JPH11252149A - 通信システムおよび通信装置 - Google Patents

通信システムおよび通信装置

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JPH11252149A
JPH11252149A JP10047201A JP4720198A JPH11252149A JP H11252149 A JPH11252149 A JP H11252149A JP 10047201 A JP10047201 A JP 10047201A JP 4720198 A JP4720198 A JP 4720198A JP H11252149 A JPH11252149 A JP H11252149A
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line
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signal
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JP10047201A
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Koichi Izumi
幸一 和泉
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネットプロトコルネットワークにお
けるIPパケットの多発を防止して交換装置との回線接続
を迅速に行う。 【解決手段】 着信要求信号45を音声通信装置46が受信
すると、自装置に収容されている交換回線47〜49に空き
があるか否かを確認し、空きがなければ他の音声通信装
置50、54、58に収容されている交換回線に使用されてい
ない回線があるか否かを管理しており、空いている回線
を収容している、たとえば音声通信装置58に着信要求信
号63を転送する。受信した音声通信装置58では、着信要
求信号63を非占有中の交換回線59を使用して構内交換機
24に与え、ここから、たとえば電話機26に着信させると
ともに、構内交換機24は着信応答信号を音声通信装置58
に通知し、ここから着信応答信号64を転送元の音声通信
装置46に通知する。この音声通信装置46は着信応答信号
65をネットワーク12に出力し、発信側2の音声通信装置
44に応答通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システムおよ
び通信装置に関し、インターネットプロトコルネットワ
ークを介した、たとえば、音声通信やデータ通信や映像
通信に適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットプロトコルネット
ワークを使用した通信が普及しつつある。このネットワ
ークで使用されるインターネットプロトコルは、インタ
ーネットで用いられるTCP (Transmission control prot
ocol)/IPのうちのIP(インターネットプロトコル)を意
味し、OSI (Open System Interconnection: 開放型シス
テム間相互接続)のネットワーク層にあたる。その内容
はインターネットのゲートウエイ間またはゲートウエイ
/ホスト間の通信を規定するものである。
【0003】図2は、インターネットプロトコルネット
ワークを使用した音声通信システム1の構成例である。
この図において、システム1は、発信側2の構内交換機
4に接続されている電話機6、8から発信し、音声通信
装置10からインターネットプロトコルネットワーク12を
通じて着信側14の音声通信装置のいずれかを通じて構内
交換機に着信させ、電話機のいずれかと通話を行うシス
テムである。
【0004】この図において、たとえば、電話機6から
電話機26に対する発信信号が出力されると、構内交換機
(PBX) 4において発信信号を受信し、音声通信装置10に
与える。音声通信装置10は、発信信号をインターネット
プロトコルネットワーク12に出力する前に、接続されて
いるアドレス情報格納装置30にアクセスして、着信側14
のいずれかの音声通信装置に対するアドレスを探し出し
て、このアドレスに基づき着信要求信号をネットワーク
12に出力する。
【0005】このときに、たとえば、先ず、音声通信装
置16に対して着信要求信号を送出する。この信号を受信
した音声通信装置16は交換回線32が空いていれば、この
回線32を使用して構内交換機24に着信させることができ
る。しかしながら、回線32が空いていない場合は、音声
通信装置16は着信不可を表す信号33をネットワーク12を
通じて音声通信装置10に通知する。
【0006】音声通信装置10は、今度は音声通信装置18
に対して着信要求信号34を出す。これを受信した音声通
信装置18は、交換回線35が空いていれば、この回線35を
使用して構内交換機24に着信させるが、回線35が空いて
いない場合は、着信不可信号36を音声通信装置10に応答
する。音声通信装置10は、今度は音声通信装置20に対し
て着信要求信号37を出す。これを受信した音声通信装置
20は、交換回線38が空いていれば、この回線38を使用し
て構内交換機24に着信させるが、回線38が空いていない
場合は、着信不可信号39を音声通信装置10に応答する。
【0007】この音声通信装置10は今度は、音声通信装
置22に対して着信要求信号40を出す。これを受信した音
声通信装置22は、交換回線41が空いているか否かを確認
し、空いていれば、この回線41を使用して構内交換機24
に対して着信させ電話機26との回線接続を確立し通話を
実現するが、回線41が空いていない場合は、着信不可信
号42を音声通信装置10に応答する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】構内交換機4は、着信
要求を出した場合に、以上のようにして、空いている交
換回線が見つかるまで発信側2の音声通信装置10が順
次、着信側14の音声通信装置16、18、20、22に着信要求
信号を与える。このため着信側14の音声通信装置と構内
交換機24との間に多くの通話中の呼が存在している場
合、呼接続の遅延を拡大させることになる。また、構内
交換機24が収容する音声通信装置の数が多くなったり、
発信側の音声通信装置が多くなったりしてシステムの規
模が大きくなると、呼の量が多くなり、呼接続の遅延の
拡大はますます顕著になる。
【0009】さらに、図2に示したように、システム内
で転送される呼接続のためのインターネットプロトコル
パケット(着信要求信号31、34、37、40、着信不可信号
33、36、39、42)がネットワーク12内で多発し、他の通
信への影響、たとえば、遅延の誘発などが発生するとい
う問題がある。
【0010】このようなことから、交換装置に複数の通
信装置が接続され、これらの通信装置がインターネット
プロトコルネットワークから着信要求信号を受け、空い
ている回線を探し出し、ネットワークにおけるIPパケッ
トの多発を防止して交換装置との回線接続を迅速に行う
ことができる通信システムおよび通信装置の実現が要請
されている。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明によれ
ば、交換装置が収容する複数の回線にそれぞれ通信装置
が接続されており、これらの通信装置がインターネット
プロトコルネットワークから通信のための着信要求信号
を受け、空いている回線を探し出して交換装置と回線接
続を行う通信システムは、複数の通信装置の間はローカ
ルエリアネットワークが形成され、各通信装置は、回線
を収容するためのもので、かつ交換装置との通信を行う
ための通信制御手段と、自装置および他の通信装置が使
用している回線の占有状態を管理する管理手段と、着信
要求信号を受けると、この要求信号に基づき回線接続す
るため、自装置から交換装置に接続されている回線が空
いているか否か、他の通信装置に接続されている回線が
空いているか否かなどを管理手段を参照して確認する確
認手段と、この確認の結果、自装置に接続されている回
線が空いている場合、通信制御手段は当該回線を使用し
て交換装置に対して発信を行い、自装置に接続されてい
る回線が空いておらず、かつ他の通信装置に接続されて
いる回線が空いている場合、他の通信装置に対して着信
要求信号を転送する制御手段とを含む。
【0012】このような構成で、通信装置としては、た
とえば、音声通信装置、データ通信装置、映像通信装置
などに適用することができる。各通信装置には、他の通
信装置に収容されている交換装置との間の回線が空いて
いるか(占有されているか)否かが管理されており、さ
らに自装置に収容されている回線が空いているか否かも
管理されている。他の通信装置の空き回線の状況は、通
信装置の間がローカルエリアネットワーク(LAN) に形成
されているので、他の通信装置からの回線空き情報を得
ることは、このLAN を使用して容易に得ることができ
る。
【0013】このためネットワークから着信要求信号を
与えられると、自装置および他の通信装置における空き
回線を即座に認識することができる。そして、自装置に
収容されている回線が空いていなければ、即座に他の通
信装置において空いている回線を認識し、その通信装置
に対してLAN を使用して着信要求信号を転送することが
できる。
【0014】そして、着信要求信号を通信装置から転送
された他の通信装置は、確認手段によって空き回線を確
認し、制御手段によって発信を行うように構成するとよ
い。他の通信装置は、空き回線に発信出力した後、着信
受付けの応答信号を交換装置から受信すると、転送元の
通信装置に対して着信応答信号を与え、この通信装置は
着信応答信号をネットワークに対して応答通知するよう
に構成するとよい。
【0015】また、各通信装置と交換装置との間に複数
の回線が接続されていると、呼接続の遅延がさらに小さ
くなり、これらの回線の使用状況を管理し、確認手段が
空いている回線を確認し、制御手段がいずれかの空いて
いる回線に対して発信を行い、空いていない場合は、他
の通信装置に転送を行うように構成するとよい。これを
実現するために、具体的には、通信装置は、自装置およ
び他の通信装置のインターネットプロトコルアドレスを
管理するアドレス管理手段を含み、制御手段は他の通信
装置に着信要求信号を転送するときにアドレス管理手段
を参照して転送を行う。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施例を図面
を用いて説明する。本実施例においては、本発明を音声
通信システムに適用する例を先ず説明する。そこで本実
施例では、構内交換機が収容する複数の回線に音声通信
装置が複数接続され、これらの音声通信装置がインター
ネットプロトコルネットワークから音声通信のための着
信要求信号を受け、空いている回線を探し出して構内交
換機と回線接続を行う音声通信システムにおいて説明す
る。
【0017】図1は、本実施例の音声通信システム43の
構成例の図である。この図において、前述の図2の構成
部分と同様の部分には同じ符号を付与して説明する。図
1において、音声通信装置44は、構内交換機4から電話
機6で発信された発信信号を受信すると、アドレス情報
格納装置30でたとえば、音声通信装置46に対するIPアド
レスを求めて、着信要求信号45をネットワーク12に送出
する。
【0018】音声通信装置46は、予め自装置に収容して
いる交換回線47〜49のいずれが空いているか否か(空塞
状態)を管理しているとともに、他の音声通信装置50に
収容されている交換回線51〜53、音声通信装置54に収容
されている交換回線55〜57、音声通信装置58に収容され
ている交換回線59〜61などの空きの状況を管理してい
る。自装置内の交換回線の占有状況は他の音声通信装置
50、54、58に対して通知する。
【0019】このような管理を行うために、音声通信装
置46、50、54、58は、1つのローカルエリアネットワー
ク62(たとえば、イーサネット(Ethernet) LAN)が形成
され、音声通信装置間での信号の授受を簡単に行うこと
ができるように構成されている。たとえば、他の音声通
信装置の交換回線の空きの状況や他の音声通信装置への
着信要求信号の転送などをLAN によって即座に実行する
ことができる。従来のようにネットワーク12を通じて発
信側2の音声通信装置44に返送することなく、他の音声
通信装置に転送できるので迅速に転送でき、転送のため
にネットワーク12にパスを張る必要もないので、時間短
縮を図ることができる。
【0020】音声通信装置50も、予め自装置に収容して
いる交換回線51〜53のいずれが空いているか否かを管理
しているとともに、他の音声通信装置に収容されている
交換回線のいずれが空いているかを管理している。そし
て、自装置内の占有状況は他の音声通信装置46、54、58
に対して通知する。音声通信装置54も、予め自装置に収
容している交換回線55〜57のいずれが空いているか否か
を管理しているとともに、他の音声通信装置に収容され
ている交換回線のいずれが空いているかを管理してい
る。そして、自装置内の占有状況は他の音声通信装置4
6、50、58に対して通知する。音声通信装置58も、予め
自装置に収容している交換回線59〜61のいずれが空いて
いるか否かを管理しているとともに、他の音声通信装置
に収容されている交換回線のいずれが空いているか否か
を管理している。そして、自装置内の占有状況は他の音
声通信装置46、50、54に対して通知する。
【0021】なお、音声通信装置46、50、54、 58は、ゲ
ートウエイ装置、ハブ(HUB) 装置(インテリジェントハ
ブ、スマートハブ、スイッチングハブなど)の中に組み
込むように構成してもよい。また、音声通信装置46、5
0、54、58のうち、いずれかを緊急優先用として常時回
線を空けておき、通常は他の音声通信装置を使用し、緊
急時を表す着信要求信号が与えられた場合には、緊急優
先用の音声通信装置で着信させるようにしてもよい。
【0022】次に、図1の音声通信システムの動作を説
明する。たとえば、電話機6が電話機26に対して音声通
信装置46を介して通話を行うための発信信号を出力し、
構内交換機44に与えた場合、構内交換機44はこの発信信
号の宛先に基づきアドレス情報格納装置30にアクセスし
てインターネットプロトコルアドレスを求め、着信要求
信号45をインターネットプロトコルネットワーク12に送
出する。
【0023】着信要求信号45を、たとえば音声通信装置
46が受信すると、自装置に収容されている交換回線47〜
49のいずれかが通信に占有されているか否かを確認し、
いずれかが空いているとその交換回線を使用して構内交
換機24に着信させる。しかし、いずれの交換回線も空い
ていなければ、他の音声通信装置50、54、58からの交換
回線の占有状況を表す信号のLAN による通知によって、
占有されていない交換回線があるか否かを確認する。こ
の確認でたとえば、音声通信装置58の交換回線59が空い
ていることが確認されると、音声通信装置46は、LAN を
通じて音声通信装置58に対して着信要求信号63を転送す
る。
【0024】転送されてきた着信要求信号63を音声通信
装置58が受信すると、空いている交換回線として、たと
えば、回線59を使用して構内交換機59に与え、この構内
交換機24は、着信応答信号を音声通信装置58に応答通知
するとともに、電話機26に対して着信をさせることがで
きる。音声通信装置58は、着信応答信号64をLAN を通じ
て、転送元の音声通信装置46に通知する。この着信応答
信号64を受信した音声通信装置46は、この着信応答信号
65をネットワーク12に出力し発信側2の音声通信装置44
に通知する。
【0025】以上のような動作によって、ネットワーク
12におけるインターネットプロトコルパケットの授受が
従来に比べ少なくなり、ネットワーク12を介した発信側
2および着信側14の音声通信装置の間のパスを張る処理
が簡単になる。そして、呼接続の遅延が短時間になり、
前述の例のように音声通信装置46に収容されている交換
回線が空いていなくても、他の音声通信装置50、54、58
における回線占有状況を管理しているので、音声通信装
置46から回線が空いている音声通信装置58への1回の転
送で着信をさせることができるようになる。
【0026】なお、前述の図1の例は、構内交換機24、
44に音声通信装置が交換回線を通じて接続される例であ
ったが、本発明は、構内交換機だけではなく、公衆電話
網の電話局の交換装置などにも適用することができる。
また、電話機6、8からの発信信号に基づく着信要求だ
けでなく、発信可能なパーソナルコンピュータ7から発
信される着信要求に対して、着信側14のパーソナルコン
ピュータ27に着信させ、回線接続して、パーソナルコン
ピュータ通信や映像通信を行うことにも対応することが
できる。なお、パーソナルコンピュータだけでなく、フ
ァクシミリ装置などの他の画像端末、音声端末、データ
端末にも接続して使用することができる。これらのこと
から、音声通信システムだけでなく、広義にはインター
ネットプロトコルネットワークを通じて通信を行うシス
テムに幅広く適用することができる。
【0027】次に、前述の図1に記載されている音声通
信装置の一例の具体的な構成を図3を参照して説明す
る。図3に記載されている音声通信装置46、50、54、58
に共通な構成である。なお、図1の発信側の音声通信装
置44については、図3の構成のうちの一部の構成を備え
ることで前述の動作を実現することができる。
【0028】音声通信装置は、音声通信の実行制御処理
(着信要求信号の受信や、構内交換機への発信、他の音
声通信装置への転送制御、着信応答信号の受信など)を
行う実行回路68と、自装置内の交換回線の占有状況や、
LAN を構成しているグループ内の他の音声通信装置の交
換回線の占有状況などのデータ、LAN を構成している他
の音声通信装置のアドレスなどのデータを格納している
データ回路70とから構成されている。ハードウエア回路
またはソフトウエア機能部で実現してもよい。
【0029】実行回路68のLAN 通信制御回路72は、着信
要求信号45を受信すると、リソース管理データ回路74に
自装置で使用されていないPBX 通信制御回路および交換
回線があるか否かを参照するための参照信号76を与え
て、空いているPBX 通信制御回路および交換回線のデー
タを得る。このデータを得ると発信信号86を空いている
PBX 通信制御回路78、80、82のいずれかに与えると同時
に、使用予約するPBX 通信制御回路を使用予約状態に設
定する信号84をリソース管理データ回路74に与え設定す
る。また、LAN 通信制御回路72は、PBX 通信制御回路7
8、80、82から着信の受付けの応答を表す信号92を受信
すると、発信側に着信応答信号97を返送すると同時に、
リソース管理データ回路74に、使用するPBX 通信制御回
路が占有中であることを設定する信号84を与えて管理さ
せる。
【0030】さらに、LAN 通信制御回路72は、交換制御
回路94に対してリソース状態の変化があったことを他の
音声通信装置に通知する指示信号96を与える。また、ネ
ットワークから着信要求信号45を受信したときに、リソ
ース管理データ回路74を確認して、自装置内のPBX 通信
制御回路78、80、82が通信中であるとして管理されてい
る場合は、グループ内の他の音声通信装置への転送を指
示する指示信号112 を転送制御回路110 に与える。さら
に、LAN 通信制御回路72は、転送制御回路110から着信
応答信号122 を与えられると、発信側の音声通信装置に
着信応答信号97を返送する。
【0031】PBX 通信制御回路78、80、82は3回路とも
同じ機能の回路であり、発信の指示を行う信号86を与え
られると、交換回線へ発信信号88を出力し、交換回線か
ら与えられる着信受付けの応答信号90を受信すると、LA
N 通信制御回路72に着信応答信号92を与える。なお、本
発明では、交換回線を複数回線収容する場合、また1回
線収容する場合も、原理的に適用可能であるので、回線
を1回線収容する場合には、PBX 通信制御回路も1回路
備えることでよい。
【0032】リソース管理データ回路74は、LAN 通信制
御回路72から自装置内で使用されていないPBX 通信制御
回路および交換回線があるか否かを参照するための参照
信号76を与えられると、空いているPBX 通信制御回路お
よび交換回線のデータを読み出してLAN 通信制御回路72
に与える。また、リソース管理データ回路74は、LAN通
信制御回路72から、あるPBX 通信制御回路および交換回
線を使用予約状態に設定する信号84を与えられると、こ
の予約設定を行い、その後、着信応答受信後に使用予約
状態から通話中状態に設定を変更する。
【0033】さらに、リソース管理データ回路74は、自
装置内の回線占有状況の変更により管理されているデー
タの内容が変更されると、リソース状態(回線占有状
況)のデータ98を交換制御回路94に与える。リソース管
理データ回路74は、他の音声通信装置のリソース状態
(回線占有状況)のデータ108 を交換制御回路94から与
えられると記憶する。さらに、リソース管理データ回路
74は、他の音声通信装置に収容されている回線のうち空
いている回線が存在する装置のデータ114 をグループ内
転送制御回路110 に与える。
【0034】交換制御回路94は、LAN 通信制御回路72か
らリソース状態の変化があったことを他の音声通信装置
に通知する指示信号96を与えられると、リソース管理デ
ータ回路74から自装置のリソース状態(回線占有状況)
のデータ98を得るとともに、メンバアドレス情報回路10
0 から他の音声通信装置のIPアドレス102 を取り込み、
他の音声通信装置に対して自装置のリソース状態(回線
占有状況)のデータ104 を通知する。また、交換制御回
路94は、他の音声通信装置からリソース状態(回線占有
状況)のデータ106 を取り込むと、他の音声通信装置の
リソース状態(回線占有状況)のデータ108 をリソース
管理データ回路74に与え記憶状態を更新させる。
【0035】メンバアドレス情報回路100 は、他の音声
通信装置のすべてのIPアドレスを記憶しており、必要に
応じて交換制御回路94および転送制御回路110 にIPアド
レス102 、106 を与える。
【0036】転送制御回路110 は、自装置内に空き回線
がないときに、他の音声通信装置に転送するために、ま
ずグループ内の他の音声通信装置への転送を指示する指
示信号112 をLAN 通信制御回路72から受けると、他の音
声通信装置に収容されている回線のうち空いている回線
が存在する装置のデータ114 をリソース管理データ回路
74から得るとともに、回線が空いている装置のIPアドレ
ス106 をメンバアドレス情報回路100 から取り込み、着
信要求信号118 を転送出力する。そして、他の音声通信
装置で呼接続がなされ着信受付けの応答信号が受信さ
れ、この着信応答信号120 が与えられると、LAN 通信制
御回路72に対して着信応答信号122 を与える。
【0037】次に、前述の図3の音声通信装置の動作を
説明する。先ず、LAN 通信制御回路72が着信要求信号45
を受信すると、グループ内リソース管理データ回路74に
対して参照信号76を与えて、自装置内に収容されている
交換回線がPBX 通信制御回路78、80、82において通信中
であるか否かを確認し、いずれかが空いていれば、たと
えば、PBX 通信制御回路78および交換回線47を使用予約
状態に設定する信号84をグループ内リソース管理データ
回路74に与える。LAN 通信制御回路72は、PBX通信制御
回路78に発信の指示を行う信号86を与える。
【0038】この信号86を受信したPBX 通信制御回路78
は、発信信号88を交換回線47に出力し構内交換機24に与
える。次に、構内交換機24から接続完了を表す着信応答
信号90がPBX 通信制御回路78に与えられる。このPBX 通
信制御回路78は着信応答信号92をLAN 通信制御回路72に
通知する。このLAN 通信制御回路72はリソース管理デー
タ回路74に対してPBX 通信制御回路78および交換回線47
を前述の信号84によって使用予約状態から通話中状態に
設定を変更するように変更指示する。そして、リソース
管理データ回路74の管理状態が変更される。同時にLAN
通信制御回路72は、交換制御回路94に対してリソース状
態の変化があったことを他の音声通信装置に通知する指
示信号96を与え、また、発信側の音声通信装置に対して
着信受付けの応答信号97を返送する。
【0039】これによって交換制御回路94は、リソース
管理データ回路74から自装置のリソース状態(回線占有
状況)のデータ98を読み出させて取り込むとともに、メ
ンバアドレス情報回路100 からグループ内のすべての音
声通信装置のIPアドレス102を読み出させて取り込み、
グループ内の音声通信装置に対して自装置のリソース状
態(回線占有状況)のデータ104 を通知する。
【0040】また、交換制御回路94はグループ内の他の
音声通信装置からもリソース状態(回線占有状況)のデ
ータ106 を取り込む。これによって交換制御回路94は、
他の音声通信装置のリソース状態(回線占有状況)のデ
ータ108 をリソース管理データ回路74に与え記憶状態を
更新する。
【0041】一方、LAN 通信制御回路72は、ネットワー
ク12から着信要求信号45を受信したときに、リソース管
理データ回路74を確認して、自装置内のPBX 通信制御回
路78、80、82が通信中であるとして管理されている場合
は、グループ内の他の音声通信装置への転送を指示する
指示信号112 を転送制御回路110 に与える。そして、転
送制御回路110 は、リソース管理データ回路74を参照し
て、他の音声通信装置に収容されている回線のうち空い
ている回線が存在する装置のデータ114 を得るととも
に、空いている装置のIPアドレス106 をメンバアドレス
情報回路100 から取り出す。そして、このIPアドレス10
6 に基づき着信要求信号118 を他の音声通信装置に転送
出力する。
【0042】この着信要求信号118 を受けた他の音声通
信装置が空き回線を使用して構内交換機に着信される
と、呼接続がなされ、着信受付けの応答信号が受信さ
れ、この着信応答信号120 は転送制御回路110 で受信さ
れる。そして、転送制御回路110は、LAN 通信制御回路7
2に着信応答信号122 を与える。LAN 通信制御回路72は
着信応答信号97を発信側の音声通信装置に返送する。
【0043】以上のような動作によって、ネットワーク
から着信要求信号が与えられた場合に、自装置内に収容
されている交換回線が空いている場合は、その回線を使
用して回線側への発信を行うことができ、LAN を通じて
得られる他の音声通信装置に収容されている回線の使用
状況も管理しているので、自装置に空き回線がない場合
は、即座に空いている他の音声通信装置に着信要求信号
を転送して、交換回線側に着信させることができる。し
たがって、1回の転送で着信をさせることができるよう
になり、呼接続の遅延が短くなる。
【0044】なお、PBX 通信制御回路78、80、82は、LA
N 通信制御回路72からの信号によって順番に占有されて
こともできるし、また、いずれかを緊急着信要求信号に
対する使用のために常時空けておき、通常は残りのPBX
通信制御回路を使用するようにしてもよい。また、図1
に記載の発信側2の音声通信装置44の内部構成について
は、図3に記載の構成のうち少なくともLAN 通信制御回
路72とPBX 通信制御回路78とを備えることによって簡単
に実現することができる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、着信要求信
号をインターネットプロトコルネットワーク側から受
け、交換回線への出力を行うための通信装置において、
自装置に収容されている交換回線が空いているか否かを
確認し、空いていなければ、他の通信装置のいずれかの
装置に収容されている交換回線が空いているか否かを判
断し、空いている交換回線を収容する通信装置に着信要
求信号を装置間のLAN を使用して転送し、その装置から
交換装置に対して着信させるように構成したので、ネッ
トワークにおけるIPパケットの多発を防止して交換装置
との回線接続を迅速に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の音声通信システムの構成例を
示すシステム構成図である。
【図2】従来例の音声通信システムの構成例を示す、図
1と同様の図である。
【図3】図1に記載されている音声通信装置の具体的な
一例の構成を示す装置構成図である。
【符号の説明】
6、8、26、28 電話機 7、27 パーソナルコンピュータ 4、24 構内交換機 12 インターネットプロトコルネットワーク 44、46、50、54、58 音声通信装置 47〜49、51〜53、55〜57、59〜61 交換回線 62 ローカルエリアネットワーク(LAN)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 11/00 303 H04L 11/20 B H04Q 3/58 106

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換装置が収容する複数の回線にそれぞ
    れ通信装置が接続されており、これらの通信装置がイン
    ターネットプロトコルネットワークから通信のための着
    信要求信号を受け、空いている回線を探し出して前記交
    換装置と回線接続を行う通信システムにおいて、 前記複数の通信装置の間はローカルエリアネットワーク
    が形成され、前記各通信装置は、 前記回線を収容するためのもので、かつ前記交換装置と
    の通信を行うための通信制御手段と、 自装置および他の通信装置が使用している回線の占有状
    態を管理する管理手段と、 前記着信要求信号を受けると、該要求信号に基づき回線
    接続するため、自装置から前記交換装置に接続されてい
    る回線が空いているか否か、他の通信装置に接続されて
    いる前記回線が空いているか否かなどを前記管理手段を
    参照して確認する確認手段と、 該確認の結果、自装置に接続されている回線が空いてい
    る場合、前記通信制御手段は当該回線を使用して前記交
    換装置に対して発信を行い、自装置に接続されている回
    線が空いておらず、かつ他の通信装置に接続されている
    回線が空いている場合、他の通信装置に対して前記着信
    要求信号を転送する制御手段とを含むこと特徴とする通
    信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信システムにおい
    て、前記制御手段は、前記着信要求信号の転送のための
    通信を前記ローカルネットワークを使用して行うLAN
    (ローカルエリアネットワーク)通信部を含むことを特
    徴とする通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の通信システム
    において、前記着信要求信号を前記通信装置から転送さ
    れた他の通信装置は、前記確認手段によって空き回線を
    確認し、前記制御手段によって発信を行うことを特徴と
    する通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の通信システムにおい
    て、 前記他の通信装置は、前記空き回線に発信出力した後、
    着信受付けの応答信号を前記交換装置から受信すると、
    転送元の前記通信装置に対して前記着信応答信号を与
    え、 該通信装置は前記着信応答信号を前記インターネットプ
    ロトコルネットワークに対して応答通知することを特徴
    とする通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の通
    信システムにおいて、 前記各通信装置と前記交換装置との間には複数の回線が
    接続され、 前記管理手段は、該複数の回線の使用状況を管理し、 前記確認手段は、空いている回線を確認し、 前記制御手段は、いずれかの空いている回線に対して発
    信を行い、空いていない場合は前記転送を行うことを特
    徴とする通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の通
    信システムにおいて、 前記各通信装置は、自装置および他の通信装置のインタ
    ーネットプロトコルアドレスを管理するアドレス管理手
    段を含み、 前記制御手段は、他の通信装置に前記着信要求信号を転
    送するときに前記アドレス管理手段を参照して前記転送
    を行うことを特徴とする通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の通
    信システムにおいて、前記各通信装置は、音声通信、デ
    ータ通信および映像通信のうちのいずれかのための着信
    要求信号を受けることを特徴とする通信システム。
  8. 【請求項8】 通信のための着信要求信号をインターネ
    ットプロトコルネットワーク側から受け、交換回線への
    出力を行うための通信装置において、該装置は、 前記交換回線を収容するためのもので、かつ交換装置と
    の通信を行うための通信制御手段と、 他の装置からの他の交換回線の使用状況を表す使用状況
    信号を受信し管理するとともに前記通信制御手段の使用
    状況を管理する管理手段と、 前記着信要求信号を受信すると、該要求信号に基づき回
    線接続のため、前記通信制御手段が占有中であるか否
    か、前記他の交換回線が空いているか否かなどを前記管
    理手段を参照して確認する確認手段と、 該確認の結果、前記通信制御手段が非占有中である場合
    は、前記通信制御手段を使用して発信を行い、前記通信
    制御手段が占有中で、かつ他の交換回線が空いている場
    合は、他の交換回線に与えるため前記着信要求信号を転
    送出力する制御手段とを含むこと特徴とする通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の通信装置において、前
    記制御手段は、前記着信要求信号の転送のための通信を
    行うLAN (ローカルエリアネットワーク)通信部を含む
    ことを特徴とする通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007151021A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Toshiba Corp 電話システム及びこの電話システムのチャネル捕捉方法
JP2010124421A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Toshiba Corp 電話システムとそのゲートウェイ、および冗長切替方法

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