JPH11199469A - 化粧料及び洗浄料 - Google Patents
化粧料及び洗浄料Info
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- JPH11199469A JPH11199469A JP10016354A JP1635498A JPH11199469A JP H11199469 A JPH11199469 A JP H11199469A JP 10016354 A JP10016354 A JP 10016354A JP 1635498 A JP1635498 A JP 1635498A JP H11199469 A JPH11199469 A JP H11199469A
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- lavender
- phenoxyethanol
- cosmetic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フェノキシエタノールの基剤臭が残らない化
粧料及び洗浄料を提供すること。 【解決手段】 フェノキシエタノ−ルを含有する化粧料
において、ラベンダ−抽出液及び/又はラベンダ−油を
含有することを特徴とする化粧料である。
粧料及び洗浄料を提供すること。 【解決手段】 フェノキシエタノ−ルを含有する化粧料
において、ラベンダ−抽出液及び/又はラベンダ−油を
含有することを特徴とする化粧料である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧料及び洗浄料に
関する。さらに詳しくは汎用原料であるフェノキシエタ
ノ−ルの基剤臭が残らない新規な化粧料及び洗浄料に関
する。
関する。さらに詳しくは汎用原料であるフェノキシエタ
ノ−ルの基剤臭が残らない新規な化粧料及び洗浄料に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧料及び洗浄料に配合される原
料の基材臭をマスキングするために香料が配合され、汎
用原料であるフェノキシエタノ−ルを配合した化粧料及
び洗浄料においても、フェノキシエタノ−ルの基剤臭を
防ぐ目的で香料が配合されている。
料の基材臭をマスキングするために香料が配合され、汎
用原料であるフェノキシエタノ−ルを配合した化粧料及
び洗浄料においても、フェノキシエタノ−ルの基剤臭を
防ぐ目的で香料が配合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
化粧料や洗浄料を使用する消費者の好みの傾向が、従来
の香りの強いものから次第に香りの弱い微香性化粧料や
微香性洗浄料あるいは匂いのしない無香料化粧料や無香
料洗浄料へと変化し、それらの需要が高まってきてい
る。
化粧料や洗浄料を使用する消費者の好みの傾向が、従来
の香りの強いものから次第に香りの弱い微香性化粧料や
微香性洗浄料あるいは匂いのしない無香料化粧料や無香
料洗浄料へと変化し、それらの需要が高まってきてい
る。
【0004】したがって、微香性化粧料、微香性洗浄
料、無香料化粧料及び無香料洗浄料に、基剤臭を有する
フェノキシエタノ−ルを配合すると、その臭いが問題と
なる。特に、防腐剤フリー、アルコールフリーの化粧水
においては、フェノキシエタノ−ルを高配合する必要が
あるが、ミストで顔に直接噴霧するとフェノキシエタノ
−ルの基剤臭が極めて気になるという致命的な問題点が
あった。
料、無香料化粧料及び無香料洗浄料に、基剤臭を有する
フェノキシエタノ−ルを配合すると、その臭いが問題と
なる。特に、防腐剤フリー、アルコールフリーの化粧水
においては、フェノキシエタノ−ルを高配合する必要が
あるが、ミストで顔に直接噴霧するとフェノキシエタノ
−ルの基剤臭が極めて気になるという致命的な問題点が
あった。
【0005】本発明者は上述の問題点に鑑みて鋭意研究
した結果、フェノキシエタノ−ルを含有する化粧料及び
洗浄料にラベンダ−抽出液又はラベンダー油を配合する
と、香料によりマスキングしなくともフェノキシエタノ
−ルの基剤臭を効率よく抑えることが出来ることを見出
し本発明を完成するに至った。
した結果、フェノキシエタノ−ルを含有する化粧料及び
洗浄料にラベンダ−抽出液又はラベンダー油を配合する
と、香料によりマスキングしなくともフェノキシエタノ
−ルの基剤臭を効率よく抑えることが出来ることを見出
し本発明を完成するに至った。
【0006】本発明はフェノキシエタノ−ルの基剤臭が
残らない優れた化粧料及び洗浄料を提供することを目的
とする。
残らない優れた化粧料及び洗浄料を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、フ
ェノキシエタノ−ルを含有する化粧料において、ラベン
ダ−抽出液を含有することを特徴とする化粧料を提供す
るものである。
ェノキシエタノ−ルを含有する化粧料において、ラベン
ダ−抽出液を含有することを特徴とする化粧料を提供す
るものである。
【0008】また、本発明は、フェノキシエタノ−ルを
含有する化粧料において、ラベンダ−油を含有すること
を特徴とする化粧料を提供するものである。
含有する化粧料において、ラベンダ−油を含有すること
を特徴とする化粧料を提供するものである。
【0009】さらに、本発明は、フェノキシエタノ−ル
を含有する洗浄料において、ラベンダ−抽出液を含有す
ることを特徴とする洗浄料を提供するものである。
を含有する洗浄料において、ラベンダ−抽出液を含有す
ることを特徴とする洗浄料を提供するものである。
【0010】また、本発明は、フェノキシエタノ−ルを
含有する洗浄料において、ラベンダ−油を含有すること
を特徴とする洗浄料を提供するものである。
含有する洗浄料において、ラベンダ−油を含有すること
を特徴とする洗浄料を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
する。
【0012】本発明に用いるフェノキシエタノ−ルは、
防腐力を持たせるために化粧料及び洗浄料に用いられて
いる汎用原料である。本発明は、フェノキシエタノ−ル
が有する基剤臭を、製品になった段階においてその臭い
を隠して使用者が気にならないようにした化粧料及び洗
浄料である。
防腐力を持たせるために化粧料及び洗浄料に用いられて
いる汎用原料である。本発明は、フェノキシエタノ−ル
が有する基剤臭を、製品になった段階においてその臭い
を隠して使用者が気にならないようにした化粧料及び洗
浄料である。
【0013】本発明で用いるラベンダ−抽出液は、ラベ
ンダ−花を、例えば、精製水、エタノール、プロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、又はこれら
の混合物等の抽出溶媒で抽出して得られたものである。
また、ラベンダ−油は、ラベンダ−花を水蒸気蒸留して
得られた精油である。なお、これらは市販品を使用する
ことが出来る。
ンダ−花を、例えば、精製水、エタノール、プロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、又はこれら
の混合物等の抽出溶媒で抽出して得られたものである。
また、ラベンダ−油は、ラベンダ−花を水蒸気蒸留して
得られた精油である。なお、これらは市販品を使用する
ことが出来る。
【0014】本発明においては、各種抽出溶媒で抽出さ
れたラベンダ−抽出液、ラベンダー油の一種または二種
以上を配合することが出来る。
れたラベンダ−抽出液、ラベンダー油の一種または二種
以上を配合することが出来る。
【0015】化粧料及び洗浄料への配合量は、ラベンダ
−抽出液、ラベンダー油の濃度及びフェノキシエタノ−
ルの配合量により応じ適宜決定され特に制限はないが、
通常、化粧料及び洗浄料全量に対してラベンダ−抽出液
では0.01〜10重量%、ラベンダ−油では0.00
01〜1重量%である。配合量がこの範囲より少ない場
合はラベンダ−抽出液、ラベンダー油によるマスキング
効果が不充分であり、また、この範囲を越える場合には
ラベンダ−抽出液又はラベンダー油自身の臭いが気にな
ってしまう場合がある。
−抽出液、ラベンダー油の濃度及びフェノキシエタノ−
ルの配合量により応じ適宜決定され特に制限はないが、
通常、化粧料及び洗浄料全量に対してラベンダ−抽出液
では0.01〜10重量%、ラベンダ−油では0.00
01〜1重量%である。配合量がこの範囲より少ない場
合はラベンダ−抽出液、ラベンダー油によるマスキング
効果が不充分であり、また、この範囲を越える場合には
ラベンダ−抽出液又はラベンダー油自身の臭いが気にな
ってしまう場合がある。
【0016】本発明の化粧料及び洗浄料は、上記した必
須成分の他に、本発明の効果を損なわない範囲で、通
常、化粧料及び洗浄料に用いられる他の成分、例えば、
油分、界面活性剤、保湿剤、増粘剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、防腐剤、香料、色剤、水、アルコール等を必
要に応じて適宜配合し、目的とする剤形に応じ常法によ
り製造することができる。
須成分の他に、本発明の効果を損なわない範囲で、通
常、化粧料及び洗浄料に用いられる他の成分、例えば、
油分、界面活性剤、保湿剤、増粘剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、防腐剤、香料、色剤、水、アルコール等を必
要に応じて適宜配合し、目的とする剤形に応じ常法によ
り製造することができる。
【0017】本発明の化粧料及び洗浄料の剤型は任意で
あり、例えば、化粧水などの可溶化系、乳液、クリーム
などの乳化系、又は、軟膏、分散液などの任意の剤型を
採ることができる。
あり、例えば、化粧水などの可溶化系、乳液、クリーム
などの乳化系、又は、軟膏、分散液などの任意の剤型を
採ることができる。
【0018】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明の技術的範囲をこれらの実施例に限定
するものでないことはいうまでもない。なお、以下の実
施例において配合量は重量%である。また、ラベンダ−
抽出液は、香栄興業(株)の商品名「ラベンダー抽出
液」を、ラベンダー油は香栄興業(株)の商品名「ラベ
ンダー油」を使用した。
明するが、本発明の技術的範囲をこれらの実施例に限定
するものでないことはいうまでもない。なお、以下の実
施例において配合量は重量%である。また、ラベンダ−
抽出液は、香栄興業(株)の商品名「ラベンダー抽出
液」を、ラベンダー油は香栄興業(株)の商品名「ラベ
ンダー油」を使用した。
【0019】 「実施例1 化粧水」 (1)1,3-ブチレングリコール 6.0 (2)グリセリン 4.0 (3)POE(20) ソルビタンモノラウリン酸エステル 0.5 (4)POE(15) ラウリルアルコールエーテル 0.5 (5)エタノール 10.0 (6)フェノキシエタノ−ル 0.3 (7)ラベンダ−抽出液 0.5 (8)防腐剤 適量 (9)緩衝液 適量 (10)精製水 残量 (製法)(10)に(1)(2)(7)(9)を室温に
て溶解し水相とする。(5)に(3)(4)(6)
(8)を溶解し、先の水相に混合可溶化し化粧水を得
た。
て溶解し水相とする。(5)に(3)(4)(6)
(8)を溶解し、先の水相に混合可溶化し化粧水を得
た。
【0020】 「比較例1 化粧水」 (1)1,3-ブチレングリコール 6.0 (2)グリセリン 4.0 (3)POE(20) ソルビタンモノラウリン酸エステル 0.5 (4)POE(15) ラウリルアルコールエーテル 0.5 (5)エタノール 10.0 (6)フェノキシエタノ−ル 0.3 (7)防腐剤 適量 (8)緩衝液 適量 (9)精製水 残量 (製法)実施例1と同様の方法にて化粧水を得た。
【0021】 「実施例2 乳液」 (1)ステアリン酸 2.0 (2)セチルアルコール 1.5 (3)ワセリン 4.0 (4)スクワラン 5.0 (5)グリセロールトリ-2- エチルヘキサン酸エステル 2.0 (6)ソルビタンモノオレイン酸エステル 2.0 (7)ジプロピレングリコール1500 5.0 (8)ポリエチレングリコール 3.0 (9)トリエタノールアミン 1.0 (10)フェノキシエタノ−ル 0.2 (11)ラベンダ−抽出液 0.1 (12)防腐剤 適量 (13)精製水 残量 (製法)(13)に(7)(8)(9)(10)(1
1)を加え70℃に加熱調整する。(1)〜(5)を溶
解し、これに(6)(12)を加え70℃に調整する。
この油相をさきに調整した水相に加え予備乳化を行う。
ホモミキサーにて乳化粒子を均一にした後、脱気、ろ
過、冷却を行い乳液を得た。
1)を加え70℃に加熱調整する。(1)〜(5)を溶
解し、これに(6)(12)を加え70℃に調整する。
この油相をさきに調整した水相に加え予備乳化を行う。
ホモミキサーにて乳化粒子を均一にした後、脱気、ろ
過、冷却を行い乳液を得た。
【0022】 「比較例2 乳液」 (1)ステアリン酸 2.0 (2)セチルアルコール 1.5 (3)ワセリン 4.0 (4)スクワラン 5.0 (5)グリセロールトリ-2-エチルヘキサン酸エステル 2.0 (6)ソルビタンモノオレイン酸エステル 2.0 (7)ジプロピレングリコール1500 5.0 (8)ポリエチレングリコール 3.0 (9)トリエタノールアミン 1.0 (10)フェノキシエタノ−ル 0.2 (11)防腐剤 適量 (12)精製水 残量 (製法)実施例2と同様の方法にて乳液を得た。
【0023】 「実施例3 クリーム」 (1)ステアリルアルコール 6.0 (2)ステアリン酸 2.0 (3)水添ラノリン 4.0 (4)スクワラン 9.0 (5)オクチルドデカノール 10.0 (6)1,3-ブチレングリコール 6.0 (7)ポリエチレングリコール1500 4.0 (8)POE(25) セチルアルコールエーテル 3.0 (9)モノステアリン酸グリセリン 2.0 (10)フェノキシエタノ−ル 0.1 (11)ラベンダ−油 0.0005 (12)防腐剤 適量 (13)酸化防止剤 適量 (14)精製水 残量 (製法)(14)に(6)(7)(10)を加え70℃
に加熱調整する。(1)〜(5)を加熱溶解後、(8)
(9)(11)(12)(13)を加え70℃に調整す
る。これを先の水相に加えホモミキサーにて乳化粒子を
均一にして、脱気、ろ過、冷却しクリームを得た。
に加熱調整する。(1)〜(5)を加熱溶解後、(8)
(9)(11)(12)(13)を加え70℃に調整す
る。これを先の水相に加えホモミキサーにて乳化粒子を
均一にして、脱気、ろ過、冷却しクリームを得た。
【0024】 「比較例3 クリーム」 (1)ステアリルアルコール 6.0 (2)ステアリン酸 2.0 (3)水添ラノリン 4.0 (4)スクワラン 9.0 (5)オクチルドデカノール 10.0 (6)1,3-ブチレングリコール 6.0 (7)ポリエチレングリコール1500 4.0 (8)POE(25) セチルアルコールエーテル 3.0 (9)モノステアリン酸グリセリン 2.0 (10)フェノキシエタノ−ル 0.1 (11)防腐剤 適量 (12)酸化防止剤 適量 (13)精製水 残量 (製法)実施例3と同様の方法にてクリームを得た。
【0025】 「実施例4 サンスクリーン化粧料」 (1)精製水 残量 (2)ジプロピレングリコール 6.0 (3)エタノール 3.0 (4)ヒドロキシエチルセルロース 0.3 (5)パラメトキシケイ皮酸オクチル 6.0 (6)ジパラメトキシケイ皮酸グリセリルオクチル 2.0 (7)4-tert- ブチル-4'-メトキシベンゾイルメタン 2.0 (8)オキシベンゾン 3.0 (9)オレイルオレート 5.0 (10)ジメチルポリシロキサン 3.0 (11)ワセリン 0.5 (12)セチルアルコール 1.0 (13)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.8 (14)POE(20) オレイルアルコールエーテル 1.2 (15)フェノキシエタノ−ル 0.1 (16)ラベンダ−油 0.1 (17)酸化防止剤 適量 (18)防腐剤 適量 (製法)(1)〜(4)(15)の水相部と(6)〜
(14)(16)〜(18)の油相部をそれぞれ70℃に
加熱し溶解させる。水相部に油相部を加え、ホモジナイ
ザーを用い乳化し、乳化物を熱交換機を用いて冷却し、
サンスクリーン化粧料を得た。
(14)(16)〜(18)の油相部をそれぞれ70℃に
加熱し溶解させる。水相部に油相部を加え、ホモジナイ
ザーを用い乳化し、乳化物を熱交換機を用いて冷却し、
サンスクリーン化粧料を得た。
【0026】 「比較例4 サンスクリーン化粧料」 (1)精製水 残量 (2)ジプロピレングリコール 6.0 (3)エタノール 3.0 (4)ヒドロキシエチルセルロース 0.3 (5)パラメトキシケイ皮酸オクチル 0.0005 (6)ジパラメトキシケイ皮酸グリセリルオクチル 6.0 (7)4-tert- ブチル-4'-メトキシベンゾイルメタン 2.0 (8)オキシベンゾン 2.0 (9)オレイルオレート 3.0 (10)ジメチルポリシロキサン 3.0 (11)ワセリン 0.5 (12)セチルアルコール 1.0 (13)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.8 (14)POE(20) オレイルアルコールエーテル 1.2 (15)フェノキシエタノ−ル 0.1 (16)酸化防止剤 適量 (17)防腐剤 適量 (製法)実施例4と同様の方法にてサンスクリーン化粧
料を得た。
料を得た。
【0027】 「実施例5 乳化ファンデーション」 (1)ステアリン酸 0.4 (2)イソステアリン酸 0.3 (3)セチル2−エチルヘキサノエート 4.0 (4)流動パラフィン 11.0 (5)POE(10)ステアリルエーテル 2.0 (6)タルク 15.0 (7)顔料 4.0 (8)セチルアルコール 0.3 (9)フェノキシエタノ−ル 0.4 (10)ラベンダ−油 0.2 (11)トリエタノールアミン 0.4 (12)精製水 残量 (製法)(1)〜(9)を70℃に加熱溶解混合した
後、これに(11)(12)を70℃に加熱溶解混合し
た混合物を徐々に添加し乳化する。乳化温度を10分間
保持して撹拌した後、撹拌冷却して45℃とする。これ
に(10)を加え35℃まで撹拌冷却を続け、取り出
し、乳化ファンデーションを得た。
後、これに(11)(12)を70℃に加熱溶解混合し
た混合物を徐々に添加し乳化する。乳化温度を10分間
保持して撹拌した後、撹拌冷却して45℃とする。これ
に(10)を加え35℃まで撹拌冷却を続け、取り出
し、乳化ファンデーションを得た。
【0028】 「比較例5 乳化ファンデーション」 (1)ステアリン酸 0.4 (2)イソステアリン酸 0.3 (3)セチル2−エチルヘキサノエート 4.0 (4)流動パラフィン 11.0 (5)POE(10)ステアリルエーテル 2.0 (6)タルク 15.0 (7)顔料 4.0 (8)セチルアルコール 0.3 (9)フェノキシエタノ−ル 0.4 (10)トリエタノールアミン 0.4 (11)精製水 残量 (製法)実施例5と同様の方法にて乳化ファンデーショ
ンを得た。
ンを得た。
【0029】 「実施例6 化粧下地」 (1)精製水 残量 (2)グリセリン 7.0 (3)プロピレングリコール 7.0 (4)ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.01 (5)EDTA・3Na2水塩 0.01 (6)色素 適量 (7)二酸化チタン 1.0 (8)ラベンダ−抽出液 2.0 (9)カセイソーダ 0.2 (10)フェノキシエタノ−ル 0.5 (11)スクワラン 3.0 (12)セチル2−エチルヘキサノエート 3.0 (13)ワセリン 1.0 (14)セトステアリルアルコール 3.0 (15)ステアリン酸 2.0 (16)グリセリルモノセステアレート 2.0 (17)POE(10)ステアリルエーテル 1.0 (製法)(1)〜(10)までの原料を70℃で混合
し、これに(11)〜(17)まの原料を混合溶解した
ものを添加し混合乳化した後脱気、冷却、濾過し化粧下
地を得た。
し、これに(11)〜(17)まの原料を混合溶解した
ものを添加し混合乳化した後脱気、冷却、濾過し化粧下
地を得た。
【0030】 「比較例6 化粧下地」 (1)精製水 残量 (2)グリセリン 7.0 (3)プロピレングリコール 7.0 (4)ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.01 (5)EDTA・3Na2水塩 0.01 (6)色素 適量 (7)二酸化チタン 1.0 (8)カセイソーダ 0.2 (9)フェノキシエタノ−ル 0.5 (10)スクワラン 3.0 (11)セチル2−エチルヘキサノエート 3.0 (12)ワセリン 1.0 (13)セトステアリルアルコール 3.0 (14)ステアリン酸 2.0 (15)グリセリルモノセステアレート 2.0 (16)POE(10)ステアリルエーテル 1.0 (製法)実施例6と同様の方法にて化粧下地を得た。
【0031】 「実施例7 ボディーシャンプー」 (1)高級脂肪酸カリウム塩 18.0 (2)ミリスチルメチルタウリン−Na 2.0 (3)ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン 3.0 (4)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 1.0 (5)ラベンダ−油 0.05 (6)カチオン性高分子化合物 0.2 (7)グリセリン 10.0 (8)フェノキシエタノ−ル 0.6 (9)精製水 残量 (製法)常法によりボディシャンプーを製造した。
【0032】 「比較例7 ボディーシャンプー」 (1)高級脂肪酸カリウム塩 18.0 (2)ミリスチルメチルタウリン−Na 2.0 (3)ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン 3.0 (4)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 1.0 (5)カチオン性高分子化合物 0.2 (6)グリセリン 10.0 (7)フェノキシエタノ−ル 0.6 (8)精製水 残量 (製法)常法によりボディシャンプーを得た。
【0033】 「実施例8 シャンプー」 (1)ポリオキシエチレン(3) ラウリル硫酸トリエタノールアミン(40%) 30.0 (2)ラウリル硫酸ナトリウム(30%) 15.0 (3)ラウロイルジエタノールアミド 3.0 (4)ジステアリン酸ポリエチレングリコール 2.0 (5)ラノリン誘導体 1.0 (6)ラベンダ−抽出液 0.1 (7)フェノキシエタノ−ル 0.3 (8)精製水 残量 (製法)常法によりシャンプーを得た。
【0034】 「比較例8 シャンプー」 (1)ポリオキシエチレン(3) ラウリル硫酸トリエタノールアミン(40%) 30.0 (2)ラウリル硫酸ナトリウム(30%) 15.0 (3)ラウロイルジエタノールアミド 3.0 (4)ジステアリン酸ポリエチレングリコール 2.0 (5)ラノリン誘導体 1.0 (6)フェノキシエタノ−ル 0.3 (7)精製水 残量 (製法)常法によりシャンプーを得た。
【0035】 「実施例9 リンス」 (1)シリコ−ン油 3.0 (2)流動パラフィン 1.0 (3)セチルアルコ−ル 1.5 (4)ステアリルアルコ−ル 1.0 (5)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.7 (6)グリセリン 3.0 (7)色素 適量 (8)ラベンダ−油 0.3 (9)フェノキシエタノ−ル 0.7 (10)精製水 残量 (製法)(10)に(5)(6)(7)を70℃に加熱
溶解混合した後、これに他の成を70℃に加熱溶解混合
した混合物を徐々に添加し乳化後撹拌しながら冷却すて
リンスを得た。
溶解混合した後、これに他の成を70℃に加熱溶解混合
した混合物を徐々に添加し乳化後撹拌しながら冷却すて
リンスを得た。
【0036】 「比較例9 リンス」 (1)シリコ−ン油 3.0 (2)流動パラフィン 1.0 (3)セチルアルコ−ル 1.5 (4)ステアリルアルコ−ル 1.0 (5)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.7 (6)グリセリン 3.0 (7)色素 適量 (8)フェノキシエタノ−ル 0.7 (9)精製水 残量 (製法)実施例9と同様の方法にてリンスを得た。
【0037】 「実施例10 洗顔フォ−ム」 (1)精製水 残量 (2)グリセリン 15.0 (3)ポリエチレングリコ−ル1500 10.0 (4)EDTA・3Na2水塩 0.01 (5)色素 適量 (6)ラベンダ−抽出液 5.0 (7)水酸化カリウム 6.0 (8)フェノキシエタノ−ル 1.0 (9)ヤシ油 2.0 (10)ステアリン酸 10.0 (11)パルミチン酸 10.0 (12)ミリスチン酸 12.0 (13)ラウリン酸 4.0 (14)グリセロ−ルモノステアリン酸エステル 2.0 (15)POE(20)ソルビタンモノステアリン酸 2.0 (製法)(2)(9)〜(13)を70℃に加熱溶解混
合した後、これに(1)に(7)を溶解したものを添加
し撹拌しながら中和反応を終了させる。つぎに(2)〜
(6)(8)を混合溶解したものを添加し、撹拌混合の
後、冷却して洗顔フォ−ムを得た。
合した後、これに(1)に(7)を溶解したものを添加
し撹拌しながら中和反応を終了させる。つぎに(2)〜
(6)(8)を混合溶解したものを添加し、撹拌混合の
後、冷却して洗顔フォ−ムを得た。
【0038】 「比較例10 洗顔フォ−ム」 (1)精製水 残量 (2)グリセリン 15.0 (3)ポリエチレングリコ−ル1500 10.0 (4)EDTA・3Na2水塩 0.01 (5)色素 適量 (6)水酸化カリウム 6.0 (7)フェノキシエタノ−ル 1.0 (8)ヤシ油 2.0 (9)ステアリン酸 10.0 (10)パルミチン酸 10.0 (11)ミリスチン酸 12.0 (12)ラウリン酸 4.0 (13)グリセロ−ルモノステアリン酸エステル 2.0 (14)POE(20)ソルビタンモノステアリン酸 2.0 (製法)実施例10と同様の方法にて洗顔フォ−ムを得
た。
た。
【0039】 「実施例11 頭髪用泡沫状化粧料」 〔原液〕 (1)カチオン化セルロース 3.0 (2)POE(60) 硬化ヒマシ油 適量 (3)シリコーン油 5.0 (4)ジプロピレングリコール 7.0 (5)エチルアルコール 15.0 (6)ラベンダ−油 0.0 (7)フェノキシエタノ−ル 0.8 (8)精製水 残量 〔充填処方〕原液/液化石油ガス=90/10(製法)
(3)を(2)と(4)の溶解物に添加し、ホモミキサ
ーで均一に乳化する。れに(1)(5)(6)(7)
(8)を添加し原液とする。缶に原液を充填しバルブを
装着後、ガスを充填し泡沫状頭髪用化粧料を得た。
(3)を(2)と(4)の溶解物に添加し、ホモミキサ
ーで均一に乳化する。れに(1)(5)(6)(7)
(8)を添加し原液とする。缶に原液を充填しバルブを
装着後、ガスを充填し泡沫状頭髪用化粧料を得た。
【0040】 「比較例11 頭髪用泡沫状化粧料」 〔原液〕 (1)カチオン化セルロース 3.0 (2)POE(60) 硬化ヒマシ油 適量 (3)シリコーン油 5.0 (4)ジプロピレングリコール 7.0 (5)エチルアルコール 15.0 (6)フェノキシエタノ−ル 0.8 (7)精製水 残量 〔充填処方〕 原液/液化石油ガス=90/10 (製法)実施例11と同様の方法にて泡沫状頭髪用化粧
料を得た。
料を得た。
【0041】上記実施例1〜11及び比較例1〜11に
ついて、下記の方法にて官能試験を行い、フェノキシエ
タノールの基剤臭の有無について評価し、その結果を
「表1」に記載した。
ついて、下記の方法にて官能試験を行い、フェノキシエ
タノールの基剤臭の有無について評価し、その結果を
「表1」に記載した。
【0042】「官能試験」使用前、使用中、使用後の基
剤臭の有無について、実使用試験を専門パネラー20名
により実施した。尚、評価方法は以下の基準に従った。 <基剤臭有無の評価> ◎:専門パネラー20名中16名以上が、基剤臭は無い
と認めた。 ○:専門パネラー20名中12名以上16名未満が、基
剤臭は無いと認めた。 △:専門パネラー20名中6名以上12名未満が、基剤
臭は無いと認めた。 ×:専門パネラー20名中5名以下が、基剤臭は無いと
認めた。
剤臭の有無について、実使用試験を専門パネラー20名
により実施した。尚、評価方法は以下の基準に従った。 <基剤臭有無の評価> ◎:専門パネラー20名中16名以上が、基剤臭は無い
と認めた。 ○:専門パネラー20名中12名以上16名未満が、基
剤臭は無いと認めた。 △:専門パネラー20名中6名以上12名未満が、基剤
臭は無いと認めた。 ×:専門パネラー20名中5名以下が、基剤臭は無いと
認めた。
【0043】
【表1】 -------------------------------------------------------- 実施例 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 -------------------------------------------------------- 評価 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ◎ -------------------------------------------------------- 比較例 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 -------------------------------------------------------- 評価 × × △ △ × × × × × × × --------------------------------------------------------
【0044】「表1」の結果より、本発明の化粧料及び
洗浄料はフェノキシエタノールの基剤臭を効率よく消臭
していることが分かる。
洗浄料はフェノキシエタノールの基剤臭を効率よく消臭
していることが分かる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、フェノキシエタノール
の基剤臭が残らない化粧料及び洗浄料を提供出来る。こ
れにより、フェノキシエタノールの基剤臭が気にならな
い微香性化粧料、微香性洗浄料、無香料化粧料及び無香
料洗浄料が提供出来る。
の基剤臭が残らない化粧料及び洗浄料を提供出来る。こ
れにより、フェノキシエタノールの基剤臭が気にならな
い微香性化粧料、微香性洗浄料、無香料化粧料及び無香
料洗浄料が提供出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 3/382 C11D 3/382 // A61K 7/035 A61K 7/035 7/42 7/42
Claims (4)
- 【請求項1】 フェノキシエタノ−ルを含有する化粧料
において、ラベンダ−抽出液を含有することを特徴とす
る化粧料。 - 【請求項2】 フェノキシエタノ−ルを含有する化粧料
において、ラベンダ−油を含有することを特徴とする化
粧料。 - 【請求項3】 フェノキシエタノ−ルを含有する洗浄料
において、ラベンダ−抽出液を含有することを特徴とす
る洗浄料。 - 【請求項4】 フェノキシエタノ−ルを含有する洗浄料
において、ラベンダ−油を含有することを特徴とする洗
浄料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10016354A JPH11199469A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 化粧料及び洗浄料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10016354A JPH11199469A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 化粧料及び洗浄料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11199469A true JPH11199469A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11914027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10016354A Withdrawn JPH11199469A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 化粧料及び洗浄料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11199469A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002265995A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-18 | Shizuko Watanabe | 石 鹸 |
JP2003277250A (ja) * | 2002-03-26 | 2003-10-02 | Kanebo Ltd | 皮膚外用剤 |
JP2007023065A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Sanei Gen Ffi Inc | 精油含有組成物 |
JP2008007511A (ja) * | 2001-02-28 | 2008-01-17 | Unilever Nv | 大きい油滴を含有する無刺激性の湿潤化液体の製造方法 |
FR3106754A1 (fr) | 2020-02-04 | 2021-08-06 | Isp Investments Llc | Procede d’obtention d’un extrait aqueux de lavande, compositions comprenant un tel extrait et leurs utilisations cosmetiques |
-
1998
- 1998-01-12 JP JP10016354A patent/JPH11199469A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008007511A (ja) * | 2001-02-28 | 2008-01-17 | Unilever Nv | 大きい油滴を含有する無刺激性の湿潤化液体の製造方法 |
JP2002265995A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-18 | Shizuko Watanabe | 石 鹸 |
JP2003277250A (ja) * | 2002-03-26 | 2003-10-02 | Kanebo Ltd | 皮膚外用剤 |
JP2007023065A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Sanei Gen Ffi Inc | 精油含有組成物 |
FR3106754A1 (fr) | 2020-02-04 | 2021-08-06 | Isp Investments Llc | Procede d’obtention d’un extrait aqueux de lavande, compositions comprenant un tel extrait et leurs utilisations cosmetiques |
WO2021156104A1 (fr) | 2020-02-04 | 2021-08-12 | ISP Investments LLC. | Procédé d'obtention d'un extrait aqueux de lavande, compositions comprenant un tel extrait et leurs utilisations cosmétiques |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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