JPH11233979A - 電子機器の放熱構造とこの放熱構造を用いた電源装置 - Google Patents

電子機器の放熱構造とこの放熱構造を用いた電源装置

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JPH11233979A
JPH11233979A JP5292198A JP5292198A JPH11233979A JP H11233979 A JPH11233979 A JP H11233979A JP 5292198 A JP5292198 A JP 5292198A JP 5292198 A JP5292198 A JP 5292198A JP H11233979 A JPH11233979 A JP H11233979A
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JP
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heat
transformer
heat sink
heating element
substrate
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Application number
JP5292198A
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English (en)
Inventor
Tsunetoshi Oba
恒俊 大場
Yasuhiro Tsubota
康弘 坪田
Takatoshi Otomo
高敏 大伴
Yoko Murabayashi
陽康 村林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0201Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実装面に実装された複数の他のディスクリー
ト部品への温度影響が少なくなり、他のディスクリート
部品の温度設計が楽になるし、また、電源装置(電子機
器)の使用温度の範囲を広げることが可能になり、電源
装置全体の信頼性が向上する電子機器の放熱構造を提供
する。 【解決手段】 基板5の実装面にトランス6を実装し
て、基板5の実装面とは反対側の面部側にトランス6の
放熱手段を設け、この放熱手段を、基板5の実装面に開
口部7を設け、この開口部7にヒートシンク9を挿入し
て、このヒートシンク9を電熱シート11を介してトラ
ンス6に当てて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の放熱構
造とこの放熱構造を用いた電源装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電源機器20にあっては、例えば、図6
に示すようにケース31に内蔵された基板32には電解
コンデンサ33、トランス34等の多数の電子部品が搭
載してある。そして、このトランス34は発熱部品であ
り、その発熱量は大きく、このトランス34が発生させ
る熱を放熱する必要がある。
【0003】従来の電源機器20における放熱構造とし
ては、例えば、電源機器30のケース31に多数の放熱
用のスリット(図示せず)を形成すると共に、ケース3
1の端部に金属性のヒートシンク36を取り付けて構成
されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電源機器20におい
て、トランス34は大きなディスクリート部品の1つで
あり、電源機器20全体の小形化を図るにはトランス3
4の小形化が重要な要因になっていた。すなわち、トラ
ンス34の小形化の妨げになっている要素に1つにトラ
ンス34の温度上昇があり、特に、高容量の電源機器に
おいては、その放熱を効果的にできなければ、トランス
34を小さくすることが難しい。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その第1の目的とするところは、実装
面に実装された複数の他のディスクリート部品への温度
影響が少なくなり、他のディスクリート部品の温度設計
が楽になるし、また、電子機器の使用温度の範囲を広げ
ることが可能になるばかりか、発熱体(トランス)の小
形化を可能にする電子機器の放熱構造を提供することに
ある。
【0006】また、本発明の第2の目的とするところ
は、実装面に実装された複数の他のディスクリート部品
への温度影響が少なくなり、他のディスクリート部品の
温度設計が楽になるし、また、機器本体の使用温度の範
囲を広げることが可能になるばかりか、発熱体(トラン
ス)の小形化を可能にする電源装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、請求項1の発明に係る電子機器の放熱構造
は、基板の実装面に発熱体を実装して、前記基板の前記
実装面とは反対側の面部側に前記発熱体の放熱手段を設
けたことを特徴とする。
【0008】かかる構成により、基板において、発熱体
が実装されている実装面とは反対側に、放熱手段により
発熱体の放熱を行うようにしてあることから、実装面に
実装された複数の他のディスクリート部品への温度影響
が少なくなり、他のディスクリート部品の温度設計が楽
になるし、また、電子機器の使用温度の範囲を広げるこ
とが可能になり、電子機器全体の信頼性が向上すること
になる。
【0009】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項2の発明に係る電子機器の放熱構造は、請求
項1に記載の電子機器の放熱構造において、前記放熱手
段を、前記基板の前記実装面に開口部を設け、この開口
部にヒートシンクを配置して、このヒートシンクを電熱
シートを介して前記発熱体に当てて構成した。
【0010】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、発
熱体が発生する熱は放熱シートを介してヒートシンクに
伝わり、このヒートシンクから放熱される。このよう
に、発熱体が発生する熱は確実に放熱されることによ
り、この発熱体の温度上昇を押さえることができる。こ
のために、発熱体の放熱面積が小さくて済むようになっ
て、発熱体の小形化が可能になる。
【0011】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項3の発明に係る電子機器の放熱構造は、請求
項1に記載の電子機器の放熱構造において、前記放熱手
段を、前記基板の前記実装面に開口部を設け、この開口
部にヒートシンクを配置して、このヒートシンクを電熱
シートを介して前記発熱体に当てると共に、前記ヒート
シンクを金属性のケースに接触させて構成した。
【0012】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、発
熱体が発生する熱は放熱シートを介してヒートシンクに
伝わり、このヒートシンクから金属性のケースに伝わり
放熱される。このように、発熱体が発生する熱は確実に
放熱されることにより、この発熱体の温度上昇を押さえ
ることができる。このために、発熱体の放熱面積が小さ
くて済むようになって、発熱体の小形化が可能になる。
【0013】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項4の発明に係る電子機器の放熱構造は、請求
項1に記載の電子機器の放熱構造において、前記放熱手
段を、前記基板の前記実装面に開口部を設け、この開口
部にヒートシンクを配置して、このヒートシンクを導体
モジュールの放熱手段に連ねると共に、前記ヒートシン
クを電熱シートを介して前記発熱体に当てて構成した。
【0014】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、発
熱体が発生する熱は放熱シートを介してヒートシンクに
伝わり、このヒートシンクから導体モジュールの放熱手
段により放熱される。このように、発熱体が発生する熱
は確実に放熱されることにより、この発熱体の温度上昇
を押さえることができる。このために、発熱体の放熱面
積が小さくて済むようになって、発熱体の小形化が可能
になる。
【0015】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項5の発明に係る電子機器の放熱構造は、請求
項1又は請求項2又は請求項3に記載の電子機器の放熱
構造において、前記発熱体がトランスであり、このトラ
ンスの電熱シート当接面が巻線部である。
【0016】かかる構成により、トランスの巻線部が発
生する熱は放熱シートを介してヒートシンクに伝わり、
このヒートシンクから放熱されて金属性のケースに伝わ
り、ケースから放熱される。
【0017】このように、トランスの巻線部が発生する
熱は確実に放熱されることにより、この巻線部の温度上
昇を押さえることができる。このために、トランスの放
熱面積が小さくて済むようになって、トランスの小形化
が可能になる。
【0018】また、基板において、トランスが実装され
ている実装面とは反対側に、このトランスの放熱を行う
ようにしてあることから、実装面に実装された複数の他
のディスクリート部品への温度影響が少なくなり、他の
ディスクリート部品の温度設計が楽になるし、また、電
子機器の使用温度の範囲を広げることが可能になり、電
子機器全体の信頼性が向上することになる。
【0019】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項6の発明に係る電子機器の放熱構造は、請求
項1又は請求項2又は請求項4に記載の電子機器の放熱
構造において、前記発熱体がトランスであり、このトラ
ンスの電熱シート当接面が巻線部に連なる金属部であ
る。
【0020】かかる構成により、トランスが発生する熱
は、このトランスの巻線部に連なる金属部から放熱シー
トを介してヒートシンクに伝わり、このヒートシンクか
ら導体モジュールの放熱手段により放熱される。
【0021】このように、トランスが発生する熱は確実
に放熱されることにより、この巻線部の温度上昇を押さ
えることができる。このために、トランスの放熱面積が
小さくて済むようになって、トランスの小形化が可能に
なる。
【0022】また、基板において、トランスが実装され
ている実装面とは反対側に、このトランスの放熱を行う
ようにしてあることから、実装面に実装された複数の他
のディスクリート部品への温度影響が少なくなり、他の
ディスクリート部品の温度設計が楽になるし、また、電
子機器の使用温度の範囲を広げることが可能になり、電
子機器全体の信頼性が向上することになる。
【0023】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項7の発明に係る電源装置は、請求項1乃至請
求項6の電子機器の放熱構造を用いた。
【0024】かかる構成により、発熱体(トランス)が
発生する熱は確実に放熱されることにより、この発熱体
(トランス)の温度上昇を押さえることができる。この
ために、発熱体(トランス)の放熱面積が小さくて済む
ようになって、発熱体(トランス)の小形化が可能にな
る。
【0025】また、基板において、発熱体(トランス)
が実装されている実装面とは反対側に、このトランスの
放熱を行うようにしてあることから、実装面に実装され
た複数の他のディスクリート部品への温度影響が少なく
なり、他のディスクリート部品の温度設計が楽になる
し、また、電源装置の使用温度の範囲を広げることが可
能になり、電源装置全体の信頼性が向上することにな
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0027】(実施の形態例1)図1は本発明に係る放
熱構造(実施の形態例1)を有する電子機器としての電
源装置の斜視図、図2は本発明に係る電子機器の放熱構
造(実施の形態例1)の分解状態の斜視図、図3は同放
熱構造(実施の形態例1)の縦断面図である。
【0028】電子機器である電源装置1は金属性のケー
ス2を備えており、このケース2の前面部2Bには端子
台部2−1が設けてあり、ケース2の底面部2Aにはヒ
ートシンク取付部3を有しており、このヒートシンク取
付部3の中央には取付用孔部4が形成してある。
【0029】また、ケース2に内蔵される基板5には電
解コンデンサで代表される非発熱部品(図示せず)、半
導体(図示せず)及び発熱体であるトランス6等の多数
の電子部品が搭載してある。
【0030】トランス6は外鉄形であって、横型の巻線
部を有している。すなわち、このトランス6は鉄心部6
Aにコイル線を巻回した巻線部6Bを有していて、この
巻線部6Bの左右には下方に突出する複数の端子6Cが
設けてある。
【0031】基板5にはトランス6の巻線部6Bに対向
する長方形状の開口部7が形成してある。この開口部7
は、点線で囲ったトランス実装時の面積の範囲イ内に位
置しており、開口部7の左右にはトランス実装時の面積
の範囲イ内に位置してスルーホール8が設けてある。ま
た、基板5の上面側が電子部品の実装側にしてあり、こ
の実装面に複数のディスクリート部品(図示せず)が実
装してある。
【0032】また、ヒートシンク9は、基板5の開口部
7に挿入可能な長方形状をなしており、その下面部9A
は平坦であり、その上面部9Bはトランス6の巻線部6
Bの下部形状に相似した凹状の曲面に形成してある。ま
た、ヒートシンク9の中央部にはねじ孔10が設けてあ
る。
【0033】また、放熱シート11は長方形状であっ
て、ヒートシンク9の上面部9Bの曲面に馴染む低硬度
を有している。
【0034】そして、ケース2の底面部2Aには、その
ヒートシンク取付部3上に、平坦な下面部9Aを接して
ヒートシンク9が載せてあり、ケース2の裏から取付用
孔部4に挿通した止めねじ12をねじ孔10に螺合し
て、ヒートシンク取付部3にヒートシンク9が取り付け
てある。
【0035】また、前記基板5には、そのスルーホール
8に端子6Cを挿入して半田付けしまた、スペーサ13
を介在させてトランス6が搭載してあり、このトランス
6の巻線部6Bの下部は基板5の開口部7に対向してい
る。この場合、トランス6は、点線で囲ったトランス実
装時の面積の範囲イ内に位置している。
【0036】そして、ヒートシンク9の上面部9Bに放
熱シート11を載置した後に、基板5をケース2に収容
して、基板5の開口部7にヒートシンク9及び放熱シー
ト11を配置(挿入)して、トランス6の巻線部6Bの
下部を放熱シート11に接触させて、この巻線部6Bの
下部を放熱シート11を介してヒートシンク9の上面部
9Bに当てる。この場合、巻線部6Bの下部の曲面が放
熱シート11を介してヒートシンク9の上面部9Bの曲
面に沿うようになる。そして、基板5をケース2に固定
手段(図示せず)で固定してある。そして、少なくとも
放熱シート11とヒートシンク9とで放熱手段を構成し
ている。
【0037】次に、上記のように構成されたトランス6
の放熱構造による放熱作用を説明する。トランス6の巻
線部6Bが発生する熱は放熱シート11を介してヒート
シンク9に伝わり、このヒートシンク9から放熱されて
金属性のケース2に伝わり、ケース2から放熱される。
【0038】このように、トランス6の巻線部6Bが発
生する熱は確実に放熱されることにより、この巻線部6
Bの温度上昇を押さえることができる。このために、ト
ランス6の放熱面積が小さくて済むようになって、トラ
ンス6の小形化が可能になる。
【0039】また、基板5において、トランス6が実装
されている実装面とは反対側に、このトランス6の放熱
を行うようにしてあることから、実装面に実装された複
数の他のディスクリート部品への温度影響が少なくな
り、他のディスクリート部品の温度設計が楽になるし、
また、電源装置の使用温度の範囲を広げることが可能に
なり、電源装置全体の信頼性が向上することになる。
【0040】(実施の形態例2)本発明の実施の形態例
2を図4及び図5に示す。本発明の実施の形態例2にあ
っては、その放熱構造を、基板15の実装面に開口部1
7を設け、この開口部17にヒートシンク17を配置
(挿入)して、このヒートシンク19を導体モジュール
21の放熱手段に連ねると共に、ヒートシンク19を電
熱シート24を介してトランス16に当てて構成したも
のである。
【0041】トランス16は外鉄形であって、縦型の巻
線部16Bを有している。そして、このトランス16の
巻線部16Bには金属板(金属部)16Dが接触してお
り、この金属板16Dはトランス16の下部に回り込ん
でいる。また、トランス16の下部の左右には、下方に
突出する複数の端子16Cが左右に設けてある。
【0042】基板15には、トランス16の下部に対向
する長方形状の開口部17が形成してある。この開口部
17は、点線で囲ったトランス実装時の面積の範囲イ内
に位置しており、開口部17の左右にはトランス実装時
の面積の範囲イ内に位置してスルーホール18が設けて
ある。また、基板15の上面側が電子部品の実装側にし
てあり、この実装面に複数のディスクリート部品(図示
せず)が実装してある。
【0043】また、ヒートシンク19は、基板15の開
口部17に挿入可能な長方形状をなしており、その上、
下面部19B、19Aは平坦であり、また、ヒートシン
ク19にはねじ孔20が設けてある。
【0044】23は半導体モジュール21の発熱を放熱
するためのモジュール用ヒートシンクであって、導体モ
ジュール21の放熱手段を構成している。半導体モジュ
ール21の内面部(上面部)には、モジュール実装無し
のヒートシンク取付部22が形成してある。
【0045】そして、半導体モジュール21の外面部
(下面部)にはモジュール用ヒートシンク23が配置し
てあって、ねじ止めしてあり、また、半導体モジュール
21のヒートシンク取付部22には、ヒートシンク19
が、そのねじ孔20を用いてねじ(図示せず)により固
定してあり、ヒートシンク19の上面部19Bには放熱
シート24が載置してある。
【0046】そして、このようにモジュール用ヒートシ
ンク23、ヒートシンク19及び放熱シート24を搭載
した半導体モジュール21は、基板15の裏面に実装し
てあり、この場合、基板15の開口部17にはヒートシ
ンク19及び放熱シート24が配置8挿入)される。
【0047】そして、前記基板15には、そのスルーホ
ール18に端子16Cを挿入して半田付けし、また、ス
ペーサ(図示せず)を介在させてトランス16が搭載し
てあり、このトランス16の下部に位置する金属板16
Dは放熱シート24を介してヒートシンク19の上面部
19Bに当ててあり、基板15がケースに固定手段(い
ずれも図示せず)で固定してある。
【0048】次に、上記のように構成されたトランス1
6の放熱構造による放熱作用を説明する。トランス16
の巻線部16Bが発生する熱は金属板16D、放熱シー
ト23を介してヒートシンク19に伝わり、このヒート
シンク19から放熱されて半導体モジュール21のヒー
トシンク取付部22からモジュール用ヒートシンク23
に伝わり、このモジュール用ヒートシンク23から放熱
される。
【0049】このように、トランス16の巻線部16B
が発生する熱は確実に放熱されることにより、この巻線
部16Bの温度上昇を押さえることができる。このため
に、トランス16の放熱面積が小さくて済むようになっ
て、トランス16の小形化が可能になる。
【0050】また、基板15において、トランス16が
実装されている実装面とは反対側に、このトランス16
の放熱を行うようにしてあることから、実装面に実装さ
れた複数の他のディスクリート部品への温度影響が少な
くなり、他のディスクリート部品の温度設計が楽になる
し、また、電源装置の使用温度の範囲を広げることが可
能になり、電源装置全体の信頼性が向上することにな
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電子
機器の放熱構造によれば、基板において、発熱体が実装
されている実装面とは反対側に、放熱手段により発熱体
の放熱を行うようになって、実装面に実装された複数の
他のディスクリート部品への温度影響が少なくなり、他
のディスクリート部品の温度設計が楽になるし、また、
電源装置(電子機器)の使用温度の範囲を広げることが
可能になり、電源装置全体の信頼性が向上することにな
る。
【0052】また、発熱体が発生する熱は放熱シートを
介してヒートシンクに伝わり、このヒートシンクから放
熱される。また、ヒートシンクを金属製のケースに取り
付けることにより、発熱体が発生する熱はヒートシンク
からケースに伝わり、放熱される。また、ヒートシンク
を導体モジュールの放熱手段に連ねることにより発熱体
が発生する熱はヒートシンクから導体モジュールの放熱
手段に伝わり、放熱される。
【0053】このように、発熱体が発生する熱は確実に
放熱されることにより、この発熱体の温度上昇を押さえ
ることができる。このために、発熱体の放熱面積が小さ
くて済むようになって、発熱体の小形化が可能になる。
【0054】特に、発熱体がトランスである場合には、
トランスの巻線部が発生する熱は確実に放熱されること
により、この巻線部の温度上昇を押さえることができ
る。このために、トランスの放熱面積が小さくて済むよ
うになって、トランスの小形化が可能になる。
【0055】また、基板において、トランスが実装され
ている実装面とは反対側に、このトランスの放熱を行う
ようにしてあることから、実装面に実装された複数の他
のディスクリート部品への温度影響が少なくなり、他の
ディスクリート部品の温度設計が楽になるし、また、電
源装置(電子機器)の使用温度の範囲を広げることが可
能になり、電源装置全体の信頼性が向上することにな
る。
【0056】また、本発明に係る電源装置によれば、発
熱体(トランス)が発生する熱は確実に放熱されること
により、この発熱体(トランス)の温度上昇を押さえる
ことができる。このために、発熱体(トランス)の放熱
面積が小さくて済むようになって、発熱体(トランス)
の小形化が可能になる。
【0057】また、基板において、発熱体(トランス)
が実装されている実装面とは反対側に、このトランスの
放熱を行うようにしてあることから、実装面に実装され
た複数の他のディスクリート部品への温度影響が少なく
なり、他のディスクリート部品の温度設計が楽になる
し、また、電源装置の使用温度の範囲を広げることが可
能になり、電源装置全体の信頼性が向上することにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放熱構造(実施の形態例1)を有
する電子機器の斜視図である。
【図2】本発明に係る電子機器の放熱構造(実施の形態
例1)の分解状態の斜視図である。
【図3】同放熱構造(実施の形態例1)の縦断面図であ
る。
【図4】本発明に係る電子機器の放熱構造(実施の形態
例2)の分解状態の斜視図である。
【図5】同放熱構造(実施の形態例2)の縦断面図であ
る。
【図6】従来の放熱構造を有する電子機器(電源装置)
の縦断面図である。
【符号の説明】
1 電源装置(電子機器) 2 ケース 5 基板 6 トランス 6B 巻線部 6C 端子 6D 金属板(金属部) 7 開口部 9 ヒートシンク 11 電熱シート 15 基板 17 開口部 19 ヒートシンク 21 半導体モジュール 23 モジュール用ヒートシンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村林 陽康 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の実装面に発熱体を実装して、前記
    基板の前記実装面とは反対側の面部側に前記発熱体の放
    熱手段を設けたことを特徴とする電子機器の放熱構造。
  2. 【請求項2】 前記放熱手段を、前記基板の前記実装面
    に開口部を設け、この開口部にヒートシンクを配置し
    て、このヒートシンクを電熱シートを介して前記発熱体
    に当てて構成した請求項1に記載の電子機器の放熱構
    造。
  3. 【請求項3】 前記放熱手段を、前記基板の前記実装面
    に開口部を設け、この開口部にヒートシンクを配置し
    て、このヒートシンクを電熱シートを介して前記発熱体
    に当てると共に、前記ヒートシンクを金属性のケースに
    接触させて構成した請求項1に記載の電子機器の放熱構
    造。
  4. 【請求項4】 前記放熱手段を、前記基板の前記実装面
    に開口部を設け、この開口部にヒートシンクを配置し
    て、このヒートシンクを導体モジュールの放熱手段に連
    ねると共に、前記ヒートシンクを電熱シートを介して前
    記発熱体に当てて構成した請求項1に記載の電子機器の
    放熱構造。
  5. 【請求項5】 前記発熱体がトランスであり、このトラ
    ンスの電熱シート当接面が巻線部である請求項2又は請
    求項3に記載の電子機器の放熱構造。
  6. 【請求項6】 前記発熱体がトランスであり、このトラ
    ンスの電熱シート当接面が巻線部に連なる金属部である
    請求項2又は請求項4に記載の電子機器の放熱構造。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6の電子機器の放熱
    構造を用いた電源装置。
JP5292198A 1998-02-18 1998-02-18 電子機器の放熱構造とこの放熱構造を用いた電源装置 Pending JPH11233979A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102780386A (zh) * 2011-05-13 2012-11-14 株式会社安川电机 电子设备和具有电子设备的功率变换装置
JP2018022736A (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 株式会社豊田自動織機 トロイダルコイルの冷却構造
CN109036769A (zh) * 2017-06-08 2018-12-18 台达电子企业管理(上海)有限公司 磁性元件及具有其的车载电源模块
US11842838B2 (en) 2017-06-08 2023-12-12 Delta Electronics (Shanghai) Co., Ltd. Magnetic component

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