JPH11251409A - 位置決め装置、及び露光装置 - Google Patents

位置決め装置、及び露光装置

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JPH11251409A
JPH11251409A JP10049170A JP4917098A JPH11251409A JP H11251409 A JPH11251409 A JP H11251409A JP 10049170 A JP10049170 A JP 10049170A JP 4917098 A JP4917098 A JP 4917098A JP H11251409 A JPH11251409 A JP H11251409A
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wafer
stage
positioning
optical system
substrate
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JP10049170A
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Kazuya Ono
一也 小野
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Nikon Corp
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハを高精度に位置決めする。 【解決手段】 ウエハベース30上で駆動されるXYス
テージ8上にZ駆動部10A,10B、及び板ばね11
A,11B等を介してテーブル保持部50A,50B等
を支持し、テーブル保持部50A,50B等の中にテー
ブル6を挟み込んで支持する。テーブル6の中央部の変
形中立面の近傍に、ウエハホルダ7を介してウエハWを
吸着保持し、ウエハWを覆うように投影光学系PLの一
部の補正板4を取り付け、テーブル6の底面に静電アク
チュエータ23A〜23Cを配置する。XYステージ8
を大まかに位置決めした後、静電アクチュエータ23A
〜23Cを介してテーブル6を高精度に位置決めすると
共に、ウエハWの表面を投影光学系PLの像面に合焦さ
せるように、Z駆動部10A,10B等を介してテーブ
ル6のフォーカス位置、及び傾斜角を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハ等の位置決め対象物を高精度に位置決めするための位
置決め装置に関し、特に半導体素子、撮像素子(CCD
等)、液晶表示素子、又は薄膜磁気ヘッド等を製造する
ためのフォトリソグラフィ工程で、マスクパターンを投
影光学系を介して基板上に転写する投影露光装置の基板
側のステージに使用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子等を製造する際
に、マスクとしてのレチクルのパターンを投影光学系を
介して、基板としてのフォトレジストが塗布されたウエ
ハ(又はガラスプレート等)上の各ショット領域に転写
するステッパー等の投影露光装置が使用されている。こ
の種の投影露光装置では、ウエハを高精度に露光位置に
位置決めする必要があるため、ウエハはウエハホルダ上
に真空吸着等によって保持され、このウエハホルダが高
精度に位置決め可能なウエハステージ上に固定されてい
た。
【0003】図6は、従来の代表的なウエハステージの
一例を示し、この図6において、ウエハ101はウエハ
ホルダ102上に吸着固定され、このウエハホルダ10
2は試料台としてのテーブル103上に固定されてい
る。また、テーブル103上には移動鏡108が配置さ
れ、この移動鏡108に対向するように配置された不図
示のレーザ干渉計によって、テーブル103(ウエハ1
01)の2次元座標が高精度に計測されている。
【0004】そのテーブル103は、XYステージ10
4の中央部の上方に複数の板ばね105を介して水平方
向には変位できないように拘束されており、XYステー
ジ104の上面とテーブル103の底面との間の3箇所
に伸縮自在のピエゾ素子等の駆動素子106が配置され
ている。また、XYステージ104は、定盤107上を
不図示の駆動部によって2次元的に移動する。この構成
において、3個の駆動素子106の伸縮量を制御するこ
とによって、テーブル103の高さ、及び2次元的な傾
斜角を所定の範囲内で制御することができる。また、テ
ーブル103の材料としては、このテーブル103が変
形して位置決め精度が悪化するのを防ぐために、アルミ
ナセラミックス等のヤング率の非常に高い材料が用いら
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く従来の図6
に示すウエハステージにおいては、XYステージ104
の上方に板ばね105によって水平方向に拘束されたテ
ーブル103の高さ、及び傾斜角を、それらの間に配置
された駆動素子106を伸縮させることによって制御し
ていた。
【0006】しかしながら、図6のウエハステージにお
いて、駆動素子106を介してテーブル103の高さ、
又は傾斜角を制御すると、板ばね105の剛性によって
テーブル103に与えられる外力によってテーブル10
3は変形し、その結果としてウエハ101と移動鏡10
8との間隔が変化して位置決め精度が悪化するという不
都合があった。また、駆動素子106の曲げ剛性によっ
ても同様の現象が起こり、これによっても位置決め精度
が悪化していた。更に、板ばね105、又は駆動素子1
06のみならず、テーブル103に外力を与え得るもの
が有れば、これによって位置決め精度は悪化することに
なる。この場合、テーブル103の材料がヤング率の高
いアルミナセラミックスであっても、外力によって或る
程度の変形が生ずるため、図6のような構成では位置決
め精度を高めるのに限界がある。
【0007】ところで、この位置決め精度の悪化は殆ど
が「テーブル103の曲げ」によるものであって、テー
ブル103が外力で伸縮することによるものではないと
考えられる。テーブル103の曲げとは、テーブル10
3に外力が加えられたときに、テーブル103が変形し
て或る撓み角を持つことを言う。この場合、テーブル1
03の変形中立面とウエハ101の表面の高さとの差
に、その撓み角を乗じて得られる変位がテーブル101
の変形の最も大きな要因となっていると考えられる。
【0008】これに関して、外力のあまり無い状態で位
置決め精度を向上させるには、テーブルの材料として石
英ガラスやガラスセラミックス(例えばショット社の商
品名ゼロデュア等が使用できる)のような低熱膨張材を
用いるのが効果的であるが、それらはアルミナセラミッ
クスに比較してヤング率が低い。従って、図6のように
外力が加えられるテーブル103の材料として石英ガラ
スやガラスセラミックスを用いると、機械的共振周波数
が下がり、かつ振動が急速に減衰しないため、位置決め
精度や位置決め時間が悪化する恐れがある。
【0009】また、最近の投影露光装置の投影光学系
は、解像度を高めるために開口数が益々大きくなってい
るため、投影光学系の最もウエハ側の光学素子(いわゆ
る先玉)の先端からウエハの表面までの作動距離(Work
ing Distance)が短くなっている。そのため、投影光学
系による露光領域中でテーブル103上のウエハ101
の表面のフォーカス位置(投影光学系の光軸方向の位
置)を計測するのが困難になりつつあると共に、テーブ
ル103の傾斜角等を制御してウエハ101を像面に合
わせ込む際の自由度が制限されるという不都合があっ
た。
【0010】本発明は斯かる点に鑑み、ウエハ等の位置
決め対象物を高精度に位置決めできる位置決め装置を提
供することを第1の目的とする。更に本発明は、ウエ等
の基板を位置決めするステージと、その基板上にマスク
パターンの像を転写する投影光学系と、を有する露光装
置において、その投影光学系とその基板との作動距離が
短くなっても、その基板を高精度に位置決めできる露光
装置を提供することを第2の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の位置
決め装置は、ベース(30)と、位置決め対象物(W)
が載置されると共にそのベースに対して少なくとも1自
由度を持つ方向に移動自在に配置されたテーブル(6)
と、このテーブルの位置を計測する位置計測装置(3
1)と、この位置計測装置の計測値に基づいてそのテー
ブルをそのベースに対して駆動する駆動装置(8,3
2)と、を有する位置決め装置において、その位置決め
対象物(W)の載置面がそのテーブル(6)の変形中立
面の近傍に設定されているものである。
【0012】斯かる本発明によれば、テーブル(6)が
外力によって撓んだり曲がったりしても、その位置決め
対象物(W)は傾斜するのみで、その位置ずれ量はその
傾斜角の余弦(cos)程度の誤差となる。従って、位置決
めを高精度に行うことができる。また、本発明による第
2の位置決め装置は、ベース(30)と、そのベースに
対して少なくとも1自由度を持つ方向に移動自在に配置
されたステージ(8)と、このステージに対して高さ及
び傾斜角が可変に配置されたサブステージ(50A〜5
0C)と、そのステージ(8)に対するそのサブステー
ジの高さ及び傾斜角を制御する第1の駆動装置(10A
〜10C,11A〜11C,12A,12B)と、その
サブステージに対して所定の結合部材(図4、又は図
5)を介して高さ方向に拘束された状態で結合され、そ
のステージ(8)に対して所定範囲で水平方向に移動自
在に配置されると共に、位置決め対象物(W)が載置さ
れるテーブル(6)と、そのステージ(8)に対してそ
のテーブル(6)を水平方向に駆動する第2の駆動装置
(23A〜23C)と、を有するものである。
【0013】斯かる第2の位置決め装置によれば、その
第1の駆動装置(10A〜10C)によってサブステー
ジ(50A〜50C)を介して間接的にテーブル(6)
の高さ、及び傾斜角が制御される。即ち、テーブル
(6)の質量には、このテーブル(6)を高さ方向、及
び傾斜方向に駆動するその第1の駆動装置の質量は含ま
れていない。従って、テーブル(6)を小型化できるた
め、テーブル(6)の外力による変形量が小さくなり、
位置決め精度が向上する。また、ステージ(8)に対し
てテーブル(6)を水平方向に駆動する際の駆動力が少
なくて済むため、テーブル(6)を高速に、かつ少ない
発熱量で高精度に位置決めできる。
【0014】また、その第1の駆動装置、及びその第2
の駆動装置をそれぞれ3個設けることによって、そのテ
ーブル(6)を6自由度で高精度に位置決めすることが
できる。この場合、それら第1、及び第2の駆動装置
は、それぞれ非接触の駆動装置(電磁力、磁気力、又は
静電力等を用いた駆動装置)であることが望ましく、そ
の所定の結合部材は、静圧気体軸受け(36)、又は静
電力を用いた非接触の間隔保持部材(37A,37B,
38A,38B)であることが望ましい。サブステージ
(50A〜50C)に対してそのように非接触でテーブ
ル(6)を保持することによって、ステージ(8)側で
発生した振動は、テーブル(6)に達する前に大きく減
衰するため、テーブル(6)の位置決め精度が向上す
る。また、テーブル(6)に加わる外力が小さくなるた
め、テーブル(6)の材料として、従来多用されていた
アルミナセラミックスに比べてヤング率が小さくとも、
より線膨張率の小さい石英ガラス、又はガラスセラミッ
クス等を使用できる。
【0015】また、その第1の駆動装置は、一例として
磁気力を用いた駆動装置(16〜21)であり、その第
2の駆動装置は、一例として静電力、又は電磁力を用い
た駆動装置(24〜26)である。これによって高い応
答速度でテーブル(6)が駆動される。また、そのテー
ブル(6)は、光透過性材料(例えば石英ガラス)より
構成されることが望ましく、この場合、そのテーブルの
側面を透過してそのテーブル上の位置決め対象物(W)
の表面に斜めに光束を照射して、その位置決め対象物か
らの反射光をそのテーブルの側面を介して受光すること
によって、その位置決め対象物の表面の高さを検出する
斜入射方式の面位置検出装置(34,35)を設けるこ
とが望ましい。
【0016】これによって、その位置決め対象物が、例
えば投影光学系による投影像が転写されるウエハ等の基
板である場合で、かつその投影光学系の作動距離が非常
に短い場合であっても、その投影光学系による露光領域
内でその基板の高さ、即ちその投影光学系の光軸方向の
位置(フォーカス位置)を検出でき、この検出結果に基
づいてその基板の表面をオートフォーカス方式で像面に
合焦させることができる。
【0017】次に、本発明による露光装置は、マスクパ
ターン(R)の像を基板(W)上に投影する投影光学系
(PL)と、その基板を載置してその基板のその投影光
学系の光軸方向の位置、及び2自由度の傾斜角を制御す
るテーブル(6)と、を有する露光装置において、その
投影光学系を構成する複数の光学部材の内のその基板に
対向する所定の光学部材(4:所定の収差を補正するた
めの補正板等)をその基板を覆うようにそのテーブル
(6)上に載置したものである。
【0018】斯かる露光装置によれば、その光学部材
(4)は、例えばその基板を保持するテーブル(6)の
上端に固定され、そのテーブル(6)と共に移動する。
従って、その光学部材(4)の下端とその基板の表面と
の間隔を正確に所望の値に維持できるため、その投影光
学系の作動距離が短い場合でも、その基板がその光学部
材に接触する恐れがない状態で、その基板をその投影光
学系に対して高精度に位置決めできる。
【0019】この場合、その投影光学系(PL)の結像
特性を補正するために、そのテーブル(6)に対してそ
の所定の光学部材(4)を少なくとも1自由度の方向に
駆動する光学部材駆動装置(9A)を設けることが望ま
しい。その光学部材(4)を駆動することによって、そ
の投影光学系の結像特性を所定の状態に維持することが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
につき図面を参照して説明する。本例は投影露光装置の
ウエハステージに本発明を適用したものである。図1
は、本例の投影露光装置を示す概略構成図であり、この
図1において、水銀ランプ、又はエキシマレーザ光源等
の露光光源、照度分布均一化用のオプティカル・インテ
グレータ、開口絞り、可変視野絞り、及びコンデンサレ
ンズ系等から照明光学系1が構成されている。露光時に
は、照明光学系1からの露光光ILにより、レチクルR
に形成された転写用のパターンが均一な照度分布で照明
され、露光光ILのもとでレチクルRのパターンの像が
投影光学系PLを介して所定の投影倍率β(βは例えば
1/4,1/5等)で、ウエハW上の所定のショット領
域に転写露光される。ウエハWの表面にはフォトレジス
トが塗布されている。以下、投影光学系PLの光軸AX
に平行にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内で図1の紙面
と平行にX軸を、図1の紙面と垂直にY軸を取って説明
する。
【0021】レチクルRは、X方向、Y方向、及び回転
方向に微動可能なレチクルステージ2上に吸着保持さ
れ、レチクルステージ2の位置は不図示のレーザ干渉計
の計測値に基づいて制御されている。また、本例の投影
光学系PLは、投影光学系本体部3と、最もウエハ側の
光学部材としての所定の収差(非点収差等)を補正する
ための平行平板ガラスよりなる補正板4とに分かれてい
る。
【0022】一方、本例のウエハWは、矩形の板状のテ
ーブル6の中央部の凹部6aにウエハホルダ7(図3参
照)を介して吸着保持され、テーブル6は、XYステー
ジ8上にZ方向への変位、並びにX軸及びY軸に平行な
軸の周りへの傾斜ができるように載置され、XYステー
ジ8は、ウエハベース30上に静圧気体軸受けを介して
X方向、及びY方向に移動自在な状態で載置されてい
る。テーブル6、XYステージ8、ウエハベース30、
及び後述のテーブル6の駆動機構等からウエハステージ
5が構成されている。また、本例ではテーブル6の上部
にウエハWを覆うように、投影光学系PLの補正板4が
固定されている。
【0023】本例では、XYステージ8の底面部に配置
された可動子と、ウエハベース30の上面にX方向、Y
方向に周期的に配置された固定子とから平面モータが構
成され、この平面モータによってXYステージ8はX方
向、Y方向に駆動される。その平面モータの動作はウエ
ハステージ駆動系32によって制御されている。その平
面モータとしては、例えばソイヤモータ、又は特開平8
−51756号公報に開示された平面モータ装置等が使
用できる。
【0024】図2は、図1のウエハステージ5を示す平
面図であり、この図2において、本例のテーブル6は、
石英ガラスより形成され、中央の凹部を囲む凹部6b内
に補正板4が固定されている。また、テーブル6の−X
方向の側面の一部、及び+Y方向の側面はそれぞれ光反
射膜が形成されてミラー面6x及び6yとされており、
X軸のミラー面6xに対して図1のレーザ干渉計31よ
り2軸のレーザビームLBX1,LBX2がX軸に平行
に照射され、Y軸のミラー面6yに対してレーザ干渉計
31よりレーザビームLBYがY軸に平行に照射されて
いる。これらのレーザビームLBX1,LBX2,LB
YのZ方向の位置は、テーブル6内のウエハWの表面と
ほぼ同じ高さに設定されており(図3参照)、テーブル
6のX軸、又はY軸の周りの傾斜によってアッベ誤差が
生じないように構成されている。
【0025】レーザ干渉計31は、レーザビームLBX
1,LBX2の照射点でのテーブル6のX方向への変
位、及びレーザビームLBY1の照射点でのテーブル6
のY方向への変位をそれぞれ例えば0.001μm〜
0.01μm程度の分解能で計測し、計測結果を図1の
ウエハステージ駆動系32に供給する。ウエハステージ
駆動系32は、一例としてレーザビームLBX1,LB
X2を介して検出された変位の平均値、及びレーザビー
ムLBYを介して検出された変位をそれぞれテーブル6
のX座標、及びY座標とみなすと共に、レーザビームL
BX1,LBX2を介して検出された変位の差分を両ビ
ームの間隔で除算することによってテーブル6の回転角
を求め、これらの座標及び回転角を装置全体の動作を統
轄制御する主制御系33に出力する。そして、ウエハス
テージ駆動系32は、求められたテーブル6の座標、及
び主制御系33からの目標位置等の情報に基づいて上記
の平面モータを介してXYステージ8(テーブル6)の
大まかな位置を設定する。
【0026】更に、本例の投影露光装置には、テーブル
6上のウエハWのフォーカス位置を検出するためのセン
サが配置され、XYステージ8の内部にテーブル6を6
次元の自由度で高精度に位置決めする駆動機構が組み込
まれている。図3は、図2のAA線に沿う断面図を示
し、この図3において、テーブル6の上面中央の凹部6
aの上面に、ウエハホルダ7が固定され、ウエハホルダ
7上にウエハWが真空吸着、又は静電吸着等によって吸
着保持されている。この場合、ウエハWは、Z方向にお
いて、テーブル6の変形中立面近傍に載置されている。
これによって、仮に外力でテーブル6が変形しても、ウ
エハWの位置ずれが殆ど生じない利点がある。また、テ
ーブル6の材質である石英ガラスは、ヤング率はアルミ
ナセラミックスに比べて低いが、線膨張率が極めて小さ
く熱的安定性に優れているので、高精度の位置決めに適
している。
【0027】また、ウエハWを覆うようにテーブル6上
に、投影光学系PLの補正板4が固定されているため、
ウエハWをテーブル6の側面方向から受け渡しできるよ
うに、凹部6aの側面方向に図2に示すように、段差部
6dが形成されている。更に、補正板4とテーブル6と
の間の3箇所に(図3ではその内の2箇所が示されてい
る)、ピエゾ素子よりなるZ方向に伸縮自在の駆動素子
9A,9Bが設置されている。図1の主制御系33は、
それらの駆動素子9A,9Bの伸縮量を制御することに
よって補正板4のZ方向の位置、及びX軸、Y軸に平行
な軸の周りの傾斜角を制御して、投影光学系PLの結像
特性を所定の状態に維持する。
【0028】また、既に説明したようにテーブル6は石
英ガラスより形成され、テーブル6の−X方向の側面が
ミラー面6xとされているが、その側面の上部でミラー
面6xに接する細長い領域は、反射膜が形成されていな
い光透過部とされている。そして、テーブル6の−X方
向の側面方向に斜入射方式のオートフォーカスセンサ
(以下、「AFセンサ」と呼ぶ)34が配置され、AF
センサ34からの検出光DLが、テーブル6の−X方向
の側面の光透過部を介して、ウエハWの表面の複数の計
測点に光軸AXに対して斜めに照射されている。検出光
DLは、ウエハW上のフォトレジストに対して非感光性
の波長域の光束であり、ウエハWの表面で反射された検
出光DLは、テーブル6の+X方向の側面部を透過して
ミラー35に向かう。そして、ミラー35で反射された
検出光DLは、再びテーブル6の+X方向の側面部を透
過してウエハWの表面で反射された後、テーブル6の−
X方向の側面の光透過部を経てAFセンサ34に戻る。
AFセンサ34は、戻された検出光DLより、ウエハW
の表面の複数の計測点でのフォーカス位置を検出する。
【0029】この場合、予めテストプリント等によって
ウエハWの表面が投影光学系PLの像面に合致している
ときに検出されるフォーカス位置が0になるようにキャ
リブレーションが行われており、AFセンサ34で検出
されるフォーカス位置は、像面からのデフォーカス量と
なっている。AFセンサ34で検出される複数の計測点
でのデフォーカス量は、図1のウエハステージ駆動系3
2に供給される。なお、AFセンサ34の代わりに、従
来より使用されているスリット像をウエハWの表面の複
数の計測点に斜めに投影する投射系と、それらの複数の
計測点からの反射光よりスリット像を再結像する受光系
と、からなる多点のAFセンサを使用しても良い。この
AFセンサでは、そのように再結像されるスリット像の
横ずれ量を光電顕微鏡方式で検出することによって、各
計測点でのデフォーカス量が検出される。
【0030】本例のウエハステージ駆動系32は、AF
センサ34で検出される各計測点でのデフォーカス量が
それぞれ0になるように、オートフォーカス方式、及び
オートレベリング方式で次に説明するテーブル6のZ駆
動部10A〜10Cを駆動する。即ち、本例のテーブル
6は、図2に示すように、3箇所で互いに同一構成のテ
ーブル保持部50A〜50Cで保持されている。その内
の1箇所のテーブル保持部50Aは、図3に示すよう
に、テーブル6の一部に設けられた貫通孔6cを通過す
る円柱状の軸13と、テーブル6を挟むようにその軸1
3の上面及び底面にそれぞれ固定された円板状のフラン
ジ部14及び15とから構成されている。フランジ部1
4,15の間隔は、テーブル6の厚さよりも僅か(例え
ば数μm程度)に広く設定されている。
【0031】また、テーブル保持部50Aの底面側のフ
ランジ部15は、XYステージ8に対して板ばね11A
及び12Aを介して、水平方向に拘束され、かつZ方向
に容易に変位できるように取り付けられている。図2に
示すように、テーブル6は他の2箇所でもテーブル保持
部50B及び50Cに挟み込まれ、テーブル保持部50
Bは、板ばね11B及び12Bを介してXYステージ8
に水平方向に拘束されて取り付けられ、テーブル保持部
50Cは板ばね11Cを介してXYステージ8に水平方
向に拘束されて取り付けられている。また、テーブル保
持部50A〜50Cの底面側にそれぞれ同一構成のZ駆
動部10A〜10Cが設置されている。
【0032】図3において、第1のZ駆動部10Aは、
第1のテーブル保持部50Aのフランジ部15の底面
と、XYステージ8の中央の凹部との間に設置されてい
る。即ち、フランジ部15の底面に、底面部が開口部と
なったU字型のコアとしての支持枠16が固定され、支
持枠16の底面部に円筒状に巻回されたコイル17が配
置され、コイル17の中央部に上端がS極で下端がN極
の永久磁石18が配置されている。支持枠16、コイル
17、及び永久磁石18は、一体となってZ方向に移動
できるようにフランジ部15の底面に固定されている。
【0033】また、XYステージ8の凹部に支持部材1
9が固定され、支持部材19に永久磁石18を挟むよう
に永久磁石20及び21が取り付けられている。永久磁
石18,20,21としては、コバルト系、ニッケル
系、又はネオジウム鉄ボロン系等の材料が使用できる。
そして、永久磁石18の底面側の永久磁石20の極性
は、永久磁石18と反発する(永久磁石18を押し上げ
る)極性であり、永久磁石18の上面側の永久磁石21
の極性は、永久磁石18を吸引する(永久磁石18を引
き上げる)極性である。これらの部材よりZ駆動部10
Aが構成されている。
【0034】この場合、テーブル6のほぼ1/3の部
分、テーブル保持部50A、支持枠16、コイル17、
及び永久磁石18よりなる可動部の重量の大部分は、永
久磁石18に対する永久磁石20の反発力、及び永久磁
石21の吸引力によって支えられている。また、コイル
17に流す電流を制御することによって、ボイスコイル
モータ方式で支持枠16には+Z方向、又は−Z方向に
可変の駆動力が作用する。本例では、図1のウエハステ
ージ駆動系32がコイル17に流す電流を制御すること
によって、Z駆動部10A、ひいてはテーブル保持部5
0AのZ方向への変位量を制御する。同様に、第2のZ
駆動部10B、及び図2に示す第3のZ駆動部10Cに
おいても、それぞれコイル17に流す電流を制御するこ
とによって、Z駆動部10B,10C、ひいてはテーブ
ル保持部50B,50CのZ方向への変位量が制御され
る。
【0035】上記のように本例では、テーブル保持部5
0A〜50Cを介してテーブル6のフォーカス位置、及
び傾斜角が制御されるが、この際にテーブル保持部50
A〜50Cの軸13は、それよりも太く設定してある貫
通孔6cの中で移動できるように構成されている。この
ため、テーブル保持部50A〜50Cのフランジ部1
4,15と、テーブル6の面との間は所定の間隔(ギャ
ップ)で非接触に維持されている。
【0036】図4は、そのようにフランジ部14,15
とテーブル6とを非接触に保つための静圧気体軸受け機
構の一例を示し、図4(b)に示すように、テーブル6
の内部に気体供給用の孔(給気孔)36が形成され、こ
の給気孔36に連通してテーブル6の上面、及び底面に
それぞれ同心円状の給気溝36a,36b(図4(a)
参照)、及び36c,36dが形成されており、給気孔
36に不図示のエアーポンプより加圧(圧搾)された空
気が供給されている。この加圧された空気が給気溝36
a,36b、及び36c,36dを介してフランジ部1
4及び15に噴出されることによって、テーブル6とフ
ランジ部14及び15との間はそれぞれ例えば数μmの
ギャップに保たれている。また、本例の静圧気体軸受け
は、振動を減衰させるダンパとしても作用しており、X
Yステージ8側からの振動はテーブル6に伝わりにくく
なっている。このため、テーブル6がヤング率の低い石
英ガラスで形成されていても、機械共振等が発生しにく
くなっている。
【0037】なお、そのようにフランジ部14,15と
テーブル6とを非接触に維持するための機構として、静
電力等を使用してもよい。図5は、そのようにフランジ
部14,15とテーブル6とを非接触に保つために静電
力を用いた機構の一例を示し、図5(a)に示すよう
に、テーブル6の上面に輪帯状の電極板38Aが形成さ
れ、これに対向するように図5(b)に示すようにフラ
ンジ部14にも電極板38Bが形成されている。同様
に、テーブル6の底面、及びこれと対向するフランジ部
15にもそれぞれ電極板37A及び37Bが形成され、
不図示の電圧源から電極板38A,38Bに互いに異な
る極性の(引き合う)可変電圧が供給され、電極板37
A,37Bには同じ極性の(反発する)可変電圧が供給
されている。また、フランジ部14,15とテーブル6
との間には、不図示であるがそれぞれ例えば静電容量式
のギャップセンサが配置され、これらのギャップセンサ
で検出されるギャップが一定値を維持するように電極板
38A,38B及び37A,37Bに印加する電圧をサ
ーボ方式で制御することによって、フランジ部14,1
5とテーブル6との間のギャップがそれぞれ所定の値に
維持されている。
【0038】図3に戻り、上記のようにテーブル保持部
50A〜50Cのフランジ部14,15とテーブル6と
の間は非接触に保たれているため、テーブル6はテーブ
ル保持部50A〜50Cに対して軸13が貫通孔6c内
に収まっている範囲内で、ほぼ水平方向に円滑に変位す
ることができる。そこで、XYステージ8の凹部とテー
ブル6の底面との間には、テーブル6をX方向、Y方
向、及びZ軸に平行な軸の周りの回転方向(θZ方向)
に高精度に位置決めするための、互いに同一の静電アク
チュエータ23A〜23Cが組み込まれている。
【0039】その内の第1の静電アクチュエータ23A
は、XYステージ8の凹部上に固定されてX軸に垂直な
3枚の電極板を備えた第1電極24と、これらの3枚の
電極板の間に配置される2枚の電極板を備えてテーブル
6の底面に固定された第2電極25とを備えている。ま
た、第1電極24の周囲は箱状の容器で覆われており、
この箱状の容器の内部に誘電性液体26が満たされてい
る。そして、図1のウエハステージ駆動系32が、第1
電極24の各電極板と第2電極25の対応する電極板と
の間の電圧を制御することによって、テーブル6に対し
て+X方向、又は−X方向への可変の駆動力が作用し
て、テーブル6はその駆動力の方向に変位する。この際
に誘電性液体26によって、印加電圧に対して大きな駆
動力が得られている。なお、静電アクチュエータ23A
はテーブル保持部50A〜50Cには影響を与えること
なくテーブル6のみに駆動力を与えている。
【0040】また、その第1の静電アクチュエータ23
Aの両側に配置された第2、及び第3の静電アクチュエ
ータ23B,23Cは、静電アクチュエータ23Aを9
0°回転した方向に配置されている。従って、図2に示
すように、第1の静電アクチュエータ23Aによってテ
ーブル6にはX方向の駆動力FXが作用するのに対し
て、両側の第2、及び第3の静電アクチュエータ23
B,23Cによってテーブル6にはそれぞれY方向の駆
動力FY1,FY2が作用する。従って、駆動力FY
1,FY2の方向を同じ方向にすることによって、テー
ブル6は+Y方向、又は−Y方向に変位し、駆動力FY
1,FY2の方向を逆方向にすることによって、テーブ
ル6はZ軸に平行な軸の周り(θZ方向)に回転する。
このように3個の静電アクチュエータ23A〜23Cを
用いることによって、テーブル6をX方向、Y方向、θ
Z方向に高精度に位置決めすることができる。
【0041】次に本例の投影露光装置でウエハW上の各
ショット領域にレチクルRのパターン像を露光する際の
全体の動作の一例につき説明する。まず、図2に示すテ
ーブル6上の段差部6cを通して、ウエハホルダ7上に
ウエハWがロードされる。その後、図1において、不図
示のアライメントセンサを介してウエハW上の所定のア
ライメントマークの位置検出が行われ、この結果より主
制御系33はウエハW上の各ショット領域の配列座標を
求める。次に、ウエハステージ駆動系32は、平面モー
タを介してウエハベース30上でXYステージ8を大ま
かに位置決めすることによって、ウエハW上の1番目の
ショット領域の中心を投影光学系PLの露光領域のほぼ
中心に移動する。その後、ウエハステージ駆動系32
は、レーザ干渉計31によって計測されるテーブル6の
座標、及び回転角が所定の値になるように、図2の静電
アクチュエータ23A〜23Cを介してテーブル6の高
精度な位置決めを行う。
【0042】また、この位置決め動作と並行に、図3に
示すようにAFセンサ34を介してウエハWの表面の像
面に対するデフォーカス量が計測され、この計測結果に
基づいてウエハステージ駆動系32は、オートフォーカ
ス方式、及びオートレベリング方式でZ駆動部10A〜
10Cを介してウエハWの表面を像面に合わせ込む。こ
のようにウエハWの合焦が行われ、かつテーブル6の位
置決めが完了した時点で、図1の照明光学系1からレチ
クルRに露光光ILが照射されて、レチクルRのパター
ン像がウエハW上の当該ショット領域に露光される。そ
の後、平面モータを介してXYステージ8をステップ移
動することによって、ウエハW上の次のショット領域を
投影光学系PLによる露光領域に移動した後、静電アク
チュエータ23A〜23C、及びZ駆動部10A〜10
Cを介して最終的な位置決めを行って、レチクルRのパ
ターン像を露光するという動作がステップ・アンド・リ
ピート方式で繰り返される。
【0043】上記のように、本例のテーブル6は、テー
ブル保持部50A〜50Cを介して非接触状態で保持さ
れているため、テーブル6には大きな外力が加わること
が無いと共に、ウエハWはテーブル6の変形中立面の近
傍に配置されているため、外力によって位置決め精度が
低下する恐れは殆ど無い。また、テーブル6は、XYス
テージ8に対して非接触の駆動装置であるZ駆動部10
A〜10C、及び静電アクチュエータ23A〜23Cに
よって6自由度方向に駆動されているため、テーブル6
は極めて高精度に位置決めされる。
【0044】なお、上記の実施の形態では、テーブル6
をほぼ水平方向に駆動する非接触の駆動装置として静電
アクチュエータ23A〜23Cが使用されているが、こ
の代わりにリニアモータ等を使用してもよい。また、テ
ーブル6をZ方向に駆動する駆動装置として、磁気力で
テーブル6の自重をほぼ支えると共に、ボイスコイルモ
ータ方式で駆動力を制御するZ駆動部10A〜10Cが
使用されているが、この代わりに例えば静電力を用いた
駆動装置等を使用してもよい。
【0045】また、上記の実施の形態は、本発明を一括
露光型(ステッパー型)の投影露光装置のウエハステー
ジに適用したものであるが、本発明は、ステップ・アン
ド・スキャン方式のような走査露光型のウエハステージ
にも適用することができる。このように、本発明は上述
の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の構成を取り得る。
【0046】
【発明の効果】本発明の第1の位置決め装置によれば、
位置決め対象物の載置面がテーブルの変形中立面近傍に
設定されているため、そのテーブルに外力が加わって
も、この外力による変形が位置決め精度の悪化につなが
らない。従って、ウエハ等の位置決め対象物を高精度に
位置決めできる利点がある。また、そのテーブルとして
比較的ヤング率は小さいが、線膨張率が小さく熱変形量
の小さい石英ガラス等を使用できるため、この点でも位
置決め精度が向上する。
【0047】また、本発明の第2の位置決め装置によれ
ば、ステージに対してテーブルを支持するサブステージ
を駆動することで間接的にそのテーブルの高さ等を制御
し、更にそのステージに対してそのテーブルを水平方向
に駆動することで、例えば6自由度でそのテーブルの位
置決めを行っている。従って、ステージ側で発生する振
動をそのテーブルに殆ど伝えることなく、かつ小さい駆
動力で高精度にそのテーブルの位置決めを行うことがで
きる。
【0048】次に、本発明の露光装置によれば、投影光
学系を構成する一部の光学部材を基板が載置されるテー
ブル上に配置しているため、この光学部材とその基板と
の間隔(作動距離)を容易に所望の値に維持することが
でき、その作動距離を殆ど考慮することなくその基板の
位置決め(合焦動作等を含む)を行うことができる。従
って、その投影光学系とその基板との作動距離が短くな
っても、その基板を高精度に位置決めできる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例で使用される投影露
光装置を示す概略構成図である。
【図2】図1の投影露光装置のウエハステージ5を示す
平面図である。
【図3】図2のAA線に沿う断面図である。
【図4】(a)はテーブル6とフランジ部14,15と
の間隔を所定範囲に保つための静圧気体軸受け機構を示
すフランジ部14を除いた平面図、(b)はその機構を
示す断面図である。
【図5】(a)はテーブル6とフランジ部14,15と
の間隔を所定範囲に保つための静電力を用いた機構を示
すフランジ部14を除いた平面図、(b)はその機構を
示す断面図である。
【図6】従来のウエハステージを示す構成図である。
【符号の説明】
1 照明光学系 2 レチクルステージ R レチクル PL 投影光学系 3 投影光学系本体部 4 補正板 5 ウエハステージ 6 テーブル 7 ウエハホルダ 8 XYステージ 9A,9B 駆動素子 10A〜10C Z駆動部 11A〜11C,12A,12B 板ばね 23A〜23C 静電アクチュエータ 30 ウエハベース 31 レーザ干渉計 32 ウエハステージ駆動系 33 主制御系 34 AFセンサ 50A〜50C テーブル保持部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと、 位置決め対象物が載置されると共に前記ベースに対して
    少なくとも1自由度を持つ方向に移動自在に配置された
    テーブルと、 該テーブルの位置を計測する位置計測装置と、 該位置計測装置の計測値に基づいて前記テーブルを前記
    ベースに対して駆動する駆動装置と、を有する位置決め
    装置において、 前記位置決め対象物の載置面が前記テーブルの変形中立
    面の近傍に設定されていることを特徴とする位置決め装
    置。
  2. 【請求項2】 ベースと、 前記ベースに対して少なくとも1自由度を持つ方向に移
    動自在に配置されたステージと、 該ステージに対して高さ及び傾斜角が可変に配置された
    サブステージと、 前記ステージに対する前記サブステージの高さ及び傾斜
    角を制御する第1の駆動装置と、 前記サブステージに対して所定の結合部材を介して高さ
    方向に拘束された状態で結合され、前記ステージに対し
    て所定範囲で水平方向に移動自在に配置されると共に、
    位置決め対象物が載置されるテーブルと、 前記ステージに対して前記テーブルを水平方向に駆動す
    る第2の駆動装置と、を有することを特徴とする位置決
    め装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の位置決め装置であって、 前記第1、及び第2の駆動装置は、それぞれ非接触の駆
    動装置であり、 前記所定の結合部材は、静圧気体軸受け、又は静電力を
    用いた非接触の間隔保持部材であることを特徴とする位
    置決め装置。
  4. 【請求項4】 請求項2、又は3記載の位置決め装置で
    あって、 前記第1の駆動装置は、磁気力を用いた駆動装置であ
    り、 前記第2の駆動装置は、静電力、又は電磁力を用いた駆
    動装置であることを特徴とする位置決め装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか一項記載の位置決
    め装置であって、 前記テーブルは、光透過性材料より構成され、 前記テーブルの側面を透過して前記テーブル上の位置決
    め対象物の表面に斜めに光束を照射して、前記位置決め
    対象物からの反射光を前記テーブルの側面を介して受光
    することによって前記位置決め対象物の表面の高さを検
    出する斜入射方式の面位置検出装置を設けたことを特徴
    とする位置検出装置。
  6. 【請求項6】 マスクパターンの像を基板上に投影する
    投影光学系と、 前記基板を載置して前記基板の前記投影光学系の光軸方
    向の位置、及び2自由度の傾斜角を制御するテーブル
    と、を有する露光装置において、 前記投影光学系を構成する複数の光学部材の内の前記基
    板に対向する所定の光学部材を前記基板を覆うように前
    記テーブル上に載置したことを特徴とする露光装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の露光装置であって、 前記投影光学系の結像特性を補正するために、前記テー
    ブルに対して前記所定の光学部材を少なくとも1自由度
    の方向に駆動する光学部材駆動装置を設けたことを特徴
    とする露光装置。
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