JPH11280034A - 掃除車の制動装置 - Google Patents

掃除車の制動装置

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JPH11280034A
JPH11280034A JP10086877A JP8687798A JPH11280034A JP H11280034 A JPH11280034 A JP H11280034A JP 10086877 A JP10086877 A JP 10086877A JP 8687798 A JP8687798 A JP 8687798A JP H11280034 A JPH11280034 A JP H11280034A
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Akira Saito
章 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掃除車の格納時又は駐車時において、掃除車
を停止位置に確実に保持することのできる制動装置を提
供する。 【解決手段】 フォークリフトのフォーク25を差込可
能な左右のサイドメンバー1を有するアタッチメント形
式の掃除車において、一方のサイドメンバー1の前側外
側面に制動アーム16を上下回動可能に設ける。そし
て、格納時又は駐車時には、制動アーム16を下方へ回
動して略直立姿勢の状態でアームストッパとロックフッ
クとによって固定する。このことによって制動アーム1
6の下端部を床面に当接してキャスター10が床面から
やや浮き上がるように支持することによって掃除車に移
動抵抗を付与するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場や倉庫等の床
面掃除に使用する掃除車の制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の一般的な掃除車は、エンジン又は
バッテリ等の動力装置を搭載し、その動力装置によって
車輪を回転するとともに、進行方向前方の塵埃を真ん中
に寄せるためのサイドブラシ及び塵埃を集塵ボックスに
掃き込むためのメインブラシを回転することによって床
面上を走行して掃除するようになっている。図6は車体
後部に立って歩行運転する従来の手押し型(歩行型)掃
除車を示したものである。図示のように、従来の手押し
型掃除車は、車体31の前側に駆動輪としての前輪32
を、後側に従動輪としての後輪(キャスター)33を備
えている。そして、多くの場合、手押し型掃除車は、車
体31に搭載したバッテリを電源として駆動される走行
用電動機によって前輪32を回転駆動して走行し、掃除
用電動機によってサイドブラシ34及びメインブラシ3
5を回転駆動して床面の掃除作業を行うようになってい
る。
【0003】ところで、掃除車の格納時(駐車時)にお
いて、外力が作用したり床面が傾斜していたりすると、
自走(移動)する可能性があることから、従来は掃除車
を停止位置に保持するために、2個のキャスター33の
うちの一方に、図7に示すようなストッパ付きキャスタ
ー33を用いている。このストッパ付きキャスター33
は、タイヤの回転を固定又は解放操作するためのロック
レバー33aを備えたものであり、ロックレバー33a
の後部を押し下げることによってタイヤの回転を固定
し、走行時には持ち上げることによってタイヤの固定を
解放できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来の制動装置では、ストッパ付きキャスター33の
タイヤの回転にブレーキを掛ける形式であるため、構造
的に大きいブレーキ力を確保し難い形式であり、しかも
ロックレバー33aの操作の仕方によっては、ブレーキ
の効きが甘くなる可能性がある。即ち、従来の制動形式
では、掃除車を停止位置に確保するための信頼性の点で
問題がある。
【0005】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、掃除車
の格納時又は駐車時において、掃除車を停止位置に確実
に保持することのできる制動装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は次のように構成したものである。即ち、請
求項1の発明は、フォークリフトに装着可能に構成され
た掃除車の制動装置であって、走行用の車輪を備えたフ
レームの少なくとも前後いずれか一方に、床面に当接す
ることによって移動抵抗を付与する制動部材を上下動可
能に設けたものである。
【0007】上記のように構成された請求項1の発明に
よれば、掃除車の格納時又は駐車時において、制動部材
を下降し床面に当接することによって掃除車に移動抵抗
を付与することができる。このような抵抗付与形式によ
ると、タイヤの回転にブレーキを掛ける従来タイプに比
べて、より強く、しかも一定の移動抵抗を付与すること
が可能となり、制動部材が床面に対してスリップしない
限り掃除車を停止位置に確実に保持することができる。
従って、制動部材の少なくとも床面に対する当接部位に
はゴムのような摩擦係数の高い材料からなる滑難材を設
けることが望ましい。なお、掃除車による掃除作業に際
しては、制動部材を床面から離れた位置に上昇すれば、
掃除作業の邪魔にならない。そして、上記のような制動
部材の上下動操作は、人力では持上げることが困難な重
量物の掃除車をフォークリフトにて持上げた状態で行い
得るため、その操作は簡単である。
【0008】この場合、請求項2の発明のように、請求
項1記載の掃除車の制動装置において、制動部材の床面
への当接時には当該側の車輪を床面から浮上させる構成
とすることが望ましい。このような構成にしたときは、
制動部材に車重が十分に作用した状態で移動抵抗が付与
されるため、掃除車を停止位置により確実に保持するこ
とができる。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
掃除車の制動装置において、フォークリフトに着脱可能
に構成された掃除車に適用され、しかも制動部材が、床
面に当接することによって移動抵抗を付与する制動位置
と、床面から離れることによって移動抵抗を解除する制
動解除位置とに回動変位可能に構成されるとともに、変
位された位置ではロック手段によってフレームに固定さ
れる構成としたものである。
【0010】フォークリフトに装着された掃除車は、フ
ォークリフトのマストに沿って自由に昇降することがで
きる。従って、格納時又は駐車時には、掃除車を一旦持
上げた状態で制動部材を制動位置へ回動してロック手段
でフレームに固定後、掃除車を床面に降ろすことによっ
て制動部材を床面に当接して掃除車に移動抵抗を付与す
ることができる。また、掃除車をフォークリフトに装着
して掃除作業をする場合には、掃除車を一旦持上げた状
態で制動部材を制動解除位置へ回動してロック手段でフ
レームに固定することによって制動を解除することがで
きる。即ち、請求項3の発明によれば、掃除車を持上げ
た状態で制動部材の制動位置又は制動解除位置への回動
変位操作を行い得るので、その操作を簡単に行うことが
でき、しかも制動部材の位置が視認できるため、操作忘
れを防止する上でも効果がある。
【0011】請求項4の発明は、請求項3記載の掃除車
の制動装置において、制動部材の回動支点を挟んで一端
がフレーム側に連結され、他端が制動部材に連結された
バネを備えており、そのバネの制動部材に対する付勢力
が、制動部材の回動変位時において、制動部材側との連
結部がフレーム側との連結部と制動部材の回動中心とを
結ぶ直線の延長線上を境にして反転するように設定した
ものである。このような構成の請求項4の発明によれ
ば、バネ力を利用して制動部材の回動変位操作を軽便に
行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本実施の形態はフォークリフトに
装着されて工場や倉庫等の床面掃除に用いられるアタッ
チメントタイプの掃除車を対象としたものであって、図
1はその掃除車の側面図であり、図2は平面図である。
本実施の形態に係る掃除車は、フレームの構成部材とし
ての前後方向に平行に延在する左右のサイドメンバー1
を備えており、この左右のサイドメンバー1は矩形断面
又は下面側が開放されたコ字形断面に形成されてフォー
クリフトのフォーク差込用のフォークポケット部を構成
している。即ち、フォークリフトにおけるマストに沿っ
て昇降可能なリフトブラケット26に装着されたL型の
フォーク25を図示仮想線の如くサイドメンバー1に差
し込むことによって掃除車をフォークリフトに装着する
構成とされている。
【0013】左右のサイドメンバー1は、その中央下面
においては下方を開放したブラシボックス2によって相
互に結合され、後部下面においてはタイビーム3によっ
て相互に結合され、さらに前部上面においては掃除作業
時に舞い上がる細かい塵埃の吸引処理用として設けられ
るフィルタボックス4によって相互に結合され、このこ
とによって所要のフレーム強度が確保されている。な
お、ブラシボックス2内には、メインブラシ5が軸方向
を車幅方向とした状態でかつ下部側がボックス下面から
露出するように収容されるとともに、両端軸部がボック
ス側壁によって回転可能に支持されている。また、タイ
ビーム3は左右両端部が下方に垂下され、その左右の垂
下部に設けた車軸6に後輪7が回転可能に取り付けられ
ている。
【0014】また、サイドメンバー1の前部下方、即ち
フィルタボックス4の下方には、メインブラシ5によっ
て掃き込まれる塵埃を収集するための集塵ボックス8が
配置されており、この集塵ボックス8は後面に塵埃ガイ
ド用のゴムリップ8b付きの集塵口8aを備えている。
そして、集塵ボックス8はその前端上部が左右のサイド
メンバー1の前端部に対してピン9により回動可能に取
り付けられ、集塵口8aが略水平状をなす塵埃収集位置
と、集塵口8aが下向きとなる塵埃廃棄位置とへ回動変
位可能とされている。
【0015】即ち、集塵ボックス8は、掃除車が床面に
置かれたときには、ボックス底面に設けた前輪としての
キャスター10が床面に設置することによって集塵口8
aがメインブラシ5と対向する塵埃収集位置に回動変位
され、常には図示省略の掛止手段によって塵埃収集位置
に保持されている。そして、集塵ボックス8はフォーク
25を上昇し掃除車を床面から持ち上げた状態で掛止手
段による保持を解除したときは、自重によって集塵口8
aが下向きとなる塵埃廃棄位置へ回動変位されるように
構成され、塵埃廃棄後の塵埃収集位置への復帰は、フォ
ーク25を下降して掃除車を床面に降ろしたときにキャ
スター10によって押し上げられることで行われるよう
になっている。なお、集塵ボックス8の上面には開口部
が設けられていて、塵埃収集位置において開口部がフィ
ルタボックス4に連通されるようになっている。
【0016】また、掃除車の右手前方には、進行方向前
方の塵埃を真ん中に寄せ集めるためのサイドブラシ11
を備えている。このサイドブラシ11は右側のサイドメ
ンバー1の前端に回動可能に取り付けられたブラシ支持
アーム12の先端部に縦方向に延びる回転軸13を介し
て回転可能に取り付けられ、常には床面と接触状態に置
かれるが、不使用時には手作業によってブラシ支持アー
ム12と共に上方へ跳ね上げ可能に構成されている。
【0017】そして、本実施の形態では、図示を省略す
るが、掃除車を床面に降ろした状態で、フォークリフト
にて掃除車を押進したときに従動回転される後輪7の回
転力をチェーン式あるいはベルト式伝動機構や歯車式の
増・減速機等の適宜動力伝達手段を介して前記メインブ
ラシ5及びサイドブラシ11に伝達することによって、
それらを回転駆動するように構成してある。また、前記
フィルタボックス4内にはフィルタユニットが収容され
ており、集塵用ブロワによって、メインブラシ5の掃き
込みに伴い舞い上がった塵埃を集塵ボックス8の上面開
口部を通して吸引し、濾過するように構成されており、
吸塵用ブロアについてもブラシの場合と同様に後輪7の
回転を利用して駆動する構成となっている。そして、上
記の動力伝達手段や吸塵用ブロア等を含むフレームの上
面全体は、サイドメンバー1の上部に着脱又は開閉可能
に設けられたボデーカバー14によって覆われている。
【0018】上述のように構成された掃除車は、図1に
示すように、サイドメンバー1にフォークリフトのフォ
ーク25を差し込んで適宜掛止具を介して抜け止めする
ことによってフォークリフトに装着することができる。
そして、その状態でフォークリフトによって掃除車を押
進すると、後輪7の回転が動力伝達手段を介してメイン
ブラシ5及びサイドブラシ11にそれぞれ伝達される。
即ち、後輪7の回転力を利用してサイドブラシ11及び
メインブラシ5さらには吸塵用ブロアを回転駆動して床
面の掃除作業を行うことができる。
【0019】次に、掃除車をフォークリフトから取り外
して格納する場合又は駐車する場合において、掃除車を
停止位置から移動しないように保持するための制動装置
15を図3〜図5に基づいて説明する。この実施の形態
においては、制動装置15は左右のサイドメンバー1の
うちのサイドブラシ11の反取付側である左側のサイド
メンバー1の前側外側面に設けられている。制動装置1
5は床面に当接することによって掃除車に停止位置保持
用の移動抵抗を付与する制動部材としてのスイング式制
動アーム16を備えている。制動アーム16は上端がサ
イドメンバー1の側面に突設された支持ピン17によっ
て上下回動可能に取り付けられ、下方への回動によって
その自由端である下端部が床面に当接して掃除車に移動
抵抗を付与し、上方への回動によって移動抵抗が解除さ
れる構成となっている。
【0020】即ち、制動アーム16は下端部が床面に当
接して略直立姿勢となる図4に示す制動位置と、下端部
が床面から離れて略水平姿勢となる図3に示す制動解除
位置とに回動可能とされ、その回動範囲はサイドメンバ
ー1の側面に突設された制動アーム16が当接可能な前
後2つのストッパ面18a,18bを有するアームスト
ッパ18によって略90度の範囲に設定されている。な
お、制動アーム16の上端部には制動位置への回動時に
後側のストッパ面18bに当接する突起16bが設けら
れている。また、制動アーム16は制動位置への回動変
位時には、キャスター輪10が床面から浮上するように
そのアーム長さが設定されており、従ってこの状態では
制動アーム16は掃除車の前側荷重を支える支脚とな
る。なお、制動アーム16の下端部は図5に示すよう
に、床面に対する接触範囲を広く取るために内側に略L
字形に折り曲げられており、そのL字下端部には、床面
に対するスリップ防止のためにゴムのような適度の弾性
を有する摩擦係数の高い材料からなるスリップ止め16
aが固着されている。
【0021】また、制動装置15は制動アーム16を変
位された位置に固定するためのロック手段としてのロッ
クワイヤ(又はバー)19を備えている。このロックワ
イヤ19はその一端が制動アーム16に取付ピン20を
介して回動可能に取り付けられ、他端をサイドメンバー
1の側面に突設した制動位置用と制動解除位置用の前後
2本のロックピン21に選択的に掛止することによって
制動アーム16を当該位置に固定するようになってい
る。さらにまた、サイドメンバー1には制動アーム16
の回動変位を助勢する回動助勢手段としての引張バネ2
2が設けられている。この引張バネ22はサイドメンバ
ー1の側面に突設されたピン23と、前記ロックワイヤ
19取付用の取付ピン20に端部が連結されて架設さ
れ、制動アーム16の回動変位時において、サイドメン
バー1側との連結部と制動アーム16の回動中心とを結
ぶ直線の延長線上(以下、デッドポイントDPという)
を境にして引張力の作用方向が反転するようにピン2
0,23の取付位置が設定されている。
【0022】本実施の形態に係る掃除車の制動装置は上
記のように構成したものであり、掃除車がフォークリフ
トに装着されて掃除作業に使用されている状態では、図
3に示すように、制動アーム16は制動解除位置に保持
されている。このとき、制動アーム16は引張バネ22
によってアームストッパ18の前側ストッパ面18aに
押し付けられた状態でかつサイドメンバー1の側面に沿
って略水平姿勢に保持されているため、掃除車の使用に
関して邪魔にならず、また走行時にがたつくといった問
題もない。しかも制動アーム16に対して不測に外力が
作用してもロックワイヤ19によって規定の制動解除位
置に保持することができる。
【0023】一方、掃除車をフォークリフトから外して
格納又は駐車するときは、まず、フォーク25を上昇し
て掃除車を持上げる。つづいて、ロックワイヤ19の一
端を前側のロックピン21から外してから、制動アーム
16を下方へ回動すると、引張バネ22の作用方向がデ
ッドポイントDPを境に反転し、制動アーム16の突起
16bがアームストッパ18の後側ストッパ面18bに
当接する制動位置に保持されるので、その位置でロック
ワイヤ19を後側のロックピン21に掛止して制動アー
ム16を同位置に固定する。
【0024】その後、フォークを下降して掃除車を降ろ
すと、左右の後輪7及び制動アーム16が床面に着地さ
れ、掃除車は左右の後輪7と制動アーム16とによる3
点で支持されるので、その状態でフォーク25がサイド
メンバー1から抜き取られる。このようにして、フォー
クリフトから取り外されて格納又は駐車される掃除車
は、図4に示すように、制動アーム16のL字下端部が
床面に当接することによって移動抵抗が付与されること
になり、このため、掃除車に前後方向の外力が作用した
り床面が傾斜したりしている場合でも停止位置に確実に
保持され、不測の移動が防止される。
【0025】特に、制動アーム16によってキャスター
10を床面から浮上した状態で支えるため、車重が作用
することによって移動抵抗が強化され、掃除車の停止位
置保持力がより高められる。また、制動アーム16に加
わる前後方向の回動モーメントは、ロックワイヤ19又
はアームストッパ18によって受け止められ、制動アー
ム16が床面に対してスリップしない限り掃除車を停止
位置に確実にとどめることができ、そのスリップはL字
下端部に設けたスリップ止め16aによって防止され
る。
【0026】このように、本実施の形態によれば、制動
アーム16を床面に当接することによって掃除車に移動
抵抗を付与するようにしたので、従来のキャスターのタ
イヤ回転をロックする形式に比べて、より強い移動抵抗
を付与することができ、しかもその移動抵抗が制動アー
ム16の操作の仕方で変動するといったことがなく常に
一定となり、掃除車を停止位置に確実に保持することが
可能となる。また、掃除車を持上げた状態で制動アーム
16を制動位置又は制動解除位置へ回動変位でき、しか
もデッドポイントDPを境に引張力の作用方向が反転す
る引張バネ22によって制動アーム16の回動動作を助
勢しているため、その回動操作を簡便に行うことができ
る。また、制動アーム16の位置が容易に視認できるた
め、操作忘れを防止する上でも効果がある。
【0027】なお、本実施の形態では、制動装置15を
一方のサイドメンバー1に設ける構成としたが、両方に
設けてもよい。また、制動アーム16を制動位置と制動
解除位置へ回動して変位する形式としたが、要するに制
動部材が床面に当接する位置と、床面から離れた位置と
に変位できる構成であれば差し支えないものであり、従
って、例えばスクリュー式ジャッキのような直線的に上
下動する制動部材に変更してもよい。
【0028】また、本実施の形態では、フォークリフト
に装着して使用するアタッチメント形式で、しかもサイ
ドブラシ11及びメインブラシ5を後輪7の回転を利用
して行う形式の掃除車に適用した場合で説明したが、ア
タッチメント形式で、しかもバッテリを電源として駆動
される電動機又はエンジンによって車輪を駆動し、かつ
ブラシを駆動する動力装置搭載形式の掃除車に適用して
もよい。また、アタッチメント形式の掃除車に限定する
ものではなく、フォークリフトから独立した形態で使用
される掃除車に適用することも可能である。さらにま
た、掃除形式についても図示の掃き込み式に限らず吸引
式(バキューム式)であってもよい。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
掃除車の格納時又は駐車時において、該掃除車を停止位
置に確実に保持することが可能な信頼性の高い制動装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る制動装置付き掃除車を示す
側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】制動装置を示す側面図であり、制動解除状態を
示す。
【図4】制動装置を示す側面図であり、制動状態を示
す。
【図5】制動装置を示す平面図である。
【図6】従来の手押し型掃除車を示す側面図である。
【図7】ストッパ付きキャスターを示す斜視図である。
【符号の説明】
1…サイドメンバー 5…メインブラシ 7…後輪 10…キャスター 11…サイドブラシ 15…制動装置 16…制動アーム 18…アームストッパ 19…ロックワイヤ 22…引張バネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフトに装着可能に構成された
    掃除車の制動装置であって、走行用の車輪を備えたフレ
    ームの少なくとも前後いずれか一方に、床面に当接する
    ことによって移動抵抗を付与する制動部材を上下動可能
    に設けた掃除車の制動装置。
  2. 【請求項2】 制動部材の床面への当接時には当該側の
    車輪を床面から浮上させる構成とした請求項1記載の掃
    除車の制動装置。
  3. 【請求項3】 フォークリフトに装着可能に構成された
    掃除車に適用され、しかも制動部材が、床面に当接する
    ことによって移動抵抗を付与する制動位置と、床面から
    離れることによって移動抵抗を解除する制動解除位置と
    に回動変位可能に構成されるとともに、変位された位置
    ではロック手段によってフレームに固定される構成とし
    た請求項1又は2記載の掃除車の制動装置。
  4. 【請求項4】 制動部材の回動支点を挟んで一端がフレ
    ーム側に連結され、他端が制動部材に連結されたバネを
    備えており、そのバネの制動部材に対する付勢力が、制
    動部材の回動変位時において、制動部材側との連結部が
    フレーム側との連結部と制動部材の回動中心とを結ぶ直
    線の延長線上を境にして反転するように設けられている
    請求項3記載の掃除車の制動装置。
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