JPH11266376A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JPH11266376A
JPH11266376A JP10068281A JP6828198A JPH11266376A JP H11266376 A JPH11266376 A JP H11266376A JP 10068281 A JP10068281 A JP 10068281A JP 6828198 A JP6828198 A JP 6828198A JP H11266376 A JPH11266376 A JP H11266376A
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JP
Japan
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unit
substrate block
viewfinder
slider
substrate
Prior art date
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Application number
JP10068281A
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English (en)
Inventor
Takuya Hara
卓哉 原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビューファインダー部を小型化し、カメラ本
体に対するスライド及びチルト動作の制約が少なく、ビ
ューファインダー部とカメラ本体の間で信号を伝達する
配線部材の信頼性を高めることができるビデオカメラを
提供すること。 【解決手段】 カメラ本体の上部に前後方向にスライド
可能に支持されたスライダー2002を設け、スライダ
ー2002によって上下方向に傾動可能に支持されたフ
レーム2004を設け、このフレーム2004にビュー
ファインダー部を取着する。スライダー2002に本体
基板ブロック2072を収容し、フレーム2004に取
着されたビューファインダー部にビューファインダー基
板ブロックのみを収容する。カメラ本体の制御部とスラ
イダー2002に取着された本体基板ブロック2072
の間をFPC2104で接続し、本体基板ブロック20
72とビューファインダー基板ブロックの間をFPCで
接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラ本体に対して
スライド及びチルト可能に設けられたビューファインダ
ー部を備えたビデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からビデオカメラには、そのビデオ
カメラによって撮影した画像を見るためのビューファイ
ンダー部が設けられている。このようなビューファイン
ダー部は、撮影した画像を表示するための液晶表示器
と、この液晶表示器の背面側に設けられたバックライト
と、この液晶表示部に表示された画像を拡大して見るた
めの光学系とを備えたビューファインダー部をカメラ本
体に対して、前後方向にスライドしたり上下方向にチル
トしたりできる機構となっていることが多い。このよう
な機構とするのは、撮影時にビデオカメラ本体の後部か
らビューファインダー部を突出させて覗きやすくするた
めであり、非撮影時にビューファインダー部をビデオカ
メラのカメラ本体に収納してコンパクトにするためであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにスライド及
びチルト機能を有するビューファインダー部には、液晶
表示器及びバックライトを動作させるための複数の基板
が収容されていることが多いため、ビューファインダー
部の外形が大きくなりがちであり、ビデオカメラのデザ
インをする上で制約となっている。また、ビューファイ
ンダー部は、カメラ本体に対してそのスライド位置によ
ってチルト可能な角度(チルト量という)が制約される
場合が多く、操作性がよいとはいえなかった。例えば、
ビューファインダー部をカメラ本体に収納した状態(ス
ライドしていない状態)では、ビューファインダーのチ
ルト量が最大となるが、ビューファインダー部をカメラ
本体から引き出した状態(スライドした状態)では、ビ
ューファインダーのチルト量が最大時の半分程度に制約
されてしまうような機構のビデオカメラがある。また、
ビューファインダー部をカメラ本体に収納した状態(ス
ライドしていない状態)では、ビューファインダーがチ
ルトできず、ビューファインダー部をカメラ本体から引
き出した状態(スライドした状態)でのみ、ビューファ
インダーをチルトできるような機構のビデオカメラもあ
る。また、前述したように、ビューファインダー部に
は、液晶表示器及びバックライトを動作させるための複
数の基板が収容されているため、これらの基板に対して
必要な電気信号と電力を供給するカメラ本体の制御部と
これらの基板を接続するためのフレキシブルプリント配
線板(以下、FPCという)が設けられているが、ビュ
ーファインダー部のスライド動作とチルト動作に伴い、
FPCがスライド方向とチルト方向双方の複雑な力を受
けやすく、痛みやすいという問題がある。本発明は前記
事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、
ビューファインダー部を小型化することができ、カメラ
本体に対するスライド動作とチルト動作の制約が少な
く、ビューファインダー部とカメラ本体の間で信号を伝
達する配線部材の信頼性を高めることができるビデオカ
メラを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、カメラ本体と、該カメラ本体に連結されたビ
ューファインダー部とを備え、前記カメラ本体には、光
軸を前後方向に向けた撮影光学系を含む撮影部と、画像
記録媒体に対する記録と再生を行うためのデッキ部と、
前記撮影部、前記ビューファインダー部及び前記デッキ
部との間で信号の授受と電力の供給を行うための制御部
が組み込まれ、前記ビューファインダー部には、前記撮
影部により撮影された画像を表示するための液晶表示器
と、該液晶表示器をその背面から照明するバックライト
とが組み込まれたビデオカメラにおいて、前記カメラ本
体の上部に前後方向にスライド可能に支持されたスライ
ダーを設け、前記スライダーによって上下方向に傾動可
能に支持され前記ビューファインダー部が取着されたフ
レームを設け、前記制御部から入力される画像信号に基
づいて前記液晶表示器に入力するための電気信号を生成
する信号処理部と、前記制御部から入力される供給電力
に基づいて前記液晶表示器に供給すべき第1の電力及び
前記バックライトに供給すべき第2の電力を生成する電
源部とを構成する基板からなる第1の基板ブロックを設
け、前記第1の基板ブロックから入力される前記電気信
号及び前記第1の電力を前記液晶表示器に中継する中継
部と、前記第1の基板ブロックから入力される前記第2
の電力に基づいて前記バックライトを駆動するバックラ
イト駆動部とを構成する基板からなる第2の基板ブロッ
クを設け、前記第1の基板ブロックを前記スライダーに
取着し、前記第2の基板ブロックをビューファインダー
部に収容し、前記制御部と前記第1の基板ブロックの間
を接続し前記画像信号と前記供給電力を前記制御部から
前記第1の基板ブロックに伝達する第1の配線部材を設
け、前記第1の基板ブロックと前記第2の基板ブロック
の間を接続し前記電気信号、前記第1及び第2の電力を
前記第1の基板ブロックから前記第2の基板ブロックに
伝達する第2の配線部材を設けたことを特徴とする。
【0005】本発明では、カメラ本体の上部に前後方向
にスライド可能に支持されたスライダーを設け、スライ
ダーによって上下方向に傾動可能に支持されビューファ
インダー部が取着されたフレームを設けたので、ビュー
ファインダー部は、どのスライド位置でもチルト動作が
可能である。ビューファインダー部は第2の基板ブロッ
クのみを収容すればよいので、ビューファインダー部を
小型化できる。カメラ本体の制御部と第1の基板ブロッ
クの間を接続する第1の配線部材は、ビューファインダ
ー部のスライド動作に伴ってスライダーのスライド方向
と同じ方向の力のみを受け、第1の基板ブロックと第2
の基板ブロックの間を接続する第2の配線部材は、ビュ
ーファインダー部のチルト動作に伴って曲げ方向の力の
みを受けるので、第1及び第2の配線部材は複雑な力を
受けなくて済む。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明のビデオカメラの実
施の形態の形態を示す外観斜視図、図2はビューファイ
ンダー部の構造を説明する分解斜視図、図3はカメラ本
体の上部の構造を説明する分解斜視図である。図1に示
すように、ビデオカメラ10は、カメラ本体12と、こ
のカメラ本体12に連結されたビューファインダー部1
4とを備えている。カメラ本体12には、光軸を前後方
向に向けた撮影光学系を含む撮影部16と、画像記録媒
体に対する記録と再生を行うためのデッキ部18と、撮
影部16、ビューファインダー部14及びデッキ部18
との間で信号の授受と電力の供給を行うための不図示の
制御部が組み込まれている。
【0007】図2に示すようにビューファインダー部1
4は、上ケース1400及び下ケース1402(特許請
求の範囲のケースに相当)、ビューファインダー基板ブ
ロック(特許請求の範囲の第2の基板ブロックに相当)
1404、このビューファインダー基板ブロック140
4に保持されたバックライト1406、このバックライ
ト1406の光を拡散するための拡散板1408、拡散
板1408によって拡散された光がその背面側に照射さ
れる液晶表示器1410、この液晶表示器1410の表
示内容を拡大して見るための光学系を保持するファイン
ダー光学ブロック1412を具備している。1414
は、バックライト1406、拡散板1408、液晶表示
器1410のがたつきを吸収するとともに埃の侵入を防
止する弾性材料で形成されたパッキンである。
【0008】ビューファインダー部14は、上記各部1
404乃至1414が上ケース1400と下ケース14
02によって形成される収容空間内に収容されて構成さ
れている。
【0009】上ケース1400の前壁1400Aには軸
線が水平方向に沿ったねじ孔1416が一対設けられ、
上ケース1400の上壁1400Bの前部下面には軸線
が上下方向に沿ったねじ孔が形成された不図示の取り付
け部が設けられている。下ケース1402の底壁140
2Aの前端部には、上記取り付け部に対応した位置に貫
通孔1418が一対設けられている。
【0010】ビューファインダー基板ブロック1404
は、後述するカメラ本体12に内蔵される本体基板ブロ
ック2072からFPC2100(特許請求の範囲の第
2の配線部材に相当)を経由して入力される液晶表示器
1410に画像を表示させるために必要な電気信号と液
晶表示器1410に供給するための電力(特許請求の範
囲の第1の電力に相当)を液晶表示器1410に中継す
るための中継部を構成する中継基板1420と、本体基
板ブロック2072からFPC2100を経由して入力
されるバックライト1406を駆動するための電力(特
許請求の範囲の第2の電力に相当)に基づいてバックラ
イト1406を駆動するバックライト駆動部を構成する
バックライト駆動基板1422とを有している。
【0011】中継基板1420は、FPC2100の接
続端を接続するためのコネクタ1420Aが設けられて
おり、この中継基板1420から延出された延出部14
20Bの先端に設けられたコネクタ1420Cとを有し
ている。このコネクタ1420Cは、液晶表示器141
0から延出された接続部1410Aに接続される。バッ
クライト駆動基板1422は、このバックライト駆動基
板1422に取り付けられているバックライト1406
を駆動する駆動部1423を備えており、バックライト
駆動基板1422は、上述した中継基板1420から延
出された接続部1420D及びコネクタ1420Cを介
してFPC2100に接続されている。
【0012】図3に示すように、カメラ本体12の上部
には、前後方向(図3の紙面で左右方向)に延在するベ
ース2000と、このベース2000に前後方向にスラ
イド可能に支持されたスライダー2002と、このスラ
イダー2002によって上下方向に傾動可能に支持され
たフレーム2004とが設けられている。ベース200
0は、互いに対向する左右の側壁2006、2010
と、これら側壁2006、2010の前部を連結する上
壁2014と、これら側壁2006、2010の後部を
連結する底壁2015とによって構成されている。ベー
ス2000の左側の側壁2006には、前後方向に沿っ
たガイド溝2008が形成されており、ベース2000
の右側の側壁2010には、前後方向に沿ったガイド溝
2012、2013が前と後の箇所にそれぞれ形成され
ている。
【0013】ベース2000の上壁2014にはクリッ
ク用の板ばね2016が設けられている。この板ばね2
016は、前後方向の両端部に側面からみて上方に向か
って山形を呈する凸部2016Aが形成されており、こ
れら2つの凸部2016Aの中間部がかしめ等によって
ベース2000の上壁2014に固着されている。
【0014】スライダー2002は、互いに対向する左
右の側壁2018、2024と、これら左右の側壁20
18、2024を前部で連結する上壁2003とから構
成されている。スライダー2002の左側の側壁201
8に設けられた2つの孔2020にそれぞれガイド軸2
022が取着され、スライダー2002の右側の側壁2
024の前部に設けられた不図示の孔にガイド軸202
6が取着され、右側の側壁2024の後部に設けられた
孔2028にガイド軸2030が取着されている。
【0015】各ガイド軸2022、2026、2030
がそれぞれベース2000のガイド溝2008、201
2、2013に挿入されることによってスライダ200
2がベース2000によって前後方向にスライド可能に
支持されるようになっている。また、2つのガイド軸2
022の端部には、中央部がベース2000の内側に向
かって湾曲するばね2032が取り付けられている。こ
のばね2032は、その中央部によってガイド溝200
8の上下の側壁2006を押圧するように構成されてい
る。また、このばね2032の後端部には、ガイド溝2
008の後端部2034に係止する係止部2036が設
けられている。
【0016】また、スライダー2002の左側の側壁2
018の前部の内面には、軸2038が設けられてい
る。この軸2038は、スライダー2002を前方向に
スライドさせた際に、ベース2000の上壁2014に
取着されている板ばね2016の凸部2016Aを押圧
する位置に設けられている。すなわち、スライダー20
02を前後にスライドさせたときに、スライド軸203
8が板ばね2016を押圧する際に生じる抵抗力によっ
てクリック感が生じるようになっている。
【0017】フレーム2004は、互いに対向する左右
の側壁2056、2057と、これら側壁2056、2
057を下部で連結する底壁2066とによって構成さ
れている。スライダー2002の側壁2018、202
4の後部に対応する位置には、1対の回転軸2040、
2042が設けられており、これら回転軸2040、2
042にフレーム2004の左右の側壁2056、20
57に設けられた孔2043が挿通されることによりフ
レーム2004が上下方向に傾動可能に支持されてい
る。スライダー2002の右側の側壁2024には回転
軸2042を中心にした円弧をなすようなガイド溝20
44が設けられており、このガイド溝2044にフレー
ム2004に突設されたガイド軸2046が挿通されて
いる。したがって、フレーム2004は、ガイド溝20
44が設けられた範囲内の角度で上下方向に傾動し得る
ように構成されている。
【0018】スライダー2002の右側の側壁2024
とフレーム2004の右側の側壁2057の間には、回
転軸2042によって挿通される摩擦板2046と中央
部がスライダー2002の内側に向かって湾曲したばね
2048が配設されている。摩擦板2046は、孔20
48がスライダー2002の側壁2024に突設された
凸部2050に嵌合することによって回転軸2042の
軸回りに回転不能に係止されている。摩擦板2046の
下縁部には、回転軸2042を中心にした円周上の異な
る位置に2個所の切欠部2052がそれぞれ設けられて
いる。
【0019】ばね2048には、スライダー2002の
内側に向かって折り曲げられた係合片2054が形成さ
れており、この係合片2054がフレーム2004の右
側の側壁2056に設けられた係合孔2058と係合す
るようになっており、このばね2048がフレーム20
04と連動して傾動するように構成されている。また、
ばね2048の下部には、摩擦板2046に向かって突
出する凸部2060が形成されており、ばね2048が
回転軸2042を中心にして上下方向に傾動する際に、
ばね2048の凸部2060が摩擦板2046の切欠部
2052の部分にはまるようになっている。すなわち、
フレーム2004を上下方向に傾動させたときに、ばね
2048の凸部2060が摩擦板2046の切欠部20
52にはまることで生じる抵抗力によってクリック感が
生じるようになっている。
【0020】フレーム2004の左右の側壁2056、
2057の前部には内側に折り曲げられた一対の折り曲
げ部2062が形成されており、これらの折り曲げ部2
062には、図2で説明したビューファインダー部14
の上ケース1400に設けられたねじ孔1416に対応
する貫通孔2064がそれぞれ設けられている。また、
フレーム2004の底壁2066には、図2で説明した
ビューファインダー部14のケース1400に設けられ
た不図示のねじ孔と下ケース1402に設けられた貫通
孔1418に対応する一対の貫通孔2068が設けられ
ている。すなわち、フレーム2004の貫通孔2064
にねじを挿通して上ケース1400のねじ孔1416に
螺合するとともに、フレーム2004の貫通孔2068
と下ケース1402の貫通孔1418にねじを挿通して
上ケース1400のねじ孔に螺合することでフレーム2
004にビューファインダー部14を固定することがで
きるようになっている。
【0021】また、スライダー2002の上壁2003
の両外側の箇所には、一対の係合孔2070が設けられ
ており、本体基板ブロック2072を収容したホルダー
2074の係合凸部2076が上記係合孔2070に係
合することでホルダー2074がスライダー2002に
取着されるようになっている。
【0022】図4は、ホルダー2074と本体基板ブロ
ック2072の構成を示す分解斜視図である。図4に示
されているように、本体基板ブロック2072は、カメ
ラ本体12の制御部から入力される画像信号に基づいて
液晶表示器1410に入力するための電気信号を生成す
る信号処理部を構成する信号処理基板2078と、制御
部から入力される供給電力に基づいて液晶表示器141
0に供給すべき第1の電力及びバックライト1406に
供給すべき第2の電力を生成する電源部を構成する電源
基板2080とを有している。
【0023】ホルダー2074は、互いに対向する左右
の側壁2074A、2074Bと、これら側壁2074
A、2074Bの前部の間に延在して側壁2074A、
2074Bを連結する連結壁2075Aと、これら側壁
2074A、2074Bの後部を連結する後壁2075
Bとから構成されている。信号処理基板2078は、そ
の左右の縁部に形成された凸部2082、2084がホ
ルダー2074の左右の側壁2074A、2074Bに
それぞれ設けられたスリット2086、2088に嵌合
することでホルダー2074に保持される。電源基板2
080は、その左側の縁部に形成された凸部2094が
ホルダー2074の左側の側壁2074Aに形成された
スリット2096に嵌合され、右側の縁部2090がホ
ルダー2074の右側の側壁2074Bに設けられた爪
部2092によって係止されることでホルダー2074
に保持される。
【0024】信号処理基板2078と電源基板2080
は中継用の配線部材を構成するFPC2098を介して
信号と電力を伝達している。信号処理基板2078の上
面には、一方の接続端がビューファインダー基板ブロッ
ク1420に接続されたFPC(特許請求の範囲の第2
の配線部材に相当)2100の他方の接続端が接続され
るコネクタ2102が設けられている。このFPC21
00は、ビューファインダー基板ブロック1420と本
体基板ブロック2072の間を接続し液晶表示器141
0に入力するための電気信号、液晶表示器1410に供
給するための第1の電力、バックライト1406を駆動
するための第2の電力を本体基板ブロック2072から
ビューファインダー基板ブロック1420に伝達するよ
うに構成されている。
【0025】電源基板2080の下面には、一方の接続
端がカメラ本体12に内蔵されている不図示の制御部に
接続されたFPC(特許請求の範囲の第1の配線部材に
相当)2104の他方の接続端が接続されるコネクタ2
106が設けられている。図3に示すように、FPC2
104は、その中間部がクランパ2108によってカメ
ラ本体12に固定されており、クランパ2108の部分
で屈曲されてその延在方向が90度曲げられるようにな
っている。FPC2104は、上記制御部と本体基板ブ
ロック2072の間を接続し上記制御部から入力される
画像信号とビューファインダー基板ブロック1420に
入力する供給電力を上記制御部からビューファインダー
基板ブロック1420に伝達するように構成されてい
る。
【0026】図5は、スライダ2002に収容された本
体基板ブロック2072とFPC2104の位置関係を
説明する断面図であり、フレーム2004の図示を省略
している。図5(A)、(B)は、スライダ2002が
前方に押し込まれた状態と後方に引き出された状態をそ
れぞれ示している。図5(A)、(B)に示されている
ように、コネクタ2106に一端が接続されたFPC2
104は、ホルダ2074の連結壁2075Aをくぐる
ようにしてクランパ2108で本体側に固定され、他端
が本体の制御部へ接続されている。
【0027】次に、作用効果について説明する。以上説
明したように、本実施の形態のビデオカメラ10では、
カメラ本体12の上部に前後方向にスライド可能に支持
されたスライダー2002を設け、スライダー2002
によって上下方向に傾動可能に支持されたフレーム20
04を設け、このフレーム2004にビューファインダ
ー部14が取着されている。したがって、図6(A)乃
至(D)に示すように、ビューファインダー部14をカ
メラ本体12に対して自由にスライドさせることができ
るとともに、どのスライド位置においてもビューファイ
ンダー部14を上下方向に傾動させてチルトさせること
が可能である。すなわち、図6(A)は、ビューファイ
ンダー部14をカメラ本体12の前方に押し込んで収容
した状態(非スライド状態)を示している。図6(B)
は、図6(A)の状態(非スライド状態)からビューフ
ァインダー部14をカメラ本体12の後方に引き出した
状態(スライド状態)を示している。図6(C)は、図
6(A)の状態(非スライド状態)からビューファイン
ダー部14を上方にチルトさせた状態を示している。図
6(D)は、図6(B)の状態(スライド状態)からビ
ューファインダー部14を上方にチルトさせた状態を示
している。したがって、ビューファインダー部のスライ
ド位置によってチルト量が制限されたり、ビューファイ
ンダー部をカメラ本体に収納した状態(スライドしてい
ない状態)では、ビューファインダーがチルトできない
といった従来のビデオカメラと異なり、ビューファイン
ダー部スライド動作とチルト動作に対する制約がなく、
操作性が向上している。
【0028】また、カメラ本体12に本体基板ブロック
2072を収容し、ビューファインダー部14にビュー
ファインダー基板ブロック1404のみを収容したの
で、ビューファインダー部14を従来よりも小型にして
ビデオカメラのデザインの自由度を高めることができ
る。
【0029】また、図5(A)に示すように、スライダ
2002が前方に押し込まれた場合、すなわちビューフ
ァインダー部14をカメラ本体12に収容した場合、カ
メラ本体12の制御部とスライダー2002に取着され
た本体基板ブロック2072を接続するFPC2104
は屈曲された状態となる。一方、図5(B)に示すよう
に、スライダ2002が後方に引き出された場合、すな
わちビューファインダー部14をカメラ本体12に収容
した場合、カメラ本体12の制御部とスライダー200
2に取着された本体基板ブロック2072を接続するF
PC2104は引き延ばされた状態となる。すなわち、
カメラ本体12の制御部とスライダー2002に取着さ
れた本体基板ブロック2072を接続するFPC210
4は、ビューファインダー部14のスライド動作によっ
て屈曲されたり引き延ばされたりする力を受けるのみで
ある。また、ビューファインダー部14を上下方向に傾
動させた場合には、スライダー2002が移動しないか
ら、FPC2104は力を受けることがない。したがっ
て、FPC2104は、スライダー2002のスライド
移動による力を受けるだけで済むからその劣化が少なく
信頼性を高めることができる。
【0030】また、図2に示したように、スライダー2
002に取着された本体基板ブロック2072と、スラ
イダー2004に支持されたフレーム2006に取着さ
れたビューファインダー部14に収容されたビューファ
インダー基板ブロック1404の間をFPC2100で
接続している。したがって、図6に示すように、ビュー
ファインダー部14を上下方向に傾動させた場合、本体
基板ブロック2072とビューファインダー基板ブロッ
ク1404の間を接続するFPC2100は、ビューフ
ァインダー部14の傾動方向に曲げられる力を受けるだ
けである。また、ビューファインダー部14を前後方向
にスライドさせた場合には、フレーム2004は傾動し
ないから、FPC2100は力を受けることがない。し
たがって、FPC2100は、フレーム2004の傾動
による力を受けるだけで済むからその劣化が少なく信頼
性を高めることができる。
【0031】なお、実施の形態では、第1及び第2の配
線部材としてFPCを用いたが、他の配線部材を用いる
ことも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明のビ
デオカメラは、カメラ本体と、該カメラ本体に連結され
たビューファインダー部とを備え、前記カメラ本体に
は、光軸を前後方向に向けた撮影光学系を含む撮影部
と、画像記録媒体に対する記録と再生を行うためのデッ
キ部と、前記撮影部、前記ビューファインダー部及び前
記デッキ部との間で信号の授受と電力の供給を行うため
の制御部が組み込まれ、前記ビューファインダー部に
は、前記撮影部により撮影された画像を表示するための
液晶表示器と、該液晶表示器をその背面から照明するバ
ックライトとが組み込まれたビデオカメラにおいて、前
記カメラ本体の上部に前後方向にスライド可能に支持さ
れたスライダーを設け、前記スライダーによって上下方
向に傾動可能に支持され前記ビューファインダー部が取
着されたフレームを設け、前記制御部から入力される画
像信号に基づいて前記液晶表示器に入力するための電気
信号を生成する信号処理部と、前記制御部から入力され
る供給電力に基づいて前記液晶表示器に供給すべき第1
の電力及び前記バックライトに供給すべき第2の電力を
生成する電源部とを構成する基板からなる第1の基板ブ
ロックを設け、前記第1の基板ブロックから入力される
前記電気信号及び前記第1の電力を前記液晶表示器に中
継する中継部と、前記第1の基板ブロックから入力され
る前記第2の電力に基づいて前記バックライトを駆動す
るバックライト駆動部とを構成する基板からなる第2の
基板ブロックを設け、前記第1の基板ブロックを前記ス
ライダーに取着し、前記第2の基板ブロックをビューフ
ァインダー部に収容し、前記制御部と前記第1の基板ブ
ロックの間を接続し前記画像信号と前記供給電力を前記
制御部から前記第1の基板ブロックに伝達する第1の配
線部材を設け、前記第1の基板ブロックと前記第2の基
板ブロックの間を接続し前記電気信号、前記第1及び第
2の電力を前記第1の基板ブロックから前記第2の基板
ブロックに伝達する第2の配線部材を設けた構成とし
た。そのため、カメラ本体の上部に前後方向にスライド
可能に支持されたスライダーを設け、スライダーによっ
て上下方向に傾動可能に支持されビューファインダー部
が取着されたフレームを設けたので、ビューファインダ
ー部は、どのスライド位置でもチルト動作を行うことが
可能である。ビューファインダー部は第2の基板ブロッ
クのみを収容すればよいので、ビューファインダー部を
小型にしてビデオカメラのデザインの自由度を高めるこ
とができる。カメラ本体の制御部と第1の基板ブロック
の間を接続する第1の配線部材は、ビューファインダー
部のスライド動作に伴ってスライダーのスライド方向と
同じ方向の力のみを受け、第1の基板ブロックと第2の
基板ブロックの間を接続する第2の配線部材は、ビュー
ファインダー部のチルト動作に伴って曲げ方向の力のみ
を受けるので、第1及び第2の配線部材は複雑な力を受
けなくて済み、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビデオカメラの実施の形態の形態を示
す外観斜視図である。
【図2】ビューファインダー部の構造を説明する分解斜
視図である。
【図3】カメラ本体の上部の構造を説明する分解斜視図
である。
【図4】ホルダーと本体基板ブロックの構成を示す分解
斜視図である。
【図5】スライダに収容された本体基板とFPCの位置
関係を説明する断面図である。
【図6】ビューファインダー部のスライド動作及びチル
ト動作を示す説明図である。
【符号の説明】
10……ビデオカメラ、12……カメラ本体、14……
ビューファインダー部、1400……上ケース、140
2……下ケース、1404……ビューファインダー基板
ブロック(第2の基板ブロック)、1406……バック
ライト、1410……液晶表示器、1420……中継基
板(中継部)、1422……バックライト駆動基板(バ
ックライト駆動部)、2000……ベース、2002…
…スライダー、2004……フレーム、2072……本
体基板ブロック(第1の基板ブロック)、2078……
信号処理基板(信号処理部)、2080……電源基板
(電源部)、2100……FPC(第2の配線部材)、
2104……FPC(第1の配線部材)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体と、該カメラ本体に連結され
    たビューファインダー部とを備え、 前記カメラ本体には、光軸を前後方向に向けた撮影光学
    系を含む撮影部と、画像記録媒体に対する記録と再生を
    行うためのデッキ部と、前記撮影部、前記ビューファイ
    ンダー部及び前記デッキ部との間で信号の授受と電力の
    供給を行うための制御部が組み込まれ、 前記ビューファインダー部には、前記撮影部により撮影
    された画像を表示するための液晶表示器と、該液晶表示
    器をその背面から照明するバックライトとが組み込まれ
    たビデオカメラにおいて、 前記カメラ本体の上部に前後方向にスライド可能に支持
    されたスライダーを設け、 前記スライダーによって上下方向に傾動可能に支持され
    前記ビューファインダー部が取着されたフレームを設
    け、 前記制御部から入力される画像信号に基づいて前記液晶
    表示器に入力するための電気信号を生成する信号処理部
    と、前記制御部から入力される供給電力に基づいて前記
    液晶表示器に供給すべき第1の電力及び前記バックライ
    トに供給すべき第2の電力を生成する電源部とを構成す
    る基板からなる第1の基板ブロックを設け、 前記第1の基板ブロックから入力される前記電気信号及
    び前記第1の電力を前記液晶表示器に中継する中継部
    と、前記第1の基板ブロックから入力される前記第2の
    電力に基づいて前記バックライトを駆動するバックライ
    ト駆動部とを構成する基板からなる第2の基板ブロック
    を設け、 前記第1の基板ブロックを前記スライダーに取着し、 前記第2の基板ブロックをビューファインダー部に収容
    し、 前記制御部と前記第1の基板ブロックの間を接続し前記
    画像信号と前記供給電力を前記制御部から前記第1の基
    板ブロックに伝達する第1の配線部材を設け、 前記第1の基板ブロックと前記第2の基板ブロックの間
    を接続し前記電気信号、前記第1及び第2の電力を前記
    第1の基板ブロックから前記第2の基板ブロックに伝達
    する第2の配線部材を設けた、 ことを特徴とするビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 前記スライダーは、前記カメラ本体の上
    部において前記カメラ本体の前後方向に延在するベース
    にスライド可能に支持されていることを特徴とする請求
    項1記載のビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 前記第1の基板ブロックの前記スライダ
    ーへの取着は、前記第1の基板ブロックを保持するホル
    ダーの前記スライダーへの取着によりなされることを特
    徴とする請求項1記載のビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 前記第1の配線部材の中間箇所を保持す
    るクランパを前記カメラ本体に取着したことを特徴とす
    る請求項1記載のビデオカメラ。
  5. 【請求項5】 前記ビューファインダー部は、前記液晶
    表示部、前記バックライト及び前記第2の基板ブロック
    をその内部空間に収容するケースを備え、前記ケースが
    前記フレームに取着されていることを特徴とする請求項
    1記載のビデオカメラ。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の配線部材がフレキシ
    ブルプリント配線板であることを特徴とする請求項1記
    載のビデオカメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100412485B1 (ko) * 2001-06-22 2003-12-31 삼성전자주식회사 자동인출가능한 촬상장치용 뷰파인더 및 이를 구비한촬상장치
CN110677566A (zh) * 2019-09-26 2020-01-10 Tcl移动通信科技(宁波)有限公司 一种摄像头的控制方法和移动终端

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