JPH11280998A - 配備装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】構成並びに操作が簡単で、信頼性が高く、セキ
ュリティーが確実な配備装置を提供する。 【解決手段】配備装置は、垂直なフレーム（１）に沿っ
て、ガスシリンダー（７）のための複数の場所を有し、
これら場所は、シリンダーを搬送するために使用される
ラックにより部分的に規定されている。各場所は、フレ
ーム上に、シリンダーの挿入並びに取り出しを防ぐロッ
ク可能な閉成形態と開成形態との間で回動可能な保持装
置を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ガスシリンダーを
貯蔵並びに保持するための配備装置、特に、保持装置が
夫々設けられ、シリンダーを収容するための少なくとも
２つの場所を備え、各保持装置は、前記場所に対してア
クセス可能なような開成形態（位置）と、アクセスを不
可能にし、特に一時的に貯蔵する場所からのシリンダー
の取り出し並びにその場所への戻しを防ぐ閉成形態（位
置）との間で移動可能な形式の配備装置に関する。

【０００２】

【従来技術】このような形式の配備装置は、同出願人に
よるＰＣＴ／ＦＲ９７．０２２３９に開示されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、この形式の装
置よりも構成並びに操作が簡単で、信頼性が高く、セキ
ュリティーが確実な装置が望まれている。

【０００４】本発明の目的は、上記要求を満足すること
の可能な配備装置を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の一態様に係われば、各保持装置は、閉成形
態と、シリンダーを解放する開成形態との間で少なくと
も１つの軸を中心として回転可能な覆う形態の構造体を
具備し、この構造体は、閉成形態においてシリンダーの
本体の周りを通る少なくとも１つのフープを有する。

【０００６】本発明の他の態様に係われば、構造体は、
閉成形態において、シリンダーの少なくともヘッドを覆
うほぼ半円筒形もしくは矩形のフードの形状である部分
を有し、前記軸は垂直もしくは水平であり、保持装置
は、夫々共通のフレームに装着されており、また、前記
フレームは代表的には垂直でほぼ平坦であり、垂直面の
少なくとも１つに互いに近接した前記場所がある。

【０００７】本発明の他の態様に係われば、収容場所
は、取外し可能なラックにより少なくとも部分的に規定
されており、好ましくは、昇降並びに搬送装置と共同す
るための手段を有し、１セットのシリンダーの搬送並び
に所定場所への位置付け並びに除去のために使用され
る。各保持装置は、シリンダーに支持された電子タグと
共同する電子装置を有し、この電子装置は、保持装置の
移動部分に装着されたアンテナを有する。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下の説明並びに図面に従う説明
で、同じもしくは類似の部材は、サフィクスを付加して
同じ参照符号で示されている。

【０００９】図１に示すガスシリンダーを貯蔵並びに保
持するための配備装置は、軽く所定の場所に搬送が容易
で、矩形で実質的に平坦な形態の金属フレーム１を有す
る。この金属のフレーム１は、垂直に延びた１対の起立
部２と、上クロスバー３と、下クロスバー４と、中間ク
ロスバー５とにより構成されている。上記起立部２は、
これらの下部に、起立部の強度を増すと共に床のカバー
上に設置するために傾斜かすがい、即ち、三脚台６が設
けられている。

【００１０】前記フレーム１は、サイズや容量に応じた
所定の数のガスシリンダー７がフレーム１によって起立
できるように、高さ並びに幅を有する。各シリンダー
は、ガスバルブ体とこのバルブを保護するためのボンネ
ットとからなるヘッド８を有している。

【００１１】図１に示すように、フレーム１に沿う各場
所に関連して保持装置が設けられている。保持装置は、
水平軸３０を中心として垂直に回動可能であり、保持フ
ープ９とフード、即ち、キャップ１０との組合せ体によ
り構成されている。この保持フープ９は、シリンダーの
上部の周囲に延びて、これを囲んでおり、また、フード
１０は、シリンダーの上部を覆っている。保持装置は、
閉成場所では、ヘッド８を完全に覆っており、このヘッ
ドへのいかなるアクセスも防止している。図１に示すよ
うに単一の組合せ体、もしくは、図２に示すように、少
なくとも１つのリンク１１により一緒に結合され、別々
の水平軸を中心として回動される２つの組合せ体を形成
し、同時に開閉するように、フープ９とフード１０とは
同時に回動可能である。この開成は、フレーム１に支持
された、例えば、ガスベアリング１２により効果的にな
される。図１に示す実施の形態において、フープ９とフ
ード１０との組み合せ体は、フード９の両横方向アーム
の一端で上クロスバー（クロス部材）３に枢支されてい
る。また、前記ばね１２は、フープの一方のアームに作
用する。図２に示す実施の形態においては、フープ９
は、この例の場合には比較的短い両横方向アームの一端
で、中間クロスバー（クロス部材）５に枢支され、ま
た、フード１０は、これの隅部で上クロス部材３に枢支
されている。図２に示す実施の形態において、補助の前
記ばね１２はフード１０に作用する。

【００１２】一般的に、フード９は、前方から見たとき
に、全体がＵ字形状になっている。このＵ字形状の両ブ
ランチ間の幅は、シリンダー７の直径に対応している。
そして、側方から見たときには、開いたＬ字形状をし
て、開成場所において、シリンダーのヘッド８が入るこ
とを可能にしている。前記フード１０は、傾斜したルー
フ部１３により上端開口が閉塞された半円筒形をしてい
る。効果的には、フード１０は、テクニカルグレート・
プラスチックで形成され、連続して孔の無いシェルを形
成している。図２に示すように、このフードは、内面に
電子回路１４を備えている。この電子回路は、フード１
０に沿って延びたアンテナと接続されており、シリンダ
ーが電子タグのような認識並びにトレース手段を備えて
いるときに、シリンダー７のネック部に固定された電子
タグ１６と好ましくは対向して読み取ることが可能であ
る。また、アンテナは、フレーム１のユニットに動かな
いように設けられた回路１４に接続されることにより、
フープ９内もしくはフード１０の内面に装着され得る。

【００１３】前述したＰＣＴ／ＦＲ９７．０２２３９に
開示されているように、フープ９とフード１０との装置
（ｇｅａｒ）は、この明細書に開示されているアクセス
・クリアランスのシーケンスの機能として、組合せ体を
開成並びに／もしくは閉成可能にするように、フレーム
に支持された電磁キャッチと共同可能な手段を有する。
代表的には、図１に概略的に示すように、フープ９とフ
ード１０との一方は、フレーム１に装着された電磁キャ
ッチの保持部材（キーパ）１７中に挿入され得るボルト
部材（図示せず）を有する。

【００１４】シリンダー７は、図２に示すように、フレ
ーム１の床カバー上に直接置かれ得る。前記フープ９並
びにフード１０のサイズと場所とは、フープ並びにフー
ドが下降されたときに、シリンダーを傾けることにより
シリンダーがハウジングから出っ張ることを防止する。
効果的には、本発明の一態様に係われば、シリンダー７
は、フレーム１の垂直面の一方に沿って収容され得、床
のカバー上に載置される、全体がＬ字形状のラック１８
のハウジング内に夫々配設されている。このラック１８
は、前記Ｌ字形状の短い方の脚部を形成し、この上にシ
リンダー７が載置されるベースプレート１９を有する。
シリンダーは、夫々、エンドプレート２０と、Ｕ字形状
の区画片２１の側面とにより横方向で支持されている。
区画片２１の水平な底部はトンネル部２２を形成してい
る。これらトンネル部は、フォークリフト・トラックの
フォークが挿入可能なようにこれらとほぼ同じサイズを
有し、この結果、シリンダーが配備されたラックを搬送
し、設置することができる。シリンダーは、ラック１８
の、スリットを備えた突出部（ランナー）２３に図示し
ない紐（ストラップ）を通すことにより、搬送並びに取
り扱いの間、ラックの所定位置に保持される。図１から
明らかなように、各フレーム１は、垂直面の各々にラッ
ク１８を有効に収容している。ラックの１方は、運ばれ
る充填シリンダーで満たされており、他方のシリンダー
は、前記ＰＣＴ／ＦＲ９７．０２２３９に開示された処
置に従って交換される空のシリンダーを受けるように空
である。

【００１５】図３の平面図に示す実施の形態において、
フレーム１には、各側に１つづつ、計２つのシリンダー
が配備されている。この実施の形態において、囲む形態
の構造体は、ルーフ部１３を備えた半円筒状のフード１
０を有する。ルーフ部は、ハウジング内に位置されたシ
リンダー７と実質的に同軸線の垂直軸３１を中心として
回転可能に、上クロス部材３から横方向に突出したラグ
３２に支持されている。フード１０の堅い側壁は、図３
の左側の部分に示される閉成形態において、フレーム１
に支持された電磁キャッチ２５のキーパ中に挿入され得
るボルトを形成するラグ２４により軸３１を越える方向
に延出している。図３の右側の部分に示される開成形態
において、フードが、フレーム１に当接する、フードの
突出部２６により規定される広い開成形態に達するま
で、フード１０は軸３１を中心として後方に回動され、
フレーム１内に部分的に収容される。図３の実施の形態
の変形例において、保持装置は、フード１０に加えて、
シリンダーの中間部分の周りを通り、シリンダーと同軸
的もしくはシリンダーの軸線からオフセットした垂直軸
線を中心として動く糸状のフープを有する。この場合フ
ード１０は、フープとフードとの結合が維持されている
場合には、フープの軸線に近接し、かつシリンダーの軸
線からオフセットした垂直軸線を中心として回転可能な
ように装着されていることが好ましい。

【００１６】本発明は、特別の実施の形態を参照して説
明されているが、これに限定されるものではなく、反対
に、請求の範囲の範囲内で、この分野の者にとって明ら
かであろう方法で変更並びに変形可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態に係わる配備装置の一部
切欠斜視図である。

【図２】開成位置にあるフードとフープとを示す変形例
の装置の一部の斜視図である。

【図３】本発明の他の実施の形態に係わる装置の概略平
面図である。

【符号の説明】

１…フレーム、７…ガスシリンダー、８…ヘッド、９…
保持フープ、１０…キャップ、１８…ラック

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 夫々が開成形態と閉成形態との間で変更
   可能な保持装置を備え、シリンダー（７）を夫々収容す
   る少なくとも２つの場所を具備するガスシリンダーを貯
   蔵並びに保持するための配備装置において、前記保持装
   置は、閉成形態と、シリンダーを解放する開成形態との
   間で少なくとも１つの軸（３０；３１）を中心として回
   転可能な覆う形態の構造体を具備し、この構造体は、閉
   成形態においてシリンダー（７）の本体の周りを通る少
   なくとも１つのフープ（９）を有することを特徴とする
   装置。
2. 【請求項２】 前記構造体は、閉成形態において、シリ
   ンダーの少なくともヘッド（８）を覆うほぼ半円筒形も
   しくは矩形のフード（１０）の形状である部分を有する
   ことを特徴とする請求項１の装置。
3. 【請求項３】 前記軸（３１）は、垂直であることを特
   徴とする請求項１もしくは２の装置。
4. 【請求項４】 前記軸（３０）は、水平であることを特
   徴とする請求項１もしくは２の装置。
5. 【請求項５】 前記保持装置（９，１０）は、夫々共通
   のフレーム（１）に装着されていることを特徴とする請
   求項１ないし４のいずれか１の装置。
6. 【請求項６】 前記フレーム（１）は垂直であることを
   特徴とする請求項５の装置。
7. 【請求項７】 前記フレーム（１）は、ほぼ平坦であ
   り、また、垂直面の少なくとも１つに互いに近接した前
   記場所があることを特徴とする請求項６の装置。
8. 【請求項８】 前記フレーム（１）は搬送可能であるこ
   とを特徴とする請求項５ないし７のいずれか１の装置。
9. 【請求項９】 前記シリンダーを収容する場所は、取外
   し可能なラック（１８）により少なくとも部分的に規定
   されていることを特徴とする請求項１ないし８のいずれ
   か１の装置。
10. 【請求項１０】 前記ラック（１８）は、昇降並びに搬
    送装置と共同するための手段（２２）を有することを特
    徴とする請求項９の装置。
11. 【請求項１１】 前記ラック（１８）は、全体がＬ字形
    状の形態であることを特徴とする請求項９もしくはシー
    ト１０の装置。
12. 【請求項１２】 前記保持装置は、シリンダー（７）に
    設けられた少なくとも１つの電子タグ（１６）と共同す
    る電子装置（１４，１５）を有することを特徴とする請
    求項１ないし１１のいずれか１の装置。
13. 【請求項１３】 前記電子装置は、前記保持装置の移動
    部分（１０）に装着されたアンテナ（１５）を有するこ
    とを特徴とする請求項１２の装置。
14. 【請求項１４】 前記アンテナ（１５）は、覆う形態の
    構造体（１０，９）中に配設されていることを特徴とす
    る請求項１３の装置。