JPH11279976A - シュ―プレス - Google Patents

シュ―プレス

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JPH11279976A
JPH11279976A JP11024347A JP2434799A JPH11279976A JP H11279976 A JPH11279976 A JP H11279976A JP 11024347 A JP11024347 A JP 11024347A JP 2434799 A JP2434799 A JP 2434799A JP H11279976 A JPH11279976 A JP H11279976A
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JP
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shoe
press
cylinder
piston
support
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Application number
JP11024347A
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English (en)
Inventor
Jorma Snellman
スネルマン ヨルマ
Juha Kivimaa
キビマア ユハ
Erik Brox
ブロックス エリク
Lars Gustavsson
グスタフッソン ラルス
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Valmet Technologies Oy
Original Assignee
Valmet Oy
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Publication date
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Priority claimed from US09/183,924 external-priority patent/US6083352A/en
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Publication of JPH11279976A publication Critical patent/JPH11279976A/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/0209Wet presses with extended press nip
    • D21F3/0218Shoe presses

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 比較的大きな幅方向の伸張および他のプレス
シューの変形に対して、従来のシュープレスに関連した
問題を起こすことなく耐久できるシュープレスを提供す
る。 【解決手段】 動いている紙ウエブWまたはその等価物
への加圧用シュープレス10は、シュー12とバッキング部
材16との間に形成されたニップNへ送り込まれるウエブ
Wの全幅にわたって伸びているプレスシュー12と、シュ
ー12用の支持体18と、支持体18とシュー12との間に配さ
れシュー12をバッキング部材16の方へ推進させてウエブ
Wに加圧する複数の連接液圧式負荷用シリンダ22、24と
を含む。各負荷用シリンダ22、24は1つのピストン26
と、シュー12および支持体18へそれぞれ取り付けられて
いる第1および第2のシリンダ22、24とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行する紙ウェ
ブ、板紙ウェブまたはその等価物への加圧用シュープレ
スに関するものである。特に本発明は、支持体を有し、
支持体はプレスシューを支持し、プレスシューはカウン
タロールまたは他のバッキング部材に隣接しており、プ
レスシューとバッキング部材とはそれらの間にエクステ
ンデッドニップを形成しており、プレスシューをバッキ
ング部材の方へ推進させてニップを通過するウェブに対
して加圧する液圧式装置を有する形式のシュープレスに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】抄紙機においては、抄紙機のフォーミン
グ部からの湿潤紙ウェブまたはその等価物は、一般的に
は上述の形式のシュープレスのニップへ送り込まれ、そ
こでウェブは2層の吸水性フェルトまたはその等価物の
間で圧縮され、ウェブから水分を浸出排水する。このよ
うなシュープレスをフォーミング部の下流でのウェブの
カレンダ掛けにも用いることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の形式の様々なシ
ュープレスが提案されている。例えば、本特許出願と同
じ出願人の米国特許第4,917,768 号ではプレスシューを
開示しており、このプレスシューは、支持体に堅固に固
着され支持体上で幅方向に間隔をおいている管状スリー
ブにより支持体上に維持されており、それらスリーブが
プレスシューの円筒状の窪みに摺動可能に収受されるこ
とにより、プレスシューは動かされてカウンタロールへ
近づいたり離れたりしてニップ圧を変化させる。シュー
プレスはそれらスリーブの上流と下流に液圧式ジャック
を含むことにより、プレスシューをカウンタロールの方
へ推進させ、シューを幅方向の軸を中心として枢動させ
て、ニップ圧を流れ方向に変化させる。これらスリーブ
は幾分ゆるくそのシュー内の窪みに嵌め込まれており、
弾性シールがスリーブと窪みとの間の境界を密閉するた
めに各スリーブを包囲する。したがってプレスシュー
は、ニップ圧を変化させるために支持体に対して流れ方
向に枢動することができる。
【0004】シュープレスにおいて遭遇する難題の一つ
は、プレスの中へ搬送されるベルトによるシューの摩擦
熱と、様々な目的でシューの中を循環する高温液圧用液
体とによるシューの熱膨張である。シューの熱膨張は幅
方向の伸張の原因となる。米国特許第4,917,768 号に開
示されているシュープレスにおいて、シューのこのよう
な熱膨張はスリーブを曲げ応力状態に置くことになり、
望ましくない。また、米国特許第4,917,768 号における
シューは液圧式ジャックのピストン上を摺動可能である
が、シュープレスの作動中にシューに対してピストンに
よる大きな垂直力が加えられる結果、シューが熱作用に
よって膨張すると、ピストン上に実質的な摩擦力が生じ
ることになる。したがって、それらピストンは液圧式ジ
ャックのシリンダ内で屈曲した状態に置かれ、その屈曲
は、ジャックの機能不全をもたらし、特に熱膨張により
支持体およびピストンに対するシューの比較的大きな平
行運動が生じる、中央線から最も離れたシューの外側端
部の方のシリンダで顕著である。ピストンが曲がること
はピストン、シリンダおよびシールの摩耗の観点から望
ましくなく、またプレスの正常な作動を妨げる可能性が
ある。更に、シューの熱膨張は、シールが過剰に変形す
ると、液圧用液体の漏出を生じる可能性がある。
【0005】一つには、これらのスリーブの屈曲に関す
る上述の問題のため、本願の出願人は、米国特許第4,91
7,768 号に開示されているものと同様の、スリーブを省
いた他のシュープレスを開発した。しかし、このシュー
プレスも依然として上述の液圧式ジャックのピストンの
屈曲の問題に煩わされた。更に、シューが液圧式ジャッ
クのピストン上に自在に支持されたため、シューは支持
ビームおよびカウンタロールに対して様々な位置を自由
に取ることができた。更に具体的には、シューは傾くこ
とができたため、シューの一方の端部は流れの下流端部
の方へ移動し、その反対側の端部は流れの上流端部の方
へ移動した。シューとピストンとの間の摩擦力のため、
一度シューが傾斜すると、シューを正しい位置に再調節
することが困難であった。
【0006】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、比較的大きな幅方向の伸張および他のプレスシュー
の変形に対して、上述のいくつかの従来のシュープレス
に関連した問題を起こすことなく耐久できるシュープレ
スを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの実施例に
おいて、シュープレスはプレスの中を搬送されるウェブ
の全幅に渡って幅方向に伸びるプレスシューと、幅方向
にシューに沿って間隔をおいており支持体により支持さ
れる複数の液圧式負荷用シリンダとを含む。これら負荷
用シリンダは液圧用液体により加圧可能な作動室を形成
して、負荷用シリンダがプレスシューをその支持体から
推し離し、カウンタロールまたは他のバッキング部材の
方へ推進させて、シューとバッキング部材との間のニッ
プの中へ搬送されるウェブへ加圧する。各負荷用シリン
ダはシリンダ部材内に配されたピストン部材を有する。
ピストン部材とシリンダ部材のうち一方は、プレスシュ
ーに固定された第1の部材と、支持体に固定された第2
の部材とを有するツーピース部材を含み、ピストン部材
とシリンダ部材のうち他方は継手を含む。例えば1つの
実施例においては、ツーピース部材は第1および第2の
シリンダを含み、継手はこれら両方のシリンダ内に摺動
して収受されるピストンを含む。他の好適な実施例にお
いては、ツーピース部材は第1および第2のピストンを
含み、継手は両方のピストンを包囲するシリンダを含
む。
【0008】継手は第1および第2の両方の部材を密閉
するように係合して、作動室の加圧によって第1の部材
を第2の部材から負荷方向に推し離し、プレスシューを
バッキング部材の方へ推進させる。負荷用シリンダに幅
方向のプレスシューの伸張を収容させるため、各継手は
第1および第2の部材各々にシール部で係合し、該シー
ル部は継手を第1および第2の部材に対して流れ方向に
平行な軸を中心として枢動させる。したがってプレスシ
ューは、負荷用シリンダのいずれのピストン部材および
/またはシリンダ部材も屈曲させることなく、幅方向に
自由に熱膨張する。
【0009】本発明の好適な実施例によれば、各負荷用
シリンダは第1および第2のシリンダと、1つのピスト
ンとを含む。第1のシリンダと、その中に摺動して収受
されるピストンの第1の端部とによって第1の作動室が
形成され、第2のシリンダと、その中に摺動して収受さ
れるピストンの第2の端部とによって第2の作動室が形
成される。各作動室は液圧用液体によって加圧可能であ
り、プレスシューを負荷方向に推進して支持体から離
し、バッキング部材の方へ近づける。望ましくは、ピス
トンはこれらの2つの作動室を連結する通路を含み、そ
れらの間に液体を連絡させる。プレスシューと支持体の
うち一方は、加圧した液圧用液体を第1作動室と第2作
動室のうちの一方へ供給する供給路を含む。有利には、
その供給路は第2の作動室へ液体を供給するために支持
体内に配置する。
【0010】本発明の特許請求の範囲内でシリンダおよ
びピストンの様々な配置が可能である。1つの好適な実
施例によれば、ピストンは、全体的に円筒形の内面と外
面とを持つ管状部材を含む。ピストンの第1の端部およ
び第2の端部はそれぞれ環状フランジを有し、フランジ
は半径方向に外にむけて突出してピストンの円筒形の外
面を超え、各フランジは弾性圧縮可能シールを支持して
いる。これらフランジの半径の寸法はそれらの軸の大き
さおよびシリンダ内にあるピストン部分の軸の長さに対
して充分に大きく、流れ方向に平行な軸を中心とするピ
ストンの枢動運動を相当の程度とすることができる。望
ましくは、第2のシリンダは止め部材を含み、止め部材
は半径方向に内側に伸びてピストンの第2の端部上のフ
ランジよりも小さい直径とし、支持体から離れるピスト
ンの負荷方向の動きを制限する。
【0011】本発明の更に他の好適な実施例によれば、
液圧作動式シュー引き戻し用アクチュエータが負荷用シ
リンダの少なくとも1つのピストンの内部に配置され
る。支持体またはシューのいずれかが、液圧用液体をシ
ュー引き戻し用アクチュエータへ供給するのに適合した
通路を含み、アクチュエータは液圧により作動可能とし
て、シューをカウンタロールから離し、支持体の方へ引
き戻す。シュー引き戻し用アクチュエータは、望ましく
は、支持体に取り付けられ負荷用シリンダのピストンの
内部へ伸びるアクチュエータピストンと、アクチュエー
タピストンを密閉するように包囲し液圧用液体により加
圧可能な室を形成してアクチュエータシリンダを支持体
の方へ推進させるアクチュエータシリンダとを含む。ア
クチュエータシリンダはプレスシューに固着される突起
部に係合して、シュー引き戻し用アクチュエータの作動
によってプレスシューを支持体の方へ推進させる。
【0012】本発明の上述および他の目的、構成要件お
よび利点を、以下の本発明の好適な実施例の説明におい
て、図面を参照して更に明らかにする。
【0013】
【発明の実施の形態】ここで、図に示す好適な実施例を
参照して、本発明を詳細に説明する。しかし、本発明は
ここで示され説明される実施例に限定されることはな
い。
【0014】図1から図3には、本発明の第1の好適な
実施例によるシュープレス10を図示する。このシュープ
レス10はプレスシュー12を含み、プレスシューはその一
方の面14に当接して配設されて、同図に示すカウンタロ
ール16などのバッキング部材と輪郭線が全体的に相補的
である。シュー12およびカウンタロール16はニップNを
形成し、移動している紙、板紙またはその等価物のウェ
ブWがその中へ送り込まれる。ウェブWは典型的にはエ
ンドレスベルトBによって搬送され、1つ以上のプレス
フェルトFまたは他の吸収性材料に接触する。シュープ
レス10は抄紙機のプレス部および/またはカレンダにお
いて用いることができ、更に抄紙機のフォーミング部に
おける前プレスとして用いることもできる。抄紙機のカ
レンダまたはフォーミング部において用いられる場合
は、ウェブWはいかなる吸収性フェルトもなしに装置10
へ送り込まれる。
【0015】シュープレス10は更に支持体18を含む。シ
ュー12および支持体18は幅方向に長く(図3で最もよく
分かるように)、少なくともウェブWの全幅に沿って伸
びており、望ましくはシュー12はウェブWよりも僅かに
幅が広くなる。シュー12は支持体18によって支持されて
おり、支持体18とシュー12の間に配設され幅方向に間隔
を離して置かれた複数の連接液圧式負荷用シリンダ20に
よって、バッキング部材16の方へウェブWに加圧するた
めに推進される。
【0016】各負荷用シリンダ20はピストン部材とシリ
ンダ部材とを有し、それらの部材のうちの一方は2つの
部品で作られており、他方はそれらの2つの部品間に継
手を形成している。更に具体的には、負荷用シリンダの
このツーピース部材はシュー12に対して固定される第1
のシリンダ22と、支持体18に対して固定される第2のシ
リンダ24と、それら各シリンダに摺動して収受されるピ
ストン26とを含む。図1から図3に説明する実施例にお
いて、第1のシリンダ22はそのシュー12内に作られた穴
を有する。第2のシリンダ24は支持体18とは別個に作ら
れ、それへ固着される部材である。
【0017】ピストン26の第1の端部28は第1のシリン
ダ22内に摺動可能に収受され、ピストンの第2の端部30
は第2のシリンダ24内に摺動可能に収受される。ピスト
ン26のそれぞれの端部を、弾性圧縮性シール32が、シリ
ンダの内面を密閉するために包囲している。それによっ
て第1の作動室34がピストン26の第1の端部28と第1の
シリンダ22の側壁および端壁との間に形成され、第2の
作動室36がピストンの第2の端部30と第2のシリンダ24
の側壁および端壁との間に形成される。ピストン26は第
1および第2の作動室を連結する通路を含み、それらの
間に液体を連絡させる。支持体18は加圧された液圧用液
体を第2の作動室36へ供給する供給路40を含む。供給路
40は第2のシリンダ24を支持体18へ固定するために使用
される締結装置44内の穴42と連結している。したがっ
て、通路40から第2の作動室36へ供給される加圧液は第
1のシリンダ22および第2のシリンダ24を推して互いに
離す。シュー12は、したがって、バッキング部材16の方
へ推進される。第1の作動室34も実質的には第2の室と
同様にピストン26内の通路38を介して加圧される。ピス
トンの第1の端部28および第2の端部30は実質的には図
1から図3に示すように同様であり、ピストン26の正味
軸方向力は、したがって、ほとんどゼロとなる。
【0018】ピストン26は、望ましくは、シリンダ22お
よび24の内面と対面する球面46を含む。弾性圧縮性シー
ル32は球面46から外側へ向けて半径方向に伸びてシリン
ダの内面に接触している。したがって、ピストン26は流
れ方向および幅方向に並行な軸を中心として、両方のシ
リンダに対して作動室の適切な密閉度を保ちながら、枢
動することができる。図2は幅方向と並行の軸を中心と
してピストン26に対して枢動した、シュー12および第1
のシリンダ22を示す。図2には負荷用シリンダ20のうち
の1つのみを示すが、幅方向に沿ったすべてのシリンダ
20のピストンがシュー20に対して枢動し、シューを支持
体18に対して単体として枢動させることができる。図3
は1対の負荷用シリンダ20を示し、ここではシュー12が
幅方向へ(図3では左へ)平行運動した結果、ピストン
26が、流れ方向に平行な軸を中心に、両シリンダ22およ
び24に対して枢動している。したがって、負荷用シリン
ダ20は枢動運動および平行運動の両方について、シュー
20の動きの実質的な自由を許容する。
【0019】シュー12は支持体18に対して流れ方向に平
行運動を行なうことができるため、シュープレスはシュ
ーが動くことのできる範囲を限定するガイドレール、ま
たは止め具48を含む。負荷用シリンダ20は更に、負荷方
向においてピストン26が支持体18から離れる動きを制限
する止めリング50を含む。止めリング50は第2のシリン
ダ24の最も外側端部に固着され、半径方向に内側に伸
び、ピストン26の第2の端部上の球面46の直径よりも小
さい直径となる。各ピストン26は、各端部の球面46間に
おいて、ピストン軸長の中央部に、軸方向に伸びる縮小
された直径の部分52を有する。縮小直径部分52は、ピス
トン26の軸方向の十分な長さ上の止めリング50の内面よ
りも直径が小さいため、ピストンは第2のシリンダ24内
で幾分かの範囲で軸方向の動きが可能である。
【0020】シュープレス10は更にカウンタロール16に
対面する面14内に、従来技術でよく知られているよう
に、給油を目的とした静圧隔室54を有する。隔室54に
は、シュー12に取り付けられシュー内の通路58を介して
それら隔室と連絡する管56によって、液圧用液体が供給
される。
【0021】図4は上述のものと同様に、全体として2
列の負荷用シリンダ20' を有するシュープレス10' の形
態をとる、本発明の第2の好適な実施例を示し(主たる
相違点は負荷用シリンダ20' の直径が小さい点)、それ
ら2列は流れ方向に間隔をおいて置かれて、ニップ圧を
流れ方向に変化させる。
【0022】図5は本発明の第3の好適な実施例を示
す。図5のシュープレス110 は負荷用シリンダ120 を含
み、その中には第1のシリンダ122 がシュー112 内の窪
みとしてでなく、むしろ独立した部材として、第2のシ
リンダ124 と同様に形成されている。負荷用シリンダ12
0 へは、液圧用液体が、シュー112 内の通路140 を通っ
て、更に第1のシリンダ122 の開口部142 を通って供給
される。通路140 へは液体を、図1から図2に示すもの
と同様な方法で、シュー112 へ取り付けられた管(図示
しない)を介して供給することができる。更に、図5は
熱膨張によって生じるシュー112 の変形の形態をも示し
ており、それによって、流れ方向の軸中央線の一方側に
位置する、左側の2つの負荷用シリンダ120 は、流れ方
向に平行な軸を中心として一方の方向に枢動する、それ
らのピストン126 を有し、中央線の右側の2つの負荷用
シリンダ120 は、流れ方向に平行な軸を中心として反対
方向に旋回する、それらのピストン126 を有する。更
に、図1から図4に示すプレスの、全体的に中実のピス
トン26および26' とは対照的に、ピストン126 は中空の
管状部材であることも示される。このピストン126 の構
造は、中実の形式のピストンに比べて材料の節約にな
る。
【0023】図6は本発明の第4の好適な実施例を示
す。図6のシュープレス110'は、ツーピース部材をピス
トンとし継手をシリンダとする負荷用シリンダ120'を採
用している。したがって、負荷用シリンダ120'はシュー
112'に固着させた第1のピストン126aと、支持体118'に
固着させた第2のピストン126bと、両ピストンを摺動可
能に収受するシリンダ122'とを含む。ピストン126aおよ
び126bの間には共通の作動室134'が形成されている。作
動室134'には、第2のピストン126bを支持体118'へ固定
する締結装置144'を通って伸びる通路142'と連結する、
支持体118'内の通路140'によって、加圧液が供給され
る。図1のリング50と機能上同様のリング50' は、第1
のピストン126aがシリンダ122'から引き込まれるのを防
止するため、シュー112'に隣接したシリンダ122'の端部
へ固着される。
【0024】図7は本発明の第5の好適な実施例を示
す。図7のシュープレス210 は液圧式負荷用シリンダ22
0 を含み、その中ではピストン226 が中空管状部材とし
て作られており、第1のシリンダ222 および第2のシリ
ンダ224 は、プレスシュー212および支持体218 へそれ
ぞれ固着された別個の部材である。第1のシリンダ222
はプレスシュー212 に当接する端壁223 と、第2のシリ
ンダ224 の方へ通常は端壁223 から突出する中空管状部
分225 とを有する。同様に、第2のシリンダ224は支持
体218に当接する端壁227 と、第1のシリンダ222 の方
へ通常は端壁227から突出する中空管状部分229 とを有
する。各管状部分225 および229 は円筒形の内面を有す
る。
【0025】ピストン226 はピストンの各端部に隣接し
たフランジ231 を含む。フランジ231は全体として環状
であり、外側へ半径方向に突出してピストンの円筒形外
面を越える。フランジ231 の半径方向に最も外側の面23
3 は望ましくは球形であるが、必ずしもそうである必要
はない。各フランジ231 は、ピストンを連続的に包囲し
1対の弾性圧縮性シールリング237aおよび237bを収容す
る溝235 を含む。内側シールリング237aは望ましくはゴ
ム、またはゴムと同様の圧縮性および弾性特性を有する
材料である。外側シールリング237bはシリンダの内面に
接触し、望ましくは内側シールリングよりも幾分硬い材
料で作られる。適切な材料は、例えば青銅添加物を有す
るポリマーであるが、他の材料を代わりに用いてもよ
い。外側シールリング237bはフランジの球面233 から半
径方向に外側に向かって突出し、変形しない状態ではシ
リンダ222 および224 の内面よりも大きな直径となって
おり、シリンダ内でそれらシールリングは締まりばめと
されている。したがって、シールリング237aおよび237b
は圧縮され、それらの弾性によってそれらは、ピストン
226 の枢動運動範囲にわたって、シリンダと密閉接触を
保つ。更に、フランジ231 の半径方向に外側方向の長さ
はフランジの軸長および2つのフランジ間の軸長に対し
て充分に長くすることにより、ピストン226 は比較的大
きな角度範囲で、シールリング237bの、シリンダとの適
切な密閉接触を保ちながら枢動できる。
【0026】このシュープレスの分解および組立てを助
けるため、シューの上流側および下流側にそれぞれ隣接
した1対のクランプ239 および241 によって、第1のシ
リンダ222 はシュー212 に固着される。クランプは、シ
ュー212 と突起物243 との間の第1のシリンダ222 の環
状フランジ245 を固定する突起物243 を含む。これらク
ランプをシューに対して固定するために締結装置が貫通
する、これらクランプ239 および241 の穴247 は、突起
物243 に対して同等に配置されていない。これにより、
クランプ239 および241 を相互に交換してシュー212 に
対して流れ方向に第1のシリンダ222 を移動させること
ができる。図示しないが、支持体218 も支持体および第
2のシリンダ224 を流れ方向に動かす調節用機械装置を
含む。調節用機械装置を、例えば支持体218 をフレーム
構造物へ固定するクランプ239 および241 と同様な1対
のクランプ(図示しない)、またはそれに代えて、第2
のシリンダ224 を支持体218 に固定するような1対のク
ランプとしてもよい。したがって、シューへの負荷中心
を変えるために、負荷用シリンダ220 全体をシュー212
に対して流れ方向に移動することができる。
【0027】図7および図10を参照すると、シュープレ
ス210 は、シュー212 の、上流、下流および幅方向への
動きを制限する構成要件を含む。図1および図2につい
て前述したように、シュー212 の下流の運動範囲を限定
するために、止め具48がシュー212の下流側に隣接して
配置されている。更に、ピン49がシュー212 の下流側へ
固着され、そこから外側へ流れ方向に突出している。止
め具48はスロット51を含み、その中へピン49が伸びてい
る。ピン49はシュー212 の幅の中間点に、図10に示すよ
うに幅方向に配置されている。スロット51は負荷方向に
伸びることにより、シュー212は自由にカウンタロール
の方へ、およびそれから離れて動くことができる。しか
し、このスロット51はピン49よりも僅かに幅が広く、し
たがって、シュー212 は幅方向への移動を制限される。
更に、スロット51に係合するピン49は、シュー212 の幅
方向の熱膨張のすべてが一方向には発生せず、シュープ
レス210 の長手方向の中心線上のいずれの側でも、両方
向に発生することを確実にする。
【0028】シュープレス210 は更に、シュー212 の相
対する側縁に固着され、そこから幅方向に外側へ伸びて
いるピン249 を含む。1対の止め具248 がシュー212 の
両側に隣接して配置され、それらは、シュー212 が上流
方向に移動する時にピン249に当接させることができ
る。このように、止め具248 およびピン249 はシューの
運動範囲を上流方向に制限し、更に、一方の側が他方の
側よりも上流にあるという傾斜姿勢をシュー212 がとる
ことを防止するのに役立つ。止め具248 およびピン249
の代わりに、単体の長く伸びた止め具(図示しない)を
シュー212 の上流縁に隣接して配置し、止め具248 およ
びピン249 と同じ目的に供することができることは当然
である。
【0029】望ましくは、シュープレス210 の少なくと
も1つの、更に望ましくはいくつかの負荷用シリンダ
は、シュー212 をカウンタロールから引き離すように作
動可能な内蔵式のシュー引き戻し用アクチュエータを含
む。図8はシュー引き戻し用アクチュエータ260 を有す
る負荷用シリンダ220'のうちの1つを示す。アクチュエ
ータ260は、支持体218 に固定され通常はそこからシュ
ー212 の方へ突出する心棒264 を有するアクチュエータ
ピストン262 を含む。アクチュエータシリンダ266 はア
クチュエータピストンを包囲し、液圧用液体で加圧可能
な作動室268 を形成し、アクチュエータシリンダ266 を
支持体218 の方へ推進させる。アクチュエータピストン
の心棒264 は液体を室268 の中へ供給する通路270 を含
み、支持体218 は心棒内の通路270 と連結する液体用通
路272 を含む。室268 はシュープレスの作動中は間断な
く加圧されて、シュー引き戻し用アクチュエータの室26
8 内の圧力を実質的に負荷用シリンダ220'の作動室234
のそれよりも低くし、アクチュエータの損傷を回避す
る。プレスシュー212 がカウンタロールから引き離され
る時は、作動室234 内の圧力は減少して室268 のそれよ
りも低くなる。
【0030】シュー212 に隣接する端部におけるアクチ
ュエータシリンダ266 は環状リング274を含み、それは
半径方向に内側にシリンダの側壁から伸びている。突起
部276は第1のシリンダ222'へ固着され、環状リング274
の中央開口部の中へ伸びている。突起部276 は、アク
チュエータシリンダ266 の支持体218 の方への動きによ
ってシュー212 を支持体の方へ引っ張るように環状リン
グ274 と係合するため、リング274の内径よりも直径の
大きいヘッド278 を含む。環状リング274 はリングの両
側に圧力を均等化する穴275 を含む。プレスの分解を助
けるために、環状リング274 はアクチュエータシリンダ
266 の中へ取り外し可能にねじ込まれている。突起部27
6も第1のシリンダ222'の中へ取り外し可能にねじ込ま
れている。第1のシリンダ222'は強化ボス280 を含み、
その中には突起部276 がねじ込まれている。シュー212
はボス280 を収容する窪み282 を含む。窪み282 は直径
がボス280 よりも大きく、前述のように、クランプ239
および241 を相互に交換して流れ方向に第1のシリンダ
222'を移動させることができる。
【0031】シュー引き戻し用アクチュエータ260 もま
た、シュー212 を引き戻す機能の他に更に利点を有す
る。すなわち、アクチュエータ260 の室268 内の液圧が
低下して作動室234 に存する圧力よりも低くなった場
合、シュー212 に及ぼされる正味負荷力は、室234 およ
び268 において圧力が等しい場合に及ぼされるもの以上
に増加する。したがって、アクチュエータ260 は、負荷
用シリンダの負荷能力を負荷用シリンダのサイズを大き
くすることなく増大させるためにも、利用できる。
【0032】図9は本発明による負荷用シリンダ320 の
第6の好適な実施例を示す。負荷用シリンダ320 は第1
のシリンダ322 を含み、それはシュー引き戻し用アクチ
ュエータ260'の突起部276 を取り付ける肉厚の端壁323
を有し、したがって、シュー312 は突起部276 を収容す
る窪みを必要としない。負荷用シリンダ220'について前
述したように、クランプ239 および241 を相互に交換し
て流れ方向に第1のシリンダ322 を移動させることがで
きる。更に、第2のシリンダ324 を同様な方法で流れ方
向に移動させることができる。この目的のため、支持体
318 は窪み319を含み、第2のシリンダ324 は端壁325
を含み、その上にアクチュエータピストン262'の心棒26
4'が固着されている。心棒264'はシリンダ端壁325 の肉
厚部分326 を通って伸びており、肉厚部分326 および心
棒264'の一部は支持体318 の窪み319 の中へ伸びてい
る。支持体318 内の窪み319 は第2のシリンダ324 の肉
厚部分326 よりも流れ方向に 広にして、第2のシリン
ダ324 を流れ方向に移動させることができる。第2のシ
リンダ324 は、1対の非対称のクランプ339 および341
により、第1のシリンダ322 がシュー312 に対してクラ
ンプ239 および241 によって取り付けられるのと同様の
方法で、支持体318 上に固定される。したがって、第2
のシリンダ324 はクランプ339 および341 を相互に入れ
替えることによって流れ方向に動かされる。
【0033】加圧された液圧用液体はシュー引き戻し用
アクチュエータ260'に対して、第2のシリンダの端壁32
5 の肉厚部分326 から突出する心棒264'の端部328 へ連
結する可撓性ホースによって供給される。アクチュエー
タピストン264'との液体連絡を行なうこの方法は、第2
のシリンダ324 およびアクチュエータ260'の流れ方向へ
の移動を容易化している。
【0034】上述の本発明のいくつかの好適な実施例の
説明から、本発明は従来のプレスに比して、負荷用シリ
ンダを拘束したりまたは機能不全に陥らせることなく、
シューの熱膨張などの変形に対する耐久力を含む著しい
利点を有する独特のシュープレスを提供することが明ら
かである。本発明は更に、シューに対する負荷中心を流
れ方向に調節する簡素な機械装置を提供する。
【0035】本発明の好適な実施例を相当に詳細に説明
したが、本発明はこれらの実施例には限定されない。様
々な改変および等価物による置換は当業者には容易に理
解でき、かかる改変および置換は添付の特許請求の範囲
に記載の本発明の範囲内で可能である。
【0036】
【発明の効果】このように本発明は、負荷用シリンダに
対する摩耗、屈曲、またはその他の望ましくない結果と
なることなく、プレスシューが幅方向に自由に動くこと
ができるように支持するシュープレスを提供する。負荷
用シリンダはまた、プレスシューの流れ方向の変形また
は平行運動と、幅方向に平行な軸を中心としたプレスシ
ューの枢動とを調整することもできる。更に、連接負荷
用シリンダはプレスシューが傾斜姿勢をとることを防
ぐ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の好適な実施例によるプレスシュ
ーの、流れ方向に平行で負荷用シリンダのうちの1つの
軸を通る平面による断面図である。
【図2】幅方向に平行の軸を中心として支持体に対して
枢動するプレスシューを示す、図1と同様の図である。
【図3】幅方向に平行で負荷用シリンダの軸を通る平面
による図1のプレスシューの断面図である。
【図4】プレスシューに枢動運動を与えてニップ圧を流
れ方向に変化させるために流れ方向に間隔を置いて離れ
ている2列の負荷用シリンダを有する本発明の第2の好
適な実施例を示す図1と同様の断面図である。
【図5】本発明の第3の好適な実施例を示す図3と同様
の図である。
【図6】2つのピストンと共通のシリンダとを有する本
発明の第4の好適な実施例を示す図1と同様の図であ
る。
【図7】本発明の第5の好適な実施例の負荷用シリンダ
の1つを示す図1と同様の図である。
【図8】内蔵式のシュー引き戻し用アクチュエータを負
荷用シリンダのピストン内に含む負荷用シリンダのうち
の他の1つを示す図7と同様の図である。
【図9】本発明の第6の好適な実施例による負荷用シリ
ンダを示す図8と同様の図である。
【図10】シューの側縁および下流に沿っておりシュー
の運動を制限するピンおよび止め具を示す図7のシュー
プレスのシューの上面立面図である。
【符号の説明】
10 シュープレス 12 プレスシュー 14 プレスシューの面 16 バッキング部材(カウンタロール) 18 支持体 20 負荷用シリンダ 22 第1のシリンダ 24 第2のシリンダ 26 ピストン 28 ピストンの第1の端部 30 ピストンの第2の端部 32 弾性圧縮性シール 34 第1の作動室 36 第2の作動室 38 通路 40 供給路 42 穴 44 締結装置 46 球面 48 ガイドレールまたは止め具 50 止めリング 52 減少直径部分 54 静圧隔室 56 管 58 通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エリク ブロックス スウェーデン王国 667 33 フォルシャ ガ、トロールスタイゲン 20 (72)発明者 ラルス グスタフッソン スウェーデン王国 654 60 カールスタ ッド、ハントベールカールガタン 33

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シュープレスとバッキング部材との間の
    ニップを介して流れ方向に搬送されるウェブに加圧する
    シュープレスにおいて、 前記バッキング部材と並列に使用されて該バッキング部
    材との間の前記ニップを通して前記ウェブを搬送でき、
    該ウェブの実質的に全幅にわたって伸びているプレスシ
    ューと、 該プレスシューを前記バッキング部材へ向かう負荷方向
    に移動可能に支持して前記ウェブに加圧する支持体と、 前記プレスシューに沿って幅方向に間隔をおいた複数の
    連接液圧式負荷用シリンダとを含み、各負荷用シリンダ
    はシリンダ部材内に配置されたピストン部材を含んで液
    圧用液体により加圧可能な作動室を形成し、該ピストン
    部材およびシリンダ部材のうち一方は前記プレスシュー
    に固定された第1の部材と前記支持体に固定され該第1
    の部材から間隔をおいた第2の部材とを有するツーピー
    ス部材を含み、前記ピストン部材およびシリンダ部材の
    うち他方は該第1および第2の部材の両方に対して密封
    するように係合する継手を含み前記作動室の加圧により
    該第1の部材を第2の部材から負荷方向へ推し離して前
    記プレスシューを前記バッキング部材の方へ推進させ、 各継手はそれぞれ第1および第2の部材にシールで係合
    し、該シールは該継手を該第1および第2の部材に対し
    て流れ方向に平行な軸を中心として枢動させ、それによ
    って前記連接液圧式負荷用シリンダは前記プレスシュー
    を前記支持体に対して幅方向に動かすことを特徴とする
    シュープレス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシュープレスにおい
    て、前記ツーピース部材は、別個に作られ前記プレスシ
    ューおよび支持体にそれぞれ固定された第1および第2
    のシリンダを含み、前記継手はピストンを含み、該ピス
    トンは前記第1のシリンダ内に収受される第1の端部
    と、前記第2のシリンダ内に収受される第2の端部とを
    含むことを特徴とするシュープレス。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のシュープレスにおい
    て、前記ピストンの第1の端部と前記第1のシリンダと
    により、それらの間に第1の作動室が形成され、前記ピ
    ストンの第2の端部と前記第2のシリンダとにより、そ
    れらの間に第2の作動室が形成され、各作動室は液圧用
    液体によって加圧可能であることを特徴とするシュープ
    レス。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のシュープレスにおい
    て、前記ピストンは前記第1の作動室を前記第2の作動
    室に連結する通路を含み、それらの間で液体の連絡を可
    能とすることを特徴とするシュープレス。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のシュープレスにおい
    て、前記プレスシューおよび前記支持体のうち一方はそ
    の中に、加圧した液圧用液体を前記第1および第2の作
    動室へ供給する供給路を含むことを特徴とするシュープ
    レス。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のシュープレスにおい
    て、前記供給路は前記支持体内にあることを特徴とする
    シュープレス。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載のシュープレスにおい
    て、前記ピストンは球面を含んで該ピストンを前記第1
    および第2のシリンダの両方に対して枢動させることを
    特徴とするシュープレス。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載のシュープレスにおい
    て、前記ピストンの第1および第2の端部はそれぞれ、
    前記ピストンを包囲して対応するシリンダの内面を密封
    する弾性圧縮性シールを支持することを特徴とするシュ
    ープレス。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載のシュープレスにおい
    て、前記ピストンのそれぞれは管状となってその中に開
    口内部を形成し、更に、前記ピストンのうち少なくとも
    1つの内部に配された液圧作動式シュー引き戻し用アク
    チュエータを含み、該アクチュエータを液圧により作動
    可能として前記シューをカウンタロールから推し離すこ
    とを特徴とするシュープレス。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のシュープレスにおい
    て、前記シュー引き戻し用アクチュエータは、 前記支持体に取り付けられ前記負荷用シリンダのピスト
    ンの内部へ伸びているアクチュエータピストンと、 該アクチュエータピストンを密閉するように包囲するア
    クチュエータシリンダとを含み、液圧用液体により加圧
    可能な室を形成して該アクチュエータシリンダを前記支
    持体の方へ推進させ、該アクチュエータシリンダは前記
    プレスシューに固着された突起部に係合して前記シュー
    引き戻し用アクチュエータの作動により前記プレスシュ
    ーを前記支持体の方へ推進させることを特徴とするシュ
    ープレス。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のシュープレスにおい
    て、前記アクチュエータピストンは、前記支持体に取り
    付けられ通常はそこから前記プレスシューの方へ突出す
    る心棒を含み、該心棒は前記シュー引き戻し用アクチュ
    エータ内の室の中に開口する通路を含み、該支持体は該
    心棒内の該通路と連絡する液圧用液体供給路を有するこ
    とを特徴とするシュープレス。
  12. 【請求項12】 請求項8に記載のシュープレスにおい
    て、前記ピストンは、全体的に円筒形の内面および外面
    を有する管状部材を含み、該ピストンの第1および第2
    の端部はそれぞれ環状フランジを有し、該フランジは半
    径方向に外に向けて突出して前記ピストンの円筒形外面
    を越え、各フランジは前記弾性圧縮性シールのうち1つ
    を支持することを特徴とするシュープレス。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のシュープレスにおい
    て、前記第1および第2のシリンダは、 前記プレスシューおよび支持体にそれぞれ固着された端
    壁を各々有するコップ型部材と、 該端壁に連結され他方のシリンダの方へ伸びている管状
    部分とを有し、該管状部分はそれぞれ円筒形内面を形成
    し、該内面は前記ピストン上のシールの1つによって密
    閉するように係合されることを特徴とするシュープレ
    ス。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のシュープレスにおい
    て、前記第2のシリンダの管状部分は止め部材を含み、
    該部材は半径方向に内側へ伸びて前記ピストンの第2の
    端部上のフランジよりも小さい直径となり、前記負荷方
    向において前記支持体から離れる前記ピストンの動きを
    制限することを特徴とするシュープレス。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載のシュープレスにおい
    て、前記負荷用シリンダは2列に配され、各列は流れ方
    向に間隔をあけており、該列のうち一方の負荷用シリン
    ダは他方の列の負荷用シリンダとは別個に液圧により加
    圧可能であり、ニップ圧を流れ方向に変化させることを
    特徴とするシュープレス。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載のシュープレスにおい
    て、前記継手はシリンダを含み、前記ツーピース部材
    は、前記プレスシューに固定された第1のピストンと、 前記支持体に固定された第2のピストンとを有し、前記
    シリンダは両ピストンを密閉するように包囲して、該ピ
    ストン間に共通の作動室を形成することを特徴とするシ
    ュープレス。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載のシュープレスにおい
    て、更に調整可能な固定用機械装置を含み、該装置は前
    記第1の部材を前記シューに固定し、該固定用機械装置
    は前記第1の部材の位置を前記シューに対して流れ方向
    に調節する操作が可能であることを特徴とするシュープ
    レス。
  18. 【請求項18】 シュープレスとバッキング部材との間
    に形成されたニップを介して流れ方向に搬送されるウェ
    ブに加圧するシュープレスにおいて、 前記バッキング部材と並列に使用されて該バッキング部
    材との間に前記ニップを形成し、前記ウェブの幅に沿っ
    た幅方向に伸びているプレスシューと、 該プレスシューの支持を行なう支持体と、 該支持体とプレスシューとの間に配設された浮動ピスト
    ンと第1および第2のシリンダとを含み、別個に作られ
    た第1および第2のシリンダを含み、該第1のシリンダ
    は前記プレスシューに固定され、該第2のシリンダは前
    記支持体に固定され、前記浮動ピストンは該第1および
    第2のシリンダ内に摺動して収受され密閉するように係
    合する相対する第1および第2の端部を有し液圧用液体
    によって加圧可能な第1の作動室および第2の作動室を
    形成して前記第1および第2のシリンダを互いに離れる
    ように負荷方向に推進させ前記プレスシューを前記バッ
    キング部材の方へ推進させる連接液圧式負荷用シリンダ
    とを有し、 前記ピストンは全体的に円筒形の内面および外面を有す
    る管状部材であり、該ピストンの第1および第2の端部
    はそれぞれ環状フランジを有し、該フランジは半径方向
    に外に向けて突出して前記ピストンの円筒形外面を越
    え、各フランジは弾性圧縮性シールを支持し、該シール
    はそれぞれのシリンダの内面と係合し、前記フランジは
    流れ方向に平行な軸を中心として前記ピストンを各シリ
    ンダに対して枢動させることを特徴とするシュープレ
    ス。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のシュープレスにおい
    て、前記第1のシリンダは前記プレスシュー内に形成さ
    れた窪みを含むことを特徴とするシュープレス。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載のシュープレスにおい
    て、前記第1のシリンダは前記プレスシューとは別個に
    作られ、該プレスシューに固着されることを特徴とする
    シュープレス。
  21. 【請求項21】 請求項18に記載のシュープレスにおい
    て、前記第2のシリンダは前記支持体とは別個に作ら
    れ、該支持体に固着されることを特徴とするシュープレ
    ス。
  22. 【請求項22】 請求項18に記載のシュープレスにおい
    て、更に、前記第2のシリンダに固着され前記ピストン
    の第2の端部上のフランジに係合するように使用される
    止めリングを含み、前記ピストンの前記支持体から離れ
    る動きを制限することを特徴とするシュープレス。
  23. 【請求項23】 請求項18に記載のシュープレスにおい
    て、前記フランジのそれぞれは各シリンダの内面と向か
    い合う球面を有して、該シリンダ内でのピストンの枢動
    を容易化することを特徴とするシュープレス。
  24. 【請求項24】 請求項18に記載のシュープレスにおい
    て、更に、前記ピストンの内部に配置された液圧作動式
    シュー引き戻し用アクチュエータを含み、該アクチュエ
    ータを液圧により作動可能として前記シューを前記支持
    体の方へ推進させ、該シューの該支持体から離れる動き
    を制限することを特徴とするシュープレス。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載のシュープレスにおい
    て、前記シュー引き戻し用アクチュエータは、 前記支持体に取り付けられ前記負荷用シリンダのピスト
    ンの内部へ伸びるアクチュエータピストンと、 該アクチュエータピストンを密閉するように包囲し液圧
    用液体により加圧可能な室を形成して前記支持体の方へ
    推進するアクチュエータシリンダとを有し、該アクチュ
    エータシリンダは前記プレスシューに固着された突起部
    に係合して、前記シュー引き戻し用アクチュエータの作
    動により前記プレスシューを前記支持体の方へ推進させ
    ることを特徴とするシュープレス。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載のシュープレスにおい
    て、前記アクチュエータは、前記支持体に取り付けられ
    通常はそこから前記プレスシューの方へ突出する心棒を
    含み、該心棒は前記シュー引き戻し用アクチュエータ内
    の室の中へ開口する通路を含み、前記支持体は該心棒内
    の通路と連絡する液圧用液体供給路を有することを特徴
    とするシュープレス。
  27. 【請求項27】 請求項20に記載のシュープレスにおい
    て、更に調節可能固定用機械装置を含み、該装置は前記
    第1のシリンダを前記シューに固定し、該固定用機械装
    置の作動により該シューに対する該第1のシリンダの位
    置を流れ方向において調節可能であることを特徴とする
    シュープレス。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載のシュープレスにおい
    て、前記固定用機械装置はクランプを含み、該クランプ
    は前記第1のシリンダを前記シュー上へ固定し、該クラ
    ンプを該シュー上の複数の位置に配置可能として、該シ
    ュー上の前記第1のシリンダの位置を調節することを特
    徴とするシュープレス。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載のシュープレスにおい
    て、更に第2の調節可能固定用機械装置を含んで前記第
    2のシリンダを前記支持体に固定し、該第2の調節可能
    固定用機械装置は、前記第2のシリンダを前記支持体上
    の複数の位置へ固定するクランプを含んで前記第2のシ
    リンダの位置を流れ方向において調節することを特徴と
    するシュープレス。
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