JPH1124343A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1124343A
JPH1124343A JP9175587A JP17558797A JPH1124343A JP H1124343 A JPH1124343 A JP H1124343A JP 9175587 A JP9175587 A JP 9175587A JP 17558797 A JP17558797 A JP 17558797A JP H1124343 A JPH1124343 A JP H1124343A
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copy paper
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JP9175587A
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Inventor
Taketoshi Nakao
竹寿 中尾
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 並列して搬送される複数枚の複写紙に画像を
形成することが可能な複写機において、排紙トレイに排
出される複写紙のページ揃えを容易にすること。 【解決手段】 並列搬送によるページ揃えモードの場合
は、手前側の給紙カセット64aの複写紙63aを給紙
後、時間差を設けて奥側の給紙カセット64bの複写紙
63bを給紙する。各複写紙63a、63bの先端が複
写紙検出センサSE4a、SE4bにより検出される
と、そのタイミングに合わせて各搬送路において画像形
成される。排紙トレイは、複写紙の搬送方向と直交する
方向に交互に移動し、画像形成されて排出される複写紙
63a、63bの一部が重なった状態で収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の記録シート
を並列給紙して画像形成できる複写機やレーザプリンタ
などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像形成装置、特に複写機に
おいては、短時間でより多くのコピーをおこなうために
コピー速度の高速化が要求されている。このように、コ
ピー速度を高速化するためには、感光体ドラムやその周
辺部の回転速度、光学系の走査速度などコピープロセス
の関係各部を全体的に高速化する必要があるが、これに
伴って複写機が大型化、複雑化しコストの高いものとな
ってきた。
【0003】そこで、例えば、特開平2ー24673号
公報には、2枚の複写紙を並行に搬送して各複写紙に同
時に画像を形成する複写機が開示されている(第1の従
来例)。図10は、この複写機の画像形成部の要部を示
す斜視図である。光学系702による露光走査によって
感光体ドラム701の表面の画像形成位置Sa、Sbに
2つの静電潜像が形成され、この静電潜像を図示しない
現像器によって現像することにより感光体ドラム701
の表面にトナーによる可視像が形成される。
【0004】一方、給紙カセット703には、複写紙7
04a、704bが並列してセットされており、これら
の複写紙が上記感光体ドラム701表面における作像動
作に同期して、搬送ベルト705によって並列して給紙
され、転写チャージャ706の静電力により上記画像形
成位置Sa、Sbのトナー像がそれぞれの複写紙に転写
される。その後、図示しない定着装置によりトナー像が
複写紙に定着されて図外の排紙トレイ上に排出される。
【0005】このように並列転写可能な複写機において
は、1回の作像動作において同時に2枚の複写紙への転
写が可能となるので、コピーの処理速度を倍加できる。
しかしながら、上記第1の従来例の複写機においては、
並列搬送された複写紙に同時に画像が形成されると、そ
のままの状態で排紙トレイの手前側と奥側に排出されて
しまうので、コピー態様によっては当該トレイ上のコピ
ー済み複写紙を所定のページ順に並び替える作業(この
作業を以下、「ページ揃え」という。)が別途必要であ
った。
【0006】例えば、原稿自動搬送装置を使用して複数
の原稿を連続して読取り、その読み取った順に手前側と
奥側の搬送路に振り分けてコピーするような場合を考え
ると、排紙トレイには当該原稿の奇数ページと偶数ペー
ジのコピー済み複写紙が手前側と奥側に分かれて排出さ
れることになり、これらのコピー済み複写紙を原稿と同
じページ順にするためには、1枚ずつ並び替える作業が
必要となる。この作業は、コピー枚数が多ければ多いほ
ど手間がかかり作業効率が悪くなる。これでは、せっか
くコピー処理の迅速化のために並列搬送による複写機を
導入した意味が半減するどころか、かえって作業が煩雑
となり事務の効率化に支障をきたす結果となる。
【0007】このような問題を解消するため、例えば、
特開昭61ー188359号公報に開示されている並列
転写可能な複写機においては、転写位置から排紙トレイ
までの搬送路(以下、「排出経路」という。)において
手前側と奥側の複写紙の搬送速度を異ならせ、またはい
ずれかの排出経路に迂回路を設けることにより双方の複
写紙の排紙トレイへの排出タイミングをずらしている。
排紙トレイは、複写紙の搬送方向と直交する方向に移動
可能なようになっており、排紙トレイを先に複写紙が排
出される搬送路側に移動させ、複写紙を収納するとすぐ
にもう一方の搬送路側へ移動させることにより双方の搬
送路から排出されるコピー済み複写紙の一部がページ順
に重なった状態で収納し、これによりページ揃えを容易
にしている(第2の従来例)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
2の従来例の複写機においては次のような不都合があ
る。すなわち、画像形成された手前側と奥側の複写紙の
一方の搬送速度を排出経路において変更する方法によれ
ば、コピー処理速度が遅い方の搬送速度により制限され
てしまい、コピーの高速処理化のため並列搬送の複写機
を採用した意味がなくなってしまう。
【0009】また、前記の方法では、排紙駆動ローラの
奥側の搬送路のコロ径を手前側の搬送路のコロ径より小
さくし奥側の複写紙の搬送速度を手前側より遅くさせて
手前側と奥側の搬送速度を異ならせているので、排紙駆
動ローラの奥側の搬送速度と排紙駆動ローラより上流に
ある搬送系、例えば定着部の定着ローラの搬送速度が異
なってしまい、複写紙が排出経路内でたわんでしまって
紙詰まりが発生する。
【0010】さらに、並列搬送ではなく大サイズの複写
紙を中央通紙する場合には、手前側と奥側のコロの径差
による搬送速度の違いにより1枚の複写紙で送り量が異
なるためシワなどが生じ、最悪の場合には破れてしまう
という問題がある。一方、排出経路においていずれかの
搬送路に迂回路を設ける方法によれば、いずれかの搬送
路に上方への迂回経路や切替ガイド板などの迂回機構を
複写機の排出経路に新たに設けなければならない。これ
により、搬送系の機構が複雑になってコストアップにつ
ながるだけではなく、その設置スペースを確保するため
に複写機自体が大型化するという問題がある。
【0011】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、複数の記録シートを並列に搬送しそれ
ぞれの記録シートに画像形成が可能な画像形成装置にお
いて、画像形成の処理速度を落とすことなく、簡易な構
成により当該画像形成された記録シートのページ揃えが
容易な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、複数の記録シートを各搬送路に沿って並
列に搬送し、それぞれの記録シートに画像形成を行う画
像形成装置において、記録シートを各搬送路に時間差を
設けて供給する給紙手段と、前記時間差に合わせて各記
録シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形
成手段によって画像形成された各記録シートを収納する
排紙トレイと、次に記録シートを排出する搬送路の位置
方向に、前記排紙トレイを移動させて、各搬送路から排
出される記録シートの少なくとも一部を重ねた状態で収
納させる排紙トレイ移動手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の実施の形態をデジタル複写機を例にして説明する。図
1は、当該デジタル複写機(以下、単に「複写機」とい
う。)の全体の構成を示す図である。
【0014】同図に示すように、当該複写機は、原稿自
動搬送装置10と、画像読取部30と、プリンタ部40
と、給紙部60とから構成される。原稿自動搬送装置1
0は、原稿給紙トレイ11にセットされた複数の原稿
を、給紙ローラ12、捌きローラ13、捌きパッド14
によって1枚ずつ給紙し、搬送ベルト15により画像読
取部30のプラテンガラス35上に搬送し、画像読取部
30によって画像を読み取られた後、再び、搬送ベルト
15により、同図の右方向に搬送し、排紙ローラ16を
経て原稿排紙トレイ17上に排出する公知の装置であ
る。
【0015】画像読取部30は、スキャナモータM2の
駆動により図1の矢印方向に移動するスキャナ31があ
る。このスキャナ31は、原稿を照射する露光ランプ3
2と、当該原稿からの反射光を電気信号に変換する密着
型のCCDイメージセンサ33(以下、単に「CCDセ
ンサ」という。)を備えている。スキャナ31の露光ラ
ンプ32で照射された原稿の画像は、CCDセンサ33
において光電変換されて電気信号となり制御部100に
送られる。当該電気信号は、制御部100においてA/
D変換されてデジタル信号となり、制御部100内の画
像メモリ130(図5参照)に格納され、必要に応じて
読み出されレーザダイオード41の駆動信号に変換され
る。
【0016】プリンタ部40は、感光体ドラム45を中
心にして、その表面を露光する光学系と、露光された画
像を顕像化して複写紙上に再現する画像プロセス系など
からなる。光学系では、上記制御部100から出力され
た駆動信号により光学系のレーザダイオード41の出力
が変調され、出力されたレーザ光は、ポリゴンモータ4
3により定速で回転されるポリゴンミラー42のミラー
面で反射されてfθレンズ44を通過し、所定の折り返
しミラーに反射されて感光体ドラム45の表面を露光走
査し静電潜像を書き込む。
【0017】画像プロセス系では、帯電チャージャ4
6、現像器47、転写チャージャ48、分離チャージャ
49、クリーナ50、イレーサランプ51が感光体ドラ
ム45の周囲に配設され、周知の電子写真の技術により
給紙部60から繰り出された複写紙に対して画像を形成
する。すなわち、感光体ドラム45は、クリーナ50、
イレーサランプ51により感光体表面の残留トナーと残
留電荷を除去された後、帯電チャージャ46により一様
に帯電され、前記光学系による露光走査で静電潜像が形
成される。感光体ドラム45上の静電潜像は、現像器4
7により現像され、トナー像が形成された後、形成され
たトナー像が感光体ドラム45下方の転写チャージャ4
8により給紙部60から繰り出された複写紙に転写され
る。なお、図中のM1は、画像プロセス系の感光体ドラ
ム45や搬送ベルト52などを回転駆動させるメインモ
ータである。
【0018】給紙部60は、本複写機においては、A4
サイズの複写紙をそれぞれセットする給紙カセット64
a、64bとA3サイズの複写紙を収納する給紙カセッ
ト65、ピックアップローラ61a、61b、67など
から構成される。給紙カセット64a、64bは手前側
と奥側の搬送路に対応して並設されている。ピックアッ
プローラ61a、61bは、それぞれに給紙クラッチ6
2a、62bが設けられており、駆動源の給紙モータ
(図示せず)からの動力をピックアップローラ61a、
61bに個別に伝達することが可能である。給紙カセッ
ト64a、64bにセットされた複写紙63a、63b
は、ピックアップローラ61a、61bにより並行して
給紙され、タイミングローラ57を経て、感光体ドラム
45下方の転写位置に搬送される。
【0019】一方、給紙カセット65にセットされた複
写紙66は、ピックアップローラ67により繰り出され
て搬送され、上記と同様に転写位置に搬送される。前記
画像プロセス系によって、トナー画像の形成された複写
紙は、搬送ベルト52により定着装置53まで搬送さ
れ、内部にヒータを備えた定着ローラ54で加熱圧着さ
れることによりトナーが定着される。定着後の複写紙
は、排紙ローラ55によって排出され排紙トレイ56に
排出される。
【0020】排紙トレイ56は、複写紙の排出方向と直
交する方向に移動可能に構成されており、コピーモード
に応じてその動作が行われる。並列搬送された複写紙に
それぞれ画像形成を行うコピーモード(このコピーモー
ドを以下、「並列搬送モード」という。)では、前記給
紙カセット64a、64bが使用される。並列搬送モー
ドで同一画像を複数枚コピーする場合には、給紙カセッ
ト64a、64bから複写紙63a、63bを同時に給
紙させて手前側と奥側の搬送路に並列して搬送し、それ
ぞれの複写紙63a、63bに同一画像を形成後、排紙
トレイ56に順次収納する。このように、同一画像を複
数枚コピーする場合であれば、排紙トレイ56上の2つ
のコピー済み複写紙束をそのまま重ねて1つにすること
で不都合はなく問題にならない。
【0021】図2は、上記プリンタ部40における感光
体ドラム45と、その周辺の要部の構成を示す斜視図で
あって、並列搬送モードで原稿と同じページ順にコピー
して、かつそのコピー済み複写紙を排紙トレイ56上に
おいてページ揃えさせるモード(このモードを以下、
「ページ揃えモード」という。)の場合の複写紙の給紙
および画像形成の様子を示している。説明の便宜上、折
り返しミラーやクリーナ50などは省略されている。
【0022】当該ページ揃えモードの場合には、手前側
の複写紙63aの給紙後、時間差を設けて奥側の複写紙
63bを給紙させる。すなわち、奥側のピックアップロ
ーラ61bを手前側のピックアップローラ61aから一
定時間遅延させて回転駆動し、奥側の複写紙63bを手
前側の複写紙63aより遅れて給紙させる。手前側と奥
側の搬送路には、反射式の光電サンサSE4a、SE4
bが転写チャージャ48の上流側に設けられており、そ
れぞれ複写紙63a、63bを検出する。複写紙検出セ
ンサSE4a、SE4bは、前記時間差を有して搬送さ
れてくる複写紙63a、63bの先端をそれぞれ検出す
ると後述の制御部100のCPU110に検出信号を送
る。CPU110は、受信した各検出信号に従って感光
体ドラム45への画像形成開始のタイミングを手前側と
奥側の搬送路について決定する。感光体ドラム45上に
は、前記画像形成開始タイミングに応じて静電潜像の形
成が開始され、それぞれ現像されてトナー像が形成され
た後、手前側の複写紙63aと奥側の複写紙63bにそ
れぞれ転写される。複写紙63aと63bはそれぞれ排
出経路から前記時間差を有して順次排出され、図外の排
紙トレイ56に収納される。
【0023】排紙トレイ56は、当該ページ揃えモード
では、手前側と奥側に交互に移動し、手前側と奥側の搬
送路から時間差を有して排出される複写紙63a、63
bの一部分を重ね合わせて収納する。図3(a)、
(b)は、排紙トレイ56の移動機構を示す平面図と正
面図であって、説明の便宜上その構成のみが示されてい
る。
【0024】同図に示すように排紙トレイ56の下方に
は、モータM3とモータM3によって回転駆動される円
形のシフトカム561が配設されている。シフトカム5
61の上面には、中心からずれた位置に突起物563が
固着されており、その突起物563は排紙トレイの底面
に設けられたスライド溝564に係合している。排紙ト
レイ56はガイドレール562によって手前側と奥側に
スライドして摺動可能に保持されている。このような構
成において、モータM3に通電されるとシフトカム56
1が回転し、クランク作用により排紙トレイ56は手前
側と奥側に交互に移動する。
【0025】なお、排紙トレイ56の位置を認識するた
め、排紙トレイ56の移動によってON、OFFされる
反射式の光電センサSE5、SE6が手前側と奥側にそ
れぞれ設けられており、最も手前側もしくは奥側に移動
したときの排紙トレイ56を検出する。排紙トレイ56
が奥側に移動して排紙トレイ検出センサSE6をONす
るとその信号が後述の制御部100のCPU110に入
力され、CPU110はモータM3を停止させる。同様
に、排紙トレイ56が手前側に移動して排紙トレイ検出
センサSE5をONすると、CPU110はモータM3
を停止させる。
【0026】このように、手前側と奥側の搬送路から時
間差を有して排出される複写紙の排出タイミングに合わ
せて排紙トレイ56を手前側と奥側に移動させて停止さ
せる。図4(a)、(b)は、手前側と奥側の搬送路か
ら排出された複写紙が排紙トレイ56上に収納される状
態を示し、排紙トレイ56を上から見たものである。な
お、同図においては、複写機本体の輪郭を破線で示して
いる。
【0027】図4(a)は、排紙トレイ56は手前側で
停止しており、手前側の搬送路から排出された複写紙6
3aが収納され、奥側の搬送路から複写紙63bが遅れ
て排出されるところを示している。一方、図4(b)
は、排紙トレイ56を奥側へ移動させ、奥側の搬送路か
ら排出される複写紙63bが、すでに収納済みの複写紙
63aの上に、その一部が重なって収納されるところを
示している。
【0028】このように、手前側と奥側の搬送路から時
間差を有して排出される複写紙63a、63bの排出タ
イミングにあわせて排紙トレイ56を移動させることに
よってコピー済み複写紙の一部を重ねて収納するので、
操作者がこれらの端を揃えることにより容易にページ揃
えが行える。ここで、例えば、排紙トレイ56を手前側
から奥側に移動させる場合は、奥側の搬送路から排出さ
れる複写紙63bの先端がすでに収納済みの複写紙63
aの上面より上に位置している時点で排紙トレイ56を
移動させる必要がある。
【0029】奥側の複写紙63bの排出が進んで、複写
紙63bの先端がすでに収納済みの複写紙63aの上面
の位置まで自重で下がった時点で排紙トレイ56を奥側
へ移動させると、複写紙63bの先端とすでに収納済み
の複写紙63aが接触し複写紙63bの先端が折れた
り、複写紙63aの位置がずれて、複写紙63a、63
bの一部を確実に重ねて収納することができないからで
ある。
【0030】排紙トレイ56を手前側から奥側へ移動さ
せるタイミングは、手前側の搬送路の複写紙63aがジ
ャム検出センサSE3aを通過してから排紙トレイ56
に収納されるまでの所定時間に基づいて決定される。排
紙トレイ56を奥側から手前側へ移動させるタイミング
も、同様である。なお、図1におけるSE1a、SE1
b、SE2a、SE2b、SE3a、SE3bは、ジャ
ム検出センサであって、それぞれ各搬送路に搬送された
複写紙の通過を検出する。さらに、画像読取部30の前
面の操作しやすい位置(図1の破線)には、操作者が各
種のコピーモードを設定するための操作パネル34が設
けられており、この操作パネル34には、コピー枚数や
コピー倍率などを入力するためのテンキーや、コピー動
作を開始させるスタートキー、設定されたコピーモード
を表示するための表示部などが備えられている。
【0031】次に、上記複写機の内部に設置される制御
部100の構成を図5により説明する。同図に示すよう
に、制御部100は、CPU110を中心に、画像処理
部120と、画像メモリ130と、レーザダイオード駆
動部140と、CPU110の制御に必要なプログラム
を格納するROM112と、プログラム実行時のワーク
エリアとなるRAM111等からなる。
【0032】画像処理部120は、画像読取部30によ
って読み取られた原稿の画像データをA/Dコンバー
タ、シェーディング補正部、MTF補正部や、γ補正部
などの処理を加えた後に、画像メモリ130に転送す
る。CPU110は、前記原稿の画像データをページ毎
に画像メモリ130に格納させると共に、その格納位置
(アドレス)を当該ページ数に関連付けて管理テーブル
を作成しRAM111内に格納する。画像メモリ130
は、CPU110からアドレスを指示されて読み出しの
指示を受けると、当該アドレスに格納されている画像デ
ータをレーザダイオード駆動部140に送る。
【0033】レーザダイオード駆動部140は、画像メ
モリ130から前記送られた画像データについて、RO
M112の制御プログラムに基づいてレーザダイオード
41を駆動制御し印字を実行する。また、CPU110
には、ジャム検出センサSE1a(1b)〜SE3a
(3b)と、複写紙検出センサSE4a、SE4bと、
排紙トレイ検出センサSE5、SE6とが接続されてい
る。
【0034】CPU110は、前記ジャム検出センサS
E1a(1b)〜SE3a(3b)からの複写紙の検出
信号を所定時間たっても受信しなければ各部において紙
詰まりと判断する。ページ揃えモードを実行する場合に
は、給紙クラッチ62a、62bを時間差を設けてオン
させて奥側の複写紙63bを手前側の複写紙63aより
遅れて搬送路へ給紙させ、また前記排紙トレイ検出セン
サSE5、SE6からのON、OFF信号を受信する
と、ROM112の制御プログラムに基づいてモータM
3を回転駆動させ、排紙トレイ56を手前側と奥側に移
動して各搬送路から排出されるコピー済み複写紙のペー
ジ揃えを実行する。
【0035】さらに、CPU110は、操作パネル34
からの各種のキー入力を受付け、設定されたコピーモー
ドに応じて原稿自動搬送装置10、画像読取部30、プ
リンタ部40、給紙部60の各部にそれぞれの動作タイ
ミングを指示して全体を統一的に制御し、円滑なコピー
動作を実現する。次に、ページ揃えモードを実行する場
合の制御動作を図6〜図9の各フローチャートに基づき
説明する。
【0036】図6は、上記制御部100におけるページ
揃えモードを実行する際のコピー制御動作のメインルー
チンを示すフローチャートである。操作者により操作パ
ネル34にてページ揃えモードが設定され、スタートキ
ーが押されると、CPU110はRAM111内の変数
P、Cの値を「1」に、コピー枚数フラグKを「0」に
設定する(ステップS1〜S3)。その際、排紙トレイ
56の位置を確認し、排紙トレイ56が奥側に位置して
いるときは、モータM3を排紙トレイ検出センサSE5
がONするまで回転駆動させて手前側に移動させる。
【0037】ここで変数Pは、ステップS5の給紙処理
において、給紙カセット64a、64bから順次給紙さ
れる複写紙のページ数のことであり、どちらからか複写
紙が給紙される毎に「1」だけインクリメントされる。
変数Cは、ステップS6の画像形成処理において、画像
形成が行われるときの原稿のページ数のことであり、1
ページ分の画像形成が行われる毎に「1」だけインクリ
メントされる。
【0038】また、コピー枚数フラグKは、ステップS
5の給紙処理において次にコピーする原稿が画像メモリ
130内に存在しないときに、全原稿のコピーが終了し
たことを確定するフラグである。次に、CPU110
は、ページごとに読み込まれた原稿の画像データをその
読み込み順にアドレスを指定して画像メモリ130に格
納させ(ステップS4)、給紙カセット64a、64b
にセットされた複写紙63a、63bを手前側と奥側の
搬送路に時間差を設けて給紙する(ステップS5)。
【0039】図7は、上記ステップS5における給紙処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。まず、
CPU110は、給紙する複写紙が1ページ目であるか
否かを判断する。コピースタート時は、ステップS3に
おいてPの値を「1」に設定しているので1ページ目と
判定され、手前側の給紙クラッチ62aをONし、ピッ
クアップローラ61aを回転駆動させ、給紙カセット6
4aの複写紙63aを手前側の搬送路に給紙させる(ス
テップS501で「Y」、S505)。
【0040】CPU110は、手前側の搬送路に給紙を
開始した時点で、変数Pの値に「1」をインクリメント
して「2」とする(ステップS506)。そこでCPU
110は、次のPページの原稿があるか否かを判断する
(ステップS507)。すなわち、Pの値と同じページ
数の原稿の画像データが画像メモリ130内に格納され
ているか否かをRAM111内の前記管理テーブルに基
づいて判断する。前記同じページ数の原稿の画像データ
が画像メモリ130内に格納されていると判定した場合
には、その原稿を奥側の搬送路にてコピーするためにC
PU110の内部タイマーT1のカウントをスタートさ
せ、リターンする(ステップS508)。ここで内部タ
イマーT1は、前記判定時にのみカウントをスタートす
るCPU110内部のタイマーである。
【0041】一方、同ページの原稿が格納されていない
と判定した場合には(ステップS507で「N」)、次
にコピーする原稿が画像メモリ130内に存在しないた
め、全原稿のコピーが終了したと判断して、コピー枚数
フラグKを「1」に設定し(ステップS515)、リタ
ーンする。前記ステップS508においてタイマーT1
のカウントがスタートしてリターンした後、ルーチンが
循環して再びステップS501に至り、CPU110は
Pの値が「1」であるか否かを判断し、「1」でないと
きには(ステップS501で「N」)、ステップS50
2に移りPの値が奇数であるか否かを判断する。
【0042】前記ステップS506においてPの値を
「2」と設定したので、ここでは奇数ではないと判定し
(ステップS502で「N」)、ステップS509に移
る。CPU110は、前記ステップS508においてス
タートさせたタイマーT1のカウンタ値を常時監視して
おり、その値が所定値t1に達したか否かを判断する
(ステップS509)。
【0043】前記所定値t1に達した場合は、そのタイ
マーT1のカウント値をリセットし(ステップS51
0)、2ページ目として奥側の給紙クラッチ62bをO
Nし、ピックアップローラ61bを回転駆動させ、給紙
カセット64bの複写紙63bを奥側の搬送路に給紙さ
せる(ステップS511)。前記所定値t1に達してい
ない場合は、リターンする。
【0044】これにより、1ページ目の給紙開始後、所
定時間経過後に2ページ目の給紙が開始されることにな
り、手前側と奥側の複写紙は、時間差を有して搬送され
る。ここで、所定値t1は、タイマーT1がスタートし
て奥側の搬送路に複写紙が給紙されるまでの時間であっ
て、排紙トレイ56を手前側から奥側に移動させる際
に、奥側の搬送路から排出される複写紙63bの先端が
すでに排紙トレイ56に収納済みの手前側の複写紙63
aに接触しないように複写機の搬送速度、排紙トレイの
移動に要する時間等を考慮して決定される。
【0045】次に、CPU110は、奥側の搬送路に給
紙を開始した時点で、変数Pの値に「1」をインクリメ
ントして「3」に設定する(ステップS512)。CP
U110は、前記ステップS512において設定したP
の値と同じページ数の原稿の画像データが画像メモリ1
30内に格納されているか否かをRAM111の前記管
理テーブルに基づいて判断する(ステップS513)。
CPU110は、前記同ページ数の原稿の画像データが
画像メモリ130内に格納されていると判定した場合に
は、その原稿を手前側の搬送路にてコピーするためにC
PU110の内部タイマーT2のカウントをスタートさ
せる(ステップS514)。
【0046】ここで内部タイマーT2は、前記判定時に
のみカウントをスタートするCPU110内部のタイマ
ーである。一方、同ページの原稿が格納されていないと
判定した場合には、次にコピーする原稿が画像メモリ1
30内に存在しないため、全原稿のコピーが終了したと
判断して、コピー枚数フラグKを「1」に設定し(ステ
ップS515)、リターンする。
【0047】前記ステップS514においてタイマーT
2のカウントがスタートしてリターンした後、ルーチン
が循環して再びステップS501に至り、CPU110
はPの値が「1」であるか否かを判断し、「1」でない
ときには(ステップS501で「N」)、Pの値が奇数
であるか否かを判断する(ステップS502)。前記ス
テップS512においてPの値を「3」と設定したの
で、ここでは奇数であると判定され(ステップS502
で「Y」)、ステップS503に移る。
【0048】CPU110は、前記ステップS514に
おいてスタートさせたタイマーT2のカウント値を常時
監視しており、その値が所定値t2に達したか否かを判
断する(ステップS503)。前記所定値t2に達した
場合は、そのタイマーT2のカウント値をリセットし
(ステップS504)、3ページ目として手前側の給紙
クラッチ62aをONし、ピックアップローラ61aを
回転駆動させ、給紙カセット64aの複写紙63aを手
前側の搬送路に給紙させる(ステップS505)。前記
所定値t2に達していない場合は、リターンする。
【0049】ここで、所定値t2は、タイマーT2がス
タートして手前側の搬送路に複写紙が給紙されるまでの
時間であって、排紙トレイ56を奥側から手前側に移動
させる際に、手前側の搬送路から排出される複写紙63
aの先端がすでに排紙トレイ56に収納済みの奥側の複
写紙63bに接触しないように前記所定値t1と同様
に、複写機の搬送速度、排紙トレイの移動に要する時間
等を考慮して決定される。
【0050】次に、CPU110は、手前側の搬送路に
給紙を開始した時点で、変数Pの値に「1」をインクリ
メントして「4」に設定する(ステップS506)。以
上、給紙処理について説明してきたが、Pの値が「4」
以上であっても、ステップS507、またはS513に
おいて次にコピーする原稿が画像メモリ130内に存在
しないと判定されて、すべての原稿のコピーが終了する
まで、上述と同様の動作が繰り返し行われる。
【0051】図6に戻って、CPU110は、ステップ
S6において、画像メモリ130に格納された原稿の画
像データをそのアドレスを指定して読み出させ、レーザ
ダイオード駆動部140に送り、感光体ドラム45上の
手前側と奥側の画像形成位置Sa、Sb(図2参照)に
割当て、画像プロセス系にて前記複写紙63a、63b
にそれぞれ画像形成を行う。
【0052】図8は、上記ステップS6における画像形
成処理のサブルーチンを示すフローチャートである。C
PU110は、前記給紙処理において各搬送路に給紙さ
れた複写紙の先端が複写紙検出センサSE4a、SE4
bをそれぞれ通過することによりセンサ出力がオフから
オンに立ち上がるエッジ(以下、「オンエッジ」とい
う。)を検出すると、その検出タイミングから画像形成
開始のタイミングを決定する。
【0053】まず手前側の搬送路に給紙された複写紙6
3aの先端が複写紙検出センサSE4aを通過し、その
センサ出力のオンエッジを検出すると(ステップS60
1)、変数Cと同じページ数の画像データを格納してい
る画像メモリ130上のアドレスをRAM111の前記
管理テーブルから読み出して画像メモリ130に指示
し、そのページの画像データを読み出してレーザダイオ
ード駆動部140に転送させる(ステップS602)。
【0054】レーザダイオード駆動部140は、当該画
像データに基づきレーザダイオード41を駆動させて感
光体ドラム45上にそのページの画像の書き込みを開始
する。前記Cページの画像形成が開始されると、CPU
110は、変数Cの値に「1」をインクリメントして
(ステップS603)、リターンする。
【0055】例えば、変数Cの現在値が「1」であれ
ば、Cは「2」に設定し直される。次に、CPU110
は、手前側の複写紙63aから遅れて給紙された奥側の
搬送路の複写紙63bの先端が、複写紙検出センサSE
4bを通過して、そのセンサ出力のオンエッジを検出す
ると(ステップS601で「N」、S604で
「Y」)、変数Cと同じページ数の画像データを格納し
ている画像メモリ130上のアドレスをRAM111の
前記管理テーブルから読み出して画像メモリ130に指
示し、そのページの画像データを読み出してレーザダイ
オード駆動部140に転送させる(ステップS60
2)。
【0056】レーザダイオード駆動部140は、前記同
様にレーザダイオード41を駆動させて感光体ドラム4
5上にそのページの画像の書き込みを開始する。感光体
ドラム45上には、手前側の画像形成開始位置から、複
写紙検出センサSE4aとSE4bのオンエッジ検出の
時間差だけ副走査方向に遅れて、奥側の画像形成が開始
される。
【0057】前記Cページの画像形成が開始されると、
CPU110は、変数Cの値に「1」をインクリメント
して(ステップS603)、リターンする。複写紙検出
センサSE4a、SE4bのセンサ出力のオンエッジが
検出されない場合は、そのままリターンする(ステップ
S601で「N」、S604で「N」)。
【0058】図6に戻って、ステップS6において、画
像形成された複写紙63a、63bは、排出経路から排
紙トレイ56へ排出される。ステップS7では、排紙ト
レイ56を手前側と奥側に移動させながら、排出された
複写紙63a、63bの一部を重ねて収納する。図9
は、上記ステップS7における排紙トレイ移動処理のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【0059】CPU110は、前記画像形成処理にて画
像形成された複写紙63a、63bが排紙トレイ56に
排出されるタイミングを各複写紙63a、63bがジャ
ム検出センサSE3a、SE3bをそれぞれ通過するこ
とによりセンサ出力がオンからオフに立ち下がるエッジ
(以下、「オフエッジ」という。)の、その検出信号に
基づいて決定しこれにより排紙トレイ56の移動処理を
行う。
【0060】まず、CPU110は、手前側の搬送路の
複写紙63aが排紙トレイ56上に完全に収納されたか
否かを判断する(ステップS701)。この判断は、例
えば、前記センサ出力のオフエッジを検出してから所定
時間t3を経過したことにより行う。前記所定時間t3
は、前記センサの取り付け位置から複写紙63a、63
bが排出される排出口までの距離と複写機の搬送速度、
および複写紙が排出されてから排紙トレイ56に収納さ
れるまでの時間などを考慮して決定される。
【0061】CPU110は、ステップS701におい
て手前側の搬送路の複写紙63aが排紙トレイ56上に
完全に収納されたと判定すると、続いて奥側の搬送路か
ら排出される複写紙63bが存在するか否かを判断する
(ステップS702)。他の搬送路から続いて排出され
る複写紙が存在するか否かは、他方のジャム検出センサ
SE3a(SE3b)のセンサ出力がオフからオンに立
ち上がるエッジを検出することにより、容易に判断する
ことができる。
【0062】手前側の搬送路の複写紙63aから遅れて
排出される奥側の複写紙63bが存在する場合には(ス
テップS702で「Y」)、排紙トレイ56を奥側へ移
動させる(ステップS703)。一方、前記奥側の搬送
路から排出される複写紙63bが存在しない場合は、排
紙トレイ56を奥側に移動させる必要はなくリターンす
る(ステップS702で「N」)。
【0063】CPU110は、前記ステップS703に
おいて、排紙トレイ56を奥側に移動させてリターン
し、ルーチンが循環してステップS701に至り、奥側
の搬送路の複写紙63bが排紙トレイ56上に完全に収
納されたか否かを判断する(ステップS701で
「N」、S704で「Y」)。複写紙63bが排紙トレ
イ56上に完全に収納されたことを判断すると、続いて
手前側の搬送路から排出される複写紙が存在するか否か
を判断し、存在する場合は(ステップS705で
「Y」)、排紙トレイ56を手前側へ移動させる(ステ
ップS706)。
【0064】前記手前側の搬送路から排出される複写紙
が存在しない場合は、排紙トレイ56を手前側に移動さ
せる必要はなくリターンする(ステップS705で
「N」)。一方、手前側と奥側の搬送路から排出される
複写紙が、排紙トレイ56上に完全に収納されていな
い、すなわち前記所定時間が経過していない場合は、リ
ターンする(ステップS701で「N」、S704で
「N」)。
【0065】図6に戻って、ステップS8において、C
PU110は、コピー枚数フラグKが「1」になってい
るか否かを判断し、前記フラグが「0」である場合は、
ステップS4〜S7における処理がまだ残っているの
で、ステップS4に戻る。 一方、前記フラグが「1」
である場合は、ステップS4〜S7の処理は全て終了し
たことになるので、コピー動作を全て終了する。
【0066】これによって、当該コピー揃えモードで
は、手前側と奥側の複写紙63a、63bは時間差を設
けて給紙され、それぞれ画像形成された後、排紙トレイ
56上に時間差を有して排出される。その際、排出され
る複写紙のタイミングに合わせて排紙トレイ56を手前
側と奥側に移動することによって、排出された複写紙の
一部が重なって収納されるので、操作者は排紙トレイ5
6上のコピー済み複写紙束の端を揃えることにより、ペ
ージ揃えを容易に行うことができる。
【0067】以上、本発明に係る複写機を実施の形態に
基づいて説明してきたが、本発明の内容が、上述の実施
の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変
形例が考えられる。 (1)本実施の形態においては、2枚の複写紙を同時に
並列搬送する複写機について説明したが、3枚以上の複
写紙を並列搬送してそれぞれの複写紙に画像形成が可能
な複写機についても適用可能である。
【0068】3つ以上の搬送路に対応させて給紙カセッ
トを並設し、それぞれにピックアップローラと給紙クラ
ッチを設ける。この場合にページ揃えモードを実行する
際には、各給紙カセットにセットされた複写紙を時間差
を設けて給紙し、それぞれの複写紙に画像形成が行われ
た後、排出経路に送り、各搬送路から排出トレイに排出
される。このとき、排紙トレイを次に複写紙が排出され
る搬送路方向に順次移動させて収納させる。
【0069】(2)上記実施の形態においては、排紙ト
レイ56の移動機構として、モータM3とシフトカム5
61を利用したが、このような方法に限られず、例え
ば、タイミングベルトを利用してもよい。この場合は、
排紙トレイ56下方の取り付け台に2つのプーリを設
け、各プーリにタイミングベルトを掛け、一方のプーリ
にはモータ軸を直結させる。タイミングベルトの一部を
排紙トレイ56と係合させておき、モータに通電させる
と、モータの回転に伴ってタイミングベルトが回転し、
排紙トレイ56も移動する。モータへの通電方向を変え
ることにより正、逆転が可能であるので、排紙トレイ5
6を前後に移動させることができる。
【0070】(3)上記実施の形態においては、ページ
揃えモードの場合に、手前側の複写紙63aの給紙後、
時間差を設けて奥側の複写紙63bを給紙させている
が、この方法に限られず、例えば、手前側と奥側の給紙
カセット64a、64bから複写紙63a、63bを同
時に給紙し、タイミングローラ57でいったん停止さ
せ、手前側と奥側の複写紙63a、63bを一定時間ず
らして再度搬送を開始させてもよい。この場合は、タイ
ミングローラ57を手前側と奥側の搬送路で搬送が可能
なように分割して構成し、それぞれにタイミングクラッ
チを設けることで手前側と奥側の複写紙63a、63b
を時間をずらしてそれぞれ搬送することができる。
【0071】(4)上記実施の形態においては、手前側
と奥側の搬送路から排紙トレイ56に排出されたコピー
済み複写紙の一部を重ねて収納しているが、排紙トレイ
の移動距離を大きくすることにより完全に重ねて収納す
るようにしてもよい。この方が、収納された複写紙束の
端を揃える必要がなくなり、操作性が向上する。 (5)上記実施の形態においては、複写紙を給紙する場
合について述べたが、その他、例えば、OHP用のフィ
ルムシートなど複写機によって転写できる記録シートで
あればよい。
【0072】また、本発明は、上述のデジタル複写機に
おける画像形成のみならず、その他レーザプリンタなど
の画像形成装置においても適用可能である。
【0073】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明は、複数
の記録シートを搬送路に沿って並列に搬送しそれぞれの
記録シートに画像形成を行う画像形成装置において、各
搬送路に時間差を設けて記録シートを供給する給紙手段
と、前記時間差に合わせて各記録シートに画像を形成す
る画像形成手段と、前記時間差を有して排出される記録
シートの排出順に各搬送路へ排紙トレイを順次移動させ
て収納する排紙トレイ移動手段とを備えているので、ペ
ージ揃えモードの場合に、画像形成の処理速度を落とす
ことなく、各搬送路からページ順に排出される記録シー
トを排紙トレイ上に少なくとも一部を重ねてページ順に
収納することが可能になる。操作者は排紙トレイ上のコ
ピー済み複写紙束の端を揃えることにより、ページ揃え
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写機の実施の形態における全体
の構成を示す図である。
【図2】上記複写機の画像形成部の概略図である。
【図3】上記複写機の排紙トレイの構成を示す平面図と
正面図である。
【図4】上記排紙トレイを移動させて複写紙を収納して
いく様子を示す図である。
【図5】上記複写機における制御部のブロック図であ
る。
【図6】上記制御部の制御動作のメインルーチンを示す
フローチャートである。
【図7】上記メインルーチンの給紙処理のサブルーチン
を示すフローチャートである。
【図8】上記メインルーチンの画像形成処理のサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図9】上記メインルーチンの排紙トレイ移動処理のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【図10】従来の並列転写可能な複写機の要部の構成を
示す斜視図である。
【符号の説明】
10 原稿自動搬送装置 30 画像読取部 40 プリンタ部 56 排紙トレイ 57 タイミングローラ 60 給紙部 61a、61b ピックアップローラ 62a、62b 給紙クラッチ 63a、63b 複写紙 100 制御部 561 シフトカム M3 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 21/00 370 G03G 21/00 370

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録シートを各搬送路に沿って並
    列に搬送し、それぞれの記録シートに画像形成を行う画
    像形成装置において、 記録シートを各搬送路に時間差を設けて供給する給紙手
    段と、 前記時間差に合わせて各記録シートに画像を形成する画
    像形成手段と、 前記画像形成手段によって画像形成された各記録シート
    を収納する排紙トレイと、 次に記録シートを排出する搬送路の位置方向に、前記排
    紙トレイを移動させて、各搬送路から排出される記録シ
    ートの少なくとも一部を重ねた状態で収納させる排紙ト
    レイ移動手段とを備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
JP9175587A 1997-07-01 1997-07-01 画像形成装置 Pending JPH1124343A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011167952A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Dainippon Printing Co Ltd 画像出力装置、及び、画像出力方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011167952A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Dainippon Printing Co Ltd 画像出力装置、及び、画像出力方法

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