JPH11247529A - パワーウインド装置 - Google Patents

パワーウインド装置

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JPH11247529A
JPH11247529A JP10053681A JP5368198A JPH11247529A JP H11247529 A JPH11247529 A JP H11247529A JP 10053681 A JP10053681 A JP 10053681A JP 5368198 A JP5368198 A JP 5368198A JP H11247529 A JPH11247529 A JP H11247529A
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Kazufumi Fujita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアパネル内の温度が超高温または超低温に
なった際、挟み込み検知動作の異常を回避して安全性を
確保したパワーウインド装置を提供する。 【解決手段】 ウインド開閉モーター4、モーター駆動
部3、パルス発生部5、マイクロ制御ユニット2、操作
スイッチ1を備え、制御ユニット2は、ウインド開閉時
にウインドの負荷荷重を表すパラメータ値を検出し、こ
のパラメータ値と予設定基準中央値を比較し、パラメー
タ値が基準中央値から大きく外れたときに挟み込みがあ
ったと判断し、モーター4を駆動停止または逆転駆動す
るパワーウインド装置であり、ドアパネル内部に温度セ
ンサー9を配置し、制御ユニット2に表示部10を結合
配置し、制御ユニット2は、温度センサー9の測定温度
が所定温度範囲を外れたことを検出した際、自動上昇ス
イッチの動作及びウインドの挟み込み検知動作を停止
し、表示部10に挟み込み検知動作の停止を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーウインド装
置に係わり、特に、パワーウインド装置の挟み込み検知
機構が内蔵されているドアパネル内の温度が超高温また
は超低温になった際に、パワーウインド装置の挟み込み
検知動作を停止させ、挟み込み検知動作の停止を表示さ
せるパワーウインド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のパワーウインド装置にお
いては、ウインドへの物体の挟み込みの検知を行うもの
として種々のタイプのものが知られており、その中の1
つに、特開昭61−60981号に開示のパワーウイン
ド装置がある。
【0003】前記特開昭61−60981号に開示のパ
ワーウインド装置は、ウインドの挟み込みを検知するた
めのパラメータ値にモーター負荷電流値を利用している
もので、ウインドの全移動範囲を複数の分割移動領域に
等分割し、それぞれの分割移動領域に対してウインドの
挟み込みが発生したか否かを表す基準電流値を予設定し
ているもので、ウインドがそれぞれの分割移動領域を移
動しているとき、モーター負荷電流値を検知するととも
に、検知したモーター負荷電流値とその分割移動領域に
予設定されている基準電流値とを比較し、検知したモー
ター負荷電流値が予設定されている基準電流値を大幅に
超えたときにウインドの挟み込みが発生したものと判断
し、ウインドの移動を停止させるものである。
【0004】この場合、前記特開昭61−60981号
に開示のパワーウインド装置における基準電流値の設定
は、それぞれの分割移動領域毎に、ウインドがその分割
移動領域を移動している際に、挾み込みが発生しなかっ
たときに得られたモーター負荷電流のピーク値に基づい
て設定されるもので、特に、予設定される基準電流値
は、一度設定されると固定的にその基準電流値が用いら
れるものではなく、その後に、ウインドがそれぞれの分
割移動領域を移動したときに得られたモーター負荷電流
のピーク値によって適宜更新されるもの、いわゆる、学
習機能を有しているものである。
【0005】このように、前記特開昭61−60981
号に開示のパワーウインド装置は、ウインドの全移動範
囲を複数の分割移動領域に分割し、それぞれの分割移動
領域に対してウインドの挟み込みが発生したか否かの判
断を行うための基準電流値を予設定しているため、ウイ
ンドがそれぞれの分割移動領域を移動する際に、移動中
の分割移動領域に特有なモーター負荷電流値を、ウイン
ドの挟み込みを検知するためのパラメータ値に選択する
ことができるという利点を有している。
【0006】この他に、ウインドの挟み込みの検知を行
うパワーウインド装置として、ウインドの挾み込みを検
知するためのパラメータ値にモーター負荷トルクを用
い、ウインドの全移動範囲を複数の分割移動領域に等分
割し、それぞれの分割移動領域に対してウインドの挟み
込みが発生したか否かを表す基準中央値を予設定してい
るもので、ウインドがそれぞれの分割移動領域を移動し
ているとき、モーター負荷トルク値を検知するととも
に、検知したモーター負荷トルク値とその分割移動領域
に予設定されている基準中央値とを比較し、検知したモ
ーター負荷トルク値が予設定されている基準中央値を大
幅に超えたときにウインドの挟み込みが発生したものと
判断し、ウインドの移動を停止させたり、逆転させるよ
うにしたものも、本出願人によって既に提案されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記特開昭
61−60981号に開示のパワーウインド装置及び前
記提案によるパワーウインド装置は、いずれも、パワー
ウインド装置を具備する自動車を使用する際の温度条件
については何等の考慮もされていない。
【0008】即ち、自動車を使用する場合、使用場所に
よっては、通常の温度よりも遥かに高い温度または遥か
に低い温度になることがあり、その際はパワーウインド
装置の挟み込み検知機構が内蔵されているドアパネル内
の温度も同じように超高温または超低温になり、このよ
うな温度条件下になると、パワーウインド装置の挟み込
みの検知の誤差が大きくなる。具体的には、例えば、超
低温時に、モーターの回転摩擦が極度に増加したり、あ
るいは窓ガラスが凍結したりすることにより、現実にウ
インドに挟み込みが発生していない場合であっても、そ
の挟み込みの検知が行われ、モーターが逆方向に駆動さ
れ、ウインドを下降(開状態に駆動)させるような動作
が行われたりするようになる。このような機構的な原因
の他に、電気回路が温度の影響を受けることが原因とし
て挙げられる。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、その目的は、ドアパネル内の温度が超高温または
超低温になったとき、より確実に挟み込み発生を防止す
ることを可能にしたパワーウインド装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によるパワーウインド装置は、ドアパネルの
内部に温度センサーを配置し、かつ、マイクロ制御ユニ
ットに表示部を結合配置し、温度センサーの測定温度が
所定温度範囲内を外れたことを検出したときに、マイク
ロ制御ユニットが操作スイッチの中の自動上昇スイッチ
の動作を停止させるとともにウインドの挟み込み検知動
作を停止させ、表示部に挟み込み検知動作の停止を表示
させる手段を具備する。
【0011】前記手段によれば、マイクロ制御ユニット
において、温度センサーによってドアパネルの内部温度
を測定し、測定した温度がパワーウインド装置の挟み込
みの検知動作の誤差が大きくなる温度になったことを検
出すると、操作スイッチの中の自動上昇スイッチの操作
に基づくウインド上昇動作を停止させてウインドを現在
位置に固定し、また、パワーウインド装置におけるウイ
ンドの挟み込み検知動作を停止させ、さらに、表示部に
挟み込み検知動作が停止したことを表示し、ドライバー
にウインドの挟み込み検知動作の停止を知らせるように
する。そして、この時点以降挟み込みが生じた場合、ド
ライバーは、操作スイッチの中の手動下降スイッチを操
作し、ウインドを開くようにすれば、挟み込みに伴う危
険な状態の回避が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態において、パ
ワーウインド装置は、駆動時にウインド駆動機構を介し
てウインドを開閉するモーターと、モーターを駆動する
モーター駆動部と、モーターの回転に対応したパルスを
発生するパルス発生部と、全体的な制御駆動処理を行う
マイクロ制御ユニットと、ウインドの開閉を手動操作す
る操作スイッチとを備え、マイクロ制御ユニットは、モ
ーター駆動部を介してウインドを開閉する際、ウインド
に加わる負荷荷重を表すパラメータ値を検出し、このパ
ラメータ値と予設定された基準中央値とを比較し、パラ
メータ値が基準中央値から相当量外れたときに挟み込み
があったものと判断し、モーター駆動部を介してモータ
ーを駆動停止または逆転駆動するパワーウインド装置で
あって、ドアパネルの内部に温度センサーを配置し、か
つ、マイクロ制御ユニットに表示部を結合配置し、マイ
クロ制御ユニットは、温度センサーの測定温度が所定温
度範囲内から外れたことを検出したとき、操作スイッチ
の中の自動上昇スイッチの操作に基づくウインド上昇動
作を停止させるとともにウインドの挟み込み検知動作を
停止させ、表示部に挟み込み検知動作の停止を表示させ
るものである。
【0013】本発明の実施の形態の一例において、パワ
ーウインド装置は、所定温度範囲が−40乃至85℃に
なっているものである。
【0014】本発明の実施の形態の他の例において、パ
ワーウインド装置は、表示部に表示される挟み込み検知
動作の停止を示す内容が赤色による表示または大きな字
による表示からなるものである。
【0015】これらの本発明の実施の形態によれば、ド
アパネルの内部に温度センサーを配置させるとともに、
マイクロ制御ユニットに表示部を結合配置させ、マイク
ロ制御ユニットにおいては、温度センサーを用いてドア
パネルの内部の温度を測定し、測定した温度がパワーウ
インド装置の挟み込みの検知動作の誤差が大きくなる温
度であることを検出したとき、操作スイッチの中の自動
上昇スイッチの動作を停止させ、また、パワーウインド
装置におけるウインドの挟み込み検知動作を停止するよ
うにしているので、誤ったウインドの挟み込みの検知を
防止することができ、さらに、表示部に挟み込み検知動
作が停止状態になったことを表示させ、ドライバーにウ
インドの挟み込み検知動作が停止したことを知らせ、手
動によるウインド操作を促すようにしているので、ドラ
イバーは操作スイッチの中の手動上昇スイッチを注意深
く操作することによって挟み込みを防止することがで
き、もし、それでも挟み込みが生じたとき、ドライバー
は、直ちに操作スイッチの中の手動下降スイッチを操作
し、ウインドを開くことにより、挟み込まれた物体の損
傷を防いで危険な状態を回避することができ、全体に安
全性を確保できるパワーウインド装置を得ることができ
る。
【0016】また、温度センサーの測定温度が所定温度
範囲内に復帰すると、挟み込み検知動作の停止を示す表
示が消えると同時に、自動上昇スイッチの操作が可能に
なり、挟み込み検知動作が再開される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0018】図1は、本発明によるパワーウインド装置
の一実施例の構成を示すブロック図である。
【0019】図1に示されるように、パワーウインド装
置は、操作スイッチ1と、マイクロ制御ユニット(MC
U)2と、モーター駆動部3と、モーター4と、パルス
発生器5と、プルアップ抵抗6と、分圧抵抗器7と、パ
ルス伝送路8と、温度センサー9と、表示部10とを備
える。
【0020】そして、スイッチ装置1は、個別に操作さ
れる3個のスイッチ11 、12 、13 を具備する。これ
らのスイッチ11 乃至13 の中で、スイッチ11 は、ウ
インドの上昇(閉)動作を指令するものであり、スイッ
チ12 は、ウインドの下降(開)動作を指令するための
ものであって、スイッチ11 、12 を操作しているとき
だけ、ウインドが指定された方向に移動し、スイッチ1
1 、12 の操作を停止すると、ウインドの移動も停止す
る。スイッチ13 は、動作の自動継続を指令するもので
あって、スイッチ13 とスイッチ11 とを同時操作する
と、前述のようにウインドが上昇(閉)動作を始める
が、その後、スイッチ13 とスイッチ1の操作を停止
しても、ウインドの上昇(閉)動作が継続され、ウイン
ドが窓枠の最上部に達したときに停止する。また、スイ
ッチ1とスイッチ12 とを同時操作すると、やはり
前述のようにウインドが下降(開)動作を始めるが、そ
の後、スイッチ13 とスイッチ12 の操作を停止して
も、ウインドの下降(開)動作が継続され、ウインドが
窓枠の最下部に達したときに停止する。
【0021】MCU2は、モーター駆動電圧検出部11
と、パルスエッジカウンタ12と、タイマー13と、制
御・演算部14と、メモリ15とを具備する。これらの
構成要素の中で、モーター駆動電圧検出部11は、分圧
抵抗器7の分圧点に得られる車載電源(バッテリー)電
圧を表す分圧電圧の検出を行う。パルスエッジウンタ1
2は、パルス発生器5から供給された2相方形波パルス
のパルスエッジの検出を行う。制御・演算部14は、ス
イッチ装置1の操作状態に対応した制御信号を発生し、
この制御信号をモーター駆動部3を介してモーター4に
供給し、モーター4を回転駆動させ、同時に、モーター
駆動電圧検出部11やパルスエッジカウンタ12から供
給されるデータやメモリ15に記憶されている記憶デー
タに基づいて、所定のデータ処理やデータ演算等を行
い、モーター駆動部3を介してモーター4の回転状態を
制御する。メモリ15は、基準中央値記憶エリア1
1 、基準許容値記憶エリア152 、トルクデータ加算
値記憶エリア153 、起動キャンセル記憶エリア1
4 、分割移動領域内トルクデータ数記憶エリア1
5 、総トルクデータ数記憶エリア156 からなる6つ
の記憶エリアを具備している。
【0022】モーター駆動部3は、制御信号反転用の2
つのインバータ31 、32 と、モーターの回転を正転、
逆転、停止のいずれかに切替設定する2つのリレー
3 、34 と、火花発生防止用の2個のダイオード
5 、36 とを具備し、MCU2から供給される制御信
号の状態に応じたモーター4の回転駆動を行う。
【0023】モーター4は、回転軸が図示されていない
ウインド駆動機構を介して自動車のウインドに結合され
ており、モーターの回転時、例えば、正方向回転時にウ
インドを閉じ、逆方向回転時にウインドを開く。
【0024】パルス発生器5は、モーター4に直接装着
されているもので、モーター4の回転軸に取り付けら
れ、対向円周部分にS極及びN極が着磁された回転体5
1 と、この回転体51 の円周部分の近くに、モーター4
の回転時に互いに90°位相を異にする2相パルスを発
生するように配置されたホール素子52 、53 とを具備
している。そして、モーター4が回転すると、その回転
によって回転体51 も同時回転し、2個のホール素子5
2 、53 が回転体51 の着磁部分を検出し、2個のホー
ル素子52 、53 からそれぞれモーター4の1回転時に
1周期となる、互いに1/4周期ずれた2相方形波パル
スが出力される。
【0025】プルアップ抵抗6は、スイッチ装置1の出
力及びMCU2の入力と、5V電源との間に接続された
3個の並列結合抵抗からなるもので、3個のスイッチ1
1 、12 、13 の非操作時にMCU2の入力に電源電圧
(5V)を供給する。
【0026】分圧抵抗器7は、車載電源(バッテリー)
と接地間に直列接続された2個の抵抗からなり、これら
の抵抗の接続点がMCU2のモーター駆動電圧検出部1
1に接続される。
【0027】パルス伝送路8は、パルス発生器5の出力
と5V電源との間に接続された2個のプルアップ抵抗
と、同出力と接地間に接続されたコンデンサと、同期出
力とMCU2のパルスエッジカウンタ12の入力との間
に接続された2個の直列抵抗とからなり、パルス発生器
5から出力された2相方形波パルスをパルスエッジカウ
ンタ12に伝送する。
【0028】温度センサー9は、パワーウインド装置の
挟み込み検知機構が内蔵されているドアパネルの内部に
配置されているもので、常時、パワーウインド装置の挟
み込み検知機構の近傍の温度を検出し、検出した温度を
MCU2に供給する。
【0029】表示部10は、ドライバーから比較的よく
見える位置に設けられるもので、通常、何等の表示は行
われていないが、パワーウインド装置の挟み込み検知動
作が停止されたとき、停止された旨の表示がなされるも
のである。
【0030】モーター4が回転し、ウインドの開閉動作
が行われているとき、パルス発生器5で発生された2相
方形波パルスは、パルス伝送路8を介してMCU2に供
給される。このとき、パルスエッジカウンタ12は、2
相方形波パルスのそれぞれのパルスエッジ(立上り及び
立下り)を検出し、パルスエッジが到来する度にエッジ
検出信号を制御・演算部14に供給する。制御・演算部
14は、エッジ検出信号の供給タイミングをタイマー1
3でカウントし、1つのエッジ検出信号とそれに続く1
つのエッジ検出信号との到来時間間隔(以降、これをエ
ッジ間隔データという)を測定する。なお、このエッジ
間隔データは、モーター4が1/4回転する度に1つ得
られるものである。
【0031】ところで、図1に図示のパワーウインド装
置は、ウインドへの物体の挟み込みの有無を検知するた
め、その検出パラメータ値としてモーター負荷トルクを
用いているもので、このモーター負荷トルクは、前述の
エッジ間隔データから計算によって求められるもので、
実際には、ウインドの重量や、ウインド及びサッシ間の
機械的な摩擦力などを含んでいる。また、図1に図示の
パワーウインド装置は、ウインドの全移動領域(全開位
置と全閉位置との間の移動領域)を、エッジ間隔データ
の到来毎にカウントされるカウント数に基づいて各別に
移動領域を設定しているもので、これらの移動領域の中
のウインド挟み込みの検知を行うウインド挟み込み検知
範囲については、後述するようにモーター負荷トルクで
表した基準中央値や基準許容値が予設定されている。
【0032】図2は、図1に図示のパワーウインド装置
におけるウインドの全移動領域を36の分割移動領域に
分割した場合の、各分割移動領域にそれぞれ設定された
モーター負荷トルクの基準中央値及び基準許容値の一例
を示す特性図である。
【0033】図2において、縦軸はモーター負荷トルク
を示し、横軸はウインドが全開位置から全閉位置に向か
って移動したとき、エッジ間隔データの到来毎にカウン
トしたカウント数を示す。そして、下側の階段状特性
(S)はモーター負荷トルクの基準中央値、上側の階段
状特性(A)はモーター負荷トルクの基準許容値(正確
には、基準中央値+基準許容値であるが、以下、基準許
容値として説明する)であり、実線(M)はウインドへ
の物体の挟み込みがない場合のモーター負荷トルクの経
緯曲線、一点鎖線(H)はウインドへの物体の挟み込み
があった場合のモーター負荷トルクの経緯曲線である。
【0034】ここで、図2に示されたモーター負荷トル
クの基準中央値は、ウインドへの実質的な挟み込みがな
いときのウインドの移動に必要とされるモーター負荷ト
ルク値であって、挟み込みがないときに既に計測された
トルク値に基づいて決定され、ウインドが移動する度ご
とに、それまでの基準中央値が新たな基準中央値に更新
される、いわゆる学習されるものである。また、モータ
ー負荷トルクは、後述するように、エッジ間隔データや
モーター駆動電圧から算出されるものであるが、モータ
ー4が1/4回転する度にエッジ間隔データが1つ、つ
まり、モーター負荷トルクも1つ得られ、ウインドが全
開位置から全閉位置までの範囲を移動した際、即ち、3
6の分割移動領域を移動した際に、それぞれの分割移動
領域で32のエッジ間隔データが得られることから、全
体で約1200のエッジ間隔データ、従って、同数のモ
ーター負荷トルクのデータが得られることになる。
【0035】また、図2に示されたモーター負荷トルク
の基準許容値は、分割移動領域の存在位置に係りなく、
一定値であって、一般には、規格等により決められてい
る、ウインドに挟み込みが生じた時の挟み込み物体に印
加可能な最大許容力をモータートルクに換算した値か、
その値に何等かの補正を加えた値が用いられる。
【0036】次に、図3及び図4は、図1に図示のパワ
ーウインド装置を用いて、ウインドの挟み込み検知を行
う際の概略の動作経緯を示すフローチャートである。
【0037】図3及び図4に図示のフローチャートを用
いて、図1に図示のパワーウインド装置の動作経緯につ
いて説明する。
【0038】まず、図3及び図4に図示のフローチャー
トの動作の説明するのに先立って、パワーウインド装置
においては、次のような動作が実行される。
【0039】即ち、スイッチ装置1の中の1つのスイッ
チ、例えばスイッチ11 を操作すると、スイッチ11
接続されたMCU2の入力が5V電位から接地電位に変
化する。MPU2の制御・演算部9は、入力された接地
電位に応答してモーター制御部3にモーター4を正方向
回転する制御信号を供給し、モーター制御部3は、制御
信号に応答して2つのリレー33 、34 を切替え、モー
ター4を正方向回転する。モーター4が正方向回転する
と、モーター4に連結されたウインド駆動機構を介して
ウインドが閉じる方向に移動する。また、モーター4の
回転により、モーター4に取り付けられたパルス発生器
5が2相方形波パルスを発生し、発生した2相方形波パ
ルスがパルス伝送路8を介してMCU2のパルスエッジ
カウンタ12に供給される。
【0040】ここで、スイッチ11 の操作を停止する
と、スイッチ11 に接続されたMCU2の入力が接地電
位から5V電位に変化する。MPU2の制御・演算部1
4は、入力した5V電位に応答してモーター制御部3に
モーター4の回転を停止する制御信号を供給し、モータ
ー制御部3は、この制御信号に応答して2つのリレー3
3 、34 を切替え、モーター4への電源の供給を止め、
モーター4の回転を停止させる。モーター4の回転が停
止すると、モーター4に連結されたウインド駆動機構の
動作が停止し、ウインドが現在の位置で停止する。ま
た、モーター4の回転が停止すると、モーター4に取り
付けられたパルス発生器5の2相方形波パルスの発生も
停止し、MCU2のパルスエッジカウンタ12に2相方
形波パルスが供給されなくなる。
【0041】次に、スイッチ装置1の中の他のスイッ
チ、例えばスイッチ12 を操作すると、前述の場合と同
様に、スイッチ12 に接続されたMCU2の入力が接地
電位に変化する。MPU2の制御・演算部14は、入力
された接地電位に応答してモーター制御部3にモーター
4を逆方向回転する制御信号を供給し、モーター制御部
3は、この制御信号に応答して2つのリレー33 、34
を切替え、モーター4を逆方向に回転する。モーター4
が逆方向に回転すると、モーター4に連結された駆動機
構を介してウインドを開く方向に移動させる。この場合
も、モーター4が回転すると、モーター4に取り付けら
れたパルス発生器5が2相方形波パルスを発生し、発生
した2相方形波パルスがパルス伝送路8を介してMCU
2のパルスエッジカウンタ12に供給される。
【0042】その後、スイッチ12 の操作を停止した場
合、スイッチ11 とスイッチ13 とを同時操作した場
合、スイッチ12 とスイッチ13 とを同時操作した場合
の動作も、前述の各動作と同じ動作が行われるか、また
は、前述の各動作に準じた動作が行われる。
【0043】このような動作が行われる際に、始めに、
ステップS1において、制御・演算部14は、パルスエ
ッジカウンタ12においてパルス発生器5から供給され
た2相方形波パルスのパルスエッジの検出が行われたか
否かを判断する。そして、パルスエッジの検出が行われ
たと判断した(Y)ときは、次のステップS2に移行
し、一方、パルスエッジの検出が未だ行われていないな
いと判断した(N)ときは、このステップS1を繰り返
し実行する。
【0044】次に、ステップS2において、制御・演算
部14は、パルスエッジカウンタ12がパルスエッジの
検出を行った際に、タイマー13のカウントによって、
前回パルスエッジを検出した時点と今回パルスエッジを
検出した時点との時間間隔を表すエッジ間隔データを取
得する。
【0045】次いで、ステップS3において、制御・演
算部14は、取得したエッジ間隔データが規定時間(例
えば、3.5msec)以上のものであるか否か、即
ち、正規のエッジ間隔データであるかまたはノイズであ
るかを判断する。そして、エッジ間隔データが規定時間
以上のものであると判断した(Y)ときは、次のステッ
プS4に移行し、エッジ間隔データが規定時間に満たな
い、即ち、ノイズであると判断した(N)ときは、前の
ステップS1に戻り、ステップS1以降の動作が繰り返
し実行される。
【0046】続く、ステップS4において、制御・演算
部14は、モーター駆動電圧検出部11において分圧抵
抗器7で検出した分圧電圧をモーター駆動電圧Eとして
取得する。
【0047】続いて、ステップS5において、制御・演
算部14は、取得したモーター駆動電圧Eとエッジ間隔
データPwとを用いて演算を行い、モーター負荷トルク
Tcを算出する。モーター負荷トルクTcの算出は次式
に基づいて算出する。即ち、
【0048】
【数1】
【0049】次に、ステップS6において、MCU2の
制御・演算部14は、ドアパネルの内部に配置されてい
る温度センサー9で測定した温度を検出する。
【0050】次いで、ステップS7において、制御・演
算部14は、温度センサー9で測定した温度が所定温度
範囲内、例えば−40乃至85℃の範囲内の温度である
か否かを検出する。そして、測定した温度が所定温度範
囲内であると判断した(Y)ときは、次のステップS8
に移行し、一方、測定した温度が所定温度範囲内でない
と判断した(N)ときは、他のステップS23に移行す
る。
【0051】続く、ステップS8において、制御・演算
部14は、現在挟み込み動作が停止中であるか否かを判
断する。そして、挟み込み動作が停止中であると判断し
た(Y)ときは、次のステップS9に移行し、一方、挟
み込み動作が停止中でないと判断した(N)ときは他の
ステップS12に移行する。
【0052】続いて、ステップS9において、制御・演
算部14は、表示部11に挟み込み動作停止を示す旨の
表示が行われるのを停止する。
【0053】次に、ステップS10において、制御・演
算部14は、自動上昇スイッチ11、13 の操作に基づ
くウインドの上昇動作の停止が解除されるように設定す
る。
【0054】次いで、ステップS11において、制御・
演算部14は、パワーウインド装置における挟み込み検
知動作が実行されるように設定する。
【0055】続く、ステップS12において、制御・演
算部14は、モーター4の起動時の動作が終了したか否
か、即ち、起動時キャンセルが終了したか否かを判断す
る。そして、起動時の動作が終了したと判断した(Y)
ときは、次のステップS13に移行し、一方、起動時の
動作が未だ終了していないと判断した(N)ときは、前
のステップS1に戻り、ステップS1以降の動作が繰り
返し実行される。
【0056】ここで、モーター4の起動時の動作が終了
したか否かを判断する理由は、モーター4の起動時に、
モーター4の内部トルクが極大の状態から定常状態に変
化する段階があることから、このとき計測されたモータ
ートルク値に基づいて挟み込みを判断してしまうと、大
きなモーター負荷トルク値の計測によって、ウインドに
挟み込みが生じたものとの誤判断を生じる結果になるた
めであり、また、この大きなモータートルク値を基準中
央値の更新のために用いると、新たな基準中央値が実態
に合わない誤った値に設定されることがあるためであ
る。
【0057】このため、モーター4の起動時の動作が終
了していないと判断した場合は、後述するように、基準
中央値を更新するためのモータートルク値の平均化処理
を行わない。この場合、モーター4の起動時の動作が終
了したか否かの判断は、最初のパルスエッジを検出して
から所定回数のパルスエッジを検出するまでの期間に基
づいて行われるもので、モーター4の起動時の動作が終
了していない場合、メモリ15の起動キャンセル記憶エ
リア154 にその旨が記憶され、記憶回数が所定回数に
達した後はクリアされる手順とされている。
【0058】続いて、ステップS13において、制御・
演算部14は、現在計測中の分割移動領域で算出された
モーター負荷トルクTcと、当該分割移動領域に予設定
された基準中央値に基準許容値を加えた値(許容基準
値)とを比較する。この比較においては、全分割移動領
域について予設定された基準中央値を記憶しているメモ
リ15の基準中央値記憶エリア151 及び分割移動領域
に係わりなしに一定の基準値許容差を記憶しているメモ
リ15の基準許容値記憶エリア152 が用いられる。
【0059】次に、ステップS14において、制御・演
算部14は、モーター負荷トルクTcが基準中央値に基
準許容値を加えた値(許容基準値)の範囲内であるか否
かを判断する。そして、モーター負荷トルクTcが許容
基準値の範囲内であると判断した(Y)ときは、次のス
テップS15に移行し、一方、モーター負荷トルクTc
が許容基準値の範囲内を超えていると判断した(N)と
きは、他のステップS23に移行する。
【0060】次いで、ステップS15において、制御・
演算部14は、現在計測中の1つの分割移動領域におい
て算出した全てのモーター負荷トルクTcを加算し、メ
モリ15のトルクデータ加算値記憶エリア153 に記憶
する。
【0061】続く、ステップS16において、制御・演
算部14は、現在計測中の1つの分割移動領域において
得られた全てのモーター負荷トルクTcの数をカウント
し、メモリ15の分割移動領域内トルクデータ数記憶エ
リア155 に記憶する。
【0062】続いて、ステップS17において、制御・
演算部14は、ウインドの全開位置から現在計測中の1
つの分割移動領域までに得られた全てのモーター負荷ト
ルクTcの数をカウントし、メモリ15の総トルクデー
タ数記憶エリア156 に記憶する。
【0063】次に、ステップS18において、制御・演
算部14は、総トルクデータ数記憶エリア156 に記憶
されている総トルクデータ数からウインドの現在の分割
移動領域を判断する。
【0064】次いで、ステップS19において、制御・
演算部14は、ステップS17の判断に基づいて、ウイ
ンドの現在の分割移動領域が1つの分割移動領域から次
の分割移動領域に移動したか否かを判断する。そして、
ウインドの分割移動領域が次の分割移動領域に移動した
と判断した(Y)ときは、次のステップS20に移行
し、一方、ウインドの分割移動領域が未だ次の分割移動
領域に移動していないと判断した(N)ときは、前のス
テップS1に戻り、ステップS1以降の動作が繰り返し
実行される。
【0065】次いで、ステップS20において、制御・
演算部14は、前記1つの分割移動領域で算出されたモ
ーター負荷トルクTcの値から、この1つの分割移動領
域における新たな基準中央値を設定する。この新たな基
準中央値の設定は、この1つの分割移動領域で得られた
それぞれのエッジ間隔データに基づいて算出されたモー
ター負荷トルクTcの値の平均値が用いられるものであ
る。
【0066】続く、ステップS21において、制御・演
算部14は、ステップS20において新たに設定した基
準中央値を、メモリ15内の基準中央値記憶エリア15
1 にそれまでの基準中央値に代えて書き込む。
【0067】続く、ステップS22において、制御・演
算部14は、モーター負荷トルクTcの値の平均値を求
めるために用いたメモリ15内の平均化処理エリア、つ
まり、トルクデータ加算値記憶エリア153 及び分割移
動領域内トルクデータ数記憶エリア155 を初期化す
る。この初期化が行われると、前のステップS1に戻
り、再び、ステップS1以降の動作が繰り返し実行され
る。
【0068】このようなフローチャートにおける繰り返
しの動作は、スイッチ11 またはスイッチ12 等の操作
によってモーター4の駆動が停止され、ウインドの移動
が停止するまで行われるか、または、後述するステップ
S23において、ウインドの挟み込みが検知され、それ
によりモーター4の駆動が停止され、ウインドの移動が
停止するようなるかもしくはモーター4が反対方向へ回
転駆動され、ウインドの移動が逆方向になるようになる
まで行われる。
【0069】また、ステップS23において、制御・演
算部14は、モーター制御部3に制御信号を供給して2
つのリレー33 、34 を切替え、モーター4の回転を停
止させてウインドの移動を停止させるか、または、モー
ター4の回転をそれまでの回転方向と逆の方向に回転さ
せてウインドの移動をそれまでの方向と逆の方向に移動
させるようにし、ウインドに挟み込まれた物体を損傷か
ら保護するように動作する。
【0070】さらに、他のステップS24において、制
御・演算部14は、表示部11に表示信号を供給し、表
示部11においてパワーウインド装置における挟み込み
検知動作が停止していることを示す旨の表示を行う。こ
の際の表示内容は、任意のものでよいが、できるだけ目
立つように赤色による表示を行うか、大きな字または絵
による表示を行うことが好ましい。
【0071】次に、ステップS25において、制御・演
算部14は、自動上昇スイッチ11、13 の操作に基づ
くウインドの上昇動作を直ちに禁止し、ウインドを現在
位置に停止させる。
【0072】次いで、ステップS26において、制御・
演算部14は、パワーウインド装置における挟み込み検
知動作を禁止し、前のステップS17に移行する。
【0073】この場合、図1に図示されたパワーウイン
ド装置において、図3及び図4に示されたフローチャー
トに従った動作が実行され、ウインドが全開位置から全
閉位置まで移動し、その移動時にウインドに挟み込みが
生じなかった場合は、モーター負荷トルクとして図2の
実線(M)に示すような特性が得られるもので、全分割
移動領域においてモーター負荷トルクは、それぞれの分
割移動領域に設定された基準中央値に基準許容値を加え
た値(許容基準値)を超えることがない。
【0074】これに対して、ウインドが中間位置から全
閉位置方向に移動し、その移動時にウインドに挟み込み
が生じた場合は、モーター負荷トルクとして図2の一点
鎖線(H)に示すような特性が得られるもので、挟み込
みが生じた分割移動領域におけるモーター負荷トルク
は、その分割移動領域に設定された基準中央値に基準許
容値を加えた値(許容基準値)を大幅に超えるようにな
るものである。
【0075】このような動作が行われる本実施例のパワ
ーウインド装置によれば、ドアパネルの内部に配置した
温度センサーで測定した温度がパワーウインド装置の挟
み込みの検知動作を正常に行うことができない温度であ
るとき、操作スイッチの中の自動上昇スイッチの動作を
停止させ、また、ウインドの挟み込み検知動作を停止さ
せ、さらに、表示部に挟み込み検知動作が停止状態であ
る旨を表示させて、ドライバーにウインドの挟み込み検
知動作が停止していることを知らせているので、自動的
挟み込みの検知の誤作動による不都合を回避でき、ドラ
イバーの注意深い手動操作により挟み込みを回避するこ
とができる。
【0076】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ドアパ
ネルの内部に温度センサーを配置させるとともに、マイ
クロ制御ユニットに表示部を結合配置させ、マイクロ制
御ユニットにおいては、温度センサーを用いてドアパネ
ルの内部の温度を測定し、測定した温度がパワーウイン
ド装置の挟み込みの検知動作を正常に行うことができな
い温度であることを検出したとき、操作スイッチの中の
自動上昇スイッチの動作を停止させ、ウインドを現在の
位置に固定するようにしているので、挟み込まれた物体
の損傷を防ぐことができ、また、パワーウインド装置に
おけるウインドの挟み込み検知動作を停止させ、さら
に、表示部に挟み込み検知動作が停止状態になったこと
を表示させて、ドライバーにウインドの挟み込み検知動
作が停止したことを知らせるようにしているので、超低
温時あるいは超高温時における自動的な挟み込み検知の
誤作動を回避し、ドライバーの慎重な手動操作を促すこ
とにより挟み込みを回避するとともに、温度が所定温度
範囲内に復帰したときには自動的に挟み込みの検知が再
開できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパワーウインド装置の一実施例の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に図示のパワーウインド装置におけるウイ
ンドの全移動領域を36の分割移動領域に分割した場合
の、各分割移動領域にそれぞれ設定されたモーター負荷
トルクの基準中央値及び基準許容値の一例を示す特性図
である。
【図3】図1に図示のパワーウインド装置を用いて、ウ
インドの挟み込み検知を行う際の概略の動作経緯を示す
フローチャートの一部である。
【図4】図1に図示のパワーウインド装置を用いて、ウ
インドの挟み込み検知を行う際の概略の動作経緯を示す
フローチャートの残りの一部である。
【符号の説明】
1 操作スイッチ 11 、12 、13 スイッチ 2 マイクロ制御ユニット(MCU) 3 モーター駆動部 4 モーター 5 パルス発生器 6 プルアップ抵抗 7 分圧抵抗器 8 パルス伝送路 9 温度センサー 10 表示部 11 モーター駆動電圧検出部 12 パルスエッジカウンタ 13 タイマー 14 制御・演算部 15 メモリ 151 基準中央値記憶エリア 152 基準許容値記憶エリア 153 トルクデータ加算値記憶エリア 154 起動キャンセル記憶エリア 155 分割移動領域内トルクデータ数記憶エリア 156 総トルクデータ数記憶エリア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動時にウインド駆動機構を介してウイ
    ンドを開閉するモーターと、前記モーターを駆動するモ
    ーター駆動部と、前記モーターの回転に対応したパルス
    を発生するパルス発生部と、全体的な制御駆動処理を行
    うマイクロ制御ユニットと、前記ウインドの開閉を手動
    操作する操作スイッチとを備え、前記マイクロ制御ユニ
    ットは、前記モーター駆動部を介して前記ウインドを開
    閉する際、前記ウインドに加わる負荷荷重を表すパラメ
    ータ値を検出し、このパラメータ値と予設定された基準
    中央値とを比較し、前記パラメータ値が前記基準中央値
    から相当量外れたときに挟み込みがあったものと判断
    し、前記モーター駆動部を介して前記モーターを駆動停
    止または逆転駆動するパワーウインド装置であって、ド
    アパネルの内部に温度センサーを配置し、かつ、前記マ
    イクロ制御ユニットに表示部を結合配置し、前記マイク
    ロ制御ユニットは、前記温度センサーの測定温度が所定
    温度範囲内から外れたことを検出したとき、前記操作ス
    イッチの中の自動上昇スイッチの操作に基づくウインド
    上昇動作を停止させるとともに前記ウインドの挟み込み
    検知動作を停止させ、前記表示部に挟み込み検知動作の
    停止を表示させることを特徴とするパワーウインド装
    置。
  2. 【請求項2】 前記所定温度範囲は、−40乃至85℃
    であることを特徴とする請求項1に記載のパワーウイン
    ド装置。
  3. 【請求項3】 前記表示部に表示される挟み込み検知動
    作の停止を示す内容は、赤色による表示または大きな字
    による表示であることを特徴とする請求項1及び2に記
    載のパワーウインド装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005133449A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Tokai Rika Co Ltd パワーウィンドウ装置
JP2008150828A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Mitsuba Corp 車両用開閉体の制御装置
CN114607226A (zh) * 2022-03-22 2022-06-10 翊天汽车智能科技(浙江)有限公司 一种实现自适应气温变化的电动门窗防夹方法

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