JPH11251942A - 多重放送用受信機 - Google Patents

多重放送用受信機

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JPH11251942A
JPH11251942A JP6784498A JP6784498A JPH11251942A JP H11251942 A JPH11251942 A JP H11251942A JP 6784498 A JP6784498 A JP 6784498A JP 6784498 A JP6784498 A JP 6784498A JP H11251942 A JPH11251942 A JP H11251942A
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Hidenori Takemoto
英紀 武本
Kengo Ozaki
健吾 小崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 代替周波数のサーチ時にビート発生が予想さ
れる周波数がある場合でも、当該周波数の放送局へのチ
ューナの追従動作を可能にし、かつ誤追従をなくし、ビ
ートによる受信の悪化を低減する。 【解決手段】 第1のチューナ12が受信している放送
局と同一番組を放送するAFリストに基づいて、ビート
周波数局判別手段142により、AFリスト中にビート
周波数局があるか否かを判別し、ビート周波数局に相当
する周波数の放送局がある場合は、代替周波数サーチ用
として動作する第2のチューナ13が当該周波数に同調
した時に検出される電界強度を、補正手段143によ
り、第1のチューナ12で発生するビートノイズレベル
に相当する所定の電界強度分を減じた値に補正し、この
補正した後の電界強度値と第1のチューナ12の受信信
号の電界強度とを比較して、電界強度が大きい方の周波
数局に第1のチューナ12を追従動作させるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1及び第2のチ
ューナを備え、第1のチューナが番組放送及び該番組放
送に多重されたデータを含む多重放送電波を受信しなが
ら、第2のチューナで前記多重放送電波から得られる同
一番組放送の代替局周波数の受信状況をチェックし、該
受信状況の良好な代替局周波数に第1のチューナを追従
動作させるようにした多重放送用受信機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】多重放送には、FMラジオ放送の放送電
波に当該番組放送に関連する情報や交通情報などの情報
を多重し、受信側が当該多重された情報を受信すること
により、当該ラジオ放送の受聴者に対して様々なサービ
スを提供することができるRDS(ラジオ・データ・シ
ステム)方式がある。
【0003】従来、このような多重放送電波を受信する
ラジオ受信機は、2つのチューナを有し、一方のチュー
ナが番組放送及び該番組放送に多重されたデータを含む
多重放送電波を受信している状態で、該多重放送電波か
ら得られる同一番組放送の代替周波数リストを基に、他
方のチューナにより同一番組を放送する代替周波数を順
次受信して、その受信レベルをチェックし、該受信レベ
ルの良好な同一番組の代替局周波数に一方のチューナを
追従動作させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
同一筐体内に2つのチューナを有する多重放送用ラジオ
受信機では、それぞれのチューナが、PLL回路により
受信周波数+中間周波数=局部発振周波数の関係で受信
動作すると、AFサーチを行う他方のチューナが代替周
波数の受信状況をチェックする際に発生する同期電圧
(受信レベル)のダンピングにより、一方のチューナの
受信周波数=他方のチューナの受信周波数+中間周波数
の関係が成り立つ周波数で一方のチューナの音声出力に
ビートノイズが発生する不具合がある。
【0005】例えば、一方のチューナの受信周波数(9
3.4MHz)より、中間周波数(10.7MHz)だ
け離れた周波数(93.4+10.7=104.1MH
z)に他方のチューナが同調した場合、一方のチューナ
で生じる(93.4+10.7)=104.1MHzと
他方のチューナの同調により発生する104.1MHz
の周波数の微妙な誤差がビートとして現れ、このビート
が一方のチューナ側にノイズとして誘導され、ノイズ増
加の受信妨害の要因となるほか、一方のチューナで生じ
る104.1MHzの周波数のために、当該周波数に相
当する放送局がないにも関わらず、他方のチューナがあ
たかも104.1MHzで同調が取れた判定し、かつそ
の受信レベルが他方のチューナの受信レベルより大きい
と判断されると、この周波数に一方のチューナを誤追従
動作してしまい、余計な判定動作を発生させるという不
具合がある。
【0006】従来、このようなビートが生じる周波数が
AFリストにあった場合には、ビートノイズの原因とな
る周波数を代替局周波数リストから削除し、他方のチュ
ーナが当該周波数にチューニングしないようにしてい
る。しかし、このようにすると、上記104.1MHz
のような周波数に相当する同一番組の放送局があった場
合、当該周波数に一方のチューナを追従動作させること
ができないという不具合があった。
【0007】本発明は、上記のような課題を解決するも
のであり、同一番組の代替周波数のサーチ時にビート発
生が予想される周波数がある場合でも、当該周波数の放
送局へのチューナの追従動作を可能にし、かつ誤追従を
なくし、ビートによる受信の悪化を低減できる多重放送
用受信機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明における請求項1記載の発明は、第1及び第2
のチューナを備え、前記第1のチューナが番組放送及び
該番組放送に多重されたデータを含む多重放送電波を受
信しながら、前記第2のチューナで前記第1のチューナ
が受信している同一番組放送の代替局周波数の受信状況
をチェックし、前記第1のチューナで該受信状況の良好
な代替局周波数を追従動作させる制御手段を有する多重
放送用受信機であって、前記制御手段は、前記第1のチ
ューナが多重放送を受信している状態で、前記多重放送
電波から得られる同一番組放送の代替局周波数リストに
基づき前記第2のチューナに同一番組を放送している周
波数を順次受信させるとともに、該代替受信周波数の電
界強度が前記第1のチューナが受信している周波数の受
信電界強度より大きいときに、当該代替周波数に前記第
1のチューナがチューニングするように追従動作させる
同一番組サーチ手段と、前記同一番組サーチ手段により
サーチ制御される第2のチューナの受信周波数に基づい
て前記代替周波数リストにビート発生が予想されるビー
ト周波数局があるか否かを判別するビート周波数局判別
手段と、前記ビート周波数局判別手段にてビート周波数
局があると判別されると、当該周波数の受信状況検出値
を、当該受信状況検出値から前記第1のチューナで発生
するビートノイズレベルに相当する所定の電界強度分を
減じた値に補正する補正手段とを備えることを特徴とす
る。
【0009】本発明における請求項1記載の発明によれ
ば、ビート周波数局判別手段は、代替周波数リスト中に
ビート周波数局があるか否かを判別し、ビート周波数局
に相当する周波数の放送局があると、補正手段が代替周
波数サーチ用として動作する第2のチューナが当該周波
数に同調した時に検出される電界強度を、第1のチュー
ナで発生するビートノイズレベルに相当する所定の電界
強度分を減じた値に補正し、この補正した後の電界強度
値と第1のチューナの受信信号の電界強度とを比較し
て、電界強度が大きい方の周波数局に第1のチューナを
追従動作させるから、同一番組の代替周波数のサーチ時
にビート発生が予想される周波数がある場合でも、当該
周波数の放送局への第1のチューナの追従動作が可能に
なり、ビートによる受信の悪化を低減できる。
【0010】また、本発明における請求項2記載の発明
は、前記制御手段は、前記第2のチューナが前記代替周
波数リスト基づいて代替周波数を順次受信している状態
でビート発生が予想される周波数を受信したときに、前
記補正手段で補正した電界強度値と前記第1のチューナ
の電界強度とを比較して電界強度の大きい周波数に前記
第1のチューナが追従動作するように決定する追従動作
決定手段を更に備えることを特徴とする。
【0011】本発明における請求項2記載の発明によれ
ば、追従動作決定手段が補正手段で補正した電界強度値
と前記第1のチューナの電界強度とを比較して電界強度
の大きい周波数に前記第1のチューナが追従動作するよ
うに決定するから、同一番組の放送局にビート発生が予
想される周波数があった場合、当該周波数の放送局への
チューナの追従動作が可能になる。
【0012】また、本発明における請求項3記載の発明
は、前記ビート周波数局判別手段にて代替周波数リスト
中にビート発生が予想される周波数局がないと判別され
ると、前記同一番組サーチ手段が前記第1のチューナを
現在受信している放送局の周波数に追従するよう制御す
ることを特徴とする。
【0013】本発明における請求項3記載の発明によれ
ば、代替周波数リスト中にビート発生が予想される周波
数局がないと判別したとき、同一番組サーチ手段が第1
のチューナを現在受信している放送局の周波数に追従す
るよう制御するから、当該周波数への誤追従をなくすこ
とができる。
【0014】また、本発明における請求項4記載の発明
は、前記制御手段は、前記第2のチューナがビート発生
が予想される周波数局の受信時に、当該受信信号の電界
強度の比較基準となる第1のチューナの電界強度に所定
の値を加算するように構成されることを特徴とする。
【0015】本発明における請求項4記載の発明によれ
ば、第1のチューナの電界強度に所定の値を加算するこ
とによりビート発生が予想される周波数局への第1のチ
ューナの追従動作を抑制することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の多
重放送用受信機について説明する。図1は本発明の多重
放送用受信機を適用したRDS受信機の概略構成を示す
ブロック図である。
【0017】図1において、RDS受信機は、複数の放
送局から放送される、番組放送及び該番組放送に多重さ
れたRDSデータを含むFM多重放送電波を受けるアン
テナ11を通して受信する第1のチューナ12及び第2
のチューナ13を備える。
【0018】第1のチューナ12は、アンテナ11で受
信したFM多重放送から希望の局を選択し、該局の受信
周波数を中間周波数に変換して増幅するフロントエンド
121と、このフロントエンド121で増幅された中間
周波数信号をFM検波するFM検波回路122と、この
FM検波回路122の検波出力信号をオーディオ信号に
復調し、ステレオ放送の場合はL(左)、R(右)チャ
ネルのオーディオ信号に分離するマルチプレクサ123
と、FM検波回路122の検波出力信号から受信中の受
信信号の電界強度を検出する電界強度検出回路(Sメー
タ)124とを有し、電界強度検出回路124で検出さ
れた電界強度データはRDS受信機全体を制御するマイ
クロコンピュータ(以下、マイコンという)14に送出
される。また、マルチプレクサ123の出力端には、パ
ワーアンプ15を介してスピーカ16が接続されてい
る。
【0019】さらに、第1のチューナ12には、該第1
のチューナ12にて受信すべき所望の放送電波に対応す
る周波数の発振信号を発振してフロントエンド121に
供給するPLL回路17が接続されている。このPLL
回路17は、マイコン14からの選局指令でPLL回路
17内のプログラム分周器(図示せず)の分周比データ
を変更することにより、第1のチューナ12が所望の放
送局の放送電波に同調する周波数に制御する構成になっ
ている。
【0020】上記第2のチューナ13は、アンテナ11
で受信したFM多重放送から代替周波数リスト(AFリ
スト)を基に代替周波数を順次受信し、該局の受信周波
数を中間周波数に変換して増幅するフロントエンド13
1と、このフロントエンド131で増幅された中間周波
数信号をFM検波するFM検波回路132と、このFM
検波回路132の検波出力信号からラジオデータ信号で
あるRDSデータ成分のみを抽出するフィルタ133
と、このフィルタ133を通過したRDSデータを復調
するRDSデコーダ134と、FM検波回路132の検
波出力信号から受信中の受信信号の電界強度を検出する
電界強度検出回路(Sメータ)135とを有し、RDS
デコーダ134で復調されたRDSデータ及び電界強度
検出回路135で検出された電界強度データはマイコン
14に送出される。
【0021】RDSデータには、同一番組を放送する放
送局の周波数を表す代替局周波数(AF)リストや番組
識別(PI)コードや番組の内容を示す番組型式(PT
Y)コードなどのデータが含まれており、このRDSデ
ータから得られる代替局周波数リストや番組識別コード
等はマイコン14に接続したメモリ19に格納される構
成になっている。
【0022】また、第2のチューナ13には、該第2の
チューナ13にて受信すべき所望の放送電波に対応する
周波数の発振信号を発振してフロントエンド131に供
給するPLL回路18が接続されている。このPLL回
路18は、マイコン14からの選局指令でPLL回路1
8内のプログラム分周器(図示せず)の分周比データを
変更することにより、第1のチューナ12が所望の放送
局の放送電波に同調する周波数に制御する構成になって
いる。
【0023】上記マイコン14は、第1のチューナ12
が多重放送を受信している状態で、上記メモリ19に格
納された、第1のチューナ12が受信している同一番組
の放送局の代替局周波数リストに基づいて、マイコン1
4からPLL回路18に選択指令を出力することにより
第2のチューナ13に同一番組を放送している代替周波
数を順次受信し、該受信周波数の受信状態が第1のチュ
ーナ12が受信している周波数の受信状態より良好かを
両者の電界強度からチェックし、良好と判定された代替
周波数に第1のチューナ12をチューニングするように
マイコン14からPLL回路17に選択指令を出力する
ことで追従動作させる同一番組サーチ手段141と、第
1のチューナ12が受信している受信周波数に近接して
ビートの発生が予想される周波数の局(以下、ビート周
波数局という)が代替局周波数リスト中にあるか否かを
判別するビート周波数局判別手段142と、このビート
周波数局判別手段142がビート周波数局を判別した時
に当該周波数の電界強度(受信状況検出値)を、該電界
強度から第1のチューナ12で発生するビートノイズレ
ベルに相当する所定の電界強度分を減じた値に補正する
補正手段143と、この補正手段143で補正した電界
強度値と第1のチューナ12の電界強度検出回路124
で検出した電界強度とを比較して電界強度の大きい周波
数に第1のチューナ12が追従動作するように決定する
追従動作決定手段144を備えている。
【0024】次に、図2に示すフローチャートを参照し
てマイコン14が行うAFサーチ処理及びビート発生が
予想される周波数に対する処理について説明する。
【0025】図2に示す処理プログラムがスタートする
と、まず、第1及び第2のチューナ12、13が受信中
かを判定する(ステップS1)。ここで、両チューナ1
2、13が受信中でない場合はマイコン14の処理は終
了し、受信動作中である場合は、第2のチューナ13の
RDSデコーダ134において、第1のチューナ12が
受信している放送局と同一の番組を放送する代替周波数
リスト(以下、AFリストという)をPIコードを基に
RDSデータから抽出し、このAFリストをマイコン1
4を通してメモリ19の所定の領域に格納することによ
り、AFリストを作成する(ステップS2)。
【0026】次に、ビート周波数局判別手段142で
は、上記AFリスト中の周波数データと第1のチューナ
12が受信している受信周波数とを比較することにより
当該AFリスト中にビート周波数局があるか否かを判定
する(ステップS3)。例えば第1のチューナ12の受
信周波数±10.7MHzに相当する周波数の放送局が
存在するかを判別する。ここで、受信周波数±10.7
MHzに相当する周波数(例えば、93.4+10.7
=104.1MHz)の放送局がある場合は、同一番組
サーチ手段141を動作させてPLL回路18で第2の
チューナ13のフロントエンド131を制御することに
より、当該周波数に同調させ、さらにフロントエンド1
31から出力される中間周波数信号をFM検波回路13
2で検波した後、このFM検波回路132の検波出力信
号から受信中の信号の電界強度を電界強度検出回路13
5で検出する(ステップS4)。
【0027】次いで、上記受信信号の電界強度を検出し
た周波数がビート周波数局かを判定し(ステップS
5)、ビート周波数局である場合は補正手段143によ
り、上記検出した電界強度値から第1のチューナ12で
発生するビートノイズレベルに相当する所定の電界強度
分(例えば、20〜30dB程度)を減じた値に補正す
る(ステップS6)。その後、追従動作決定手段144
において、補正手段143で補正した電界強度値と第1
のチューナ12の電界強度検出回路124で検出した電
界強度とを比較し(ステップS7)、電界強度が大きい
方の周波数局に第1のチューナ12が追従動作するよう
に決定して第1のチューナ12を追従動作させる(ステ
ップS8)。
【0028】すなわち、30dB減じることにより補正
したビート周波数局の電界強度の方が現在受信している
第1のチューナ12の電界強度より大きい時は、このビ
ート周波数局に相当する放送局の周波数に第1のチュー
ナ12が同調するように追従動作させる。また、上記と
逆に第1のチューナ12の電界強度方が大きい時は、第
1のチューナ12を現在受信している放送局に保持す
る。これにより、ビートの影響を低減できるとともに、
第1のチューナ12をビート周波数局に相当する放送局
に追従動作させることが可能になる。
【0029】一方、ステップS5においてビート周波数
局でない場合は第1のチューナ12の受信周波数より中
間周波数(10.7MHz)だけ離れたAFリストにな
い周波数であると判断し、その周波数に第2のチューナ
13の電界強度検出回路135で検出した電界強度を補
正手段143により低減し(ステップS9)、第1のチ
ューナ12を現在受信している放送局の周波数に追従す
るよう制御する(ステップS10)。これにより、第1
のチューナ12がAFリストにない代替周波数に誤追従
動作するのを防止できる。
【0030】また、ステップS3においてAFリスト中
にビート周波数局がないと判定された場合は、通常の受
信処理を行う(ステップS11)。すなわち、第1のチ
ューナ12が多重放送電波を受信している状態で、第1
のチューナ12が受信している放送局と同一番組放送の
AFリストを基づいて、第2のチューナ13により同一
番組を放送する放送局の受信レベルをチェックし、該受
信レベルの良好な同一番組の放送局の代替局周波数に第
1のチューナ12が同調するように追従動作させる。
【0031】従って、上記のような本実施の形態におけ
るRDS受信機によれば、第1のチューナ12が受信し
ている放送局と同一番組を放送するAFリストに基づい
て、ビート周波数局判別手段142により、AFリスト
中にビート周波数局があるか否かを判別し、ビート周波
数局に相当する周波数の放送局がある場合は、代替周波
数サーチ用として動作する第2のチューナ13が当該周
波数に同調した時に検出される電界強度を、補正手段1
43により、第1のチューナ12で発生するビートノイ
ズレベルに相当する所定の電界強度分を減じた値に補正
し、この補正した後の電界強度値と第1のチューナ12
の受信信号の電界強度とを比較して、電界強度が大きい
方の周波数局に第1のチューナ12を追従動作させる構
成にしたので、同一番組の代替周波数のサーチ時にビー
ト発生が予想される周波数があっても、当該周波数への
誤追従をなくすことができるとともに、同一番組の放送
局にビート発生が予想される周波数があった場合、当該
周波数の放送局へのチューナの追従動作が可能になり、
ビートによる受信の悪化を防止できる。
【0032】なお、上記の実施の形態では、第2のチュ
ーナ13による同一番組の代替周波数のサーチ時にビー
ト発生が予想される周波数があった場合、当該周波数の
受信信号の電界強度から第1のチューナ12で発生する
ビートノイズレベルに相当する所定の電界強度分を減ず
る場合について説明したが、本発明はこれに限定され
ず、ビート発生が予想される周波数局の受信時に、比較
基準となる第1のチューナ12の電界強度に所定の値を
加算するようにしてもよい。この場合は、ビート発生が
予想される周波数局への第1のチューナの追従動作を抑
制することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ビート周
波数局判別手段は、代替周波数リスト中にビート周波数
局があるか否かを判別し、ビート周波数局に相当する周
波数の放送局があるときに補正手段が代替周波数サーチ
用として動作する第2のチューナが当該周波数に同調し
た時に検出される電界強度を、第1のチューナで発生す
るビートノイズレベルに相当する所定の電界強度分を減
じた値に補正し、この補正した後の電界強度値と第1の
チューナの受信信号の電界強度とを比較して、電界強度
が大きい方の周波数局に第1のチューナを追従動作させ
るので、同一番組の代替周波数のサーチ時にビート発生
が予想される周波数がある場合でも、当該周波数の放送
局への第1のチューナの追従動作が可能になり、ビート
による受信の悪化を低減できる。
【0034】また、本発明によれば、追従動作決定手段
が補正手段で補正した電界強度値と前記第1のチューナ
の電界強度とを比較して電界強度の大きい周波数に前記
第1のチューナが追従動作するように決定するから、同
一番組の放送局にビート発生が予想される周波数があっ
た場合、当該周波数の放送局へのチューナの追従動作が
可能になる。
【0035】また、本発明によれば、代替周波数リスト
中にビート発生が予想される周波数局がないと判別した
時、同一番組サーチ手段が第1のチューナを現在受信し
ている放送局の周波数に追従するよう制御するから、当
該周波数への誤追従をなくすことができる。
【0036】また、本発明によれば、第1のチューナの
電界強度に所定の値を加算することによりビート発生が
予想される周波数局への第1のチューナの追従動作を抑
制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多重放送用受信機を適用したRDS受
信機の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるRDS受信機の動
作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12 第1のチューナ 13 第2のチューナ 14 マイコン(制御手段) 141 同一番組サーチ手段 142 ビート周波数局判別手段 143 補正手段 144 追従動作決定手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2のチューナを備え、前記第
    1のチューナが番組放送及び該番組放送に多重されたデ
    ータを含む多重放送電波を受信しながら、前記第2のチ
    ューナで前記第1のチューナが受信している同一番組放
    送の代替局周波数の受信状況をチェックし、前記第1の
    チューナで該受信状況の良好な代替局周波数を追従動作
    させる制御手段を有する多重放送用受信機であって、 前記制御手段は、 前記第1のチューナが多重放送を受信している状態で、
    前記多重放送電波から得られる同一番組放送の代替局周
    波数リストに基づき前記第2のチューナに同一番組を放
    送している周波数を順次受信させるとともに、該代替受
    信周波数の電界強度が前記第1のチューナが受信してい
    る周波数の受信電界強度より大きいときに、当該代替周
    波数に前記第1のチューナがチューニングするように追
    従動作させる同一番組サーチ手段と、 前記同一番組サーチ手段によりサーチ制御される第2の
    チューナの受信周波数に基づいて前記代替周波数リスト
    にビート発生が予想されるビート周波数局があるか否か
    を判別するビート周波数局判別手段と、 前記ビート周波数局判別手段にてビート周波数局がある
    と判別されると、当該周波数の受信状況検出値を、当該
    受信状況検出値から前記第1のチューナで発生するビー
    トノイズレベルに相当する所定の電界強度分を減じた値
    に補正する補正手段とを備えることを特徴とする多重放
    送用受信機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第2のチューナが
    前記代替周波数リスト基づいて代替周波数を順次受信し
    ている状態でビート発生が予想される周波数を受信した
    ときに、前記補正手段で補正した電界強度値と前記第1
    のチューナの電界強度とを比較して電界強度の大きい周
    波数に前記第1のチューナが追従動作するように決定す
    る追従動作決定手段を更に備えることを特徴とする請求
    項1記載の多重放送用受信機。
  3. 【請求項3】 前記ビート周波数局判別手段にて代替周
    波数リスト中にビート発生が予想される周波数局がない
    と判別されると、前記同一番組サーチ手段が前記第1の
    チューナを現在受信している放送局の周波数に追従する
    よう制御することを特徴とする請求項1記載の多重放送
    用受信機。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第2のチューナが
    ビート発生が予想される周波数局の受信時に、当該受信
    信号の電界強度の比較基準となる第1のチューナの電界
    強度に所定の値を加算するように構成されることを特徴
    とする請求項1記載の多重放送用受信機。
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