JPH11265827A - コイル部品 - Google Patents

コイル部品

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JPH11265827A
JPH11265827A JP10089276A JP8927698A JPH11265827A JP H11265827 A JPH11265827 A JP H11265827A JP 10089276 A JP10089276 A JP 10089276A JP 8927698 A JP8927698 A JP 8927698A JP H11265827 A JPH11265827 A JP H11265827A
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JP
Japan
Prior art keywords
flange
coil component
drum core
winding
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP10089276A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Matsuzawa
秀樹 松沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP10089276A priority Critical patent/JPH11265827A/ja
Publication of JPH11265827A publication Critical patent/JPH11265827A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型で、製造しやすく、コストの低い面実装
型のコイル部品を提供する。 【解決手段】 巻線を施した磁性体のドラムコア10が
巻軸部12内部に、両鍔11に直角に設けた複数の貫通
孔1を有し、貫通孔1にそれぞれの導電体(リード端子
4)が設置され、前記導電体は両鍔11上の外部接続部
7に電気的接続を有するコイル部品であって、一方の鍔
上の外部接続部と、他方の鍔上の外部接続部7とが電気
的接続を有するコイル部品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子回路に用いる
コイル部品に関し、特に、回路基板に面実装して好適な
チョークコイル等の面実装型のコイル部品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器等には、多くの場合、電
子回路が用いられ、これに伴い、電子回路の回路基板に
搭載される電子部品のうち、比較的大きい容積を占める
コイル部品(チョークコイル等)も数多く用いられてい
る。
【0003】例えば、チョークコイルは、ノイズフィル
タとして主に電子機器の電源装置において、スイッチン
グ回路に発生するノイズを除去する目的で用いられ、平
滑用チョークコイルとしては、リップル電圧を抑制する
ために整流回路に使用される。また、通信線路や電子回
路においても、電子回路に搭載し、帯域阻止フィルタ
等、いろいろな目的で用いられている。
【0004】図4に、従来のチョークコイルを示す。図
4(a)は、従来のチョークコイルの外観斜視図、図4
(b)は、従来のチョークコイルの断面図[図4(a)
BーB]である。
【0005】図4に示すように、従来のチョークコイル
は、磁性体よりなるドラムコア20に巻線5を施し、導
電材料よりなるリード端子21を備えた絶縁材料よりな
る台座22に、ドラムコア20の一方の鍔を接着固定
し、リード端子21に巻線5の端部を巻き付けてから半
田等で電気的に接続して構成したものが多く使用されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように、ドラムコアを、リード端子を備えた台座に、
接着固定した構造のコイル部品(チョークコイル)に
は、以下に示すような問題点があった。
【0007】(1)台座の厚さがコイル部品全体の高さ
に占める比率が、高くなり、コイル部品の薄型化の障害
になっている。 (2)ドラムコアを台座に接着固定する場合に、突き合
わせ接着のため、位置決めがし難く、製造に手間取る。 (3)リード端子を備えた台座は、インサート成形によ
り得られるため、成形コストが高く、コイル部品の原価
低減に支障を来している。
【0008】そこで、本発明の課題は、薄型で、製造し
やすく、コストの低い面実装型のコイル部品を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁性体よりな
るドラムコアに巻線を施してなるコイル部品であって、
前記ドラムコアの両鍔に、外部接続部を有し、一方の鍔
上の外部接続部と、他方の鍔上の外部接続部とが電気的
接続を有することを特徴とするコイル部品である。
【0010】また、本発明は、前記ドラムコアがコイル
巻軸部内部に、両鍔に直角に設けた複数の貫通孔を有
し、前記貫通孔にそれぞれ導電体が設置され、前記導電
体は前記両鍔上の外部接続部に電気的接続を有すること
を特徴とする上記のコイル部品である。
【0011】また、本発明は、前記導電体の一端部と、
コイル巻線の端部とが電気的に接続されてなることを特
徴とする上記のコイル部品である。
【0012】従来通りに台座を使用し、同形状のドラム
コアの巻軸部の長さのみを短くして低背化を試みた場合
は、巻線の断面積を小さくしなければならず、所望の巻
数が得られなくなり、従って、所望のインダクタンスが
得られなくなる。
【0013】本発明のコイル部品は、台座を使用せず、
ドラムコアの鍔が外部接続部を有し、ドラムコアを直
接、前記外部接続部を介して電子回路の回路基板に搭載
(実装)する。
【0014】このようにしたコイル部品は、低背化はさ
れるが、二つの鍔が同形状であるために、一つの鍔のみ
が外部接続部を有する場合には、外部接続部を有する鍔
と、外部接続部を持たない鍔とを、機械によって自動的
に認識し、判別するのは難しい。
【0015】また、実装時に、自動的に外部接続部を有
する鍔を判別できても、50%の確率で、コイル部品の
向きを反転させなければならない。
【0016】そこで、本発明のコイル部品は、ドラムコ
アのどちらの鍔ででも回路基板に実装できるように、両
鍔に外部接続部を有している。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。
【0018】図1に、本発明のコイル部品を示す。図1
(a)は本発明のコイル部品の外観斜視図、図1(b)
は、本発明のコイル部品の断面図[図1(a)、A−
A]、図1(c)は、本発明に関わるドラムコアの外観
斜視(部分)図である。
【0019】図1に示すように、本実施の形態のドラム
コア10は、巻軸部12の内部に鍔11に直角に設けた
2つの貫通孔1を有する。また、鍔11には、溝3を設
ける。溝3は貫通孔1につながるとともに、鍔11の外
周(側面)に至り、さらに、鍔11の外周の全幅に至る
[図1(c)]。
【0020】そして、貫通孔1に、それぞれ導電体であ
るリード端子4を挿入(設置)し、貫通孔1より露出し
たリード端子4の両端部は、鍔11に設けた溝3に入れ
て鍔11の外周方向に折り曲げ、さらに鍔11の側面に
折り曲げる。リード端子4の一端部41は、鍔11の側
面に折り曲げたリード端子が、鍔の(側面の)幅よりも
長くなるようにする。また、リード端子4の他端は、鍔
11の側面に折り曲げても、鍔の表面で止めても良い
が、リード端子4が鍔の側面からでないようにする[図
1(b)]。
【0021】そして、ドラムコアの巻軸部12に捲回さ
れた巻線5の端部51を、リード端子4の一端部41に
電気的に接続する[図1(b)]。
【0022】さらに、両鍔11の表面に、リード端子4
の露出部を含めて、予備半田を施し、外部接続部7とす
る[図1(a)、片側のみ図示]。
【0023】上記のようにして、本発明の、磁性体のド
ラムコアに巻線を施して、ドラムコアの両鍔に外部接続
部とを有し、一方の鍔上の外部接続部と、他方の鍔上の
外部接続部とが電気的接続を有するコイル部品が得られ
る。
【0024】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。
【0025】本実施例に用いるドラムコアは、主成分を
Fe23:48mol%、NiO:15mol%、Cu
O:6mol%、ZnO:31mol%にして、従来、
公知の方法によって得たが、貫通孔1および溝3[図1
(c)]は、焼成前の圧粉体に切削加工して得た。
【0026】ドラムコアの寸法は、鍔11の直径7m
m、鍔11の幅1mm、巻軸部12の直径3mm、コア
高さ4mmであり、貫通孔1の直径φ0.6mm、溝3
の深さおよび幅は0.6mmである[図1(c)]。
【0027】リード端子4には、線径φ0.5mmの燐
青銅線を用い、巻線5には、呼び径φ0.3mmの絶縁
被覆銅線を用い、その巻数は47ターンである。また、
巻線5の端部51は、絶縁被覆を半田ディップにより除
去し、リード端子4の一端部41にからげてから、半田
を施し、電気的に接続した[図1(b)]。
【0028】そして、最大幅2mm、長さ2mmの半田
面よりなる外部接続部7を両鍔で4箇所に設け、本実施
例のコイル部品(チョークコイル)を得た[図1
(a)]。その高さは4.05mmであった。
【0029】
【比較例】比較例に用いたチョークコイルは、実施例に
用いたドラムコアと同じ材質で、同寸法の鍔と巻軸部を
有するドラムコア20に、実施例と同じ巻線5を施し、
台座22に固定し、巻線5の端部をリード端子21に電
気的に接続したもので、その高さは、6.5mmであっ
た(図4)。
【0030】上記のようにして得た本実施例のチョーク
コイルと、比較例のチョークコイルのインダクタンス
(L−f特性)、直流重畳特性を測定した。その結果を
図2、図3に示す。
【0031】図2及び図3に示すように、本実施例のコ
イル部品(チョークコイル)と、比較例のコイル部品
(チョークコイル)のL−f特性及び直流重畳特性は、
ほとんど変わらず、貫通孔と溝による電気的特性への影
響は無視できる程度であった。そして、その高さは2m
m以上低くなり、コイル部品の薄型化が実現できた。
【0032】本実施例において、貫通孔および溝は、焼
成前の圧粉体を切削加工して得たが、前記圧粉体を圧縮
成形するときに、プレス成形によって得ても、本発明の
効果に変わりはない。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、薄型で、製造しやす
く、コストの低い面実装型のコイル部品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコイル部品を示す図で、図1(a)は
本発明のコイル部品の外観斜視図、図1(b)は、本発
明のコイル部品の断面図[図1(a)、A−A]、図1
(c)は、本発明に関わるドラムコアの外観斜視(部
分)図。
【図2】本発明のコイル部品(チョークコイル)のイン
ダクタンスを示す(L−f特性)図。
【図3】本発明のコイル部品(チョークコイル)の直流
重畳特性を示す図。
【図4】従来のチョークコイルを示す図で、図4(a)
は、従来のチョークコイルの外観斜視図、図4(b)
は、従来のチョークコイルの断面図[図4(a)Bー
B]。
【符号の説明】
1 貫通孔 3 溝 4 リード端子 5 巻線 7 外部接続部 10 ドラムコア 11 (ドラムコアの)鍔 12 (ドラムコアの)巻軸部 20 (従来の)ドラムコア 21 (台座に設けた)リード端子 22 台座 41 (リード端子の)一端部 51 (巻線の)端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体よりなるドラムコアに巻線を施し
    てなるコイル部品であって、前記ドラムコアの両鍔に、
    外部接続部を有し、一方の鍔上の外部接続部と、他方の
    鍔上の外部接続部とが電気的接続を有することを特徴と
    するコイル部品。
  2. 【請求項2】 前記ドラムコアは、巻軸部内部に、両鍔
    に直角に設けた複数の貫通孔を有し、前記貫通孔に、そ
    れぞれ導電体が設置され、前記導電体は前記両鍔上の外
    部接続部に電気的接続を有することを特徴とする請求項
    1記載のコイル部品。
  3. 【請求項3】 前記導電体の一端部と、巻線の端部とが
    電気的に接続されてなることを特徴とする請求項2記載
    のコイル部品。
JP10089276A 1998-03-17 1998-03-17 コイル部品 Pending JPH11265827A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007184618A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Biosense Webster Inc プリント回路を有するコア上の小型コイル

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060705

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070228