JPH11275070A - 接続装置 - Google Patents

接続装置

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JPH11275070A
JPH11275070A JP10070736A JP7073698A JPH11275070A JP H11275070 A JPH11275070 A JP H11275070A JP 10070736 A JP10070736 A JP 10070736A JP 7073698 A JP7073698 A JP 7073698A JP H11275070 A JPH11275070 A JP H11275070A
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JP
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telephone
signal
telephone number
conversion means
tcp
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JP10070736A
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Sumio Iwase
純夫 岩瀬
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネットに通常の電話を接続する。 【解決手段】 電話機制御手段2aは、電話機1から出
力される制御信号に応じた処理を行うとともに、電話機
1に対して所定の制御信号を供給してこれを制御する。
電話番号変換手段2bは、電話機1から出力された電話
番号を、対応するIPアドレスに変換する処理を行う。
アナログ/ディジタル変換手段2cは、電話機1から出
力された音声信号をディジタル信号に変換する。TCP
/IP変換手段2dは、アナログ/ディジタル変換手段
2cによって得られたディジタル信号をTCP/IPに
対応したデータ列に変換し、電話番号変換手段2bによ
って得られた通話相手のIPアドレスに対して送信する
とともに、通話相手から送信されたデータ列をディジタ
ル信号に変換する。ディジタル/アナログ変換手段2e
は、通話相手から送信され、TCP/IP変換手段2d
によって変換されて得られたディジタル信号を、対応す
る音声信号に変換して電話機1に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接続装置に関し、特
に、電話機をインターネットに接続することを可能とす
る接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットへの接続を行うプ
ロバイダなどのサービスの拡充に伴って、インターネッ
トを介した情報の伝送が盛んになりつつある。
【0003】インターネットへの接続サービスは、イン
ターネットを使用した量(主に使用時間)に応じて課金
される従量料金制と、所定の料金を支払うだけで無制限
に使用可能な固定料金制の2種類に大別される。
【0004】最近では、前述の固定料金制による料金シ
ステムを採用するとともに、インターネットに常時接続
した形態を採る接続サービスが普及しつつある。ところ
で、このような固定料金制の接続サービスを利用する場
合には、インターネットの使用の多寡に拘わらず一定の
料金を請求されるため、接続サービスを有効に活用する
ためには、できる限り多くの情報を伝送する方が望まし
い。
【0005】そのためには、コンピュータのデータだけ
でなく、例えば、ファクシミリや音声などの情報も伝送
するようにすることが考えられる。後者の音声を伝送す
る方法としては、例えば、インターネット電話とよばれ
るシステムが提唱されており、パーソナルコンピュータ
にマイクとスピーカを接続し、「インターネット電話」
専用のソフトウエアをインストールすることにより、パ
ーソナルコンピュータを用いて通常の電話と同様に通話
することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなインターネット電話では、通話相手のIP(Intern
et Protocol )アドレスを入力する必要があるので、パ
ーソナルコンピュータの操作になれていない人にとって
は、操作が煩雑であるという問題点があった。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、通常の電話機をインターネットに接続し、従
来の電話と同等のサービスを提供することが可能な接続
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、電話機から出力される制御信号に応じた
処理を行うとともに、前記電話機に対して所定の制御信
号を供給してこれを制御する電話機制御手段と、前記電
話機から出力された電話番号を、対応するIPアドレス
に変換する処理を行う電話番号変換手段と、前記電話機
から出力された音声信号をディジタル信号に変換するア
ナログ/ディジタル変換手段と、前記アナログ/ディジ
タル変換手段によって得られたディジタル信号をTCP
/IPに対応したデータ列に変換し、前記電話番号変換
手段によって得られた通話相手の前記IPアドレスに対
して送信するとともに、前記通話相手から送信されたT
CP/IPに対応したデータ列をディジタル信号に変換
するTCP/IP変換手段と、前記通話相手から送信さ
れ、前記TCP/IP変換手段によって変換されて得ら
れたディジタル信号を、対応する音声信号に変換して前
記電話機に供給するディジタル/アナログ変換手段と、
を有することを特徴とする接続装置が提供される。
【0009】ここで、電話機制御手段は、電話機から出
力される制御信号に応じた処理を行うとともに、電話機
に対して所定の制御信号を供給してこれを制御する。電
話番号変換手段は、電話機から出力された電話番号を、
対応するIPアドレスに変換する処理を行う。アナログ
/ディジタル変換手段は、電話機から出力された音声信
号をディジタル信号に変換する。TCP/IP変換手段
は、アナログ/ディジタル変換手段によって得られたデ
ィジタル信号をTCP/IPに対応したデータ列に変換
し、電話番号変換手段によって得られた通話相手のIP
アドレスに対して送信するとともに、通話相手から送信
されたTCP/IPに対応したデータ列をディジタル信
号に変換する。ディジタル/アナログ変換手段は、通話
相手から送信され、TCP/IP変換手段によって変換
されて得られたディジタル信号を、対応する音声信号に
変換して電話機に供給する。
【0010】例えば、電話機制御手段は、電話機から出
力される、発呼信号などの制御信号に応じた処理を行う
とともに、電話機に対して呼び出し信号などの制御信号
を供給してこれを制御する。電話番号変換手段は、電話
機から出力された電話番号を、電話番号とIPアドレス
の対応表を記憶したサーバに対して送信し、対応するI
Pアドレスに変換させる処理を行う。アナログ/ディジ
タル変換手段は、電話機から出力された音声信号をディ
ジタル信号に変換する。TCP/IP変換手段は、アナ
ログ/ディジタル変換手段によって得られたディジタル
信号をTCP/IPに対応したデータ列に変換し、電話
番号変換手段によって得られた通話相手のIPアドレス
に対して送信するとともに、通話相手から送信されたT
CP/IPに対応したデータ列をディジタル信号に変換
する。ディジタル/アナログ変換手段は、通話相手から
送信され、TCP/IP変換手段によって変換されて得
られたディジタル信号を、対応する音声信号に変換して
電話機に供給する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の原理を説明する
原理図である。この図において、電話機1は、通常の電
話機であり、通話相手の電話番号が入力されるプッシュ
ボタンまたはダイアル、および、ユーザの音声を音声信
号に変換するとともに通話相手から送られてきた音声信
号を音声に変換する受話器などから構成されている。
【0012】接続装置2は、電話機制御手段2a、電話
番号変換手段2b、アナログ/ディジタル変換手段2
c、TCP/IP変換手段2d、および、ディジタル/
アナログ変換手段2eにより構成されている。
【0013】電話機制御手段2aは、電話機1から出力
される制御信号(例えば、加入者線交換機を呼び出すた
めの発呼信号や通話相手を選択するための選択信号等)
に応じた処理を行うとともに、電話機1に対して所定の
制御信号(例えば、通話相手から呼び出しがなされたこ
とを示す呼び出し信号やオフフックされたことを示す発
信音等)を送って電話機1を制御する。
【0014】電話番号変換手段2bは、電話機1のプッ
シュボタン等が操作されて通話相手の電話番号が入力さ
れた場合には、電話番号の入力が完了したか否かを判定
するとともに、入力が完了したと判定した場合には、取
得した電話番号に対応するIPアドレスを取得し、TC
P/IP変換手段2dに供給する。
【0015】アナログ/ディジタル変換手段2cは、電
話機1の受話器のマイクから入力された音声に対応する
音声信号(アナログ信号)をディジタル信号に変換し
て、TCP/IP変換手段2dに供給する。
【0016】TCP/IP変換手段2dは、アナログ/
ディジタル変換手段2cから供給されたディジタル信号
を、TCP/IP(Transmission Transfer Protocol/I
nternet Protocol)に応じたデータ列(IPパケット)
に変換してルータ3に出力する。また、ルータ3から供
給されたデータ列(通話相手から伝送されてきたデータ
列)をディジタル信号に変換してディジタル/アナログ
変換手段2eに対して出力する。
【0017】ディジタル/アナログ変換手段2eは、T
CP/IP変換手段2dから供給されたディジタル信号
を対応するアナログ信号に変換して電話機1に供給す
る。ルータ3は、接続装置2をインターネット4に対し
て接続し、これらの間でデータの授受が可能となるよう
にする。インターネット4は、ほぼ全世界にまたがるコ
ンピュータネットワークの集合体であり、電話網に次ぐ
巨大な通信インフラである。
【0018】なお、ルータ6、接続装置7、および、電
話機8は、ルータ3、接続装置2、および、電話機1と
それぞれ同様の構成をとっているのでその説明は省略す
る。サーバ10は、電話番号とIPアドレスの対応表を
記憶しており、例えば、電話機1が電話機8を通話相手
として呼び出す場合において、電話機1から入力された
電話機8の電話番号に対応するIPアドレスを検索して
供給するように構成されている。
【0019】次に、以上の原理図の動作について説明す
る。電話機1の受話器がオフフックの状態とされ、プッ
シュボタンから通話相手の電話番号が入力されると、電
話機制御手段2aに供給される。電話機制御手段2a
は、所定の時間以上プッシュボタン(またはダイアル)
が操作されない場合には、電話番号の入力が終了したと
判定して、取得した電話番号を電話番号変換手段2bに
対して供給する。
【0020】また、電話機制御手段2aは、ボタン
“#”またはボタン“*”が操作された場合にも、電話
番号の入力が終了したと判定する。電話番号変換手段2
bは、供給された電話番号とサーバ10のIPアドレス
とをTCP/IP変換手段2dに供給する。
【0021】TCP/IP変換手段2dは、供給された
電話番号をTCP/IPに対応するデータ列に変換し、
そのIPヘッダとしてサーバ10のIPアドレスを付加
してルータ3を介してサーバ10に対して送信する。
【0022】サーバ10は、接続装置2から供給された
データ列を取得して、この中から前述の電話番号を抽出
する。そして、抽出した電話番号に対応するIPアドレ
ス(電話機8のIPアドレス)を検索し、得られたデー
タをインターネット4及びルータ3を介して接続装置2
に返送する。
【0023】接続装置2の電話番号変換手段2bは、返
送されたデータ列に含まれているIPアドレス(電話機
8のIPアドレス)を抽出する。次に、TCP/IP変
換手段2dは、電話番号変換手段2bによって抽出され
たIPアドレスを取得し、通話相手である電話機8に呼
び出し音を発生させるための制御コードに対してこのI
PアドレスをIPヘッダとして付加し、ルータ3を介し
てインターネット4に対して送出する。
【0024】ルータ6を介してこのような制御コードを
含んだデータ列を受信した接続装置7は、電話機8を制
御して呼び出し音を発生させる。そして、電話機8側の
ユーザが受話器をオフフック状態とすると、電話機1と
電話機8との間で回線が閉結されることになる。
【0025】その結果、電話機1から入力された音声信
号は、アナログ/ディジタル変換手段2cによってディ
ジタル信号に変換され、TCP/IP変換手段2dによ
って電話機8のIPアドレスがIPヘッダとして付加さ
れ、電話機8側に向けて送信される。
【0026】接続装置7は、電話機1側から送信された
データ列を受信して、ディジタル信号に変換した後、デ
ィジタル/アナログ変換手段(図示せず)によって音声
信号に変換して電話機8に供給する。その結果、電話機
8側のユーザは、受話器のスピーカを介して電話機1側
のユーザの声を聞くことができる。
【0027】また、電話機8から入力された音声は、接
続装置7のアナログ/ディジタル信号変換手段(図示せ
ず)によってディジタル信号に変換された後、同じく図
示せぬTCP/IP変換手段によって電話機1のIPア
ドレスがIPヘッダとして付加されたデータ列に変換さ
れて、接続装置2に向けて送信される。
【0028】接続装置2は、ルータ3を介して入力した
データ列をTCP/IP変換手段2dによってディジタ
ル信号に変換した後、ディジタル/アナログ変換手段2
eに対して供給する。
【0029】ディジタル/アナログ変換手段2eは、T
CP/IP変換手段2dから供給されたディジタル信号
をアナログ信号(音声信号)に変換して電話機1に供給
する。
【0030】電話機1は、接続装置2から供給された音
声信号を受話器のスピーカに供給することにより元の音
声に変換して出力するので、電話機1側のユーザは、電
話機8側のユーザの声を聞くことができる。
【0031】以上の動作により、電話機1側のユーザ
と、電話機8側のユーザとが会話を行うことが可能とな
る。次に、図2を参照して本発明の実施の形態の構成例
について説明する。この構成例では、図面を簡略化する
ために、接続装置2に係わる部分のみを図示してある。
【0032】なお、この図に示す実施の形態と図1に示
す原理図との対応関係を以下に示す。即ち、図1に示す
電話機制御手段2aは、電話機制御部20dおよび制御
部20aに対応している。
【0033】電話番号変換手段2bは、制御部20a、
メモリ20b、タイマ20c、スイッチ20e、DP信
号デコード部20f、および、PB信号デコード部20
gに対応している。アナログ/ディジタル変換手段2c
は、A/D変換部20hに対応し、また、ディジタル/
アナログ変換手段2eは、D/A変換部20iに対応し
ている。
【0034】TCP/IP変換手段2dは、TCP/I
Pインターフェース部20kに対応している。この図に
おいて、制御部20aは、CPU(Central Processing
Unit )などによって構成されており、装置の各部を制
御する。メモリ20bは、RAM(Random Access Memo
ry)やROM(Read Only Memory)等によって構成され
ており、制御部20aが実行するプログラムを格納して
いるとともに、制御部20aが所定の演算処理等を実行
する際の演算途中のデータ等を格納する。
【0035】タイマ20cは、電話機1から入力された
PB信号やDP信号を制御部20aが処理する際に、信
号の入力が完了したか否かを判定する際に基準となる時
間を測定する。
【0036】電話機制御部20dは、電話機1の受話器
がオフフックされたことを検出するオフフック検出回
路、呼び出し信号(±75V/16Hzの信号)を発生
する呼び出し信号発生回路、および、発信音や呼び出し
音などを発生する発信音/呼び出し音発生回路などによ
って構成されており、電話機1から供給される制御信号
を入力して所定の処理を実行するとともに、電話機1に
対して制御信号を供給して所定の処理を実行させる。
【0037】スイッチ20eは、電話機1がプッシュボ
タン式の場合(または、電話機1から出力される信号が
PB信号である場合)にはその接続を右側とし、また、
電話機1がダイアル式の場合(または、電話機1から出
力される信号がDP信号である場合)には、その接続を
左側に変更する。なお、このスイッチ20eの接続は、
制御部20aによって変更される。
【0038】DP信号デコード部20fは、スイッチ2
0eを介して電話機1から供給されたDP信号を入力し
て、対応するコードに変換する。PB信号デコード部2
0gは、スイッチ20eを介して電話機1から供給され
たPB信号を入力して、対応するコードに変換する。
【0039】A/D変換部20hは、電話機1から出力
された音声信号を対応するディジタル信号に変換して、
音声信号処理部20jに供給する。D/A変換部20i
は、音声信号処理部20jから供給された(通話相手か
ら送信された)ディジタル信号を音声信号に変換して、
電話機1に対して出力する。
【0040】音声信号処理部20jは、A/D変換部2
0hから供給されたディジタル化された音声信号に対し
て、例えば、ADPCM(Adaptive Differential Puls
e Code Modulation )などを施して圧縮するとともに、
TCP/IPインタフェース部20kから供給されたデ
ィジタル信号(圧縮処理が施されたディジタル信号)に
対して伸長処理を施す。
【0041】TCP/IPインタフェース部20kは、
音声信号処理部20jから供給されたディジタル信号
を、TCP/IPに対応するデータ列に変換してルータ
3を介してインターネット4に対して送出するととも
に、ルータ3を介して伝送されてきたデータ列をディジ
タル信号に変換して音声信号処理部20jに供給する。
【0042】次に、図3を参照して、図2に示す実施の
形態を含むシステムの全体構成について説明する。この
図において、パーソナルコンピュータ5a〜5cは、ル
ータ3を介してインターネット4に接続されている。電
話機1は、接続装置2およびルータ3を介してインター
ネット4に接続されている。なお、コンピュータ5a〜
5cおよび電話機1はLAN(Local Area Network)を
形成している。
【0043】ルータ3は、パーソナルコンピュータ5a
〜5cおよび電話機1によって構成されるLANと、パ
ーソナルコンピュータ9a〜9cおよび電話機8によっ
て構成されるLANとを相互に接続するために必要な処
理を行う。即ち、このルータ3は、ISO(Inrernatin
al Organization for Standardization :国際標準化機
構)が規定するOSI(Open System Interconnection
:開放型システム間相互接続)の7層のうち、下位3
層(物理層、データリンク層、および、ネットワーク
層)に対応する処理を行う。
【0044】なお、ルータ3,6の代わりに、ハブ(集
線装置)を用いるようにしてもよい。ルータ6、接続装
置7、電話機8、および、パーソナルコンピュータ9a
〜9cは、ルータ3、接続装置2、電話機1、および、
パーソナルコンピュータ5a〜5cとそれぞれ同様の構
成をとっているので、その説明は省略する。
【0045】サーバ10は、この図の例では、電話機1
および電話機8の電話番号と、そのIPアドレスとを対
応付けて記憶しており、接続装置2,7から電話番号が
送信された場合には、対応するIPアドレスを検索して
返送する。もちろん、電話機が3つ以上存在する場合に
対しても対応可能であり、その場合にはそれぞれの電話
機の電話番号とIPアドレスとが対応付けられて記憶さ
れる。
【0046】次に、図4に示すフローチャートを参照し
て、以上の実施の形態の動作について説明する。図4
は、図2に示す実施の形態の接続装置2において実行さ
れる処理の一例を説明するフローチャートである。この
処理は、電話機1の受話器がオフフックの状態とされた
場合に実行される。このフローチャートが開始される
と、以下の処理が実行されることになる。 [S1]電話機制御部20dは、電話機1に対してダイ
アルトーン信号を出力する。その結果、電話機1の受話
器のスピーカからは発信音が出力される。 [S2]DP信号デコード部20fまたはPB信号デコ
ード部20gは、電話機1から出力された電話番号(通
話相手の電話番号)を入力する。
【0047】なお、スイッチ20eは、電話機1から出
力される信号のタイプに応じて制御部20aによってそ
の接続が予め切り替えられているので、電話機1から出
力された電話番号は、対応するデコード部に供給され
る。 [S3]制御部20aは、電話機1から出力されてDP
信号デコード部20fまたはPB信号デコード部20g
によってデコードされた電話番号を入力し、電話番号の
入力が完了したか否かを判定する。
【0048】なお、この処理の詳細は図5を参照して後
述する。 [S4]制御部20aは、メモリ20bに記憶されてい
るサーバ10のIPアドレスを取得し、このIPアドレ
スと入力された電話番号とをTCP/IPインタフェー
ス部20kに供給する。TCP/IPインタフェース部
20kは、供給された電話番号にサーバ10のIPアド
レスをIPヘッダとして付加し、ルータ3およびインタ
ーネット4を介してサーバ10に送信する。
【0049】その結果、サーバ10は、受信したデータ
から電話番号を抽出し、この電話番号に対応するIPア
ドレスを取得して、接続装置2に対して返送する。 [S5]制御部20aは、サーバ10から返送された通
話相手のIPアドレスをTCP/IPインターフェース
部20kを介して取得する。 [S6]制御部20aは、取得した通話相手のIPアド
レスに対して、呼び出し音発生用制御コードを送信す
る。
【0050】例えば、通話相手が図3に示す電話機8で
ある場合には、この電話機8に対して呼び出し音発生用
制御コードが送信される。その結果、電話機8側の接続
装置7では、TCP/IPインタフェース部がこのデー
タを受信し、制御部がこの制御コードに応じて電話機制
御部を制御することにより、電話機8が呼び出し音を発
生することになる。 [S7]制御部20aは、電話機制御部20dから出力
される信号を参照して、電話機1がオンフックの状態
(切断された状態)とされたか否かを判定し、切断され
た場合には処理を終了し、また、切断されていない場合
にはステップS8に進む。
【0051】例えば、通話相手が電話に出ないので、電
話機1側のユーザが受話器をオンフックの状態とすると
処理が終了することになる。 [S8]制御部20aは、通話相手から応答があったか
否かを判定し、応答があった場合にはステップS9に進
み、それ以外の場合にはステップS7に戻って同様の処
理を繰り返す。
【0052】即ち、呼び出し音に注意を喚起された電話
機8側のユーザが、受話器をオフフックの状態とした場
合には、電話機8側の制御部がTCP/IPインタフェ
ース部を介して受信した電話機1のIPアドレスを抽出
し、このIPアドレスに対して応答を示す所定の制御コ
ードを送信する。送信された制御コードは、電話機1側
の接続装置2によって受信され、ステップS8において
YESと判定されることになる。 [S9]制御部20aは、装置の各部を適宜制御して通
信処理を行う。
【0053】即ち、電話機1から出力された音声信号
は、A/D変換部20hによってディジタル信号に変換
された後、音声信号処理部20jによって圧縮処理が施
され、TCP/IPインタフェース部20kを介して電
話機8側へ送信される。また、電話機8から伝送されて
きたデータ列は、TCP/IPインタフェース部20k
によって受信され、音声信号処理部20jによって伸長
処理が施される。そして、伸長処理が施されたディジタ
ル信号は、D/A変換部20iによってアナログ信号に
変換された後、電話機1に供給されて再生されることに
なる。 [S10]制御部20aは、TCP/IPインタフェー
ス部20kが受信するデータを参照し、通話相手側が回
線を切断したことを示す切断コードを送信したか否かを
判定する。その結果、切断コードを受信したと判定した
場合には処理を終了し、それ以外の場合にはステップS
11に進む。
【0054】即ち、通話相手のユーザが電話を切るため
に受話器をオンフックの状態にした場合には、接続装置
7の制御部が切断コードを送信するので、電話機1側の
制御部20aはこの信号を受信した場合には処理を終了
する。 [S11]制御部20aは、電話機1の受話器がオンフ
ック状態とされた場合にはステップS12に進み、それ
以外の場合にはステップS9に戻り、前述の場合と同様
の処理を繰り返す。
【0055】即ち、電話機1側のユーザが電話を切るた
めに、電話機1の受話器をオンフックの状態とした場合
には、ステップS12に進む。 [S12]制御部20aは、TCP/IPインタフェー
ス20kを介して電話機8側へ切断コードを送信する。
【0056】次に、図5を参照して、図4に示す「デー
タの終了判定処理」の詳細について説明する。このフロ
ーチャートが開始されると、以下の処理が実行されるこ
とになる。 [S31]制御部20aは、タイマ20cを参照してタ
イムオーバか否かを判定し、タイムオーバである場合に
はステップS36に進み、それ以外の場合にはステップ
S32に進む。
【0057】即ち、制御部20aは、電話機1のプッシ
ュボタンなどが最後に操作されてから所定の時間(例え
ば、3秒)が経過したか否かを判定し、所定の時間が経
過した場合にはステップS36に進む。
【0058】例えば、電話番号の入力が終了して、3秒
が経過した場合には、ステップS36に進むことにな
る。 [S32]制御部20aは、電話機1から電話番号(デ
ータ)が入力された場合にはステップS33に進み、そ
れ以外の場合にはステップS31に戻って前述の場合と
同様の処理を繰り返す。 [S33]制御部20aは、電話機1から入力された電
話番号(データ)をDP信号デコード部20fまたはP
B信号デコード部20gから取得し、そのデータが数字
であるか否かを判定し、数字である場合にはステップS
34に進み、それ以外の場合にはステップS36に進
む。
【0059】例えば、いま、電話番号の入力が終了した
ことを示すために、記号“#”や“*”などが入力され
た場合には、ステップS36に進む。 [S34]制御部20aは、入力されたデータを、メモ
リ20bの所定の領域に確保されているバッファに格納
する。 [S35]制御部20aは、次に入力されるデータを格
納するために、バッファの格納位置を所定の値だけイン
クリメントした後、ステップS31に戻り、前述の場合
と同様の処理を繰り返す。 [S36]制御部20aは、入力された電話番号が正常
であるか否かを判定する。その結果、正常であると判定
した場合にはステップS37に進み、それ以外の場合に
は処理を終了する。
【0060】例えば、入力された電話番号の個数が5個
以下であったり、または、11個以上である場合には異
常と判定して処理を終了する。 [S37]制御部20aは、電話機1から入力された電
話番号の確定処理を行う。
【0061】即ち、制御部20aは、入力された電話番
号をTCP/IPインタフェース部20kに対して供給
する。 [S38]制御部20aは、メモリ20bの所定の領域
に確保してあったバッファの内容をクリアする。そし
て、図4の処理に復帰(リターン)する。
【0062】以上の処理によれば、電話機1のプッシュ
ボタン等を操作して通話相手の電話番号を入力した後に
ボタン“#”やボタン“*”などを続けて操作すること
により、電話番号の入力が終了したことを接続装置2の
制御部20aに認知させることができる。また、電話番
号を入力した後に、所定の時間以上操作を行わないよう
にすることによっても、同様の結果を得ることができ
る。
【0063】以上の実施の形態によれば、通常の電話機
をインターネットに接続し、通常の電話機と同様の操作
によって通話相手と会話を行うことが可能となる。な
お、メモリ20bにこの電話機1が設置されている区域
の市外局番を記憶させておき、電話機1から入力された
電話番号の先頭に“0”が付加されていない場合には、
同一区域内の電話番号であると判断して、メモリ20b
に記憶されている市外局番を付加してからサーバ10に
送信するようにしてもよい。このようにすることによ
り、同一区域内の電話機を通話相手とする場合には、通
常の電話機と同様に市外局番を省略することが可能とな
る。
【0064】また、以上の実施の形態においては、電話
番号とIPアドレスの対応表を、サーバ10に記憶させ
るようにしたが、例えば、接続装置2やパーソナルコン
ピュータ5a〜5cにこのような対応表を記憶させるよ
うにしてもよい。
【0065】そのような構成によれば、登録件数には限
りがあるものの、電話番号やIPアドレスを公表せず
に、一部のユーザだけにこれらを知らせて通話を行うこ
とが可能となる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、電話機
制御手段は、電話機から出力される制御信号に応じた処
理を行うとともに、電話機に対して所定の制御信号を供
給してこれを制御し、電話番号変換手段は、電話機から
出力された電話番号を、対応するIPアドレスに変換す
る処理を行い、アナログ/ディジタル変換手段は、電話
機から出力された音声信号をディジタル信号に変換し、
TCP/IP変換手段は、アナログ/ディジタル変換手
段によって得られたディジタル信号をTCP/IPに対
応したデータ列に変換し、電話番号変換手段によって得
られた通話相手のIPアドレスに対して送信するととも
に、通話相手から送信されたTCP/IPに対応したデ
ータ列をディジタル信号に変換し、ディジタル/アナロ
グ変換手段は、通話相手から送信され、TCP/IP変
換手段によって変換されて得られたディジタル信号を、
対応する音声信号に変換して電話機に供給するようにし
たので、通常の電話機をインターネットに対して接続す
ることが可能となる。
【0067】また、本発明によれば、通常の電話機をイ
ンターネットに接続した場合に、電話機から入力された
電話番号の終わりを簡単に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する原理図である。
【図2】本発明の実施の形態の構成例を示すブロック図
である。
【図3】本発明の実施の形態を含むシステムの全体構成
を示す図である。
【図4】図2に示す実施の形態において、電話機の受話
器がオフフックされた場合に実行される処理の一例を説
明するフローチャートである。
【図5】図4に示す、「データ終了判定処理」の詳細を
説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1……電話機,2……接続装置,2a……電話機制御手
段,2b……電話番号変換手段,2c……アナログ/デ
ィジタル変換手段,2d……TCP/IP変換手段,2
e……ディジタル/アナログ変換手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 11/00 303 H04L 11/20 102Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機から出力される制御信号に応じた
    処理を行うとともに、前記電話機に対して所定の制御信
    号を供給してこれを制御する電話機制御手段と、 前記電話機から出力された電話番号を、対応するIPア
    ドレスに変換する処理を行う電話番号変換手段と、 前記電話機から出力された音声信号をディジタル信号に
    変換するアナログ/ディジタル変換手段と、 前記アナログ/ディジタル変換手段によって得られたデ
    ィジタル信号をTCP/IPに対応したデータ列に変換
    し、前記電話番号変換手段によって得られた通話相手の
    前記IPアドレスに対して送信するとともに、前記通話
    相手から送信されたTCP/IPに対応したデータ列を
    ディジタル信号に変換するTCP/IP変換手段と、 前記通話相手から送信され、前記TCP/IP変換手段
    によって変換されて得られたディジタル信号を、対応す
    る音声信号に変換して前記電話機に供給するディジタル
    /アナログ変換手段と、 を有することを特徴とする接続装置。
  2. 【請求項2】 前記電話番号変換手段は、前記電話機か
    ら出力されたPB信号またはDP信号が所定の期間以上
    無信号状態となった場合には、前記電話番号の入力が終
    了したと判定することを特徴とする請求項1記載の接続
    装置。
  3. 【請求項3】 前記電話番号変換手段は、前記電話機か
    ら出力されたPB信号またはDP信号が数字以外のコー
    ドを含む場合には、それ以前に入力されたPB信号また
    はDP信号を電話番号として受け付けることを特徴とす
    る請求項1記載の接続装置。
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