JPH11278411A - 紙器のサイドフラップ折込み方法及びその装置 - Google Patents

紙器のサイドフラップ折込み方法及びその装置

Info

Publication number
JPH11278411A
JPH11278411A JP10077388A JP7738898A JPH11278411A JP H11278411 A JPH11278411 A JP H11278411A JP 10077388 A JP10077388 A JP 10077388A JP 7738898 A JP7738898 A JP 7738898A JP H11278411 A JPH11278411 A JP H11278411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
flap
paper container
conveyor
folding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10077388A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Takita
利明 滝田
Hiroshi Sekine
弘 関根
Isao Takahashi
功 高橋
Katsuhisa Ishii
克久 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisho Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP10077388A priority Critical patent/JPH11278411A/ja
Publication of JPH11278411A publication Critical patent/JPH11278411A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closing Of Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定範囲よりも拡がった紙器のサイドフラッ
プを移送方向へ折込むことができる紙器のサイドフラッ
プ折込み方法及びその装置を提供すること。 【解決手段】 天面側にフラップ付きの開口部10が開
口した状態に立体化された紙器1をほぼ水平なコンベア
4へ所定間隔に支持させて一定の移送方向aへ連続移送
する工程と、連続移送の過程において移送方向a後方側
の辺部に形成されかつ開口部10の外側方向へ拡げられ
た(倒された)サイドフラップ11を姿勢矯正手段3に
より起立方向へ変位させてその姿勢を矯正する工程と、
姿勢矯正後のサイドフラップ11を移送方向aに沿って
回動するようにコンベア4の側方へ設置されたタッカー
2により開口部10の内側へ倒す工程とを含むこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、片端部(天面
側)又は両端部(天面側と底面側)にフラップ付きの開
口部を有する紙器内に商品等を包装する際、立体化され
て内部に商品等が挿入された後の紙器の前記開口部を封
止するに当たり、当該開口部のサイドフラップを前記紙
器の内側方向へ折込むためのフラップの折込み方法、及
び、その折込み方法を円滑・確実に実施するための折込
み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紙器に商品を小分け包装する工程の従来
技術の例を以下説明する。例えば、両端部に開口部を有
し、各開口部の四辺にそれぞれフラップが形成された紙
器は、偏平に折り畳まれた状態から前記開口部が開口さ
れた状態に立体化される。図6のように、立体化された
紙器1は、コンベア4の支持片40によって前後から挟
まれ、かつ、前記コンベア4の幅方向に沿って(コンベ
ア4の幅方向と紙器1の長さ方向が一致)ほぼ一定間隔
で水平に支持され、矢印aで示す移送方向に向かって定
速で連続移送される。コンベア4による連続移送の過程
で、各開口部10の各四辺のフラップ11〜14(移送
方向aの後方側及び前方側のフラップ11,12と上下
のフラップ13,14)は、一度外側方向へ押し拡げら
れ(外側方向へ倒され)、次いで、紙器1の内部に図示
しない商品がコンベア4の一側方(図の例では、各図の
手前側)より挿入される。商品挿入後、移送方向aの後
方側(逆方向)に位置するフラップ11が、コンベア4
の側方に設置された折込みタッカー2により、紙器1の
内側方向へ折込まれる。この折込みタッカー2は、商品
が挿入された紙器1が近くを通過するとき、コンベア4
の移送方向aへ所定角度回動し、前記フラップ11を紙
器1の内側へ倒すことによりこれを開口部10の内側へ
折込む。
【0003】残りのフラップ12〜14は、以下のよう
に紙器1の内側方向へ折り畳み状に折込まれる。先ず、
移送方向aの前方側に位置するフラップ12が、コンベ
ア4の側方に設置されている図示しないガイドと、当該
コンベア4の作動(移送力)とにより、図7の(C)図
のように紙器1の内側方向へ折込まれる。次いで、コン
ベア4の側方に設置された前記ガイドと前記コンベア4
の作動とにより、図7の(D),(E)図のように、下
部のフラップ13と上部のフラップ14とが順に紙器1
の内側へ折込まれる。なお、下部のフラップ13の外面
の一部には、当該フラップ13が前記のように折込まれ
る際に溶融状態のホットメルト接着剤が塗布され、上部
のフラップ14が折込まれるときに、上下のフラップ1
3,14が接着されることによって当該開口部10が封
止される。紙器1の他端部の開口部も、ほぼ同様な要領
で封止される。
【0004】紙器1の開口部10が前述のように封止さ
れる際、各フラップ11〜14が開口部10の内側方向
へ折込まれる順序は必ずしも前述のとおりではないが、
両側のフラップ11,12と上下のフラップ13,14
はそれぞれ相前後して折込まれる。なお、移送方向aの
前方側のフラップ12と、上下のフラップ13,14が
それぞれ前述のようなガイドと、コンベア4の前進作動
とによって折込まれるのに対して、移送方向aの後方側
(逆方向側)のフラップ11が折込みタッカー2によっ
て折込まれるのは、移送方向aの後方側に位置するフラ
ップ11は折込み時の倒れ方向が移送方向aに沿ってい
て、当該フラップ11の外面にガイドが接触しても、コ
ンベア4の作動によっては当該フラップ11を内側へ折
込むことができないことによる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、各フ
ラップ11〜14は、コンベア4による連続移送の過程
において紙器1の外側方向へ一度押し拡げられ(倒さ
れ)る。このとき、フラップ12〜14が外側方向へ押
し拡げられ過ぎている場合には、フラップ12〜14の
折込まれる方向が紙器1の移送方向に対し逆方向又は垂
直方向なので、前述のようなガイドがそれぞれのフラッ
プ12〜14を折込み方向に沿って捉えることができ、
これらのガイドとコンベア4の作動とによってフラップ
12〜14を折込むことができる。一方、移送方向aの
後方側のフラップ11が外側方向へ押し拡げられ過ぎて
いる場合であって、当該フラップ11が折込みタッカー
2の回転軌道内に位置していない場合(図6の二点鎖線
で示したフラップ11のような場合)には、折込みタッ
カー2がフラップ11を捉えることができないので、フ
ラップ11を紙器1の移送方向(内側方向)へ折込むこ
とができない。そして、フラップ11の折込みがなされ
ないと、当該紙器1は包装不良(封止不良)となり、再
開封,再包装が必要になるので包装コストが高価にな
る。
【0006】この発明の目的は、立体化され、一方向に
移送される紙器の各フラップを折込む紙器のフラップ折
込み方法において、紙器の移送方向の逆方向側にあるフ
ラップが当該フラップの折込まれ得る範囲より拡がって
いても、当該フラップを紙器の移送方向(内側方向)へ
折込むことができる紙器のサイドフラップ折込み方法を
提供することにある。この発明の他の目的は、前述のよ
うな目的を達成し得る紙器のフラップ折込み方法を、円
滑に実施することができる紙器のサイドフラップ折込み
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による紙器のサ
イドフラップ折込み方法は、前述の課題を解決するため
に以下のように構成したものである。すなわち、請求項
1に記載の折込み方法は、少なくとも天面側にフラップ
付きの開口部10を有するとともに当該開口部10が開
口した状態に立体化された紙器1を、ほぼ水平なコンベ
ア4へ前記開口部10が一側方へ面するように所定間隔
に支持させて一定の移送方向aへ連続移送する工程と、
前記連続移送の過程において、前記開口部10における
前記移送方向a後方側の辺部に形成され、かつ前記開口
部10の外側方向へ拡げられた(倒された)サイドフラ
ップ11を起立方向へ変位させてその姿勢を矯正する工
程と、前記姿勢矯正後のサイドフラップ11を、前記移
送方向aに沿って回動するように前記コンベア4の側方
へ設置されたタッカー2により、前記開口部10の内側
へ倒す工程とを含むことを特徴としている。
【0008】この発明による紙器のサイドフラップ折込
み装置は、前述の課題を解決するために以下のように構
成したものである。すなわち、請求項2に記載の折込み
装置は、ほぼ水平に設置されたコンベア4には、少なく
とも天面側にフラップ付きの開口部10を有するととも
に当該開口部10が開口した状態に立体化された紙器1
を、前記開口部10が一側方へ面するように支持する支
持片40が所定間隔に設けられ、前記コンベア4の移送
方向aの途中には、当該コンベア4で移送中の紙器1と
干渉しない状態に、前記開口部10における前記移送方
向a後方側の辺部に形成され、かつ前記開口部10の外
側方向へ拡げられた(倒された)サイドフラップ11を
起立方向へ変位させる姿勢矯正手段3が設けられ、前記
コンベア4の側方には、前記姿勢矯正手段3によって起
立方向へ変位された前記サイドフラップ11を、前記開
口部10の内側へ倒すべく移送方向へ回動するタッカー
2が設けられていることを特徴としている。
【0009】請求項3に記載の紙器のサイドフラップ折
込み装置は、請求項2に記載の折込み装置において、前
記姿勢矯正手段3は、前記サイドフラップ11の外面に
向けてエアを噴射するエア噴射ノズルであることを特徴
としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明による紙器のサイドフラップ折込み方法及びその装置
の好ましい実施形態を説明する。
【0011】図1はこの発明による一実施形態のサイド
フラップ折込み装置を含む商品の包装ラインの一部を示
す概略平面図、図2は図1の包装ラインの他の一部を示
す概略平面図、図3の(A),(B)各図は、図の包装
ラインにおいて、紙器の底面側の各サイドフラップを折
込むタッカーの作動状態を順に示す部分平面図、図4は
この発明によるサイドフラップ折込み装置の一実施形態
を示す部分拡大斜視図、図5は図4の装置の平面図であ
る。
【0012】図1及び図2の包装ラインにおいて、4は
矢印aで示す移送方向へ紙器1を連続移送するためにほ
ぼ水平に設置されたコンベアである。この包装ラインで
取り扱われる紙器1は、天面側及び底面側にそれぞれフ
ラップ付きの開口部10,10aを有し、商品を包装し
た状態では直方体形状ないし立方体形状に構成され、各
開口部10,10aの各辺部には各フラップ11〜14
が形成されている。
【0013】コンベア4には、移送方向aの前後方都合
三個で対をなす支持片40が一定の間隔で直立状に設け
られている。各紙器1は、両開口部10,10aのフラ
ップ11〜14を起立させた状態に(両開口部10,1
0aを開口させ)て立体化され、天面側の開口部10が
コンベア1の一側方へ面するように、前記対の支持片4
0,40,40で挟まれた状態でコンベア4に支持され
ている。
【0014】図1及び図2で示すように、紙器1の天面
側の開口部10が面するコンベア4の一側方には、開口
部10における移送方向a前方側の辺部のフラップ12
を前記移送方向aへ倒すタッカー5、開口部10の各フ
ラップ11〜14を押し拡げる(開口部10の外側に倒
す)拡開ガイド50、開口部10側から紙器1内へシー
ト包装された商品(ピロー包装品)bを挿入する商品挿
入装置51、この実施形態のサイドフラップ折込み装置
c、開口部10における移送方向a前方側のフラップ1
2及び上下のフラップ13,14を当該開口部10内へ
順に折込む折込みガイド52が、コンベア4の移送方向
aに沿って設置されている。
【0015】紙器1の底面側の開口部10aが面するコ
ンベアの他の側方には、当該開口部10aの各サイドフ
ラップ11,12を当該開口部10a内に折込むガイド
を兼ねた折込みタッカー6、及び、前記開口部10aの
下部フラップ13と上部フラップ14を当該開口部10
a内へ折込む図示しない折込みガイドが設置されてい
る。開口部10a側の上下のフラップ13,14を折り
込むための図示されていない前記折込みガイドは、コン
ベア4の前記一側方に設置されている折込みガイド52
とほぼ同様に構成されている。
【0016】前述のように、コンベア4の各対の支持片
40により支持され、移送方向aへ連続移送される紙器
1は、先ず開口部10の移送方向a前方側のサイドフラ
ップ12が、タッカー5により前記移送方向aへ傾斜す
るように倒される。タッカー5は、上下のフラップ1
3,14と干渉しないサイズの逆L字状の板であり、そ
の基端部が回動軸5aに取り付けられ、当該回動軸5a
を介してコンベア4の移送方向aへ所定角度回動するこ
とにより、先行するサイドフラップ12を開口部10の
外側へ倒す。
【0017】次いで、前記紙器1の開口部10へ側方に
設置されている拡開ガイド50が接触して、当該開口部
10の前方のサイドフラップ12と上下のフラップ1
3,14が外側へ傾斜状に倒され(押し拡げられ)ると
ともに、コンベア4の作動に伴って、後方のサイドフラ
ップ11が外側へ倒される。
【0018】開口部10のフラップ11〜14が拡げら
れた後、前記紙器1の底面側開口部10aのサイドフラ
ップ12,11は、折込みタッカー6により前記開口部
10aの内側へ折込まれる。折込みタッカー6は、周方
向に向けて捕捉用の切欠部60が形成された円盤であ
り、平面視において外周部の一部がコンベア4の側部へ
重なる状態で、回動軸61に取り付けられており、この
回動軸61を介してコンベア4の移送方向aへその移送
速度と同調した周速で回動している。前記折込みタッカ
ー6の回動とコンベア4の作動とにより、図3の(A)
図のように、先ず折込みタッカー6の円弧部が前方側の
サイドフラップ12へ接触して、当該サイドフラップ1
2が開口部10Aの内側へ折込まれ、次いで、同(B)
図のように、切欠部60に後方側のサイドフラップ11
が案内(捕捉)され、当該サイドフラップ11が開口部
10aの内側へ折込まれる。前記サイドフラップ12が
内側へ折込まれる際、紙器1は折込みタッカー6の外周
部によって反対側へ押され、開口部10側がコンベア4
の側部から若干突出するように変位し、突出した側の開
口部10のサイドフラップ11,12はさらに拡開され
る。
【0019】紙器1が商品挿入装置51の近傍に到達す
ると、商品挿入装置51が作動し、ピロー包装された商
品bが拡開された開口部10より紙器1内に挿入され
る。
【0020】この実施形態のサイドフラップ折込み装置
cは、前述のように構成されたコンベア4と、開口部1
0の後方側のサイドフラップ11をコンベア4の送行方
向aに沿って変位させる姿勢矯正手段3と、前記サイド
フラップ11を開口部10の内側へ倒して折込むタッカ
ー2とから構成されている。この実施形態の装置におけ
る姿勢矯正手段3は、移送中の紙器1へ干渉しないよう
に、コンベア4の一側部へ斜め上方より移送方向aに向
けて設置されたエア噴射ノズルであり、このノズルは図
示しないエア噴射装置と接続されている。前記タッカー
2は上下のフラップ13,14と干渉しないサイズの逆
L字状の板であって、コンベア4の一側方(開口部10
が面する側方)に、当該タッカー2の基端部が取り付け
られた回動軸20を介して、コンベア4の移送方向aへ
所定角度回動するように設置されている。
【0021】紙器1が前記形態のサイドフラップ折込み
装置cの位置に到達すると、姿勢矯正手段3を構成する
エア噴射ノズルから、開口部10の後方側のサイドフラ
ップ11の外面(移送方向aから見た後面)に向けてエ
アが噴射されることにより、移送方向aの後方へ倒され
(拡げられ)ている状態のサイドフラップ11が起立方
向へ変位し(図1)、当該サイドフラップ11の姿勢が
次のタッカー2による折込みに適するように矯正され
る。開口部10側のサイドフラップ11の姿勢が前述の
ように矯正された後、タッカー2がコンベア4の移送方
向aに沿って回動し、前記サイドフラップ11が当該紙
器1の開口部10の内側へ倒されることにより折込まれ
る。
【0022】前記紙器1がさらに移送されると、図2で
示すように、当該紙器1の開口部10側の移動予定軌跡
の側方に設置されている折込みガイド52が、サイドフ
ラップ12,上下のフラップ13,14の外面へ順に接
触し、これらの接触とコンベア4の作動とにより、前記
サイドフラップ12と上下のフラップ13,14とが前
記開口部10の内側へ倒されて折込まれる。なお、紙器
1の開口部10側に面する折込みガイド52の側面に
は、前記各フラップ12,14,13が順に折込まれる
のに適するように図示しない加工が施してある。
【0023】折込みガイド52の設置位置には、図示し
ないホットメルト接着剤の噴射ノズルが設置してあり、
下部フラップ13が前述のように折込まれるのと同調し
て、前記噴射ノズルにより当該下部フラップ13の表面
の一部にホットメルト接着剤が塗布される。そして、最
後に上部フラップ14が紙器1の開口部10側へ押しつ
けられることにより、上部フラップ14が下部フラップ
13と接着されることにより、前記開口部10が封止さ
れる。
【0024】紙器1の底部側の開口部10aにおける上
下のフラップ13,14は、前記折込みガイド52とほ
ぼ同様な折込みガイドにより、それぞれ開口部10aの
内側へ折込まれ、同時に、上下のフラップ13,14が
同様に接着されることにより、当該開口部10aが封止
される。
【0025】前述のように、この実施形態のサイドフラ
ップ折込み方法で取り扱われる紙器1は、天面側の開口
部10の各フラップ11〜14が、商品bを円滑に挿入
するために開口部10の外側へ拡げられ(倒され)、そ
の拡がりの量はそれぞれ異なることがある。しかしなが
ら、前記実施形態の折込み方法によれば、紙器1の天面
開口部10における移送方向a後方側のサイドフラップ
11は、前記開口部10の外側方向へ過大に拡げられ
(倒され)ていても、事前に起立方向へ変位させてその
姿勢が矯正されるので、後にコンベア4の移送方向aに
沿って回動するタッカー2によって、前記開口部10の
内側へ倒すとき、当該タッカー2の先端部が前記サイド
フラップ11をその外面方向から前記開口部10の内側
へ確実に押し倒し、前記サイドフラップ11が確実に折
込まれる。したがって、商品の紙器1への包装ラインに
おける開口部10の封止が円滑・確実に行われ、包装コ
ストを大きく低減することができる。
【0026】前述の実施形態の紙器のサイドフラップ折
込み装置によれば、紙器1の天面側開口部10における
移送方向a後方側のサイドフラップ11を起立方向へ変
位させる姿勢矯正手段3を設け、当該矯正手段3の次に
前記サイドフラップ11を移送方向aへ倒すべく回動す
るタッカー2を設けたので、前記折込み方法を確実かつ
円滑に実施することができる。また、姿勢矯正手段3
は、前記サイドフラップ11の外面へ向けてエアを噴射
するエア噴射ノズルによって構成されているので、コン
ベア4によって移送される各紙器1と干渉しないように
姿勢矯正手段3を設置するのが簡単であるほか、サイド
フラップ11を起立方向へ確実・円滑に変位させること
ができる。
【0027】その他の実施形態 前記実施形態において、紙器1は天面側と底面側にそれ
ぞれフラップ付きの開口部10,10aを有している
が、底面側は開口部でなく、偏平に折り畳まれる折り畳
み構造の底部となっていても差し支えない。また、開口
部10,10aには、各辺部にフラップ11〜14が形
成されているが、この発明による折込み方法及び折込み
装置は、上部フラップ14又は下部フラップ13が先端
に図示しない差し込み片を有する差込みフラップである
場合には、当該差込みフラップが形成されている片部の
対辺にフラップが形成されていない紙器についても実施
することができる。
【0028】この発明による折込み装置においては、前
述のような逆L字状のタッカー2に代えて、コンベア4
の他の側方に設置されている前述の切欠部60を有する
円盤状の折込みタッカー6を設置することができる。こ
のように、タッカー2に代えて、折込みガイドを兼ねた
円盤状の折込みタッカー6を設置した場合には、この折
込みタッカーにより、紙器1の開口部10の前方側のサ
イドフラップ12が内側に折込まれ、次いで当該開口部
10の後方側のサイドフラップ11が内側に折込まれ
る。
【0029】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に係る紙器のサイ
ドフラップ折込み方法によれば、紙器1の少なくとも天
面側の開口部10における移送方向a後方側の辺部に形
成され、かつ前記開口部10の外側方向へ拡げられた
(倒された)サイドフラップ11を起立方向へ変位させ
てその姿勢を矯正するので、後にコンベア4の移送方向
aに沿って回動するタッカー2によって、前記開口部1
0の内側へ倒すとき、当該タッカー2の先端部が前記サ
イドフラップ11を前記開口部10の内側へ確実に押し
倒し、前記サイドフラップ11が確実に折込まれる。し
たがって、商品の紙器1への包装ラインにおける開口部
10の封止が円滑・確実に行われ、包装コストを大きく
低減することができる。
【0030】請求項2に記載の発明に係る紙器のサイド
フラップ折込み装置によれば、紙器1の天面側開口部1
0における移送方向a後方側の辺部に形成されたサイド
フラップ11を起立方向へ変位させる姿勢矯正手段3が
設けられ、当該矯正手段3の次に前記サイドフラップ1
1を、前記開口部10の内側へ倒すべく移送方向aへ回
動するタッカー2が設けられているので、請求項1に記
載の紙器のサイドフラップ折込み方法を確実かつ円滑に
実施することができる。
【0031】請求項3に記載の発明に係る紙器のサイド
フラップ折込み装置によれば、前記矯正手段3は、サイ
ドフラップ11の外面に向けてエアを噴射するエア噴射
ノズルによって構成されているので、当該矯正手段3を
コンベア4によって移送される各紙器1と干渉しないよ
うに設置するのが簡単であるほか、サイドフラップ11
を起立方向へ確実・円滑に変位させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による一実施形態のサイドフラップ折
込み装置を含む商品の包装ラインの一部を示す概略平面
図である。
【図2】図1の包装ラインの他の一部を示す概略平面図
である。
【図3】図1の包装ラインにおいて、紙器の底面側の各
サイドフラップを折込むタッカーの作動状態を順に示す
部分平面図であり、(A)図はサイドフラップ12を折
込むタッカーの作動状態を示す図、(B)図は(A)図
の状態からサイドフラップ11を折込むタッカーの作動
状態を示す図である。
【図4】この発明によるサイドフラップ折込み装置の一
実施形態を示す部分拡大斜視図である。
【図5】図4の装置の平面図である
【図6】紙器1のフラップ11を折込むフラップ折込み
装置を示す部分拡大斜視図である。
【図7】紙器の移送方向の後方のフラップ以外の他のフ
ラップが折込まれた状態を順に示す部分概略斜視図であ
り、(C)図は移送方向前方のフラップが折込まれた状
態を示す図、(D)図は下部フラップが折込まれた状態
を示す図、(E)図は上部フラップが折込まれた状態を
示す図である。
【符号の説明】 1 紙器 10,10a 開口部 11,12 サイドフラップ 13 下部フラップ 14 上部フラップ 2 タッカー 20 回動軸 3 姿勢矯正手段 4 コンベア 40 支持片 5 タッカー 5a 回動軸 50 拡開ガイド 51 商品挿入装置 52 折込みガイド 6 折込みタッカー 60 切欠部 61 回動軸 a 移送方向 b 商品 c サイドフラップ折込み装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 克久 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも天面側にフラップ付きの開口
    部10を有するとともに当該開口部10が開口した状態
    に立体化された紙器1を、ほぼ水平なコンベア4へ前記
    開口部10が一側方へ面するように所定間隔に支持させ
    て一定の移送方向aへ連続移送する工程と、 前記連続移送の過程において、前記開口部10における
    前記移送方向a後方側の辺部に形成され、かつ前記開口
    部10の外側方向へ拡げられた(倒された)サイドフラ
    ップ11を起立方向へ変位させてその姿勢を矯正する工
    程と、 前記姿勢矯正後のサイドフラップ11を、前記移送方向
    aに沿って回動するように前記コンベア4の側方へ設置
    されたタッカー2により、前記開口部10の内側へ倒す
    工程とを含むことを特徴とする、 紙器のサイドフラップ折込み方法。
  2. 【請求項2】 ほぼ水平に設置されたコンベア4には、
    少なくとも天面側にフラップ付きの開口部10を有する
    とともに当該開口部10が開口した状態に立体化された
    紙器1を、前記開口部10が一側方へ面するように支持
    する支持片40が所定間隔に設けられ、 前記コンベア4の移送方向aの途中には、当該コンベア
    4で移送中の紙器1と干渉しない状態に、前記開口部1
    0における前記移送方向a後方側の辺部に形成され、か
    つ前記開口部10の外側方向へ拡げられた(倒された)
    サイドフラップ11を起立方向へ変位させる姿勢矯正手
    段3が設けられ、 前記コンベア4の側方には、前記姿勢矯正手段3によっ
    て起立方向へ変位された前記サイドフラップ11を、前
    記開口部10の内側へ倒すべく移送方向へ回動するタッ
    カー2が設けられていることを特徴とする、 紙器のサイドフラップ折込み装置。
  3. 【請求項3】 前記姿勢矯正手段3は、前記サイドフラ
    ップ11の外面に向けてエアを噴射するエア噴射ノズル
    であることを特徴とする、請求項2に記載の紙器のサイ
    ドフラップ折込み装置。
JP10077388A 1998-03-25 1998-03-25 紙器のサイドフラップ折込み方法及びその装置 Pending JPH11278411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10077388A JPH11278411A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 紙器のサイドフラップ折込み方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10077388A JPH11278411A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 紙器のサイドフラップ折込み方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11278411A true JPH11278411A (ja) 1999-10-12

Family

ID=13632516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10077388A Pending JPH11278411A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 紙器のサイドフラップ折込み方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11278411A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009234655A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Fuji Mach Co Ltd 箱詰め機におけるフラップ折込装置
EP2204279A2 (en) 2009-01-05 2010-07-07 Ishida Co., Ltd. Apparatus for folding cardboard boxes
JP2011001082A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Oji Nepia Co Ltd 箱のパック詰め方法
JP2011006135A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Oji Nepia Co Ltd 箱の不良検査方法
US9290281B2 (en) 2011-02-14 2016-03-22 Ishida Co., Ltd. Cardboard box assembly apparatus
JP2016172568A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 オークラ輸送機株式会社 蓋閉装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009234655A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Fuji Mach Co Ltd 箱詰め機におけるフラップ折込装置
EP2204279A2 (en) 2009-01-05 2010-07-07 Ishida Co., Ltd. Apparatus for folding cardboard boxes
US8297029B2 (en) 2009-01-05 2012-10-30 Ishida Co., Ltd. Apparatus for folding cardboard boxes
JP2011001082A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Oji Nepia Co Ltd 箱のパック詰め方法
JP2011006135A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Oji Nepia Co Ltd 箱の不良検査方法
US9290281B2 (en) 2011-02-14 2016-03-22 Ishida Co., Ltd. Cardboard box assembly apparatus
JP2016172568A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 オークラ輸送機株式会社 蓋閉装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5094711B2 (ja) 流動食品の包装機械用の折曲げユニット
JP2008063007A (ja) 部材を箱に包装する装置およびその方法
CN88102751A (zh) 包装一个产品的工艺及实现该工艺的设备
US6625957B2 (en) Method and machine for producing hinged-lid packets of cigarettes
JPH11278411A (ja) 紙器のサイドフラップ折込み方法及びその装置
GB2141093A (en) Erecting trays about their contents
JPH101106A (ja) 製品の包装装置
JPH06226884A (ja) カートン形成装置
JPH0664738A (ja) パックの方向変換装置
JP4355951B2 (ja) サンドイッチ包装機の搬送装置
US5694738A (en) Body flap folding apparatus in packaging machine
KR20010030627A (ko) 카톤 정립 장치
EP0822142B1 (en) Flap folding apparatus in packaging machine
JPH07223602A (ja) 缶ケーサー
JPH05294304A (ja) ガゼット付き包装体の耳部折り曲げ方法及び装置
JP2003335407A (ja) 包装箱搬送装置
JP2000296804A (ja) オーバーフラップ防止機構及びこれを有する開口部閉鎖装置
JP2004299729A (ja) ケースの内フラップ折込み装置
JPH08217005A (ja) 包装機の胴折り込み装置におけるフラップ保持装置
JP4438151B2 (ja) 包装袋の口封装置およびその口封方法
JP7369425B2 (ja) シュリンク包装装置及びシュリンク包装方法
JPH0739633Y2 (ja) カートン組立装置
JP2506546B2 (ja) 生麺包装体の搬送停止装置
JPS6357281B2 (ja)
JPH11292026A (ja) 包装方法及び包装装置