JPH11247592A - 中間立坑先行型の管推進工法 - Google Patents

中間立坑先行型の管推進工法

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JPH11247592A
JPH11247592A JP5217698A JP5217698A JPH11247592A JP H11247592 A JPH11247592 A JP H11247592A JP 5217698 A JP5217698 A JP 5217698A JP 5217698 A JP5217698 A JP 5217698A JP H11247592 A JPH11247592 A JP H11247592A
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博史 橋場
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俊三 杉本
Tsugio Yamamoto
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実 藤森
Katsuya Nozawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下水道管等を地下に埋設するにあたり、同管
を地中内で目標地点に向かって推進させて設置する管推
進工法を提供する。 【解決手段】 発進立坑と到達立坑との中間位置に、中
間立坑を、先端推進装置の到達以前に構築する。先端推
進装置が中間立坑のライナーへ到達すると同先端推進装
置の位置を確認して立坑内基線の測量を行い、到達坑口
と発進坑口を中間立坑内に設置する。中間立坑の底部に
架台を設置し、その上に防護管の下半部を取り付ける。
前記到達坑口の内周に沿ってライナーに先端推進装置を
通過させる開口を設ける鏡切りを行い、先端推進装置を
中間立坑内へ進ませる。発進立坑の内周に沿ってライナ
ーに先端推進装置を通過させる開口を設ける鏡切りを行
い、先端推進装置を中間立坑の外まで進ませる。前記防
護管の下半部の上に上半部を取付け、密閉された防護管
の中に充填材を注入し、その後管体の推進を続行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば下水道管
等を地下に埋設するにあたり、同管を地中内で目標地点
に向かって推進させて設置する管推進工法の技術分野に
係り、さらに言えば、発進立坑と到達立坑との中間にマ
ンホール等を設ける必要のために用意される中間立坑を
管の推進に先行して設け、管は中間立坑を貫通するよう
に推進させる、中間立坑先行型の管推進工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、管推進工法は種々公知、周知であ
る。マンホール等の必要のため一定の管路長さ毎に設け
られる中間立坑の構築に関しては、大きくは管の推進
(通過)後に掘削して設ける方法と、中間立坑を先行し
て設ける方法とに大別される。更に後者の方法は、 構築した中間立坑において、先端推進装置を通過させ
た後、防護管による密閉を行わず、そのままの状態で放
置する方法。 構築した中間立坑において、先端推進装置を通過させ
た後、防護管による密閉の代わりに、直ちに同立坑を適
当な埋め戻し材で必要高さまで埋め戻し、その中で管を
推進、通過させ、その後再び立坑を復元する方法。 構築した中間立坑において、先端推進装置を通過させ
た後、防護管による密閉の代わりに、直ちに同立坑を泥
水等の液体で満水にし、その中で管を推進、通過させ、
その後再び立坑を復元する方法。に大別される。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】I)管の推進(通
過)後に掘削して中間立坑を設ける方法についての問題
点 中間立坑の掘削に際しては埋設管が障害物となり、施工
される山留め用ライナープレートの設置は、垂直な立坑
と水平な埋設管との交差部分(交わりの稜線)を幾何学
的に解析して成形加工した複数のプレート片の集合とし
て組み立てることになり、プレートの加工及び組み立て
が大変面倒で手間がかかり、またライナープレートを使
った立坑の構造上、大きな欠損部位は立坑強度を弱くす
る。立坑の掘削に際しては管推進工の前に予め地盤改良
を行うのが一般的であるが、先端推進装置が立坑下を通
過した後、地山は乱れて水みちが付く。そのため補足の
地盤改良が行われるが、埋設管の存在によってその近隣
部位乃至下部の地盤改良が不十分となる場合がある。そ
の結果、地下水位が高い地盤では地山の崩壊、流出事故
を起こして掘削作業の進行が大幅に遅れ、工期が長引い
たり、周辺に陥没事故を起こす恐れがあり、工事が難し
い。そして、埋設管の近隣部位及び下部の掘削は手掘り
で行うほかなく、この意味でも工事が面倒で長引く。
【0004】埋設管の外径(2350mm)に比べて2カ
所の中間立坑の口径は3700〜4500mm程度と小さ
いため、作業スペースを十分にとれず、上記の問題点が
重複するという困難性もある。 II)中間立坑を先行して設け、管を推進、通過させた後
そのままの状態で放置する方法の問題点長期間の連続的
な管の通過により、坑口に付けたエントランスパッキン
が摩耗したり、転石等の異物がエントランスパッキンと
管との間に挟まったりしてエントランスパッキンを破損
する危険性がある。この場合、地下水位の高い地盤では
土砂と地下水が隙間から流出し、それが地山の崩壊を導
き、周辺地盤の沈下や陥没を起こす恐れが出てくる。 III)中間立坑を先行して設けるが、管を推進、通過さ
せるまで適切な埋め戻し材で埋め戻す方法の問題点この
方法は、上記II)の問題点を解決するための折衷案的な
ものであり、長所、短所が相半ばするが、一旦掘削し構
築した中間立坑を、管の推進、通過まで埋め戻すので、
工程の重複、2度手間の欠点は図り知れず大きい。ま
た、埋め戻しが完了するまで管推進工を停止する必要が
あり、再掘進時に大きな推力を必要とする。さらに立坑
内に切梁等が存在する場合、埋め戻しが困難である。I
V)中間立坑を先行して設けるが、管を推進、通過させ
るまで泥水等の液体で満水にする方法の問題点この方法
は、上記II)III)の問題点を解決するためのものであ
り、坑口の取り付け及び管の通過後、直ちに泥水等の液
体で立坑内を満水として再掘進することができるが、液
体内において作用する浮力が全て露出した管にかかるた
め、十分な浮力対策を行わないと管の蛇行やひねりを招
いたり、予期せぬ過大な偏圧によって管を破損する可能
性がある。
【0005】従って、本発明の目的は、中間立坑を先行
して構築する長所を温存しつつ、管の推進、通過を安全
に効率よく短工期に行えるように改良した中間立坑先行
型の管推進工事を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、請求項1記載の発明に係る中間立坑先
行型の管推進工法は、発進立坑に設置した元押し装置と
先端推進装置との協同作用により管体を到達立坑に向か
って推進させる管推進工法において、発進立坑と到達立
坑との中間位置に、管体を通過させる中間立坑を、先端
推進装置の到達以前に構築すること、先端推進装置が中
間立坑のライナーへ到達した段階で、同先端推進装置の
位置を確認して立坑内基線の測量を行い、前記の測量結
果に基づいて到達坑口と発進坑口を中間立坑内に設置す
ること、中間立坑の底部に架台を設置し、その上に前記
到達坑口と発進坑口を連絡する防護管の下半部を取り付
けること、前記到達坑口の内周に沿ってライナーに先端
推進装置を通過させる開口を設ける鏡切りを行い、先端
推進装置を中間立坑内へ進ませること、発進立坑の内周
に沿ってライナーに先端推進装置を通過させる開口を設
ける鏡切りを行い、先端推進装置を中間立坑の外まで進
ませること、前記防護管の下半部の上に上半部を取付
け、密閉された防護管の中に充填材を注入し、その後管
体の推進を続行すること、をぞれぞれ特徴とする。所謂
坑口方式である。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1に記載し
た中間立坑先行型の管推進工法において、到達坑口と発
進坑口に補強コンクリートを打設し、また、先端推進装
置を到達坑口に通過させる以前、及び発進坑口へ前進さ
せる以前に各坑口にエントランスパッキンを取付けてお
き、そこを先端推進装置を通過させてから防護管で密閉
し、速硬性または通常硬化の充填材で空隙を充填するこ
とを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1に記載し
た中間立坑先行型の管推進工法において、到達坑口と発
進坑口には、先端推進装置を到達坑口に通過させる以
前、及び発進坑口へ前進させる以前に各坑口にエントラ
ンスパッキンを取付けておき、そこを先端推進装置を通
過させてから防護管で密閉し、速硬性または通常硬化の
充填材で空隙を充填することを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明に係る中間立坑先行型
の管推進工法は、発進立坑に設置した元押し装置と先端
推進装置との協同作用により管体を到達立坑に向かって
推進させる管推進工法において、発進立坑と到達立坑と
の中間位置に、管体を通過させる中間立坑を、先端推進
装置の到達以前に構築すると共に以下の準備を行うこ
と、先端推進装置の通過予定位置に基づいて中間立坑内
基線の測量を行い、前記の測量結果に基づいて中間立坑
の底部に架台を設置し、その上に防護管の下半部と管両
端部を取り付けること、到達側と発進側の管端部の内周
に沿ってライナーに先端推進装置を通過させる開口を設
ける鏡切りを行い、防護管の上半部を取付け、かくして
密閉された防護管の内部へ充填材を注入すること、以上
の準備を完了した後に、先端推進装置を中間立坑にまで
到達させ、更に防護管の中を通過させて管体の推進を継
続すること、をぞれぞれ特徴とする。所謂貫通方式であ
る。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4に記載し
た中間立坑先行型の管推進工法において、ライナーの鏡
切りの直後に管端部の坑内側端面を密閉し、速硬性の充
填材を管端部の中に充填し、同充填材が硬化した後に前
記密閉を解くことを特徴とする。請求項6記載の発明
は、請求項4に記載した中間立坑先行型の管推進工法に
おいて、防護管の内部への充填材の注入は、先ず防護管
の下半部に速硬性の充填材を充填し、続いて防護管の残
る空隙部に通常硬化の充填材を密に充填することを特徴
とする。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項4に記載し
た中間立坑先行型の管推進工法において、防護管の内部
への充填材の注入は、防護管の下半部に通常硬化の充填
材を充填し、続いて防護管の残る空隙部にも通常硬化の
充填材を密に充填することを特徴とする、。
【0012】
【発明の実施の形態及び実施例】請求項1記載の発明に
係る中間立坑先行型の管推進工法は、図示を省略した発
進立坑に設置された元押し装置と先端推進装置との協同
作用により管体を到達立坑に向かって推進させる管推進
工法において、所謂坑口方式として好適に実施される。
なお、図示を省略した発進立坑の反力壁裏側の地山は、
先端推進装置2及び管体の推進力によって地山が挙動し
ないように、場合によっては薬液補強注入を行う。これ
は、管内測量の精度を確保する意味もある。
【0013】その枢要な工程図を図1〜図6に示した。
図示を省略した発進立坑と到達立坑との中間位置に、管
体1を通過させる中間立坑3を、先端推進装置2の到達
以前に構築することが第1の条件である。中間立坑3の
構築は、仮設計画段階で防護管等の部材が立坑内に搬入
できるように、覆工計画や既設管の吊り防護計画等を行
う。施工では掘削地盤について先ず薬液注入等による地
盤改良を行う。この時、特に先端推進装置2の到達と発
進坑口付近には地山補強のために薬液補足注入を行う。
その後公知の掘削工法により、山留めのライナープレー
ト4を施工しつつ地盤を中堀りする方式で所要の深さ
(例えば地下8.5m位)まで掘削し構築する。今回坑
口方式を採用した中間立坑3の口径は、最終的なマンホ
ールの仕上がりを考慮しておよそ4.5m程度である。
掘削底面には底盤コンクリート5を打設する。また、ラ
イナープレート4の外周地盤には余掘りした空隙を埋め
るために、ライナープレート設置後逐次裏込め注入を行
う。
【0014】発進立坑から発進させ推進を進めて来た先
端推進装置2は、前記のように中間立坑3の構築が完成
した後に、当該中間立坑3のライナー4へ到達させる。
ここで先端推進装置2が中間立坑3のライナー4へ到達
するとは、先端推進装置2の先端をライナー4へ押し当
て坑内側へ若干膨らます程度に突き当たった状態を意味
する。この段階で、中間立坑3の内側から、先端推進装
置2の先端が当たって膨らんだ部分のライナー4を確認
作業に必要な範囲まで切り取り、目視により同先端推進
装置2の推進位置を確認して立坑内基線の測量を行う。
そして、前記の測量結果に基づいて定めた位置に到達坑
口6と発進坑口7を中間立坑3内に設置し、補強コンク
リート8を打設して強固に固定する。
【0015】到達坑口6と発進坑口7、補強コンクリー
ト8の詳細な構造は、図7〜図11に実施例を示したと
おりである。到達坑口6と発進坑口7は共に鋼板の組み
立て品であり、先端推進装置2が通過する線上に同先端
推進装置2が通過し得る口径(例えば管体外径が235
0mmに対して約100mmの隙間を持つ口径)の円筒体6
a又は7aの外端がライナープレート4と溶接で密接に
接合される。該円筒体6a又は7aの内端部にはリング
状のフランジ6b又は7bが直角外向きに取付けられ、
前記円筒体の外周とフランジ及びライナープレート4と
に囲まれた隅部に補強コンクリート8が打設され、もっ
て各坑口の取付け状態を大重量の先端推進装置2及び管
体1の通過に耐える構成とされている。もっとも、坑口
及び防護管の支持耐力に不安があるときは、同防護管の
下半部に補強コンクリートを打設することも行う。
【0016】前記到達坑口6のフランジ6bには、先端
推進装置2及び管体1の通過時に土砂、地下水の流出を
可及的に防止する手段としてドーナツ形状のゴム製エン
トランスパッキン9を取り付ける。エントランスパッキ
ン9は管体1の外径よりも少し小さい(実施例では半径
にして200mm程度小さい)内径のドーナツ形状のもの
であり、これは図8のように当該パッキン9の坑内面側
に、且つ図9のように放射方向に多数配置する平プレー
ト形状のパッキン押さえ10と共にボルト11で外径寄
り位置を固定される。また、各パッキン押さえ10の内
径寄り位置に設けられたパイプ10aにワイヤー12を
一連に通して円形状に配置しておく。従って、この到達
坑口6を先端推進装置2及び管体1が通過するときは、
前記エントランスパッキン9はパッキン押さえ10と共
に図8に点線で示したように坑内側へ先細のラッパ状に
突き出すように変形する。その際前記のワイヤー12を
引き絞ることによって土砂、地下水の流出を防ぐに足る
密閉圧力をエントランスパッキン9へ付与する。
【0017】また、発進坑口7のフランジ7bの坑内面
側にも、先端推進装置2及び管体1の通過時に土砂、地
下水の流出を可及的に防止する手段として、ドーナツ形
状のゴム製エントランスパッキン9を取り付ける。この
エントランスパッキン9も管体1の外径よりも少し小さ
い内径のドーナツ形状であり、これは図10のように当
該パッキン9の坑内面側に、且つ図11のように放射方
向に多数配置する平プレート形状のパッキン押さえ13
と共にボルト11で外径寄り位置を固定される。
【0018】従って、この発進坑口7を先端推進装置2
及び管体1が通過するときは、前記エントランスパッキ
ン9はパッキン押さえ13と共に図10に点線で示した
ように坑口の中へ引っ張り込まれて先細のラッパ状に変
形する。その背後をパッキン押さえ13が支えて土砂、
地下水の流出を防ぐに足る密閉圧力をエントランスパッ
キン9に生じさせる。
【0019】上記のようにして坑口の準備が出来た後
に、当該中間立坑3の底部、即ち底盤コンクリート5の
上に架台14を設置し、その上に前記到達坑口6と発進
坑口7を連絡する防護管を半割りにした下半部15を取
り付ける。その詳細は図10に上半部16の取付け態様
を点線で図示し、図12に下半部15と上半部16の関
係を示したように行う。即ち、下半部15と坑口とは、
同坑口のフランジ6b又は7bの坑内面側に防護管取付
け用の袋ナット17を同心配置しておいて、フランジ6
b,7bに防護管の下半部15のフランジを当接させ、
両者はフランジ同士をボルト止めする。この時、下半部
15の底部のボルト止めの作業を容易にするため、予め
下半部15には作業口を適当に準備しておく。なお、下
半部15の取り付けが完了したら、作業口及び隙間はロ
ール加工した鉄板等を溶接して覆い、充填材が漏出しな
い構造とする。
【0020】次に、前記到達坑口6の内周に沿ってライ
ナー4に先端推進装置2を通過させる口径の開口を設け
る鏡切りを行う。鏡切りはライナー4を溶断する方法が
好適に実施される。この場合、ライナープレート4の外
周地盤については、当初に説明したように予め地盤改良
を施しておくので、鏡の崩壊、地山の崩壊は一応防止さ
れている。しかし、なお不測の崩壊事故を防ぐため、前
記下半部15の内周に予め防護壁18を設けておき、最
悪の場合でも地山の崩壊は45°程度の安息角で安定化
させることを図る。そして、鏡切りの後は速やかに図4
のように先端推進装置2を推進させ到達坑口6の中へ進
入させて坑口を塞ぎ、土砂及び地下水の流入を可及的に
防ぐ。その後に前記防護壁18は撤去する。従って、前
記防護壁18は撤去を容易ならしめるため、ボルト止め
としておく。
【0021】次に、発進立坑7の内周に沿ってライナー
4に先端推進装置2を通過させる開口を設ける鏡切りを
行う。その後速やかに先端推進装置2を発進立坑7へ進
入させ、更に中間立坑3(ライナープレート4)の外へ
図5のように突き出る状態にまで進ませ、もって発進立
坑7の坑口を塞ぎ、土砂及び地下水の流入を可及的に防
ぐ。
【0022】しかる後に、図5及び図6のように防護管
の前記下半部15の上に上半部16を載せ、両坑口側は
袋ナットでのボルト止めをし、下半部15と上半部16
はフランジ同士のボルト止めにて防護管を完成する。こ
のように本工法は一度先端推進装置2を中間立坑3内に
露出させるため、もし工事上の障害、事故が生じたとき
は即時の対応措置を実行することが可能であり、安全、
確実な方法である。
【0023】前記の工程で完成された防護管は、充填材
の漏出を防止するために、外側から止水モルタル等で間
隙を密閉してから、充填材を密実に注入して防護管の中
を地山と同等な条件に保つ。使用する充填材は、例えば
セメントとベントナイトを水で混合した通常の硬化速度
のものであり、場合によっては水ガラスとセメントを混
合した速硬性の充填材を使用する。その後管体1の推進
を再開し続行する。
【0024】本工法によれば、中間立坑3に関係する地
山の崩壊、陥没事故、周辺民家の損傷といったトラブル
は皆無で実施され、また中間立坑を管推進の前に築造で
きたことは工期及び工程面での意義も大きかった。次
に、請求項3に記載した発明に係る中間立坑先行型の管
推進工法も、やはり発進立坑に設置した元押し装置と先
端推進装置との協同作用により管体を到達立坑に向かっ
て推進させる管推進工法において、所謂貫通方式として
好適に実施される。勿論、発進立坑と到達立坑との中間
位置に、管体を通過させる中間立坑3を、先端推進装置
2の到達以前に完全に構築することが条件であるが、本
工法の場合は、先端推進装置2が到達される前に、中間
立坑3の構築と防護管の設置が完成していることが特徴
である。従って、上記の大実施例のように、中間立坑3
へ先端推進装置2を到達させたまま、準備が整うまで待
機させる方法に比べて、時間の無駄がない。本工法の場
合、先端推進装置2の到達以前に次の準備を行う。
【0025】本工法を実施する枢要な工程を図13〜図
18に示した。今回貫通方式を採用した中間立坑3の口
径は、最終的なマンホールの仕上がりを考慮しておよそ
3.7m程度である。中間立坑3が完成すると、測量し
ながら方向制御をして推進してくる先端推進装置2の通
過予定位置に基づいて中間立坑内基線の測量を行い、前
記の測量結果に基づいて中間立坑の底部、即ち底盤コン
クリート5の上に架台14を設置し、その上に防護管の
下半部20aと管両端部20bを取り付ける(図13,
図14)。つまり、推進してくる先端推進装置2の通過
予定位置に基づいて予め防護管を用意する工法であるか
ら、その前提として、先端推進装置2の推進制御に関し
て、高度に正確な、信頼性の高い測量及び方向制御の技
術が確立されていることが要求される。
【0026】その後到達側と発進側それぞれの管端部2
0bの内周に沿って、ライナー4に先端推進装置2を通
過させる開口を設ける鏡切りを行う。鏡切りはライナー
4を溶断する方法が好適に実施され、溶断に際しては、
管端部20bとライナー4との接合部からライナー端片
を若干(実施例では30mmぐらい)残すように溶断す
るのが良い。本工法の場合も、ライナープレート4の外
周地盤については、当初に予め地盤改良をし、更に到達
と発進部分には補足注入をしており、また未だ先端推進
装置2が到達していないので地山が乱されていない利点
もあり、鏡の崩壊、地山の崩壊は一応防止されている。
しかし、なお不測の崩壊事故を防ぐため、管端部20b
の坑内側端面の下半部位に予め防護壁を設けておき、最
悪の場合でも地山の崩壊は前記の防護壁で抑制して45
°程度の安息角で安定化させることを図ることも良い。
そして、前記鏡切りを終えると速やかに管端部20bの
坑内側端面を防護壁により全面を密閉し、速硬性の充填
材を管端部20bの中に充填し、地山の崩壊、地下水の
流出を可及的に未然に防止する。前記充填材が十分硬化
した後に、前記防護壁を撤去して密閉を解く。前記速硬
性の充填材としては、瞬時に硬化する水ガラスとセメン
ト系の充填材が好適に使用される。
【0027】その後に、防護管の上半部を取り付けて防
護管20の組み立てを完成させる。防護管20の構造の
詳細は図18に示した通りで、全て鋼板の組み立て品で
ある。この防護管20は、先端推進装置2及び管体1の
通過時にそれらの重量に耐える強度に設計、製作されて
いる。前記の工程で完成された防護管は、充填材の漏出
を防止するために、防護管の内外側から止水モルタル等
で間隙を密閉してから、充填材を密実に注入する(図1
5)。ここで充填材の注入方法としては、先ず防護管の
下半部20aの範囲に速硬性の充填材を充填し、防護管
と両側端部の溶接箇所等からの充填材の漏出を防ぐ。続
いて防護管の残る空隙部(上半部)に通常硬化の充填材
(例えば既述したセメント、ベントナイト系充填材)を
密に充填する。その結果、防護管20の内部は、地山と
同等な条件になって地山の崩壊、地下水の流出等の事故
は未然に防止される。さらに、万一の不測の事故を未然
に防止するために、管端部20bの外周に図18のよう
に強化コンクリート8を打設したり、防護管20の外周
の下部に図16及び図19のように補強コンクリート2
1を打設して、防護管の耐力の向上を図ることも好まし
い。
【0028】以上の準備が全て完了した後に、先端推進
装置を中間立坑にまで到達させ、そのまま停止すること
なく、図17のように防護管20の中を通過させて、次
の中間立坑又は到達立坑に推進を継続する事になる。本
工法においても、中間立坑3に関係する地山の崩壊、陥
没事故、周辺民家の損傷といったトラブルは皆無で実施
され、しかも先端推進装置が到達する前に防護管設置の
準備が完了することから、坑口方式よりも工期を短縮す
ることができた。これら坑口方式と貫通方式の2つの工
法により、350mの管推進と2カ所の中間立坑の構築
を従来工法で行った場合に比較して、約1カ月の工期短
縮(3カ月が約2カ月)を行うことができた。
【0029】本発明は以下のことにも適用又は応用でき
る。 中間立坑に限らず、発進、到達立坑でも適用できる。 鏡切り部位はライナープレートばかりでは無く、鋼矢
板等でも良いため、中間立坑等の山留めを鋼矢板方式で
行うことができる。 推進工事に限らずシールド工事でも適用できる。 到達側は坑口方式のエントランスパッキン付きの坑口
を取り付け、発進側は貫通方式の防護管の片端部で代用
する混合方式もできる。 防護管は必ずしも円筒型でなくても良い。
【0030】
【本発明が奏する効果】本発明によれば、中間立坑を先
行して設ける管推進工法であるから、その利点を享受す
ることは勿論のこと、中間立坑先行型の数々の問題点を
統べて解決して、施工の容易さと、効率の良さ、陥没事
故等を決して起こさない安全性が達成されると共に、工
期の大幅な短縮を達成する等々の優れた効果を奏するの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の坑口方式の管推進工法の第1の工程を
示した断面図である。
【図2】管推進工法の次の工程を示した断面図である。
【図3】管推進工法の工程を示した断面図である。
【図4】管推進工法の工程を示した断面図である。
【図5】管推進工法の工程を示した断面図である。
【図6】管推進工法の工程を示した断面図である。
【図7】防護管の設置状態を示した平面図である。
【図8】到達坑口のエントランスパッキンの部分を示し
た断面図である。
【図9】到達坑口のエントランスパッキンの部分を示し
た正面図である。
【図10】発進坑口のエントランスパッキンの部分を示
した断面図である。
【図11】到達坑口のエントランスパッキンの部分を示
した正面図である。
【図12】防護管の組み立て態様を示した正面図であ
る。
【図13】本発明の貫通方式の管推進工法の第1の工程
を示した断面図である。
【図14】管推進工法の次の工程を示した断面図であ
る。
【図15】管推進工法の工程を示した断面図である。
【図16】管推進工法の工程を示した断面図である。
【図17】管推進工法の工程を示した断面図である。
【図18】防護管の設置状態を示した平面図である。
【図19】図17の19ー19線矢視図である。
【符号の説明】
1 管体 2 先端推進装置 3 中間立坑 4 ライナー 5 底盤コンクリート 6 到達立坑 7 発進立坑 14 架台 15 防護管の下半部 16 防護管の上半部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 幹雄 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 名古屋市下水道局内 (72)発明者 橋場 博史 愛知県名古屋市中区錦一丁目18番22号 株 式会社竹中土木名古屋支店内 (72)発明者 杉本 俊三 愛知県名古屋市中区錦一丁目18番22号 株 式会社竹中土木名古屋支店内 (72)発明者 山本 次雄 愛知県名古屋市中区錦一丁目18番22号 株 式会社竹中土木名古屋支店内 (72)発明者 石塚 幸雄 愛知県名古屋市中区錦一丁目18番22号 株 式会社竹中土木名古屋支店内 (72)発明者 児島 紘志 愛知県名古屋市中区錦一丁目18番22号 株 式会社竹中土木名古屋支店内 (72)発明者 藤森 実 愛知県名古屋市中区錦一丁目18番22号 株 式会社竹中土木名古屋支店内 (72)発明者 野澤 克哉 新潟県新潟市一番堀通町3番地10 株式会 社福田組内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発進立坑に設置した元押し装置と先端推
    進装置との協同作用により管体を到達立坑に向かって推
    進させる管推進工法において、 発進立坑と到達立坑との中間位置に、管体を通過させる
    中間立坑を、先端推進装置の到達以前に構築すること、 先端推進装置が中間立坑のライナーへ到達した段階で、
    同先端推進装置の位置を確認して立坑内基線の測量を行
    い、前記の測量結果に基づいて到達坑口と発進坑口を中
    間立坑内に設置すること、 中間立坑の底部に架台を設置し、その上に前記到達坑口
    と発進坑口を連絡する防護管の下半部を取り付けるこ
    と、 前記到達坑口の内周に沿ってライナーに先端推進装置を
    通過させる開口を設ける鏡切りを行い、先端推進装置を
    中間立坑内へ進ませること、 発進立坑の内周に沿ってライナーに先端推進装置を通過
    させる開口を設ける鏡切りを行い、先端推進装置を中間
    立坑の外まで進ませること、 前記防護管の下半部の上に上半部を取付け、密閉された
    防護管の中に充填材を注入し、その後管体の推進を続行
    すること、 をぞれぞれ特徴とする、中間立坑先行型の管推進工法。
  2. 【請求項2】 到達坑口と発進坑口には、補強コンクリ
    ートを打設し、また、先端推進装置を到達坑口に通過さ
    せる以前、及び発進坑口へ前進させる以前に各坑口にエ
    ントランスパッキンを取付けておき、そこを先端推進装
    置を通過させてから防護管で密閉し、速硬性または通常
    硬化の充填材で空隙を充填することを特徴とする、請求
    項1に記載した中間立坑先行型の管推進工法。
  3. 【請求項3】 到達坑口と発進坑口には、先端推進装置
    を到達坑口に通過させる以前、及び発進坑口へ前進させ
    る以前に各坑口にエントランスパッキンを取付けてお
    き、そこを先端推進装置を通過させてから防護管で密閉
    し、速硬性または通常硬化の充填材で空隙を充填するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載した中間立坑先行型の
    管推進工法。
  4. 【請求項4】 発進立坑に設置した元押し装置と先端推
    進装置との協同作用により管体を到達立坑に向かって推
    進させる管推進工法において、 発進立坑と到達立坑との中間位置に、管体を通過させる
    中間立坑を、先端推進装置の到達以前に構築すると共に
    以下の準備を行うこと、 先端推進装置の通過予定位置に基づいて中間立坑内基線
    の測量を行い、前記の測量結果に基づいて中間立坑の底
    部に架台を設置し、その上に防護管の下半部と管両端部
    を取り付けること、 到達側と発進側の管端部の内周に沿ってライナーに先端
    推進装置を通過させる開口を設ける鏡切りを行い、防護
    管の上半部を取付け、かくして密閉された防護管の内部
    へ充填材を注入すること、 以上の準備を完了した後に先端推進装置を中間立坑にま
    で到達させ、更に防護管の中を通過させて管体の推進を
    継続すること、をぞれぞれ特徴とする、中間立坑先行型
    の管推進工法。
  5. 【請求項5】 ライナーの鏡切りの直後に管端部の坑内
    側端面を密閉し、速硬性の充填材を管端部の中に充填
    し、同充填材が硬化した後に前記密閉を解くことを特徴
    とする、請求項4に記載した中間立坑先行型の管推進工
    法。
  6. 【請求項6】 防護管の内部への充填材の注入は、先ず
    防護管の下半部に速硬性の充填材を充填し、続いて防護
    管の残る空隙部に通常硬化の充填材を密に充填すること
    を特徴とする、請求項4に記載した中間立坑先行型の管
    推進工法。
  7. 【請求項7】 防護管の内部への充填材の注入は、防護
    管の下半部に通常硬化の充填材を充填し、続いて防護管
    の残る空隙部にも通常硬化の充填材を密に充填すること
    を特徴とする、請求項4に記載した中間立坑先行型の管
    推進工法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009138483A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Kajima Corp 既設管の引抜き撤去工法
JP2012180651A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Sumitomo Forestry Co Ltd 免震装置の感度規制構造
JP2019007131A (ja) * 2017-06-20 2019-01-17 株式会社大林組 止水装置
CN109797778A (zh) * 2019-03-27 2019-05-24 中铁四局集团有限公司 一种适用于沙漠无水砂层地区顶管工作井及施工方法

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