JPH1125709A - 高圧放電灯を用いた自動車用照明装置 - Google Patents

高圧放電灯を用いた自動車用照明装置

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JPH1125709A
JPH1125709A JP9175029A JP17502997A JPH1125709A JP H1125709 A JPH1125709 A JP H1125709A JP 9175029 A JP9175029 A JP 9175029A JP 17502997 A JP17502997 A JP 17502997A JP H1125709 A JPH1125709 A JP H1125709A
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JP
Japan
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light
discharge lamp
pressure discharge
ultraviolet
visible light
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JP9175029A
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Inventor
Manabu Fujii
学 藤井
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Central Melco Kk
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Central Melco Kk
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線眼炎、紅はん、青光障害、赤外放射障
害を発生させる波長を除去するようにした高圧放電灯を
用いた自動車用照明装置を得る。 【解決手段】 高圧放電灯2のガラス球2aをカバーす
るガラス材2fの表面に波長520nm以下と、波長8
00nm以上の波長域を選択的に除去する誘電体と誘電
体の多層干渉膜を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高圧放電灯を用
いた照明装置に係わり、特に、その発光スペクトラム分
布中、被照射体に悪影響のある波長域を除去する高圧放
電灯を用いた自動車用照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は、例えば高圧放電灯を用いた車
両用前照灯の断面図である。1は自動車用照明装置、2
は石英ガラス製のガラス球2a、リード線2b、2c、
遮光筒2dよりなる高圧放電灯、3はホルダー、4は始
動制御器、5は前面照射レンズ5a、回転放物面を有す
る反射鏡5bを含む照射部である。
【0003】始動制御器4は高圧放電灯を始動および点
灯制御し、ガラス球2a内部に封入された水銀、希ガ
ス、金属ハロゲン化物を励起、発光させる。この光は反
射鏡5bで反射しほぼ平行光線となり、前面照射レンズ
5aを介して目的に合致する光軸調整を行い被照射物を
照射する。
【0004】高圧放電灯は、白熱電球やハロゲン電球に
比べ色温度が高く、紫外光域や、可視光での短波長域
(紫〜緑)の比エネルギー量が多い。図16は、キセノ
ンランプの例を示すが、太陽光による自然昼光のスペク
トル分布と対比した場合、380〜495nmにおける
可視光の青紫〜青〜青線域のピーク、および800から
1000nm付近の近赤外線域のピークが顕著である。
【0005】光放射の被照射体への影響として、紫外光
によるプラスチックの劣化促進の現象が知られており、
この防止例を図17に示す。図17は、高圧放電灯とし
てキセノン灯2を用い、そのガラス球2aの周囲に紫外
線吸収ガラスカバー2gを設けた、自動車用ランプの光
源部分の高圧放電灯の断面図であり、波長400nm以
下の紫外線をこの紫外線吸収ガラスカバー2gで吸収
し、紫外光によるプラスチックの劣化を防止するもので
ある。
【0006】また、被照射体の温度等の上昇を防止する
ため赤外光域の波長を除去する干渉膜を反射鏡に設けた
例がある。
【0007】また、アーク溶接作業や治療としての紫外
線ランプの皮膚に照射する場合、特別な状況下での対応
として紫外線カット眼鏡の使用など、人体側で防護する
ことが通例であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】高圧放電灯は、高圧水
銀灯、高圧メタルハライドランプなど、その小形・高出
力・高効率を生かした大規模空間の照明や、白熱電球や
ハロゲン電球に比べ演色牲が優れた点を生かした店舗照
明などに多用されている。
【0009】また、最近ではキセノンガスの励起発光に
よるキセノンランプが点光源・高輝度に加え、より自然
光に近く、かつ電子式始動制御による瞬時点灯性能を生
かし、車両用前照灯に採用されつつある。
【0010】省エネルギー、高齢化の進展などとも関連
し、従来のハロゲンランプに比べ、約3倍の明るさを持
つ小容量のキセノンランプが今後自動車用照明など、人
の身近な領域で使用されるケースは増加することが予想
される。
【0011】特に、都市部や高速道路など交通量の多い
場所で、長時間この光にさらされる眼球において、短波
長域の可視光成分多さに起因するまぶしさの増加や、黒
いトルク演算手段系統の物体の見えにくさ、或いは紫外
光や赤外光による影響の他、可視光の青色光等のマイナ
ス面の影響の増加が予想される。これらの、光放射の眼
球や皮膚に対する影響のある波長域は、表1に示される
ように、波長が520nm以下の可視光、紫外光では、
紫外線眼炎、紅はん、青光障害が生じ、800nm以上
の赤外光放では、赤外放射障害が生じる場合がある。し
かし、表1に示した光放射の人体への障害を生じる波長
領域の内、青光障害や、赤外放射障害の防止対策を自動
車用照明装置側で行った例は見当たらない。
【0012】
【表1】
【0013】この発明は、上述の問題点を解決するため
になされたもので、キセノンランプなど高圧放電灯の分
光分布光中で、紫外線眼炎、紅はん、青光障害を発生さ
せる520nm以下の波長と、赤外放射障害を発生させ
る800nm以上の波長を除去するようにした高圧放電
灯を用いた自動車用照明装置を提供することを目的とし
たものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる高圧放
電灯を用いた自動車用照明装置は、高圧放電灯と、この
高圧放電灯の発生する光を反射する反射鏡と、この反射
鏡の前面に設けられた照射レンズとを備えた高圧放電灯
を用いた自動車用照明装置において、上記高圧放電灯の
発生する光の内、520nm以下の可視光と紫外光域を
選択的に除去する可視光・紫外光除去手段を設けたもの
である。
【0015】また、可視光・紫外光除去手段をAu−G
e−Sio多層干渉膜とし、反射鏡に設けたものであ
る。
【0016】また、可視光・紫外光除去手段をII−IV族
化合物半導体の微結晶を分散させたフィルターとして照
射レンズの内側または外側の少なくとも一方に設けたも
のである。
【0017】また、可視光・紫外光除去手段をII−IV族
化合物半導体の微結晶を分散させたフィルター照射レン
ズとして照射レンズに代えたものである。
【0018】また、高圧放電灯の発生する光の内、80
0nm以上の赤外光域を選択的に除去する赤外光除去手
段を設けたものである。
【0019】また、可視光・紫外光除去手段をII−IV族
化合物半導体の微結晶を分散させたフィルターとして照
射レンズの内側または外側の少なくとも一方に設け、赤
外光除去手段をMgF2 −ZnS多層干渉膜とし、反射
鏡に設けたものである。
【0020】また、可視光・紫外光除去手段をII−IV族
化合物半導体の微結晶を分散させたフィルター照射レン
ズとして照射レンズに代え、赤外光除去手段をMgF2
−ZnS多層干渉膜とし、反射鏡に設けたものである。
【0021】また、高圧放電灯と、この高圧放電灯の発
生する光を反射する反射鏡と、この反射鏡の前面に設け
られた照射レンズとを備えた高圧放電灯を用いた自動車
用照明装置において、上記高圧放電灯の発生する光の
内、520nm以下の可視光と紫外光域と、800nm
以上の赤外光域とを選択的に除去する可視光・紫外光・
赤外光除去手段を設けたものである。
【0022】また、可視光・紫外光・赤外光除去手段を
TiO2 −SiO2 多層干渉膜とし、高圧放電灯に設け
たものである。
【0023】また、可視光・紫外光・赤外光除去手段を
TiO2 −SiO2 多層干渉膜とし、照射レンズの内側
または外側の少なくとも一方に設けたものである。
【0024】また、高圧放電灯と、この高圧放電灯の発
生する光を反射する反射鏡と、この反射鏡の前面に設け
られた照射レンズとを備えた高圧放電灯を用いた自動車
用照明装置において、上記高圧放電灯の発生する光の
内、520nm以下の可視光と紫外光域及び800nm
以上の赤外光域を選択的に除去する可視光・紫外光・赤
外光除去手段と、520nm以下の可視光と紫外光域を
選択的に除去する可視光・紫外光除去手段とを設けたも
のである。
【0025】また、可視光・紫外光除去手段をII−IV族
化合物半導体の微結晶を分散させたフィルター照射レン
ズとして照射レンズに代え、可視光・紫外光・赤外光除
去手段をTiO2 −SiO2 多層干渉膜とし、上記フィ
ルター照射レンズの内側または外側の少なくとも一方に
設けたものである。
【0026】また、可視光・紫外光・赤外光除去手段を
TiO2 −SiO2 多層干渉膜とし、高圧放電灯に設
け、可視光・紫外光除去手段をAu−Ge−Sio多層
干渉膜とし、反射鏡に設けたものである。
【0027】また、可視光・紫外光除去手段をII−IV族
化合物半導体の微結晶を分散させたフィルター照射レン
ズ及びTiO2 −SiO2 多層干渉膜とし、上記フィル
ター照射レンズを照射レンズに代えるとともに、上記T
iO2 −SiO2 多層干渉膜を反射鏡に設け、可視光・
紫外光・赤外光除去手段をTiO2 −SiO2 多層干渉
膜とし、上記フィルター照射レンズの内側または外側の
少なくとも一方に設けたものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す高
圧放電灯を用いた自動車用照明装置の断面図であり、車
両用前照灯への適用例を示す。図において1は自動車用
照明装置、2は石英ガラス製のガラス球2a、リード線
2b、2c、遮光筒2dよりなる高圧放電灯、3は絶縁
ベース3a、リードサポート3b、3cを含むホルダ
ー、4はケース4a、電子回路4bよりなる始動制御
器、5は前面照射レンズ5a、回転放物面を有する反射
鎖5b、封着材5c、5dを含む照射部、6は灯具ボデ
ィ6a、取り付けネジ6bを有する装着部で、取り付け
ネジ6bを介して自動車のボディなど披装着側構造材に
固定される。始動制御器4は高圧放電灯を始動および点
灯制御し、ガラス球2a内部に封入された水銀、希ガ
ス、金属ハロゲン化物を励起、発光させる。5gは反射
鏡5bの表面に形成された例えば、金属と誘電体である
Au−Ge−SiO多層干渉膜からなる可視光・紫外光
除去膜である。
【0029】ここで、高圧放電灯2の発光スペクトラム
に対するAu−Ge−SiO多層干渉膜の反射率特性を
図2について説明する。高圧放電灯2の発光スペクトラ
ムは、紫外線、可視光、赤外線等であるが、可視光・紫
外光除去膜5gであるAu−Ge−SiO多層干渉膜
は、紫外線眼炎、紅はん、青光障害を発生させる波長領
域である紫外線、可視光、青光線の領域である520n
m以下の波長域で反射率が低下し、520nm以下の波
長域を85%カットする。
【0030】以上の構成で、高圧放電灯2からの放射光
は、反射鏡5bに形成された可視光・紫外光除去膜5g
で高圧放電灯2の発光スペクトラム中、520nm以下
の波長域が85%選択的に除去され、反射鏡5bで反射
しほば平行光線となった平行ビーム5eはこの波長域が
除かれたものとなり、前面照射レンズ5aを介し被照射
物を照射する。
【0031】以上のように、照射域内の眼球へのまぶし
さ防止、および、紫外線眼炎、青光障害と、皮膚への紅
はんを防止することができる。
【0032】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を示す高圧放電灯を用いた自動車用照明装置の断面
図である。前記の実施の形態1に、前面照射レンズ5a
の内面に近接して、CdSやCdSeなどのII−IV族化
合物半導体の徽桔晶を分散させた可視光・紫外光フィル
ター5hを介在させたものである。その他の構成は実施
の形態1を示す図1と同じであり、説明を省略する。
【0033】図4にこの可視光・紫外光フィルター5h
の特性の一例を示す。高圧放電灯2の発光スペクトラム
中、紫外線眼紅はん、青光障害、赤外放射障害を発生さ
せる波長領域である紫外線、可視光、青光線の領域であ
る520nm以下の波長域で透過率が低下し、520n
m以下の波長域を85%カットする。
【0034】この構成により、高圧放電灯2からの放射
光は、反射鏡5bに形成された可視光・紫外光除去膜5
bで高圧放電灯2の発光スペクトラム中、520nm以
下の波長域を選択的に吸収され、反射鏡5bで反射しほ
ば平行光線となった平行ビーム5eはこの波長域が除か
れたものとなり、可視光・紫外光吸収光学ガラスフィル
ター5hでさらに、520nm以下の波長域が吸収さ
れ、前面照射レンズ5aを介して被照射物を照射する。
【0035】以上のように、照射域内の眼球へのまぶし
さ防止、および、紫外線眼炎、青光障害と、皮膚への紅
はんをよりよく防止することができる。
【0036】なお、可視光・紫外光フィルター5hの設
置箇所として、高圧放電灯2のガラス球2aの近傍に、
これを取り巻く形で介在させても良い。
【0037】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3を示す高圧放電灯を用いた自動車用照明装置の断面
図である。従来例を示す図16の前面照射レンズ5aを
CdSやCdSeなどのII−IV族化合物半導体の徽桔晶
を分散させた可視光・紫外光フィルタ照射レンズ5iに
換えたものである。その他の構成は図16と同じであ
り、説明を省略する。
【0038】この構成により、高圧放電灯2からの放射
光は、反射鏡5bで反射し、ほば平行光線となった平行
ビーム5eは、可視光・紫外光フィルタ照射レンズ5i
で、520nm以下の波長域が90%吸収され、被照射
物を照射する。
【0039】以上のように、構成品を減らして、照射域
内の眼球へのまぶしさ防止、および、紫外線眼炎、青光
障害と、皮膚への紅はんを防止することができる。
【0040】なお、可視光・紫外光フィルター照射レン
ズ5iは従来の材質として、この外部表面にII−IV族化
合物半導体の微結晶を分散させた可視光・紫外光フィル
ターを張り合わせ、同一効果を得ることも可能である。
【0041】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4を示す高圧放電灯を用いた自動車用照明装置の断面
図である。従来例を示す図16の高圧放電灯2のガラス
球2aの表面に設けたガラスカバー材2fの表面に、例
えば、誘電体と誘電体であるTiO2 −SiO2 の多層
干渉膜からなる可視光・紫外光・赤外光除去膜2eを形
成したものである。その他の構成は図16と同じであ
り、説明を省略する。
【0042】図7は高圧放電灯2の発光スペクトラムに
対する可視光・紫外光・赤外光除去膜2eであるTiO
2 −SiO2 の多層干渉膜の反射率特性を示すもので、
高圧放電灯2の発光スペクトラム中のまぶしさを増長し
たり、紫外線眼炎、紅はん、青光障害を発生させる波長
領域である紫外線、可視光、青光線の領域である520
nm以下の波長域と、赤外線障害を発生させる800n
m以上の波長域付近で反射率が低下し、520nm以
下、800nm以上を70〜80%カットする。この範
囲はTiO2 −SiO2 の多層干渉膜の膜厚を調整して
得ることができる。
【0043】以上の構成で、高圧放電灯2からの放射光
は、ガラスカバー材2fの表面に形成された、可視光・
紫外光・赤外光除去膜2eで、高圧放電灯2の発光スペ
クトラム中、520nm以下と800nm以上の波長域
が共に70〜80%選択的に吸収され、反射鏡5bで反
射し、ほば平行光線となった平行ビーム5eはこの波長
域が除かれたものとなり、前面照射レンズ5aを介して
被照射物を照射する。
【0044】以上のように、照射域内の眼球へのまぶし
さ防止、および、紫外線眼炎、青光障害と、皮膚への紅
はん、赤外線障害等、より広く防止することができる。
【0045】なお、ガラスカバー材2fを使わずに、例
えば石英ガラス製のガラス球2aの表面に直接、可視光
・紫外光・赤外光除去膜を形成しても良いが、本実施の
形態は、可視光・紫外光・赤外光除去膜2eの形成に適
したガラスカバー材2fを使用する例を示している。ま
た、ガラスカバー材2fに実施の形態2で示した図4の
可視光・紫外光フィルターの特性を持たせることも可能
である。
【0046】実施の形態5.図8はこの発明の実施の形
態5を示す高圧放電灯を用いた自動車用照明装置の断面
図である。従来例を示す図16の前面照射レンズ5aの
内側表面に、例えば誘電体と誘電体であるTiO2 −S
iO2 の多層干渉膜からなる可視光・紫外光・赤外光除
去膜5fを形成したものである。その他の構成は図16
と同じであり、説明を省略する。
【0047】以上の構成で、高圧放電灯2からの放射光
は、前面照射レンズ5aの表面に形成された、可視光・
紫外光・赤外光除去膜5fで、高圧放電灯2の発光スペ
クトラム中、520nm以下と800nm以上の波長域
が70〜80%共に選択的に吸収され、被照射物を照射
する。
【0048】以上のように、照射域内の眼球へのまぶし
さ防止、および、紫外線眼炎、青光障害と、皮膚への紅
はん、赤外線障害等、より広く防止することができる。
【0049】実施の形態6.図9はこの発明の実施の形
態6を示す高圧放電灯を用いた自動車用照明装置の断面
図であり、実施の形態3と実施の形態5を組み合わせた
ものであり、従来例を示す図16の前面照射レンズ5a
をCdSやCdSeなどのII−IV族化合物半導体の徽桔
晶を分散させた可視光・紫外光フィルタ照射レンズ5i
に換え、この可視光・紫外光吸収前面照射レンズ5iの
内側表面に、例えば誘電体と誘電体であるTiO2 −S
iO2 の多層干渉膜からなる可視光・紫外光・赤外光除
去膜5fを形成したものである。
【0050】この構成により、高圧放電灯2からの放射
光は、反射鏡5bで反射し、ほば平行光線となった平行
ビーム5eは、可視光・紫外光・赤外光除去膜5fで、
520nm以下と800nm以上の波長域が70〜80
%共に選択的に吸収され、さらに、可視光・紫外光フィ
ルタ照射レンズ5iで、520nm以下の波長域が90
%吸収され、被照射物を照射する。従って、可視光・紫
外光・赤外光除去膜5fで520nm以下の除去率が7
0〜80%であったが、可視光・紫外光フィルタ照射レ
ンズ5iにより、520nm以下の波長域が90%吸収
される。
【0051】以上のように、照射域内の眼球への紫外線
眼炎、青光障害と、皮膚への紅はん、赤外線障害等、よ
り広く、特に、眼球への紫外線眼炎、青光障害と、皮膚
への紅はんを、よりよく防止することができる。また、
照射域内の眼球へのまぶしさ防止を行える。
【0052】実施の形態7.図10はこの発明の実施の
形態7を示す高圧放電灯を用いた自動車用照明装置の断
面図であり、実施の形態1と実施の形態4を組み合わせ
たものであり、5gは反射鏡5bの表面に形成された例
えば、金属と誘電体であるAu−Ge−SiO多層干渉
膜からなる可視光・紫外光除去膜、2eはガラスカバー
材2fに誘電体と誘電体であるTiO2 −SiO2 の多
層干渉膜からなる可視光・紫外光・赤外光除去膜を形成
したものである。
【0053】この構成で、高圧放電灯2からの放射光
は、ガラスカバー材2fの表面に形成された、可視光・
紫外光・赤外光除去膜2eで、高圧放電灯2の発光スペ
クトラム中、520nm以下と800nm以上のの波長
域が70〜80%共に選択的に吸収され、さらに、反射
鏡5bに形成された可視光・紫外光除去膜5bで高圧放
電灯2の発光スペクトラム中、520nm以下の波長域
が85%選択的に吸収され、反射鏡5bで反射しほば平
行光線となった平行ビーム5eはこの波長域が除かれた
ものとなり、前面照射レンズ5aを介して被照射物を照
射する。
【0054】以上のように、照射域内の眼球への紫外線
眼炎、青光障害と、皮膚への紅はん、赤外線障害等、よ
り広く、特に、眼球への紫外線眼炎、青光障害と、皮膚
への紅はんを、よりよく防止することができる。また、
照射域内の眼球へのまぶしさ防止も行える。
【0055】実施の形態8.図11はこの発明の実施の
形態8を示す高圧放電灯を用いた自動車用照明装置の断
面図である。5hは前面照射レンズ5aの内面に近接し
て、CdSやCdSeなどのII−IV族化合物半導体の徽
桔晶を分散させた可視光・紫外光フィルター5hであ
り、5jは反射鏡5bにMgF2ーZnS多層干渉膜か
らなる赤外光除去膜を形成したものである。その他の構
成は実施の形態1を示す図1と同じであり、説明を省略
する。
【0056】図12にこの赤外光除去膜5jの特性を示
す。高圧放電灯2の発光スペクトラム中、赤外放射障害
を発生させる波長領域である赤外線の領域である800
nm以上の波長域で反射率が低下し、800nm以下の
波長域を70〜80%カットする。
【0057】この構成により、高圧放電灯2からの放射
光は、反射鏡5bに形成された赤外光除去膜5jで高圧
放電灯2の発光スペクトラム中、800nm以上の波長
域を選択的に70〜80%吸収され、反射鏡5bで反射
しほば平行光線となった平行ビーム5eは、可視光・紫
外光フィルター5hでさらに、520nm以下の波長域
が90%吸収され、前面照射レンズ5aを介して被照射
物を照射する。
【0058】以上のように、照射域内の眼球への紫外線
眼炎、青光障害と、皮膚への紅はん、赤外線障害等、よ
り広く防止することができる。また、照射域内の眼球へ
のまぶしさ防止が行える。
【0059】実施の形態9.図13はこの発明の実施の
形態9を示す高圧放電灯を用いた自動車用照明装置の断
面図である。5iはCdSやCdSeなどのII−IV族化
合物半導体の徽桔晶を分散させた可視光・紫外光吸収前
面照射レンズ、5jは反射鏡5bにMgF2−ZnS多
層干渉膜からなる赤外光除去膜を形成したものである。
その他の構成は実施の形態1を示す図1と同じであり、
説明を省略する。
【0060】この構成により、高圧放電灯2からの放射
光は、反射鏡5bに形成された赤外光除去膜5jで高圧
放電灯2の発光スペクトラム中、800nm以上の波長
域を選択的に70〜80%吸収され、反射鏡5bで反射
しほば平行光線となった平行ビーム5eは、可視光・紫
外光フィルタ照射レンズ5iでさらに、520nm以下
の波長域が90%吸収され、前面照射レンズ5aを介し
て被照射物を照射する。
【0061】以上のように、照射域内の眼球への紫外線
眼炎、青光障害と、皮膚への紅はん、赤外線障害等、よ
り広く防止することができる。また、照射域内の眼球へ
のまぶしさ防止が行える。
【0062】実施の形態10.図14はこの発明の実施
の形態9を示す高圧放電灯を用いた自動車用照明装置の
断面図であり、実施の形態1と6を組み合わせたもので
あり、5gは反射鏡5bの表面に形成された例えば、金
属と誘電体であるAu−Ge−SiO多層干渉膜からな
る可視光・紫外光除去膜、5iはCdSやCdSeなど
のII−IV族化合物半導体の徽桔晶を分散させた可視光・
紫外光フィルタ照射レンズ、5fはこの可視光・紫外光
吸収前面照射レンズ5iの内側表面に、TiO2 −Si
2 の多層干渉膜からなる可視光・紫外光・赤外光除去
膜5fを形成したものである。
【0063】この構成により、高圧放電灯2からの放射
光は、高圧放電灯2からの放射光は、可視光・紫外光除
去膜5gで、520nm以下の波長域が85%選択的に
除去され、反射鏡5bで反射しほば平行光線となった平
行ビーム5eは、可視光・紫外光・赤外光除去膜5f
で、520nm以下と800nm以上の波長域が70〜
80%共に選択的に吸収され、さらに、可視光・紫外光
フィルタ照射レンズ5iで、520nm以下の波長域が
90%吸収され、被照射物を照射する。
【0064】以上のように、照射域内の眼球への紫外線
眼炎、青光障害と、皮膚への紅はん、赤外線障害等、よ
り広く、特に、眼球への紫外線眼炎、青光障害と、皮膚
への紅はんを、さらによりよく防止することができる。
また、照射域内の眼球へのまぶしさ防止が行える。
【0065】以上の実施の形態では、車両用前照灯の適
用例について、説明したが、この他にも高圧放電灯を用
いた住宅、オフィス用照明装置にも適用できる。
【0066】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0067】この発明に係わる高圧放電灯を用いた自動
車用照明装置は、高圧放電灯と、この高圧放電灯の発生
する光を反射する反射鏡と、この反射鏡の前面に設けら
れた照射レンズとを備えた高圧放電灯を用いた自動車用
照明装置において、上記高圧放電灯の発生する光の内、
520nm以下の可視光と紫外光域を選択的に除去する
可視光・紫外光除去手段を設けたので、照射域内の眼球
へのまぶしさ防止に加え、紫外線眼炎、青光障害と、皮
膚への紅はんを防止することができる。
【0068】また、可視光・紫外光除去手段をAu−G
e−Sio多層干渉膜とし、反射鏡に設けたので、照射
域内の眼球へのまぶしさ防止と、紫外線眼炎、青光障害
と、皮膚への紅はんを防止することができる。
【0069】また、可視光・紫外光除去手段をII−IV族
化合物半導体の微結晶を分散させたフィルタ−として照
射レンズの内側または外側の少なくとも一方に設けたの
で、照射域内の眼球へのまぶしさ防止と、紫外線眼炎、
青光障害と、皮膚への紅はんをよりよく防止することが
できる。
【0070】また、可視光・紫外光除去手段をII−IV族
化合物半導体の微結晶を分散させたフィルター照射レン
ズとして照射レンズに代えたので、構成品を減らして、
照射域内の眼球へのまぶしさ防止と、紫外線眼炎、青光
障害と、皮膚への紅はんを防止することができる。
【0071】また、高圧放電灯の発生する光の内、80
0nm以上の赤外光域を選択的に除去する赤外光除去手
段を設けたので、照射域内の眼球への紫外線眼炎、青光
障害と、皮膚への紅はん、赤外線障害等、より広く防止
することができる。
【0072】また、可視光・紫外光除去手段をII−IV族
化合物半導体の微結晶を分散させたフィルタ−として照
射レンズの内側または外側の少なくとも一方に設け、赤
外光除去手段をMgF2 −ZnS多層干渉膜とし、反射
鏡に設けたので、照射域内の眼球への紫外線眼炎、青光
障害と、皮膚への紅はん、赤外線障害等、より広く防止
することができる。
【0073】また、可視光・紫外光除去手段をII−IV族
化合物半導体の微結晶を分散させたフィルター照射レン
ズとして照射レンズに代え、赤外光除去手段をMgF2
−ZnS多層干渉膜とし、反射鏡に設けたので、照射域
内の眼球へのまぶしさ防止と、紫外線眼炎、青光障害
と、皮膚への紅はん、赤外線障害等、より広く防止する
ことができる。
【0074】また、高圧放電灯と、この高圧放電灯の発
生する光を反射する反射鏡と、この反射鏡の前面に設け
られた照射レンズとを備えた高圧放電灯を用いた自動車
用照明装置において、上記高圧放電灯の発生する光の
内、520nm以下の可視光と紫外光域と、800nm
以上の赤外光域とを選択的に除去する可視光・紫外光・
赤外光除去手段を設けたので、照射域内の眼球への紫外
線眼炎、青光障害と、皮膚への紅はん、赤外線障害等、
より広く防止することができる。
【0075】また、可視光・紫外光・赤外光除去手段を
TiO2 −SiO2 多層干渉膜とし、高圧放電灯に設け
たので、照射域内の眼球へのまぶしさ防止と、紫外線眼
炎、青光障害と、皮膚への紅はん、赤外線障害等、より
広く防止することができる。
【0076】また、可視光・紫外光・赤外光除去手段を
TiO2 −SiO2 多層干渉膜とし、照射レンズの内側
または外側の少なくとも一方に設けたので、照射域内の
眼球へのまぶしさ防止と、紫外線眼炎、青光障害と、皮
膚への紅はん、赤外線障害等、より広く防止することが
できる。
【0077】また、高圧放電灯と、この高圧放電灯の発
生する光を反射する反射鏡と、この反射鏡の前面に設け
られた照射レンズとを備えた高圧放電灯を用いた自動車
用照明装置において、上記高圧放電灯の発生する光の
内、520nm以下の可視光と紫外光域及び800nm
以上の赤外光域を選択的に除去する可視光・紫外光・赤
外光除去手段と、520nm以下の可視光と紫外光域を
選択的に除去する可視光・紫外光除去手段とを設けたの
で、照射域内の眼球への紫外線眼炎、青光障害と、皮膚
への紅はん、赤外線障害等、より広く、特に、眼球への
まぶしさ防止と、紫外線眼炎、青光障害と、皮膚への紅
はんを、よりよく防止することができる。
【0078】また、可視光・紫外光除去手段をII−IV族
化合物半導体の微結晶を分散させたフィルター照射レン
ズとして照射レンズに代え、可視光・紫外光・赤外光除
去手段をTiO2 −SiO2 多層干渉膜 とし、上記フ
ィルター照射レンズの内側または外側の少なくとも一方
に設けたので、照射域内の眼球への紫外線眼炎、青光障
害と、皮膚への紅はん、赤外線障害等、より広く、特
に、眼球へのまぶしさ防止と、紫外線眼炎、青光障害
と、皮膚への紅はんを、よりよく防止することができ
る。
【0079】また、可視光・紫外光・赤外光除去手段を
TiO2 −SiO2 多層干渉膜とし、高圧放電灯に設
け、可視光・紫外光除去手段をAu−Ge−Sio多層
干渉膜とし、反射鏡に設けたので、照射域内の眼球への
紫外線眼炎、青光障害と、皮膚への紅はん、赤外線障害
等、より広く、特に、眼球へのまぶしさ防止と、紫外線
眼炎、青光障害と、皮膚への紅はんを、よりよく防止す
ることができる。
【0080】また、可視光・紫外光除去手段をII−IV族
化合物半導体の微結晶を分散させたフィルター照射レン
ズ及びTiO2 −SiO2 多層干渉膜 とし、上記フィ
ルター照射レンズを照射レンズに代えるとともに、上記
TiO2 −SiO2 多層干渉膜を反射鏡に設け、可視光
・紫外光・赤外光除去手段をTiO2 −SiO2 多層干
渉膜とし、上記フィルター照射レンズの内側または外側
の少なくとも一方に設けたので、照射域内の眼球への紫
外線眼炎、青光障害と、皮膚への紅はん、赤外線障害
等、より広く、特に、眼球へのまぶしさ防止と、紫外線
眼炎、青光障害と、皮膚への紅はんを、さらによりよく
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態1を示す高圧放電灯を用
いた自動車用照明装置の断面図である。
【図2】 この発明の実施形態1の可視光・紫外光除去
膜の反射特性図である。
【図3】 この発明の実施形態2を示す高圧放電灯を用
いた自動車用照明装置の断面図である。
【図4】 この発明の実施形態2の光学ガラスフィルタ
材の透過特性図である。
【図5】 この発明の実施形態3を示す高圧放電灯を用
いた自動車用照明装置の断面図である。
【図6】 この発明の実施形態4を示す高圧放電灯を用
いた自動車用照明装置の断面図である。
【図7】 この発明の実施形態4の可視光・紫外光・赤
外光除去膜の反射特性図である。
【図8】 この発明の実施形態5を示す高圧放電灯を用
いた自動車用照明装置の断面図である。
【図9】 この発明の実施形態6を示す高圧放電灯を用
いた自動車用照明装置の断面図である。
【図10】 この発明の実施形態7を示す高圧放電灯を
用いた自動車用照明装置の断面図である。
【図11】 この発明の実施形態8を示す高圧放電灯を
用いた自動車用照明装置の断面図である。
【図12】この発明の実施形態8の赤外光除去膜の反射
特性図である。
【図13】 この発明の実施形態9を示す高圧放電灯を
用いた自動車用照明装置の断面図である。
【図14】 この発明の実施形態10を示す高圧放電灯
を用いた自動車用照明装置の断面図である。
【図15】 従来の高圧放電灯を用いた自動車用照明装
置の断面図である。
【図16】 高圧放電灯としてキセノンランプを用いた
場合の発光スペクトラム分布図である。
【図17】 従来の高圧放電灯の断面図である。
【符号の説明】
1 自動車用照明装置、2 高圧放電灯、2a ガラス
球、2e 可視光・紫外光・赤外光除去膜、2f ガラ
スカバー材、5a 前面照射レンズ、5b 反射鏡、5
e 平行ビーム、5f 可視光・紫外光・赤外光除去
膜、5g 可視光、紫外光除去膜、5h 可視光・紫外
光フィルター、5i 可視光・紫外光フィルター照射レ
ンズ、5j 赤外線除去膜。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧放電灯と、この高圧放電灯の発生す
    る光を反射する反射鏡と、この反射鏡の前面に設けられ
    た照射レンズとを備えた高圧放電灯を用いた自動車用照
    明装置において、 上記高圧放電灯の発生する光の内、520nm以下の可
    視光と紫外光域を選択的に除去する可視光・紫外光除去
    手段を設けたことを特徴とする高圧放電灯を用いた自動
    車用照明装置。
  2. 【請求項2】 可視光・紫外光除去手段をAu−Ge−
    Sio多層干渉膜とし、反射鏡に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の高圧放電灯を用いた自動車用照明装
    置。
  3. 【請求項3】 可視光・紫外光除去手段をII−IV族化合
    物半導体の微結晶を分散させたフィルターとして照射レ
    ンズの内側または外側の少なくとも一方に設けたことを
    特徴とする請求項2記載の高圧放電灯を用いた自動車用
    照明装置。
  4. 【請求項4】 可視光・紫外光除去手段をII−IV族化合
    物半導体の微結晶を分散させたフィルター照射レンズと
    して照射レンズに代えたことを特徴とする請求項1記載
    の高圧放電灯を用いた自動車用照明装置。
  5. 【請求項5】 高圧放電灯の発生する光の内、800n
    m以上の赤外光域を選択的に除去する赤外光除去手段を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の高圧放電灯を用
    いた自動車用照明装置。
  6. 【請求項6】 可視光・紫外光除去手段をII−IV族化合
    物半導体の微結晶を分散させたフィルターとして照射レ
    ンズの内側または外側の少なくとも一方に設け、赤外光
    除去手段をMgF2 −ZnS多層干渉膜とし、反射鏡に
    設けたことを特徴とする請求項5記載の高圧放電灯を用
    いた自動車用照明装置。
  7. 【請求項7】 可視光・紫外光除去手段をII−IV族化合
    物半導体の微結晶を分散させたフィルター照射レンズと
    して照射レンズに代え、赤外光除去手段をMgF2 −Z
    nS多層干渉膜とし、反射鏡に設けたことを特徴とする
    請求項5記載の高圧放電灯を用いた自動車用照明装置。
  8. 【請求項8】 高圧放電灯と、この高圧放電灯の発生す
    る光を反射する反射鏡と、この反射鏡の前面に設けられ
    た照射レンズとを備えた高圧放電灯を用いた自動車用照
    明装置において、 上記高圧放電灯の発生する光の内、520nm以下の可
    視光と紫外光域と、800nm以上の赤外光域とを選択
    的に除去する可視光・紫外光・赤外光除去手段を設けた
    ことを特徴とする高圧放電灯を用いた自動車用照明装
    置。
  9. 【請求項9】 可視光・紫外光・赤外光除去手段をTi
    2 −SiO2 多層干渉膜とし、高圧放電灯に設けたこ
    とを特徴とする請求項8記載の高圧放電灯を用いた自動
    車用照明装置。
  10. 【請求項10】 可視光・紫外光・赤外光除去手段をT
    iO2 −SiO2 多層干渉膜とし、照射レンズの内側ま
    たは外側の少なくとも一方に設けたことを特徴とする請
    求項8記載の高圧放電灯を用いた自動車用照明装置。
  11. 【請求項11】 高圧放電灯と、この高圧放電灯の発生
    する光を反射する反射鏡と、この反射鏡の前面に設けら
    れた照射レンズとを備えた高圧放電灯を用いた自動車用
    照明装置において、 上記高圧放電灯の発生する光の内、520nm以下の可
    視光と紫外光域及び800nm以上の赤外光域を選択的
    に除去する可視光・紫外光・赤外光除去手段と、 520nm以下の可視光と紫外光域を選択的に除去する
    可視光・紫外光除去手段とを設けたことを特徴とする高
    圧放電灯を用いた自動車用照明装置。
  12. 【請求項12】 可視光・紫外光除去手段をII−IV族化
    合物半導体の微結晶を分散させたフィルター照射レンズ
    として照射レンズに代え、可視光・紫外光・赤外光除去
    手段をTiO2 −SiO2 多層干渉膜とし、上記フィル
    ター照射レンズの内側または外側の少なくとも一方に設
    けたことを特徴とする請求項11記載の高圧放電灯を用
    いた自動車用照明装置。
  13. 【請求項13】 可視光・紫外光・赤外光除去手段をT
    iO2 −SiO2 多層干渉膜とし、高圧放電灯に設け、
    可視光・紫外光除去手段をAu−Ge−Sio多層干渉
    膜とし、反射鏡に設けたことを特徴とする請求項11記
    載の高圧放電灯を用いた自動車用照明装置。
  14. 【請求項14】 可視光・紫外光除去手段をII−IV族化
    合物半導体の微結晶を分散させたフィルター照射レンズ
    及びTiO2 −SiO2 多層干渉膜とし、上記光学ガラ
    スフィルターを照射レンズに代えるとともに、上記Ti
    2 −SiO2 多層干渉膜を反射鏡に設け、可視光・紫
    外光・赤外光除去手段をTiO2 −SiO2 多層干渉膜
    とし、上記フィルター照射レンズの内側または外側の少
    なくとも一方に設けたことを特徴とする請求項11記載
    の高圧放電灯を用いた自動車用照明装置。
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