JPH11258712A - プリンタ及び写真焼付装置のセットアップ方法、並びに、プリントシステム及び写真焼付システム、並びに、プリンタ及び写真焼付装置のセットアップシステム - Google Patents

プリンタ及び写真焼付装置のセットアップ方法、並びに、プリントシステム及び写真焼付システム、並びに、プリンタ及び写真焼付装置のセットアップシステム

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JPH11258712A
JPH11258712A JP10059775A JP5977598A JPH11258712A JP H11258712 A JPH11258712 A JP H11258712A JP 10059775 A JP10059775 A JP 10059775A JP 5977598 A JP5977598 A JP 5977598A JP H11258712 A JPH11258712 A JP H11258712A
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JP
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test
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channel
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printer
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Application number
JP10059775A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Ogoshi
康男 大越
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 得られた複数のテスト用ハードコピーの測定
順番に関係なく、複数のテスト用ハードコピーの各々
と、そのテスト用出力条件とを正しく対応させて測定す
る。 【解決手段】 複数のチャンネルの各々について、当該
チャンネルを直接又は間接的に得ることができるチャン
ネル記録部と、テストチャートとを有するテスト用ハー
ドコピーを出力するためのテスト出力用デジタル画像デ
ータと、当該チャンネルのテスト用の出力条件とを、プ
リンタに送り、前記複数のチャンネルの各々について、
前記プリンタに、送られたテスト出力用デジタル画像デ
ータに基づいて、送られたテスト用の出力条件に従っ
て、テスト用ハードコピーを出力させ、前記複数のチャ
ンネルの各々について前記プリンタにより出力された前
記チャンネル記録部と前記テストチャートとを有するテ
スト用ハードコピーによって、前記プリンタの出力条件
を設定することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ及び写真
焼付装置のセットアップ方法、並びに、プリントシステ
ム及び写真焼付システム、並びに、プリンタ及び写真焼
付装置のセットアップシステムに関する発明である。
【0002】
【従来の技術】様々な出力が望まれるプリンタの出力条
件の設定、即ち、セットアップには、複数のチャンネル
からなる出力条件の設定が必要である。そのために、複
数のチャンネルの各々のテスト用出力条件に従って、多
数のハードコピーを得ることにより、得られた多数のハ
ードコピーから、複数のチャンネルからなる出力条件を
得ることが提案されている。
【0003】また、写真焼付装置の焼付条件の設定、即
ち、セットアップには、複数のチャンネルからなる焼付
条件の設定が必要である。そのために、複数のチャンネ
ルの各々のテスト用焼付条件に従って、多数のプリント
を得ることにより、得られた多数のプリントから、複数
のチャンネルからなる出力条件を得ることが行われてき
た。
【0004】そして、多数のプリントから複数のチャン
ネルからなる焼付条件を得るには、得られた多数のプリ
ントの各々と、そのチャンネルとを正しく対応させて測
定することが必須であるので、チャンネルの設定順に、
そのテスト用焼付条件でプリントを得て、得られたプリ
ントの順に、このプリントを測定することが行われてき
た。
【0005】しかし、順番に注意を払わないと、得られ
たプリントの順番が判らなくなってしまったり、得られ
たプリントの順番を誤った順番に差し替えてしまったり
などの問題が発生しやすいことが判った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そして、多数のカラー
ハードコピーから複数のチャンネルからなる出力条件を
得るには、得られた多数のカラーハードコピーの各々
と、そのチャンネルとを正しく対応させて測定すること
が必須であるので、チャンネルの設定順に、そのテスト
用出力条件でカラーハードコピーを得て、得られたカラ
ーハードコピーの順に、このカラーハードコピーを測定
することが考えられる。
【0007】しかし、順番に注意を払わないと、得られ
たカラーハードコピーの順番が判らなくなってしまった
り、得られたカラーハードコピーの順番を誤った順番に
差し替えてしまったりなどの問題が発生しやすいことが
判った。
【0008】請求項1〜10に記載の発明は、かかる点
に鑑みてなされたもので、順番に注意を払わなくても、
多数のカラーハードコピーの各々と、そのチャンネルと
を正しく対応させて測定することができるようにするこ
とである。
【0009】また、請求項11〜16に記載の発明は、
かかる点に鑑みてなされたもので、順番に注意を払わな
くても、多数のプリントの各々と、そのチャンネルとを
正しく対応させて測定することができるようにすること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、特
許請求の範囲の各請求項に記載の発明を特定するための
事項の全てにより達成される。以下、各請求項について
説明する。但し引用項の説明と重複する事項は省略する
ことがある。
【0011】〔請求項1〕『ハードコピーを出力するた
めの出力用デジタル画像データに基づいて、設定された
複数のチャンネルからなる出力条件に従って、このデジ
タル画像のハードコピーを出力するプリンタのセットア
ップ方法において、前記複数のチャンネルの各々につい
て、当該チャンネルを直接又は間接的に得ることができ
るチャンネル記録部と、テストチャートと、を有するテ
スト用ハードコピーを出力するためのテスト出力用デジ
タル画像データと、当該チャンネルのテスト用の出力条
件とを、前記プリンタに送り、前記複数のチャンネルの
各々について、前記プリンタに、送られたテスト出力用
デジタル画像データに基づいて、送られたテスト用の出
力条件に従って、テスト用ハードコピーを出力させ、前
記複数のチャンネルの各々について前記プリンタにより
出力された前記チャンネル記録部と前記テストチャート
とを有するテスト用ハードコピーによって、前記プリン
タの出力条件を設定することを特徴とするプリンタのセ
ットアップ方法。』 請求項1に記載の発明により、テスト用の出力条件に従
ってプリンタに出力させたテスト用ハードコピーが、テ
ストチャートだけでなく、チャンネル記録部を有するの
で、これら複数のテスト用ハードコピーの順番に注意を
払わなくても、このチャンネル記録部によって、各テス
ト用ハードコピーに対応するチャンネルが判るので、多
数のテスト用ハードコピーの各々のテストチャートとチ
ャンネルとを正しく対応させて測定することができる 〔請求項2〕『前記複数のチャンネルの各々について、
前記プリンタで出力されたテスト用ハードコピーのテス
トチャートを読み取らせ、テストチャートの読取データ
を得て、また、前記プリンタで出力されたテスト用ハー
ドコピーのチャンネル記録部から、チャンネルを得て、
前記複数のチャンネルの各々について得られたチャンネ
ルとテストチャートの読取データとの組みから、前記プ
リンタの出力条件を設定することを特徴とする請求項1
に記載のプリンタのセットアップ方法。』 請求項2に記載の発明により、得られた複数のテスト用
ハードコピーの測定の順番に注意を払わなくても、複数
のテスト用ハードコピーの各々とチャンネルとを正しく
対応させて測定することができるので、楽にプリンタの
出力条件を設定することができる。
【0012】〔請求項3〕『前記プリンタが、前記出力
用デジタル画像データに基づいて、設定された複数のチ
ャンネルからなる出力条件に従って、プリント用感光材
料を露光し、露光されたプリント用感光材料を現像処理
して、このデジタル画像のハードコピーであるプリント
を出力するものであることを特徴とする請求項1又は2
に記載のプリンタのセットアップ方法。』 請求項3に記載の発明により、高画質のハードコピーで
あるプリントが得られやすい。だが、単に露光の状態だ
けでなく、プリント用感光材料の状態や現像処理の状態
によっても得られるハードコピーが異なる系でもあり、
チャンネルの数が多数になりやすい。しかし、請求項3
に記載の発明により、楽にプリンタの出力条件を設定す
ることができる。
【0013】〔請求項4〕『前記プリント用感光材料が
ハロゲン化銀カラー写真感光材料であり、前記プリンタ
が、前記出力用デジタルカラー画像データに基づいて、
設定された出力条件に従って、プリント用感光材料をカ
ラー露光し、露光されたプリント用感光材料を現像処理
して、このデジタル画像のハードコピーであるカラープ
リントを出力するものであることを特徴とする請求項3
に記載のプリンタのセットアップ方法。』 請求項4に記載の発明により、高画質のハードコピーで
あるカラープリントが得られやすい。だが、単に露光の
状態だけでなく、プリント用感光材料の状態や現像処理
の状態によっても得られるハードコピーの色調が異なる
系でもある。しかし、請求項4に記載の発明により、楽
にプリンタの出力条件を設定することができる。
【0014】〔請求項5〕『ハードコピーを出力するた
めの出力用デジタル画像データに基づいて、設定された
複数のチャンネルからなる出力条件に従って、このデジ
タル画像のハードコピーを出力するプリンタを有するプ
リントシステムにおいて、前記複数のチャンネルの各々
について、当該チャンネルを直接又は間接的に得ること
ができるチャンネル記録部と、テストチャートと、を有
するテスト用ハードコピーを出力するためのテスト出力
用デジタル画像データと、当該チャンネルのテスト用の
出力条件とを、前記プリンタに送るホストコンピュータ
を有し、前記プリンタは、前記複数のチャンネルの各々
について、前記ホストコンピュータから送られたテスト
出力用デジタル画像データに基づいて、前記ホストコン
ピュータから送られたテスト用の出力条件に従って、テ
スト用ハードコピーを出力するものであり、前記複数の
チャンネルの各々について、前記プリンタで出力された
テスト用ハードコピーを読み取り、このテスト用ハード
コピーのテストチャートの読取データと、このテスト用
ハードコピーのチャンネル記録部から得られる当該チャ
ンネルとの組みを得る読取手段と、前記複数のチャンネ
ルの各々について前記読取手段により得られたチャンネ
ルとテストチャートの読取データとの組みから、前記プ
リンタの出力条件を決定する出力条件決定手段と、を有
することを特徴とするプリントシステム。』 請求項5に記載の発明について以下説明する。先ず、ホ
ストコンピュータが、設定された出力条件の前記複数の
チャンネルの各々について、当該チャンネルを直接又は
間接的に得ることができるチャンネル記録部と、テスト
チャートと、を有するテスト用ハードコピーを出力する
ためのテスト出力用デジタル画像データと、当該チャン
ネルのテスト用の出力条件とを、前記プリンタに送る。
そして、プリンタは、前記ホストコンピュータから送ら
れたテスト出力用デジタル画像データに基づいて、前記
ホストコンピュータから送られたテスト用の出力条件に
従って、テスト用ハードコピーを出力する。従って、プ
リンタがテスト用の出力条件に従って出力したテスト用
ハードコピーが、テストチャートだけでなく、チャンネ
ル記録部を有する。であるから、この複数のテスト用ハ
ードコピーの測定順番に係わらず、このチャンネル記録
部によって、各テスト用ハードコピーのチャンネルが判
るので、複数のテスト用ハードコピーの各々のテストチ
ャートとチャンネルとを正しく対応させて測定すること
ができる。
【0015】そして、読取手段は、テスト用ハードコピ
ーが多数になって、複数のテスト用ハードコピーの測定
順番に注意を払わなくても、前記プリンタで出力された
テスト用ハードコピーを読み取り、テストチャートの読
取データとチャンネル記録部の表示から得られるチャン
ネルの正しい組みを得る。そして、出力条件決定手段
は、テスト用ハードコピー毎に、得られたチャンネルと
テストチャートの読取データとの正しい組み合わせか
ら、前記プリンタの出力条件を決定することができ、良
好なプリンタの出力条件を安定的に決定することができ
る。
【0016】〔請求項6〕『前記決定手段により決定さ
れた前記プリンタの出力条件を、前記プリンタに設定す
る設定手段を有する請求項5に記載のプリントシステ
ム。』 請求項6に記載の発明により、良好なプリンタの出力条
件を安定的に設定することができる。
【0017】〔請求項7〕『前記プリンタが、前記出力
用デジタル画像データに基づいて、設定された出力条件
に従って、プリント用感光材料を露光する露光手段と、
前記露光装置で露光されたプリント用感光材料を現像処
理して、このデジタル画像のハードコピーであるプリン
トを得る自動現像機と、を有するものであることを特徴
とする請求項5又は6に記載のプリントシステム。』 請求項7に記載の発明により、高画質のハードコピーで
あるプリントが得られやすい。だが、単に露光の状態だ
けでなく、プリント用感光材料の状態や現像処理の状態
によっても得られるハードコピーが異なる系で、チャン
ネルの数が多数になりやすい。しかし、請求項7に記載
の発明により、楽にプリンタの出力条件を設定すること
ができる。
【0018】〔請求項8〕『前記プリント用感光材料が
ハロゲン化銀カラー写真感光材料であり、前記プリンタ
が、前記出力用デジタルカラー画像データに基づいて、
設定された出力条件に従って、プリント用感光材料をカ
ラー露光し、露光されたプリント用感光材料を現像処理
して、このデジタル画像のハードコピーであるカラープ
リントを出力するものであることを特徴とする請求項7
に記載のプリントシステム。』 請求項8に記載の発明により、高画質のハードコピーで
あるカラープリントが得られやすい。だが、単に露光の
状態だけでなく、プリント用感光材料の状態や現像処理
の状態によっても得られるハードコピーの色調が異なる
系で、チャンネルの数が多数になりやすい。しかし、請
求項8に記載の発明により、楽にプリンタの出力条件を
設定することができる。
【0019】〔請求項9〕『前記テスト用ハードコピー
は、読取方向を示す読取方向記録部、前記テストチャー
トの読取位置を示すテストチャート読取位置記録部及び
前記チャンネル記録部の読取位置を示すチャンネル記録
部読取位置記録部が、設けられたものであり、前記読取
手段は、前記読取方向記録部、前記テストチャート読取
位置記録部及び前記チャンネル記録部読取位置記録部に
基づいて、このテスト用ハードコピーのテストチャート
の読取データと、このテスト用ハードコピーのチャンネ
ル記録部から得られるチャンネルとを得るものである請
求項5〜8のいずれか1項に記載のプリントシステ
ム。』 請求項9に記載の発明により、テスト用ハードコピーの
テストチャートの読取データと、このテスト用ハードコ
ピーのチャンネル記録部の表示から得られるテスト用の
出力条件とを正しく得ることができる。
【0020】〔請求項10〕『ハードコピーを出力する
ための出力用デジタル画像データに基づいて、設定され
た複数のチャンネルからなる出力条件に従って、このデ
ジタル画像のハードコピーを出力するプリンタのセット
アップシステムにおいて、テスト用の出力条件を直接又
は間接的に得ることができるチャンネル記録部と、テス
トチャートと、を有し、前記複数のチャンネルの各々毎
に前記プリンタから出力された複数のテスト用ハードコ
ピーを読み取り、このテスト用ハードコピーのテストチ
ャートの読取データと、このテスト用ハードコピーのチ
ャンネル記録部の表示から得られるチャンネルとの組み
を得る読取手段と、複数のチャンネルの各々について前
記読取手段により得られたチャンネルとテストチャート
の読取データとの組みから、前記プリンタの出力条件を
決定する出力条件決定手段と、を有することを特徴とす
るプリンタのセットアップシステム。』 請求項10に記載の発明により、読取手段は、複数のテ
スト用ハードコピーの測定順番に関係なく、前記プリン
タで出力されたテスト用ハードコピーを読み取ること
で、テストチャートの読取データとチャンネル記録部の
表示から得られるチャンネルとの正しい組みを得られる
から、複数のテスト用ハードコピーの測定順番に注意を
払う必要がなく、出力条件決定手段は、複数のチャンネ
ルの各々について得られたテスト用の出力条件とテスト
チャートの読取データとの正しい組み合わせから、前記
プリンタの出力条件を決定することができ、良好なプリ
ンタの出力条件を安定的に決定することができる。
【0021】〔請求項11〕『設定された複数のチャン
ネルからなる焼付条件に従って、原稿からプリント用感
光材料を写真焼付する写真焼付装置のセットアップ方法
において、前記複数のチャンネルの各々について、テス
トチャートを有する画像を記録されたテスト用原稿か
ら、前記写真焼付装置で、当該チャンネルのテスト用の
焼付条件に従って、プリント用感光材料を写真焼付し、
前記写真焼付装置で写真焼付された前記プリント用感光
材料を所定の現像処理条件で現像処理してテスト用プリ
ントを得ることと、このテスト用プリント又はこのテス
ト用プリントの元になるプリント用感光材料に、当該チ
ャンネルを直接又は間接的に得ることができるチャンネ
ル記録部を記録させることと、を行った後に、前記複数
のチャンネルの各々について得られた前記チャンネル記
録部と前記テストチャートとを有するテスト用プリント
によって、前記写真焼付装置の焼付条件を設定すること
を特徴とする写真焼付装置のセットアップ方法。』 請求項11に記載の発明により、前記写真焼付装置で、
テスト用の焼付条件に従って、写真焼付して得られたテ
スト用プリントが、テストチャートだけでなく、チャン
ネル記録部を有するので、このチャンネル記録部によっ
て、各テスト用プリントのチャンネルが判るので、得ら
れたプリントの測定順番に関係なく、得られた複数のプ
リントの各々のテストチャートとチャンネルとを正しく
対応させて測定することができる。
【0022】なお、各チャンネルについて、テストチャ
ートを有する画像を記録されたテスト用原稿から、前記
写真焼付装置で、当該チャンネルのテスト用の焼付条件
に従って、プリント用感光材料を写真焼付し、前記写真
焼付装置で写真焼付された前記プリント用感光材料を所
定の現像処理条件で現像処理してテスト用プリントを得
ることと、このテスト用プリント又はこのテスト用プリ
ントの元になるプリント用感光材料に、当該チャンネル
を直接又は間接的に得ることができるチャンネル記録部
を記録させることとは、以下に例示する順番で行っても
よいし、他の形態で行ってもよい。
【0023】第一に、各チャンネルについて、テストチ
ャートを有する画像を記録されたテスト用原稿から、前
記写真焼付装置で、当該チャンネルのテスト用の焼付条
件に従って、プリント用感光材料を写真焼付し、前記写
真焼付装置で写真焼付された前記プリント用感光材料を
所定の現像処理条件で現像処理してテスト用プリントを
得た後に、このチャンネルを直接又は間接的に得ること
ができるチャンネル記録部を記録させるという順番であ
る。
【0024】第二に、各チャンネルについて、テストチ
ャートを有する画像を記録されたテスト用原稿から、前
記写真焼付装置で、当該チャンネルのテスト用の焼付条
件に従って、プリント用感光材料を写真焼付した後に、
このテスト用プリントの元になるプリント用感光材料
に、当該チャンネルを直接又は間接的に得ることができ
るチャンネル記録部を記録させ、その後に、前記写真焼
付装置で写真焼付された前記プリント用感光材料を所定
の現像処理条件で現像処理してテスト用プリントを得る
という順番である。
【0025】第三に、各チャンネルについて、テストチ
ャートを有する画像を記録されたテスト用原稿から、前
記写真焼付装置で、当該チャンネルのテスト用の焼付条
件に従って、プリント用感光材料を写真焼付すること
と、このテスト用プリントの元になるプリント用感光材
料に、当該チャンネルを直接又は間接的に得ることがで
きるチャンネル記録部を記録させることとを同時に行
い、その後に、前記写真焼付装置で写真焼付された前記
プリント用感光材料を所定の現像処理条件で現像処理し
てテスト用プリントを得るという順番である。
【0026】第四に、各チャンネルについて、このテス
ト用プリントの元になるプリント用感光材料に、当該チ
ャンネルを直接又は間接的に得ることができるチャンネ
ル記録部を記録させた後に、テストチャートを有する画
像を記録されたテスト用原稿から、前記写真焼付装置
で、当該チャンネルのテスト用の焼付条件に従って、プ
リント用感光材料を写真焼付し、前記写真焼付装置で写
真焼付された前記プリント用感光材料を所定の現像処理
条件で現像処理してテスト用プリントを得るという順番
である。
【0027】〔請求項12〕『前記複数のチャンネルの
各々について、前記写真焼付装置で写真焼付して得られ
たテスト用プリントのテストチャートを読み取らせ、テ
ストチャートの読取データを得て、前記写真焼付装置で
写真焼付されたテスト用プリントのチャンネル記録部か
らチャンネルを得て、テスト用プリント毎に得られたチ
ャンネルとテストチャートの読取データとの組みから、
前記写真焼付装置の焼付条件を設定することを特徴とす
る請求項11に記載の写真焼付装置のセットアップ方
法。』 請求項12に記載の発明により、得られたプリントの測
定順番に関係なく、複数のプリントの各々とそのチャン
ネルとを正しく対応させて測定することができるので、
得られたカラープリントの順番に注意を払わなくても、
楽に写真焼付装置の焼付条件を設定することができる。
【0028】〔請求項13〕『設定された複数のチャン
ネルからなる焼付条件に従って、原稿からプリント用感
光材料を写真焼付する写真焼付装置を有する写真焼付シ
ステムにおいて、前記写真焼付装置で写真焼付された前
記プリント用感光材料を所定の現像処理条件で現像処理
する自動現像機と、テスト用プリント又はこのテスト用
プリントの元になるプリント用感光材料に、チャンネル
を直接又は間接的に得ることができるチャンネル記録部
を記録する記録手段と、前記写真焼付装置に、前記複数
のチャンネルの各々について、テストチャートを有する
画像を記録したテスト用原稿から、当該チャンネルのテ
スト用の焼付条件に従って、プリント用感光材料を写真
焼付させ、前記写真焼付装置で写真焼付された前記プリ
ント用感光材料を前記自動現像機で現像処理させてテス
ト用プリントを得ることを行わせ、前記記録手段に、こ
のテスト用プリント又はこのテスト用プリントの元にな
るプリント用感光材料に、当該チャンネルを直接又は間
接的に得ることができるチャンネル記録部を記録させる
こととを行わせるホストコンピュータと、を有し、前記
写真焼付装置は、テストチャートを有する画像を記録さ
れたテスト用原稿から、前記ホストコンピュータから指
示されたテスト用の焼付条件に従って、プリント用感光
材料を写真焼付するものであり、前記写真焼付装置で写
真焼付されて得られたテスト用プリントを読み取り、こ
のテスト用プリントのテストチャートの読取データと、
このテスト用プリントのチャンネル記録部の表示から得
られるチャンネルとの組みを得る読取手段と、前記複数
のチャンネルの各々について前記読取手段により得られ
たチャンネルとテストチャートの読取データとの組みか
ら、前記写真焼付装置の焼付条件を決定する焼付条件決
定手段と、を有することを特徴とする写真焼付システ
ム。』 請求項13に記載の発明について以下説明する。先ず、
ホストコンピュータが、前記複数のチャンネルの各々に
ついて、前記写真焼付装置に、テストチャートを有する
画像を記録したテスト用原稿から、当該チャンネルのテ
スト用の焼付条件に従って、プリント用感光材料を写真
焼付させ、前記写真焼付装置で写真焼付された前記プリ
ント用感光材料を前記自動現像機で現像処理させてテス
ト用プリントを得ることを行わせ、前記記録手段に、こ
のテスト用プリント又はこのテスト用プリントの元にな
るプリント用感光材料に、当該チャンネルを直接又は間
接的に得ることができるチャンネル記録部を記録させる
こととを行わせる。
【0029】そして、写真焼付装置は、テストチャート
を有する画像を記録したテスト用原稿から、前記ホスト
コンピュータから指示されたテスト用の焼付条件に従っ
て、テスト用プリントを写真焼付する。そして、自動現
像機は、前記写真焼付装置で写真焼付された前記プリン
ト用感光材料を所定の現像処理条件で現像処理する。ま
た、記録手段は、テスト用プリント又はこのテスト用プ
リントの元になるプリント用感光材料に、チャンネルを
直接又は間接的に得ることができるチャンネル記録部を
記録する。従って、写真焼付装置がテスト用の焼付条件
に従って写真焼付して得られたテスト用プリントが、テ
ストチャートだけでなく、チャンネル記録部を有する。
であるから、この複数のテスト用プリントの測定順番に
関係なく、このチャンネル記録部によって、各テスト用
プリントのチャンネルが判るので、この複数のテスト用
プリントの順番に注意を払わなくても、複数のテスト用
プリントの各々のテストチャートとチャンネルとを正し
く対応させて測定することができる。
【0030】そして、読取手段は、この複数のテスト用
プリントの測定順番に関係なく、前記写真焼付装置で写
真焼付されたテスト用プリントを読み取り、テストチャ
ートの読取データと、チャンネル記録部の表示から得ら
れるチャンネルとの正しい組みを得る。そして、焼付条
件決定手段は、テスト用プリント毎に、前記読取手段に
より得られたチャンネルとテストチャートの読取データ
との正しい組み合わせから、前記写真焼付装置の焼付条
件を決定することができ、良好な写真焼付装置の焼付条
件を安定的に決定することができる。
【0031】なお、前記写真焼付装置が、前記複数のチ
ャンネルの各々について、テストチャートを有する画像
を記録されたテスト用原稿から、当該チャンネルのテス
ト用の焼付条件に従って、プリント用感光材料を写真焼
付し、前記自動現像機が、前記写真焼付装置で写真焼付
された前記プリント用感光材料を所定の現像処理条件で
現像処理してテスト用プリントを得ることと、前記記録
手段が、このテスト用プリント又はこのテスト用プリン
トの元になるプリント用感光材料に、当該チャンネルを
直接又は間接的に得ることができるチャンネル記録部を
記録することとは、以下に例示する順番で行ってもよい
し、他の形態で行ってもよい。
【0032】第一に、各チャンネルについて、前記写真
焼付装置が、テストチャートを有する画像を記録された
テスト用原稿から、当該チャンネルのテスト用の焼付条
件に従って、プリント用感光材料を写真焼付した後に、
前記自動現像機が、前記写真焼付装置で写真焼付された
前記プリント用感光材料を所定の現像処理条件で現像処
理してテスト用プリントを得て、その後に、前記記録手
段が、このテスト用プリントに、当該チャンネルを直接
又は間接的に得ることができるチャンネル記録部を記録
するという順番である。
【0033】第二に、各チャンネルについて、前記写真
焼付装置が、テストチャートを有する画像を記録された
テスト用原稿から、当該チャンネルのテスト用の焼付条
件に従って、プリント用感光材料を写真焼付した後に、
前記記録手段が、このテスト用プリントの元になるプリ
ント用感光材料に、当該チャンネルを直接又は間接的に
得ることができるチャンネル記録部を記録させ、その後
に、前記自動現像機が、前記写真焼付装置で写真焼付さ
れた前記プリント用感光材料を所定の現像処理条件で現
像処理してテスト用プリントを得るという順番である。
【0034】第三に、各チャンネルについて、前記写真
焼付装置が、テストチャートを有する画像を記録された
テスト用原稿から、当該チャンネルのテスト用の焼付条
件に従って、プリント用感光材料を写真焼付すること
と、前記記録手段が、このテスト用プリントの元になる
プリント用感光材料に、当該チャンネルを直接又は間接
的に得ることができるチャンネル記録部を記録すること
とを同時に行い、その後に、前記自動現像機が、前記写
真焼付装置で写真焼付された前記プリント用感光材料を
所定の現像処理条件で現像処理してテスト用プリントを
得るという順番である。
【0035】第四に、各チャンネルについて、前記記録
手段が、このテスト用プリントの元になるプリント用感
光材料に、当該チャンネルを直接又は間接的に得ること
ができるチャンネル記録部を記録し、その後に、前記写
真焼付装置が、テストチャートを有する画像を記録され
たテスト用原稿から、当該チャンネルのテスト用の焼付
条件に従って、プリント用感光材料を写真焼付した後、
前記自動現像機が、前記写真焼付装置で写真焼付された
前記プリント用感光材料を所定の現像処理条件で現像処
理してテスト用プリントを得るという順番である。
【0036】〔請求項14〕『前記決定手段により決定
された前記写真焼付装置の焼付条件を、前記写真焼付装
置に設定する設定手段を有する請求項13に記載の写真
焼付システム。』 請求項14に記載の発明により、良好な写真焼付装置の
焼付条件を安定的に設定することができる。
【0037】〔請求項15〕『前記テスト用プリント
は、読取方向を示す読取方向記録部、前記テストチャー
トの読取位置を示すテストチャート読取位置記録部及び
前記チャンネル記録部の読取位置を示すチャンネル記録
部読取位置記録部が、設けられたものであり、前記読取
手段は、前記読取方向記録部、前記テストチャート読取
位置記録部及び前記チャンネル記録部読取位置記録部に
基づいて、このテスト用プリントのテストチャートの読
取データと、このテスト用プリントのチャンネル記録部
の表示から得られるチャンネルとの組みを得るものであ
る請求項13または14に記載の写真焼付システム。』 請求項15に記載の発明により、テスト用プリントのテ
ストチャートの読取データと、このテスト用プリントの
チャンネル記録部の表示から得られるテスト用の焼付条
件とを正しく得ることができる。
【0038】〔請求項16〕『設定された複数のチャン
ネルからなる焼付条件に従って、原稿からプリント用感
光材料を写真焼付する写真焼付装置のセットアップシス
テムにおいて、前記複数のチャンネルの各々について前
記写真焼付装置で写真焼付されて得られたテストチャー
トと、当該チャンネルを直接又は間接的に得ることがで
きるチャンネル記録部と、を有するテスト用プリントを
読み取り、このテスト用プリントのテストチャートの読
取データとチャンネル記録部の表示から得られるチャン
ネルとの組みを得る読取手段と、前記複数のチャンネル
の各々について前記読取手段により得られたチャンネル
とテストチャートの読取データとの組みから、前記プリ
ンタの焼付条件を決定する焼付条件決定手段と、を有す
ることを特徴とする写真焼付装置のセットアップシステ
ム。』 請求項16に記載の発明により、読取手段は、複数のテ
スト用プリントの測定順番に関係なく、前記写真焼付装
置で写真焼付されたテスト用プリントを読み取り、テス
トチャートの読取データとチャンネルとの正しい組みを
得るから、複数のテスト用プリントの順番に注意を払わ
なくても、焼付条件決定手段は、前記複数のチャンネル
の各々について前記読取手段により得られたチャンネル
とテストチャートの読取データとの正しい組み合わせか
ら、前記写真焼付装置の焼付条件を決定することがで
き、良好な写真焼付装置の焼付条件を安定的に決定する
ことができる。
【0039】〔用語などの説明〕本発明におけるプリン
タは、出力用デジタル画像データに基づいて、このデジ
タル画像のハードコピーを出力する出力装置のことであ
り、このデジタル画像のハードコピーを可視像にして出
力することが好ましいが、例えば、未現像の感光材料に
記憶された潜像のような状態で出力してもよい。
【0040】チャンネル記録部は、チャンネルを直接又
は間接的に得ることができる情報が記録された部分のこ
とであり、チャンネルを直接又は間接的に得ることがで
きる情報が可視的に記録されたチャンネル表示部である
ことが、人による操作が簡単で好ましく、特に、チャン
ネルを直接又は間接的に得ることができる文字が記録さ
れた部分があることが好ましいが、チャンネルを直接又
は間接的に得ることができる情報が、可視的でなく光学
的に記録されていてもよいし、磁気的に記録されていて
もよいし、他の形態で記録されていてもよい。チャンネ
ル記録部が光学的に記録されている形態としては、文字
画像やマークやシンボルなどで可視的に記録されている
形態が、操作者が直ちに識別できるので好ましいが、こ
れに限られず、バーコードや2次元コードなどのパター
ン画像で記録されている形態でもよいし、他の形態であ
ってもよい。
【0041】また、読取方向記録部、テストチャート読
取位置記録部及びチャンネル記録部読取位置記録部は、
それぞれ、テストチャートの読取方向、テストチャート
の読取位置、チャンネル記録部の読取位置を直接又は間
接的に得ることができる情報が記録された部分のことで
あり、これらの情報を直接又は間接的に得ることができ
る情報が可視的に記録された表示部であることが、人に
よる操作が簡単で好ましいが、可視的でなく光学的に記
録されていてもよいし、磁気的に記録されていてもよい
し、他の形態で記録されていてもよい。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に本発明に関する具体例の一
例を実施形態として示すが、本発明はこれらに限定され
ない。また、実施形態には、用語等に対する断定的な表
現があるが、本発明の好ましい例を示すもので、本発明
の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
【0043】実施形態1 本実施形態のプリントシステムは、プリンタプロセッサ
を含む装置群からなるものである。そして、本実施形態
のプリンタプロセッサは、本発明のプリンタの具体例の
1つである。また、本実施形態のプリンタプロセッサ
は、プリント用感光材料を現像処理する自動現像機30
0を内蔵するプリンタプロセッサである。なお、本実施
形態においては、プリント用感光材料は、感光層は、青
光(B光)のみに感光しイエロー発色する青光感光イエ
ロー発色層と、緑光(G光)のみに感光しマゼンタ発色
する緑光感光マゼンタ発色層と、赤光(R光)のみに感
光しシアン発色する赤光感光シアン発色層とのみからな
るハロゲン化銀カラーネガ写真感光材料であることを前
提に説明する。なお、本実施形態のプリンタプロセッサ
は、このプリント用感光材料だけしか使用できない訳で
はなく、例えば、セピア調の発色をするプリント用感光
材料など他の種類のプリント用感光材料を使用すること
ができるが、説明を簡単にするために、上述のプリント
用感光材料を前提に説明する。
【0044】〔概略構成〕以下、本実施形態のプリンタ
プロセッサの概略斜視図である図1、概略正面図である
図2、概略上面図である図3、概略左側面図である図4
及び概略正面断面図である図5に基づいて、本実施形態
の概略構成を説明する。
【0045】本実施形態のプリンタプロセッサは、デジ
タル画像データの処理とプリンタプロセッサ全体の制御
を行うホストコンピュータ100と、ホストコンピュー
タ100から送られた露光用デジタル画像データに基づ
いて、プリント用感光材料に露光する露光装置200
と、露光装置200で露光されたプリント用感光材料を
現像処理する自動現像機300と、自動現像機300で
現像処理され得られたプリントをソートするソータ40
0と、を有する。
【0046】また、ホストコンピュータ100には、写
真フィルムに記録された駒画像を読み取るフィルムスキ
ャナ600と、反射原稿に記録された画像を読み取るフ
ラットベットスキャナ170と、出力用デジタルカラー
画像データのハードコピーの再現画像や画像処理の状況
やプリンタプロセッサの状態などを表示するためのモニ
タ190と、モニタ190の表示面上に設けられたタッ
チパネル180と、キーボード120と、PCカード
(PCMCIAで規格されたTYPE IIのICカー
ド)リーダ140と、CD(コンパクトディスク)ドラ
イブ150とが接続されている。
【0047】そして、ホストコンピュータ100は、フ
ラットベットスキャナ170とフィルムスキャナ600
に接続され、これらからのデジタルカラー読取画像デー
タを、内部メモリに記憶させ、内部メモリに記憶してい
るデジタルカラー読取画像データから出力用デジタルカ
ラー画像データに変換し、内部メモリに記憶させる。
【0048】また、ホストコンピュータ100は、PC
カード(PCMCIAで規格されたTYPE IIのIC
カード)リーダ140やCD(コンパクトディスク)ド
ライブ150から入力されたデジタルカラー入力画像デ
ータを、内部メモリに記憶させ、内部メモリに記憶して
いるデジタルカラー入力画像データから出力用デジタル
カラー画像データに変換し、内部メモリに記憶させる。
【0049】また、ホストコンピュータ100は、出力
用デジタルカラー画像データから露光装置200の露光
部250用の露光用デジタルカラー画像データに変換し
て露光装置200の露光部250に送る。
【0050】また、露光装置200は、プリント用感光
材料のロールを収容するマガジン210をセットするマ
ガジン台204と、マガジン210からプリント用感光
材料を送出し、所定の長さのシートに切断して、露光部
250に送る送出部230と、ホストコンピュータ10
0から送られた露光用デジタル画像データに基づいて、
送出部230から送られたシート状のプリント用感光材
料を露光する露光部250と、露光部250で露光され
たプリント用感光材料に印字しながら、このプリント用
感光材料を自動現像機300に送る搬送部290と、を
有する。
【0051】露光部250には、露光用デジタル画像デ
ータに基づいて、青色光を発光する青色用露光アレイ2
51と、緑色光を発光する緑色用露光アレイ252と、
赤色光を発光する赤色用露光アレイ253とが、その主
走査方向がプリント用感光材料の搬送方向に対して垂直
な方向になるように設けられている。そして、青色用露
光アレイ251から発光した青色光と、緑色用露光アレ
イ252から発光した緑色光と、赤色用露光アレイ25
3から発光した赤色光は、それぞれ、プリント用感光材
料上に結像されるように、青色用露光アレイ251と緑
色用露光アレイ252と赤色用露光アレイ253とに
は、セルフォックレンズが組み込まれている。
【0052】また、自動現像機300は、露光装置20
0で露光されたプリント用感光材料を一定の搬送速度で
所定の搬送経路に沿って搬送しながら、現像処理するも
のである。そして、自動現像機300は、露光装置20
0から送られたプリント用感光材料を発色現像処理する
発色現像処理槽310と、発色現像処理槽310で発色
現像処理されたプリント用感光材料を漂白定着処理する
漂白定着処理槽320と、漂白定着処理槽320で漂白
定着処理されたプリント用感光材料を安定化処理する安
定化処理部330と、安定化処理部330で安定化処理
されたプリント用感光材料を乾燥処理する乾燥部340
と、を有する。そして、乾燥部340で乾燥されたプリ
ント用感光材料をソータ400に送る。
【0053】そして、本実施形態のプリンタプロセッサ
は、各画素毎に8bit以上の階調データであり、10
0万画素以上の画素数である出力用デジタル画像データ
に対応するプリンタであり、例えば、各画素毎に12b
itの階調データであり、100万〜1億画素の画素数
である出力用デジタル画像データから、最大濃度と最小
濃度との差が反射濃度で2.0以上であるプリントを作
成できるプリンタである。
【0054】〔プリンタプロセッサに設定される出力条
件〕次に、プリンタプロセッサに設定される出力条件と
しては、ホストコンピュータ100で、出力用デジタル
カラー画像データから露光用デジタルカラー画像データ
に変換するための変換条件である。そして、この変換条
件は、以下に示す複数のチャンネルからなる。
【0055】第一に、基準となるプリント用感光材料の
種類及び搬送幅方向の位置に対して設定されるマスター
チャンネルである。
【0056】第二に、基準となるプリント用感光材料の
種類とは異なるプリント用感光材料の種類毎に設定され
るペーパーチャンネルである。
【0057】第三に、基準となるプリント用感光材料の
搬送幅方向の位置とは異なるプリント用感光材料の搬送
幅方向の位置毎に設定される幅方向位置チャンネルであ
る。
【0058】〔プリンタプロセッサのセットアップ方
法〕次に、設定された出力条件に従って、出力用デジタ
ルカラー画像データのハードコピーを得るプリンタプロ
セッサのセットアップ方法について説明する。
【0059】先ず、ホストコンピュータ100は、〔プ
リンタプロセッサに設定される出力条件〕で説明した複
数のチャンネルの各々について、露光装置200に、チ
ャンネルを直接得ることができるチャンネルID番号を
含むチャンネル表示部と、テストチャートと、を有する
潜像をテスト用のプリント用感光材料に露光させるため
のテスト用の出力用デジタルカラー画像データを生成
し、内部メモリに記憶させる。なお、各チャンネルのテ
スト用の出力条件は、チャンネルID番号と対応づけら
れて、ホストコンピュータ100の内部メモリに記憶さ
れている。
【0060】そして、ホストコンピュータ100は、前
述の複数のチャンネルの各々について、内部メモリに記
憶されているテスト用の出力用デジタルカラー画像デー
タを、このチャンネルのテスト用の出力条件の変換条件
により、露光用デジタルカラー画像データに変換し、露
光装置200に送る。そして、露光装置200は、その
送出部230が、マガジン台204にセットされ、テス
ト用のプリント用感光材料のロールを収容するマガジン
210からプリント用感光材料を送出し、所定の長さの
シートに切断して、露光部250に送り、その露光部2
50が、ホストコンピュータ100から送られた露光用
デジタルカラー画像データに基づいて、送出部230か
ら送られたシート状のプリント用感光材料を露光し、搬
送部290が、露光部250で露光されたプリント用感
光材料を自動現像機300に送る。このようにして、チ
ャンネルを直接得ることができるチャンネルID番号を
含むチャンネル表示部と、テストチャートと、を有する
潜像を記録されたテスト用のプリント用感光材料が自動
現像機300に送られる。
【0061】そして、自動現像機300は、送られた当
該テスト用のプリント用感光材料を、所定の現像処理条
件に従って、現像処理してテスト用カラープリントを得
て、ソータ400に送る。
【0062】ここで、得られるテスト用カラープリント
について、このテスト用カラープリントの概略図である
図6に基づいて、説明する。このテストプリント500
には、チャンネル表示部510と、このチャンネル表示
部510の読取位置を示すチャンネル表示部読取位置表
示部520と、テストチャート530と、本発明の読取
方向を示す読取方向表示部とテストチャート530の読
取位置を示すテストチャート読取位置表示部とを兼ねる
スタートマーク560とが記録されている。
【0063】チャンネル表示部510には、チャンネル
を直接得ることができるものであるチャンネルIDコー
ド512とチャンネルID番号513とが記録されてい
る。なお、チャンネルIDコード512は、チャンネル
ID番号を示すコードである。そして、このチャンネル
ID番号513が、テスト用の出力条件と対応づけられ
て、ホストコンピュータ100に記憶されているチャン
ネルID番号である。
【0064】また、チャンネル表示部510には、チャ
ンネル情報514が記録されており、どのチャンネルの
設定用なのかが表示されている。
【0065】また、チャンネル表示部510には、出力
日515と出力時刻516が記録されている。また、プ
リント用感光材料の搬送レーンを示すレーン表示部51
7が設けられている。
【0066】また、チャンネル表示部読取位置表示部5
20は、黒色に縁取られた長方形の枠で、この枠の中
に、チャンネル表示部510の各部が、それぞれ、この
チャンネル表示部読取位置表示部520の枠に対して所
定の位置になるように、記録されている。
【0067】また、テストチャート530は、B光のみ
で露光されイエロー発色した色票532と、G光のみで
露光されマゼンタ発色した色票533と、R光のみで露
光されシアン発色した色票534と、B光、G光、R光
の全ての色光で露光されイエロー発色とマゼンタ発色と
シアン発色による黒色に発色した最大濃度の色票535
と、B光とG光のみで露光されイエロー発色とマゼンタ
発色とによる赤色に発色した色票536と、G光とR光
のみで露光されマゼンタ発色とシアン発色とによる緑色
に発色した色票537と、R光とB光のみで露光されシ
アン発色とイエロー発色とによる青色に発色した色票5
38と、を有するカラー色票部531を有する。また、
テストチャート530は、B光、G光、R光の全ての所
定の露光量の色光で露光され中性色に発色した互いに濃
度の異なる色票541、542、543を有する中性色
色票部540と、B光、G光、R光の全ての所定の段階
の露光量の色光で露光され中性色に発色した互いに濃度
の異なる14個の色票からなるウエッジ550とを有す
る。
【0068】また、スタートマーク560は、長方形の
枠で、この長方形の右辺が右端スタートマーク561
で、この長方形の左辺が左端スタートマーク562で、
この長方形の上辺が上端スタートマーク563で、この
長方形の下辺が下端スタートマーク564で、左端スタ
ートマーク562と下端スタートマーク564は同じ濃
度で、上端スタートマーク563は、左端スタートマー
ク562と下端スタートマーク564より薄くなってお
り、右端スタートマーク561は、左端スタートマーク
562と下端スタートマーク564より濃くなってい
て、この濃度の違いにより、このテスト用カラープリン
ト500の読取方向が判るようになっている。
【0069】また、スタートマーク560の枠の中に、
テストチャート530の各色票が、それぞれ、このスタ
ートマーク560の枠に対して所定の位置になるよう
に、記録されている。そして、これらにより、テスト用
カラープリント500のテストチャート530の読取デ
ータと、このテスト用カラープリント500のチャンネ
ル表示部510の表示から得られるテスト用の出力条件
とを正しく組み合わせることが簡単にできる。
【0070】そして、ソータ400にテスト用カラープ
リント500が送られると、操作者は、ソータ400に
送られたテスト用カラープリント500をフラットベッ
トスキャナ170にセットする。フラットベットスキャ
ナ170は、セットされたテスト用カラープリントを走
査して、得られたデジタル読取画像データをホストコン
ピュータ100に送る。
【0071】そして、ホストコンピュータ100は、送
られたデジタル読取画像データから、スタートマーク5
60に相当する部分の読取濃度から、読取方向を決定す
る。そして、ホストコンピュータ100は、送られたデ
ジタル読取画像データから、決定した読取方向に基づ
き、各色票が読取方向とスタートマーク560とに対し
て所定の位置に配列されたテストチャート530の各色
票の読取データを得る。また、ホストコンピュータ10
0は、送られたデジタル読取画像データから、スタート
マーク560内に記録されたチャンネル表示部読取位置
表示部520を判別する。そして、ホストコンピュータ
100は、送られたデジタル読取画像データから、決定
した読取方向と判別したチャンネル表示部読取位置表示
部520とに基づき、各部が読取方向とチャンネル表示
部読取位置表示部520とに対して所定の位置に配列さ
れたチャンネル表示部510に基づいて、このテスト用
カラープリント500のチャンネル表示部の表示から得
られるチャンネルを得る。
【0072】即ち、フラットベットスキャナ170とホ
ストコンピュータ100との組み合わせが、本発明の読
取手段に相当し、テスト用カラープリント毎に、テスト
用の出力条件とテストチャート530の読取データとの
組みを得る。即ち、チャンネル毎に、少なくとも1枚の
テスト用カラープリントを作成するものであるから、少
なくとも1つのテスト用の出力条件とテストチャート5
30の読取データとの組みを得る。
【0073】そして、ホストコンピュータ100は、テ
スト用カラープリント毎に得られたテスト用の出力条件
とテストチャート530の読取データとの組みから、プ
リンタプロセッサの出力条件、即ち、出力用デジタルカ
ラー画像データから露光用デジタルカラー画像データへ
の変換条件を決定する。そして、ホストコンピュータ1
00は、決定されたプリンタプロセッサの出力条件、即
ち、出力用デジタルカラー画像データから露光用デジタ
ルカラー画像データへの変換条件を、内部メモリに設定
記憶させる。
【0074】これにより、プリンタプロセッサがテスト
用の出力条件に従って出力して得られたテスト用カラー
プリント500が、テストチャート530だけでなく、
チャンネル表示部510を有するから、このチャンネル
表示部510によって、各テスト用カラープリント50
0のチャンネルが判るので、得られたテスト用カラープ
リント500の測定順番に関係なく、多数のテスト用カ
ラープリント500の各々のテストチャート530とチ
ャンネルとを正しく対応させて測定することができる。
【0075】そして、テスト用カラープリント500毎
に得られたチャンネルとテストチャート530の読取デ
ータとの正しい組み合わせから、プリンタプロセッサの
複数のチャンネルからなる出力条件を決定することがで
き、良好なプリンタプロセッサの出力条件を安定的に決
定することができる。そして、決定した出力条件を設定
することにより、良好なプリンタプロセッサの出力条件
を安定的に設定することができる。
【0076】実施形態2 本実施形態のプリントシステムは、プリンタ14を含む
装置群からなるものである。そして、本実施形態のプリ
ンタ14は、本発明のプリンタの具体例の1つである。
また、本実施形態のプリンタ14は、インクジェットプ
リント用紙にイエロー色素インクと、マゼンタ色素イン
クと、マゼンタ色素インクとをそれぞれ独立にインクジ
ェット法により、インク噴出してカラー画像を形成する
プリンタであることを前提に説明する。なお、本発明の
プリンタは、本実施形態のプリンタ14のようなプリン
タに限られない。
【0077】〔概略構成〕以下、本実施形態のプリンタ
の概略構成図である図7に基づいて、本実施形態の概略
構成を説明する。
【0078】本実施形態のプリントシステムは、反射原
稿11に記録された画像を読み取りデジタルカラー読取
画像データをコンピュータ19に送るフラットベットス
キャナ12と、フラットベットスキャナ12及びプリン
タ14を制御し、フラットベットスキャナ12から送ら
れたデジタルカラー読取画像データから出力用デジタル
カラー画像データに変換し、出力用デジタルカラー画像
データを画像処理し、出力用デジタルカラー画像データ
をモニタ表示用デジタルカラー画像データに変換し、モ
ニタ16に表示させ、出力用デジタルカラー画像データ
を内部メモリに記憶させ、出力用デジタルカラー画像デ
ータをプリンタ14に送るコンピュータ19と、コンピ
ュータ19から送られた出力用デジタルカラー画像デー
タに基づいて、インクジェットプリント用紙にカラー画
像を形成してカラープリント15を得るプリンタ14
と、コンピュータ19から送られたモニタ表示用デジタ
ルカラー画像データに基づき、出力用デジタルカラー画
像データのハードコピーの再現画像や画像処理の状況や
プリンタの状態などを表示するためのモニタ16と、キ
ーボード13が設けられている。
【0079】そして、コンピュータ19は、フラットベ
ットスキャナ12に接続され、これらからのデジタルカ
ラー読取画像データを、内部メモリに記憶させ、内部メ
モリに記憶しているデジタルカラー読取画像データから
出力用デジタルカラー画像データに変換し、内部メモリ
に記憶させる。
【0080】また、コンピュータ19は、CD(コンパ
クトディスク)ドライブなどから入力されたデジタルカ
ラー入力画像データを、内部メモリに記憶させ、内部メ
モリに記憶しているデジタルカラー入力画像データから
出力用デジタルカラー画像データに変換し、内部メモリ
に記憶させる。
【0081】また、コンピュータ19は、出力用デジタ
ルカラー画像データをプリンタ14に送る。そして、プ
リンタ14は、設定された出力条件に基づいて、出力用
デジタルカラー画像データから噴出用デジタルカラー画
像データに変換する。そして、変換された噴出用デジタ
ルカラー画像データに基づいて、インクジェットプリン
ト用紙にイエロー色素インクと、マゼンタ色素インク
と、マゼンタ色素インクとをそれぞれ独立にインクジェ
ット法により、インク噴出して、カラー画像を形成する
ことにより、カラープリントを出力する。
【0082】そして、本実施形態のプリンタプロセッサ
は、各画素の各色毎に8bit以上の階調データであ
り、100万画素以上の画素数である出力用デジタルカ
ラー画像データに対応するプリンタであり、例えば、各
画素の各色毎に8bitの階調データであり、100万
画素の画素数である出力用デジタルカラー画像データか
ら、最大濃度と最小濃度との差が反射濃度で1.5程度
であるカラープリントを作成できるプリンタである。
【0083】〔プリンタプロセッサに設定される出力条
件〕次に、プリンタプロセッサに設定される出力条件と
しては、コンピュータ19で、出力用デジタルカラー画
像データから露光用デジタルカラー画像データに変換す
るための変換条件である。そして、この変換条件は、以
下に示す複数のチャンネルからなる。
【0084】第一に、基準となるプリント用紙の種類及
びインクの組み合わせの種類に対して設定されるマスタ
ーチャンネルである。
【0085】第二に、基準となるプリント用感光材料の
種類とは異なるプリント用紙の種類毎に設定されるペー
パーチャンネルである。
【0086】第三に、基準となるインクの組み合わせの
種類とは異なるインクの組み合わせの種類毎に設定され
るインクチャンネルである。
【0087】第四に、基準となるプリント用紙の種類及
びインクの組み合わせの種類の組み合わせとは異なるプ
リント用紙の種類及びインクの組み合わせの種類の組み
合わせに対して設定されるサブチャンネルである。
【0088】〔プリンタプロセッサのセットアップ方
法〕次に、設定された出力条件に従って、出力用デジタ
ルカラー画像データのハードコピーを得るプリンタプロ
セッサのセットアップ方法について、図8に基づいて、
説明する。
【0089】先ず、S1で、コンピュータ19は、前述
の複数のチャンネルの各々について、プリンタ14に、
チャンネルを直接得ることができるチャンネルID番号
を含むチャンネル表示部と、テストチャートと、を有す
る可視像をテスト用インクジェットプリント用紙に形成
するためのテスト用の出力用デジタルカラー画像データ
を生成し、このチャンネルのテスト用の出力条件ととも
に、プリンタ14に送る。なお、テスト用の出力条件
は、チャンネルID番号と対応づけられて、コンピュー
タ19の内部メモリに記憶されている。
【0090】そして、S2で、プリンタ14は、前述の
複数のチャンネルの各々について、送られたテスト用の
出力条件に従って、送られたテスト用の出力用デジタル
カラー画像データを噴出用デジタルカラー画像データに
変換し、噴出用デジタルカラー画像データに基づいて、
インクジェットプリント用紙にイエロー色素インクと、
マゼンタ色素インクと、マゼンタ色素インクとをそれぞ
れ独立にインクジェット法により、インク噴出してカラ
ー画像を形成し、テスト用カラープリント500を得
る。
【0091】ここで、得られるテスト用カラープリント
は、図6に示す実施形態1のものと同様である。但し、
以下の点で実施形態1と相違する。
【0092】第一に、チャンネル表示部510に記録さ
れているチャンネル情報514は、どのチャンネルの設
定用なのかを表示している。
【0093】また、第二に、テストチャート530は、
イエロー色素インクのみによる色票532と、マゼンタ
色素インクのみによる色票533と、シアン色素インク
のみによる色票534と、イエロー色素インクとマゼン
タ色素インクとシアン色素インクの全ての色インクで黒
色に発色した最大濃度の色票535と、イエロー色素イ
ンクとマゼンタ色素インクとにより赤色に発色した色票
536と、マゼンタ色素インクとシアン色素インクとに
より緑色に発色した色票537と、シアン色素インクと
イエロー色素インクとにより青色に発色した色票538
と、を有するカラー色票部531を有する。また、テス
トチャート530は、イエロー色素インクとマゼンタ色
素インクとシアン色素インクの全ての色インクで中性色
に発色した互いに濃度の異なる色票541、542、5
43を有する中性色色票部540と、イエロー色素イン
クとマゼンタ色素インクとシアン色素インクの全ての色
インクで所定の段階の色素量の中性色に発色した互いに
濃度の異なる14個の色票からなるウエッジ550とを
有する。
【0094】そして、S3で、テスト用カラープリント
500が出力されると、操作者は、テスト用カラープリ
ント500をフラットベットスキャナ12にセットす
る。
【0095】そして、S4で、フラットベットスキャナ
12は、セットされたテスト用カラープリント500を
走査して、得られたデジタル読取画像データをコンピュ
ータ19に送る。
【0096】そして、コンピュータ19は、送られたデ
ジタル読取画像データから、スタートマーク560に相
当する部分の読取濃度から、読取方向を決定する。そし
て、コンピュータ19は、送られたデジタル読取画像デ
ータから、決定した読取方向に基づき、各色票が読取方
向とスタートマーク560とに対して所定の位置に配列
されたテストチャート530の各色票の読取データを得
る。また、コンピュータ19は、送られたデジタル読取
画像データから、スタートマーク560内に記録された
チャンネル表示部読取位置表示部520を判別する。そ
して、コンピュータ19は、送られたデジタル読取画像
データから、決定した読取方向と判別したチャンネル表
示部読取位置表示部520とに基づき、各部が読取方向
とチャンネル表示部読取位置表示部520とに対して所
定の位置に配列されたチャンネル表示部510に基づい
て、このテスト用カラープリント500のチャンネル表
示部の表示から得られるチャンネルID番号とを得る。
【0097】即ち、フラットベットスキャナ12とコン
ピュータ19との組み合わせが、本発明の読取手段に相
当する。
【0098】そして、S5で、コンピュータ19は、テ
スト用カラープリント毎に得られたチャンネルID番号
とテストチャート530の読取データとの組みから、プ
リンタの複数のチャンネルからなる出力条件、即ち、プ
リンタ14における出力用デジタルカラー画像データか
ら噴出用デジタルカラー画像データへの変換条件を決定
する。そして、コンピュータ19は、決定されたプリン
タの複数のチャンネルからなる出力条件、即ち、プリン
タ14における出力用デジタルカラー画像データから噴
出用デジタルカラー画像データへの変換条件を、プリン
タ14に送り、その内部メモリに記憶させ、設定させ
る。
【0099】これにより、プリンタ14がテスト用の出
力条件に従って出力して得られたテスト用カラープリン
ト500が、テストチャート530だけでなく、チャン
ネル表示部510を有するから、テスト用カラープリン
ト500が多数になっても、この多数のテスト用カラー
プリント500の順番に関係なく、このチャンネル表示
部510によって、各テスト用カラープリント500の
チャンネルID番号が判るので、多数のテスト用カラー
プリント500の各々のテストチャート530とテチャ
ンネルID番号とを正しく対応させて測定することがで
きる。
【0100】そして、テスト用カラープリント500毎
に得られたチャンネルID番号とテストチャート530
の読取データとの正しい組み合わせから、複数のチャン
ネルからなるプリンタの出力条件を決定することがで
き、良好なプリンタ14の出力条件を安定的に決定する
ことができる。そして、決定した出力条件を設定するこ
とにより、良好なプリンタ14の出力条件を安定的に設
定することができる。
【0101】実施形態3 〔概略構成〕以下、本実施形態の写真焼付システムの概
略構成図である図9に基づいて、本実施形態の写真焼付
システムの概略構成を説明する。本実施形態のプリンタ
プロセッサは、フィルムキャリア55の窓領域56に位
置付けられた写真フィルムFに記録されている駒画像か
らプリント用感光材料Pに焼付露光する写真焼付装置4
0と、プリント用感光材料を現像処理する自動現像機6
0と、原稿やプリントに記録された画像を読み取りデジ
タルカラー読取画像データを中央制御装置20に送るフ
ラットベットスキャナ30とからなる。なお、写真焼付
装置40には、これら写真焼付装置40の各部と自動現
像機60とフラットベットスキャナ30とを制御する中
央制御装置20が内蔵されている。以下、本実施形態の
プリンタプロセッサの写真焼付装置40について説明す
る。
【0102】そして、光源52の白色発光が色フィルタ
部53を介して拡散ボックス54で均一に拡散されて、
フィルムキャリア55の窓領域56に位置付けられた写
真フィルムFの駒画像を均一に照明する。なお、色フィ
ルタ部53は、青色光カットフィルタと緑色光カットフ
ィルタと赤色光カットフィルタとを有し、中央制御装置
20による露光制御によって、各々のフィルタを光軸に
挿入離脱させることにより、フィルムキャリア55の窓
領域56に位置付けられた写真フィルムFの駒画像を照
明する照明光の色調を調整する。そして、フィルムキャ
リア55の窓領域56に位置付けられ、均一に照明され
た写真フィルムFの駒画像は、可動ミラー57により反
射されて、結像レンズ58により、撮像素子を内蔵した
撮像部59の撮像素子上に結像される。そして、撮像部
59は、撮像素子上に結像された駒画像の像を光電変換
し、デジタル化して、駒画像のデジタル画像データを得
て、中央制御装置20に送信する。
【0103】また、移動ミラー57は、露光光路に挿入
離脱可能に設けられており、露光光路に挿入されること
で、撮像部59で撮像でき、露光光路から離脱されるこ
とで、露光台42上の所定位置に位置づけられた感光材
料Pを投影焼付できる。
【0104】そして、フィルムキャリア55の窓領域5
6の鉛直方向下方にズームレンズ46が設けられてい
る。そして、その下方に、露光台42が設けられてい
る。また、フィルムキャリア55の窓領域56とズーム
レンズ46との間にシャッタを露光光路に挿入離脱させ
るシャッタ制御部45が設けられている。
【0105】また、マガジンセット部41には、プリン
ト用感光材料Pを収容したマガジンMをセットすること
ができる。そして、送出部47は、マガジンセット部4
1にセットされたマガジンMからプリント用感光材料P
を送出し、所定の長さに切断した上で、露光台42上に
プリント用感光材料Pを送る。露光台42は、送られた
プリント用感光材料Pを露光台42上の所定位置に位置
づけ、露光されたプリント用感光材料Pを搬出部43に
送る。搬出部43は、その内部に印刷部であるインクジ
ェットプリンタ44が設けられていて、プリント用感光
材料Pの感光面と裏面の両方に印刷できる。そして、搬
出部43は、送られたプリント用感光材料Pの感光面や
裏面をインクジェットプリンタ44で印刷しながら、自
動現像機60に送る。自動現像機60は、送られたプリ
ント用感光材料Pを現像処理してプリントを得て、ソー
タ70に送る。ソータ70は、送られたプリントをソー
トする。
【0106】そして、中央制御装置20は、駒画像のデ
ジタル画像データから露光量を決定する。そして、設定
されている焼付条件に従って、決定した露光量から、色
フィルタ部53の制御量とシャッタ制御部45の制御量
とを算出する。そして、移動ミラー57を露光光路から
退避させる。そして、算出した色フィルタ部53の制御
量により色フィルタ部53を制御し、算出したシャッタ
制御部45の制御量によりシャッタ制御部124とを制
御して、決定した露光量で、窓領域56に位置決めされ
た駒画像からプリント用感光材料Pを露光する。
【0107】〔写真焼付装置に設定される焼付条件〕次
に、写真焼付装置に設定される焼付条件としては、中央
制御装置20で決定された露光量から、色フィルタ部5
3の制御量とシャッタ制御部45の制御量とを算出する
ための算出条件である。そして、この算出条件は、以下
に示す複数のチャンネルからなる。
【0108】第一に、基準となる共通データが設定され
るマスターチャンネルである。この共通データに写真焼
付時に指定された各チャンネルのデータが加味されて算
出条件が決定される。このマスターチャンネルのデータ
に補正値を入力することで、全てのプリントを同傾向方
向の色調補正することができる。日常のレベル管理は、
このマスターチャンネルのデータに補正値を入力して行
う。
【0109】第二に、撮像部59からのデータを用いて
写真焼付する際に用いる共通データが設定されるスキャ
ナ管理チャンネルである。このスキャナ管理チャンネル
のデータに補正値を入力することで、撮像部59からの
データを用いて写真焼付したプリントの色を全て同傾向
の色調補正することができる。
【0110】第三に、撮像部59からのデータを用いず
に写真焼付する際に用いる共通データが設定されるマニ
ュアル管理チャンネルである。このマニュアル管理チャ
ンネルのデータに補正値を入力することで、撮像部59
からのデータを用いずに写真焼付したプリントの色を全
て同傾向の色調補正することができる。
【0111】第四に、各拡散ボックス54の種類とフィ
ルムキャリア55の各窓領域56を形成するマスクの種
類との組み合わせ毎に設定されるマスクチャンネルであ
る。このマスクチャンネルのデータに補正値を入力する
ことで、この拡散ボックス54の種類とフィルムキャリ
ア55の窓領域56を形成するマスクの種類との組み合
わせで、写真焼付したプリントの色を全て同傾向の色調
補正することができる。
【0112】なお、拡散ボックス54の種類とフィルム
キャリア55の各窓領域56を形成するマスクの種類
は、それぞれ、各拡散ボックス54及び各マスクに設け
られている種類記録部を写真焼付装置本体が検出するこ
とにより、自動的に設定される。
【0113】第五に、各カラー写真フィルムの種類毎に
設定されるフィルムチャンネルである。このカラー写真
フィルムの種類は、例えば、カラー写真フィルムの製造
会社及び感度毎に設定できるようにしてもよい。
【0114】第六に、カラー写真フィルムのサイズ及び
プリント用感光材料のサイズの組み合わせ毎に設定され
ているレンズチャンネルである。このレンズチャンネル
に設定されているデータは、算出条件を求めるための補
正データの他に、ズームレンズの投影倍率及び絞り値が
設定されている。
【0115】第七に、プリント用感光材料の種類及び幅
毎に設定されるペーパーチャンネルである。
【0116】第八に、フィルムチャンネルとペーパーチ
ャンネルとの組み合わせにより存在する補正データを設
定するチャンネルである。
【0117】〔プリンタプロセッサのセットアップ方
法〕次に、設定された複数のチャンネルからなる焼付条
件に従って、フィルムキャリア55の窓領域56に位置
付けられた原稿である写真フィルムFに記録されている
駒画像から、プリント用感光材料Pに焼付露光する写真
焼付装置40のセットアップ方法について説明する。
【0118】複数のチャンネルの各々について、テスト
チャート530とテストチャート読取位置表示部520
とを有する画像を記録されたテスト用原稿であるからテ
スト用写真フィルムFに記録されている駒画像をフィル
ムキャリア55の窓領域56に位置付ける。そして、写
真焼付装置40で、このチャンネルのテスト用の焼付条
件に従って、このテスト用写真フィルムFに記録されて
いる駒画像からプリント用感光材料Pを写真焼付する。
なお、各チャンネルのテスト用の出力条件は、チャンネ
ルID番号と対応づけられて、中央制御装置20の内部
メモリに記憶されている。
【0119】その後に、このテスト用カラープリントの
元になるプリント用感光材料Pのテストチャート530
とテストチャート読取位置表示部520の潜像が記録さ
れている領域と重ならない領域に、このチャンネルを直
接得ることができるチャンネルID番号を含むチャンネ
ル表示部510とチャンネル表示部読取位置表示部52
0を記録させる。
【0120】その後に、写真焼付されたプリント用感光
材料Pを所定の現像処理条件で現像処理してテストカラ
ー用プリントを得て、ソータ70でソートする。
【0121】そして、得られたテスト用カラープリント
によって、写真焼付装置の焼付条件を設定することにな
る。
【0122】ここで、得られるテスト用カラープリント
について、このテスト用カラープリントの概略図である
図6に基づいて、説明する。なお、実施形態1,2の説
明にも図6を用いているが、同様の構成であるが、多く
の点で異なる。このテスト用カラープリント500に
は、チャンネル表示部510と、このチャンネル表示部
510の読取位置を示すチャンネル表示部読取位置表示
部520と、テストチャート530と、本発明の読取方
向を示す読取方向表示部とテストチャート530の読取
位置を示すテストチャート読取位置表示部とを兼ねるス
タートマーク560とが記録されている。
【0123】チャンネル表示部510には、テスト用の
焼付条件を間接的に得ることができるものであるチャン
ネルIDコード512とチャンネルID番号513とが
記録されている。なお、チャンネルIDコード512
は、チャンネルID番号を示すコードである。そして、
このチャンネルID番号513が、テスト用の焼付条件
と対応づけられて、中央制御装置20に記憶されている
チャンネルID番号である。
【0124】また、チャンネル表示部510には、チャ
ンネル情報514が記録されており、どのチャンネルの
設定用なのか表示されている。
【0125】また、チャンネル表示部510には、焼付
日515と焼付時刻516が記録されている。また、自
動現像機60が複数の搬送路を有するものの場合、プリ
ント用感光材料がどの搬送路を通過したものかを示すレ
ーン表示部517が設けられている。
【0126】また、チャンネル表示部読取位置表示部5
20は、黒色に縁取られた長方形の枠で、この枠の中
に、チャンネル表示部510の各部が、それぞれ、この
チャンネル表示部読取位置表示部520の枠に対して所
定の位置になるように、記録されている。
【0127】また、テストチャート530は、テスト用
の焼付条件に従って得られた制御量で、色フィルタ部5
3のマゼンタフィルタとシアンフィルタとイエローフィ
ルタとシャッタ制御部45を制御して得られたものであ
る。そして、テストチャート530は、駒画像のほぼB
光のみを透過する部分から露光されほぼイエロー発色し
た色票532と、駒画像のほぼG光のみを透過する部分
から露光されほぼマゼンタ発色した色票533と、駒画
像のほぼR光のみを透過する部分から露光されほぼシア
ン発色した色票534と、駒画像の全ての色光を透過す
る部分から露光されイエロー発色とマゼンタ発色とシア
ン発色によるほぼ黒色に発色した最大濃度の色票535
と、駒画像のほぼB光とG光のみを透過する部分から露
光されほぼイエロー発色とマゼンタ発色とによるほぼ赤
色に発色した色票536と、駒画像のほぼG光とR光の
みを透過する部分から露光されほぼマゼンタ発色とシア
ン発色とによるほぼ緑色に発色した色票537と、駒画
像のほぼR光とB光のみを透過する部分から露光されほ
ぼシアン発色とイエロー発色とによるほぼ青色に発色し
た色票538と、を有するカラー色票部531を有す
る。また、駒画像の互いに濃度の異なる中性色像を記録
した部分から露光され互いに濃度の異なる色票541、
542、543を有する中性色色票部540と、駒画像
の互いに濃度の異なる中性色像を記録した部分から露光
され互いに濃度の異なる14個の色票からなるウエッジ
550とを有する。
【0128】また、スタートマーク560は、長方形の
枠で、この長方形の右辺が右端スタートマーク561
で、この長方形の左辺が左端スタートマーク562で、
この長方形の上辺が上端スタートマーク563で、この
長方形の下辺が下端スタートマーク564で、左端スタ
ートマーク562と下端スタートマーク564は同じ濃
度で、上端スタートマーク563は、左端スタートマー
ク562と下端スタートマーク564より薄くなってお
り、右端スタートマーク561は、左端スタートマーク
562と下端スタートマーク564より濃くなってい
て、この濃度の違いにより、このテスト用カラープリン
ト500の読取方向が判るようになっている。
【0129】また、スタートマーク560の枠の中に、
テストチャート530の各色票が、それぞれ、このスタ
ートマーク560の枠に対して所定の位置になるよう
に、記録されている。そして、これらにより、テスト用
カラープリント500のテストチャート530の読取デ
ータと、このテスト用カラープリント500のチャンネ
ル表示部510の表示から得られるテスト用の焼付条件
とを正しく組み合わせることが簡単にできる。
【0130】そして、ソータ70にテスト用カラープリ
ント500が送られると、操作者は、ソータ70に送ら
れたテスト用カラープリント500をフラットベットス
キャナ30にセットする。フラットベットスキャナ30
は、セットされたテスト用カラープリントを走査して、
得られたデジタル読取画像データから、スタートマーク
560に相当する部分の読取濃度から、読取方向を決定
する。そして、フラットベットスキャナ30は、デジタ
ル読取画像データから、決定した読取方向に基づき、各
色票が読取方向とスタートマーク560とに対して所定
の位置に配列されたテストチャート530の各色票の読
取データを得る。また、フラットベットスキャナ30
は、送られたデジタル読取画像データから、スタートマ
ーク560内に記録されたチャンネル表示部読取位置表
示部520を判別する。そして、フラットベットスキャ
ナ30は、デジタル読取画像データから、決定した読取
方向と判別したチャンネル表示部読取位置表示部520
とに基づき、各部が読取方向とチャンネル表示部読取位
置表示部520とに対して所定の位置に配列されたチャ
ンネル表示部510に基づいて、このテスト用カラープ
リント500のチャンネル表示部の表示から得られるチ
ャンネルID番号を得る。そして、フラットベットスキ
ャナ30は、得られたチャンネルID番号とテストチャ
ート530の各色票の読取データとの組みを、テスト用
カラープリント毎に中央制御装置20に送る。
【0131】即ち、フラットベットスキャナ30が、本
発明の読取手段に相当する。
【0132】そして、中央制御装置20は、テスト用カ
ラープリント毎に送られたチャンネルID番号とテスト
チャート530の読取データとの組みから、写真焼付装
置の複数のチャンネルからなる焼付条件、即ち、中央制
御装置20で決定された露光量から、色フィルタ部53
の制御量とシャッタ制御部45の制御量とを算出するた
めの算出条件を決定する。そして、中央制御装置20
は、決定されたプリンタプロセッサの焼付条件、即ち、
中央制御装置20で決定された露光量から、色フィルタ
部53の制御量とシャッタ制御部45の制御量とを算出
するための算出条件を、内部メモリに設定記憶させる。
【0133】これにより、複数のチャンネルの各々につ
いて写真焼付装置40がこのチャンネルのテスト用の焼
付条件に従って焼付して得られたテスト用カラープリン
ト500が、テストチャート530だけでなく、チャン
ネル表示部510を有するから、テスト用カラープリン
ト500が多数になっても、この多数のテスト用カラー
プリント500の測定順番に関係なく、このチャンネル
表示部510によって、各テスト用カラープリント50
0のチャンネルID番号が判るので、得られたテスト用
カラープリント500の測定順番に関係なく、多数のテ
スト用カラープリント500の各々のテストチャート5
30とチャンネルID番号とを正しく対応させて測定す
ることができる。
【0134】そして、テスト用カラープリント500毎
に得られたチャンネルID番号とテストチャート530
の読取データとの正しい組み合わせから、写真焼付装置
40の焼付条件を決定することができ、良好な写真焼付
装置40の複数のチャンネルからなる焼付条件を安定的
に決定することができる。そして、決定した複数のチャ
ンネルからなる焼付条件を設定することにより、良好な
写真焼付装置40の複数のチャンネルからなる焼付条件
を安定的に設定することができる。
【0135】
【発明の効果】請求項1〜10に記載の発明により、得
られた複数のテスト用ハードコピーの測定順番に関係な
く、複数のテスト用ハードコピーの各々と、そのテスト
用出力条件とを正しく対応させて測定することができ
る。
【0136】請求項11〜16に記載の発明により、得
られた複数のテスト用プリントの測定順番に関係なく、
複数のテスト用プリントの各々と、そのテスト用焼付条
件とを正しく対応させて測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のプリンタプロセッサの概略斜視
図。
【図2】実施形態1のプリンタプロセッサの概略正面
図。
【図3】実施形態1のプリンタプロセッサの概略上面
図。
【図4】実施形態1のプリンタプロセッサの概略左側面
図。
【図5】実施形態1のプリンタプロセッサの概略正面断
面図。
【図6】実施形態1〜3のテスト用カラープリント(テ
スト用ハードコピー)の概略図。
【図7】実施形態2のプリントシステムの概略構成図。
【図8】実施形態2のプリンタのセットアップを説明す
るための説明図。
【図9】実施形態3の写真焼付システムの概略構成図。
【符号の説明】
100 ホストコンピュータ 200 露光装置 250 露光部 300 自動現像機 400 ソータ 510 チャンネル表示部 530 テストチャート 600 スキャナ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードコピーを出力するための出力用デ
    ジタル画像データに基づいて、設定された複数のチャン
    ネルからなる出力条件に従って、このデジタル画像のハ
    ードコピーを出力するプリンタのセットアップ方法にお
    いて、前記複数のチャンネルの各々について、当該チャ
    ンネルを直接又は間接的に得ることができるチャンネル
    記録部と、テストチャートと、を有するテスト用ハード
    コピーを出力するためのテスト出力用デジタル画像デー
    タと、当該チャンネルのテスト用の出力条件とを、前記
    プリンタに送り、前記複数のチャンネルの各々につい
    て、前記プリンタに、送られたテスト出力用デジタル画
    像データに基づいて、送られたテスト用の出力条件に従
    って、テスト用ハードコピーを出力させ、前記複数のチ
    ャンネルの各々について前記プリンタにより出力された
    前記チャンネル記録部と前記テストチャートとを有する
    テスト用ハードコピーによって、前記プリンタの出力条
    件を設定することを特徴とするプリンタのセットアップ
    方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のチャンネルの各々について、
    前記プリンタで出力されたテスト用ハードコピーのテス
    トチャートを読み取らせ、テストチャートの読取データ
    を得て、また、前記プリンタで出力されたテスト用ハー
    ドコピーのチャンネル記録部から、チャンネルを得て、
    前記複数のチャンネルの各々について得られたチャンネ
    ルとテストチャートの読取データとの組みから、前記プ
    リンタの出力条件を設定することを特徴とする請求項1
    に記載のプリンタのセットアップ方法。
  3. 【請求項3】 前記プリンタが、前記出力用デジタル画
    像データに基づいて、設定された複数のチャンネルから
    なる出力条件に従って、プリント用感光材料を露光し、
    露光されたプリント用感光材料を現像処理して、このデ
    ジタル画像のハードコピーであるプリントを出力するも
    のであることを特徴とする請求項1又は2に記載のプリ
    ンタのセットアップ方法。
  4. 【請求項4】 前記プリント用感光材料がハロゲン化銀
    カラー写真感光材料であり、前記プリンタが、前記出力
    用デジタルカラー画像データに基づいて、設定された出
    力条件に従って、プリント用感光材料をカラー露光し、
    露光されたプリント用感光材料を現像処理して、このデ
    ジタル画像のハードコピーであるカラープリントを出力
    するものであることを特徴とする請求項3に記載のプリ
    ンタのセットアップ方法。
  5. 【請求項5】 ハードコピーを出力するための出力用デ
    ジタル画像データに基づいて、設定された複数のチャン
    ネルからなる出力条件に従って、このデジタル画像のハ
    ードコピーを出力するプリンタを有するプリントシステ
    ムにおいて、前記複数のチャンネルの各々について、当
    該チャンネルを直接又は間接的に得ることができるチャ
    ンネル記録部と、テストチャートと、を有するテスト用
    ハードコピーを出力するためのテスト出力用デジタル画
    像データと、当該チャンネルのテスト用の出力条件と
    を、前記プリンタに送るホストコンピュータを有し、前
    記プリンタは、前記複数のチャンネルの各々について、
    前記ホストコンピュータから送られたテスト出力用デジ
    タル画像データに基づいて、前記ホストコンピュータか
    ら送られたテスト用の出力条件に従って、テスト用ハー
    ドコピーを出力するものであり、前記複数のチャンネル
    の各々について、前記プリンタで出力されたテスト用ハ
    ードコピーを読み取り、このテスト用ハードコピーのテ
    ストチャートの読取データと、このテスト用ハードコピ
    ーのチャンネル記録部から得られる当該チャンネルとの
    組みを得る読取手段と、前記複数のチャンネルの各々に
    ついて前記読取手段により得られたチャンネルとテスト
    チャートの読取データとの組みから、前記プリンタの出
    力条件を決定する出力条件決定手段と、を有することを
    特徴とするプリントシステム。
  6. 【請求項6】 前記決定手段により決定された前記プリ
    ンタの出力条件を、前記プリンタに設定する設定手段を
    有する請求項5に記載のプリントシステム。
  7. 【請求項7】 前記プリンタが、前記出力用デジタル画
    像データに基づいて、設定された出力条件に従って、プ
    リント用感光材料を露光する露光手段と、前記露光装置
    で露光されたプリント用感光材料を現像処理して、この
    デジタル画像のハードコピーであるプリントを得る自動
    現像機と、を有するものであることを特徴とする請求項
    5又は6に記載のプリントシステム。
  8. 【請求項8】 前記プリント用感光材料がハロゲン化銀
    カラー写真感光材料であり、前記プリンタが、前記出力
    用デジタルカラー画像データに基づいて、設定された出
    力条件に従って、プリント用感光材料をカラー露光し、
    露光されたプリント用感光材料を現像処理して、このデ
    ジタル画像のハードコピーであるカラープリントを出力
    するものであることを特徴とする請求項7に記載のプリ
    ントシステム。
  9. 【請求項9】 前記テスト用ハードコピーは、読取方向
    を示す読取方向記録部、前記テストチャートの読取位置
    を示すテストチャート読取位置記録部及び前記チャンネ
    ル記録部の読取位置を示すチャンネル記録部読取位置記
    録部が、設けられたものであり、前記読取手段は、前記
    読取方向記録部、前記テストチャート読取位置記録部及
    び前記チャンネル記録部読取位置記録部に基づいて、こ
    のテスト用ハードコピーのテストチャートの読取データ
    と、このテスト用ハードコピーのチャンネル記録部から
    得られるチャンネルとを得るものである請求項5〜8の
    いずれか1項に記載のプリントシステム。
  10. 【請求項10】 ハードコピーを出力するための出力用
    デジタル画像データに基づいて、設定された複数のチャ
    ンネルからなる出力条件に従って、このデジタル画像の
    ハードコピーを出力するプリンタのセットアップシステ
    ムにおいて、テスト用の出力条件を直接又は間接的に得
    ることができるチャンネル記録部と、テストチャート
    と、を有し、前記複数のチャンネルの各々毎に前記プリ
    ンタから出力された複数のテスト用ハードコピーを読み
    取り、このテスト用ハードコピーのテストチャートの読
    取データと、このテスト用ハードコピーのチャンネル記
    録部の表示から得られるチャンネルとの組みを得る読取
    手段と、複数のチャンネルの各々について前記読取手段
    により得られたチャンネルとテストチャートの読取デー
    タとの組みから、前記プリンタの出力条件を決定する出
    力条件決定手段と、を有することを特徴とするプリンタ
    のセットアップシステム。
  11. 【請求項11】 設定された複数のチャンネルからなる
    焼付条件に従って、原稿からプリント用感光材料を写真
    焼付する写真焼付装置のセットアップ方法において、前
    記複数のチャンネルの各々について、テストチャートを
    有する画像を記録されたテスト用原稿から、前記写真焼
    付装置で、当該チャンネルのテスト用の焼付条件に従っ
    て、プリント用感光材料を写真焼付し、前記写真焼付装
    置で写真焼付された前記プリント用感光材料を所定の現
    像処理条件で現像処理してテスト用プリントを得ること
    と、このテスト用プリント又はこのテスト用プリントの
    元になるプリント用感光材料に、当該チャンネルを直接
    又は間接的に得ることができるチャンネル記録部を記録
    させることと、を行った後に、前記複数のチャンネルの
    各々について得られた前記チャンネル記録部と前記テス
    トチャートとを有するテスト用プリントによって、前記
    写真焼付装置の焼付条件を設定することを特徴とする写
    真焼付装置のセットアップ方法。
  12. 【請求項12】 前記複数のチャンネルの各々につい
    て、前記写真焼付装置で写真焼付して得られたテスト用
    プリントのテストチャートを読み取らせ、テストチャー
    トの読取データを得て、前記写真焼付装置で写真焼付さ
    れたテスト用プリントのチャンネル記録部からチャンネ
    ルを得て、テスト用プリント毎に得られたチャンネルと
    テストチャートの読取データとの組みから、前記写真焼
    付装置の焼付条件を設定することを特徴とする請求項1
    1に記載の写真焼付装置のセットアップ方法。
  13. 【請求項13】 設定された複数のチャンネルからなる
    焼付条件に従って、原稿からプリント用感光材料を写真
    焼付する写真焼付装置を有する写真焼付システムにおい
    て、前記写真焼付装置で写真焼付された前記プリント用
    感光材料を所定の現像処理条件で現像処理する自動現像
    機と、テスト用プリント又はこのテスト用プリントの元
    になるプリント用感光材料に、チャンネルを直接又は間
    接的に得ることができるチャンネル記録部を記録する記
    録手段と、前記写真焼付装置に、前記複数のチャンネル
    の各々について、テストチャートを有する画像を記録し
    たテスト用原稿から、当該チャンネルのテスト用の焼付
    条件に従って、プリント用感光材料を写真焼付させ、前
    記写真焼付装置で写真焼付された前記プリント用感光材
    料を前記自動現像機で現像処理させてテスト用プリント
    を得ることを行わせ、前記記録手段に、このテスト用プ
    リント又はこのテスト用プリントの元になるプリント用
    感光材料に、当該チャンネルを直接又は間接的に得るこ
    とができるチャンネル記録部を記録させることとを行わ
    せるホストコンピュータと、を有し、前記写真焼付装置
    は、テストチャートを有する画像を記録されたテスト用
    原稿から、前記ホストコンピュータから指示されたテス
    ト用の焼付条件に従って、プリント用感光材料を写真焼
    付するものであり、前記写真焼付装置で写真焼付されて
    得られたテスト用プリントを読み取り、このテスト用プ
    リントのテストチャートの読取データと、このテスト用
    プリントのチャンネル記録部の表示から得られるチャン
    ネルとの組みを得る読取手段と、前記複数のチャンネル
    の各々について前記読取手段により得られたチャンネル
    とテストチャートの読取データとの組みから、前記写真
    焼付装置の焼付条件を決定する焼付条件決定手段と、を
    有することを特徴とする写真焼付システム。
  14. 【請求項14】 前記決定手段により決定された前記写
    真焼付装置の焼付条件を、前記写真焼付装置に設定する
    設定手段を有する請求項13に記載の写真焼付システ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記テスト用プリントは、読取方向を
    示す読取方向記録部、前記テストチャートの読取位置を
    示すテストチャート読取位置記録部及び前記チャンネル
    記録部の読取位置を示すチャンネル記録部読取位置記録
    部が、設けられたものであり、前記読取手段は、前記読
    取方向記録部、前記テストチャート読取位置記録部及び
    前記チャンネル記録部読取位置記録部に基づいて、この
    テスト用プリントのテストチャートの読取データと、こ
    のテスト用プリントのチャンネル記録部の表示から得ら
    れるチャンネルとの組みを得るものである請求項13ま
    たは14に記載の写真焼付システム。
  16. 【請求項16】 設定された複数のチャンネルからなる
    焼付条件に従って、原稿からプリント用感光材料を写真
    焼付する写真焼付装置のセットアップシステムにおい
    て、前記複数のチャンネルの各々について前記写真焼付
    装置で写真焼付されて得られたテストチャートと、当該
    チャンネルを直接又は間接的に得ることができるチャン
    ネル記録部と、を有するテスト用プリントを読み取り、
    このテスト用プリントのテストチャートの読取データと
    チャンネル記録部の表示から得られるチャンネルとの組
    みを得る読取手段と、前記複数のチャンネルの各々につ
    いて前記読取手段により得られたチャンネルとテストチ
    ャートの読取データとの組みから、前記プリンタの焼付
    条件を決定する焼付条件決定手段と、を有することを特
    徴とする写真焼付装置のセットアップシステム。
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