JPH11270127A - 足場脚部用連結具 - Google Patents

足場脚部用連結具

Info

Publication number
JPH11270127A
JPH11270127A JP9853698A JP9853698A JPH11270127A JP H11270127 A JPH11270127 A JP H11270127A JP 9853698 A JP9853698 A JP 9853698A JP 9853698 A JP9853698 A JP 9853698A JP H11270127 A JPH11270127 A JP H11270127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical frame
frame pipe
scaffold
cylinder member
jack base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9853698A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Ishikawa
淳 石川
Koji Sasaki
孝治 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Forestry Co Ltd filed Critical Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority to JP9853698A priority Critical patent/JPH11270127A/ja
Publication of JPH11270127A publication Critical patent/JPH11270127A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】下屋の屋根に載っているジャッキベースを容易
に着脱する。 【解決手段】本発明に係る足場脚部用連結具11は、鋼
管、軽量アルミパイプ等で構成されたほぼ中空円筒状の
接続部材からなり、該接続部材の上端には、足場を構成
する縦枠パイプ4の下端に嵌め込んで両者を連結するた
めの嵌合突起12を設けてあるとともに、その下端13
は、ジャッキベース5の雄ねじ部6に螺合された高さ調
整用支持筒7の上面に当接されるように構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として木造住宅
の外廻り、特に下屋に使用される足場脚部用連結具に関
する。
【0002】
【従来の技術】木造住宅では、和室に続く広縁や廊下部
分などを二階のない平屋とすることがある。このような
平屋部分は下屋と呼ばれているが、下屋のない総二階形
式の住宅では、地面に足場を立設して二階大屋根の軒先
廻りを施工することができるのに対し、下屋のある住宅
では、下屋の奥行きの分だけ足場が二階大屋根の軒先か
ら離れてしまい、作業の安全を十分確保することが困難
となる。
【0003】そのため、下屋のある場合には、図9に示
すように、未だ下地の状態である下屋の屋根1に足場2
を立設して二階大屋根3の瓦を葺いた後、該足場をいっ
たんばらして屋根1の瓦を葺き、しかる後に該瓦の上に
再度足場2を立設して二階大屋根3の軒先廻りを施工す
るのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、足場2の解体
を行う際、下屋の屋根1に載っている足場2の脚部であ
るジャッキベースを取り外す必要があるが、ジャッキベ
ースは、通常、足場2を構成する縦枠パイプの内部に嵌
め込んである。
【0005】そのため、ジャッキベースを取り外すに
は、図10に示すように、足場2の縦枠パイプ4を持ち
上げる必要があるが、足場2は、建物周囲を取り囲む他
の足場とともに水平方向に側方連結されているため、該
足場の縦枠パイプ4だけを持ち上げるのは容易ではな
い。したがって、足場2のみならず、それに側方連結さ
れた足場も一緒に持ち上げるか、それが不可能であれば
足場2やそれに側方連結された足場をいったん解体せざ
るを得ず、いずれにしろ、下屋の屋根1に載っているジ
ャッキベース5を取り外すのに多数の作業員と手間が必
要になるという問題を生じていた。そして、かかる事態
は、下屋の屋根1にジャッキベース5を載せて足場2を
再度立設する際にも同様に生じる。
【0006】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、下屋の屋根に載っているジャッキベースを容
易に着脱可能な足場脚部用連結具を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る足場脚部用連結具は請求項1に記載し
たように、足場を構成する縦枠パイプの下端に上端にて
連結されジャッキベースの雄ねじ部に螺合された高さ調
整用支持筒の上面に下端にて当接されるように構成され
た接続部材からなるものである。
【0008】また、本発明に係る足場脚部用連結具は、
前記接続部材の上端を前記縦枠パイプの下端に嵌め込む
ように構成したものである。
【0009】また、本発明に係る足場脚部用連結具は請
求項3に記載したように、足場を構成する縦枠パイプの
下端に上端にて当接されジャッキベースの雄ねじ部に螺
合された高さ調整用支持筒の上面に下端にて当接される
内筒部材と、前記縦枠パイプ及び前記内筒部材が嵌め込
まれる外筒部材とから構成するとともに、該外筒部材を
前記縦枠パイプと前記内筒部材との当接位置近傍で保持
自在にかつ該当接位置近傍が露出されるように昇降自在
に構成したものである。
【0010】また、本発明に係る足場脚部用連結具は、
前記外筒部材を前記縦枠パイプと前記内筒部材との当接
位置近傍で保持するための係止機構を設けたものであ
る。
【0011】また、本発明に係る足場脚部用連結具は、
前記外筒部材を所定の伸縮機構を介して前記内筒部材に
連結したものである。
【0012】本発明に係る足場脚部用連結具において
は、通常時は、縦枠パイプからの荷重が接続部材を介し
てジャッキベースに伝達されているが、該ジャッキベー
スを取り外したい場合には、ジャッキベースの雄ねじ部
に螺合された高さ調整用支持筒を廻して該支持筒を下げ
るとともに、接続部材の上端と縦枠パイプの下端との連
結を必要に応じて解除しておく。
【0013】このようにすると、高さ調整用支持筒を下
げた分だけ接続部材を下げることができるので、接続部
材の上端と縦枠パイプの下端との間に隙間ができるまで
高さ調整用支持筒を廻して該支持筒を下げ、しかる後に
ジャッキベースを接続部材とともに側方にずらして足場
から撤去する。
【0014】ジャッキベースを再設置したい場合には、
高さ調整用支持筒及び接続部材を十分に下げた状態で側
方から縦枠パイプの直下に入れ込み、次いで、高さ調整
用支持筒を逆方向に廻しながら支持部材を上げ、その上
端を縦枠パイプの下端に連結する。
【0015】接続部材の構造や形状は任意であるが、一
例としてジャッキベースの雄ねじ部を挿入できる内径を
有する円筒体で構成することができる。
【0016】接続部材の上端と縦枠パイプの下端とをど
のように連結するかについても任意であり、縦枠パイプ
からの荷重を接続部材で支持しかつ両者の横ずれが防止
できるのであればどのような連結方法でもよい。例え
ば、接続部材の上端を縦枠パイプの下端にねじ込む方法
も考えられるが、かかる接続部材の上端を縦枠パイプの
下端に嵌め込むように構成したならば、高さ調整用支持
筒の昇降操作に伴って接続部材も自ずと昇降するので、
縦枠パイプと接続部材との連結をわざわざ外す必要がな
くなる。
【0017】また、本発明に係る足場脚部用連結具にお
いては、通常時は、縦枠パイプからの荷重が内筒部材を
介してジャッキベースに伝達されるとともに、縦枠パイ
プ及び内筒部材の当接位置近傍に保持された外筒部材に
よって両者の横ずれが防止される。
【0018】一方、ジャッキベースを取り外したい場合
には、縦枠パイプと内筒部材との当接位置近傍が露出す
るように外筒部材の保持位置を上若しくは下にずらして
待避させる。そして、必要に応じてジャッキベースの雄
ねじ部に螺合された高さ調整用支持筒を若干廻してこれ
を下げる。
【0019】このようにすると、縦枠パイプの下端と内
筒部材の上端との間に隙間が生じるとともに、外筒部材
が待避位置にずらされた状態となるので、かかる状態に
てジャッキベースを内筒部材、場合によってはさらに外
筒部材とともに側方にずらして足場から撤去する。
【0020】ジャッキベースを再設置したい場合には、
高さ調整用支持筒及び内筒部材を必要に応じて若干下げ
た状態で側方から縦枠パイプの直下に入れ込み、次い
で、外筒部材の内部に縦枠パイプ及び内筒部材が嵌め込
まれるようにして外筒部材を保持位置に戻す。そして、
必要に応じて高さ調整用支持筒を逆方向に若干廻して内
筒部材の上端を縦枠パイプの下端に当接させる。
【0021】内筒部材や外筒部材の構造や形状は任意で
あるが、一例としてジャッキベースの雄ねじ部を挿入で
きる内径を有する円筒体で内筒部材を構成するととも
に、該内筒部材の外径を内径とする円筒体で外筒部材を
構成することができる。
【0022】外筒部材を、縦枠パイプと内筒部材との当
接位置近傍でどのように保持するかかあるいはかかる保
持を解除してどのように昇降させるかは任意であり、例
えば外筒部材を内筒部材及び縦枠パイプに螺合させるよ
うに構成しておけば、外筒部材を廻してその高さ位置を
調整することによって保持並びに昇降が可能となるが、
かかる外筒部材を縦枠パイプと内筒部材との当接位置近
傍で保持するための係止機構を設けたならば、かかる係
止機構を係止状態と解除状態との間で切り替えることに
より、当接位置近傍での保持並びに昇降による待避を迅
速に行うことが可能となる。係止機構としては、例えば
外筒部材及び内筒部材を貫通するピンを引抜き自在に差
し込む、内筒部材の周面に設けられた飛出し凸部を外筒
部材の嵌込み孔に嵌め込むなどの機構が考えられる。
【0023】また、かかる係止機構に代えて外筒部材を
所定の伸縮機構を介して内筒部材に連結したならば、該
伸縮機構に抵抗するようにして外筒部材を引き下ろすだ
けで内筒部材と縦枠パイプとの当接位置近傍を露出させ
てジャッキベースの撤去が可能となるとともに、ジャッ
キベースを縦枠パイプ直下に位置決めした状態で外筒部
材から手を離すだけで、該外筒部材が伸縮機構の作用で
上方に跳ね上がって縦枠パイプに嵌め込まれ、ジャッキ
ベースの再設置が可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る足場脚部用連
結具の実施の形態について、添付図面を参照して説明す
る。なお、従来技術と実質的に同一の部品等については
同一の符号を付してその説明を省略する。
【0025】(第1実施形態)図1は、本実施形態に係
る足場脚部用連結具11を縦枠パイプ4及びジャッキベ
ース5とともに示した全体斜視図である。同図でわかる
ように、本実施形態に係る足場脚部用連結具11は、鋼
管、軽量アルミパイプ等で構成されたほぼ中空円筒状の
接続部材からなり、該接続部材の上端には、足場を構成
する縦枠パイプ4の下端に嵌め込んで両者を連結するた
めの嵌合突起12を設けてあるとともに、その下端13
は、図2でよくわかるように、ジャッキベース5の雄ね
じ部6に螺合された高さ調整用支持筒7の上面に当接さ
れるように構成してある。
【0026】本実施形態に係る足場脚部用連結具11に
おいては、通常時は、図2に示したように縦枠パイプ4
からの荷重が接続部材である足場脚部用連結具11を介
してジャッキベース5に伝達されるが、該ジャッキベー
スを取り外したい場合には、図3に示すようにジャッキ
ベース5の雄ねじ部6に螺合された高さ調整用支持筒7
を廻して該支持筒を下げる。
【0027】このようにすると、高さ調整用支持筒7の
下降に伴って接続部材である足場脚部用連結具11の上
端に設けられた嵌合突起12が縦枠パイプ4の下端から
外れる。そして、高さ調整用支持筒7が下降した分だけ
足場脚部用連結具11が下がるので、足場脚部用連結具
11の上端と縦枠パイプ4の下端との間に隙間ができる
まで、すなわち図3のような状況になるまで高さ調整用
支持筒7を廻して該支持筒を下げ、しかる後にジャッキ
ベース5を足場脚部用連結具11とともに側方にずらし
て足場から撤去する。
【0028】一方、ジャッキベース5を再設置したい場
合には、高さ調整用支持筒7及び接続部材である足場脚
部用連結具11を十分に下げた状態で側方から縦枠パイ
プ4の直下に入れ込み、次いで、高さ調整用支持筒7を
逆方向に廻しながら足場脚部用連結具11を上げ、その
上端にある嵌合突起12を縦枠パイプ4の下端に嵌め込
んで連結する。
【0029】以上説明したように、本実施形態に係る足
場脚部用連結具11によれば、縦枠パイプ4とジャッキ
ベース5との間に介在させる形で使用し、ジャッキベー
ス5の撤去時あるいは再設置時にはジャッキベース5の
高さ調整用支持筒7を下げることによって縦枠パイプ4
との連結を外すようにしたので、縦枠パイプ4ひいては
足場全体を多人数で持ち上げたり時間を費やして解体し
たりせずとも、ジャッキベース5の撤去や再設置を容易
に行うことが可能となる。
【0030】また、本実施形態に係る足場脚部用連結具
11によれば、その上端に嵌合突起12を設けてこれを
縦枠パイプ4の下端に嵌め込むようにしたので、高さ調
整用支持筒7を昇降操作するだけで足場脚部用連結具1
1を縦枠パイプ4に連結したり該連結を外したりするこ
とが可能となる。
【0031】本実施形態では、足場脚部用連結具11の
適用対象を主として下屋の屋根1に載せられたジャッキ
ベース5としたが、地面に水平に設置されたジャッキベ
ースの撤去並びに再設置にも本発明を適用することがで
きることは言うまでもない。
【0032】(第2実施形態)次に、第2実施形態につ
いて説明する。なお、上述の実施形態と実質的に同一の
部品等については同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0033】図4は、本実施形態に係る足場脚部用連結
具21を縦枠パイプ4及びジャッキベース5とともに示
した分解斜視図である。同図でわかるように、本実施形
態に係る足場脚部用連結具21は、鋼管、軽量アルミパ
イプ等でそれぞれ構成されたほぼ中空円筒状の内筒部材
22及び外筒部材23から概ね構成してあり、内筒部材
22の下端24は、ジャッキベース5の雄ねじ部6に螺
合された高さ調整用支持筒7の上面に当接されるように
なっているとともに、上端25については、足場を構成
する縦枠パイプ4の下端に当接されるようになってい
る。かかる内筒部材22は、縦枠パイプ4とほぼ同じ外
径寸法に形成するのがよい。
【0034】一方、外筒部材23は、内筒部材22や縦
枠パイプ4を嵌め込むことができるように、それらの外
径寸法をほぼ内径とした中空円筒状部材として構成して
ある。
【0035】ここで、内筒部材22、外筒部材23には
ピン孔27、28をそれぞれ形成してあり、かかるピン
孔に係止機構としてのピン26を挿通した上で引き抜き
防止用の割ピン29で固定することにより、図5でよく
わかるように縦枠パイプ4と内筒部材22との当接位置
近傍で外筒部材23を保持するとともに、割ピン29を
抜いてピン26を水平に引き抜くことによって外筒部材
23を図6に示すように引き下げて待避させ、該当接位
置近傍を露出させることができるようになっている。
【0036】本実施形態に係る足場脚部用連結具21に
おいては、通常時は、図5に示すように縦枠パイプ4か
らの荷重が内筒部材22を介してジャッキベース5に伝
達されるとともに、係止機構であるピン26の作用によ
って縦枠パイプ4及び内筒部材22の当接位置近傍に保
持された外筒部材23により、縦枠パイプ4と内筒部材
22との横ずれが防止される。
【0037】一方、ジャッキベース5を取り外したい場
合には、割ピン29を抜いてピン26を図6に示すよう
に水平に引き抜き、外筒部材23を引き下げて下方に待
避させ、縦枠パイプ4と内筒部材22との当接位置近傍
を露出させる。そして、必要に応じて高さ調整用支持筒
7を廻して内筒部材22を若干降ろす。
【0038】このようにすると、縦枠パイプ4の下端と
内筒部材22の上端との間に隙間が生じるとともに、外
筒部材23が待避位置にずらされた状態となるので、か
かる状態にてジャッキベース5を内筒部材22及び外筒
部材23とともに側方にずらして足場から撤去する。
【0039】ジャッキベース5を再設置したい場合に
は、高さ調整用支持筒7及び内筒部材22を必要に応じ
て若干下げるとともに該内筒部材に外筒部材23を嵌め
込んだ状態で側方から縦枠パイプ4の直下に入れ込み、
次いで、外筒部材23の内部に縦枠パイプ4が嵌め込ま
れるようにして外筒部材23を引き上げて保持位置に戻
す。そして、ピン26を差し込んで外筒部材23を内筒
部材22に係止するとともに、必要に応じて高さ調整用
支持筒7を逆方向に若干廻して内筒部材22の上端を縦
枠パイプ4の下端に当接させる。
【0040】以上説明したように、本実施形態に係る足
場脚部用連結具21によれば、縦枠パイプ4とジャッキ
ベース5との間に介在させる形で使用し、ジャッキベー
ス5の撤去時あるいは再設置時には、外筒部材23を待
避位置に引き下げて縦枠パイプ4と内筒部材22との側
方連結を外すようにしたので、縦枠パイプ4ひいては足
場全体を多人数で持ち上げたり時間を費やして解体した
りせずとも、ジャッキベース5の撤去や再設置を容易に
行うことが可能となる。
【0041】また、本実施形態に係る足場脚部用連結具
21によれば、ピン26をピン孔27、28に差し込む
ことによって係止機構を構成したので、ピン26の抜き
差しによって外筒部材23の係止状態と解除状態とを容
易に切り替えることが可能となり、縦枠パイプ4と内筒
部材22の当接位置近傍における外筒部材23の保持並
びに昇降による待避を迅速に行うことが可能となる。
【0042】本実施形態では、外筒部材23を下方に待
避させるようにしたが、これを引き上げて上方に待避さ
せてもよいことは言うまでもない。
【0043】また、本実施形態では、ピン26による係
止を外筒部材23と内筒部材22との間でのみ行うよう
にしたが、縦枠パイプ4の引き抜きが懸念されるのであ
れば、同様の構成によって外筒部材23と縦枠パイプ4
との係止を行うようにしてもよい。なお、かかる構成に
おいては、ピン26、26が二段配置されることとな
る。
【0044】また、本実施形態では、ピン26及び該ピ
ンが差し込まれるピン孔27、28で係止機構を構成す
るようにしたが、かかる構成に代えて、図7に示すよう
に、内筒部材22の周面に図示しないバネで押し出され
るようになっている飛出し凸部31を設けておき、これ
を外筒部材23に形成された嵌込み孔32に嵌め込むこ
とで外筒部材23を内筒部材22に係止するとともに、
飛出し凹部31を押し込んで係止状態を解除し外筒部材
23を引き下げるようにしてもよい。
【0045】また、本実施形態では、外筒部材23を内
筒部材22に係止させることで外筒部材23を縦枠パイ
プ4と内筒部材22との当接位置に保持するように構成
したが、図8に示すように、内筒部材22aの下端に設
けた鍔41と外筒部材23aの下端との間に伸縮機構と
してのコイルバネ42を設けるようにしてもよい。ここ
で、コイルバネ42は、その復元力が解放された状態の
ときに外筒部材23aが縦枠パイプ4と内筒部材22a
の当接位置近傍にちょうど押し上げられるように、その
強さを調整しておく。
【0046】かかる構成においては、コイルバネ42を
押し込むようにして外筒部材23aを引き下ろすだけで
内筒部材22aと縦枠パイプ4との当接位置近傍が露出
するとともに、ジャッキベース5を縦枠パイプ4の直下
に位置決めした状態で外筒部材23aから手を離すだけ
で、該外筒部材がコイルバネ42の作用で上方に跳ね上
がって縦枠パイプ4に嵌め込まれるので、ジャッキベー
ス5の撤去並びに再設置をきわめて効率よく行うことが
可能となる。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る本発
明の足場脚部用連結具によれば、縦枠パイプひいては足
場全体を多人数で持ち上げたり時間を費やして解体した
りせずとも、ジャッキベースの撤去や再設置を容易に行
うことが可能となる。
【0048】また、請求項2に係る本発明の足場脚部用
連結具によれば、高さ調整用支持筒を昇降操作するだけ
で縦枠パイプへの連結や解除を行うことができるという
効果も奏する。
【0049】また、請求項3に係る本発明の足場脚部用
連結具によれば、縦枠パイプひいては足場全体を多人数
で持ち上げたり時間を費やして解体したりせずとも、ジ
ャッキベースの撤去や再設置を容易に行うことが可能と
なる。
【0050】また、請求項4に係る本発明の足場脚部用
連結具によれば、縦枠パイプと内筒部材の当接位置近傍
における外筒部材の保持並びに昇降による待避を迅速に
行うことが可能となるという効果も奏する。
【0051】また、請求項5に係る本発明の足場脚部用
連結具によれば、ジャッキベースの撤去並びに再設置を
きわめて効率よく行うことが可能となるという効果も奏
する。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る足場脚部用連結具の全体斜
視図。
【図2】同じく側面図。
【図3】第1実施形態に係る足場脚部用連結具の作用を
示した側面図。
【図4】第2実施形態に係る足場脚部用連結具の分解斜
視図。
【図5】同じく側面図。
【図6】第2実施形態に係る足場脚部用連結具の作用を
示した側面図。
【図7】変形例に係る足場脚部用連結具の分解斜視図。
【図8】別の変形例に係る足場脚部用連結具の側面図。
【図9】下屋に足場を立設した様子を示した側面図。
【図10】従来技術におけるジャッキベースの撤去の様
子を示した側面図。
【符号の説明】
4 縦枠パイプ 5 ジャッキベース 6 雄ねじ部 7 高さ調整用支持筒 11 接続部材(足場脚部用
連結具) 12 嵌合突起 21 足場脚部用連結具 22、22a 内筒部材 23、23a 外筒部材 26 ピン(係止機構) 27、28 ピン孔(係止機構) 31 飛出し凸部(係止機
構) 32 嵌込み孔(係止機構) 42 コイルバネ(伸縮機
構)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足場を構成する縦枠パイプの下端に上端
    にて連結されジャッキベースの雄ねじ部に螺合された高
    さ調整用支持筒の上面に下端にて当接されるように構成
    された接続部材からなることを特徴とする足場脚部用連
    結具。
  2. 【請求項2】 前記接続部材の上端を前記縦枠パイプの
    下端に嵌め込むように構成した請求項1記載の足場脚部
    用連結具。
  3. 【請求項3】 足場を構成する縦枠パイプの下端に上端
    にて当接されジャッキベースの雄ねじ部に螺合された高
    さ調整用支持筒の上面に下端にて当接される内筒部材
    と、前記縦枠パイプ及び前記内筒部材が嵌め込まれる外
    筒部材とから構成するとともに、該外筒部材を前記縦枠
    パイプと前記内筒部材との当接位置近傍で保持自在にか
    つ該当接位置近傍が露出されるように昇降自在に構成し
    たことを特徴とする足場脚部用連結具。
  4. 【請求項4】 前記外筒部材を前記縦枠パイプと前記内
    筒部材との当接位置近傍で保持するための係止機構を設
    けた請求項3記載の足場脚部用連結具。
  5. 【請求項5】 前記外筒部材を所定の伸縮機構を介して
    前記内筒部材に連結した請求項3記載の足場脚部用連結
    具。
JP9853698A 1998-03-26 1998-03-26 足場脚部用連結具 Withdrawn JPH11270127A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9853698A JPH11270127A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 足場脚部用連結具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9853698A JPH11270127A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 足場脚部用連結具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11270127A true JPH11270127A (ja) 1999-10-05

Family

ID=14222416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9853698A Withdrawn JPH11270127A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 足場脚部用連結具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11270127A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030075601A (ko) * 2002-03-19 2003-09-26 노민래 단관비계용 강관비계 고정구조
JP2017038577A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 株式会社クボタ コンバイン
CN107288239A (zh) * 2017-07-01 2017-10-24 中建三局集团有限公司 一种高精度l型双爪箱支承架承力件安装精度调节装置
CN109386124A (zh) * 2018-12-13 2019-02-26 江苏华淼电子科技有限公司 一种建筑施工脚手架连接高度调节连接杆

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030075601A (ko) * 2002-03-19 2003-09-26 노민래 단관비계용 강관비계 고정구조
JP2017038577A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 株式会社クボタ コンバイン
CN107288239A (zh) * 2017-07-01 2017-10-24 中建三局集团有限公司 一种高精度l型双爪箱支承架承力件安装精度调节装置
CN109386124A (zh) * 2018-12-13 2019-02-26 江苏华淼电子科技有限公司 一种建筑施工脚手架连接高度调节连接杆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1587999B1 (en) Concrete slab form system
KR102113599B1 (ko) 선조립 철골 구조물의 실내 리프팅 장비 및 이를 이용한 파이프 랙 구조물의 시공방법
JPH11270127A (ja) 足場脚部用連結具
JP4023615B2 (ja) トンネル内におけるコンクリート打設用型枠支持装置組立方法、トンネル内におけるコンクリート打設用型枠支持装置解体方法、トンネル内のコンクリート打設用型枠支持装置に対する昇降装置及び昇降機構
KR100653229B1 (ko) 슬래브 거푸집용 가설빔 지지장치
KR20080069784A (ko) 건축용 드롭 헤드 및 이를 이용한 슬라브폼 시공방법
JP4623570B2 (ja) ジャッキベース及び型枠支保工の施工方法
KR20160052475A (ko) 슬래브거푸집의 지지장치
US3490189A (en) Scaffold element for use in the construction of scaffolding structures
CN214786234U (zh) 一种用于托梁拔柱的临时支撑装置
KR101171822B1 (ko) 드롭어셈블리
JP6258055B2 (ja) 梁枠受け具
JP2723431B2 (ja) 鉄骨系住宅の建方工法
JP2005015159A (ja) クライミングクレーンのクライミング方法
JP3110904B2 (ja) 建築工事用伸縮式控え柱
JPH11200502A (ja) 家屋の建築方法
JP2019151986A (ja) 支保工における手摺装置
KR101197491B1 (ko) 필러패널
JP3185016B2 (ja) 構造物の昇降方法
JP3546225B2 (ja) 建築構造物の構築方法
JPH11200631A (ja) 家屋の建築方法
JP3002054U (ja) 複数本の本設柱をタワーマストとするタワークレーン
JPH11131811A (ja) 建物の建築方法
KR20220057812A (ko) C-레그 탑재용 서포트 지주
JPH05330792A (ja) リフトアップクレーン

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607