JPH11236904A - 空気力式制御弁 - Google Patents

空気力式制御弁

Info

Publication number
JPH11236904A
JPH11236904A JP10344162A JP34416298A JPH11236904A JP H11236904 A JPH11236904 A JP H11236904A JP 10344162 A JP10344162 A JP 10344162A JP 34416298 A JP34416298 A JP 34416298A JP H11236904 A JPH11236904 A JP H11236904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
pressure
control valve
operating
tappet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10344162A
Other languages
English (en)
Inventor
Heinz Goedert
ゲデルト ハインツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JPH11236904A publication Critical patent/JPH11236904A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2006Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means
    • G05D16/2013Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means
    • G05D16/2024Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means the throttling means being a multiple-way valve

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 流入接続部12もしくはベント接続部1
6を遮断する2つの同形の弁体33,34がそれぞれ1
つの環状のシールエッジ39,39′を有しており、こ
れらのシールエッジが、弁体の案内部分35の、シール
リング38,38′によりシールされる外周面37と同
じ外周面上に形成されている。両方の弁体の中央に支承
されていてそれぞれの弁体を個別に操作する操作タペッ
ト43が、モータ接続部14内で作用する二次圧と、補
償室52,53内に形成されて操作タペットの自由な終
端部51,51′を負荷する圧力との間の圧力バランス
に役立てられる。 【効果】 別個に制御される2つの座弁44,45を備
えた空気力式制御弁において一次圧と二次圧とベント圧
とをバランスする構造が面設計のみにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は弁ケーシングを備え
た空気力式制御弁であって、弁ケーシングが圧力媒体供
給のための流入接続部と、パワー機械への接続のための
モータ接続部と、ベント接続部とを備えており、モータ
接続部が流入開口を介して流入接続部に、かつ流出開口
を介してベント接続部に接続可能であり、かつ、両方の
開口のそれぞれ1つに対応して配置されていて互いに無
関係に運動可能な2つの互いに同軸的な弁体が設けられ
ており、これらの弁体がそれぞればね負荷により互いに
向かい合って閉鎖位置へ予負荷されており、この閉鎖位
置ではこれらの弁体が、環状のシールエッジを備えた座
弁の形式で、互いに対応して配置された流入開口もしく
は流出開口を遮断するようになっており、かつ、両方の
弁体のために、これらの弁体を貫通していて駆動装置に
より移動させられる操作タペットが設けられており、こ
の操作タペットに、開放方向での操作タペットの相応す
る移動方向でばね力に抗してそれそれ1つの弁体に作用
する、軸方向で互いに逆方向に向いた操作面が設けられ
ており、かつ、操作タペットの、弁体を軸方向で貫通し
ている両方の終端部分が側方の補償室内に位置してお
り、これらの補償室が補償通路を介してモータ接続部内
の圧力により負荷されている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパ特許公開第0764803号
明細書によれば、多くの応用例に適すると共に圧力調整
弁として、3ポート3位置比例方向制御弁(3/3−Pr
opotional−Wegeventil)として、又は切換弁として使
用可能なこの種の空気力的な制御弁が公知である。座弁
として形成された制御弁はこの目的のために、ばね負荷
された2つの弁体を備えており、これらの弁体は、流入
接続部内の一次圧に関連して、モータ接続部内の二次圧
に関連して、かつベント接続部内の周囲空気圧に関連し
て、大体において圧力バランスされるように形成されか
つ配置されている。その場合、この制御弁のそれぞれの
弁体は環状のシールエッジとシールリングの形状の動的
なシールエレメントとを備えて作動し、かつ二重行程マ
グネットにより操作タペットを介して操作される。この
場合、操作タペットは種々の接続部に対応して配置され
た都合3つの弁室を貫通しており、その場合、この操作
タペットには、ばね負荷された弁体が軸方向滑動可能に
配置されている。この公知構成の欠点とするところは、
操作タペットが、弁体から突出したその両方の終端部
に、それぞれ弁ケーシング側で固定されていて補償室の
制限のための気密な補償壁を形成しているダイヤフラム
を備えていることにある。この構造では圧力バランスが
ダイヤフラムを介してしか行われない。さらに、マグネ
ット式駆動装置の近くに位置する弁体は差面を備えてお
り、その結果、この差面には、二次圧によって形成され
てばね力により助成された閉鎖力が差圧として作用す
る。この制御弁では著しい圧力バランスが得られるにも
かかわらず、この制御弁はダイヤフラムから成る補償壁
を使用するため極めて不経済かつ高価である。その上、
両方の弁体はスリーブ状の案内部分により操作タペット
上に支承されており、かつ同時にその外周ではケーシン
グに固定されたカバー内で密に案内されている。その場
合、この構成では十分なシールを保証するために付加的
に、弁体のシール面が平らにケーシング側の環状のシー
ルエッジ上に載着されることができなければならない。
多重の案内部と弁座とを備えたこの構造では、弁体自体
がまずケーシング内に配置されたカバー部分内で案内さ
れているため、なおさら特に高い製作費用とわずかな誤
差とが要求される。さらに、使用に供される組込みスペ
ースがわずかしか存在しない接続側の室内にばねが位置
しているので不都合である。さらに、二次圧がケーシン
グ側の分岐通路を介して補償室内へ案内されるが、この
ことはコンパクトな構造のためには不都合である。さら
に、弁体の座弁機能のための環状のシールエッジが直に
ケーシングに配置されていると多くの場合不都合であ
る。さらに、弁体を周囲でシールするシールリングが弁
体自体に配置されていると、これにより、効果的かつ有
効な直径の大きさが影響されるので不都合である。
【0003】さらに、ドイツ連邦共和国特許公開第42
01442号明細書によれば、電子流体的なセンサと圧
力調整回路とに関連した3方向圧力調整弁が公知であ
り、この圧力調整弁は同様に圧力バランス式の座弁とし
て形成されている。この場合、ケーシング内で軸方向運
動可能に支承された1つの操作タペットに、ばね負荷さ
れたスリーブ状の2つの弁体が配置されており、これら
の弁体はケーシングに形成された環状のシールエッジと
協働している。この場合、良好な圧力バランスを得るた
めに、両方の弁体の間もしくはそれぞれの弁体とケーシ
ングに設けられた壁との間に配置された3つのベローズ
が必要である。圧力バランスのためのベローズを備えた
この種の圧力調整弁は著しく高い構成費用をもたらし、
かつそれに相応して高価である。さらに、ベローズは軸
方向に長い弁構造をもたらす。制御弁のこのような構造
は、特にケーシングと組込み部品との同軸性誤差並びに
座エレメントの平面度誤差(Planlauftoleranzen)への
高い要求を満足させる極めて精密な製作を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上記欠
点を排除することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、請求項1に記載したように、両方の弁体が互いに同
じに形成されており、かつ、それぞれの弁体が、対応し
て配置された両方の接続部内の圧力に対して圧力バラン
スされるように形成されており、かつ両方の終端部が補
償室内で自由に終わっており、かつ圧力バランスされた
構造を目的として端面側でモータ接続部内の圧力によっ
て負荷されていることにより解決される。
【0006】
【発明の効果】本発明にもとづくこの構成によって得ら
れる利点は、構造が簡単かつコンパクトであるにもかか
わらず完全な圧力バランスが得られることにある。ダイ
ヤフラムによる気密な補償壁を省くことができる。制御
弁はコスト的に有利に構成され、かつ過激な運転時でも
確実な作動形式を可能にする。一次側及び二次側の完全
な圧力バランスは圧力調整範囲と定格量とにほとんど依
存しない起動制御を可能にする。大体において摩擦力、
流れの力及び質量の力が克服されるだけでよく、その結
果、起動制御出力はわずかである。座弁として形成され
た2つの弁体を備えた制御弁のこの構成は漏れのない構
造を可能にすると共に、特別に準備される圧力空気を必
要としない。この制御弁は多面的に使用可能である。両
方の弁体の対称的な構成によって、一次接続部とベント
接続部との交換が可能である。さらに、電子機械的な変
換器例えば二重行程マグネットを使用する場合でも、引
張力並びに圧縮力を生ぜしめることができ、フェイルセ
ーフ(fail−safe)ふるまいによる実施が実現
され、その際、モータにおける圧力は調整された値のま
まであり、要するに排気されず、従って電圧欠落時でも
二次空気圧は維持されたままである。さらに、種々のフ
ェイルセーフふるまいも得られ、その際、作業接続部は
大気圧に向けて掃気される。
【0007】請求項2以下に記載の手段によれば、請求
項1に記載された空気力式制御弁の有利な構成及び改善
が可能である。請求項2にもとづく構成によれぱ、リン
グシールエレメントのための有効直径と、環状のシール
エッジのための有効直径とが同じ大きさに保たれること
ができるため、特別に正確な圧力バランスが得られる。
このことは請求項3及び請求項4にもとづく構成では特
に簡単かつコスト的に有利に達成される。請求項5にも
とづき弁体がカップ状に形成されると、制御弁の特別コ
ンパクトかつ有利な構造が得られる。さらに、請求項6
にもとづき操作タペットが簡単かつコスト的に有利な構
造で支承されるとさらに有利である。その場合、必要な
製作誤差は低く保たれ、その結果、全体的にコスト的に
有利な、かつコンパクトな構造が得られる。さらに、請
求項7にもとづきばねが補償室内に配置されると、この
ことがスペースの節約できる構造を促進し、かつ作動媒
体により通流されるスペースからばねが排除されるので
有利である。さらに、請求項8にもとづき、補償通路が
二次圧接続部から補償室へ操作タペットを介して案内さ
れると、その結果ケーシング内の付加的な通路が不要と
なるので有利である。その場合、補償通路は操作タペッ
トの外側にも、操作タペットの内側にも配置されること
ができる。さらに、制御弁の簡単かつコンパクトな構造
のためには、請求項9にもとづきケーシングが形成さ
れ、かつその内部に弁体が案内されると有利である。そ
の他の有利な構成はその他の請求項、以下の説明及び図
面から明らかとなる。その場合、請求項14にもとづき
制御弁が電子的に制御される3方向圧力調整弁のために
使用されると、その結果、迅速かつ正確な作動形式が得
られるので特に有利である。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面に示
して以下に詳細に説明する。
【0009】図1はケーシング11を備えた空気力式制
御弁10の縦断面を略示する。ケーシング11内には圧
力媒体供給のための流入接続部12が設けられており、
この流入接続部には圧力媒体源13から一次圧が供給さ
れる。さらに、ケーシング11は、パワー機械(Ver
brauscher)接続部、作業接続部又は二次圧接
続部と見なすことのできるモータ接続部14を備えてお
り、このモータ接続部はパワー機械15に二次圧を供給
するためにパワー機械15に接続されている。さらに、
ケーシング11内にはベント接続部16が配置されてお
り、このベント接続部を介して圧力媒体がモータ接続部
14から環境へ放出されることができる。
【0010】ケーシング11は一貫して延びる縦孔17
を備えており、この縦孔はケーシング11の両方の端面
18,19を互いに接続させている。端面18への縦孔
17の開口は電磁的な操作装置21により閉鎖されてお
り、この操作装置は自体公知の二重行程マグネット又は
比例マグネットとして形成されることができる。他方の
端面19では縦孔17はケーシングカバー22によって
閉鎖されている。
【0011】ケーシング11内では、一貫して延びる縦
孔17が相対的に小さな直径を有する中央の孔部分23
によって2つの袋孔状の案内孔24,25に分割されて
いる。それぞれの案内孔24,25の内端部には、それ
ぞれ環状の拡張部によって第1の室26もしくは第2の
室27が形成されている。第1の室26は流入接続部1
2に連通していて平らな第1の座面28を形成してお
り、この座面には中央の孔部分23への移行部に流入開
口29が形成されている。これに対応して第2の室27
はケーシングに形成した平らな第2の座面31を備えて
おり、この座面には中央の孔部分23への移行部に流出
開口33が形成されている。中央の孔部分23はモータ
接続部14に連通している。
【0012】両方の案内孔24,25内にはそれぞれ1
つの弁体が配置されており、そのうちの第1の弁体33
は流入接続部12とモータ接続部14との間の接続を制
御し、案内孔25内の第2の弁体34はモータ接続部1
4とベント接続部16との間の接続を制御する。両方の
弁体は同一寸法を有していて座弁の部分を形成してお
り、それゆえ、以下には弁体33についてのみ詳細に説
明する。
【0013】弁体33はほぼカップ状に形成されてお
り、その場合、スリーブ状の案内部分35が底部36へ
移行している。案内部分35はその外周面37により直
に案内孔24内で軸方向運動可能に案内されており、そ
の場合、ケーシング11内に配置されたシールリング3
8が外周面37に接触していて確実なシールのために役
立っている。案部分35の外周面37は底部36の領域
内で環状のシールエッジ39を成して突出しており、こ
のシールエッジはケーシングに形成された第1の座面2
8と協働して第1の座弁44を形成している。シールエ
ッジ39と外周面37とが同一直径の外周上に位置して
いるこの構造により、第1の弁体33は流入接続部12
内の一次圧に対して圧力バランスされるように形成され
ている。第1の弁体33はばね41によってシールエッ
ジ39により第1の座面28へ圧着されており、他面に
おいてばね41は弁体の底部36もしくはカバー22に
支持されている。要するに、第1の案内孔24内に配置
されたこのばね41はカップ状の弁体33の内部へ突入
している。弁体33の底部36の中央には孔42が設け
られており、この孔内にピン状の操作タペット43が遊
びをもって滑動的に支承されており、その結果、両方の
部分、すなわち弁体と操作タペットは互いに相対的に運
動可能である。それゆえ、第1の弁体33は第1の座面
28と共に、流入開口29を介した流入接続部12とモ
ータ接続部14との接続を制御する第1の座弁44を形
成している。
【0014】同形に形成された第2の弁体34では、第
1の弁体33と同じ部分は同じ符号にダッシュを付して
示されている。この第2の弁体34はベント接続部16
内の圧力に対して圧力バランスされるように形成されて
いる。第2の弁体34はさらにその環状のシールエッジ
39′により、流出開口32を介したモータ接続部14
とベント接続部16との接続を制御する。第2の弁体3
4は第2の座面31と共に第2の座弁45を形成してい
る。第2の弁体34を負荷するばね41′は電磁的な操
作装置21に支持されている。両方の座弁44,45
は、両方のばね41,41′により作用する圧力の作用
方向が互いに反対向きになるように、ケーシング11内
に形成されている。
【0015】ケーシング11内には両方の弁体33,3
4に対して同軸的に操作タペット43が配置されてい
る。この操作タペット43はその管状の終端部51,5
1′で孔42,42′内に支承されかつ案内されてお
り、かつ中央の孔部分23の領域内に相対的に大きな直
径を有するピストン部分46を備えている。このピスト
ン部分46はその両方の端面に、それぞれ一方の弁体3
3もしくは34に対応した操作面47,47′を備えて
いる。操作タペット43の内部には縦孔48及び横孔4
9が設けられており、従って、モータ接続部14内に形
成された二次圧は第1の案内孔24内にも、第2の案内
孔25内にも伝達される。操作タペット43のピストン
部分46は、操作装置21の非作動時に両方の弁体3
3,34がそれらに付属のばね41,41′によりそれ
ぞれ座面28もしくは31へ圧着され、それにより両方
の座弁44,45が確実に閉鎖されるように形成されて
いる。
【0016】さらに図1に示すように、操作タペット4
3は孔42,42′を貫通した終端部51もしくは5
1′で補償室52もしくは53内へ突入しており、これ
らの補償室内にもばね41,41′が受容されており、
かつそれぞれの補償室は動的に作用するシールリング3
8,38′により、対応する流入接続部12もしくはベ
ント接続部16から仕切られている。これにより自由に
補償室52,53内に突入した終端部51,51′はそ
れらの端面で同様に二次圧により負荷され、その結果、
操作タペット43も全体として圧力バランスされてい
る。両方の弁体33,34内でのみ軸方向運動可能に支
承された操作タペット43は、高い要求の課せられた精
密な製作を全く前提としない比較的簡単な支承部しか必
要としない。
【0017】次に、本空気力式制御弁10の作用形式を
以下に説明する。
【0018】操作装置の非作動時に、操作タペット43
は図示の中立位置を占めており、その際、両方の座弁4
4,45は閉じている。その場合、ばね41は第1の弁
体33の環状のシールエッジ39を第1の座面28へ圧
着させて流入開口29を遮断している。同様に、ばね4
1′は第2の弁体34のシールエッジ39′を第2の座
面31へ圧着させて流出開口32を遮断している。両方
の弁体33,34の図示の構成により、第1の弁体33
は流入接続部12内の一次圧と、モータ接続部14及び
第1の案内孔24内の二次圧とに対して完全に圧力バラ
ンスされている。同様に、弁体34もベント接続部16
内の大気圧とモータ接続部14及び第2の案内孔25内
の二次圧とに対して完全に圧力バランスされている。そ
の場合、ケーシング11内にシールリング38,38′
を配置したことにより特別に正確な圧力バランスが許容
される。要するに、互いに異なる2つの圧力領域の仕切
りが、それぞれの弁体において、それぞれ外周面37に
接触していて動的に負荷されるシールリング38,3
8′ただ1つによってのみ行われており、その結果、全
体として摩擦力が軽減される。両方の弁体33,34に
おける完全な圧力バランスは、圧力調整範囲と定格量と
にほとんど依存しない操作装置21の起動制御出力を可
能ならしめる。この起動制御出力は、ほぼ摩擦力、流れ
の力及び質量の力のみを克服するだけでよく、その結
果、全体として著しく低く保たれることができる。
【0019】操作タペット43が操作装置21を介し
て、閉じた中央位置として形成されているその中立位置
からカバー22へ向けて移動させられると、その操作面
47は第1の弁体33の底部36へ当接し、この弁体を
ばね41の力に抗して移動させて座弁44を開放する。
その際、環状のシールエッジ39は第1の座面28から
持ち上がり、圧力媒体が流入接続部12から流入開口2
9を介してモータ接続部14内へ流入して二次圧を増大
せしめる。開放制御される横断面の大きさは操作装置2
1の入力信号に比例して制御される。その際、第1の弁
体33における圧力バランスは維持されたままである。
操作タペット43は孔42′内でルーズな支承により妨
げなく軸方向に運動することができ、その際、第2の座
弁45は閉じられたままである。操作装置21の遮断時
に、第1の座弁44はばね41の力によって再び閉じら
れる。
【0020】これに対応して、操作タペット43が図示
の中立位置から反対方向に移動すると第2の座弁45が
開放され、その結果、その弁体34は流出開口32を介
したモータ接続部14とベント接続部16との接続を開
放制御し、これにより、二次圧を低下させることができ
る。この開放制御時には、この低下した二次圧が縦通路
48及び横通路49を介して常に第2の案内孔25内に
形成されるため、第2の弁体34も両方の圧力側に対し
て完全に圧力軽減される。電磁的な操作装置21は例え
ば二重行程マグネットとして公知の電子機械的な変換器
として形成されている。その場合、この二重行程マグネ
ットは公知形式で圧密な構造で形成され、その際、その
可動子が二次圧により負荷される。操作タペットを駆動
する変換器の可動子は、操作タペット43が中立位置か
ら両方向へ操作されるように操作タペット43に連結さ
れている。その場合、操作装置21は比例作動形式で設
計されている。
【0021】図1が明瞭に示すように、制御弁10の両
方の座弁44,45は対称的に形成されており、従っ
て、圧力媒体供給のための流入接続部12とベント接続
部16とが互いに交換可能である。
【0022】図2は極めて簡略的に電子空気力的な圧力
調整器60を示しており、この圧力調整器では、図1に
もとづく制御弁10が電子的な圧力調整回路内に組み込
まれている。この圧力調整器60では、モータ接続部1
4内に形成された二次圧が電子流体的な圧力センサ61
により検出されて、電気的な信号として電子的な調整装
置62に供給される。この調整装置62は圧力信号63
の実際値Istを、圧力信号の予め与えられた目標値S
oll信号64に比較して、電子機械的な変換器として
形成された操作装置を介して、予め与えられた目標値信
号64と測定された圧力信号63との偏差を最小にする
ように空気力的な制御弁10を制御する。
【0023】要するに、本制御弁10の優れた点は、そ
の弁構成部分の全面的な圧力補償が、付加的な制限壁を
必要としない面設計を介してのみ得られることにある。
その場合、制御弁10は極めて簡単かつコンパクトな構
造を可能にすると共に、これによりコスト的に有利な製
作を許容する。その上、制御弁10は特に同じ複数の弁
構成部分とそれらの対称的な構造とにより多面的に使用
可能であり、かつ種々の使用例に適合可能である。さら
に制御弁10は、一次圧のための接続部と二次圧のため
の接続部との間に配置されたただ1つの弁部材によって
も運転されることができ、従って、圧力調整器は二次圧
排気なしでも実現される。この種の圧力調整器は特に絶
え間無い空気消費を伴う圧力調整及び流れ制御のために
使用可能である。
【0024】もちろん、本発明の思想から逸脱すること
なく図示の実施例に変更を施すことが可能である。例え
ば、環状のシールエッジがケーシング自体に形成され、
これに対して弁体が平らな対向座面を備えることも場合
により有利である。補償室内へ二次圧を誘導するための
操作タペット43内の通路の代わりに、操作タペット4
3の外周に簡単に製作可能な溝が設けられてもよい。必
要ならば、二次圧の誘導のための通路接続部をケーシン
グ内に移すこともできる。本制御弁10は圧力調整にお
いてのみならず有利には簡単な方向制御弁としても、又
は容積流れ制御のために常時作動する調整弁のためにも
使用されることができる。図示の3方向制御機能の他
に、本制御弁は2方向制御機能のためにも使用されるこ
とができる。図示の二重行程マグネットの代わりに、戻
しばねを備えた単動形のマグネットを使用することもで
きる。電子流体的な圧力センサとしては特に電子的な圧
力センサが適している。特別な圧力バランスにより、接
続部の機能を交換することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例にもとづく空気力式制御弁の
略示縦断面図である。
【図2】図1にもとづく制御エレメントを備えた電子流
体式圧力調整器の略示図である。
【符号の説明】
10 制御弁、 12 流入接続部、 14 モータ接
続部、 16 ベント接続部、 33,34 弁体、
35 案内部分、 37 外周面、 38,38′ シ
ールリング、 39,39′ シールエッジ、 43
操作タペット、51,51′ 終端部、 52,53
補償室、 61 電子空気力式センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16K 31/06 385 F16K 31/06 385D

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ケーシングを備えた空気力式制御弁で
    あって、弁ケーシングが圧力媒体供給のための流入接続
    部と、パワー機械への接続のためのモータ接続部と、ベ
    ント接続部とを備えており、モータ接続部が流入開口を
    介して流入接続部に、かつ流出開口を介してベント接続
    部に接続可能であり、かつ、両方の開口のそれぞれ1つ
    に対応して配置されていて互いに無関係に運動可能な2
    つの互いに同軸的な弁体が設けられており、これらの弁
    体がそれぞればね負荷により互いに向かい合って閉鎖位
    置へ予負荷されており、この閉鎖位置ではこれらの弁体
    が、環状のシールエッジを備えた座弁の形式で、互いに
    対応して配置された流入開口もしくは流出開口を遮断す
    るようになっており、かつ、両方の弁体のために、これ
    らの弁体を貫通していて駆動装置により移動させられる
    操作タペットが設けられており、この操作タペットに、
    開放方向での操作タペットの相応する移動方向でばね力
    に抗してそれそれ1つの弁体に作用する、軸方向で互い
    に逆方向に向いた操作面が設けられており、かつ、操作
    タペットの、弁体を軸方向で貫通している両方の終端部
    分が側方の補償室内に位置しており、これらの補償室が
    補償通路を介してモータ接続部内の圧力により負荷され
    ている形式のものにおいて、両方の弁体(33,34)
    が互いに同じに形成されており、かつ、それぞれの弁体
    が、対応して配置された両方の接続部(12,14もし
    くは14,16)内の圧力に対して圧力バランスされる
    ように形成されており、かつ両方の終端部(51,5
    1′)が補償室(52,53)内で自由に終わってお
    り、かつ圧力バランスされた構造を目的として端面側で
    モータ接続部(14)内の圧力によって負荷されている
    ことを特徴とする空気力式制御弁。
  2. 【請求項2】 弁体(33,34)がスリーブ状のそれ
    ぞれ1つの案内部分(35,35′)を有しており、圧
    力バランスのためにこれらの案内部分には、端面側で有
    効な環状のシールエッジ(39,39′)と、案内部分
    (35,35′)の外周の周りに密着されたシールリン
    グ(38,38′)とによって同じ大きさの有効圧力面
    が形成されており、その場合、シールリング(38,3
    8′)が有利にはケーシング(11)内に配置されてい
    る請求項1記載の制御弁。
  3. 【請求項3】 環状のシールエッジ(39,39′)が
    弁体(33,34)に配置されている請求項2記載の制
    御弁。
  4. 【請求項4】 案内部分(35)の外周面(37)が環
    状のシールエッジ(39)内で終わっており、かつこれ
    により同じ直径を有している請求項3記載の制御弁。
  5. 【請求項5】 弁体(33,34)がそれぞれ1つのカ
    ップ状の横断面を有しており、その底部(36)を操作
    タペット(43)が貫通している請求項1から4までの
    いずれか1項記載の制御弁。
  6. 【請求項6】 操作タペット(43)が軸方向運動可能
    に弁体(33,34)内に支承されており、弁体がケー
    シング(11)内で軸方向に滑動案内されている請求項
    1から5までのいずれか1項記載の制御弁。
  7. 【請求項7】 それぞれの弁体(33,34)には、こ
    れらを負荷するばね(41,41′)が対応する補償室
    (52,53)内に配置されている請求項1から6まで
    のいずれか1項記載の制御弁。
  8. 【請求項8】 補償通路(48,49)が操作タペット
    (43)に、もしくはその内部に配置されている請求項
    1から6までのいずれか1項記載の制御弁。
  9. 【請求項9】 制御弁(10)のケーシング(11)
    が、一貫して延びる縦孔(17)を有しており、この縦
    孔が、モータ接続部(14)に対応する相対的に小さな
    直径の中央の孔部分(23)により、流入接続部(1
    2)もしくはベント接続部(16)に接続された袋孔状
    の2つの同じ案内孔(24,25)に分割されており、
    かつ弁体(33,34)が、これらの案内孔内で軸方向
    運動可能に案内されていて、流入開口(29)もしくは
    流出開口(32)を制御するために、内側に位置するそ
    の端面側の端部で環状のシールエッジ(39,39′)
    のシール箇所を形成している請求項1から8までのいず
    れか1項記載の制御弁。
  10. 【請求項10】 操作タペット(43)が、両方の弁体
    (33,34)の間に位置する相対的に大きな直径のピ
    ストン部分(46)を有しており、このピストン部分
    に、それぞれ弁体(33,34)に面した2つの操作面
    (47)が配置されており、かつ、両方の弁体(33,
    34)が同時にその閉鎖位置を占めることができるよう
    な大きさにピストン部分の長さが選択されている請求項
    1から9までのいずれか1項記載の制御弁。
  11. 【請求項11】 それぞれのカップ状の弁体(33,3
    4)が、これらを負荷するばね(41,41′)を少な
    くとも部分的に受容しており、その場合、それぞれケー
    シング(11)内で支持されたばね(41,41′)が
    その端部で弁体(33,34)の底部(36,36′)
    に支持されている請求項5から10までのいずれか1項
    記載の制御弁。
  12. 【請求項12】 ばね(41)が操作タペット(43)
    を囲んでいる請求項11記載の制御弁。
  13. 【請求項13】 ケーシング(11)に、操作タペット
    (43)を軸方向で変位させるために電磁的な操作装置
    (21)が配置されており、この操作装置が特に二重行
    程・電磁マグネットとして形成されている請求項1から
    12までのいずれか1項記載の制御弁。
  14. 【請求項14】 操作装置が圧密なマグネットを有して
    おり、駆動エレメントとして役立つその可動子が二次圧
    によって負荷される請求項13記載の制御弁。
  15. 【請求項15】 制御弁(10)が電子空気力式圧力調
    整器(60)であり、その場合、モータ接続部(14)
    内の圧力が電子空気力式圧力センサ(61)により検出
    されて電子式圧力調整回路内でレベレングされる請求項
    1から14までのいずれか1項記載の制御弁。
JP10344162A 1997-12-06 1998-12-03 空気力式制御弁 Pending JPH11236904A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19754219A DE19754219A1 (de) 1997-12-06 1997-12-06 Pneumatisches Steuerventil
DE19754219.0 1997-12-06

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11236904A true JPH11236904A (ja) 1999-08-31

Family

ID=7850999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10344162A Pending JPH11236904A (ja) 1997-12-06 1998-12-03 空気力式制御弁

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0921322B1 (ja)
JP (1) JPH11236904A (ja)
DE (2) DE19754219A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019138393A (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 太平洋工業株式会社 電動弁

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008100123A (ja) * 2005-07-07 2008-05-01 Koichi Kawakami 水処理機器
CA2631536C (en) * 2005-12-22 2014-06-10 Flowserve Management Company Pressure balancing valve
AT504957B1 (de) * 2007-03-12 2009-01-15 Hoerbiger Automatisierungstech Wegeventil, sowie ventilanordnung
US9092038B2 (en) 2012-01-31 2015-07-28 Siemens Industry, Inc. Variable flow rate analog output pneumatic (AOP) transducer
CN102818064B (zh) * 2012-09-13 2014-04-02 广东省肇庆方大气动有限公司 带弹簧互联复位双触头控制的双稳态换向阀
CN105065760B (zh) * 2015-08-03 2017-08-25 海特克液压有限公司 一种手动阀的拨杆回中装置
CN105736499B (zh) * 2016-03-09 2017-08-15 仁兴机械(佛山)有限公司 一种平衡式手动流量调节阀结构
CN108869431B (zh) * 2018-09-21 2019-11-26 浙江达柏林阀门有限公司 一种液控比比例可调的平衡阀
CN111828419B (zh) * 2019-04-22 2024-03-12 博世力士乐(常州)有限公司 液压换向阀
DE102019127184A1 (de) * 2019-10-09 2021-04-15 Bürkert Werke GmbH & Co. KG Ventilbaugruppe sowie Hochdruckregler

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2727185A1 (de) * 1977-06-16 1978-12-21 Babcock Ag Einrichtung zum steuern von mit eigenmedium beaufschlagten absperr- und umschaltventilen
DE4201442A1 (de) * 1992-01-21 1995-01-05 Wolfgang Offenwanger Elektronisch geregeltes direkt betätigtes 3-Wege-Druckregelventil für gasförmige und flüssige Medien
DE29515295U1 (de) * 1995-09-23 1995-11-23 Festo Kg, 73734 Esslingen Ventil
FR2744498B1 (fr) * 1996-02-02 1998-03-06 Ksb Sa Selecteur de circuit hydraulique

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019138393A (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 太平洋工業株式会社 電動弁
CN110159792A (zh) * 2018-02-13 2019-08-23 太平洋工业株式会社 电动阀

Also Published As

Publication number Publication date
DE59811946D1 (de) 2004-10-21
DE19754219A1 (de) 1999-06-10
EP0921322A2 (de) 1999-06-09
EP0921322A3 (de) 2003-05-21
EP0921322B1 (de) 2004-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5445188A (en) Pilot operated servo valve
JP3451283B2 (ja) バランス形直動電磁弁
US7343845B2 (en) Fluid operated position regulator
KR20010052471A (ko) 이중안전자기밸브
JP2787600B2 (ja) パイロット制御される方向切換弁
JP3638286B2 (ja) パイロット操作サーボ弁
CA2831892A1 (en) Poppet valve assembly for controlling a pneumatic actuator
JPH11236904A (ja) 空気力式制御弁
US20150129070A1 (en) Methods and apparatus to bias spool valves using supply pressure
JP4102329B2 (ja) 正圧及び負圧を送り出す能力を備えた比例型圧力調整器
US20190250645A1 (en) Motor-operated valve
EP0869418A1 (en) Pressure regulating valve mounted in base-mounted transfer valve
JPH0361706A (ja) マルチモード空気リレー
JP3300686B2 (ja) 多段ピストンアクチュエータ
JPH11125363A (ja) パイロット式切換弁
US7007713B2 (en) Pressure control apparatus
JP4088963B2 (ja) 圧力増幅装置
JP2673924B2 (ja) 電磁弁
JPH05231558A (ja) バルブユニット
JPH0535313B2 (ja)
JP7178775B2 (ja) 3方向切換弁
JP4641608B2 (ja) 押圧装置
JP2673925B2 (ja) 電磁弁
JP2673923B2 (ja) 電磁弁
JP2839329B2 (ja) 電磁可逆弁装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071122

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080222

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080730