JPH11263997A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】洗浄剤組成物のコスト高につながらず、かつ洗
浄剤組成物に配合可能な香料を制限することのない、洗
浄剤組成物における香料の安定化手段を提供すること。 【解決手段】通常キレート剤等として外用組成物中に配
合されているエチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸
塩を、香料の安定化手段として洗浄剤組成物に配合する
ことで、配合された香料の変質を抑制することが可能で
あり、上記の課題を解決し得ることを見出し、本発明を
完成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄剤組成物に関
する技術分野の発明である。より具体的には、配合され
ている香料の劣化による変臭の発生が抑制されている洗
浄剤組成物に関する発明である。

【０００２】

【従来の技術】現在においては、化粧料をはじめとし
て、様々な態様の外用組成物に香料が配合されている。
このことは、洗顔料やシャンプー等の、人に付着した汚
れを除去する洗浄剤組成物においても例外ではない。す
なわち、洗浄剤組成物においても、香りは容器の形やデ
ザインと共に、消費者にとっては最初に触れる商品特性
であるから、その役割は非常に重要である。

【０００３】外用組成物中に配合した香料は、例えば光
や温度の影響により、経時的に劣化することが知られて
いるが、特に上記の洗浄剤組成物においては、配合した
香料が変質する度合いが大きく、変臭を伴う場合も多
い。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このような洗浄剤組成
物における香料の変質の原因としては、例えば洗浄剤組
成物中に比較的大量に配合する洗浄用の界面活性剤自体
や、この界面活性剤に微量ではあるが含まれている不純
物質の、配合する香料における特定成分に対する影響等
が想定されている。

【０００５】そこで、現在においては、予め香料を変質
させる原因と考えられる物質を除去する処理を施した界
面活性剤を洗浄剤組成物に配合したり、上記の変質の原
因となる特定の成分を含まない香料を、個別的な試験を
行い、選択して洗浄剤組成物に配合する試みが行われて
いる。

【０００６】しかしながら、前者の処理済の界面活性剤
を配合する方法では、手間がかかり、洗浄剤組成物のコ
スト高につながる欠点が指摘され、後者の選択的配合で
は、自ずから配合する香料が制限されてしまうため、多
彩な香りを洗浄剤組成物に付与することが困難である。

【０００７】そこで、本発明が解決すべき課題は、洗浄
剤組成物のコスト高につながらず、かつ洗浄剤組成物に
配合可能な香料を制限することのない、洗浄剤組成物に
おける香料の安定化手段を提供することである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題の
解決に向けて鋭意検討を行った。その結果、通常キレー
ト剤等として外用組成物中に配合されているエチレンジ
アミンヒドロキシエチル三酢酸塩を、香料の安定化手段
として洗浄剤組成物に配合することで、配合された香料
の変質を抑制することが可能であり、上記の課題を解決
し得ることを見出した。

【０００９】すなわち、本発明は、香料の安定化手段と
してエチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸塩を含
む、洗浄剤組成物（以下、本発明洗浄剤組成物という）
を提供する。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明洗浄剤組成物には、香料の安定化手
段として、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸塩
が含まれる。

【００１１】エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸
塩は、キレート剤等として、化粧料等の外用組成物にお
いて汎用されているアミノ酸誘導体である。

【００１２】本発明洗浄剤組成物中に含まれるエチレン
ジアミンヒドロキシエチル三酢酸塩としては、例えばエ
チレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸ナトリウム，エ
チレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸カリウム等を挙
げることができる。

【００１３】また、結合水の数にかかわらず、例えば二
水塩であっても、三水塩であっても、エチレンジアミン
ヒドロキシエチル三酢酸塩であれば、本発明洗浄剤組成
物に配合可能である。

【００１４】また、エチレンジアミンヒドロキシエチル
三酢酸塩は、公知の方法により合成可能であることは勿
論のこと、市販もされており、容易に入手可能である
〔クレワットＯＨ３００（帝国化学，木村産業），キレ
ストＨ（キレスト化学，松本交商），ゾノンＯＳ，ＯＨ
（第一化学薬品），クレワットＯＨ３５（帝国化学）
等〕。

【００１５】これらのエチレンジアミンヒドロキシエチ
ル三酢酸塩は、１種類を選んで本発明洗浄剤組成物中に
配合することも可能であるが、２種類以上を組み合わせ
て配合することも可能である。

【００１６】本発明洗浄剤組成物における、これらのエ
チレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸塩の配合量は、
安定化する対象となる香料の具体的な種類や量、その他
の配合成分等に応じて適宜選択されるべきものであり、
特に限定されるものではないが、概ね組成物全体の０．
０１重量％以上、５．０重量％以下の範囲で好ましく配
合され、同０．０２重量％以上、２．０重量％以下の範
囲で特に好ましく配合される。この配合量が、組成物全
体の０．０１重量％未満では、十分に香料を安定化する
ことが困難であり好ましくなく、同５．０重量％では、
配合量の増加に見合った香料の安定化効果を発揮するの
が困難であり、好ましくない。

【００１７】本発明洗浄剤組成物に配合される、上記の
エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸塩により安定
化される香料は、通常外用組成物中に配合され得る香料
であれば特に限定されることなく配合される。上述した
ように、従来は、洗浄剤組成物において通常配合され得
る香料は、その洗浄剤組成物中における経時的安定性が
比較的良好で、変臭を発生させにくいものを、予め個別
に試験して選択する必要があったが、本発明により、か
かる洗浄剤組成物中に配合し得る香料の種類が飛躍的に
広がって、多彩な香りを有する洗浄剤組成物を低コスト
で提供することが可能になった。

【００１８】すなわち、本発明洗浄剤組成物において
は、天然香料と合成香料とを問わず、上述のようにエチ
レンジアミンヒドロキシエチル三酢酸塩の存在により、
安定化され、従来問題になっていた、経時的に発生する
変臭が十分に抑制される。

【００１９】天然香料としては、例えば、バラ油，ジャ
スミン油，ネロリ油，ラベンダー油，イランイラン油，
チュベローズ油，クラリセージ油，クローブ油，ペパー
ミント油，ゼラニウム油，パッチュリー油，サンダルウ
ッド油，シンナモン油，コリアンダー油，ナツメグ油，
ペッパー油，レモン油，オレンジ油，ベルガモット油，
オポポナックス油，ベチバー油，オリス油，オークモス
油等の植物性香料；ムスク油，シベット油，カストリウ
ム油，アンバーグリス油等の動物性香料等を広く挙げる
ことができる。

【００２０】合成香料としては、例えばリモネン，β−
カリオフィレン等の炭化水素系香料；シス−３−ヘキセ
ノール，リナロール，ファルネソール，β−フェニルエ
チルアルコール，ゲラニオール，シトロネロール，ター
ピネオール，メントール，サンタロール，バクダノー
ル，ブラマノール等のアルコール系香料；２，６−ノナ
ジエナール、シトラール，α−ヘキシルシンナミックア
ルデヒド，リアール，リリアール等のアルデヒド系香
料；β−イオノン，ダマスコン，メチルイオノン，イロ
ン，イソイースーパー，アセチルセドレン，ムスコン等
の等のケトン系香料；ベンジルアセテート，メチルヒド
ロキシジャスモネート，メチルジャスモネート等のエス
テル系香料；ジャスミンラクトン，シクロペンタデカノ
リッド，エチレンブラシレート等のラクトン系香料；ガ
ラクソリッド，アンブロキサン等のオキサイド系香料等
を広く挙げることができる。

【００２１】本発明洗浄剤組成物においては、これらの
様々な香料の１種又は２種以上を調合して、種々の香
り、例えばフローラル系の香り，ウッディ系の香り，シ
プレー系の香り，ミューゲ系の香り，シトラス系の香
り，グリーン系の香り，フゼア系の香り，オリエンタル
系の香り，フルーティ系の香り，スパイシー系の香り，
アルデハイド系の香り，アニマル系の香り等を自由に選
択することが可能であり、しかもこれらの香りは経時的
に変質しにくいという優れた特徴を発揮することが可能
である。

【００２２】本発明洗浄剤組成物におけるこれらの香料
の配合量は、適量を選択して配合することが可能であ
り、特に限定されるものではない。

【００２３】このように、本発明洗浄剤組成物において
は、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸塩の作用
により、配合される香料の種類にかかわらず、これらの
香料が経時的に安定化され、長時間にわたって変臭の発
生を防止することが可能である。

【００２４】本発明洗浄剤組成物中には、その洗浄剤組
成物の具体的な形態、例えば石鹸，ボディーソープ，ハ
ンドソープ，ヘアシャンプー，ヘアリンス，洗顔料，メ
ーク落し等の人体用洗浄剤や食器洗い等の雑貨用洗浄剤
等の別に応じて、通常公知の基剤成分や洗浄成分、さら
には薬剤を配合することができる。

【００２５】例えば、アルキル硫酸エステル塩，ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩，アシル
メチルタウリン酸，Ｎ−アシルグルタミン酸塩等の陰イ
オン性界面活性剤；ベタイン系界面活性剤に代表される
両性界面活性剤；脂肪酸アルキルアミド等の非イオン性
界面活性剤；ラノリン誘導体，流動パラフィン，高級脂
肪酸，高級アルコール，エステル油，シリコーン油等の
油分；カチオン化セルロース等の陽イオン性高分子；グ
リセリン等の保湿剤；増粘剤；粘度調整剤；乳濁剤；色
素；防腐剤；ｐＨ調整剤；エチレンジアミンヒドロキシ
エチル三酢酸塩以外のキレート剤：トリクロロカルバニ
ド，イオウ，サリチル酸，ジンクピリチオン，イソプロ
ピルメチルフェノール等の薬剤等を、本発明洗浄剤組成
物に配合することができる。本発明洗浄剤組成物の具体
的な処方は、実施例中において記載する。

【００２６】

【実施例】本発明を実施例において、さらに具体的に説
明するが、これらの実施例により、本発明の技術的範囲
は限定されない。なお、特に断わらない限り、本実施例
における配合量は、その成分が配合される対象全体に対
する重量％である。

【００２７】〔試験例〕本実施例においては、試験品
が、本発明洗浄剤組成物の特徴的効果に直接的に関連す
る、香料の経時的な安定性に関する試験と、本発明の要
素を洗浄剤組成物に用いることにより、洗浄剤組成物が
当然に有するべき効果が損なわれるか否かを検討するた
めに、起泡性試験を行った。

【００２８】香料の経時的な安定性に関する試験（匂い
の評価試験） 各試験品を、遮光下で、０℃，室温，４０℃に３ヵ月
間保存する試験系と、透明ガラス瓶中で、常温で日光
に１か月間晒す試験系とに分けて、遮光下で０℃で３カ
月間保存した系を基準にして、それぞれの試験品の匂い
を、パネラー２０名による官能試験により、以下の評価
基準で評価した。

【００２９】＜評価基準＞ ○：Ｏ℃保存品と比較して、匂いが変化していると評価
した人が、４名以下であった。 △：Ｏ℃保存品と比較して、匂いが変化していると評価
した人が、５名〜９名であった。 ×：Ｏ℃保存品と比較して、匂いが変化していると評価
した人が、１０名以上であった。

【００３０】起泡性試験 ２５００mLの、攪拌機付き円筒形シリンダーに、４０℃
の人工硬水（７０ppm炭酸カルシウム）を、４００mL入
れ、試験品２０g と油性ファンデーション０．１g を添
加後、４５００rpm で１分間攪拌した後の泡容積を測定
した。

【００３１】＜評価基準＞ ○：泡立ちが良好である（泡容積が１５００mL以上） △：泡立ちが普通である（泡容積が１０００mL以上，１
５００mL未満） ×：泡立ちが不良である（泡容積が１０００mL未満）

【００３２】これらの試験を、第１表に示す処方の試験
品について行い、これらの試験品の評価を行った。

【００３３】

【表１】

【００３４】この第１表の結果より、エチレンジアミン
ヒドロキシエチル三酢酸塩である、エチレンジアミンヒ
ドロキシエチル三酢酸三ナトリウムを配合した、実施例
１，２の洗浄剤組成物においては、配合している界面活
性剤や調合香料の種類を問わず、特に保存状況が過酷に
なるほど、配合した香料が安定化することが明らかにな
った。

【００３５】なお、エチレンジアミンヒドロキシエチル
三酢酸塩と同じく、キレート剤として知られているヘキ
サメタリン酸ナトリウムを配合した比較例においては、
本発明洗浄剤組成物のように、香料が系において安定化
しなかった。また、本発明洗浄剤組成物（実施例１，
２）は、起泡性も、従来の洗浄剤組成物と比べて見劣り
しないことも明らかになった。

【００３６】以下の処方の本発明洗浄剤組成物を調製し
て、上記の試験を行った所、いずれの洗浄剤組成物も、
本発明の特徴である香料の経時的な安定性においては、
室温保存，４０℃保存及び日光曝露のいずれの条件下に
おいても「○」の評価であり、さらに起泡性試験におい
ても「○」の評価であった。

【００３７】 〔実施例３〕 洗顔料 配合成分 配合量（重量％） ステアリン酸 １０．０ パルミチン酸 １０．０ ミリスチン酸 １２．０ ラウリン酸 ４．０ ヤシ油 ２．０ 水酸化カリウム ６．０ ポリエチレングリコール１５００ １０．０ グリセリン １５．０ ポリオキシエチレン（２０） ソルビタンモノステアリン酸 ２．０ エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム １．０ シトラスタイプの調合香料 ０．５ 精製水 残 量

【００３８】＜製造方法＞ステアリン酸，パルミチン
酸，ミリスチン酸，ラウリン酸，ヤシ油，ポリエチレン
グリコール１５００，グリセリン，ポリオキシエチレン
（２０）ソルビタンモノステアリン酸を加熱溶解して７
０℃に保った（油相）。ここにエチレンジアミンヒドロ
キシエチル三酢酸三ナトリウムを添加し、予め水酸化カ
リウムを溶解した精製水を攪拌しつつ添加した後、香料
を添加後、冷却して、洗顔料を得た。

【００３９】 〔実施例４〕 洗顔料 配合成分 配合量（重量％） ポリオキシエチレン（２）ココイル硫酸ナトリウム ９．０ ラウロイルアミドプロピルベタイン ９．０ ラウリルイミダゾリニウムベタイン ４．０ ポリエチレングリコールジイソステアレート ４．０ 防腐剤 適 量 ｐＨ調整剤 適 量 エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム ０．１ グリーンタイプの調合香料 ０．２ 精製水 残 量

【００４０】＜製造方法＞精製水を７０℃に加熱し、防
腐剤，エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナト
リウムを添加して溶解後、ここにポリオキシエチレン
（２）ココイル硫酸ナトリウム，ラウロイルアミドプロ
ピルベタイン，ラウリルイミダゾリニウムベタイン，ポ
リエチレングリコールジイソステアレートを添加し、攪
拌して溶解した。次いで、ｐＨ調整剤及び香料を添加
後、冷却して、洗顔料を得た。

【００４１】 〔実施例５〕 ボディーシャンプー 配合成分 配合量（重量％） ラウリルグルタミン酸トリエタノールアミン(30 ％水溶液) ２０．０ ラウロイルメチルタウリンナトリウム ３．０ ラウリン酸トリエタノールアミン １０．０ ミリスチン酸トリエタノールアミン １０．０ ラウリルイミダゾリニウムベタイン ５．０ ラウロイルジエタノールアミド ５．０ プロピレングリコール ７．０ エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム ０．８ フルーティタイプの調合香料 １．５ 精製水 残 量

【００４２】＜製造方法＞精製水を６０℃に加熱し、ラ
ウリルグルタミン酸トリエタノールアミン，ラウロイル
メチルタウリンナトリウム，ラウリン酸トリエタノール
アミン，ミリスチン酸トリエタノールアミン，ラウリル
イミダゾリニウムベタイン，ラウロイルジエタノールア
ミド，プロピレングリコールを順次添加後、これにエチ
レンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム及び
香料を加え、溶解したことを確認後、冷却して、ボディ
ーシャンプーを得た。

【００４３】 〔実施例６〕 ヘアシャンプー 配合成分 配合量（重量％） ポリオキシエチレン（３） ラウリル硫酸ナトリウム(30 ％水溶液) ３０．０ ラウリル硫酸ナトリウム(30 ％水溶液) １０．０ ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド ４．０ グリセリン １．０ 色素 適 量 ｐＨ調整剤 適 量 エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム ０．１ オリエンタルタイプの調合香料 ０．８ 精製水 残 量

【００４４】＜製造方法＞精製水を７０℃に加熱し、ポ
リオキシエチレン（３）ラウリル硫酸ナトリウム，ラウ
リル硫酸ナトリウム，ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミ
ド，グリセリン，色素，ｐＨ調整剤，エチレンジアミン
ヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウムを順次添加後、こ
れに香料を加え、透明になるまで溶解した後、冷却し
て、ヘアシャンプーを得た。

【００４５】 〔実施例７〕 メーク落し 配合成分 配合量（重量％） ジプロピレングリコール ７．０ ポリエチレングリコール１５００ ８．０ カルボキシビニルポリマー ０．４ メチルセルロース ０．２ ポリオキシエチレンオレイルアルコールエーテル ５．０ スクワラン ２．０ ジメチルポリシロキサン ３．０ 水酸化カリウム ０．２ 防腐剤 適 量 エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム ０．１５ ウッディタイプの調合香料 ０．０５ 精製水 残 量

【００４６】＜製造方法＞精製水に、カルボキシビニル
ポリマー及びメチルセルロースを均一に溶解させた後、
これにジプロピレングリコール，ポリエチレングリコー
ル１５００，ポリオキシエチレンオレイルアルコールエ
ーテル，防腐剤，エチレンジアミンヒドロキシエチル三
酢酸三ナトリウムを加えた。その後、これにスクワラン
及びジメチルポリシロキサンを添加して攪拌し、これに
香料を加えた後、予め調製しておいた水酸化カリウムの
水溶液を添加後、十分に攪拌して、メーク落しを得た。

【００４７】

【発明の効果】洗浄剤組成物のコスト高につながらず、
かつ洗浄剤組成物に配合可能な香料を制限することのな
い、洗浄剤組成物における香料の安定化手段が提供され
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】香料の安定化手段としてエチレンジアミン
   ヒドロキシエチル三酢酸塩を含む、洗浄剤組成物。