JPH1124404A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH1124404A
JPH1124404A JP9182494A JP18249497A JPH1124404A JP H1124404 A JPH1124404 A JP H1124404A JP 9182494 A JP9182494 A JP 9182494A JP 18249497 A JP18249497 A JP 18249497A JP H1124404 A JPH1124404 A JP H1124404A
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JP
Japan
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screw
developer
developing device
area
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JP9182494A
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Mineyuki Sako
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリュー間での現像剤の受け渡しをスムー
ズに行い,スクリューの駆動トルクの増大や現像剤への
ストレスを防止した現像装置を提供すること。 【解決手段】 供給スクリュー14および回収スクリュ
ー19のうち,汲み上げ領域12内の部分には他の部分
より大径のスクリュー羽根17,22を設けて回収スク
リュー19と供給スクリュー14との間の距離を著しく
短くした。これにより,回収スクリュー19の上方に溢
れ出した現像剤が直ちに供給スクリュー14の搬送力を
受ける。すなわち,回収スクリュー19から供給スクリ
ュー14への現像剤の汲み上げが著しくスムーズに行わ
れ,汲み上げ領域12での現像剤の滞留が排除されてい
る。したがって,回収スクリュー19および供給スクリ
ュー14必要な駆動トルクが増大することがなく,ま
た,汲み上げ領域12内の現像剤に過大なストレスがか
かって凝着等の劣化を起こすこともない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,コピー機やプリン
タ等の電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像装
置に関する。さらに詳細には,現像剤の循環を行う2本
のスクリュー間での現像剤の受け渡しがスムーズに行わ
れるようにして,スクリューの駆動トルクや現像剤にか
かるストレスが上昇することを防止した現像装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の現像装置の一例として,特開平5
−333691号公報に記載されたものがある。この現
像装置は図8に示すように,上下2本のオーガー(以
下,「スクリュー」という)82,85を,それらの搬
送方向が相反するように平行に配置したものである。そ
してこれにより,現像剤を矢印c,dのごとく両スクリ
ュー82,85間で受け渡させて循環させつつ,スクリ
ュー82に隣接して設けられた現像剤担持体(現像ロー
ル)87に供給し,これを介して感光体上の静電潜像を
現像するものである。この現像装置では,上方のスクリ
ュー82が現像剤担持体87への現像剤の供給を,下方
のスクリュー85が現像剤担持体87からの現像剤の回
収を,それぞれ受け持っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,前記し
た従来の現像装置では,2本のスクリュー間での現像剤
の受け渡しは,必ずしもスムーズに行われなかった。な
ぜなら,各スクリューによる現像剤の搬送力は,スクリ
ューの軸方向に作用するものであり,受け渡し方向の搬
送力があるわけではないからである。したがって,重力
という外力が受け渡しを補助する向きに作用する矢印c
の箇所(上から下)はともかく,重力が逆に受け渡し
(汲み上げ)を妨げる向きに作用する矢印dの箇所(下
から上)では,現像剤が後ろから押し出されて上方に溢
れ出すことにより受け渡され(汲み上げられ)ているに
すぎないのである。
【0004】このため,特に矢印dの箇所で現像剤が滞
留しやすく,これを補うために下方のスクリュー85の
駆動トルクを著しく大きくする必要があった。また,矢
印dの箇所で現像剤にストレスがかかって凝着等の劣化
を起こす場合があった。なお,2本のスクリューを水平
に配置した横型の現像装置の場合でも,スクリューに受
け渡し方向の搬送力がない点は同じなので,重力による
妨げこそないものの,基本的には同様の問題を両方の受
け渡し箇所に抱えていた。
【0005】本発明は,前記した従来の現像装置が有す
る問題点を解決するためになされたものである。すなわ
ちその課題とするところは,スクリュー間での現像剤の
受け渡しがスムーズに行われるようにして,スクリュー
の駆動トルクの増大や現像剤へのストレスを防止した現
像装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題の解決を目的と
してなされた請求項1の発明は,現像剤を軸方向に搬送
する第1スクリューおよび第2スクリューを有し,前記
第1スクリューから前記第2スクリューへの現像剤の受
け渡しを行う受け渡し領域が前記第1スクリューの搬送
方向における下流に設けられている現像装置であって,
前記第1スクリューと前記第2スクリューとの少なくと
も一方の,前記受け渡し領域内の少なくとも一部に他の
部分よりスクリュー径が大きい大径部が設けられている
ことを特徴として特定される。
【0007】この現像装置では,第1スクリューおよび
第2スクリューの搬送により,現像剤が循環されつつ現
像が行われる。この現像剤の循環において,第1スクリ
ューにより搬送されその下流に至った現像剤は,受け渡
し領域にて第1スクリューから第2スクリューへ受け渡
される。このとき,受け渡し領域内の第1スクリューも
しくは第2スクリューに大径部が設けられていることに
より,第1スクリューと第2スクリューとの間隔が短い
(第1スクリューおよび第2スクリューのスクリュー羽
根が相互に進入し合う形にしてもよい)ので,第1スク
リューから第2スクリューへの現像剤の受け渡しがスム
ーズに行われる。このため,受け渡し領域に現像剤が滞
留することがないので,各スクリュー(特には第1スク
リュー)の回転抵抗が低く,小さい駆動トルクで駆動で
きる。また,受け渡し領域の現像剤にストレスがかかる
こともない。
【0008】この現像装置には,第1スクリューの受
け渡し領域内に大径部を設け,第2スクリューには大径
部を設けていないもの,第2スクリューの受け渡し領
域内に大径部を設け,第1スクリューには大径部を設け
ていないもの,第1スクリューと第2スクリューとの
双方の受け渡し領域内に大径部を設けたもの,の3通り
がある。
【0009】また,請求項2の発明は,現像剤を軸方向
に搬送する第1スクリューおよび第2スクリューを有
し,前記第1スクリューから前記第2スクリューへの現
像剤の受け渡しを行う受け渡し領域が前記第1スクリュ
ーの搬送方向における下流に設けられている現像装置で
あって,前記第1スクリューの,前記受け渡し領域内の
少なくとも一部に他の部分よりスクリュー径が大きい第
1大径部が設けられ,前記第2スクリューの,前記受け
渡し領域内の少なくとも一部に他の部分よりスクリュー
径が大きい第2大径部が設けられ,前記第1大径部と前
記第2大径部とが軸方向に重複していることを特徴とし
て特定される。
【0010】この現像装置では,受け渡し領域内の第1
スクリューおよび第2スクリューの双方に,軸方向に重
複して大径部が設けられていることにより,第1スクリ
ューの第1大径部と第2スクリューの第2大径部との間
隔が短い(両スクリューのスクリュー羽根が相互に進入
し合う形にしてもよい)ので,第1スクリューから第2
スクリューへの現像剤の受け渡しがスムーズに行われ
る。したがって,各スクリュー(特には第1スクリュ
ー)の駆動抵抗や現像剤のストレスが小さい。
【0011】また,請求項3の発明は,請求項1または
請求項2に記載する現像装置であって,前記第2スクリ
ューが前記第1スクリューの上方に配置されている縦型
の現像装置であることを特徴として特定される。
【0012】この現像装置では,受け渡し領域での第1
スクリューから第2スクリューへの現像剤の受け渡し
(汲み上げ)が重力に反する向きで行われるが,前記の
ように大径部の存在によりスムーズに受け渡しが行われ
る。したがって,各スクリュー(特には第1スクリュ
ー)の駆動抵抗や現像剤のストレスが小さい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下,本発明を具体化したいくつ
かの実施の形態について,図面を参照しつつ詳細に説明
する。以下に説明する各実施の形態は,電子写真方式の
画像形成装置においてその感光体ドラム上に形成された
静電潜像を現像するために用いられる現像装置である。
【0014】[第1の形態]本形態に係る現像装置1
は,図1に示すように,現像剤を収容する現像剤収容槽
10内に供給スクリュー14(第2スクリュー)および
回収スクリュー19(第1スクリュー)の2本を互いに
平行に設けたものである。これらはいずれも,回転可能
な軸15,20に多数のスクリュー羽根16,21を斜
めに備えてなるものである。ただしスクリュー羽根1
6,21の傾斜の向きは,互いに逆向きとなっている。
【0015】両スクリュー14,19の軸15,20
は,現像剤収容槽10の外部でギヤ列28により連結さ
れている。さらに回収スクリュー19の軸20には,画
像形成装置の本体側から制御されるモータ30が備えら
れている。これにより,モータ30を回転させたとき
に,供給スクリュー14と回収スクリュー16とが同じ
向きに回転するようにされている。すなわち,互いに逆
傾斜のスクリュー羽根16,21を有する供給スクリュ
ー14および回収スクリュー16が同じ向きに回転する
ことにより,現像剤に対する互いに逆向きの搬送力を起
こさせるようにしたものである。
【0016】そしてこれら2本のスクリュー14,19
は,図2の側視断面図に示すように縦方向に配置されて
おり,供給スクリュー14が上段に,回収スクリュー1
9が下段に,それぞれ位置している。また,供給スクリ
ュー14と回収スクリュー19との間の高さ位置に,現
像ロール24が,その一部を現像剤収容槽10から突出
させた状態で設けられている。現像ロール24は,画像
形成装置の感光体ドラム90に近接して位置し,感光体
ドラム90の静電潜像にトナーを付与してこれを現像す
るものである。
【0017】図1に戻って,供給スクリュー14および
回収スクリュー19の図中左右方向の幅は,現像剤収容
槽10内の全域にわたっており,現像ロール24の設け
られている範囲より図中右方向に長い。この,供給スク
リュー14および回収スクリュー19が現像ロール24
の幅より延長されている範囲が,汲み上げ領域12(受
け渡し領域)である。
【0018】この汲み上げ領域12内においては,供給
スクリュー14に,他の部分のスクリュー羽根16より
大径のスクリュー羽根17が設けられている。同様に回
収スクリュー19にも,他の部分のスクリュー羽根21
より大径のスクリュー羽根22が設けられている。そし
て,供給スクリュー14および回収スクリュー19にお
ける,大径のスクリュー羽根17,22が設けられてい
る範囲は,ともに汲み上げ領域12内のほぼ全域にわた
っている。このため,スクリュー羽根17の範囲とスク
リュー羽根22の範囲とは軸方向に重複している。
【0019】この現像装置1は,次のように動作する。
画像形成装置の本体側からの制御によりモータ30を回
転させると,回収スクリュー19が軸20を中心に回転
する。また,その回転がギヤ列28を介して供給スクリ
ュー14の軸15に伝達されるので,供給スクリュー1
4も軸15を中心に,回収スクリュー19の回転と同じ
向きに回転する。これにより供給スクリュー14には,
現像剤に対する図1中左向きの搬送力が生じる。また,
回収スクリュー19には,逆に右向きの搬送力が生じ
る。このため,現像剤収容槽10内で現像剤が撹拌され
つつ図1中反時計まわりに循環する。この循環ととも
に,供給スクリュー14から現像ロール24に現像剤が
供給される。これにより,現像ロール24により感光体
ドラム90の静電潜像にトナーを付与する現像が行われ
る。現像ロール24上の余剰の現像剤は,回収スクリュ
ー19に回収される。
【0020】かかる現像剤の循環において,回収スクリ
ュー19により左向きに搬送される現像剤は,現像ロー
ル24からの回収により次第に増加し,汲み上げ領域1
2に至る。汲み上げ領域12に至った現像剤は,上方の
供給スクリュー14に汲み上げられ,その後は供給スク
リュー14により逆向きに搬送されて循環を続ける。ま
た,供給スクリュー14により左向きに搬送されている
現像剤は,現像ロール24への供給に供されるため次第
に減少するが,その下流端部にも多少の現像剤が到達す
る。このような現像剤は,重力により下方に落下するこ
とにより回収スクリュー19に受け渡され,循環を続け
る。
【0021】汲み上げ領域12における回収スクリュー
19から供給スクリュー14への現像剤の汲み上げにつ
いてさらに詳細に説明する。汲み上げ領域12に至った
現像剤は,現像剤収容槽10の内壁に当たるのでそれ以
上図1中右向きに進むことはできないが,供給スクリュ
ー14により後続の現像剤が搬送されてくるので,上方
に溢れ出す。この溢れ出しにより供給スクリュー14の
搬送力を受ける位置にまで至った現像剤は,以後供給ス
クリュー14により図1中左向きに進む。かくして回収
スクリュー19から供給スクリュー14への現像剤の汲
み上げが行われる。
【0022】このとき,汲み上げ領域12内の供給スク
リュー14および回収スクリュー19には,他の部分よ
り大径のスクリュー羽根17,22が設けられているの
で,回収スクリュー19と供給スクリュー14との間の
距離が著しく短く,回収スクリュー19の上方に溢れ出
した現像剤は,直ちに供給スクリュー14に捉えられそ
の搬送力を受けることになる。このため,汲み上げ領域
12での現像剤の汲み上げは非常にスムーズに行われ
る。したがって,汲み上げ領域12に現像剤が滞留する
ことがなく,循環が円滑である。このことから,回収ス
クリュー19および供給スクリュー14(特に回収スク
リュー19)の回転抵抗が上昇したり,汲み上げ領域1
2内の現像剤に過大なストレスがかかることがない。
【0023】以上詳細に説明したように,本形態に係る
現像装置1では,供給スクリュー14および回収スクリ
ュー19のうち,汲み上げ領域12内の部分には他の部
分より大径のスクリュー羽根17,22を設けて回収ス
クリュー19と供給スクリュー14との間の距離を著し
く短くしたので,回収スクリュー19の上方に溢れ出し
た現像剤は直ちに供給スクリュー14の搬送力を受け
る。すなわち,回収スクリュー19から供給スクリュー
14への現像剤の汲み上げが著しくスムーズに行われ,
汲み上げ領域12での現像剤の滞留が排除されているの
で,回収スクリュー19および供給スクリュー14(特
に回収スクリュー19)の回転抵抗が増大して必要な駆
動トルクが増大することがない現像装置が実現されてい
る。また,汲み上げ領域12内の現像剤に過大なストレ
スがかかって凝着等の劣化を起こすことがない現像装置
が実現されている。
【0024】また,供給スクリュー14および回収スク
リュー19に大径のスクリュー羽根17,22が設けら
れている範囲を汲み上げ領域12内のほぼ全域にわたっ
て設けたので,供給スクリュー14におけるスクリュー
羽根17の範囲と回収スクリュー19におけるスクリュ
ー羽根22の範囲とが軸方向に重複しており,回収スク
リュー19(スクリュー羽根22の範囲)から上方へ溢
れ出した現像剤が確実に供給スクリュー14(スクリュ
ー羽根17の範囲)に捉えられ,汲み上げが良好に行わ
れる現像装置が実現されている。
【0025】なお,本形態は単なる例示にすぎず,本発
明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当
然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形
が可能である。例えば,現像装置1は供給スクリュー1
4および回収スクリュー19を上下に配置した縦型の現
像装置であるが,横型の現像装置にも適用可能である。
また,供給スクリューおよび回収スクリューの他に現像
剤の撹拌を主たる役割とする撹拌スクリューを備えた3
軸式としてもよく,その場合に供給スクリューから撹拌
スクリューへの受け渡し領域にも適用可能である。
【0026】また現像装置1では,供給スクリュー14
および回収スクリュー19に大径のスクリュー羽根1
7,22が設けられている範囲を汲み上げ領域12内の
ほぼ全域にわたって設けているが,汲み上げ領域12内
の一部にそのような範囲を設けてもよい。その場合,両
範囲を軸方向に重複させることは,望ましいが必須では
ない。
【0027】[第2,第3の形態]第2の形態に係る現
像装置2は,図3に示すように,基本的な構成を第1の
形態の現像装置1と共通とするものである。詳細には,
供給スクリュー14のうち汲み上げ領域12内の部分に
は大径のスクリュー羽根17を設けているが,回収スク
リュー19にはこのような領域が設けられていない点で
第1の形態と相違する。第3の形態に係る現像装置3
は,図4に示すように,現像装置2と逆に,回収スクリ
ュー19のうち汲み上げ領域12内の部分には大径のス
クリュー羽根22を設けているが,供給スクリュー14
にはこのような領域が設けないこととしたものである。
他の部分はむろん第1の形態の現像装置1と共通であ
る。
【0028】現像装置2および現像装置3も,第1の形
態の現像装置1とほぼ同様に動作する。すなわち,モー
タ30の駆動により供給スクリュー14および回収スク
リュー19を回転させて現像剤収容槽10内で現像剤を
循環させつつ,供給スクリュー14から現像ロール24
に現像剤を供給し,現像ロール24上の余剰の現像剤を
回収スクリュー19に回収するのである。この現像剤の
循環において,回収スクリュー19から供給スクリュー
14への汲み上げが汲み上げ領域12で行われる点も現
像装置1と共通する。
【0029】そしてこの汲み上げ領域12において,供
給スクリュー14(現像装置2)もしくは回収スクリュ
ー19(現像装置3)には他の部分よりも大径のスクリ
ュー羽根(17もしくは22)を設けているので,回収
スクリュー19と供給スクリュー14との間の距離が短
く,現像剤の汲み上げがスムーズに行われる。したがっ
て,汲み上げ領域12に現像剤が滞留することがなく循
環が円滑であり,回収スクリュー19および供給スクリ
ュー14(特に回収スクリュー19)の回転抵抗が上昇
したり,汲み上げ領域12内の現像剤に過大なストレス
がかかることがない。
【0030】このように第2,第3の形態に係る現像装
置2,3では,供給スクリュー14と回収スクリュー1
9との一方において,汲み上げ領域12内の部分には他
の部分より大径のスクリュー羽根17,22を設けて回
収スクリュー19と供給スクリュー14との間の距離を
短くしたので,第1の形態ほど顕著ではないが,回収ス
クリュー19から供給スクリュー14への現像剤の汲み
上げがスムーズであり,スクリューの駆動トルクや現像
剤のストレスの抑制が図られている。
【0031】[第4〜第6の形態]第4の形態に係る現
像装置4は,図5に示すように,基本的な構成を第1の
形態の現像装置1と共通とするものである。詳細には,
回収スクリュー19の汲み上げ領域12内における最も
下流の位置に,スクリュー羽根22の向きを逆にした逆
巻範囲23が設けられている点で第1の形態と相違する
が,他の部分は第1の形態の現像装置1と共通するもの
である。逆巻範囲23は,回収スクリュー19のうち,
汲み上げ領域12内の図5中ほぼ右半分を占めている。
第5の形態に係る現像装置5は,図6に示すように,基
本的な構成を第2の形態の現像装置2と共通としつつ,
現像装置4のような逆巻範囲23を設けたものである。
第6の形態に係る現像装置6は,図7に示すように,基
本的な構成を第3の形態の現像装置3と共通としつつ,
現像装置4のような逆巻範囲23を設けたものである。
【0032】これらの現像装置4〜6では,対応する現
像装置1〜3と同様の動作により現像剤を循環させつつ
現像ロール24に対する現像剤の供給および回収を行
う。この現像剤の循環において,汲み上げ領域12内に
逆巻範囲23が設けられていることにより,次のような
効果が生じる。すなわち,逆巻範囲23では回収スクリ
ュー19による現像剤の搬送方向が逆向き(図中左向
き)となるので,回収スクリュー19により搬送されて
汲み上げ領域12に達した現像剤は,そのほぼ中央に集
中することとなる。この集中により現像剤の上方への溢
れ出しがより激しくなるので,逆巻範囲23のない現像
装置1〜3と比較して,回収スクリュー19から供給ス
クリュー14への現像剤の汲み上げがさらにスムーズで
あり,スクリューの駆動トルクや現像剤のストレスの抑
制がより良好に図られている。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば,受け渡し領域内の第1スクリューおよび第2ス
クリューの少なくとも一方に大径部を設けてこの領域内
での第1スクリューと第2スクリューとの間の距離を短
くしたので,両スクリュー間での現像剤の受け渡しがス
ムーズに行われ,スクリューの駆動トルクの増大や現像
剤へのストレスが防止された現像装置が提供されてい
る。特に,第1スクリューと第2スクリューとが上下に
配置された縦型構成の場合でも,下方から上方への受け
渡し(汲み上げ)を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る現像装置の構成を説明
する図である。
【図2】図1の現像装置の側視断面図である。
【図3】第2の実施の形態に係る現像装置の構成を説明
する図である。
【図4】第3の実施の形態に係る現像装置の構成を説明
する図である。
【図5】第4の実施の形態に係る現像装置の構成を説明
する図である。
【図6】第5の実施の形態に係る現像装置の構成を説明
する図である。
【図7】第6の実施の形態に係る現像装置の構成を説明
する図である。
【図8】従来の現像装置の構成を説明する図である。
【符号の説明】
12 汲み上げ領域(受け渡し領域) 14 供給スクリュー(第2スクリュー) 17 大径のスクリュー羽根 19 回収スクリュー(第1スクリュー) 22 大径のスクリュー羽根

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を軸方向に搬送する第1スクリュ
    ーおよび第2スクリューを有し,前記第1スクリューか
    ら前記第2スクリューへの現像剤の受け渡しを行う受け
    渡し領域が前記第1スクリューの搬送方向における下流
    に設けられている現像装置において,前記第1スクリュ
    ーと前記第2スクリューとの少なくとも一方の,前記受
    け渡し領域内の少なくとも一部に他の部分よりスクリュ
    ー径が大きい大径部が設けられていることを特徴とする
    現像装置。
  2. 【請求項2】 現像剤を軸方向に搬送する第1スクリュ
    ーおよび第2スクリューを有し,前記第1スクリューか
    ら前記第2スクリューへの現像剤の受け渡しを行う受け
    渡し領域が前記第1スクリューの搬送方向における下流
    に設けられている現像装置において,前記第1スクリュ
    ーの,前記受け渡し領域内の少なくとも一部に他の部分
    よりスクリュー径が大きい第1大径部が設けられ,前記
    第2スクリューの,前記受け渡し領域内の少なくとも一
    部に他の部分よりスクリュー径が大きい第2大径部が設
    けられ,前記第1大径部と前記第2大径部とが軸方向に
    重複していることを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載する現像
    装置において,前記第2スクリューが前記第1スクリュ
    ーの上方に配置されていることを特徴とする現像装置。
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Cited By (8)

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