JPH1125666A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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Publication number
JPH1125666A
JPH1125666A JP17245597A JP17245597A JPH1125666A JP H1125666 A JPH1125666 A JP H1125666A JP 17245597 A JP17245597 A JP 17245597A JP 17245597 A JP17245597 A JP 17245597A JP H1125666 A JPH1125666 A JP H1125666A
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JP
Japan
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wiring board
flexible wiring
metal cover
reproducing apparatus
circuit board
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Withdrawn
Application number
JP17245597A
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English (en)
Inventor
Noboru Aoyama
昇 青山
Fumiaki Kishimoto
文明 岸本
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH1125666A publication Critical patent/JPH1125666A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ピックアップと回路基板とを電気的に接続
するフレキシブル配線板が回路基板の主面を保護する金
属製カバーと面接触するディスク再生装置においては、
フレキシブ配線板と金属製カバーとの接触部分にその接
触面積に応じた大きさ静電容量が発生し、この静電容量
が特にディスク再生の高速化を実現したディスク再生装
置において伝送信号波形を大きく劣化させる要因となっ
ていた。 【解決手段】 回路基板18を覆う下側の金属製カバー
32にフレキシブルケーブル17との接触面積を制御す
る凹凸部41を形成した。この凹凸部41によって金属
製カバー32とフレキシブルケーブル17との接触面積
を減らすことができ、これらの接触部分に発生する静電
容量を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROM、D
VD等の光ディスクを再生するディスク再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、CD−ROMドライブなどの光デ
ィスクドライブの倍速再生は、4倍、8倍、16倍さら
には24倍といった具合に年々高速化の様相を呈してい
る。このような光ディスクドライブの高速化につれて新
たな問題点の改善が要求されるようになってきている。
そのひとつに、光ピックアップと回路基板とを電気的に
接続するフレキシブルケーブルが、回路基板を覆ってい
る金属カバーと面接触することによってその間に生じる
静電容量の増大を挙げられる。
【0003】図10、図11にその一例となる光ディス
クドライブの全体的な構成を示す。この光ディスクドラ
イブの構成を簡単に説明すると、図中で示される光ピッ
クアップ71は、ターンテーブル72上に載せられたデ
ィスクDの記録面に対して平行に移動し得るように再生
メカユニットの基体73に支持されている。また、装置
全体の構造を一体に収容したフレーム75の底裏面に
は、CPUやメモリ等の半導体装置やその他の各種電子
部品を実装した回路基板76が固定されている。そして
この回路基板76を含むフレーム75の全体は、静電遮
蔽構造を実現するための金属製カバー77によって覆わ
れている。
【0004】このような構成の光ディスクドライブにお
いて、光ピックアップ71と回路基板76とはフレキシ
ブルケーブル78によって接続され、このフレキシブル
ケーブル78を通じて両者間の各種信号伝送が行われ
る。フレキシブルケーブル78はフレーム75に底板に
設けられた開口部75aおよび回路基板76に設けられ
た開口部76aを通じ、その途中で湾曲状の折り返し部
を形成した状態で、光ピックアップ71と回路基板76
の裏面に固定されたコネクタ79との間に接続配置され
ている。
【0005】図10、図11から分かるように、フレキ
シブルケーブル78は、その湾曲状の折り返し部にて、
回路基板76の部品実装面に対して僅かな隙間を挟んで
対向配置された金属製カバー77と面接触する。このた
め、フレキシブルケーブル78と金属製カバー77との
接触部分には、その接触面積に応じた大きさの静電容量
が生れる。この静電容量の放電電流はフレキシブルケー
ブル78上の信号伝送速度に比例して増大することか
ら、光ディスクドライブの高速化に伴って、上記静電容
量がフレキシブルケーブルの伝送信号波形に及ぼす影響
が大となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、光ピック
アップと回路基板とを電気的に接続するフレキシブル配
線板が回路基板の主面を保護する金属製カバーと面接触
するディスク再生装置においては、フレキシブ配線板と
金属製カバーとの接触部分にその接触面積に応じた大き
さ静電容量が発生し、この静電容量が、特にディスク再
生の高速化を実現したディスク再生装置において、フレ
キシブル配線板における伝送信号波形を大きく劣化させ
る要因となっていた。
【0007】本発明はこのような課題を解決するための
もので、フレキシブル配線板と金属製カバー等の金属部
材との接触部分に発生する静電容量を低減して、フレキ
シブル配線板における伝送信号波形の劣化を抑制するこ
とのできるディスク再生装置の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のディスク再生装置は、請求項1に記載され
るように、光ピックアップと回路基板とがフレキシブル
配線板を通じて接続されたディスク再生装置において、
前記フレキシブル配線板と接触する金属部材に、前記フ
レキシブル配線板との接触面積を制御する凹凸部を設け
たことを特徴とする。
【0009】本発明は、フレキシブル配線板と接触する
金属部材にフレキシブル配線板との接触面積を制御する
凹凸部を設けたことで、金属部材とフレキシブル配線板
との接触部分に発生する静電容量を低減することがで
き、これにより、その静電容量による伝送信号波形の劣
化が軽くなり、特に高速再生時のより良好な信号伝送が
実現される。
【0010】また、本発明のディスク再生装置は、請求
項2に記載されるように、光ピックアップと回路基板と
がフレキシブル配線板を通じて接続されたディスク再生
装置において、前記フレキシブル配線板と接触する金属
部材の表面に、前記フレキシブル配線板との接触面積を
制御する凹凸部を一体に設けたことを特徴とする。
【0011】本発明は、金属部材とフレキシブル配線板
との接触面積を制御する凹凸部を金属部材に一体に形成
したことで、部品点数や組み立て工数の増加を伴うこと
なく、金属部材とフレキシブル配線板との接触部分に発
生する静電容量を低減できる。 さらに、本発明のディ
スク再生装置は、請求項3に記載されるように、光ピッ
クアップと回路基板とがフレキシブル配線板を通じて接
続されたディスク再生装置において、前記フレキシブル
配線板と接触する金属部材に、前記フレキシブル配線板
との接触面積を制御する凸部を前記フレキシブル配線板
内の一部の信号線と対向するように設けたことを特徴と
する。
【0012】本発明は、金属部材とフレキシブル配線板
との接触面積を制御する凸部をフレキシブル配線板内の
一部の信号線と対向するように設けたことで、フレキシ
ブル配線板の長さ方向における金属部材とフレキシブル
配線板との接触位置のバラツキに対してマージンを確保
でき、上記接触位置のバラツキによる静電容量の変動を
阻止することができる。
【0013】さらに、本発明のディスク再生装置は、請
求項4に記載されるように、光ピックアップと回路基板
とがフレキシブル配線板を通じて接続されたディスク再
生装置において、前記フレキシブル配線板と接触する金
属部材に、前記フレキシブル配線板との接触面積を制御
する凸部を前記フレキシブル配線板内の未使用の信号線
の少なくとも一部と対向するように設けたことを特徴と
する。
【0014】本発明は、金属部材とフレキシブル配線板
との接触面積を制御する凸部をフレキシブル配線板内の
未使用の信号線の少なくとも一部と対向するように設け
たことにより、金属部材とフレキシブル配線板との接触
部分に発生する静電容量をより一層低下させることがで
きる。
【0015】また、本発明のディスク再生装置は、請求
項5に記載されるように、光ピックアップと回路基板と
がフレキシブル配線板を通じて接続され、かつ少なくと
も前記回路基板の主面が金属製のカバーによって間隙を
挟んで覆われたディスク再生装置において、前記フレキ
シブル配線板と接触する前記金属製カバーに、前記フレ
キシブル配線板との接触面積を制御する凹凸部を設けた
ことを特徴とする。
【0016】本発明は、フレキシブル配線板と接触する
金属部材が、例えば静電遮蔽構造を実現すべく装置全体
を囲む金属製カバーである場合の発明であり、金属製カ
バーとフレキシブル配線板との接触部分に発生する静電
容量を低減することができ、伝送信号波形の劣化が軽減
され、高速再生時の良好な信号伝送が実現される。
【0017】さらに、本発明のディスク再生装置は、請
求項6に記載されるように、光ピックアップと回路基板
とがフレキシブル配線板を通じて接続され、かつ少なく
とも前記回路基板の主面が金属製のカバーによって間隙
を挟んで覆われたディスク再生装置において、前記フレ
キシブル配線板と接触する前記金属製カバーに、前記フ
レキシブル配線板との接触面積を制御する凹凸部を一体
に設けたことを特徴とする。
【0018】本発明は、請求項5と同様にフレキシブル
配線板と接触する金属部材が、例えば静電遮蔽構造を実
現すべく装置全体を囲む金属製カバーである場合の発明
であり、金属製カバーとフレキシブル配線板との接触面
積を制御する凹凸部を金属製カバーに一体に形成したこ
とで、部品点数や組み立て工数の増加を伴うことなく、
金属製カバーとフレキシブルケーブルとの接触部分に発
生する静電容量を低減することができる。
【0019】また、本発明のディスク再生装置は、請求
項7に記載されるように、光ピックアップと回路基板と
がフレキシブル配線板を通じて接続され、かつ少なくと
も前記回路基板の主面が金属製のカバーによって間隙を
挟んで覆われたディスク再生装置において、前記フレキ
シブル配線板と接触する前記金属製カバーに、前記フレ
キシブル配線板との接触面積を制御する凸部を前記フレ
キシブル配線板内の一部の信号線と対向するように設け
たことを特徴とする。
【0020】本発明は、同様にフレキシブル配線板と接
触する金属部材が、例えば静電遮蔽構造を実現すべく装
置全体を囲む金属製カバーである場合の発明であり、金
属製カバーの凸部をフレキシブル配線板内の一部の信号
線と対向するように設けたことで、フレキシブル配線板
の長さ方向における金属製カバーとフレキシブル配線板
との接触位置のバラツキに対してマージンを確保でき、
上記接触位置のバラツキによる静電容量の変動を阻止す
ることができる。
【0021】さらに、本発明のディスク再生装置は、請
求項8に記載されるように、光ピックアップと回路基板
とがフレキシブル配線板を通じて接続され、かつ少なく
とも前記回路基板の主面が金属製のカバーによって間隙
を挟んで覆われたディスク再生装置において、前記フレ
キシブル配線板と接触する前記金属製カバーに、前記フ
レキシブル配線板との接触面積を制御する凸部を前記フ
レキシブル配線板内の未使用の信号線の少なくとも一部
と対向するように設けたことを特徴とする。
【0022】本発明は、同様にフレキシブル配線板と接
触する金属部材が、例えば静電遮蔽構造を実現すべく装
置全体を囲む金属製カバーである場合の発明であり、金
属製カバーの凸部をフレキシブル配線板内の未使用の信
号線の少なくとも一部と対向するように設けたことによ
り、金属製カバーとフレキシブル配線板との接触部分に
発生する静電容量をより一層低下させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施する場合の形
態について図面に基づき説明する。
【0024】図1及び図2に本実施形態のディスク再生
装置の内部構成を示す。このディスク再生装置は、ディ
スク(図示せず)が搭載されるトレー1をドライブ本体
のフレーム2に対して出し入れ自在に構成してなる。ト
レー1の両側面にはガイド突起1aが設けられ、これら
のガイド突起1aはフレーム2に設けられた図示しない
水平ガイド部に嵌め込まれ、これによりトレー1はディ
スク面と平行な方向に案内され、図1に示すトレー排出
位置と図2に示すトレー装填位置との間で搬送される。
【0025】図3に示すように、フレーム2内には、デ
ィスク再生を行うための機構を搭載したメカシャーシ3
を防振部材(ダンパーゴム)4を介して支持して構成さ
れる再生メカユニット5が配置されている。この再生メ
カユニット5のメカシャーシ3には、ディスクモータ1
3、光ピックアップ14及び光ピックアップ送り機構等
が搭載されている。ディスクモータ13のモータ軸には
ディスクを図1に示すクランパ12との間に挟持しつつ
駆動するためのターンテーブル16が取り付けられてい
る。
【0026】また、図3、図4に示すように、再生メカ
ユニット5の基体51のトレー挿入方向において奥側の
両側面には回動軸6が突設されており、これらの回動軸
6はフレーム2の軸保持部7に回動自在に保持されてい
る。また、再生メカユニット5の基体51のトレー挿入
方向手間側の面には回動案内軸8が突設されている。こ
の回動案内軸8は、フレーム2内に設けられたメカユニ
ット回動機構27の周面に形成された案内溝9aに保持
されている。したがって、再生メカユニット5の回動案
内軸8はメカシャーシ回動機構27の回転により案内溝
9aに沿って上下方向に案内されることで、再生メカユ
ニット5が軸保持部7を支点として傾動し、ディスクク
ランプ動作とクランプ解除動作を行うように構成されて
いる。
【0027】また、図1、図2に示すように、フレーム
2にはクランパホルダ11を介してクランパ12が保持
されている。さらに、図3に示したように、フレーム2
内にはトレーローディング及びディスククランプのため
の機構系(メカユニット回動機構27を含む。)21が
設けられている。
【0028】さらに、17は光ピックアップ14と回路
基板18との間で各種信号を伝送するための信号線群を
絶縁被覆して構成されるフレキシブルケーブルである。
回路基板18はフレーム2の底裏面に固定されており、
この回路基板18上には、図5に示すように、CPUや
メモリ等の半導体装置23、24、25をはじめとする
各種電子部品のほか、フレキシブルケーブル17との接
続用コネクタ26が搭載されている。そしてこのフレキ
シブルケーブル17はメカシャーシ3の中央部に設けら
れた開口部20a、フレーム2の底面に設けられた開口
部20b並びに回路基板18に設けられた開口部20c
を通じ、その途中に湾曲状の折り返し部を形成した状態
で、光ピックアップ14と回路基板18との間に接続配
置されている。
【0029】図5は以上説明したディスク再生装置をさ
らに金属製のカバーで覆って静電遮蔽構造を採ったもの
を示す斜視図であり、上下一対からなる金属製カバー3
1、32のうち下側のカバー32を取り外した状態を示
している。同図に示すように、フレーム2の底裏面に固
定された回路基板18は下側の金属製カバー32によっ
て全面が覆われ、その保護がなされている。
【0030】ここで、金属カバー31、32を含むディ
スク再生装置全体の薄型化のため、回路基板18と下側
金属製カバー32との隙間に僅かな寸法しか確保できな
い場合、前述したように、フレキシブルケーブル17の
湾曲状の折り返し部が金属製カバー32と面接触し、そ
の接触面積に応じた大きさの静電容量がフレキシブルケ
ーブル17と金属製カバー32との間に発生する。
【0031】本実施形態では、このような静電容量を低
減するために次のような構成をとっている。これを図5
乃至図7を参照して説明する。
【0032】図5乃至図7に示すように、下側の金属製
カバー32にはフレキシブルケーブル17との接触面積
を制御するための凹凸部41が形成されている。この凹
凸部41は例えば金属製カバー32を作製する際に絞り
加工によって得られる。この凹凸部41のひとつの理想
的な形状としては、例えば、回路基板18に向けて突出
した凸部をフレキシブルケーブル17内の信号線に沿っ
て細長く延ばしたものを挙げることができる。凸部をこ
のような形状に設けることで、金属製カバー32とフレ
キシブルケーブル17との接触面積を減らせることはも
ちろん、フレキシブルケーブル17の長さ方向における
金属製カバー32とフレキシブルケーブル17との接触
位置のバラツキに対してマージンを確保でき、上記接触
位置のバラツキによる静電容量の変動を阻止することが
できる。
【0033】なお、本実施形態では、このように細長い
凸部41をフレキシブルケーブル17内の長さ方向に2
つ並べ、さらにこれらをフレキシブルケーブル17の幅
方向に2つ並べたが、上記の効果を満足するものなら
ば、凹凸部41をどのようなパターン形状に設けても構
わない。例えば、図8に示すように、フレキシブルケー
ブル17の長さ方向に細長い凸部42を一本設けたもの
であってもよい。個々の凸部のフレキシブルケーブル1
7の幅方向の寸法は、広すぎるとフレキシブルケーブル
17との接触面積を減らすうえで不利となるので、フレ
キシブルケーブル17の表面を先端で傷付けることのな
い程度に細くすることが好ましい。
【0034】また、凸部は必ずしもフレキシブルケーブ
ル17内の信号線に沿って細長く形成する必要はなく、
フレキシブルケーブル17と金属製カバー32との接触
総面積を結果的減らすことができればどのような形状に
設けてもよい。例えば、図9に示すように、細長い凸部
43をフレキシブルケーブル17の長さ・幅方向に対し
て傾けて形成してもよく、島状の凸部を点在させるよう
にして設けてもよい。また、フレキシブルケーブル17
内に信号伝送に使用されない信号線群がある場合は、こ
のような未使用の信号線群に対応する位置に凸部を設け
ることが、フレキシブルケーブル17と金属製カバー3
2との接触部分に発生する静電容量をより一層低下させ
るうえで有効である。この場合、未使用の信号線群がま
とまった幅を形成するように、フレキシブルケーブル1
7内の各信号線に対する信号の割り当てを行うことが望
ましい。
【0035】以上説明したように、本実施形態のディス
ク再生装置では、回路基板18を覆う下側の金属製カバ
ー32にフレキシブルケーブル17との接触面積を制御
する凹凸部41を形成したことで、金属製カバー32と
フレキシブルケーブル17との接触面積を減らすことが
でき、これらの接触部分に発生する静電容量を低減する
ことができる。これにより、その静電容量によるフレキ
シブルケーブル17上の伝送信号波形への悪影響が大幅
に軽減され、特に、高速再生時の良好な信号伝送が実現
される。
【0036】このように本実施形態によれば、金属製カ
バー32に凹凸部41を設けただけの簡単な改良でフレ
キシブルケーブル17の伝送信号波形の劣化を抑制する
ことができ、しかも凹凸部41は絞り加工などによって
簡単に金属製カバー32に形成することができるので部
品点数や組み立て工数の増加を伴うことがない。よっ
て、安価なディスク再生装置とすることができる。
【0037】以上、本発明の一実施形態として、静電遮
蔽のための金属製カバーに凹凸部を形成したものについ
て説明したが、このような金属製カバーのみならず、フ
レキシブルケーブルと接触し得るその他のあらゆる金属
部材に上記凹凸部を形成することによっても、フレキシ
ブルケーブル伝送信号波形の劣化を抑制できる効果を同
様に得ることが可能である。
【0038】さらに、以上の実施形態では、金属製カバ
ーに凹凸部を一体に設けたものについて説明したが、金
属製カバーに凹凸部を形成するための部材を別途作製
し、これを金属製カバーに取り付けることによっても、
フレキシブルケーブル伝送信号の波形劣化の抑制効果を
得られることは言うまでもない。この場合、絶縁材料か
らなる凹凸部形成部材を用いることがより望ましい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
レキシブル配線板と接触する金属部材にフレキシブル配
線板との接触面積を制御する凹凸部を設けたことで、金
属部材とフレキシブル配線板との接触部分に発生する静
電容量を低減することができ、これにより、その静電容
量による伝送信号波形の劣化が軽くなり、特に高速再生
時のより良好な信号伝送が実現される。
【0040】また、本発明によれば、金属部材とフレキ
シブル配線板との接触面積を制御する凹凸部を金属部材
に一体に形成したことで、部品点数や組み立て工数の増
加を伴うことなく、金属部材とフレキシブル配線板との
接触部分に発生する静電容量を低減できる。
【0041】さらに、本発明によれば、金属部材の凸部
をフレキシブル配線板内の一部の信号線と対向するよう
に設けたことで、フレキシブル配線板の長さ方向におけ
る金属部材とフレキシブル配線板との接触位置のバラツ
キに対してマージンを確保でき、上記接触位置のバラツ
キによる静電容量の変動を阻止することができる。
【0042】さらに、本発明によれば、金属部材の凸部
をフレキシブル配線板内の未使用の信号線の少なくとも
一部と対向するように設けたことにより、金属部材とフ
レキシブル配線板との接触部分に発生する静電容量をよ
り一層低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態のディスク再生装置の全
体的な構成を示すトレー排出時の斜視図
【図2】図1のディスク再生装置のトレー収納時の状態
を示す斜視図
【図3】図1のディスク再生装置のフレーム内の構成を
示す分解斜視図
【図4】図3の再生メカユニットを側面から示す図
【図5】本実施形態のディスク再生装置を下側の金属製
カバーを外して示す斜視図
【図6】図5のディスク再生装置内のフレキシブルケー
ブルと金属製カバーとの接触状態を横から示す側面図
【図7】図5のディスク再生装置内のフレキシブルケー
ブルと金属製カバーとの接触状態を光ピックアップの送
り方向から示す側面図
【図8】金属製カバーに設けられる凸部のその他の例を
示す図
【図9】金属製カバーに設けられる凸部のさらにその他
の例を示す図
【図10】従来のディスク再生装置内のフレキシブルケ
ーブルと金属製カバーとの接触状態を横から示す側面図
【図11】従来のディスク再生装置内のフレキシブルケ
ーブルと金属製カバーとの接触状態を光ピックアップの
送り方向から示す側面図
【符号の説明】
1……トレー 2……フレーム 5……再生メカユニット 13……ディスクモータ 14……光ピックアップ 17……フレキシブルケーブル 18……回路基板 26……フレキシブルケーブル接続コネクタ 31、32……金属製カバー 41……凹凸部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ピックアップと回路基板とがフレキシ
    ブル配線板を通じて接続されたディスク再生装置におい
    て、 前記フレキシブル配線板と接触する金属部材に、前記フ
    レキシブル配線板との接触面積を制御する凹凸部を設け
    たことを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 光ピックアップと回路基板とがフレキシ
    ブル配線板を通じて接続されたディスク再生装置におい
    て、 前記フレキシブル配線板と接触する金属部材に、前記フ
    レキシブル配線板との接触面積を制御する凹凸部を一体
    に設けたことを特徴とするディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 光ピックアップと回路基板とがフレキシ
    ブル配線板を通じて接続されたディスク再生装置におい
    て、 前記フレキシブル配線板と接触する金属部材に、前記フ
    レキシブル配線板との接触面積を制御する凸部を前記フ
    レキシブル配線板内の一部の信号線と対向するように設
    けたことを特徴とするディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 光ピックアップと回路基板とがフレキシ
    ブル配線板を通じて接続されたディスク再生装置におい
    て、 前記フレキシブル配線板と接触する金属部材に、前記フ
    レキシブル配線板との接触面積を制御する凸部を前記フ
    レキシブル配線板内の未使用の信号線の少なくとも一部
    と対向するように設けたことを特徴とするディスク再生
    装置。
  5. 【請求項5】 光ピックアップと回路基板とがフレキシ
    ブル配線板を通じて接続され、かつ少なくとも前記回路
    基板の主面が金属製のカバーによって間隙を挟んで覆わ
    れたディスク再生装置において、 前記フレキシブル配線板と接触する前記金属製カバー
    に、前記フレキシブル配線板との接触面積を制御する凹
    凸部を設けたことを特徴とするディスク再生装置。
  6. 【請求項6】 光ピックアップと回路基板とがフレキシ
    ブル配線板を通じて接続され、かつ少なくとも前記回路
    基板の主面が金属製のカバーによって間隙を挟んで覆わ
    れたディスク再生装置において、 前記フレキシブル配線板と接触する前記金属製カバー
    に、前記フレキシブル配線板との接触面積を制御する凹
    凸部を一体に設けたことを特徴とするディスク再生装
    置。
  7. 【請求項7】 光ピックアップと回路基板とがフレキシ
    ブル配線板を通じて接続され、かつ少なくとも前記回路
    基板の主面が金属製のカバーによって間隙を挟んで覆わ
    れたディスク再生装置において、 前記フレキシブル配線板と接触する前記金属製カバー
    に、前記フレキシブル配線板との接触面積を制御する凸
    部を前記フレキシブル配線板内の一部の信号線と対向す
    るように設けたことを特徴とするディスク再生装置。
  8. 【請求項8】 光ピックアップと回路基板とがフレキシ
    ブル配線板を通じて接続され、かつ少なくとも前記回路
    基板の主面が金属製のカバーによって間隙を挟んで覆わ
    れたディスク再生装置において、 前記フレキシブル配線板と接触する前記金属製カバー
    に、前記フレキシブル配線板との接触面積を制御する凸
    部を前記フレキシブル配線板内の未使用の信号線の少な
    くとも一部と対向するように設けたことを特徴とするデ
    ィスク再生装置。
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