JPH11274109A - 多軸ダイシング装置 - Google Patents

多軸ダイシング装置

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JPH11274109A
JPH11274109A JP7378198A JP7378198A JPH11274109A JP H11274109 A JPH11274109 A JP H11274109A JP 7378198 A JP7378198 A JP 7378198A JP 7378198 A JP7378198 A JP 7378198A JP H11274109 A JPH11274109 A JP H11274109A
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JP
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spindle
blade
axis
unit
streets
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JP7378198A
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Shinji Sekiya
臣二 関家
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Disco Corp
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Disco Abrasive Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 品質の高い面取りまたは段切りされたチップ
を形成することが可能であると共に生産性の高いダイシ
ング装置を提供する。 【解決手段】 軸線方向の位置関係を調整可能な二本の
スピンドルを有してそれぞれのスピンドルの先端にブレ
ードを装着した第一のスピンドルユニット及び第二のス
ピンドルユニットとが、軸線方向に移動可能に共通の基
台に配設された多軸ダイシング装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハを
ダイシングするダイシング装置に関し、詳しくは、複数
のスピンドルユニットを配設することにより生産性の向
上を図った多軸ダイシング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の多軸ダイシング装置としては、
例えば、特公平3−11601号公報において開示され
た構成のものが従来例として周知である。
【0003】特公平3−11601号公報に開示された
ダイシング装置では、先端に切削用のブレードを装着し
たスピンドルがY軸方向に2本併設されており、一方の
スピンドルを他方のスピンドルとの平行状態を維持しな
がらY軸方向に移動可能とすることにより、ブレード同
士のY軸方向における位置関係を調整することができ
る。更に、両スピンドルは共通の基台に配設されてお
り、基台をY軸方向に移動させることにより一体的にY
軸方向に移動可能となっている。構成の詳細については
上記公報を参照されたい。
【0004】このようなダイシング装置では、例えば第
一のスピンドルにはV溝または平溝形成用のブレードを
装着し、第二のスピンドルには切断用のブレードを装着
して、両ブレードの切削線を合致させて、即ち、Y軸方
向の位置を一致させて、半導体ウェーハを保持するチャ
ックテーブルをX軸方向に移動させて両ブレードの作用
を受けると、面取り(ベベルカット)または段切り(ス
テップカット)されたチップを形成することができ、欠
けのない品質の高い半導体チップを形成することができ
る。
【0005】また、両スピンドルに同一の切断用のブレ
ードを装着し、同時に2本のストリートを切削すること
により、ダイシングの生産性を向上させることもでき
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
ウェーハの直径は、チップの生産性の向上を図るべく1
2インチ、16インチと大口径化の傾向にあるため、従
来の多軸ダイシング装置では更なる生産性の向上を図る
ことは困難である。従って、品質の高い面取りまたは段
切りされたチップを形成することが可能であると共に生
産性の高いダイシング装置を提供することに課題を有し
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の具体的手段として本発明は、第一のスピンドルと第二
のスピンドルとを具備し、第一のスピンドルは第二のス
ピンドルに対して軸線方向に移動可能であり第一のスピ
ンドルに装着したブレードと第二のスピンドルに装着し
たブレードとの軸線方向の位置関係を調整でき、更に第
一のスピンドルと第二のスピンドルとが共通の基台に配
設されて一体的に軸線方向に移動可能な第一のスピンド
ルユニットと、第三のスピンドルと第四のスピンドルと
を具備し、第三のスピンドルは第四のスピンドルに対し
て軸線方向に移動可能であり第三のスピンドルに装着し
たブレードと第四のスピンドルに装着したブレードとの
軸線方向の位置関係を調整でき、更に第三のスピンドル
と第四のスピンドルとが共通の基台に配設されて一体的
に軸線方向に移動可能な第二のスピンドルユニットとを
具備し、第一のスピンドルユニットと第二のスピンドル
ユニットとは、更に共通の基台に軸線方向に移動可能に
配設されている多軸ダイシング装置を提供するものであ
る。
【0008】そして、スピンドルに装着されるブレード
の直径は5cm以下であること、第一のスピンドルユニ
ットと第二のスピンドルユニットとを並列に配設したこ
と、第一のスピンドルユニットと第二のスピンドルユニ
ットとを対峙して配設したこと、第一のスピンドルユニ
ットと第二のスピンドルユニットの他に、更に一以上の
スピンドルユニットを配設したことを付加的要件とする
ものである。
【0009】このように構成される多軸ダイシング装置
によれば、ベベルカット、ステップカット等のチップの
品質を高める特殊な切削を、一回の切削送り動作で二以
上のストリートについて遂行でき、また、通常の切削で
あれば、一回の切削送り動作で四本以上のストリートに
ついて遂行することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一つの実施の形態とし
て、図1に示す多軸ダイシング装置10を例に挙げて説
明する。
【0011】多軸ダイシング装置10は、ダイシングの
対象となる半導体ウェーハWを吸引保持するチャックテ
ーブル11と、半導体ウェーハWの表面に形成された切
削すべきストリートを検出するアライメント手段12
と、アライメント手段12により検出されたストリート
を切削する切削手段13とから概ね構成されている。
【0012】チャックテーブル11は、半導体ウェーハ
Wを吸引保持する吸着部14を有し、吸着部14は四角
形状の可動板15の上面に形成されている。一方、可動
板15の下面においては、Y軸方向に被係合部16を備
えており、被係合部16は、基部17の上面においてY
軸方向に配設された一対のレール18に摺動可能に係合
している。
【0013】基部17からは下方に4本の脚部19が突
出しており、各脚部19の下端に形成された凹部が、X
軸方向に配設された一対のガイドレール20に摺動自在
に係合している。
【0014】また、基部17からは、被駆動部21が垂
設されており、被駆動部21にはX軸方向に雌ネジ穴が
形成されている。この雌ネジ穴は、X軸方向に配設され
た雄ネジであるボールスクリュー22に螺合している。
そして、ボールスクリュー22の端部に減速装置23を
介して連結した駆動源24(例えばパルスモータ)に駆
動されてボールスクリュー22が回転し、これによって
チャックテーブル11がX軸方向に配設された一対のガ
イドレール20にガイドされてX軸方向に移動可能とな
っている。
【0015】基部17の下部には、図示していないが適
宜の駆動手段を備えており、この駆動手段に駆動され
て、可動板15はレール18にガイドされてY軸方向に
所要範囲移動可能となっている。更に、基部17の下部
には適宜の回転手段を設けており、回転手段に駆動され
て吸着部14は回転可能となっている。
【0016】チャックテーブル11の移動範囲における
吸着部14の上方にはアライメント手段12が配設され
ている。アライメント手段12においては、図1に示し
たように、支持台33の上部においてY軸方向にボール
スクリュー34が配設されており、その端部は減速装置
35を介して駆動源36に連結されている。また、ボー
ルスクリュー34には連結部材37が螺合している。
【0017】また、支持台33の下部には一対のレール
38がY軸方向に配設されており、このレール38は被
係合部39に摺動自在に係合しており、ボールスクリュ
ー34の回転により連結部材37がスロット40内をY
軸方向に移動し、連結部材37と連結された可動部41
がこれに伴いY軸方向に移動可能となっている。
【0018】可動部41には撮像手段(図示せず)が設
けられており、可動部41から垂設された顕微鏡42と
接続されている。また、撮像手段はモニター43とも接
続され、撮像した画像をモニター43に表示することが
できる。
【0019】切削手段13は、断面がコ字型形状の基台
50の内側に第一のスピンドルユニット51と第二のス
ピンドルユニット52とが収容された構成となってい
る。
【0020】基台50の上面にはY軸方向に長尺なスロ
ット53、54が併設されており、その上部には、ボー
ルスクリュー55、56がY軸方向に配設されている。
ボールスクリュー55は、減速装置57を介して駆動源
58と連結されており、ボールスクリュー56は、減速
装置59を介して駆動源60と連結されている。
【0021】ボールスクリュー55には連結部材61が
螺合しており、ボールスクリュー55の回転に伴って連
結部材61はY軸方向に移動する。また、ボールスクリ
ュー56には連結部材62が螺合しており、ボールスク
リュー56の回転に伴って連結部材62はY軸方向に移
動する。
【0022】連結部材61は、スロット53を通って第
一のスピンドルユニット51を構成する断面がコの字形
状に形成された基台63と連結されており、連結部材6
2は、スロット54を通って第二のスピンドルユニット
52を構成する基台64と連結されている。
【0023】基台63の上部には一対の支持レール65
を、基台64の上部には一対の支持レール66をそれぞ
れY軸方向に突出させている。
【0024】また、基台50の下部には2組の一対の被
係合部67、68がY軸方向に配設されている。被係合
部67には基台63の上部から突出した支持レール65
が摺動自在に係合しており、連結部材61の移動に伴
い、被係合部67にガイドされて第一のスピンドルユニ
ット51も同方向に同じだけ移動する。また、被係合部
68には基台64の上部から突出した支持レール66が
摺動自在に係合しており、連結部材62の移動に伴い、
被係合部68にガイドされて第二のスピンドルユニット
52も同方向に同じだけ移動する。
【0025】第一のスピンドルユニット51において
は、第一のスピンドル70と第二のスピンドル71とが
それぞれ第一のスピンドルハウジング70a、第二のス
ピンドルハウジング70bとに回転可能に支持されてお
り、第一のスピンドルハウジング70aは、第二のスピ
ンドルハウジング71aとの平行状態を維持しながら軸
線方向(Y軸方向)に移動可能である。また、第二のス
ピンドルユニット52においては、第三のスピンドル7
2と第四のスピンドル73とがそれぞれ第三のスピンド
ルハウジング72aと第四のスピンドルハウジング73
aとに回転可能に支持されており、第三のスピンドルハ
ウジング72aは、第四のスピンドルハウジング73a
との平行状態を維持しながら軸線方向(Y軸方向)に移
動可能である。
【0026】各スピンドルの先端には、それぞれ第一の
ブレード74、第二のブレード75、第三のブレード7
6、第四のブレード77が装着され、各スピンドルの回
転に伴って各ブレードも回転する。各スピンドルに装着
されるブレードとしては、面取り時に使用するV溝形成
用ブレード、段切り時に使用する平溝形成用ブレード、
切断時に使用する切断用ブレード等があり、切削の目的
に合わせてこれらを組み合わせて装着する。また、それ
ぞれのブレードには、ブレード同士の間隔を小さくする
ために、直径が5cm以下のものを用いるのが好まし
い。
【0027】このように構成される多軸ダイシング装置
10を用いて、図2に示すようなストリートSが表面に
形成された半導体ウェーハWをベベルカットする場合を
例に挙げて説明する。
【0028】切削しようとする半導体ウェーハWは、図
2に示したように、保持テープTを介してフレームFに
保持されており、チャックテーブル11の吸着部14に
載置されて吸引保持される。そして、チャックテーブル
11が駆動源24に駆動されてX軸方向に移動し、アラ
イメント手段12を構成する顕微鏡41の直下に位置付
けられる。
【0029】そしてここで半導体ウェーハWの表面が拡
大して撮像され、アライメント手段12においてパター
ンマッチング等の処理によって切削すべきストリートが
検出される。切削すべきストリートが検出されると、そ
のストリートの位置に対応して各スピンドルに装着した
ブレードのY軸方向の位置合わせを行う。
【0030】例えば、半導体ウェーハWをストリートS
に沿ってベベルカットするときは、第一のブレード7
4、第三のブレード76としてはV溝形成用ブレード
を、第二のブレード75、第四のブレード77としては
切断用ブレードを用いる。そして、例えば、第一のスピ
ンドルユニット51によって一本のストリートをベベル
カットすると共に、第二のスピンドルユニット52によ
ってその隣りのストリートをベベルカットする。
【0031】このときの各ブレードの位置関係は、図3
のようになる。即ち、駆動源58によって第一のスピン
ドルユニット51を所要範囲Y軸方向に移動させ、第一
ブレード74及び第二のブレード75が、最初に切削し
ようとするストリートS1の延長線上において一直線上
に位置し、両ブレードのY軸上の位置が等しくなるよう
にする。
【0032】一方、第三のブレード76及び第四のブレ
ード77は、駆動源60によって第二のスピンドルユニ
ット52を所要範囲Y軸方向に移動させ、次にカットし
ようとするストリートS2の延長線上において一直線上
に位置し、両ブレードのY軸上の位置が等しくなるよう
にする。
【0033】この位置関係において各ブレードが回転し
て所定の高さまで降下すると共にチャックテーブル11
が+X方向に移動していくと、V溝形成用ブレードであ
る第一のブレード74によってストリートS1にまずV
溝が形成され、更にチャックテーブルが+X方向に移動
すると、次に切断用ブレードである第二のブレード75
によってストリートS1が切断されてストリートS1がベ
ベルカットされる。そして更にチャックテーブル11が
+X方向に移動すると、V溝形成用ブレードである第三
のブレード76によってストリートS2にV溝が形成さ
れ、更にチャックテーブル11が移動して次に切断用ブ
レードである第四のブレード77によってストリートS
2が切断されてストリートS2がベベルカットされる。
【0034】こうして一回の切削送り動作で、図4に示
すように同時に2本のストリートをベベルカットするこ
とができる。そして、各ブレードの直径を5cm以下と
して、ブレード同士が接触しない程度までスピンドル同
士を接近できる構成にすれば、一回の切削送り動作にお
けるチャックテーブル11のX軸方向の移動距離が短く
なり、より一層の生産性の向上を図ることができる。な
お、図4においては半導体ウェーハをある程度厚く描い
ているが、実際には数百μm程の非常に薄いものである
(以降において説明する図6の例においても同様であ
る)。
【0035】こうして、二本のストリートがカットされ
ると、次に、第一のスピンドル70と第二のスピンドル
71との位置関係を維持したまま駆動源58に駆動され
て基台63が+Y方向に移動して第一のスピンドルユニ
ット51が+Y方向にストリート二本分だけ移動し、ま
た、第三のスピンドル72と第四のスピンドル73との
位置関係を維持したまま駆動源60に駆動されて基台6
4が+Y方向に移動して第二のスピンドルユニット52
が+Y方向にストリート二本分だけ移動し、更に二本の
ストリートS3、S4がベベルカットされる。こうして第
一のスピンドルユニット51及び第二のスピンドルユニ
ット52を徐々に+Y方向に移動させていくことにより
一回の切削送り動作で二本のストリートを同時にベベル
カットしていくことができる。
【0036】なお、ここでは説明しなかったが、第一の
ブレード74及び第三のブレード76として平溝形成用
ブレードを用いて上記と同様の動作を行えば、ステップ
カットを行うことができる。
【0037】ベベルカットやステップカットではなく、
切断用ブレードのみによって通常の切削を行う場合にお
いては、図5に示すように、第一のブレード74、第二
のブレード75、第三のブレード76、第四のブレード
77に同一の切断用ブレードを装着する。
【0038】そして、第一のブレード74をストリート
1の延長線上に位置させると共に、第二のブレード7
5をストリートS2の延長線上に位置させる。また、第
三のブレード76をストリートS3の延長線上に位置さ
せると共に、第四のブレード77をストリートS4の延
長線上に位置させる。そして、各切断用ブレードが回転
して所定の高さまで降下すると共にチャックテーブル1
1が+X方向に移動していくと、一回の切削送り動作で
図6に示すようにストリートS1、S2、S3、S4を同時
に切断することができる。このようにして一回の切削送
り動作で同時に四本のストリートを切削することにより
生産性の向上を図ることができる。
【0039】こうして、四本のストリートが切削される
と、次に、第一のスピンドル70と第二のスピンドル7
1との位置関係を維持したまま駆動源58に駆動されて
基台63が+Y方向に移動して第一のスピンドルユニッ
ト51が+Y方向にストリート四本分だけ移動し、ま
た、第三のスピンドル72と第四のスピンドル73との
位置関係を維持したまま駆動源60に駆動されて基台6
4がY軸方向に移動して第二のスピンドルユニット52
が+Y方向にストリート四本分だけ移動し、更に四本の
ストリートS5、S6、S7、S8が切削される。こうして
第一のスピンドルユニット51及び第二のスピンドルユ
ニット52を徐々に+Y方向に移動させていくことによ
り一回の切削送り動作で四本のストリートを同時に切削
していくことができる。
【0040】なお、上記のように隣り合うストリートを
切削していくだけでなく、ストリートを両端側から徐々
にブレードが近づく方向に切削したり、半導体ウェーハ
Wを半分ずつの領域に分けて領域ごとに切削したりする
ことによっても同様に生産性を向上させることができ
る。
【0041】本発明に係る多軸ダイシング装置は、図7
に示すように、第一のスピンドルユニット51と第二の
スピンドルユニット52とが対峙する構成としてもよ
い。この場合、第一のブレード74をストリートS1
延長線上に位置させ、第二のブレード75がストリート
2の延長線上に位置するようにする。
【0042】また、第三のブレード76をストリートS
nの延長線上に位置させ、第四のブレード77をストリ
ートSn-1の延長線上に位置させる。そしてチャックテ
ーブル11が+X方向に移動することにより両端のスト
リートからカットしていく。
【0043】そして、四本のストリートがカットされる
と、次に、第一のスピンドル70と第二のスピンドル7
1との位置関係を維持したまま第一のスピンドルユニッ
ト51が+Y方向にストリート二本分だけ移動し、第三
のスピンドル72と第四のスピンドル73との位置関係
を維持したまま第二のスピンドルユニット52が−Y方
向にストリート二本分だけ移動し、更に四本のストリー
トS3、S4、Sn-2、Sn-3が切削される。こうして第一
のスピンドルユニット51及び第二のスピンドルユニッ
ト52を徐々に近づく方向に移動させていくことにより
一回の切削送り動作で4本のストリートを同時に切削し
ていくことができる。
【0044】本実施の形態で説明した多軸ダイシング装
置は、二つのスピンドルユニットにより構成されていた
が、スピンドルユニットは三つ以上あってもよく、スピ
ンドルユニットの数が多いほど生産性を高めることがで
きる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る多軸
ダイシング装置によれば、ベベルカット、ステップカッ
ト等のチップの品質を高める特殊な切削を一回の切削送
り動作で二以上のストリートについて遂行でき、また、
通常の切削であれば一回の切削送り動作で四本以上のス
トリートについて遂行することができるため、生産性を
より向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多軸ダイシング装置の主要部を示
した斜視図である。
【図2】ダイシングする半導体ウェーハがフレームに保
持された状態を示す平面図である。
【図3】本発明に係る多軸ダイシング装置を用いてスト
リートを二本ずつベベルカットする様子を示す説明図で
ある。
【図4】二本のストリートがベベルカットされた半導体
ウェーハを示す正面図である。
【図5】本発明に係る多軸ダイシング装置を用いてスト
リートを四本ずつ切断する様子を示す説明図である。
【図6】四本のストリートが切断された半導体ウェーハ
を示す正面図である。
【図7】第一のスピンドルユニットと第二のスピンドル
ユニットとが対峙して配設された多軸ダイシング装置を
用いてストリートを四本ずつ切断する様子を示す説明図
である。
【符号の説明】
10……多軸ダイシング装置 11……チャックテーブ
ル 12……アライメント手段 13……切削手段 14…
…吸着部 15……可動板 16……被係合部 17……基部 1
8……レール 19……脚部 20……ガイドレール 21……被駆動
部 22……ボールスクリュー 23……減速装置 24…
…駆動源 33……支持台 34……ボールスクリュー 35……
減速装置 36……駆動源 37……連結部材 38……レール
39……被係合部 40……スロット 41……可動部 42……顕微鏡
43……モニター 50……基台 51……第一のスピンドルユニット 52……第二のスピンドルユニット 53、54……ス
ロット 55、56……ボールスクリュー 57……減速装置
58……駆動源 59……減速装置 60……駆動源 61、62……連
結部材 63、64……基台 65、66……支持レール 6
7、68……被係合部 70……第一のスピンドル 70a……第一のスピンド
ルハウジング 71……第二のスピンドル 71a……第二のスピンド
ルハウジング 72……第三のスピンドル 72a……第三のスピンド
ルハウジング 73……第四のスピンドル 73a……第四のスピンド
ルハウジング 74……第一のブレード 75……第二のブレード 7
6……第三のブレード 77……第四のブレード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一のスピンドルと第二のスピンドルと
    を具備し、該第一のスピンドルは該第二のスピンドルに
    対して軸線方向に移動可能であり該第一のスピンドルに
    装着したブレードと該第二のスピンドルに装着したブレ
    ードとの軸線方向の位置関係を調整でき、更に該第一の
    スピンドルと該第二のスピンドルとが共通の基台に配設
    されて一体的に軸線方向に移動可能な第一のスピンドル
    ユニットと、 第三のスピンドルと第四のスピンドルとを具備し、該第
    三のスピンドルは該第四のスピンドルに対して軸線方向
    に移動可能であり該第三のスピンドルに装着したブレー
    ドと該第四のスピンドルに装着したブレードとの軸線方
    向の位置関係を調整でき、更に該第三のスピンドルと該
    第四のスピンドルとが共通の基台に配設されて一体的に
    軸線方向に移動可能な第二のスピンドルユニットとを具
    備し、 該第一のスピンドルユニットと該第二のスピンドルユニ
    ットとは、更に共通の基台に軸線方向に移動可能に配設
    されている多軸ダイシング装置。
  2. 【請求項2】 スピンドルに装着されるブレードの直径
    は5cm以下である請求項1に記載の多軸ダイシング装
    置。
  3. 【請求項3】 第一のスピンドルユニットと第二のスピ
    ンドルユニットとを並列に配設した請求項1または2に
    記載の多軸ダイシング装置。
  4. 【請求項4】 第一のスピンドルユニットと第二のスピ
    ンドルユニットとを対峙して配設した請求項1または2
    に記載の多軸ダイシング装置。
  5. 【請求項5】 第一のスピンドルユニットと第二のスピ
    ンドルユニットの他に、更に一以上のスピンドルユニッ
    トを配設した請求項1、2、3または4に記載の多軸ダ
    イシング装置。
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