等のアルコール;テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
環状エーテル;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素;N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチ
ル−2−ピロリドン等のアミド系非プロトン性極性溶
媒;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソアミル、乳酸エ
チル等のエステル;3−メトキシプロピオン酸メチル、
2−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピ
オン酸エチル、2−メトキシプロピオン酸エチル、3−
エトキシプロピオン酸エチル、2−エトキシプロピオン
酸エチル等のアルコキシエステル;エチレングリコール
ジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエー
テル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチ
レングリコールメチルエチルエーテル、プロピレングリ
コールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメ
チルエーテル等の(ジ)グリコールジアルキルエステ
ル;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコール
モノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチル
エーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、
プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコ
ールモノエチルエーテル等の(ジ)グリコールモノアル
キルエーテル;プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテート、カルビトールアセテート、エチルセロソ
ルブアセテート等のグリコールモノアルキルエーテルエ
ステル;シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、2−ヘプタノン等のケトンを挙げ
ることができる。これらの重合溶媒は単独でまたは2種
類以上を組み合わせて用いることができる。
【0025】重合溶媒と反応原料との割合は特に限定さ
れないが、通常、反応原料100重量部に対して重合溶
媒20〜1,000重量部である。
【0026】ラジカル重合のための重合開始剤として
は、例えば2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,
2’−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメ
チルバレロニトリル)等のアゾ化合物、ベンゾイルパー
オキシド、ラウロイルパーオキシド、tert−ブチル
パーオキシピバレート、1,1−ビス−(tert−ブ
チルパーオキシ)シクロヘキサン等の有機過酸化物また
は過酸化水素を挙げることができる。過酸化物を重合開
始剤として使用する場合には、これと還元剤とを組み合
わせてレドックス系重合開始剤として使用してもよい。
【0027】含フッ素共重合体は、そのポリスチレン換
算数平均分子量が、通常、1,000〜200,000、
好ましくは2,000〜70,000のものである。ポリ
スチレン換算数平均分子量が1,000未満の含フッ素
共重合体を用いる場合には、得られるパターンの形状が
不良なものとなったり、パターンの残膜率が低下した
り、パターンの耐熱性が低下したりする場合がある。一
方、ポリスチレン換算数平均分子量が200,000を
超える含フッ素共重合体を用いる場合には、感放射線性
樹脂組成物の塗布性が不良となったり、現像性が低下し
たり、また、得られるパターンの形状が不良となったり
する場合がある。
【0028】<(B)成分>(B)成分である放射線の
照射を受けて酸を発生する酸発生化合物としては、例え
ばトリクロロメチル−s−トリアジン類、ジアリールヨ
ードニウム塩、トリアリールスルホニウム塩等を用いる
ことができる。
【0029】上記トリクロロメチル−s−トリアジン類
としては、例えばトリス(2,4,6−トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、2−フェニル−ビス(4,6−
トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−クロ
ロフェニル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s
−トリアジン、2−(3−クロロフェニル)−ビス
(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−
(2−クロロフェニル)−ビス(4,6−トリクロロメ
チル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシフェニ
ル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s−トリア
ジン、2−(3−メトキシフェニル)−ビス(4,6−
トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(2−メト
キシフェニル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−
s−トリアジン、2−(4−メチルチオフェニル)−ビ
ス(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジン、2
−(3−メチルチオフェニル)−ビス(4,6−トリク
ロロメチル)−s−トリアジン、2−(2−メチルチオ
フェニル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s−
トリアジン、2−(4−メトキシナフチル)−ビス
(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−
(3−メトキシナフチル)−ビス(4,6−トリクロロ
メチル)−s−トリアジン、2−(2−メトキシナフチ
ル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s−トリア
ジン、2−(4−メトキシ−β−スチリル)−ビス
(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−
(3−メトキシ−β−スチリル)−ビス(4,6−トリ
クロロメチル)−s−トリアジン、2−(2−メトキシ
−β−スチリル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)
−s−トリアジン、2−(3,4,5−トリメトキシ−β
−スチリル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s
−トリアジン、2−(4−メチルチオ−β−スチリル)
−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、2−(3−メチルチオ−β−スチリル)−ビス
(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−
(3−メチルチオ−β−スチリル)−ビス(4,6−ト
リクロロメチル)−s−トリアジン、2−ピペロニル−
ビス(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジン、
2−[2−(フラン−2−イル)エテニル]−ビス
(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−
[2−(5−メチルフラン−2−イル)エテニル]−ビ
ス(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジン、2
−[2−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)
エテニル]−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s−
トリアジン等が挙げられる。
【0030】上記ジアリールヨードニウム塩としては、
例えばジフェニルヨードニウムテトラフルオロボレー
ト、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスホネー
ト、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアルセネー
ト、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホ
ナート、ジフェニルヨードニウムトリフルオロアセテー
ト、ジフェニルヨードニウム−p−トルエンスルホナー
ト、4−メトキシフェニルフェニルヨードニウムテトラ
フルオロボレート、4−メトキシフェニルフェニルヨー
ドニウムヘキサフルオロホスホネート、4−メトキシフ
ェニルフェニルヨードニウムヘキサフルオロアルセネー
ト、4−メトキシフェニルフェニルヨードニウムトリフ
ルオロメタンスルホナート、4−メトキシフェニルフェ
ニルヨードニウムトリフルオロアセテート、4−メトキ
シフェニルフェニルヨードニウム−p−トルエンスルホ
ナート、ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨード
ニウムテトラフルオロボレート、ビス(4−tert−
ブチルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロアルセネ
ート、ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニ
ウムトリフルオロメタンスルホナート、ビス(4−te
rt−ブチルフェニル)ヨードニウムトリフルオロアセ
テート、ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨード
ニウム−p−トルエンスルホナート等が挙げられる。
【0031】上記トリアリールスルホニウム塩として
は、例えばトリフェニルスルホニウムテトラフルオロボ
レート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホス
ホネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロア
ルセネート、トリフェニルスルホニウムトリフルオロメ
タンスルホナート、トリフェニルスルホニウムトリフル
オロアセテート、トリフェニルスルホニウム−p−トル
エンスルホナート、4−メトキシフェニルジフェニルス
ルホニウムテトラフルオロボレート、4−メトキシフェ
ニルジフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスホネー
ト、4−メトキシフェニルジフェニルスルホニウムヘキ
サフルオロアルセネート、4−メトキシフェニルジフェ
ニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホナート、4
−メトキシフェニルジフェニルスルホニウムトリフルオ
ロアセテート、4−メトキシフェニルジフェニルスルホ
ニウム−p−トルエンスルホナート、4−フェニルチオ
フェニルジフェニルテトラフルオロボレート、4−フェ
ニルチオフェニルジフェニルヘキサフルオロホスホネー
ト、4−フェニルチオフェニルジフェニルヘキサフルオ
ロアルセネート、4−フェニルチオフェニルジフェニル
トリフルオロメタンスルホナート、4−フェニルチオフ
ェニルジフェニルトリフルオロアセテート、4−フェニ
ルチオフェニルジフェニル−p−トルエンスルホナート
等が挙げられる。
【0032】これらの化合物のうち、トリクロロメチル
−s−トリアジン類としては、2−(3−クロロフェニ
ル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s−トリア
ジン、2−(4−メトキシフェニル)−ビス(4,6−
トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メチ
ルチオフェニル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)
−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−β−スチリ
ル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s−トリア
ジン、2−ピペロニル−ビス(4,6−トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、2−[2−(フラン−2−イ
ル)エテニル]−ビス(4,6−トリクロロメチル)−
s−トリアジン、2−[2−(5−メチルフラン−2−
イル)エテニル]−ビス(4,6−トリクロロメチル)
−s−トリアジン、2−[2−(4−ジエチルアミノ−
2−メチルフェニル)エテニル]−ビス(4,6−トリ
クロロメチル)−s−トリアジンまたは2−(4−メト
キシナフチル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−
s−トリアジン;ジアリールヨードニウム塩としては、
ジフェニルヨードニウムトリフルオロアセテート、ジフ
ェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホナート、
4−メトキシフェニルフェニルヨードニウムトリフルオ
ロメタンスルホナートまたは4−メトキシフェニルフェ
ニルヨードニウムトリフルオロアセテート;トリアリー
ルスルホニウム塩としては、トリフェニルスルホニウム
トリフルオロメタンスルホナート、トリフェニルスルホ
ニウムトリフルオロアセテート、4−メトキシフェニル
ジフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホナー
ト、4−メトキシフェニルジフェニルスルホニウムトリ
フルオロアセテート、4−フェニルチオフェニルジフェ
ニルトリフルオロメタンスルホナートまたは4−フェニ
ルチオフェニルジフェニルトリフルオロアセテートをそ
れぞれ好ましいものとして挙げることができる。
【0033】(B)成分の使用割合は、(A)成分10
0重量部に対して、0.001〜30重量部、特に、0.
01〜10重量部であることが好ましい。(B)成分の
使用割合が(A)成分100重量部に対して0.001
重量部未満の場合には、放射線の照射を受けて発生する
酸の量が少ないため、(A)成分の分子の架橋が十分に
進まず、現像処理後における残膜率、得られるパターン
の耐熱性、耐薬品性、基板との密着性等が低下する場合
がある。一方、(B)成分の使用割合が(A)成分10
0重量部に対して30重量部を超える場合には、当該組
成物は、感度の低いものとなりやすい。
【0034】<(C)成分>(C)成分である架橋性化
合物は、前記(B)より発生した酸の作用により架橋さ
れうる基(以下「架橋基」という)を少なくとも1つ有
する化合物である。この架橋基としては、例えばアミノ
基、アルコキシアルキル基、エポキシ基が好ましい基と
して挙げられる。アルコキシアルキル基としては、アル
コキシメチル基がさらに好ましい。アミノ基または/お
よびアルコキシアルキル基を少なくとも1つ含有する化
合物の具体例としては、メラミン樹脂、ベンゾグアナミ
ン樹脂、グリコールウリル樹脂、尿素樹脂、アルコキシ
メチル化メラミン樹脂、アルコキシメチル化ベンゾグア
ナミン樹脂、アルコキシメチル化グリコールウリル樹
脂、アルコキシメチル化尿素樹脂等を挙げることができ
る。
【0035】上記アルコキシメチル化メラミン樹脂、ア
ルコキシメチル化ベンゾグアナミン樹脂、アルコキシメ
チル化グリコールウリル樹脂およびアルコキシメチル化
尿素樹脂は、それぞれメチロール化メラミン樹脂、メチ
ロール化ベンゾグアナミン樹脂、メチロール化グリコー
ルウリル樹脂およびメチロール化尿素樹脂のメチロール
基をアルコキシメチル基に変換することにより得られ
る。このアルコキシメチル基の種類については特に限定
されるものではなく、例えばメトキシメチル基、エトキ
シメチル基、プロポキシメチル基、ブトキシメチル基、
t−ブトキシメチル基等を挙げることができる。
【0036】これらの樹脂のうち、アルコキシメチル化
メラミン樹脂およびアルコキシメチル化ベンゾグアナミ
ン樹脂が好ましい架橋性化合物として挙げられる。ま
た、市販品としては、サイメル300、同301、同3
03、同370、同325、同327、同701、同2
66、同267、同238、同1141、同272、同
202、同1156、同1158、同1123、同11
70、同1174、同UFR65、同300(以上、三
井サイアナミッド(株)製)、ニカラックMx−75
0、同Mx−032、同Mx−706、同Mx−70
8、同Mx−40、同Mx−31、同Ms−11、同M
w−30(以上、三和ケミカル(株)製)等の商品名で
市販されているものを好ましく使用することができる。
【0037】エポキシ基を少なくとも1つ含有する化合
物としては、エポキシ基を分子内に2個以上含有する化
合物が好ましい。その具体例としては、ビスフェノール
A型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、
フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボ
ラック型エポキシ樹脂、環式脂肪族エポキシ樹脂、脂肪
族ポリグリシジルエーテル等を挙げることができる。
【0038】これらの市販品を示せば、ビスフェノール
A型エポキシ樹脂としては、エピコート1001、同1
002、同1003、同1004、同1007、同10
09、同1010、同828(以上、油化シェルエポキ
シ(株)製)等を、ビスフェノールF型エポキシ樹脂と
しては、エピコート807(油化シェルエポキシ(株)
製)等を、フェノールノボラック型エポキシ樹脂として
は、エピコート152、同154(以上、油化シェルエ
ポキシ(株)製)、EPPN201、同202(以上、
日本化薬(株)製)等を、クレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂としては、EOCN−102、EOCN−10
3S、EOCN−104S、EOCN−1020、EO
CN−1025、EOCN−1027(以上、日本化薬
(株)製)、エピコート180S75(油化シェルエポ
キシ(株)製)等を、環式脂肪族エポキシ樹脂として
は、CY175、CY177、CY179(以上、CI
BA−GEIGY A.G製)、ERL−4234、E
RL−4299、ERL−4221、ERL−4206
(以上、U.C.C社製)、ショーダイン509(昭和
電工(株)製)、アラルダイトCY−182、同CY−
192、同CY−184(以上、CIBA−GEIGY
A.G製)、エピクロン200、同400(以上、大
日本インキ工業(株)製)、エピコート871、同87
2(以上、油化シェルエポキシ(株)製)、ED−56
61、ED−5662(以上、セラニーズコーティング
(株)製)等を、脂肪族ポリグリシジルエーテルとして
は、エポライト100MF(共栄社油脂化学工業(株)
製)、エピオールTMP(日本油脂(株)製)等を挙げ
ることができる。
【0039】これらのうち好ましいものとしては、ビス
フェノールA型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型
エポキシ樹脂およびクレゾールノボラック型エポキシ樹
脂が挙げられる。
【0040】以上例示した化合物の大部分は高分子量体
であるが、この化合物の分子量は、特に制限されるもの
ではなく、例えばビスフェノールAまたはビスフェノー
ルFのグリシジルエーテル等の低分子量体等を使用する
こともできる。これらの架橋性化合物は、単独でまたは
2種類以上を組み合わせて用いることができる。
【0041】(C)成分の使用割合は、(A)成分10
0重量部に対して1〜100重量部が好ましく、5〜5
0重量部がより好ましい。(C)成分の使用割合が
(A)成分100重量部に対して1重量部未満の場合に
は、系の架橋が不十分となるため、パターンを形成する
こと自体が困難となる場合がある。一方、(C)成分の
使用割合が(A)成分100重量部に対して100重量
部を超える場合には、当該組成物全体のアルカリ溶解性
が過大となって、現像処理後における残膜率が低下する
方向となる。
【0042】<(D)成分>(D)成分である含フッ素
有機化合物は、得られた隔壁と、カラーフィルタの形成
に用いられるインクとの接触角を調整する目的で用いら
れる。これらの化合物の分子量は特に制限されず、低分
子量の化合物でも、高分子量体であってもよい。具体例
としては、例えばパーフルオロアルキルスルホン酸、パ
ーフルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキル
アルキレンオキシド付加物、パーフルオロアルキルトリ
アルキルアンモニウム塩、パーフルオロアルキル基と親
水基を含むオリゴマー、パーフルオロアルキル基と親油
基を含むオリゴマー、パーフルオロアルキル基と親水基
と新油基を含むオリゴマー、パーフルオロアルキルと親
水基を含むウレタン、パーフルオロアルキルエステル、
パーフルオロアルキル燐酸エステル等のフッ素含有有機
化合物を挙げることができる。これらの市販品として
は、メガファックF116、同F120、同F142
D、同F144D、同F150、同F160、同F17
1、同F172、同F173、同F177、同F178
A、同F178K、同F179、同F183、同F18
4、同F191、同F812、同F815、同F82
4、同F833、DEFENSA MCF300、同M
CF310、同MCF312、同MCF323(以上、
大日本インキ工業(株)製)、フロラードFC430、
同FC431(以上、住友スリーエム(株)製)、アサ
ヒガードAG710、サーフロンS−382、SC−1
01、SC−102、SC−103、SC−104、S
C−105、SC−106(以上、旭硝子(株)製)等
の商品名で市販されている含フッ素有機化合物を使用す
ることができる。これらの含フッ素有機化合物は、単独
でまたは2種類以上を組み合わせて用いることができ
る。
【0043】本発明における(D)成分の使用割合は、
(A)成分100重量部に対して、好ましくは0.00
1〜11重量部以下、より好ましくは0.01〜9重量
部である。(D)成分の使用割合が(A)成分100重
量部に対して0.001重量部未満の場合には、カラー
フィルタ用着色剤に使用されているインクと本発明の組
成物との間の接触角が小さくなり、インクが着色領域外
へ拡がりやすくなる。一方、(D)成分の使用割合が
(A)成分100重量部に対して11重量部を超える場
合には、得られる感放射線性樹脂組成物の感度低下、あ
るいは溶解性過剰により、現像処理後における残膜率が
低下する場合がある。(D)成分を(A)成分に対して
0.01〜9重量部含有させると、得られる隔壁とカラ
ーフィルタを形成するインクとの接触角が20〜60度
と好ましい値となり、着色目的領域外へのインクの拡が
りがなく、画素内の表面平滑性にも優れたカラーフィル
タを得ることができる。
【0044】<(E)成分>上記組成物溶液を調製する
ための溶剤としては、前述の含フッ素共重合体を製造す
るために用いられる重合溶媒として例示したものと同様
のものを用いることができる。さらに、必要に応じて、
ベンジルエチルエーテル、ジヘキシルエーテル、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル、アセトニルアセトン、イソホロン、カプ
ロン酸、カプリル酸、1−オクタノール、1−ノナノー
ル、ベンジルアルコール、酢酸ベンジル、安息香酸エチ
ル、シュウ酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、γ−ブチ
ロラクトン、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、フェニル
セロソルブアセテタート、カルビトールアセテート等の
高沸点溶剤を添加することもできる。
【0045】<その他の成分>本発明の感放射線性樹脂
組成物には、増感剤が含有されていてもよい。増感剤と
しては、例えば3−位および/または7−位に置換基を
有するクマリン類、フラボン類、ジベンザルアセトン
類、ジベンザルシクロヘキサン類、カルコン類、キサン
テン類、チオキサンテン類、ポルフィリン類、フタロシ
アニン類、アクリジン類、アントラセン類、ベンゾフェ
ノン類、アセトフェノン類等を用いることができる。増
感剤の使用割合は、(A)成分100重量部に対して、
30重量部以下、好ましくは0.1〜20重量部以下で
ある。
【0046】また、本発明の感放射線性樹脂組成物にお
いては、塗布性の改善(例えばストリエーションの防
止)や現像性の改良を行うために、フッ素系以外の界面
活性剤も添加することができる。フッ素系以外の界面活
性剤としては、例えばポリオキシエチレンラウリルエー
テル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオ
キシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレン
アルキルエーテル;ポリオキシエチレンオクチルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル等のポリオキシエチレンアリールエーテル;ポリエチ
レングリコールジラウレート、ポリエチレングリコール
ジステアレート等のポリエチレングリコールジアルキル
エステルの如きノニオン系界面活性剤;オルガノシロキ
サンポリマーKP341(信越化学工業(株)製)、ア
クリル酸系またはメタクリル酸系(共)重合体ポリフロ
ーNo.57、95(共栄油脂化学工業(株)製)等の
商品名で市販されているその他の界面活性剤を用いるこ
とができる。
【0047】これらフッ素系以外の界面活性剤の使用割
合は、組成物中における固形分100重量部に対して、
好ましくは2重量部以下、より好ましくは1重量部以下
である。
【0048】さらに、本発明の感放射線性樹脂組成物に
おいては、基板との密着性を改良するために、シランカ
ップリング剤等の接着助剤を添加することができ、また
耐熱性を改良することを目的として多価アクリレート等
の不飽和化合物などを添加することもできる。更に、本
発明の感放射線性樹脂組成物においては、必要に応じ
て、帯電防止剤、保存安定剤、ハレーション防止剤、消
泡剤、顔料、熱酸発生剤等を添加することもできる。
【0049】<インクと隔壁との接触角>インクジェッ
ト法により、着色剤であるインクの着色目的領域外への
拡がりがないカラーフィルタを得るためには、使用する
インクと感放射線性樹脂組成物によって形成される隔壁
表面(インクが付着する面)との間の濡れ性を調整するこ
とが好ましい。
【0050】インクと隔壁との間の接触角(インクが基
板表面に接触した直後、1分以内に測定される値)は、
好ましくは20〜60度、特に好ましくは40〜55度
である。接触角が20度より小さいと、隔壁内のインク
は隔壁と濡れ性が良すぎるため、インクと隔壁の界面部
分でインクが盛り上がったり、隔壁を乗り越えて着色目
的領域外へ拡がってしまう場合がある。一方、接触角が
60度より大きいと、隔壁内のインクは隔壁と濡れ性が
悪く、隔壁とインクの界面に色抜けが起きたり、インク
の中央が盛り上がることによって色ムラが起きてしまう
場合がある。
【0051】<隔壁の形成>本発明の感放射線性樹脂組
成物を用いることにより、例えば次のようにして隔壁を
形成することができる。先ず、感放射線性樹脂組成物
を、例えばその固形分の濃度が5〜60重量%となるよ
うに溶剤に溶解し、これを孔径0.2〜10μm程度の
フィルターで濾過することにより組成物溶液を調製す
る。そして、この組成物溶液をガラスウェハー等の基板
の表面に塗布し、プリベークを行うことにより溶剤を除
去して感放射線性樹脂組成物の塗膜を形成する。次い
で、形成された塗膜に対して放射線照射処理を行った
後、PEB処理を行う。その後、現像処理を行って放射
線未照射部分を除去することにより隔壁が形成される。
【0052】組成物溶液を基板に塗布する方法として
は、回転塗布法、流し塗布法、ロール塗布法等の各種の
方法を採用することができる。プリベークの条件は、例
えば加熱温度が50〜150℃、加熱時間が30秒間〜
600秒間である。放射線照射処理に使用される放射線
としては、波長365nmのi線、436nmのg線等
の紫外線、波長248nmのKrFエキシマレーザー、
波長193nmのArFエキシマレーザー等の遠紫外
線、シンクロトロン放射線等のX線あるいは電子線等の
荷電粒子線が挙げられる。
【0053】現像処理に用いられる現像液としては、例
えば、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、硅酸ナトリ
ウム、メタ硅酸ナトリウム、アンモニア水、エチルアミ
ン、n−プロピルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プ
ロピルアミン、トリエチルアミン、メチルジエチルアミ
ン、ジメチルエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエ
チルアンモニウムヒドロキシド、コリン、ピロール、ピ
ペリジン、1,8−ジアザビシクロ(5.4.0)−7−
ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ(4.3.0)−5
−ノナン等が単独でまたは2種類以上溶解されてなるア
ルカリ水溶液を用いることができる。また、このアルカ
リ水溶液に、水溶性有機溶媒、例えばメタノール、エタ
ノール等のアルコール類や、界面活性剤が適量添加され
てなるものを使用することもできる。現像処理時間は、
例えば10〜300秒間であり、現像方法としては、液
盛り法、ディッピング法、揺動浸漬法等を利用すること
ができる。
【0054】現像処理後に、流水洗浄によるリンス処理
を行い、例えば圧縮空気や圧縮窒素で風乾し、必要に応
じて例えば紫外線を該薄膜の表面に照射した後、ホット
プレート、オーブン等の加熱装置によりポストベークを
行う。ポストベークの条件は、通常、例えば150〜2
50℃の温度で3分〜2時間でよい。このようにして硬
化した隔壁が基板の上に形成される。こうして得られる
隔壁の薄膜は、高解像度、平坦度、耐熱性、透明度、硬
度等の物性に優れている。さらに、この基板の画素が構
成される領域に赤、緑、青のインク(例えば、JSR
製:オプトマーCR3010R)をインクジェット法に
よって噴射塗布し、着色された該樹脂層を熱処理により
硬化させることによりカラーフィルタが得られる。噴射
塗布したインクと、隔壁との接触角が20〜60度であ
る本発明の感放射線性樹脂組成物を用いれば、着色剤で
あるインクの着色目的外への拡がりがなく、しかも得ら
れたカラーフィルタは、画素内の表面平滑性にも優れて
いる。接触角の測定方法としては市販されているゴニオ
メーター等を利用することにより直接測定することが可
能である。
【0055】以上のことから、本発明の感放射線性樹脂
組成物は、インクジェット記録技術を利用したカラー液
晶表示装置、およびカラー撮像管素子等に用いられるカ
ラーフィルタの製造に使用される隔壁材に有用である。
【0056】
【実施例】以下、本発明の感放射線性樹脂組成物の実施
例について説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。また、以下において、重合体のポリスチレ
ン換算数平均分子量は、昭和電工(株)製のGPCクロ
マトグラフSYSTEM−21を用い、キャリア溶媒を
テトラヒドロフラン(THF)とし、流速1ml/mi
nで40℃条件下にて測定した。
【0057】〔含フッ素共重合体の合成例〕 合成例1 内容積0.5Lの電磁攪拌機付きステンレス製オートク
レーブを窒素ガスで十分置換した後、酢酸エチル270
g、エチルビニルエーテル(EVE)22.5g、クロ
トン酸(CA)40.3gおよび過酸化ラウロイル5.4
gを仕込み、ドライアイス−メタノールで−50℃まで
冷却した後、再度窒素ガスで系内の酸素を除去した。次
いでヘキサフルオロプロピレン(HFP)117gを仕
込み、昇温を開始した。オートクレーブ内の温度が70
℃に達した時点での圧力は8.3kgf/cm2を示し
た。その後、70℃で12時間攪拌下に反応を継続し、
圧力が7.kgf/cm2に低下した時点でオートクレー
ブを水冷し、反応を停止させた。室温に達した後、未反
応モノマーを放出しオートクレーブを開放、固形分濃度
16.8%のポリマー溶液を得た。得られたポリマー溶
液を水に投入しポリマーを析出させた後、n−ヘキサン
にて再沈精製し、50℃にて真空乾燥を行い80gの含
フッ素共重合体を得た(以下、この樹脂を「樹脂
(1)」と称する)。得られた樹脂(1)を昭和電工
(株)製のGPCクロマトグラフSYSTEM−2でポ
リスチレン換算数平均分子量を測定したところ、2,8
00であった。
【0058】合成例2 内容積0.5Lの電磁攪拌機付きステンレス製オートク
レーブを窒素ガスで十分置換した後、ジエチレングリコ
ールエチルメチルエーテル(EDM)270g、エチル
ビニルエーテル(EVE)10.7g、クロトン酸(C
A)47.4g、ヘプタデカフルオロノナン酸ビニル42.
63g、および過酸化ラウロイル5.4gを仕込み、ドラ
イアイス−メタノールで−50℃まで冷却した後、再度
窒素ガスで系内の酸素を除去した。次いでヘキサフルオ
ロプロピレン(HFP)118gを仕込み、昇温を開始
した。オートクレーブ内の温度が70℃に達した時点で
の圧力は8.5kgf/cm2を示した。その後、70℃
で12時間攪拌下に反応を継続し、圧力が8.1kgf
/cm2に低下した時点でオートクレーブを水冷し、反
応を停止させた。室温に達した後、未反応モノマーを放
出しオートクレーブを開放、固形分濃度16.0%のポ
リマー溶液を得た。得られたポリマー溶液を水に投入し
ポリマーを析出させた後、n−ヘキサンにて再沈精製
し、50℃にて真空乾燥を行い80gの含フッ素共重合
体を得た(以下、この樹脂を「樹脂(2)」と称す
る)。得られた樹脂(2)を昭和電工(株)製のGPC
クロマトグラフSYSTEM−21でポリスチレン換算
数平均分子量を測定したところ、1,800であった。
【0059】合成例3 内容積0.5Lの電磁攪拌機付きステンレス製オートク
レーブを窒素ガスで十分置換した後、酢酸エチル270
g、エチルビニルエーテル(EVE)16.3g、クロ
トン酸(CA)40.3g、ヘプタフルオロブチルビニ
ルエーテル19.7g、および過酸化ラウロイル5.4g
を仕込み、ドライアイス−メタノールで−50℃まで冷
却した後、再度窒素ガスで系内の酸素を除去した。次い
でヘキサフルオロプロピレン(HFP)117gを仕込
み、昇温を開始した。オートクレーブ内の温度が70℃
に達した時点での圧力は8.2kgf/cm2を示した。
その後、70℃で12時間攪拌下に反応を継続し、圧力
が7.5kgf/cm2に低下した時点でオートクレーブ
を水冷し、反応を停止させた。室温に達した後、未反応
モノマーを放出しオートクレーブを開放、固形分濃度1
6.0%のポリマー溶液を得た。得られたポリマー溶液
を水に投入しポリマーを析出させた後、n−ヘキサンに
て再沈精製し、50℃にて真空乾燥を行い80gの含フ
ッ素共重合体を得た(以下、この樹脂を「樹脂(3)」
と称する)。得られた樹脂(3)を昭和電工(株)製の
GPCクロマトグラフSYSTEM−21でポリスチレ
ン換算数平均分子量を測定したところ、1,900であ
った。
【0060】合成例4 内容積0.5Lの電磁攪拌機付きステンレス製オートク
レーブを窒素ガスで十分置換した後、酢酸エチル270
g、エチルビニルエーテル(EVE)17.0g、クロ
トン酸(CA)47.4gおよび過酸化ラウロイル5.4
gを仕込み、ドライアイス−メタノールで−50℃まで
冷却した後、再度窒素ガスで系内の酸素を除去した。次
いでヘキサフルオロプロピレン(HFP)118gを仕
込み、昇温を開始した。オートクレーブ内の温度が70
℃に達した時点での圧力は8.5kgf/cm2を示し
た。その後、70℃で12時間攪拌下に反応を継続し、
圧力が8.0kgf/cm2に低下した時点でオートクレ
ーブを水冷し、反応を停止させた。 室温に達した後、
未反応モノマーを放出しオートクレーブを開放、固形分
濃度16.2%のポリマー溶液を得た。得られたポリマ
ー溶液を水に投入しポリマーを析出させた後、n−ヘキ
サンにて再沈精製し、50℃にて真空乾燥を行い80g
の含フッ素共重合体を得た(以下、この樹脂を「樹脂
(4)」と称する)。 得られた樹脂(4)を昭和電工
(株)製のGPCクロマトグラフSYSTEM−21で
ポリスチレン換算数平均分子量を測定したところ、2,
000であった。
【0061】合成例5 内容積0.5Lの電磁攪拌機付きステンレス製オートク
レーブを窒素ガスで十分置換した後、酢酸エチル270
g、エチルビニルエーテル(EVE)34.2g、クロ
トン酸(CA)27.2gおよび過酸化ラウロイル5.4
gを仕込み、ドライアイス−メタノールで−50℃まで
冷却した後、再度窒素ガスで系内の酸素を除去した。次
いでヘキサフルオロプロピレン(HFP)119gを仕
込み、昇温を開始した。オートクレーブ内の温度が70
℃に達した時点での圧力は7.6kgf/cm2を示し
た。その後、70℃で12時間攪拌下に反応を継続し、
圧力が6.3kgf/cm2に低下した時点でオートクレ
ーブを水冷し、反応を停止させた。室温に達した後、未
反応モノマーを放出しオートクレーブを開放、固形分濃
度19.6重量%のポリマー溶液を得た。得られたポリ
マー溶液を水に投入しポリマーを析出させた後、n−ヘ
キサンにて再沈精製し、50℃にて真空乾燥を行い80
gの含フッ素共重合体を得た(以下、この樹脂を「樹脂
(5)」と称する)。得られた樹脂(5)を昭和電工
(株)製のGPCクロマトグラフSYSTEM−21で
ポリスチレン換算数平均分子量を測定したところ、8,
400であった。
【0062】実施例1 (A)成分として、樹脂(3)を100重量部、(B)
成分として2−ピペロニル−ビス(4,6−トリクロロ
メチル)−s−トリアジン5重量部、(C)成分として
ヘキサメトキシメチロールメラミン樹脂である「サイメ
ル300」20重量部、および(D)成分としてメガフ
ァックF172(大日本インキ工業(株)製;パーフル
オロアルキル基と親油性基含有オリゴマー)6重量部
を、全体の固形分濃度が40%になるように(E)成分
であるジエチレングリコールエチルメチルエーテルに溶
解させた後、孔径0.2μmのメンブランフィルターで
濾過し、本発明の感放射線性樹脂組成物を溶液として調
製した。
【0063】<マトリックス状隔壁を形成したガラス基
板の形成>ガラス基板上にスピンナーを用いて、組成物
溶液1を塗布した後、110℃で2分間ホットプレート
上でプリベークして膜厚3.0μmの塗膜を形成した。
【0064】得られた塗膜に、NSR1505i6A縮
小投影露光機((株)ニコン製、NA=0.45,λ=3
65nm)により最適焦点深度で紫外線照射処理を行っ
た後、ホットプレート上で110℃で2分間PEB処理
を行った。次いで、0.5重量%テトラメチルアンモニ
ウムヒドロキシド水溶液を用い、25℃で1分間現像処
理を行い、水で洗浄して乾燥することにより、隔壁を形
成した。
【0065】この隔壁が形成されたガラス基板をホット
プレート上で200℃で1時間加熱することにより、隔
壁のポストベークを行い、マトリックス状隔壁を形成し
たガラス基板を得た。
【0066】<放射線感応性の評価>紫外線照射時に照
射時間を変えて、PEB処理および現像を行い、5.0
μm×5.0μm以下の大きさの解像度で、しかもその
時の感度が30mJ/cm2以下でパターニングが可能
な放射線感応性を○とし、50mJ/cm2 以下でパタ
ーニングが可能な放射線感応性を△とし、上記解像度お
よび50mJ/cm2以下の感度のいずれか、または両
者がこの基準に達しない放射線感応性を×とした。結果
を表1に示す。
【0067】<耐熱寸法安定性の評価>マトリックス状
隔壁を形成したガラス基板を200℃のオーブンを用い
て1時間加熱した後、隔壁の膜厚変化を測定した。加熱
後の膜厚が、加熱前の膜厚の95%を超える場合を○、
90〜95%の範囲にある場合を△、90%未満の場合
を×とした。結果を表1に示す。
【0068】<透明性の評価>上記と同様にしてマトリ
ックス状隔壁を形成したガラス基板を得た。次いで、得
られたガラス基板の透過率を分光光度計「150−20
型ダブルビーム(日立製作所製)」を用いて400〜8
00nmの波長で測定した。このとき最低透過率が95
%を超える場合を○、90〜95%の範囲にある場合を
△、90%未満の場合を×とした。結果を表1に示す。
【0069】<耐薬品性の評価>マトリックス状隔壁を
形成したガラス基板を30℃の硝酸第二セリウムアンモ
ニウム+過塩素酸混合水溶液中に15分間浸せきし、膜
厚変化を測定し、10%以下の膜厚変化を○、10%以
上の膜厚変化を△、膨潤が大きく、基板から剥がれてし
まう状態を×とした。結果を表1に示す。
【0070】<接触角の評価>紫外線照射処理を全面に
ほどこして作成したマトリックス状隔壁を形成したガラ
ス基板に、インク(JSR製;オプトマーCR3010
R)を10μl程度滴下し、接触角を測定した。結果を表
1に示す。
【0071】<画素表面均一性の評価>マトリックス状
隔壁を形成したガラス基板にインクジェット法によりイ
ンク(JSR製;オプトマーCR3010R)を滴下し、
220℃のオーブンを用いて30分加熱した後、画素内
の膜厚を測定し、膜厚のバラツキが2%未満の場合を
◎、2%以上3%未満の範囲にある場合を○、3%以上
5%未満の範囲にある場合△、5%以上の場合を×とし
た。結果を表1に示す。
【0072】実施例2 (A)成分として樹脂(1)を用いた以外は実施例1と
同様にして、本発明の感放射線性樹脂組成物の調製、隔
壁の形成および評価を行った。結果を表1に併せて示
す。
【0073】実施例3 (A)成分として樹脂(4)を用い、(D)成分とし
て、メガファックF177(大日本インキ工業(株)
製;パーフルオロアルキル基と親水性基・親油性基含有
オリゴマー)3重量部を溶解させた以外は実施例1と同
様にして、本発明の感放射線性樹脂組成物の調製、隔壁
の形成および評価を行った。結果を表1に併せて示す。
【0074】実施例4 (A)成分として樹脂(5)を用い、(D)成分とし
て、パーフルオロアルキル基含有オリゴマー(メガファ
ックF178K;大日本インキ工業(株)製)3重量部
を溶解させた以外は実施例1と同様にして、本発明の感
放射線性樹脂組成物の調製、隔壁の形成および評価を行
った。結果を表1に併せて示す。
【0075】実施例5 (A)成分として樹脂(4)を用い、(D)成分とし
て、DEFENSA MCF310(大日本インキ工業
(株)製;非イオン性フッ素系表面保護剤)3重量部を
溶解させた以外は実施例1と同様にして、本発明の感放
射線性樹脂組成物の調製、隔壁の形成および評価を行っ
た。結果を表1に併せて示す。
【0076】比較例1 (A)成分として樹脂(1)を用い、(D)成分を用い
なかった以外は実施例1と同様にして、比較用の感放射
線性樹脂組成物の調製、隔壁の形成および評価を行っ
た。結果を表1に併せて示す。
【0077】比較例2 (A)成分として樹脂(2)を用い、(D)成分とし
て、メガファックF172(大日本インキ工業(株)
製;パーフルオロアルキル基と親油性基含有オリゴマ
ー)9重量部を溶解させた以外は比較例1と同様にし
て、比較用の感放射線性樹脂組成物の調製、隔壁の形成
および評価を行った。結果を表1に併せて示す。
【0078】
【表1】
【0079】
【発明の効果】本発明の感放射線性樹脂組成物は、アル
カリ性水溶液で現像でき、高解像度、高感度であり、し
かも、耐熱性、耐薬品性、透明性等の諸特性とともに、
インクジェット記録技術を利用したカラーフィルタ製造
において、着色剤であるインクの着色目的領域外への拡
がりがなく、画素内の表面平滑性に優れたインクの噴射
塗布ができる隔壁を容易に形成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根本 宏明 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 (72)発明者 別所 信夫 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)、(a−1)ヘキサフルオロプロ
    ピレン、(a−2)不飽和カルボン酸および/または不
    飽和カルボン酸無水物および(a−3)上記(a−1)
    成分および(a−2)成分と共重合可能な不飽和化合物
    との含フッ素共重合体、(B)、放射線の照射を受けて
    酸を発生する酸発生化合物、(C)、架橋性化合物、
    (D)、(A)成分以外の含フッ素有機化合物並びに
    (E)、前記(A)成分、(B)成分、(C)成分およ
    び(D)成分を溶解している有機溶媒からなることを特
    徴とする、カラーフィルタ隔壁形成用感放射線性樹脂組
    成物。
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