JPH11266098A - チップ状電子部品供給装置 - Google Patents

チップ状電子部品供給装置

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JPH11266098A
JPH11266098A JP10067943A JP6794398A JPH11266098A JP H11266098 A JPH11266098 A JP H11266098A JP 10067943 A JP10067943 A JP 10067943A JP 6794398 A JP6794398 A JP 6794398A JP H11266098 A JPH11266098 A JP H11266098A
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chip
electronic component
shaped electronic
electromagnet
transport path
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JP10067943A
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Isamu Utsunomiya
勇 宇都宮
Kenichi Fukuda
謙一 福田
Seishi Nakagawa
聖之 中川
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁石により吸着され得る性質を有する複数個
のチップ状電子部品を整列状態で搬送するための搬送経
路の終端において、ピックアップ手段によりピックアッ
プされようとするチップ状電子部品を所定の位置に位置
決めするための位置決め手段として永久磁石を用いる
と、その吸引力が強すぎる場合、ピックアップ手段が、
チップ状電子部品をピックアップし損なったり、不所望
な姿勢でピックアップすることがある。 【解決手段】 位置決め手段として、チップ状電子部品
1aを通電により吸着して位置決めするための電磁石2
0を用いる。電磁石20への通電は、ピックアップ手段
22がピックアップ動作をするとき、実質的にオフされ
るように制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、チップ状電子部
品供給装置に関するもので、特に、この供給装置によっ
て供給されるチップ状電子部品をピックアップするに際
して所定の位置に位置決めするための位置決め手段の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、コンデンサ、抵抗器、トラン
ジスタ、フィルタ等の電子部品であって、表面実装可能
とされた電子部品の多くは、チップ状の形態をなしてい
る。このようなチップ状電子部品を、たとえば配線基板
上にマウントするため、チップマウント機が用いられて
いる。
【0003】チップマウント機には、上述のチップ状電
子部品を供給するための供給装置が組み込まれていて、
このチップ状電子部品供給装置では、ランダムな状態に
ある複数個のチップ状電子部品を整列状態となるように
強制し、この整列状態のまま搬送経路に沿って搬送する
ことが行なわれる。そして、搬送経路に沿って搬送され
ている複数個のチップ状電子部品の先頭のものは、搬送
経路の終端において、ピックアップ手段によりピックア
ップされ、このピックアップ手段が移動することによ
り、所望の配線基板上の所望の位置にマウントされる。
【0004】上述のような状況からわかるように、ピッ
クアップ手段によってピックアップされようとするチッ
プ状電子部品は、所定の整列状態に維持されながら、所
定の位置に位置決めされていなければならない。なぜな
ら、チップ状電子部品が所定の整列状態で所定の位置に
位置決めされていないと、ピックアップ手段がチップ状
電子部品をピックアップし損なったり、不所望な姿勢で
チップ状電子部品をピックアップしたりすることがある
からである。
【0005】このように、ピックアップ手段がチップ状
電子部品をピックアップし損なうと、配線基板上におい
てマウントされるべきチップ状電子部品の欠落が生じ、
また、チップ状電子部品を不所望な姿勢でピックアップ
すると、その不所望な姿勢のまま、配線基板上にチップ
状電子部品をマウントしてしまうことになる。上述のよ
うな問題を解決するため、チップ状電子部品供給装置に
は、搬送経路に沿って搬送されている複数個のチップ状
電子部品の先頭のものを、搬送経路の終端において、所
定の位置に位置決めするための位置決め手段が設けられ
ているのが通常である。
【0006】図4は、従来のチップ状電子部品供給装置
に備える位置決め手段の一例を示している。図4を参照
して、複数個のチップ状電子部品1を整列状態で矢印2
方向へ搬送するための搬送経路3の一部が図示されてい
る。ここに示したチップ状電子部品1は、たとえば、積
層セラミックコンデンサであって、その外部電極4がニ
ッケルめっき膜を形成していたり、図示しない内部電極
にニッケルが含まれていたりして、磁石により吸着され
得る性質を有している。したがって、搬送経路3に沿っ
て搬送されている複数個のチップ状電子部品1の先頭の
もの1aを、搬送経路3の終端において、所定の位置に
位置決めするための位置決め手段として、永久磁石5が
用いられている。永久磁石5は、先頭のチップ状電子部
品1aを吸着することによって所定の位置に位置決めす
る。
【0007】なお、図4は、この発明が解決しようとす
る課題を説明するためにも用いられるものであって、図
4では、後述する理由により、先頭にチップ状電子部品
1aが不所望な姿勢にもたらされている。図4ではその
ように図示されていないが、永久磁石5によって所定の
位置に位置決めされた先頭のチップ状電子部品1aは、
ピックアップ手段としての真空吸引チャック6によって
ピックアップされる。真空吸引チャック6は、チップ状
電子部品1aを真空吸引に基づき吸着保持するもので、
チップ状電子部品1aに近接することによって、これを
保持し、次いで、チップ状電子部品1aを保持しながら
矢印7方向へ移動し、その後、配線基板(図示せず。)
上の所望の位置にチップ状電子部品1aをマウントする
ように移動する。
【0008】従来のチップ状電子部品供給装置の他の例
として、図4に示した永久磁石5による位置決め手段に
代えて、チップ状電子部品を真空吸引に基づき所定の位
置に位置決めするための位置決め手段を備えるものもあ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
チップ状電子部品供給装置、特に位置決め手段には、次
のような解決されるべき問題がある。まず、図4に示し
た永久磁石5を用いた位置決め手段にあっては、永久磁
石5による吸引力が強すぎる場合、真空吸引チャック6
が、チップ状電子部品1aを吸着保持して矢印7方向へ
上昇しようとするとき、図4に示すように、チップ状電
子部品1aが永久磁石5側に残され、ピックアップし損
なうことがある。また、たとえ永久磁石5側に残される
ことがなくても、チップ状電子部品1aが、矢印7方向
へ上昇する真空吸引チャック6によって吸着保持された
まま、不所望な姿勢に傾くこともある。
【0010】このように永久磁石5の位置決め手段とし
ての機能が損なわれると、前述したように、配線基板上
でのチップ状電子部品の欠落が生じたり、チップ状電子
部品の不所望な姿勢でのマウント状態がもたらされたり
する。この問題を回避するためには、永久磁石5とし
て、適切な吸引力を有するものを選べばよいことになる
のであるが、実際上、適切な吸引力を有する永久磁石5
を選ぶのは比較的困難である。なぜなら、適用されるチ
ップ状電子部品1の種類によって、永久磁石5から及ぼ
される吸引力が多様に異なるからである。
【0011】他方、真空吸引に基づく位置決め手段の場
合には、真空を案内する通路に異物が溜まることがあ
り、その結果、チップ状電子部品の位置決めが不可能と
なったり、不安定になったりすることがある。また、真
空吸引に基づく位置決め手段は、上述した永久磁石5を
用いる場合に比べて、機構的に煩雑となり、そのため、
設備コストが高くつくという問題もある。
【0012】それゆえに、この発明の目的は、上述した
ような問題を解決し得る、チップ状電子部品供給装置を
提供しようとすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、磁石により
吸着され得る性質を有するチップ状電子部品に適用され
るものであって、この発明に係るチップ状電子部品供給
装置は、複数個のチップ状電子部品を整列状態で搬送す
るための搬送経路と、この搬送経路に沿って搬送されて
いる複数個のチップ状電子部品の先頭のものを、搬送経
路の終端において、所定の位置に位置決めするための位
置決め手段と、この位置決め手段により位置決めされて
いるチップ状電子部品をピックアップするためのピック
アップ手段とを備えている。
【0014】このようなチップ状電子部品供給装置にお
いて、上述した技術的課題を解決するため、位置決め手
段は、チップ状電子部品を通電により吸着して位置決め
するための電磁石を備え、この電磁石への通電は、上述
のピックアップ手段がピックアップ動作をするとき、実
質的にオフされるように制御されることを特徴としてい
る。
【0015】なお、この発明において、上述のように、
ピックアップ手段がピックアップ動作をするとき、電磁
石への通電は実質的にオフされるように制御されるが、
このオフ制御は、電磁石からチップ状電子部品に実質的
な吸引力が及ぼされないようにすれば足り、したがっ
て、電磁石への電流が0とされる場合に限らず、わずか
に流される場合も含むことを指摘しておく。
【0016】この発明において、好ましくは、電磁石
は、搬送経路に沿うチップ状電子部品の搬送方向と実質
的に平行な方向へ往復変位可能に設けられ、ピックアッ
プ手段がピックアップ動作をする前の時点で、搬送経路
に沿って搬送されている複数個のチップ状電子部品の先
頭のものに近接してこの先頭のチップ状電子部品を吸着
し、次いで、この吸着状態のまま、先頭のチップ状電子
部品を2番目以降のチップ状電子部品から離すように変
位する。
【0017】上述の場合、電磁石は、これを変位可能と
するため、たとえば、所定角度回動可能なレバーの端部
に取り付けられる。この発明において、ピックアップ手
段は、好ましくは、チップ状電子部品を真空吸引に基づ
き保持する真空吸引チャックを備え、この真空吸引チャ
ックは、位置決め手段により位置決めされているチップ
状電子部品に近接することによってこれを保持し、次い
で、このチップ状電子部品を保持しながら別の場所まで
移動するように構成される。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施形態に
よるチップ状電子部品供給装置11の全体的構成の概略
を図解的に示す正面図である。図1を参照して、チップ
状電子部品供給装置11は、前述したような磁石により
吸着され得る複数個のチップ状電子部品1をランダムな
状態で一時的に貯留するためのホッパ12を備える。ホ
ッパ12の底部には、排出口13が設けられている。
【0019】排出口13の中央部には、排出口13の内
周縁に対して所定の間隔を隔てて、固定パイプ14が位
置される。固定パイプ14は、排出口13から排出され
たチップ状電子部品1を整列状態で案内するためのもの
である。そのため、固定パイプ14の内径は、チップ状
電子部品1の長手方向が固定パイプ14の軸線方向と一
致するときにのみ、チップ状電子部品1を受け入れるこ
とができるように選ばれている。
【0020】上述の固定パイプ14を取り囲むように、
排出口13の内周縁と固定パイプ14の外周面との間に
は、可動パイプ15が配置される。可動パイプ15は、
両方向矢印16で示すように、その軸線方向に往復動作
するように駆動される。可動パイプ15は、その往復動
作により、排出口13から排出されようとするチップ状
電子部品1を攪拌し、それによって、ホッパ12内での
チップ状電子部品1の動きを円滑なものとするととも
に、チップ状電子部品1を固定パイプ14へと誘導する
ためのものである。
【0021】固定パイプ14の下端部は、矢印17方向
に循環するコンベヤベルト18によって与えられる搬送
経路19に連通している。したがって、固定パイプ14
を通って整列状態で案内されたチップ状電子部品1は、
次いで、この整列状態を維持したまま、コンベヤベルト
18上に乗って搬送経路19に沿って搬送される。この
ように、搬送経路19に沿って搬送されている複数個の
チップ状電子部品1の先頭のものを、搬送経路19の終
端において、所定の位置に位置決めするための位置決め
手段としての電磁石20が設けられている。電磁石20
は、配線21を介して電源(図示せず。)に接続され、
そこへの通電によりチップ状電子部品1を吸着して位置
決めするように作用する。
【0022】また、図1において、搬送経路19の終端
の近傍には、真空吸引チャック22が図示されている。
真空吸引チャック22は、上述した電磁石20により位
置決めされているチップ状電子部品1をピックアップす
るためのピックアップ手段となるもので、真空吸引に基
づきチップ状電子部品1を吸着保持する。すなわち、真
空吸引チャック22は、両方向矢印23で示すような往
復移動を一部に含むような往復移動を行ない、この往復
移動の過程において、電磁石20により位置決めされて
いるチップ状電子部品1に近接することによって、これ
を吸着保持し、次いで、このチップ状電子部品1を保持
しながら別の場所、たとえば配線基板上の所望の位置ま
で移動するように構成されている。
【0023】図2は、搬送経路19の終端付近を上方か
ら示した図であり、搬送経路19の終端において順次達
成される動作を説明するためのものである。前述した電
磁石20は、所定角度回動可能なレバー24の端部に取
り付けられる。これによって、電磁石20は、搬送経路
19に沿うチップ状電子部品1の搬送方向17と実質的
に平行な方向へ往復変位可能とされている。また、搬送
経路19においては、複数のチップ状電子部品1が、各
々整列状態で、矢印17方向へ連続的に搬送されてい
る。
【0024】このような状況において、まず、図2
(1)に示すように、レバー24が矢印25方向へ回動
し、電磁石20を、搬送経路19に沿って搬送されてい
る複数個のチップ状電子部品1の先頭のもの1aに近接
させる。チップ状電子部品1は、前述したように、その
外部電極4にニッケルめっき膜が形成されていたり、内
部電極がニッケルを含んでいたりして、磁石により吸着
され得る性質を有している。また、この段階において、
電磁石20には通電されている。したがって、先頭のチ
ップ状電子部品1aは電磁石20によって吸着される。
【0025】次に、図2(2)に示すように、レバー2
4は矢印26方向へ回動される。このレバー24の矢印
26方向への回動による電磁石20の移動速度は、好ま
しくは、搬送経路19上でのチップ状電子部品1の矢印
17方向への移動速度より高くなるように設定されてい
る。したがって、電磁石20が先頭のチップ状電子部品
1aを吸着したまま矢印26方向へ変位したとき、先頭
のチップ状電子部品1aは2番目以降のチップ状電子部
品1から離された状態で電磁石20によって所定の位置
に位置決めされる。
【0026】次に、真空吸引チャック22が、電磁石2
0によって位置決めされているチップ状電子部品1aに
近接する。図2(3)において、この状態にある真空吸
引チャック22が想像線で示され、図2(3)に示す状
態の正面図が図3に示されている。真空吸引チャック2
2が先頭のチップ状電子部品1aに近接し、これを吸着
保持したとき、電磁石20への通電が実質的にオフされ
る。
【0027】真空吸引チャック22は、次いで、チップ
状電子部品1aを保持しながら、たとえば配線基板上の
所望の位置にチップ状電子部品1aをマウントするよう
に移動されるが、このとき、電磁石20からの吸引力が
チップ状電子部品1aに実質的に及ぼされないので、真
空吸引チャック22が上昇する際、電磁石20側にチッ
プ状電子部品1aが残ったり、チップ状電子部品1aが
不所望な姿勢に傾けられたりすることはない。
【0028】以後、上述した図2(1)〜(3)にそれ
ぞれ示した動作が繰り返され、搬送経路19に沿って搬
送された複数個のチップ状電子部品1が、たとえば所望
の配線基板上の所望の位置にマウントされるように、順
次供給される。以上、この発明を図示した実施形態に関
連して説明したが、この発明の範囲内において、その
他、種々の実施形態が可能である。
【0029】たとえば、図示の実施形態では、電磁石2
0は、これを変位可能とするため、所定角度回動可能な
レバー24の端部に取り付けられたが、回動するのでは
なく、搬送経路19に沿うチップ状電子部品1の搬送方
向17と実質的に平行な方向へ直線運動する部材に設け
られてもよい。また、図示の実施形態では、電磁石20
は、チップ状電子部品1の搬送方向17と実質的に平行
な方向へ往復変位可能に設けられ、それによって、真空
吸引チャック22がピックアップ動作をする前の時点
で、搬送経路19に沿って搬送されている複数個のチッ
プ状電子部品1の先頭のもの1aに近接してこれを吸着
し、次いで、この吸着状態のまま、先頭のチップ状電子
部品1aを2番目以降のチップ状電子部品1から離すよ
うに変位したが、固定的に設けられてもよい。
【0030】また、図示の実施形態では、ピックアップ
手段として、先頭のチップ状電子部品1aを真空吸引に
基づき保持する真空吸引チャック22が用いられたが、
たとえば、チップ状電子部品1aを機械的に挟んだり、
粘着性に基づき保持するような構成のピックアップ手段
が用いられてもよい。また、図示の実施形態では、配線
基板の所望の位置にチップ状電子部品1をマウントする
ために、チップ状電子部品1を供給するチップ状電子部
品供給装置11について説明したが、この発明に係るチ
ップ状電子部品供給装置は、その他、チップ状電子部品
を検査のために供給する場合や、次の製造工程を実施す
るために供給する場合などにも適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、磁石
により吸着され得る性質を有する複数個のチップ状電子
部品を整列状態で搬送するための搬送経路の終端におい
て、ピックアップ手段によりピックアップされようとす
るチップ状電子部品を所定の位置に位置決めするための
位置決め手段として、チップ状電子部品を通電により吸
着して位置決めするための電磁石が用いられ、この電磁
石への通電は、ピックアップ手段がピックアップ動作を
するとき、実質的にオフされるように制御されるので、
この段階では電磁石からの吸引力が実質的に及ぼされ
ず、したがって、ピックアップ手段がチップ状電子部品
をピックアップし損なったり、チップ状電子部品が不所
望な姿勢に傾いたりすることを防止できる。その結果、
チップ状電子部品を確実にかつ適正な姿勢でたとえば配
線基板上の所望の位置に供給することができる。
【0032】また、電磁石は、そこに通電される電流を
調整することによって、容易に吸引力を調整することが
できる。したがって、適用されるチップ状電子部品の種
類に応じて、適切な吸引力を設定することが容易にな
る。この発明において、電磁石が、搬送経路に沿うチッ
プ状電子部品の搬送方向と実質的に平行な方向へ往復変
位可能に設けられ、ピックアップ手段がピックアップ動
作をする前の時点で、搬送経路に沿って搬送されている
複数個のチップ状電子部品の先頭のものに近接して、こ
の先頭のチップ状電子部品を吸着し、次いで、この吸着
状態のまま、先頭のチップ状電子部品を2番目以降のチ
ップ状電子部品から離すように変位する、そのような構
成を採用すれば、先頭のチップ状電子部品をピックアッ
プするとき、これに2番目のチップ状電子部品が接触し
て、2番目以降のチップ状電子部品の整列状態を崩すこ
とを有利に防止できる。その結果、電磁石によって順次
位置決めされるチップ状電子部品は、常に適正な姿勢に
確実に維持されることが可能となる。
【0033】上述したような電磁石の変位可能な構成を
実現するため、電磁石を所定角度回動可能なレバーの端
部に取り付けるようにすれば、電磁石を変位可能とする
ための機構を簡単な構成で実現することができる。この
発明において、ピックアップ手段として、チップ状電子
部品を真空吸引に基づき保持する真空吸引チャックが用
いられ、この真空吸引チャックが、位置決め手段により
位置決めされているチップ状電子部品に近接することに
よって、これを保持し、次いで、このチップ状電子部品
を保持しながら別の場所まで移動するように構成されて
いるとき、真空吸引チャックによるチップ状電子部品の
保持力をそれほど高めることができないので、上述のよ
うにピックアップ動作をするとき、電磁石から吸引力が
実質的に及ぼされないようにすることに、より重要な意
義を見出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるチップ状電子部品
供給装置11の概略的構成を図解的に示す正面図であ
る。
【図2】図1に示した搬送経路19の終端付近を上方か
ら拡大して示す図であって、この終端付近において実現
される動作を、(1)、(2)および(3)の各図面に
順次示している。
【図3】図2(3)に示した状態を正面から示した図で
ある。
【図4】従来のチップ状電子部品供給装置に備える搬送
経路3の終端付近を示す、図3に相当する図であって、
この発明が解決しようとする課題を説明するためのもの
である。
【符号の説明】
1 チップ状電子部品 1a 先頭のチップ状電子部品 11 チップ状電子部品供給装置 19 搬送経路 20 電磁石 22 真空吸引チャック(ピックアップ手段) 24 レバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のチップ状電子部品を整列状態で
    搬送するための搬送経路と、 前記搬送経路に沿って搬送されている複数個のチップ状
    電子部品の先頭のものを、前記搬送経路の終端におい
    て、所定の位置に位置決めするための位置決め手段と、 前記位置決め手段により位置決めされている前記チップ
    状電子部品をピックアップするためのピックアップ手段
    とを備え、 前記チップ状電子部品は、磁石により吸着され得る性質
    を有していて、 前記位置決め手段は、前記チップ状電子部品を通電によ
    り吸着して位置決めするための電磁石を備え、前記電磁
    石への通電は、前記ピックアップ手段がピックアップ動
    作をするとき、実質的にオフされるように制御される、
    チップ状電子部品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記電磁石は、前記搬送経路に沿う前記
    チップ状電子部品の搬送方向と実質的に平行な方向へ往
    復変位可能に設けられ、前記ピックアップ手段がピック
    アップ動作をする前の時点で、前記搬送経路に沿って搬
    送されている複数個のチップ状電子部品の先頭のものに
    近接して当該先頭のチップ状電子部品を吸着し、次い
    で、当該吸着状態のまま、前記先頭のチップ状電子部品
    を2番目以降のチップ状電子部品から離すように変位す
    る、請求項1に記載のチップ状電子部品供給装置。
  3. 【請求項3】 前記電磁石は、これを変位可能とするた
    め、所定角度回動可能なレバーの端部に取り付けられ
    る、請求項2に記載のチップ状電子部品供給装置。
  4. 【請求項4】 前記ピックアップ手段は、前記チップ状
    電子部品を真空吸引に基づき保持する真空吸引チャック
    を備え、前記真空吸引チャックは、前記位置決め手段に
    より位置決めされている前記チップ状電子部品に近接す
    ることによって、これを保持し、次いで、当該チップ状
    電子部品を保持しながら別の場所まで移動するように構
    成される、請求項1ないし3のいずれかに記載のチップ
    状電子部品供給装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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