JPH11255152A - ペダルブラケット - Google Patents

ペダルブラケット

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Publication number
JPH11255152A
JPH11255152A JP10082485A JP8248598A JPH11255152A JP H11255152 A JPH11255152 A JP H11255152A JP 10082485 A JP10082485 A JP 10082485A JP 8248598 A JP8248598 A JP 8248598A JP H11255152 A JPH11255152 A JP H11255152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front panel
external force
steering wheel
pedal bracket
cab
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10082485A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Shinoda
一夫 篠田
Masao Inoue
雅夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP10082485A priority Critical patent/JPH11255152A/ja
Publication of JPH11255152A publication Critical patent/JPH11255152A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャブオーバエンジン型車輌のペダルブラケ
ットの屈曲部の断面二次モーメントを他の部位に比較し
て小さく設定し、予想外の過大な外力が前部パネル又は
ステアリングホィールに作用したとき、屈曲部から折り
曲げられるようにして外力を吸収し、前部パネルの後方
移動及びステアリングホィールの前方移動を許容して、
過大な外力がキャブに作用した際のキャブ室内の環境を
より向上させ、また柔構造のキャブ室内環境を得ること
である。 【解決手段】ステアリングシャフト支持用の支持ブラケ
ット14及び前部パネル12に固定されたペダルブラケ
ット10の形状を屈曲部10gを有する断面くの字形に
形成し、かつ該屈折部10gの折曲げ線に沿って長穴1
0hを形成して屈折部10gの断面二次モーメントを他
の部位に比較して小さく設定し、前部パネル12又はス
テアリングホィール16に過大な外力が作用したとき該
屈曲部10gから折れ曲がるようにして外力を吸収し、
前部パネル12の後方移動及びステアリングホィール1
6の前方移動を許容するようにした構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャブオーバエン
ジン型車輛のキャブの前部パネル及びステアリングシャ
フト支持用の支持ブラケットに固定されたペダルブラケ
ットに係り、特に該ペダルブラケットの形状を断面くの
字形に形成し、かつ折曲げ線に沿って長穴を形成するこ
とにより屈曲部の断面二次モーメントを他の部位に比較
して小さく設定し、予想外の過大な外力が前部パネル又
はステアリングホィールに作用したとき、屈曲部から折
り曲げられて外力を吸収するようにしたペダルブラケッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】図9において、ペダルブラケット1は、
下端1aが車輛の前部パネル2にボルト(図示せず)に
よってねじ止めされて固定されており、ステアリングシ
ャフト3を支持すると共に、ペダル5を軸4を中心とし
て揺動自在に支持している。
【0003】従来のペダルブラケット1は、鋼板又は鉄
板をプレス成形してリブ等を設け高剛性に製作されてお
り、前部パネル2側から過大な外力が作用すると、この
外力は吸収されることなく高剛性のペダルブラケット1
を介してステアリングシャフト3に直接伝達されて該ス
テアリングシャフト3を後方に移動させることになり、
ステアリングシャフト3を後方に移動させないで、前部
パネルのみを後方に移動させることは許容されないとい
う不具合があった。
【0004】またステアリングシャフト3側から過大な
外力が前方に作用したときも同様に、ステアリングシャ
フト3に作用する外力が吸収されることなく、そのまま
高剛性のペダルブラケット1を介して前部パネル2に伝
達されるが、ステアリングシャフト3の前方への移動は
許容されないという不具合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の不具合を除くためになされたものであって、そ
の目的とするところは、従来のペダルブラケットをステ
アリングシャフト支持用の支持ブラケットとペダルブラ
ケットとの2つに分割し、該ペダルブラケットを前部パ
ネル及び支持ブラケットに固定すると共に、ペダルブラ
ケットを屈曲部を有する断面くの字形に形成し、かつ該
屈曲部の折曲げ線に沿って長穴を形成することにより、
屈曲部の断面二次モーメントを他の部位に比較して小さ
く設定することによって、前部パネル又はステアリング
ホィールに過大な外力が作用したとき該屈曲部から折れ
曲がるようにして外力を吸収し、前部パネルの後方移動
及びステアリングホィールの前方移動を許容するように
構成することによって、キャブ室内に前部パネルを変形
させるような過大な外力が作用した場合の室内環境をよ
り向上させることであり、またこれによって柔構造のキ
ャブ室内環境を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】要するに本発明(請求項
1)は、キャブの前部パネル及びステアリングシャフト
支持用の支持ブラケットに固定されクラッチペダルが揺
動自在に装着されたペダルブラケットにおいて、他の部
位に比較して断面二次モーメントを小さく設定した屈曲
部を設け、前記前部パネル又はステアリングホィールに
過大な外力が作用したとき前記屈曲部から折れ曲がるよ
うにして前記外力を吸収し、前記前部パネルの後方移動
及び前記ステアリングホィールの前方移動を許容するよ
うに構成したことを特徴とするものである。
【0007】また本発明(請求項2)は、キャブの前部
パネル及びステアリングシャフト支持用の支持ブラケッ
トに固定されクラッチペダルが揺動自在に装着されたペ
ダルブラケットにおいて、該ペダルブラケットを屈曲部
を有する断面くの字形に形成すると共に該屈折部の折曲
げ線に沿って長穴を形成し前記前部パネル又はステアリ
ングホィールに過大な外力が作用したとき前記屈曲部か
ら折れ曲がるようにして前記外力を吸収し、前記前部パ
ネルの後方移動及び前記ステアリングホィールの前方移
動を許容するように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基いて説明する。図1から図5において、本発明に係る
ペダルブラケット10は、鋼板をプレス成形して製作さ
れ、一端10aが車輛11のキャブ11aの前部パネル
12にボルト13によって固定され、他の一端10bは
支持ブラケット14に溶接されて固定されている。
【0009】支持ブラケット14は、ステアリングホィ
ール16が取り付けられたステアリングシャフト15を
支持するためのものであって、鋼板をプレス加工してリ
ブ14aを成形し、高い剛性を持たせた左右対象の部品
(下部フランジ)を互いに突き合わせた後、当接部をス
ポット溶接して製作されており、下端14cがボルト1
9によって前部パネル12に固定され、上部14bにス
テアリングシャフト15が固定されて組み付けられてい
る。
【0010】ペダルブラケット10は、クラッチペダル
20等の各種ペダルを揺動自在に装着するためのもので
あって、支持ブラケット14と同様に鋼板をプレス加工
して製作されており、全体の形状としては略中央に屈曲
部10gを有する断面くの字形に形成され、一端10a
は折り曲げられて取付け面10cが形成され、該取付け
面10cにはボルト穴10dが設けられ、また他の一端
10bは平面状とされて支持ブラケット14に溶接でき
るようになっている。
【0011】また、折り曲げられて形成された両側面の
リブ10eにはクラッチペダル20を装着するための穴
10fが設けられている。
【0012】屈曲部10gには、折曲げ線に沿って長穴
10hが形成されており、該屈曲部10gの断面二次モ
ーメントは他の部位の断面二次モーメントに比較して例
えば、50%から70%程度の大きさとなるように設定
されている。
【0013】そして、取付け面10cがボルト13によ
って前部パネル12に固定され、他の一端10bは支持
ブラケット14に溶接されて固定され、穴10fに軸2
1を挿通してクラッチペダル20を揺動自在に装着して
車輛11に組み付けられている。
【0014】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図6から図8におい
て、ステアリングシャフト15に矢印C方向の過大な外
力が作用すると、ペダルブラケット10は断面二次モー
メントの小さな屈曲部10gから矢印D方向に折れ曲が
り、ステアリングシャフト15の前方への移動を許容し
て過大な外力を吸収し、これによって過大な外力が前部
パネル12に及ぶことはなく、従ってステアリングシャ
フト15からの反力も小さくなる。
【0015】同様に、前部パネル12から矢印A方向の
過大な外力が作用したときには、ペダルブラケット10
に矢印B方向の力が作用して該ダルブラケット10は屈
曲部10gから折れ曲がり、前部パネル12のみの後方
への移動を許容して過大な外力を吸収し、ステアリング
シャフト15より後方への影響を防止することができ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上記のように従来のペダルブ
ラケットをステアリングシャフト支持用の支持ブラケッ
トとペダルブラケットとの2つに分割し、該ペダルブラ
ケットを前部パネル及び支持ブラケットに固定すると共
に、ペダルブラケットを屈曲部を有する断面くの字形に
形成し、かつ該屈曲部の折曲げ線に沿って長穴を形成す
ることにより、屈曲部の断面二次モーメントを他の部位
に比較して小さく設定することによって、前部パネル又
はステアリングホィールに過大な外力が作用したとき該
屈曲部から折れ曲がるようにして外力を吸収し、前部パ
ネルの後方移動及びステアリングホィールの前方移動を
許容するようにしたので、キャブ室内に前部パネルを変
形させるような過大なか外力が作用した場合の室内環境
をより向上させることができる効果があり、またこの結
果柔構造のキャブ室内環境を得ることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図8は本発明の実施例に係り、図1は
ペダルブラケットがキャブに配設された車輛の部分破断
側面図である。
【図2】支持ブラケットに溶接されたペダルブラケット
の斜視図である。
【図3】支持ブラケット及びペダルブラケットの部分破
断分解斜視図である。
【図4】組み付けられたペダルブラケット及び支持ブラ
ケットの側面図である。
【図5】組み付けられたペダルブラケット及び支持ブラ
ケットの平面図である。
【図6】過大な外力が作用したときペダルブラケットが
屈曲部から折れ曲がり、ステアリングホィールの前方移
動を許容している状態を示す部分縦断面側面図である。
【図7】過大な外力が作用したときペダルブラケットが
屈曲部から折れ曲がる状態を示す部分縦断面側面図であ
る。
【図8】ペダルブラケットが屈曲部から折れ曲がる状態
を示す要部拡大縦断面図である。
【図9】従来例に係るペダルブラケットの側面図であ
る。
【符号の説明】
10 ペダルブラケット 10g 屈曲部 10h 長穴 11a キャブ 12 前部パネル 14 支持ブラケット 15 ステアリングシャフト 16 ステアリングホィール 20 クラッチペダル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャブの前部パネル及びステアリングシャ
    フト支持用の支持ブラケットに固定されクラッチペダル
    が揺動自在に装着されたペダルブラケットにおいて、他
    の部位に比較して断面二次モーメントを小さく設定した
    屈曲部を設け、前記前部パネル又はステアリングホィー
    ルに過大な外力が作用したとき前記屈曲部から折れ曲が
    るようにして前記外力を吸収し、前記前部パネルの後方
    移動及び前記ステアリングホィールの前方移動を許容す
    るように構成したことを特徴とするペダルブラケット。
  2. 【請求項2】キャブの前部パネル及びステアリングシャ
    フト支持用の支持ブラケットに固定されクラッチペダル
    が揺動自在に装着されたペダルブラケットにおいて、該
    ペダルブラケットを屈曲部を有する断面くの字形に形成
    すると共に該屈曲部の折曲げ線に沿って長穴を形成し前
    記前部パネル又はステアリングホィールに過大な外力が
    作用したとき前記屈曲部から折れ曲がるようにして前記
    外力を吸収し、前記前部パネルの後方移動及び前記ステ
    アリングホィールの前方移動を許容するように構成した
    ことを特徴とするペダルブラケット。
JP10082485A 1998-03-14 1998-03-14 ペダルブラケット Pending JPH11255152A (ja)

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JP10082485A JPH11255152A (ja) 1998-03-14 1998-03-14 ペダルブラケット

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