JPH11280320A - 扉の耐震ロック装置 - Google Patents

扉の耐震ロック装置

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JPH11280320A
JPH11280320A JP8529998A JP8529998A JPH11280320A JP H11280320 A JPH11280320 A JP H11280320A JP 8529998 A JP8529998 A JP 8529998A JP 8529998 A JP8529998 A JP 8529998A JP H11280320 A JPH11280320 A JP H11280320A
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JP
Japan
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door
latch member
latch
cabinet
lock device
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JP8529998A
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English (en)
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Akihiro Nakamura
明弘 中村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震の際に扉を閉止状態に保持し、キャビネ
ット内の収納物が落下して散乱するのを防ぐ扉の耐震ロ
ック装置において、構造が簡単であるとともに、地震時
に確実に動作する扉の耐震ロック装置を提供すること。 【解決手段】 キャビネット1内部に固定部材2を取着
し、この固定部材2に、前端にラッチ部3を備えるとと
もに、キャビネット1の振動により斜前下方にスライド
して下方位置に停止保持されるラッチ部材4を設け、こ
の下方位置に位置するラッチ部材4のラッチ部3が係止
する係合部5を備えた係合部材6をキャビネット1の扉
10裏面に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャビネッにおけ
る扉の耐震ロック装置に関し、特に地震の際に扉を閉止
状態に保持し、キャビネット内の収納物が落下して散乱
するのを防ぐ扉の耐震ロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すような扉の耐震ロック
装置が提案されている。この扉の耐震ロック装置は、矩
体と、この矩体の開口部に蝶着された扉10とを有する
キャビネット1に用いられるものであり、扉10裏面に
取付けられ、係合部5を備えた係合部材6と、矩体内の
固定部材2に枢着され前後方向に揺動自在とされたラッ
チ部材4とから形成されている。
【0003】固定部材2は、矩体の天板1a裏面の扉1
0側に固着されている。ラッチ部材4は、固定部材2に
枢着された揺動軸30と、この揺動軸30を中心として
揺動する揺動板31と、揺動板31の後端部に設けられ
た膨出部32と、揺動板31の前端部に設けられたラッ
チ部3とから形成されている。係合部材6は、略L字型
に形成され、この一片が扉10裏面に密着固定され、先
端部に係合部5を有する他片が扉10裏面に突設されて
いる。扉10は、閉止時に磁石によって矩体に固定され
ている。また、固定部材2内部に膨出部32を下方に押
し下げる鋼球33が内装されている。
【0004】このような扉の耐震ロック装置では、通常
状態において、揺動板31はラッチ部3を下方に傾けて
バランスしており、扉10を自在に開閉することができ
る。扉10の閉止状態のときに地震が発生すると、キャ
ビネット1の振動で鋼球33が膨出部32を押し、揺動
板31が揺動してラッチ部3側が上方に回動して保持さ
れる。そして、地震の振動で扉10が開放しようとして
少し開くと、係合部5が略水平方向に移動してラッチ部
3に係止し扉10の開放を阻止してロックすることがで
きる。
【0005】このような扉の耐震ロック装置では、地震
の際に扉10を少し開けた状態に保持して、キャビネッ
ト1内の収納物が落下し散乱するのを防いでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の扉の耐震ロック装置では、鋼球33で揺動板31を
揺動させ、係合部5にラッチ部3を位置合わせして係止
させているため、固定部材2やラッチ部材4の構造が複
雑になり、コスト高であるとともに、ラッチ部3の位置
合わせのための設計が難しくなっている。
【0007】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、構造が簡単であるととも
に、地震時に確実に動作する扉の耐震ロック装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、キャビネット1内部に固定
部材2を取着し、この固定部材2に、前端にラッチ部3
を備えるとともに、キャビネット1の振動により斜前下
方にスライドして下方位置に停止保持されるラッチ部材
4を設け、この下方位置に位置するラッチ部材4のラッ
チ部3が係止する係合部5を備えた係合部材6をキャビ
ネット1の扉10裏面に設けてなることを特徴として構
成している。
【0009】このような扉の耐震ロック装置では、通常
使用状態では、ラッチ部材4は固定部材2によって上方
位置に保持されており、扉10の開閉が自在に行える。
そして、扉10の閉止状態のときに地震が発生すると、
キャビネット1の振動によってラッチ部材4が斜前下方
にスライドして下方位置に停止保持され、扉10裏面に
固着された係合部材6の係合部5にラッチ部材4前端の
ラッチ部3が係止し、扉10を少し開けた状態で開かな
いように保持してロックする。このロックを解除するに
は、扉10を押し戻すことにより、係合部5がラッチ部
3を押し戻し、ラッチ部材4をスライド上昇させて上方
位置に復帰させることによって行う。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、その上をラッチ部材4がスライドす
る傾斜面7を固定部材2に設け、この傾斜面7の両側に
ラッチ部材4をガイドするガイド片8を立設してなるこ
とを特徴として構成している。
【0011】このような扉の耐震ロック装置では、傾斜
面7の両側に立設された両ガイド片8にガイドされた状
態で、傾斜面7上を斜前下方向にラッチ部材4が滑り落
ち、斜め上方からラッチ部3が係合部5に係止して扉1
0をロックする。
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、傾斜面7の上端部又は下端部にラッ
チ部材4を載置して上方位置に保持する水平部9を設け
てなることを特徴として構成している。
【0013】このような扉の耐震ロック装置では、水平
部9上に載置されたラッチ部材4がキャビネット1の振
動で水平部9より落下することによって、ラッチ部材4
が傾斜面7を滑り落ちる。
【0014】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の発明において、両ガイド片8間の間隔をラッチ部材
4の横幅より幅拡に形成するとともに、ラッチ部材4の
横方向への移動によってラッチ部材4が水平部9から落
下するように形成してなることを特徴として構成してい
る。
【0015】このような扉の耐震ロック装置では、両ガ
イド片8間の間隔がラッチ部材4の横幅よりも広いた
め、キャビネット1の横方向の振動でラッチ部材4が横
方向に移動し、ラッチ部材4が水平部9から落下するこ
とによって、ラッチ部材4が傾斜面7を滑り落ちる。
【0016】また、請求項5記載の発明は、請求項2乃
至4記載の発明において、両ガイド片8を奥側ほどラッ
チ部材4を挟持可能な幅狭に形成してなることを特徴と
して構成している。
【0017】このような扉の耐震ロック装置では、ロッ
ク解除するときに、奥側ほどその間隔が幅狭い両ガイド
片8間にガイドされて下方位置のラッチ部材4がスライ
ド上昇し、上方位置では両ガイド片8に挟持されるた
め、常にラッチ部材4を上方位置の定位置に収めること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の扉の耐
震ロック装置を図1乃至図6に基づいて説明する。
【0019】図1は、本発明の実施形態の扉の耐震ロッ
ク装置の動作状態を示す要部の縦断面図である。また、
図2は、同上の扉の耐震ロック装置を示す斜視図であ
る。また、図3は、同上の扉の耐震ロック装置を有する
キャビネットを示す斜視図である。
【0020】図1乃至図3に示すように、この扉の耐震
ロック装置は、キャビネット1内部に固定部材2を取着
し、この固定部材2に、前端にラッチ部3を備えるとと
もに、キャビネット1の振動により斜前下方にスライド
して下方位置に停止保持されるラッチ部材4を設け、こ
の下方位置に位置するラッチ部材4のラッチ部3が係止
する係合部5を備えた係合部材6をキャビネット1の扉
10裏面に設けている。また、その上をラッチ部材4が
スライドする傾斜面7を固定部材2に設け、この傾斜面
7の両側にラッチ部材4をガイドするガイド片8を立設
している。また、傾斜面7の下端部にラッチ部材4を載
置して上方位置に保持する水平部9を設けている。
【0021】固定部材2は、底部と両側部とを有してお
り、上方に開口を向けた縦断面略コ字型に形成され、前
面がキャビネット1の開口部側面と面一になるよう、天
板1a裏面の扉10近傍の適当な位置に設けられてい
る。底部は、スライド部11とこのスライド部11の前
端の段落ち部12とから形成されている。スライド部1
1は、その上面が奥側ほど高い傾斜面7を有しており、
段落ち部12の底面が水平部を形成している。両側部
は、スライド部11および段落ち部12の両端部に対向
して立設されたガイド片とこのガイド片の上端に外方に
向けてそれぞれ延設された固定板13とから形成されて
いる。固定板13には、固定板13上面をキャビネット
1の天板1a裏面にビス14によって密着固定するため
のビス孔15がそれぞれ穿設されている。また、両ガイ
ド片内面前側の対向位置にラッチ部材4を下方位置に停
止保持するための略棒状のストッパ部16がそれぞれ突
設されている。
【0022】ラッチ部材4は、略矩体形状に形成され、
下面に固定部材2の傾斜面7上を滑り落ちる奥側ほど高
い傾斜摺動面19が形成されている。ラッチ部3は、ラ
ッチ部材4前端部に一体に垂設されて形成され、段落ち
部12にちょうど内嵌する大きさに形成されている。ラ
ッチ部材4の横幅は固定部材2のガイド片の間の間隔と
略同一長さに形成されている。ラッチ部材4の両側面に
は、固定部材2のストッパ部16を内嵌する奥側ほど高
位置の凹溝状のストッパ保持部17が形成されている。
そして、このストッパ保持部17にストッパ部16を内
嵌した状態で、傾斜面7上を傾斜摺動面19が摺動する
ことによって、ラッチ部材4が固定部材2にスライド可
能に設けられている。また、ラッチ部3が段落ち部12
に内嵌し、水平部9上にラッチ部3下面が載置されるこ
とによって、傾斜面7上を傾斜摺動面19が滑り落ちな
いように、ラッチ部材4を上方位置に停止保持してい
る。このとき、ラッチ部材4及び固定部材2の前面は略
面一になるように形成されている。また、ラッチ部材4
の下方位置では、ストッパ部16がストッパ保持部17
の下端部の内側面に当接して、それ以上、傾斜面7上を
傾斜摺動面19が滑り落ちないように停止保持してい
る。また、傾斜面7及び傾斜摺動面19は、ラッチ部材
4が重力によって簡単に傾斜面7上を滑り落ちるような
傾き角度及び表面状態を有している。
【0023】係合部材6は、側面視略L字型であり、扉
10裏面の固定部材2と対向する適当な位置に密着固定
された長板状の取付板18と、この取付板18下端に略
直交して一体に突設された短板状の係合部5とから形成
されている。取付板18の上部には、取付板18上部に
は、ビス14によって扉10裏面に固定するためのビス
孔15が設けられている。また、係合部5の先端部が上
方に少し突出するよう屈曲形成されて係合凹溝5aが形
成されている。この係合凹溝5aは、ラッチ部材4が下
方位置に位置しているときにラッチ部3と略同一高さに
位置するよう配置されている。そして、この係合凹溝5
aにラッチ部3が上方から内嵌することによって、ラッ
チ部3が係合部5に係止する。
【0024】また、扉10裏面の上端部に磁石20が固
定されており、扉閉止時にこの磁石20に磁着される磁
着部材21がキャビネット1開口部の磁石20と対向す
る位置に設けられている。
【0025】このような扉の耐震ロック装置において、
扉10の閉止状態では、磁石20が磁着部材21に磁着
して扉10が閉止状態を維持している。このとき、水平
部9上にラッチ部3が載置されてラッチ部材4は上方位
置に停止保持されている。また、係合部材6の取付板1
8表面はラッチ部材4及び固定部材2の前面に当接して
いる。そして、この状態から扉10を開けるには、扉1
0の取っ手(図示せず)を適当な力で手前に引くことに
よって、磁力に逆らって磁石20が磁着部材21から離
れて行われる。このとき、ラッチ部材4は上方位置に位
置維持されている。また、扉10の閉止状態のときに、
地震などが発生しキャビネット1が前後方向に振動する
と、ラッチ部3が段落ち部12上から前側に滑り落ち、
傾斜面7上を傾斜摺動面19が滑り落ちてラッチ部材4
が斜前方向にスライドする。そして、ラッチ部3が上方
から係合凹溝5aに内嵌して係合部5と係止することに
よって、この振動により開放しようとする扉10をラッ
チ部材4のスライド距離に相当する分だけ少し開いた状
態で保持してロックする。この扉10のロックによっ
て、キャビネット1の収納物が外部へ落下し散乱するの
を防いでいる。このロックを解除するには、扉10を押
し戻すことによって行い、係合部材6表面がラッチ部材
4前面を押圧してラッチ部材4が傾斜面7をスライド上
昇し、水平部9上にラッチ部3が載置されることによっ
て、簡単にラッチ部材4を上方位置に復帰させることが
できる。
【0026】このような扉の耐震ロック装置では、ラッ
チ部材4が固定部材2を滑り落ちるための簡単な構造を
有しており、ラッチ部3の位置も計算で簡単に算出でき
るため、設計が容易であるとともに、安価に製造でき
る。
【0027】図4は、本発明の実施形態の同上と異なる
扉の耐震ロック装置を示す斜視図である。
【0028】図4に示すように、この扉の耐震ロック装
置は、同上の扉の耐震ロック装置と略同形状に形成され
ている。異なる点は、同上の扉の耐震ロック装置におけ
るストッパ部16の構造である。固定部材2において、
まず、ガイド片内面に略棒状のストッパ部16が突設さ
れていない。この場合のストッパ部16は、各ガイド片
の前端縁の全長に亘って対向する向きに突設された板状
に形成されている。また、ラッチ部材4に溝状のストッ
パ保持部17は設けられておらず、ラッチ部材4両側面
の奥部に外方向に向けてそれぞれ角柱状のストッパ保持
部17が突設されている。また、ストッパ保持部17を
含むラッチ部材4の横幅は、固定部材2のガイド片の間
の空間の横幅よりも少し短く形成されている。
【0029】このような扉の耐震ロック装置では、ラッ
チ部材4が傾斜面7を滑り落ち、ストッパ保持部17の
前面がストッパ部16の後面に当接することによって、
ラッチ部材4を下方位置に停止保持している。
【0030】図5は、本発明の実施形態の同上と異なる
扉の耐震ロック装置を示す斜視図である。また、図6
は、同上の扉の耐震ロック装置の動作状態を示す要部の
平面図である。
【0031】図5、図6に示すように、この扉の耐震ロ
ック装置は、図1に示す扉の耐震ロック装置と略同形状
に形成されている。異なる点は、両ガイド片8間の間隔
をラッチ部材4の横幅より幅拡に形成するとともに、ラ
ッチ部材4の横方向への移動によってラッチ部材4が水
平部9から落下するように形成していることと、両ガイ
ド片8を奥側ほどラッチ部材4を挟持可能な幅狭に形成
していることである。
【0032】固定部材2においては、両ガイド片8が奥
側ほど狭いテーパー状に形成されている。また、水平部
9が固定部材2前端の略中央に幅狭く形成されている。
ラッチ部材4においては、奥側の両隅部が縦方向に切断
除去して切断面22が形成され、両切断面22が固定部
材2の両ガイド片8のテーパー角度に略一致している。
また、ラッチ部3は、ラッチ部材4の前面略中央に縦に
細長い角柱状に突設形成されている。このラッチ部3下
端部がややラッチ部材4下面に突出している。
【0033】このような扉の耐震ロック装置では、ラッ
チ部材4の上方位置においては、切断面22が両ガイド
片8奥部内面に略挟持され、水平部9上にラッチ部3が
載置されている。そして、キャビネット1が地震で横方
向に振動したときに、ラッチ部材4の切断面22がガイ
ド片8を横方向に押圧し、ラッチ部材4がガイド片8に
沿って前方に滑り落ちる。このラッチ部材4が両ガイド
片8間隔の幅拡い部分に移動して横方向にもスライドす
るため、ラッチ部3が水平部9の横から落下し、ラッチ
部3が傾斜面7上を滑り落ちる。
【0034】このような扉の耐震ロック装置では、キャ
ビネット1が地震で横方向に振動しても、ラッチ部材4
が傾斜面7上を滑り落とすことができる。また、ロック
解除するときに、奥側ほどその間隔が幅狭い両ガイド片
8間にガイドされて、下方位置のラッチ部材4がスライ
ド上昇し、上方位置では両ガイド片8に挟持されるた
め、常にラッチ部材4を上方位置の定位置に収めること
ができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、地震発生時
に、ラッチ部材が斜前下方にスライドして下方位置に停
止保持され、係合部材の係合部にラッチ部材のラッチ部
が係止し、扉を少し開けた状態で開かないように保持し
てロックしてため、地震時に確実に動作し、また、構造
が簡単であるため、設計が容易であるとともに安価に製
造できる。
【0036】また、請求項2記載の発明では、傾斜面の
両側に立設された両ガイド片にガイドされた状態で、傾
斜面上を斜前下方向にラッチ部材を滑り落とすことがで
きる。
【0037】また、請求項3記載の発明では、水平部上
に載置されたラッチ部材がキャビネットの振動で水平部
より落下することによって、ラッチ部材を容易に傾斜面
を滑り落とすことができる。
【0038】また、請求項4記載の発明では、両ガイド
片間の間隔がラッチ部材の横幅よりも広いため、キャビ
ネットの横方向の振動でラッチ部材が横方向に移動し、
ラッチ部材が水平部から落下することによって、ラッチ
部材を容易に傾斜面を滑り落とすことができる。
【0039】また、請求項5記載の発明では、ロック解
除するときに、奥側ほどその間隔が幅狭い両ガイド片間
にガイドされて下方位置のラッチ部材がスライド上昇
し、上方位置では両ガイド片に挟持されるため、常にラ
ッチ部材を上方位置の定位置に収めることができ、動作
が安定している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の扉の耐震ロック装置の動作
状態を示す要部の縦断面図である。
【図2】同上の扉の耐震ロック装置を示す斜視図であ
る。
【図3】同上の扉の耐震ロック装置を有するキャビネッ
トを示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態の同上と異なる扉の耐震ロッ
ク装置を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施形態の同上と異なる扉の耐震ロッ
ク装置を示す斜視図である。
【図6】同上の扉の耐震ロック装置の動作状態を示す要
部の平面図である。
【図7】従来の扉の耐震ロック装置を示す要部の縦断面
図である。
【符号の説明】
1 キャビネット 1a 天板 2 固定部材 3 ラッチ部 4 ラッチ部材 5 係合部 5a 係合凹溝 6 係合部材 7 傾斜面 8 ガイド片 9 水平部 10 扉 11 スライド部 12 段落ち部 13 固定板 14 ビス 15 ビス孔 16 ストッパ部 17 ストッパ保持部 18 取付板 19 傾斜摺動面 20 磁石 21 磁着部材 22 切断面 30 揺動軸 31 揺動板 32 膨出部 33 鋼球

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネット内部に固定部材を取着し、
    この固定部材に、前端にラッチ部を備えるとともに、キ
    ャビネットの振動により斜前下方にスライドして下方位
    置に停止保持されるラッチ部材を設け、この下方位置に
    位置するラッチ部材のラッチ部が係止する係合部を備え
    た係合部材をキャビネットの扉裏面に設けてなることを
    特徴とする扉の耐震ロック装置。
  2. 【請求項2】 その上をラッチ部材がスライドする傾斜
    面を固定部材に設け、この傾斜面の両側にラッチ部材を
    ガイドするガイド片を立設してなることを特徴とする請
    求項1記載の扉の耐震ロック装置。
  3. 【請求項3】 傾斜面の上端部又は下端部にラッチ部材
    を載置して上方位置に保持する水平部を設けてなること
    を特徴とする請求項2記載の扉の耐震ロック装置。
  4. 【請求項4】 両ガイド片間の間隔をラッチ部材の横幅
    より幅拡に形成するとともに、ラッチ部材の横方向への
    移動によってラッチ部材が水平部から落下するように形
    成してなることを特徴とする請求項3記載の扉の耐震ロ
    ック装置。
  5. 【請求項5】 両ガイド片を奥側ほどラッチ部材を挟持
    可能な幅狭に形成してなることを特徴とする請求項2乃
    至4記載の扉の耐震ロック装置。
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