JPH11271701A - 液晶パネル用基板の保持具 - Google Patents

液晶パネル用基板の保持具

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JPH11271701A
JPH11271701A JP6914598A JP6914598A JPH11271701A JP H11271701 A JPH11271701 A JP H11271701A JP 6914598 A JP6914598 A JP 6914598A JP 6914598 A JP6914598 A JP 6914598A JP H11271701 A JPH11271701 A JP H11271701A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal panel
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JP6914598A
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Inventor
Katsuya Ide
勝也 井出
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶パネル用基板を洗浄等した際に、基板表
面にウォーターマークを発生することを有効に防止し得
る保持具を提供する。 【解決手段】 液晶パネル用基板(2)の洗浄時等にお
いて、当該基板を所定の状態で保持する液晶パネル用基
板の保持具(1)であって、少なくとも液晶パネル用基
板と接触する部位の表面に親水化処理が施された接触部
を有するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネル用基板
の洗浄時等において、当該基板を所定の状態で保持する
液晶パネル用基板の保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶パネル用基板の洗浄を行なう
際には、その基板を樹脂製の保持具で所定の状態に保持
して純水等に浸すなどしていた。
【0003】この保持具としては、図1に示すような樹
脂成形されたホールドピン1が用いられ、その先端部1
aは嘴状に成形され、その先端部1aにて基板2の側部
を挟持するようになっていた。
【0004】また、複数枚の基板を保持する保持具とし
ては、図2に示すような樹脂製の移載用キャリア(ピー
クキャリア)3が用いられる。
【0005】この移載用キャリア3は、図2の(a)に
示す側面図にあるように、2枚の対向するパネル4,4
の間に、溝5aを切った棒状の支持部材5を複数本設
け、この溝5aに沿って基板を立てかけて保持するよう
にしたものである。
【0006】そして、これらの保持具(ホールドピン1
や移載用キャリア3)で保持された基板2は、純水等に
浸漬させるなどして洗浄された後、温純水乾燥,スピン
乾燥,蒸気乾燥などの方法によって水分を蒸散させて乾
燥されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記保
持具(ホールドピン1や移載用キャリア3)と基板2の
接触部位に付着した水滴は上記の乾燥方法によっても蒸
発し難く、基板2の表面に水滴に起因するウォーターマ
ークが付いてしまうという問題があった。
【0008】特に、温純水乾燥を行なう場合には、ガラ
ス板からなる液晶パネル用基板2は親水性であるため、
温純水から引き上げる際にその表面には水玉は生じな
い。しかし、樹脂製の保持具(ホールドピン1や移載用
キャリア3)は疎水性であるため、その表面や基板2と
の接触部位に水玉を生じてしまう。
【0009】この水玉は、表面積が小さいため蒸発する
のに比較的時間がかかり、液晶パネル用基板2の表面が
乾いた後も、水滴として残ることが多い。そのため、基
板の搬送時や組立て工程時に、その保持具に残留して常
温まで冷えた水滴が振動等によって基板表面に付着し
て、基板の表面上にウォーターマークが発生してしま
い、基板に一種の汚れを生じるという不都合があった。
【0010】このウォーターマークの発生を避けるべ
く、移載用キャリア3を傾けるなどして水滴が流れ落ち
易くするなどの工夫も行なわれてきたが余り効果的では
なかった。
【0011】また、保持具の基板と接触する部位にテー
パーをつけたり、球形に加工するなどの試みも行なわれ
てきたが、保持具の製造コストが嵩むなどの問題を抱え
ていた。
【0012】この発明の目的は、液晶パネル用基板を洗
浄等した際に、基板表面にウォーターマークを発生する
ことを有効に防止し得る保持具を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、液晶パネル用基板の洗浄時等において、
当該基板を所定の状態で保持する液晶パネル用基板の保
持具であって、少なくとも液晶パネル用基板と接触する
部位の表面に親水化処理が施された接触部を有するもの
である。これにより、温純水乾燥等を行なう際に、保持
具の表面や保持具と基板の接触する部位に水玉ができる
ことを有効に防止することができ、基板表面に水玉に起
因するウォーターマークが発生することを防ぐことがで
きる。
【0014】なお、少なくとも液晶パネル用基板と接触
する部位の表面に1mm以下の凹凸が形成された粗面部
を有するようにすることができる。これによれば、保持
具に親水性を容易に持たせることができる。
【0015】また、前記粗面部の形成は、例えば液晶パ
ネル用基板と接触する部位の表面に所定粒径のグラスビ
ーズを吹き付けて行なうことができ、これによれば、粗
面部の形成を安価かつ容易に行なうことができる。
【0016】また、前記保持具は、嘴状の先端部で液晶
パネル用基板を挟持するように成された樹脂製のホール
ドピンや、複数の液晶パネル用基板を立てかけて保持す
る樹脂製の基板移載用キャリアとすることができるの
で、従来品に置換えて容易に用いることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
簡単に説明する。
【0018】なお、本実施形態に係る保持具は、外見上
は従来のものと殆ど変わらないので、前出の図1,図2
をそのまま参照して説明する。
【0019】本実施形態に係る保持具としてのホールド
ピン1は、例えばポリプロピレンや塩化ビニルなどの樹
脂で成形され、少なくともその嘴状の先端部1aに、所
定粒径の微細なグラスビーズを吹き付けるGBB処理が
施される。
【0020】このGBB処理により、ホールドピン1の
先端部1aの表面には1mm以下の凹凸が形成されて粗
面化され、親水性を持つようになる。なお、ホールドピ
ン1の全体にGBB処理を施して、ホールドピン1全体
が親水性を持つようにしてもよい。
【0021】本実施形態に係るホールドピン1によれ
ば、基板と接触する先端部1aに、従来であれば樹脂の
疎水性により図3の(a)のように水玉Wが生じていた
ものが、粗面化による水玉の発生防止の効果により図3
の(b)のように、水玉にはならずに表面を濡らすよう
になる。
【0022】したがって、ホールドピン1の表面や基板
との接触部位に付着した水分が乾き易くなるため、ホー
ルドピン1に残留した水滴により基板表面にウォーター
マークが発生する事態を未然に防止することができる。
【0023】なお、ホールドピン1の先端部1a等の粗
面化は、上述のようなGBB処理に限られるものではな
く、例えばヤスリかけや、刃物による削り出しによって
行なうようにしてもよい。
【0024】また、同様にして、図2に示す移載用キャ
リア3の支持部材5の溝5aあるいは、パネル4,4を
含めた移載用キャリア3の全体に上述のようなGBB処
理を施して、粗面化による親水性を与えることにより、
保持具としての移載用キャリア3自体や基板との接触部
位に水玉が付着することを防止することができる。これ
により、水滴により基板表面にウォーターマークが発生
する事態を未然に防止することが可能となる。
【0025】なお、移載用キャリア3の粗面化は、上述
のようなGBB処理に限られるものではなく、例えばヤ
スリかけや、刃物による削り出しによって行なうように
してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、液晶
パネル用基板の洗浄時等において、当該基板を所定の状
態で保持する液晶パネル用基板の保持具であって、少な
くとも液晶パネル用基板と接触する部位の表面に親水化
処理を施すようにしたので、温純水乾燥等を行なう際
に、保持具の表面や保持具と基板の接触する部位に水玉
ができることを有効に防止することができ、基板表面に
水玉に起因するウォーターマークが発生することを有効
に防ぐことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】保持具としてのホールドピンの使用状態を示す
説明図である。
【図2】保持具としての移載用キャリアを示す側面図お
よび正面図である。
【図3】保持具表面の水滴の付着状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ホールドピン(保持具) 1a 先端部 2 液晶パネル用基板 3 移載用キャリア(保持具) 4 パネル 5 支持部材 5a 溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶パネル用基板を保持する液晶パネル用
    基板の保持具であって、 少なくとも液晶パネル用基板と接触する部位の表面に親
    水化処理が施された接触部を有することを特徴とする液
    晶パネル用基板の保持具。
  2. 【請求項2】少なくとも液晶パネル用基板と接触する部
    位の表面に1mm以下の凹凸が形成された粗面部を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の液晶パネル用基板の
    保持具。
  3. 【請求項3】前記保持具は、嘴状の先端部で液晶パネル
    用基板を挟持するように成された樹脂製のホールドピン
    であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の液晶パネル用基板の保持具。
  4. 【請求項4】前記保持具は、複数の液晶パネル用基板を
    立てかけて保持する樹脂製の基板移載用キャリアである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液晶
    パネル用基板の保持具。
JP6914598A 1998-03-18 1998-03-18 液晶パネル用基板の保持具 Withdrawn JPH11271701A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002015312A1 (fr) * 2000-08-17 2002-02-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Pile a combustible a electrolyte polymere

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002015312A1 (fr) * 2000-08-17 2002-02-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Pile a combustible a electrolyte polymere
US7318974B2 (en) 2000-08-17 2008-01-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Polymer electrolyte fuel cell

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Effective date: 20050607