JPH11255133A - リザーバタンク - Google Patents

リザーバタンク

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JPH11255133A
JPH11255133A JP10060750A JP6075098A JPH11255133A JP H11255133 A JPH11255133 A JP H11255133A JP 10060750 A JP10060750 A JP 10060750A JP 6075098 A JP6075098 A JP 6075098A JP H11255133 A JPH11255133 A JP H11255133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supply port
port
pressure
nozzle
hydraulic fluid
Prior art date
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Pending
Application number
JP10060750A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Takiguchi
和行 滝口
Michiyo Nakayama
美千代 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP10060750A priority Critical patent/JPH11255133A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンク容器内の供給口付近が負圧になる不具
合を回避する。キャビテーションの発生を防止する。 【解決手段】 戻り口10に接続される圧力ケース12
をタンク容器3内に設置する。圧力ケース12に、タン
ク容器3の供給口8に対向するノズル14を設ける。ポ
ンプ2から戻された作動液の圧力を圧力ケース12内に
蓄圧し、圧力ケース12内の作動液をノズル14の吐出
孔13から供給口8に吐出する。吐出口8から吐出され
た作動液を供給口8に導入すると共に、その流速でもっ
て供給口8の周域の作動液を供給口8内に引き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のパワース
テアリング装置等のポンプ回路に用いられるリザーバタ
ンクに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のリザーバタンクはタンク容器の
下部に供給口と戻り口が設けられており、タンク容器内
に貯留された作動液が供給口からポンプの吸入部に供給
され、ポンプから吐出された余剰分の作動液が戻り口を
通してタンク容器内に戻されるようになっている。そし
て、タンク容器の上部には通気孔が設けられ、タンク容
器内の作動液が常時大気圧に維持されるようになってい
る。
【0003】尚、この関連技術は、例えば特開平7−1
25642号公報等に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のリザーバタ
ンクの場合、タンク容器の上部が大気に連通しているた
め、戻り口を通してタンク容器内に戻される作動液はタ
ンク容器内で一旦大気圧に戻されてから供給口から再度
ポンプの吸入部に供給される。しかし、ポンプの吸入圧
が大きい場合には、タンク内の吸入口付近が負圧になっ
てその状態で作動液がポンプに吸入されるため、このと
きに作動液中にキャビテーションが発生し易くなる。そ
して、キャビテーションが発生すると、ポンプ作動時に
異音が発生したり、作動液が発熱する等の不具合を招
く。
【0005】そこで本発明は、タンク容器内の供給口付
近が負圧になるのを回避して、キャビテーションの発生
を確実に防止することのできるリザーバタンクを提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、請求項1の発明は、タンク容器に、
ポンプの吸入部に作動液を供給する供給口と、ポンプか
ら戻された作動液が流入する戻り口が設けられたリザー
バタンクにおいて、戻り口に接続される圧力室をタンク
容器内に形成し、この圧力室に供給口に対向する吐出孔
を設けるようにした。この発明の場合、戻り口を通して
ポンプから戻された作動液は、タンク容器内の圧力室に
一旦蓄圧され、その圧力を持ったまま吐出孔から供給口
に向かって吐出される。このとき吐出孔から供給口に作
動液が導入されると共に、その作動液の流れに引き込ま
れて供給口の周域の作動液が供給口内に導入される。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、吐出孔の開口面積を供給口の開口面積よりも小さく
設定するようにした。この場合、吐出孔から供給口に作
動液が確実に導入されるようになると共に、吐出孔から
吐出される作動液の流速が速くなることから、供給口の
周域から引き込まれる作動液の流量も増大する。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、圧力室に供給口に向かって突出するノズル
を設け、このノズルに、その先端に向かって開口面積が
次第に小さくなる吐出孔を形成するようにした。この場
合、吐出孔から供給口に向かって流れる作動液の流れが
円滑になる。
【0009】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、ノズルの先端を供給口から軸方向に離間させるよう
にした。この場合、吐出孔から供給口に導入される作動
液の流れに引き込まれる供給口周域の作動液の流量が増
大する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例を図1,
図2に基づいて説明する。
【0011】図中1は、本発明にかかるリザーバタンク
であり、このリザーバタンク1は自動車のパワーステア
リング装置等に用いるポンプ2に接続され、タンク容器
3内に貯留された作動液をポンプ2の吸入部に供給する
と共に、ポンプ2からパワーステアリング装置等の油圧
機器20に供給されてそこで使用された作動液を再度タ
ンク容器3内に戻すようになっている。尚、図1中5
は、ポンプ2内の本体部4の下流側に一体に組み込まれ
た流量制御弁である。
【0012】リザーバタンク1は、貯留する作動液を注
入するための注入口6がタンク容器3の上部に配設され
ると共に、タンク容器3の下部に、ポンプ2の吸入配管
7に接続される供給口8と、油圧機器20からの戻り配
管9が接続される戻り口10とが設けられている。注入
口6には通気孔(図示せず。)を有するキャップ11が
被着され、タンク容器3内がキャップ11の通気孔を通
して常時大気圧に維持されるようになっている。
【0013】供給口8はタンク容器3の下部側の側壁に
開口形成されており、戻り口10はタンク容器3の底壁
に開口形成されている。タンク容器3内には戻り口10
に接続される圧力ケース12が固定設置され、この圧力
ケース12が本発明における圧力室を構成するようにな
っている。そして、圧力ケース12のタンク容器3の供
給口8に対向する位置には、吐出孔13を有するノズル
14が設けられ、圧力ケース12内に一旦貯留された作
動液がこのノズル14を通して供給口8に向かって吐出
されるようになっている。
【0014】ノズル14はその基部から先端部に向かっ
て先細り状に形成され、ノズル14に形成される吐出孔
13も先端部に向かって開口面積が次第に小さくなるよ
うに形成されている。そして、ノズル14の先端部はタ
ンク容器3の供給口8から軸方向に所定距離離間して配
置されており、ノズル14の吐出孔13の先端の開口面
積は供給口8の開口面積よりも小さく設定されている。
【0015】尚、図1中15は、圧力ケース12内に介
装されたオイルフィルターである。
【0016】このリザーバタンク1は以上のような構成
であるため、ポンプ2が始動されると、タンク容器3内
に貯留されている作動液が供給口8を通してポンプ2に
吸い入れられると共に、ポンプ2から吐出され油圧機器
20で使用された作動液が戻り口10を通してタンク容
器3内に戻されるようになっている。
【0017】そして、戻り口10に戻された作動液はタ
ンク容器3内の圧力ケース12に導入されるが、この導
入される作動液はポンプ2で加圧されたときの残圧を含
むため、圧力ケース12内は大気圧以上の高い圧力に維
持される。そして、圧力ケース12内に導入された作動
液はその高い圧力をもったまま、ノズル14の吐出孔1
3からタンク容器3の供給口8に吐出される。
【0018】これにより、供給口8にはノズル14から
吐出された作動液が積極的に導入されると共に、その作
動液の流速に引き込まれて供給口8の周域の作動液が導
入されるようになる。したがって、このとき供給口8付
近が負圧になることはなくなり、キャビテーションも発
生しにくくなる。
【0019】そして、特に、この実施例のリザーバタン
ク1においては、ノズル14の吐出孔13の開口面積が
先端部に向かって次第に小さくなるように設定されてい
るため、ノズル14から吐出されて供給口8に向かう作
動液の流れは円滑なものとなる。そして、さらにこのリ
ザーバタンクにおいては、吐出孔13の先端の開口面積
が供給口8の開口面積よりも小さく設定されているた
め、吐出孔13から吐出された作動液は速い流速でもっ
て供給口8内に確実に導入される。
【0020】したがって、このリザーバタンク1の場
合、以上の相乗効果により供給口8の周域の作動液が供
給口8内に積極的に、かつ、多量に吸い入れられるよう
になり、供給口8付近が負圧になる不具合は確実に回避
されることとなる。
【0021】また、このリザーバタンク1の場合、ノズ
ル14の先端部を供給口8に対して軸方向に所定距離離
間して配置しているため、ノズル14の先端部を供給口
8内に配置した場合に比較して供給口8の周域の作動液
はより多量に引き込まれるようになる。
【0022】尚、本発明の実施例は以上で説明したもの
に限るものではなく、例えば、流量制御弁から余剰分の
作動液をリザーバタンクに戻すタイプのポンプシステム
に使用する場合には、流量制御弁に接続されるリザーバ
タンクの戻り口をリザーバタンク内の圧力室に接続する
ようにしても良い。
【0023】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、戻り口
に接続される圧力室をタンク容器内に形成すると共に、
この圧力室に供給口に対向する吐出孔を設け、戻り口を
通してポンプから戻された作動液の圧力を圧力室に一旦
蓄圧し、その圧力室内の作動液を吐出孔から供給口に向
かって吐出することで、その吐出圧でもって吐出孔から
供給口に作動液を積極的に供給することができると共
に、その作動液の流速でもって供給口周域の作動液をも
供給口内に引き込むことができる。したがって、この発
明によれば、ポンプの吸入圧が大きくなってもタンク容
器内の供給口付近が負圧になることが無くなり、キャビ
テーションの発生を確実に防止することができる。
【0024】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、吐出孔の開口面積を供給口の開口面積よりも小さく
設定するようにしたため、吐出孔から供給口への作動液
の流入をより確実にすることができると共に、吐出孔か
ら供給口に流入する作動液の流速が速くなることから、
供給口の周域からの作動液の引き込み流量を増大させる
ことができる。したがって、この発明によば、吸入口付
近が負圧になるのをより確実に防止することができる。
【0025】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、圧力室に供給口に向かって突出するノズル
を設け、このノズルに、その先端に向かって開口面積が
次第に小さくなる吐出孔を形成するようにしたため、吐
出孔から供給口に向かって流れる作動液の流れがより円
滑となり、供給口の周域からの作動液の引き込み流量を
より増大させることが可能になる。
【0026】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、ノズルの先端を供給口から軸方向に離間させるよう
にしたため、供給口の周域からの作動液の引き込み流量
をさらに増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】同実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…リザーバ、 2…ポンプ、 3…タンク容器、 8…供給口、 10…戻り口、 12…圧力ケース(圧力室)、 13…吐出孔、 14…ノズル。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク容器に、ポンプの吸入部に作動液
    を供給する供給口と、ポンプから戻された作動液が流入
    する戻り口が設けられたリザーバタンクにおいて、 戻り口に接続される圧力室をタンク容器内に形成し、こ
    の圧力室に供給口に対向する吐出孔を設けたことを特徴
    とするリザーバタンク。
  2. 【請求項2】 吐出孔の開口面積を供給口の開口面積よ
    りも小さく設定したことを特徴とする請求項1に記載の
    リザーバタンク。
  3. 【請求項3】 圧力室に供給口に向かって突出するノズ
    ルを設け、このノズルに、その先端に向かって開口面積
    が次第に小さくなる吐出孔を形成したことを特徴とする
    請求項1または2に記載のリザーバタンク。
  4. 【請求項4】 ノズルの先端を供給口から軸方向に離間
    させたことを特徴とする請求項3に記載のリザーバタン
    ク。
JP10060750A 1998-03-12 1998-03-12 リザーバタンク Pending JPH11255133A (ja)

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JP10060750A JPH11255133A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 リザーバタンク

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Family

ID=13151269

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10060750A Pending JPH11255133A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 リザーバタンク

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008162526A (ja) * 2006-12-29 2008-07-17 Kojima Press Co Ltd オイルタンク

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008162526A (ja) * 2006-12-29 2008-07-17 Kojima Press Co Ltd オイルタンク

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