JPH11238147A - 自動券売機 - Google Patents

自動券売機

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JPH11238147A
JPH11238147A JP10039380A JP3938098A JPH11238147A JP H11238147 A JPH11238147 A JP H11238147A JP 10039380 A JP10039380 A JP 10039380A JP 3938098 A JP3938098 A JP 3938098A JP H11238147 A JPH11238147 A JP H11238147A
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JP
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card
data
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JP10039380A
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Inventor
Hirokazu Kawai
宏和 河合
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ更新時の利便性を向上させることがで
き、さらにデータ更新時の誤処理を防止することができ
る自動券売機を得ること。 【解決手段】 本発明は、非接触ICカード16を収容
してなる財布17が載置される載置台1aと、ケース9
と、該ケース9に取り付けられた透明カバー10と、電
波を介して非接触ICカード16に対するデータの読み
取り、書き込みを行うリーダ/ライタとを有しており、
リーダ/ライタは、データ更新時に非接触ICカード1
6から送信される送信信号がしきい値以上となった状態
でデータ更新処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触ICカード
のカード受部を備えた自動券売機に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、駅の改札口等においては、利用者
の利便性、リサイクル性を考慮した非接触ICカードが
用いられている。この非接触ICカードは、従来の磁気
カードからなる定期券、回数券、プリペイドカードに代
えて用いられるものであり、有効期限、残額等のデータ
を電波を介して送受信することにより、利用者が単に改
札機を通過するのみで事が足りるカードである。
【0003】具体的には、上記非接触ICカードは、デ
ータを記憶するメモリと、アンテナを介して改札機との
間で電波を介して通信を行う通信制御部とから概略構成
されている。すなわち、非接触ICカードは、外部装置
により発生される振動エネルギ(例えば、電磁波による
誘導磁界)の場に置かれると、アンテナにより上記振動
エネルギを吸収して、振動エネルギに含まれるデータを
取り出して信号処理し、データの更新、追加処理を行う
ものである。
【0004】また、上述した非接触ICカードの購入時
には、該非接触ICカードの発券、残額データの更新
(残額の積み増し)を電波を介して行う自動券売機が用
いられる。この種の自動券売機は、例えば、残額データ
を更新すべき非接触ICカードが載置される非接触IC
カード用受部、電波を介して非接触ICカードのメモリ
に書き込まれているデータを読みとる一方、メモリに更
新データを書き込むリーダ/ライタと、装置各部を制御
する制御部とから概略構成されている。
【0005】上記構成において、利用者は、財布から非
接触ICカードを取り出した後、非接触ICカード用受
部に載置するか、または手に非接触ICカードを持った
まま非接触ICカード用受部にかざす。ここで、非接触
ICカードを財布から取り出す理由は、後述するデータ
更新時に財布に入っている硬貨等により電波の通信状態
が不安定となることを防止するためある。次に、利用者
は、残額更新すべき金額分の紙幣を紙幣挿入口に挿入し
た後、所望の購入ボタンを押す。これにより、自動券売
機のリーダライタは、電波を介して非接触ICカードの
メモリに記憶されているデータを更新する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動券売機においては、データ更新時に非接触ICカー
ドを財布からいちいち取り出さなければならないため、
利便性に欠けるという欠点があった。また、従来の自動
券売機においては、データ更新中に非接触ICカードが
非接触ICカード用受部から引き去られたり、不正目的
で利用者が非接触ICカードを故意に引き去ったり、さ
らに当該非接触ICカードのデータ更新中に別の非接触
ICカードが非接触ICカード用受部に載置されたりす
ると、誤処理が行われるという問題があった。本発明は
このような背景の下になされたもので、データ更新時の
利便性を向上させることができ、さらにデータ更新時の
誤処理を防止することができる自動券売機を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、データ更新時に、データが記憶されたメモリを有す
る前記非接触ICカードが載置されるカード受部と、電
波を介して前記メモリのデータに対する読み取り/書き
込みを行い、前記データの更新時に前記非接触ICカー
ドからの受信信号のレベルが所定値となるように、前記
非接触ICカードに対して送信する送信信号のレベルを
調整するリーダ/ライタとを具備することを特徴とす
る。また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の
自動券売機において、前記カード受部は、前記非接触I
Cカードが載置される載置台と、前記載置台を塞ぐよう
に設けられ、かつ開口部を有する略箱形状のケースと、
前記ケースの開口部近傍に設けられたカバーとから構成
されていることを具備することを特徴とする。また、請
求項3に記載の発明は、請求項2に記載の自動券売機に
おいて、前記データの更新前に前記カバーを全開状態と
する一方、前記データの更新時に前記カバーを全閉状態
とする開閉制御手段を具備することを特徴とする。ま
た、請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載
の自動券売機において、前記カバーは、透明材料から構
成されていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1(a)は本発明の一実施
形態による自動券売機の外観構成を示す正面図であり、
図1(b)は、同一実施形態による自動券売機の外観構
成を示す側面図である。図1(a)において、1は略箱
形状の本体である。2は、本体1の正面上部に設けられ
た案内表示部であり、液晶ディスプレイまたはドットマ
トリクス状に配列された複数の発光ダイオードから構成
されている。この案内表示部2は、利用者に対して後述
する非接触ICカードの発券等に関する案内情報を表示
する。
【0009】3は、案内表示部2の下方に設けられた接
客部であり、複数の金額に応じて各々設けられた複数の
購入ボタン、取り消しボタン等から構成されている。4
は、接客部3の下方に設けられた紙幣投入口であり、紙
幣を投入するための口である。5は、紙幣投入口4の右
方に設けられた硬貨投入口であり、硬貨を投入するため
の口である。6は、紙等に乗車データが印刷されてなる
乗車券または新規購入された非接触ICカードを放出す
る放出口である。7は、残額データの更新時に非接触I
Cカードが載置されるカード受部であり、図1(b)に
示すようにケースとカバーとからなる台形状とされてい
る。8は、カード受部7に載置された非接触ICカード
に対して、電波を介してデータの読み出しおよび書き込
みを行うリーダ/ライタである。
【0010】図2は、上述したカード受部7およびリー
ダ/ライタ8の外観構成を示す斜視図である。この図に
示すカード受部7は、載置台1a、ケース9および透明
カバー10から構成されている。上記載置台1aは、本
体1(図1(a)参照)の正面中央部に形成されてお
り、この載置台1aには、データ更新時に図3(a)に
示す財布17に収容された非接触ICカード16が載置
される。ケース9は、利用者側に開口部9eを有する形
状とされている。すなわち、ケース9は、載置台1aの
左端縁から上方に延びる略台形状の左端板9aと、該左
端板9aに対して対向配置され、載置台1aの右端縁か
ら上方に延びる略台形状の右端板9bと、載置台1aの
奥端縁から左端板9aおよび右端板9bの各端縁に沿う
ように延びる奥端板9cと、天井開口部を塞ぐ天井板9
dとが一体に形成されてなる。
【0011】10は、透明な板が断面略L字形状に形成
されてなる透明カバーであり、データ更新時に開口部9
eを塞ぐ役目をする。この透明カバー10は、図3
(a)に示すように奥端板9cおよび天井板9dに沿う
ように設けられており、その他端部10bを介して軸部
材11に同図に示す矢印Y方向に回動自在に支持されて
いる。この透明カバー10は、モータ28(図4参照)
により開閉駆動される。また、透明カバー10が開状態
とされている場合には、透明カバー10の一端部10a
は、天井板9dの端縁より突出している。リーダ/ライ
タ8は、アンテナ14および通信部15から構成されて
おり、これらのアンテナ14および通信部15は、載置
台1aの下方に設けられている。通信部15は、アンテ
ナ14を介して非接触ICカード16との間で通信を行
う。
【0012】12は、透明カバー10の一端部10a近
傍に配設された、たとえば近接スイッチ等からなるカバ
ー開閉検知センサであり、透明カバー10が開状態にあ
るかまたは閉状態にあるかを検知する。13は、天井板
9dに取り付けられた感温センサであり、利用者の手、
腕の温度を検出するものである。
【0013】次に、上述した一実施形態による自動券売
機の電気的構成について図4および図5を参照して説明
する。これらの図において、図1(a)、図1(b)、
図2、図3(a)および図3(b)の各部に対応する部
分には同一の符号を付ける。図4において、20は、装
置各部を制御するCPU(中央処理装置)であり、この
CPU20の動作の詳細については後述する。21は、
CPU20で実行されるプログラム、料金データ等を記
憶するメモリである。22は、接客部3に対する制御を
行う接客制御部である。23は、図示しない操作部に対
して制御を行う操作制御部である。
【0014】リーダ/ライタ8は、図5に示す非接触I
Cカード16に対するデータの読み出しおよび書き込み
を行う。この図に示すリーダ/ライタ8の通信部15に
おいて、30は、CPU20(図4参照)に対するイン
ターフェース機能を有するI/O(入力/出力)部であ
る。31は、I/O部30を介して入力されるデータ
(例えば、更新データ)に変調をかけて、変調結果を送
信信号として出力する変調部である。32は、CPU2
0の制御により上記送信信号のレベルを所定のレベルに
変換するレベル調整部であり、レベル変換された送信信
号をアンテナ14を介して電波として送信する。33
は、アンテナ14を介して入力される受信信号を復調す
る復調部である。
【0015】非接触ICカード16(図3(a)参照)
において、40は、アンテナ14との間で電波の送信お
よび受信を行うアンテナである。41は、アンテナ40
を介して入力される電波のエネルギを直流電圧Vに変換
する電源であり、この直流電圧Vを装置各部へ供給す
る。42は、アンテナ40を介して入力される受信信号
を復調する復調部である。
【0016】43は、復調部42および変調部45とメ
モリ44との間のインターフェースをとるI/O部であ
る。また、I/O部43は、装置各部を制御する制御機
能を有している。上記メモリ44は、残額データ、通信
制御データ等の諸データを記憶する。変調部45は、I
/O部43を介して入力される諸データに対して変調を
かけて、変調結果を送信信号としてアンテナ40を介し
て送信する。
【0017】図4に示す24は、つり銭の計算等を行う
つり銭制御部である。25は、紙幣投入口4(図1
(a)参照)より投入される紙幣の真偽判定、枚数計算
等を行う紙幣制御部である。26は、発券動作を制御す
る発券制御部である。27は、カード制御部であり、非
接触ICカード16(図3(a)参照)のデータ更新時
にカバー開閉検知センサ12および感温センサ13の各
出力信号に基づいてモータ28を駆動制御する。
【0018】次に、上述した一実施形態による自動券売
機の動作について図6に示すフローチャートを参照しつ
つ説明する。図4において、図示しない電源が投入され
ると、20は、図6に示すステップS1へ進み、「カー
ドを受口に置いて下さい」という利用者に対するメッセ
ージに対応するデータを案内表示部2へ出力する。これ
により、案内表示部2(図1(a)参照)には、上記
「カードを受口に置いて下さい」というメッセージが案
内表示される。ここで、メッセージ中の「受口」は、載
置台1a(図2参照)を指す。
【0019】今、図2に示すように透明カバー10が全
開状態にあるものとし、さらに、図5に示すアンテナ1
4からは、変調部31およびレベル調整部32により生
成された送信信号が送信されているものとする。ただ
し、非接触ICカード16がリーダ/ライタ8の近傍に
存在していないため、復調部33には、受信信号が入力
されない。
【0020】そして、ステップS2において、利用者が
図3(a)に示す開口部9eより財布17に収容された
非接触ICカード16を載置台1aに載置すると、図5
に示すアンテナ14から送信されている送信信号が非接
触ICカード16のアンテナ40により受信される。ア
ンテナ40から出力されている受信信号は、復調部42
により復調された後、I/O部43に入力される。これ
により、I/O部43からは応答信号が出力され、この
応答信号は、変調部45により変調がかけられた後、ア
ンテナ40を介して送信信号としてアンテナ14へ送信
される。
【0021】そして、上記送信信号は、アンテナ14に
より受信された後、受信信号として復調部33に入力さ
れる。これにより、復調部33は、上記受信信号を復調
するとともに、該受信信号のレベルを検出した後、受信
信号(応答信号)と上記レベルに対応するレベル検出信
号をCPU20へ出力する。
【0022】これにより、CPU20は、ステップS3
へ進み、レベル検出結果から得られる受信信号のレベル
を、予め設定されているしきい値以上にするためのレベ
ル制御信号をレベル調整部32へ出力した後、ステップ
S4へ進む。ここで、上記しきい値は、図3(a)に示
す財布17に非接触ICカード16が収容されていて
も、データ更新処理に影響を及ぼさない値とされてい
る。
【0023】そして、レベル制御信号がレベル調整部3
2に入力されると、レベル調整部32は、送信信号のレ
ベルをしきい値以上となるようにレベル調整する。これ
により、アンテナ14から送信されている送信信号のレ
ベルが増加し、ひいては、変調部45から送信されてい
る送信信号のレベルが増加するとともに、復調部33に
入力されている受信信号のレベルが増加する。
【0024】ステップS4では、CPU20は、リーダ
/ライタ8の受信信号がしきい値以上であるか否かを判
断する。今の場合、上記判断結果が「NO」であるもの
とすると、CPU20はステップS5へ進み、受信信号
から得られるデータに基づいて非接触ICカード16が
正常カードであるか否かを判断し、同判断結果が「N
O」の場合、ステップS1へ戻り上述した動作を繰り返
す。今の場合、非接触ICカード16が正常カードであ
るものとすると、CPU20は、ステップS5の判断結
果を「YES」としてステップS3へ戻り、上述した動
作を繰り返す。
【0025】そして、今、リーダ/ライタ8の受信信号
のレベルがしきい値以上になったとすると、CPU20
は、ステップS4の判断結果を「YES」としてステッ
プS6へ進む。従って、今の場合、財布17に非接触I
Cカード16が収容されている場合であっても、正常に
データ更新処理が行える状態にある。
【0026】ステップS6では、CPU20は、利用者
が図3(a)に示す財布17(非接触ICカード16)
から手を離したか否かを、カード制御部27を介して入
力される感温センサ13の出力信号により判断する。
今、利用者は、財布17から手を離していないものとす
ると、手の温度が感温センサ13により検出される。従
って、この場合には、CPU20は、ステップS6の判
断結果を「NO」として同判断を繰り返す。そして、
今、利用者が財布17から手を離したとすると、感温セ
ンサ13から出力されている出力信号の出力が停止され
る。これにより、CPU20は、ステップS6の判断結
果を「YES」として、ステップS7へ進む。
【0027】ステップS7では、CPU20は、透明カ
バー10を閉じるべく、モータ駆動信号をカード制御部
27へ出力した後、ステップS8へ進む。これにより、
カード制御部27の制御によりモータ28が回転駆動さ
れ、図3(a)に示す透明カバー10が軸部材11を軸
として回転駆動される。
【0028】ステップS8では、CPU20は、カード
制御部27を介して入力されるカバー開閉検知センサ1
2(図3(a)参照)の出力信号から、透明カバー10
が完全に閉まったか否かを判断する。今の場合、図3
(a)に示すように透明カバー10の他端部10bがカ
バー開閉検知センサ12に当接していない状態にあるも
のとし、カバー開閉検知センサ12からは、出力信号が
出力されていない。従って、CPU20は、ステップS
8の判断結果を「NO」として、ステップS9へ進む。
【0029】ステップS9では、CPU20は、「手を
離して下さい」という利用者に対するメッセージに対応
するデータを案内表示部2へ出力した後、ステップS8
へ戻る。これにより、案内表示部2(図1(a)参照)
には、上記「手を離して下さい」というメッセージが案
内表示される。
【0030】そして、今、図3(b)に示すように透明
カバー10が完全に閉まった状態になったとすると、透
明カバー10の他端部10bがカバー開閉検知センサ1
2に当接される。これにより、カバー開閉検知センサ1
2から出力信号が出力され、CPU20は、ステップS
8の判断結果を「YES」としてステップS10へ進
む。
【0031】ステップS10では、CPU20は、デー
タ読み取り信号を図5に示すI/O部30へ出力する。
これにより、上述した動作を経て、上記読み取り信号が
アンテナ14、アンテナ40、復調部42を介してI/
O部43に入力される。そして、I/O部43は、メモ
リ44から残額データを読み出した後、変調部45へ出
力する。
【0032】そして、上記残額データは、上述した動作
を経て、変調部45、アンテナ40、アンテナ14、復
調部33およびI/O部30を介してCPU20に入力
される。これにより、CPU20は、ステップS11へ
進む。
【0033】ステップS11では、CPU20は、接客
制御部22を経由して、紙幣投入口4に投入された紙幣
の金額に対応する購入ボタン(接客部3)を点灯させ
て、データ更新処理を実行する。そして、利用者により
購入ボタンが押されると、CPU20は、購入ボタンに
対応する金額と、残額データから得られる残額とを加算
したものを更新データとして、I/O部30へ出力した
後、ステップS12へ進む。
【0034】これにより、上記更新データは、上述した
動作を経て、変調部31、レベル調整部32、アンテナ
14、アンテナ40および復調部42を介してI/O部
43に入力される。そして、I/O部43は、メモリ4
4に記憶されている残額データを新たな更新データに書
き換える。このデータ更新中においては、利用者は、透
明カバー10を通して自身の財布17を目視確認するこ
とができる。
【0035】そして、ステップS12では、CPU20
は、図3(b)に示す透明カバー10を開くべく、モー
タ駆動信号をカード制御部27へ出力した後、ステップ
S13へ進む。これにより、カード制御部27の制御に
よりモータ28が回転駆動され、図3(b)に示す透明
カバー10が軸部材11を軸として回転駆動される。そ
して、所定時間経過すると、透明カバー10は、図3
(a)に示すように全開状態とされる。
【0036】ステップS13では、CPU20は、「カ
ードを受口からお取りください」という利用者に対する
メッセージに対応するデータを案内表示部2へ出力した
後、ステップS14へ進む。これにより、案内表示部2
(図1(a)参照)には、上記「カードを受口からお取
り下さい」というメッセージが案内表示される。そし
て、この案内表示を確認した利用者は、図3(a)に示
す非接触ICカード16が収容された財布17をカード
受部7から取り出す。
【0037】ステップS14では、CPU20は、非接
触ICカード16(メモリ44)からデータの読み取り
ができるか否かを、リーダ/ライタ8の受信信号のレベ
ルから判断する。言い換えれば、CPU20は、カード
受部7から非接触ICカード16が取り出されたか否か
を判断し、上記判断結果が「NO」の場合、同判断を繰
り返す。今の場合、既に非接触ICカード16がカード
受部7から取り出されているため、CPU20は、ステ
ップS14の判断結果を「YES」としてステップS1
へ戻り、上述した動作を繰り返す。
【0038】以上説明したように、上述した一実施形態
による自動券売機によれば、レベル調整部32により送
信信号のレベルが適正レベルに調整されるので、非接触
ICカード16が財布17に収容された場合であっても
データ更新処理を正常に行うことができる。従って、上
述した一実施形態による自動券売機によれば、データ更
新時に財布17から非接触ICカード16をいちいち取
り出す必要がないため、データ更新時の利便性を向上さ
せることができる。また、上述した一実施形態による自
動券売機によれば、透明カバー10が完全に閉じられた
状態でデータ更新処理が行われるので、従来のようにデ
ータ更新中に非接触ICカード16が動かされることな
く、ひいてはデータ更新時の誤処理が発生することがな
い。さらに、上述した一実施形態による自動券売機によ
れば、透明カバー10を用いているため、データ更新中
に利用者が財布17を目視確認することができ、ひいて
は利用者に安心感を与えることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2に記
載の発明によれば、リーダ/ライタにより、データの更
新時に非接触ICカードからの受信信号のレベルが所定
値となるように非接触ICカードに対して送信する送信
信号のレベルが調整されるので、非接触ICカードが財
布等に収容された場合であってもデータ更新処理を正常
に行うことができるという効果が得られる。従って、請
求項1、2に記載の発明によれば、データ更新時に財布
等から非接触ICカードをいちいち取り出す必要がない
ため、データ更新時の利便性を向上させることができる
という効果が得られる。また、請求項3に記載の発明に
よれば、データ更新時にカバーが全閉状態とされるの
で、従来のように利用者により非接触ICカードが動か
されることがなく、ひいては通信不良によるデータ更新
時の誤処理が発生することがないという効果が得られ
る。さらに、請求項4に記載の発明によれば、カバーが
透明とされているので、データ更新中に利用者が、非接
触ICカードを収容してなる自身の財布等を目視確認す
ることができ、ひいては利用者に安心感を与えることが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による自動券売機の外観
構成を示す図である。
【図2】 図1に示すカード受部7およびリーダ/ライ
タ8の構成を示す斜視図である。
【図3】 図2に示すケース9の開閉動作を説明する側
面図である。
【図4】 本発明の一実施形態による自動券売機の電気
的構成を示すブロックである。
【図5】 図4に示すリーダ/ライタ8、および図3
(a)に示す非接触ICカード16の電気的構成を示す
ブロック図である。
【図6】 本発明の一実施形態による自動券売機の動作
を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 本体 1a 載置台 2 案内表示部 3 接客部 7 カード受部 8 リーダ/ライタ 9 ケース 10 透明カバー 12 カバー開閉検知センサ 13 感温センサ 14 アンテナ 15 通信部 16 非接触ICカード 17 財布 20 CPU 28 モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ更新時に、データが記憶されたメ
    モリを有する前記非接触ICカードが載置されるカード
    受部と、 電波を介して前記メモリのデータに対する読み取り/書
    き込みを行い、前記データの更新時に前記非接触ICカ
    ードからの受信信号のレベルが所定値となるように、前
    記非接触ICカードに対して送信する送信信号のレベル
    を調整するリーダ/ライタと、 を具備することを特徴とする自動券売機。
  2. 【請求項2】 前記カード受部は、 前記非接触ICカードが載置される載置台と、 前記載置台を塞ぐように設けられ、かつ開口部を有する
    略箱形状のケースと、 前記ケースの開口部近傍に設けられたカバーとから構成
    されていることを具備することを特徴とする請求項1に
    記載の自動券売機。
  3. 【請求項3】 前記データの更新前に前記カバーを全開
    状態とする一方、前記データの更新時に前記カバーを全
    閉状態とする開閉制御手段を具備することを特徴とする
    請求項2に記載の自動券売機。
  4. 【請求項4】 前記カバーは、透明材料から構成されて
    いることを特徴とする請求項2または3に記載の自動券
    売機。
JP10039380A 1998-02-20 1998-02-20 自動券売機 Withdrawn JPH11238147A (ja)

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