JPH1126060A - ポリアミド樹脂製ヒンジ付コネクター - Google Patents

ポリアミド樹脂製ヒンジ付コネクター

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JPH1126060A
JPH1126060A JP17376697A JP17376697A JPH1126060A JP H1126060 A JPH1126060 A JP H1126060A JP 17376697 A JP17376697 A JP 17376697A JP 17376697 A JP17376697 A JP 17376697A JP H1126060 A JPH1126060 A JP H1126060A
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JP
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polyamide
resin
hinge
connector
weight
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JP17376697A
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Hiroshi Urabe
宏 浦部
Seiji Morimoto
精次 森本
Masami Suzuki
政己 鈴木
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Mitsubishi Engineering Plastics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 難燃性、ヒンジ性、剛性及び耐熱性に優れた
ポリアミド樹脂製ヒンジ付コネクターを提供する。 【解決手段】 90〜50重量%のポリアミド66系樹
脂と10〜50重量%のポリアミド6樹脂とからなるポ
リアミド樹脂100重量部に、トリアジン系難燃剤2〜
20重量部を配合してなるポリアミド樹脂組成物からな
るポリアミド樹脂製ヒンジ付コネクター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアミド樹脂製
ヒンジ付コネクターに関し、詳しくは難燃性のポリアミ
ド樹脂製ヒンジ付コネクターに関する。
【0002】
【従来の技術】コネクターは、電気機器相互間あるいは
機器内部で電気・電子回路を接続するデバイスとして、
通信機器、OA機器、コンピューター、カーエレクトロ
ニクス機器などの分野で広く使用され、その種類も多岐
にわたっており、ポリアミド樹脂製コネクターを含め種
々の樹脂製のコネクターが用いられている。その中で
も、電線の結合の補助や電線をひとまとめにする機能を
有するヒンジ付コネクターを用いることにより、従来よ
り簡便にコネクターの複合化ができるので、機器の高度
化に伴い、ヒンジ付コネクターは今後も増える方向にあ
る。
【0003】コネクターがヒンジ部分を有する場合、コ
ネクター材料としてポリアミド6が用いられると、ヒン
ジ性は優れているが、融点が低く、高温下で溶解もしく
は変形し、また、ハンダ付けされるコネクターでの使用
は困難である。こうした耐熱性を必要とする分野におい
ては、通常、ポリアミド66からなるコネクターが使用
されているが、ヒンジ形状を有するコネクターである場
合は、ヒンジ性が十分でないという不具合があった。ま
た、難燃性が要求される分野に用いることができる材料
として、255〜264℃の融点をもつポリアミドにメ
ラミン・シアヌレートを配合したコネクター用の樹脂組
成物が特開平8−34918号公報に開示されている
が、かかる樹脂組成物を用いてヒンジ付きコネクターを
作成した場合ヒンジ性は不十分である。
【0004】ヒンジ性を改良する方法としては、例え
ば、融点が254〜264℃のポリアミドからなるヒン
ジ付き成形品が特開昭61−229540号公報に開示
されている。しかし、難燃性を付与するために、かかる
ポリアミドに難燃剤を配合した場合、ヒンジ付きコネク
ターとしてのヒンジ性は不十分である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、難燃
性、剛性及び耐熱性に優れ、且つヒンジ性に優れたポリ
アミド樹脂製ヒンジ付コネクターを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題を
解決するためになされたものであり、その要旨は、90
〜50重量%のポリアミド66系樹脂と10〜50重量
%のポリアミド6樹脂とからなるポリアミド樹脂100
重量部に、トリアジン系難燃剤2〜20重量部を配合し
てなるポリアミド樹脂組成物からなるポリアミド樹脂製
ヒンジ付コネクターに存する。
【0007】以下、本発明につき詳細に説明する。本発
明におけるポリアミド66系樹脂としては、アジピン酸
とヘキサメチレンジアミンとからなるポリアミド形成単
位を100〜95重量%、好ましくは100〜96重量
%含むポリアミド66系樹脂が挙げられる。アジピン酸
とヘキサメチレンジアミンとからなるポリアミド形成単
位以外の、ポリアミド形成成分としては、例えば、εー
カプロラクタムからなるポリアミド形成単位が挙げられ
る。本発明におけるポリアミド66系樹脂の具体例とし
ては、例えば、ポリアミド66樹脂、アジピン酸とヘキ
サメチレンジアミンとからなるポリアミド形成単位を1
00〜95重量%含むポリアミド66/6共重合体等が
挙げられ、耐熱性の点から、好ましくはポリアミド66
樹脂等が挙げられる。
【0008】ポリアミド66系樹脂の相対粘度は、JI
S K6810に従って、98%硫酸中濃度1%、温度
25℃で測定した値で、好ましくは2.2〜3.5であ
る。相対粘度が2.2未満であるとヒンジ性が低下しや
すく、3.5を越えると難燃性を損ないやすい。ポリア
ミド66系樹脂の相対粘度は、より好ましくは2.3〜
3.0である。
【0009】ポリアミド66系樹脂の配合量は、ポリア
ミド66系樹脂とポリアミド6樹脂とからなるポリアミ
ド樹脂の90〜50重量%である。ポリアミド66系樹
脂の配合量が90重量%を越えるとヒンジ性が低下し、
50重量%未満であると成形加工性が低下しやすい。ポ
リアミド66系樹脂の配合量は、ヒンジ性と成形加工性
のバランスの点より、好ましくは85〜55重量%であ
る。
【0010】本発明におけるポリアミド6樹脂として
は、εーカプロラクタムを原料とし、重縮合によって得
られるポリアミド6樹脂である。ポリアミド6樹脂の相
対粘度は、JIS K6810に従って、98%硫酸中
濃度1%、温度25℃で測定した値で、好ましくは2.
0〜4.5である。相対粘度が2.0未満であると機械
的性質が低下しやすく、4.5を越えると難燃性を損な
いやすい。ポリアミド6の相対粘度は、より好ましくは
2.2〜3.5である。
【0011】ポリアミド6樹脂の配合量は、ポリアミド
66系樹脂とポリアミド6樹脂とからなるポリアミド樹
脂の10〜50重量%である。ポリアミド6樹脂の配合
量が10重%未満であるとヒンジ性が低下しやすく、5
0重量%を越えると成形加工性が低下しやすい。ポリア
ミド6樹脂の配合量は、ヒンジ性と成形加工性のバラン
スの点より、好ましくは15〜45重量部である。
【0012】本発明におけるトリアジン系難燃剤として
は、下記一般式(1)または(2)で表される化合物、
メラミン類およびシアヌル酸メラミン等が挙げられる。
【0013】
【化1】
【0014】(式中、R1〜R6は、それぞれ、水素原子
またはアルキル基を示す。)
【0015】前記一般式(1)で表される化合物の具体
例としては、シアヌル酸、トリメチルシアヌレート、ト
リエチルシアヌレート、トリ(n−プロピル)シアヌレ
ート、メチルシアヌレート、ジエチルシアヌレート等が
挙げられる。前記一般式(2)で表される化合物の具体
例としては、イソシアヌル酸、トリメチルイソシアヌネ
ート、トリエチルイソシアヌレート、トリ(n−プロピ
ル)イソシアヌレート、ジエチルイソシアヌネート、メ
チルイソシアヌレート等が挙げられる。
【0016】メラミン類としては、メラミン、メラミン
誘導体、メラミンと類似の構造を有する化合物およびメ
ラミンの縮合物等が挙げられる。メラミン類の具体例と
しては、例えば、メラミン、アンメリド、アンメリン、
ホルモグアナミン、グアニルメラミン、シアノメラミ
ン、アリールグアナミン、メラム、メレム、メロン等が
挙げられる。
【0017】シアヌル酸メラミンとしては、シアヌル酸
とメラミンとの等モル反応物が挙げられる。また、シア
ヌル酸メラミン中のアミノ基または水酸基のいくつか
が、他の置換基で置換されていてもよい。シアヌル酸メ
ラミンは、例えば、シアヌル酸の水溶液とメラミンの水
溶液とを混合し、90〜100℃で攪拌下反応させ、生
成した沈殿を濾過することによって得ることができ、白
色の固体であり、微粉末上に粉砕して使用するのが好ま
しい。勿論、市販品をそのまま、又はこれを粉砕して使
用することもできる。
【0018】トリアジン系難燃剤としては、好ましく
は、シアヌル酸、イソシアヌル酸、メラミン、シアヌル
酸メラミン等が挙げられ、分解物が成形物の表面に浮き
出してくるブルーミング等の不都合がない点より、より
好ましくは、シアヌル酸メラミンが挙げられる。
【0019】トリアジン系難燃剤の配合量は、90〜5
0重量%のポリアミド66系樹脂と10〜50重量%の
ポリアミド6樹脂とからなるポリアミド樹脂100重量
部に対し2〜20重量部である。トリアジン系難燃剤の
配合量が2重量部未満であると難燃性が低下しやすく、
20重量部を越えるとヒンジ性が低下する。トリアジン
系難燃剤の配合量は、難燃性とヒンジ性のバランスの点
より、好ましくは3〜15重量部である。
【0020】ポリアミド樹脂にトリアジン系難燃剤を配
合する方法としては、最終成形品を成形する直前までの
任意の段階で周知の種種の手段によって行うことができ
る。最も簡便な方法は、ポリアミド樹脂とトリアジン系
難燃剤を単にドライブレンドする方法であり、得られる
ドライブレンド物を溶融混合押出にてペレットとする。
別の方法としては、所定量より多いトリアジン系難燃剤
をポリアミド樹脂にて練り込んだマスターペレットを予
め調整し、これを希釈用ポリアミド樹脂とドライブレン
ドすることによっても、本発明におけるポリアミド樹脂
組成物を得ることができる。
【0021】また、本発明における樹脂組成物に顔料、
染料、充填剤、核剤、離型剤、安定剤、帯電防止剤その
他の周知の添加剤を配合し、混練することもできる。特
にエチレンビスステアリルアミドなどの離型剤や炭素数
22〜30の脂肪族カルボン酸の金属塩などの離型剤
を、ポリアミド樹脂100重量部に対し例えば0.00
1〜2重量部程度配合することは、難燃性、ヒンジ性、
剛性及び耐熱性を低下させることなしにヒンジ付コネク
ターの生産性を高めるので好ましい。
【0022】本発明のポリアミド樹脂製ヒンジ付コネク
ターを製造するにあたっては、前記ドライブレンド物や
ペレットを射出成形機などの各種成形機に供給して、常
法に従って成形する。ポリアミド樹脂製ヒンジ付コネク
ターの例を図3に示す。ポリアミド樹脂製ヒンジ付コネ
クターは、複数本の電線をコネクターに挿入する機能を
有し、電線が挿入されたコネクターは、ヒンジ部を曲げ
て嵌合部を嵌合し電線を固定することにより使用する。
なお、図3に示す形状は本発明のポリアミド製ヒンジ付
コネクターの一例であって図3に示す以外の形状、機能
を有するヒンジ付コネクターであってもよい。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施
例に制限されるものではない。以下の実施例及び比較例
中の燃焼性、ヒンジ性、剛性並びに耐熱性の評価は次の
方法に従って行なった。 (1)燃焼試験:5×1/2×1/16(インチ)の大
きさの試験片を用い、試験法UL−94規格に準拠して
行なった。
【0024】(2)ヒンジ性の評価:図1および図2に
示すヒンジテストピース型の成形品(成形品の厚み1m
m、ヒンジ部の厚み0.3mm)を東芝機械工業(株)
製のIS80EPN射出成形機を用いて、シリンダー温
度270℃、型温80℃、計量ストローク15mm、射
出保圧切換位置0mm、射出圧力25%、射出速度99
%、射出時間2秒、冷却時間30秒、休止時間1秒の条
件で成形する。その後成形品を23℃絶乾状態にて8時
間以上放置した後、1秒弱の時間でヒンジを90度折り
曲げて100枚のヒンジ折れ数にて評価を行った。な
お、ヒンジ折れ数が少ない程、ヒンジ性が優れることを
意味する。
【0025】(3)剛性:曲げ弾性率をASTM−D7
90に準拠して測定し剛性の評価を行なった。。 (4)耐熱性の評価:融点を測定することにより、耐熱
性の評価を行なった。本発明でいう融点とは、セイコー
電子工業(株)製、DSC20を用い試料10mgを1
0℃/分で昇温した時のポリアミド融解ピーク温度をい
う。 (5)ヒンジ付コネクターのヒンジ性:図3に示すヒン
ジ付コネクターを成形後23℃絶乾状態にて8時間以上
放置した後、1秒弱の時間でヒンジを90度折り曲げて
嵌合部Aと嵌合部Bとを勘合させた時の100個のヒン
ジ折れ数にて評価を行なった。
【0026】(6)ヒンジ付コネクターの着脱性:図3
に示すヒンジ付コネクターを成形後23℃絶乾状態にて
8時間以上放置した後、ヒンジを90度折り曲げて嵌合
部AとBを勘合させた時の挿入時の感触の良否及び嵌合
部が手で抜けるかどうかについて20個評価を行った。
挿入力が低い場合、嵌合部が抜けると接合部品としての
コネクター本来の性能を果たさなくなる。本評価では挿
入力が高く、抜けにくいほど着脱性が優れることを意味
するが、同時に本評価の着脱性が高いほど樹脂の剛性が
高く、コネクター本体に必要な剛性が備わっていること
を意味している。
【0027】(7)ヒンジ付コネクターのハンダ耐熱
性:低温ハンダ(230℃)を図3に示すコネクターに
10秒押しつけ、コネクターが溶融もしくは変形しない
かどうかを試験した。溶融及び変形などの形状変化を起
こさないほどハンダ耐熱性が高く、かつ、樹脂自体の耐
熱性が高いことを意味している。
【0028】実施例および比較例において使用した原料
は、下記のとおりである。 (8)ポリアミド66樹脂:ナイロン66、グレード名
FE3218、相対粘度2.8、デュポン社製。 (9)ポリアミド6樹脂:ナイロン6、グレード名10
10J、相対粘度2.5、三菱化学(株)製。
【0029】(10)共重合ポリアミド66/6樹脂−
1:ヘキサメチレンジアミンーアジピン酸の等モル塩と
ε−カプロラクタムとを97/3の割合で混合し反応器
に仕込んで重合した相対粘度2.8のナイロン66/6
共重合体。 (11)共重合ポリアミド66/6樹脂−2:ヘキサメ
チレンジアミンーアジピン酸の等モル塩とε−カプロラ
クタムとを85/15の割合で混合し反応器に仕込んで
重合した相対粘度2.8のナイロン66/6共重合体。
【0030】(12)シアヌル酸メラミン:MCA−C
O、三菱化学(株)製。 (13)パイロ・チェック68PB:臭素化ポリスチレ
ン、フェロ社製。 (14)ホスタルブNAV101:モンタン酸ソーダ、
ヘキストジャパン(株)製。
【0031】〔実施例1〜5〕表−1に示す配合量で、
ポリアミド樹脂と各種添加剤をブレンド後、日本製鋼
(株)製のTEX30C型2軸押出機を用い、275℃
の設定温度で溶融混合してポリアミド樹脂組成物のペレ
ットを得た。得られたペレットを各々の成形品に応じ射
出成形し、燃焼性、ヒンジ性、剛性、耐熱性の評価を行
なった。評価結果を、表−1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】〔比較例1〜5〕表−2に示す配合量で、
ポリアミド樹脂と各種添加剤をブレンド後、実施例1と
同様にしてポリアミド樹脂組成物のペレットを得た。得
られたペレットを実施例1と同様にして各種評価を行な
った。評価結果を表−2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】〔比較例6〜10〕表−3に示す配合量
で、ポリアミド樹脂と各種添加剤をブレンド後、実施例
1と同様にしてポリアミド樹脂組成物のペレットを得
た。得られたペレットを実施例1と同様にして各種評価
を行なった。評価結果を表−3に示す。
【0036】
【表3】
【0037】〔実施例6〕実施例2と同様の配合処方の
ペレットを用い、東芝機械工業(株)製のIS80EP
N射出成形機を用いて、シリンダー温度270℃、型温
80℃、計量ストローク30mm、射出保圧切換位置0
mm、射出圧力25%、射出速度99%、射出時間2
秒、冷却時間30秒、休止時間1秒の条件にて成形し、
図3に示すヒンジ付コネクターの成形品(成形品の厚み
0.8mm、底面20mm×25mm、底面からヒンジ
部のある面までの間隔20mm、ヒンジ部のある面から
嵌合部のある面までの間隔20mm)を得た。得られた
ヒンジ付コネクターの成形品についてヒンジ性、着脱
性、ハンダ耐熱性の評価を行なった。評価結果を表−4
に示す。
【0038】〔比較例11〜13〕比較例1、9、10
と同様の配合処方のペレットを用い、実施例6と同様に
成形しヒンジ付コネクターの成形品を得た。得られたヒ
ンジ付コネクターの成形品についてヒンジ性、着脱性、
ハンダ耐熱性の評価を行なった。評価結果を表−4に示
す。
【0039】
【表4】
【0040】
【発明の効果】本発明のポリアミド樹脂製ヒンジ付コネ
クターは、難燃性、ヒンジ性に優れ、かつ耐熱性と剛性
にも優れており、電気・電子用途や自動車用途などのコ
ネクターとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒンジ性の評価において用いた成形品を示す説
明図
【図2】ヒンジ性の評価において用いた成形品のヒンジ
部を示す説明図
【図3】ヒンジ付コネクターの一例を示す説明図
【図4】図3のヒンジ付コネクターにおけるヒンジ部拡
大図
【符号の説明】
a 15mm b 30mm c 40mm d、g 1mm e、f 1.6mm h 0.3mm i 嵌合部A j ヒンジ部A k ヒンジ部B l 嵌合部B m 0.8R n、p 0.5R o 1.1R
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 政己 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱エンジニアリングプラスチックス株式会 社技術センター内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 90〜50重量%のポリアミド66系樹
    脂と10〜50重量%のポリアミド6樹脂とからなるポ
    リアミド樹脂100重量部に、トリアジン系難燃剤2〜
    20重量部を配合してなるポリアミド樹脂組成物からな
    るポリアミド樹脂製ヒンジ付コネクター。
  2. 【請求項2】 ポリアミド66系樹脂の相対粘度が、J
    IS K6810に従って、98%硫酸中濃度1%、温
    度25℃で測定した値で、2.2〜3.5であることを
    特徴とする請求項1に記載のポリアミド樹脂製ヒンジ付
    コネクター。
  3. 【請求項3】 ポリアミド6樹脂の相対粘度が、JIS
    K6810に従って、98%硫酸中濃度1%、温度2
    5℃で測定した値で、2.0〜4.5であることを特徴
    とする請求項1または2に記載のポリアミド樹脂製ヒン
    ジ付コネクター。
  4. 【請求項4】 ポリアミド66系樹脂が、アジピン酸と
    ヘキサメチレンジアミンとからなるポリアミド形成単位
    を100〜95重量%含むポリアミド66系樹脂である
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    ポリアミド樹脂製ヒンジ付コネクター。
  5. 【請求項5】 ポリアミド66系樹脂が、ポリアミド6
    6樹脂であることを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載のポリアミド樹脂製ヒンジ付コネクター。
JP17376697A 1997-06-30 1997-06-30 ポリアミド樹脂製ヒンジ付コネクター Pending JPH1126060A (ja)

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