JPH11233360A - 巻線装置および巻線検査方法 - Google Patents

巻線装置および巻線検査方法

Info

Publication number
JPH11233360A
JPH11233360A JP10329771A JP32977198A JPH11233360A JP H11233360 A JPH11233360 A JP H11233360A JP 10329771 A JP10329771 A JP 10329771A JP 32977198 A JP32977198 A JP 32977198A JP H11233360 A JPH11233360 A JP H11233360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
wire
shaft
shaft portion
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10329771A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3589052B2 (ja
Inventor
Koichi Kitagishi
浩一 北岸
Yuji Kawaguchi
裕司 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP32977198A priority Critical patent/JP3589052B2/ja
Publication of JPH11233360A publication Critical patent/JPH11233360A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3589052B2 publication Critical patent/JP3589052B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルを巻付け製造する際の巻乱れの検査を
検査時間を要することなく行う。 【解決手段】 線材11はボビン10の軸部10aと平
行の方向に移動させ、ボビン10を回転駆動して該線材
11をボビン10の軸部10aに巻付ける。この線材1
1の巻付け進行端Tに、照射ビームを発しその反射ビー
ムを受信して該反射ビームの強度を示す信号を出力する
センサ手段17のプローブ部14から該照射ビームを走
査し、該巻付け進行端T位置での線材11の有無を検査
することにより巻き乱れか否かを判定し、線材巻付け中
に巻き乱れの検査を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイル用の線材が
巻付けられるボビン軸部において巻乱れの発生を巻線中
に高精度で検査できる巻線装置および巻線検査方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に直状の軸部を有するボビンに線材
を巻付けコイル、トランス類を製作する巻線方法は、ボ
ビンまたは線材繰出用ノズルを往復動させ、回転するボ
ビンの軸部に線材を該軸部の接線方向に輪状に巻きつけ
る。その往復動の回数が層数となる。このような巻線方
法を採るコイル、トランスでは各層ごとに線材が別れ、
かつ一層内では等間隔に整列して巻かれることが好まし
い。
【0003】巻乱れを検査するため、例えば特開平8−
124777号公報(以下、文献1という)では、ボビ
ンまたは巻線繰出用ノズルの往復回数から線材の巻層数
を求め、この巻層数に基づいて該巻層数の線材が正常に
ボビン上に巻付積層されたときの標準巻付外径を算出
し、ボビンに巻付けられた線材の外周位置を検出する外
径センサによりコイル実外径を計測し、このコイル実外
径と前記標準巻付外径の差が所定値より大となったとき
に巻乱れが発生したと判定している。
【0004】また、特開平9−55329号公報(以
下、文献2という)では、レーザ発生源とその受光セン
サとからなるレーザセンサを用い、線材巻付け工程終了
後に、レーザ発生源からのレーザ光がボビン軸部に直角
に照射するようにレーザセンサを該軸部の軸方向に沿っ
て走査し、その反射光が線材に当って反射する場合と、
線材の下にある絶縁フィルムに当って反射する場合とで
反射強度が変ることにより、巻乱れがあると判定してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の巻乱れ検査方法
において、文献1では、線材巻付け工程の終了後に巻乱
れの検査を行っており、巻乱れを検出したときには、そ
の製品を破棄するしかなく、資源の無駄が多くなり生産
性が極めて悪い。また、文献2では一層分の巻付けを終
えるごとにその層について巻乱れの検査を行っている。
従って、この従来技術では巻乱れを検出した場合には1
層分全部を巻戻す等しなければならず、生産性がよいと
はいえない。
【0006】巻き乱れは、特に、巻線方法として、ボビ
ン軸部の軸方向の一端側から徐々に巻端を他端側に進行
させ、該一端側から他端側にかけて巻数が増減し巻端が
階段状となる斜向巻きを行う場合は、巻端を形成する往
復動のエンド位置が一往復ごとに変化するため、該エン
ド位置付近で巻乱れが発生しやすい。また、文献1に記
載された巻線検査方法では、層数が多い場合や線径が細
い線材を巻く場合、必要検出精度を満足できない問題が
発生する。
【0007】また、文献2に記載された巻線検査方法で
は、検査工程の時間が必要であり、巻線作業全体からみ
た1つのコイル製作時間を長くする欠点がある。本発明
は、線材巻付け工程中に巻付け乱れを検出できる巻線装
置および巻線検査方法を提供することを解決すべき課題
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
巻線検査方法によれば、ボビンの軸部に線材を巻付けつ
つ、同時に線材の巻付け進行端近傍における線材の軸方
向位置に関する情報を光学的に抽出し、この情報に基づ
いて線材の巻き乱れを検査する。このようにすれば、線
材巻付けが完了してから巻き乱れ検査を行うのではな
く、巻き付け工程と同時にその巻き乱れ検査工程を実施
するので、生産性に優れるとともに、巻き付け途中で巻
き乱れを検出したらただちに巻き付けを終了することが
できるので、線材の無駄を低減することができる。
【0009】更に、本発明では、線材の巻付け進行端近
傍における線材の軸方向位置に関する情報を光学的に抽
出するので、巻き乱れが生じれば、他の部位に比較して
巻き乱れにより大きな反射率の変動を得ることができ、
検出精度の向上を図ることができる。すなわち、巻付け
進行端近傍での線材の有無を検出する場合には、僅かな
巻き乱れでも確実に検出することができる。
【0010】なお、上記光学的な情報抽出は、線材の巻
付け進行端近傍にレーザー光などの光ビームのスポット
を集中し、その反射ビームの強度で線材とそれ以外の地
肌(軸部外周面やフィルム表面など)との反射率の差異
を検出する他、線材の巻付け進行端近傍を含む領域をリ
ニアセンサやエリアセンサなどの撮像手段で撮像するこ
とによっても上記反射率の差異を検出することができ
る。
【0011】ここで、巻付け進行端とは、線材を普通に
輪状に巻付ける場合の線材が巻き進む端をいい、斜向巻
きの場合は、線材が巻き進む端または階段状に進む斜向
部分の下側の端をいう。たとえば、この巻付け進行端の
所定部位、すなわち、巻付けられた線材の直前のターン
の進行側に隣接する部位に線材が存在すれば、巻き乱れ
は存在せず、存在しなければ巻き乱れが生じたと判定す
ることができる。もしくは、この巻付け進行端から軸方
向進行側へ所定距離離れた部位に線材が巻付けられてい
れば巻き乱れが生じたと判定し、そうでなければ巻き乱
れは存在しないと判定することができる。
【0012】好適な態様において、照射ビームは、巻付
け進行端から軸方向進行側に50〜1200μm離れた
位置に照射する。換言すれば、巻付け進行端から軸方向
進行側に50〜1200μm離れた位置における線材存
在情報を光学的に検出する。線径が30〜600μm程
度の通常の小型コイルでは、巻き乱れが生じると線材
は、巻付け進行端から軸方向進行側に50〜1200μ
m離れた位置にずれるので、このようにすれば精度よく
巻き乱れを判定することができる。なお、巻付け進行端
から逸脱した線材を判定する場合、巻付け進行端から軸
方向進行側に50μm未満の位置を光学的に調べる場合
には巻き乱れかどうかを判定することが容易でなく、一
方、それが1200μm以上離れた位置を光学的に調べ
る場合には巻き乱れが生じていたとしても線材を検出す
ることが困難なために巻き乱れを検出することが容易で
ない。
【0013】好適な態様において、時間順次に連続して
所定回数、好適には4回以上、巻き乱れと判定する場合
に、巻き乱れと最終判定する。このようにすれば、なん
らかの原因により一時的に線材が巻付け進行端から軸方
向進行側に所定距離ずれて、その後、また正常な巻付け
進行端に復帰する場合に、それを巻き乱れと誤検出する
ことがない。
【0014】好適な態様において、ボビンの軸部に輪状
に巻付けられる線材の予定された巻付け進行端あるいは
該巻付け進行端より所定間隔離れた位置での前記線材の
有無を照射ビームを発しその反射ビームを受信して該反
射ビームの強度を示す信号を出力するセンサ手段を用い
て検査することを特徴とする。また、上記課題を同様に
解決した本発明の巻線装置は、ボビンの軸部に輪状に巻
付けられる線材の予定された巻付け進行端あるいは該巻
付け進行端より所定間隔離れた位置での前記線材の有無
を検査しつつ前記線材を前記軸部に巻付ける巻線装置で
あって、該軸部を一致して前記ボビンが装着される主軸
と、該線材を繰出すノズル部をもつ線材供給手段と、該
ノズル部から繰出される該線材が該ボビンの軸部に輪状
に巻付けられるように該主軸を回転させつつ該軸部の軸
方向に該ノズル部を該主軸に対して相対移動させる第1
の駆動手段と、照射ビームを発しその反射ビームを受信
して該反射ビームの強度を示す信号を出力するセンサ手
段と、該センサ手段を保持する検査ヘッドをもち、該巻
付け進行端に該センサ手段の照射ビームが同期するよう
に該検査ヘッドを該主軸に対して該軸方向に相対移動さ
せる第2の駆動手段とを具備したことを特徴とする。
【0015】本発明の巻線検査方法および巻線装置の好
適な態様では、線材が巻付けられる巻付け進行端あるい
は該巻付け進行端より所定間隔離れた位置を狙ってセン
サ手段の照射ビームが移動し、その巻付け進行端あるい
は該巻付け進行端より所定間隔離れた位置での線材の有
無を検出する。従って、線材巻付け工程中に線材が適正
な位置に巻かれたか否かを検査することができる。な
お、巻付け進行端より所定間隔離れた位置での線材の有
無を検出するこの態様は、ある程度の巻き乱れが許され
る場合に特に有効である。
【0016】照射ビームは、前記軸部に直角に交差する
方向より巻付け進行側又はその反対側に傾斜した角度で
該軸部に入射させることができる。この方法では、線材
が巻付け進行端に有るときと無いときとで散乱による反
射ビームの強弱差が明確となり、照射ビームを軸部に直
角に照射する場合より正確に線材の有無を検査すること
ができる。なお、巻付け進行側又はその反対側に傾斜さ
せる角度は、5〜85°の範囲が好ましい。
【0017】巻付け進行端あるいは巻付け進行端より所
定間隔離れた位置での線材の有無は、軸部の表面あるい
はその表面に被着される絶縁フィルムもしくは軸部に層
状に巻付けられる線材の各層間に介装される絶縁フィル
ムと前記線材との反射率の相違に基づき反射ビームの前
記信号がレベル変化することによって判定することがで
きる。
【0018】巻線検査方法の好適な態様では、線材の巻
線方法として、巻端を軸部の軸方向の一端側から他端側
へ徐々に進行させることにより一端側から他端側に向け
て線材を上層側へ階段状に巻き付け、巻端が最上層のタ
ーンに到達後、巻端を軸部の軸方向の他端側から一端側
へ徐々に進行させる斜向巻き方式を採用するすることが
できる。なお、上記巻端とは、本巻線方法によるその時
点における最終巻き付け部を意味する。
【0019】本発明の巻線装置は、前記センサ手段から
の前記信号を入力しそのレベルの変化により前記巻付け
進行端あるいは巻付け進行端より所定間隔離れた位置へ
の前記線材の有無を判定する判定手段をもつことができ
る。これにより、線材巻付け工程中に巻乱れが発生した
か否かを自動的に判定することができる。
【0020】
【発明の効果】従って、本発明によれば、線材巻付け工
程中に巻乱れの検査が同時に行われ、検査工程の時間を
要しない。これによりコイル等の製作サイクルタイムを
短くできると共に、資源の無駄を無くして生産性を高め
ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の巻線検査方法は、ボビン
の軸部に輪状に巻付けられる線材の予定された巻付け進
行端の前記線材の有無を照射ビームを発しその反射ビー
ムを受信して該反射ビームの強度を示す信号を出力する
センサ手段を用いて検査する。ボビンは、その軸部の軸
方向を回転する主軸の軸方向と一致して該主軸に装着す
ることが好ましい。線材はノズル部をもつ線材供給手段
より所定の張力で繰出す。該ノズル部は前記軸方向に沿
って往復移動させる。これにより主軸によって回転する
軸部に線材が巻付けられる。
【0022】本発明において、通常の輪状にコイル等を
巻く場合は、ノズル部と検査ヘッドとを一体化し、共通
の駆動手段で移動させることができる。斜向巻きを行う
場合は、例えば軸部の一端側から他端側にかけて徐々に
巻付け領域を増加させ、該一端側から他端側に巻数が傾
斜状態に増減し巻端が階段状となるように巻付ける。こ
の場合の検査ヘッドは、巻付け進行端が更新される斜向
巻き部の下側巻端(巻端の更新端)と同期するように移
動させ、ノズル部の移動に同期させる必要はない。
【0023】センサ手段の照射ビームは、軸部の軸方向
と直角より巻付け進行側又はその反対側に傾斜した角度
で該軸部に入射させることが好ましい。また、照射ビー
ムは、レーザのようなコヒーレント光でも自然光でも使
用できる。また、照射ビームは、軸部と直角に交差する
ように該軸部に照射してもよい
【0024】。
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。 (第1実施例)第1実施例の巻線装置は、図1に示すよ
うに、サーボモータ1および該サーボモータ1によって
回転駆動される装着用軸2を備えた主軸装置3と、該装
着用軸2に装着されたボビン10に線材11を繰出すノ
ズル部4aをもつ線材供給部材4と、該線材供給部材4
を軸方向に移動自在となるようボールナットを介して支
持したボールネジ5および該ホールネジ5を回転駆動す
るサーボモータ6からなるノズル駆動治具7と、該装着
用軸2と平行に延びるボールネジ8、該ボールネジ8を
回転駆動するサーボモータ9および該ボールネジ8にボ
ールナットを介して軸方向に移動自在に支持された検査
ヘッド12からなり、第2の駆動手段を構成する走査治
具13と、照射窓および受光窓を有するプローブ部14
が該検査ヘッド12に保持され、レーザ等の光源15お
よび受光器16を具備したセンサ手段17とを主要素と
して構成され、第1の駆動手段は、該サーボモータ1、
6によって構成されている。
【0025】前記線材供給部材4は、図示しない線材供
給機構から線材を引出しノズル部4aから所定の張力で
ボビン10へ繰出すように構成されている。なお、線材
供給部材4は、ノズル部4aから突き出た線材10の先
端をボビン10の巻付け初期位置へ係合させる手段をも
つ。センサ手段17のプローブ部14は、その照射窓か
ら照射ビームをボビン10の軸部10aに対し巻付け進
み側に傾斜した角度で入射させる。入射させる位置は、
線材11が巻付けられる予定の巻付け進行端Tの位置で
ある。また、照射ビームは図4に示すように、線材11
の例えば軸心を狙って入射される。なお、プローブ部1
4は、それぞれ光源15および受光器16とそれぞれの
ファイバー18を介して接続されている。
【0026】本実施例の検査装置では、受光器16の出
力16aを判定する判定手段としての検査用コントロー
ラ19を備えている。検査用コントローラ19は、巻付
け進行端における線材11の有無を示す出力19aをサ
ーボ系コントローラ20に入力している。サーボ系コン
トローラ20は、サーボモータ1、6および9を制御す
る信号1a、6aおよび9aを該サーボモータ1、6お
よび9に出力している。これにより、巻線方法、巻付け
ピッチ等に応じた主軸2の回転速度、ノズル部4の移動
速度および方向の切換え移動パターン等が所定の関係に
制御される。検査ヘッド12の移動速度および方向の切
換え移動パターンは、通常の輪状コイルを巻線する場合
は、ノズル部4の移動速度および方向の切換え移動パタ
ーンと同じになる。斜向巻き部をもつコイルの場合は、
斜向部分の巻端に同期させ、ノズル部4の移動速度およ
び方向の切換え移動パターンと同じにする必要はない。
【0027】ここで、斜向巻きは、図2に示すように、
軸部10aの一端側から他端側へ徐々に巻端が進行し、
外側の巻端が上層へ階段状になる巻き方である。この斜
向巻きでは、巻付け進行端Tが符号T1に示すように既
に巻かれた部分の上に重なる場合は問題でなく、そのま
ま上層に巻付けていってもかまわない。しかし、符号T
2に示すように軸部10aの未巻付け部分に突出して巻
付けが進行することは、後の巻付け状態を更に悪化する
ので巻乱れとする。
【0028】次に上記巻線装置を用いた線材の巻付け工
程を図2に示す斜向巻きを行う場合を例にして図3およ
び図4を参照しつつ説明する。なお、図4において、照
射ビームを示す2点鎖線は光軸を示すものである。図3
に示すフローチャートは、検査用コントローラ19の動
作の流れを示し、主軸2にボビン10がチャックされる
と開始され、初期設定としてのステップS1、S2が実
行される。S1ではS1では巻線方法(ここでは斜向巻
き)等を設定し、ステップS2ではノズル部4aの移動
速度および移動パターン、主軸2の回転速度、照射ビー
ム走査位置および移動速度および移動パターン等を設定
する。ノズル部4aの移動パターンは、斜向巻きの場
合、往復ストロークが軸部10aの一端側から他端側へ
徐々に大きくなるパターンとなる。検査ヘッド12の移
動速度と移動パターンは、ノズル部4aの往復動に追従
させる必要はなく、斜向巻き端が他端側へ広がる速度に
合わせて低速で他端側への移動だけでよい。これにより
プローブ部14から照射ビームが軸部10aに巻付けら
れる線材11の巻付け進行端Tを走査することになる。
これらの初期設定は検査用コントローラ19からサーボ
系コントローラ20に設定される。
【0029】ステップS3により巻付けが開始される
と、ステップS4〜S6が繰返される。即ち、S4〜S
7は線材巻付け工程中に行われる巻乱れ検査工程であ
り、本実施例では斜向巻きを行うので、巻付け進行端T
が更新されるごとに行われる。巻付け進行端Tは、線材
11が一端側から他端側に向う場合に、未巻付けの軸部
10aに線材11が巻付けられたときに更新される。
【0030】続くステップS5は検査用コントローラ1
9が受光器16からの出力16aを取込む処理である。
ステップS6は取込んだ出力16aをレベル判定してい
る。巻乱れの判定は、図4に示すように、巻付け進行端
Tに線材11が存在するか否かで出力16aのレベルが
図5、図6に示すように基準レベルG1、G2より上方
向に突出するか基準レベルG1、G2かを調べる。出力
16aのレベル変化は、実施例のように照射ビームを斜
めに入射する場合、線材11が巻付け進行端Tに無いと
き、線材11の表面と軸部10aの表面の反射率の相違
によって図5または図6のようになる。線材11の表面
の反射率が軸部10aの表面の反射率より小さいとき、
図5のように巻乱れによりG1の上方向(レベル大)に
変化する。線材11の表面の反射率が軸部10aの表面
の反射率より大きいとき、図5のように巻乱れによりG
2の下方向(レベル小)に変化する。軸部10aに表面
が絶縁フィルムで覆われているとすると、線材11の絶
縁物質の表面より反射率が大きく、その散乱分が反射ビ
ームとなり、図5に示すように上方向に突出する。
【0031】ステップS6の巻乱れ検出の詳細な動作を
説明する。線材11が図4のAに示すように正常な巻付
け進行端Tに位置していれば、反射ビームは大半が線材
表面から反射した成分となり、出力16aにレベル変化
は生じない。線材11が図4のBに示す位置に巻付けら
れた場合、反射ビームはLBに示すように照射ビームの
反対側に逸れ、反射ビームとしてプローブ部14に戻る
成分が小さくなる(図6の波形Q)。
【0032】線材11が図4のCに示す位置に巻付けら
れた場合、照射ビームは軸部10aの表面だけに当って
散乱する。このとき、主たる反射ビームは、Bの場合よ
りLC成分の散乱分が多くなり、出力16aは、Q波形
より低いレベルのR波形に示す。検査用コントローラ1
9はこのレベル変化を巻乱れとして判定する。ステップ
S6で巻乱れが無い(Y)と判定されると、検査用コン
トローラ19は巻終端か否かを判定し、巻終端でない場
合(N)はステップS4に戻り、巻終端の場合(Y)は
一つのコイルの巻付け工程を終了する(S8)。
【0033】ステップS6で巻乱れ有り(N)と判定さ
れると、検査用コントローラ19は、ステップS9に進
み巻付け作業を停止する。この場合は、警報を発したり
自動的に別の修正プログラムを実行等するか、人手によ
り巻き乱れを修正することができる。他の実施例とし
て、照射ビームは軸部10aに直角に交差するように該
軸部10aに入射させてもよい。この場合に得られる出
力16aは、巻乱れを検出すると、図5に示す正方向に
突出したレベル変化が現れる。
【0034】照射ビームを軸部10aに直角に交差する
ように入射させる場合と、本実施例のように斜めに入射
させる場合との相違は、本実施例では、反射率の大きい
線材と小さい軸部であり、軸部の表面の反射率が前者の
場合より大きくなっても検出可能である。 (第2実施例)上記第1実施例においては、照射ビーム
を巻線の巻付け進行端Tに照射することによって、巻線
の乱れを検出していたが、本第2実施例においては、巻
線の進行方向の所定間隔はなれた箇所に、照射すること
を特徴とするものである。
【0035】本第2実施例を図7を用いて説明する。図
7に示されるように、図示しない光源からの照射ビーム
BEは、赤色のLED光であり、巻付け進行端Tより、
約1000μm離れた箇所を常にボビン10に対して垂
直方向に照射するようになっている。そのため、照射ビ
ームBEを発する検査ヘッド12は、ノズル部(図示
略)の横方向の移動に伴って、同横方向に移動できるよ
うになっている。
【0036】上記構成とすることによって、線材11が
巻き乱れが生じない正常な時には、照射ビームBEがボ
ビン10に照射されることになる。ところが、巻き乱れ
が生じた場合には、照射ビームBEは、線材11に照射
することになる。この時、巻線11に照射した場合の反
射光の光量とボビン10に照射した場合の反射光の光量
とが図7のA円内とB円内に模式的に示すように異な
り、具体的には、巻線11に照射した場合の反射光の光
量を約22mVとすると、ボビン10に照射した場合の
反射光は、B円内に示すように散乱し、この時の光量は
約20mVとなり、巻線11に照射した場合の光量の方
が、大きいため、この光量の差を検出することによっ
て、線材の巻き乱れを検出することができる。
【0037】さらに、本第2実施例においては、光源か
らの照射ビームBEを、巻付け進行端Tより約1000
μm離れた箇所を照射するようにした。そのため、本第
2実施例を採用すれば、巻き乱れがある程度(本第2実
施例の場合では、約1000μm)以上の場合になって
初めて巻き乱れであることを検出したい場合には、有効
な手段である。
【0038】(第3実施例)本第3実施例においては、
第2実施例に対して、更に照射ビームBEをボビン10
の軸方向の直角方向に対する角度θとして、20゜斜め
より照射することを特徴とする。この場合、検査ヘッド
12は、光源部12Aと受光部12Bとに分れて配置さ
れる。
【0039】その概略構成図を図8に示す。なお、図9
にボビン10に対して垂直に照射した場合の照射部分を
示し、図10にボビン10に対して斜めに照射した場合
の照射部分を示す。図9の場合では、ボビン10からの
反射光も検出しているが、図10のように、斜めから照
射ビームを照射した場合には、ボビン10からの反射光
は、検出することがない。
【0040】そのため、巻線11に照射した場合の反射
光の光量(約22mV)の方が、ボビン10に照射した
場合の反射光の光量(約16mV)よりも、垂直に照射
ビームを照射した場合よりもはるかに大きいため、この
光量の差を大きくすることができ、より精度よく線材の
巻き乱れを検出することができる。さらに、本第3実施
例においては、照射ビームを斜めから照射しているた
め、線材の巻線方向に対して平行な線材の箇所では、照
射ビームに対して、正反射により、反射光を検出するこ
とができる。それに対して、巻端と巻き乱れ部分の端部
との間に存在する線材の箇所に照射ビームが照射された
場合には、巻端と巻き乱れ部分の端部との間に存在する
線材は、巻線方向に対して平行ではない。そのため、照
射ビームによる反射光は検出することができない。
【0041】以上のように、本第3実施例を採用するこ
とによって、巻き乱れがある程度(本第3実施例の場合
では約1000μm)以上の場合になって初めて巻き乱
れであることをより正確に検出することができる。本第
3実施例においては、照射ビームの照射角度θを20゜
としたが、図11に示すように、5゜以上であれば、ボ
ビン10からの反射光量を小とすることができ、線材か
らの反射光との差を大きくすることができる。
【0042】しかしながら、85゜以下とした場合に
は、照射ビームで線材の巻き乱れを検出することができ
なくなるという問題が生じる。そのため、本第3実施例
においては、照射ビームの照射角度は、ボビンの軸方向
に対して直角方向より5〜85゜の範囲内で傾けるのが
好ましい。 (第4実施例)この第4実施例では、斜向巻きを行う際
に巻線ノズルから斜向巻きによってノズルが移動する分
(斜向巻き部分の幅(ボビン軸方向長さ))のオフセッ
ト長と規格幅分を離した位置にノズルと一体でセンサを
取付ける(図12)。これにより斜向巻きの巻端の移動
と同期してセンサを移動する軸が必要であったのが、ノ
ズルの移動軸だけで巻き乱れの検出が可能となる。 (第5実施例)上記第2実施例においては、巻線の巻付
け進行端Tから進行方向へ所定間隔(50〜1200μ
m、更に好ましくは1000μm)離れた位置に照射ビ
ームで照射して、線材11の有無を検査したが、この実
施例では、図3に示すステップS5にて検査は一定イン
タバル(ここでは1mse)で順次実施される。そし
て、S6における判定においては、直前の連続する複数
回(ここでは4回)の検査結果がすべて巻き乱れ(すな
わち線材有り)と判定した場合に、最終的に巻き乱れと
判定してステップS9に進み、そうでなければ巻き乱れ
なしと判定してステップS9に進む。
【0043】このようにすれば、なんらかの原因により
一時的に線材が巻付け進行端から軸方向進行側に所定距
離ずれて、その後、また正常な巻付け進行端に復帰する
場合に、それを巻き乱れと誤検出することがない。な
お、このような線材11の軸方向進行側へのずれは、た
とえば、線材が軸部上を滑ったり、押し出されたりして
生じる場合がある。しかし、このようなずれは多くの場
合には、線材11の張力により正規の位置すなわち巻付
け進行端に復帰し、巻き乱れは解消される。したがっ
て、この実施例により一時的な線材ずれを誤検出するこ
とがなく、検出精度の向上を実現することができる。 (変形態様)なお、この第5実施例では、巻線の巻付け
進行端Tから進行方向へ所定間隔(50〜1200μ
m、更に好ましくは100〜1000μm)離れた位置
での時間的に連続する複数回の線材存在結果により初め
て巻き乱れを判断したが、同じく実施例1で説明した巻
付け進行端での時間的に連続する複数回の線材不存在結
果により初めて巻き乱れと判定することもできる。
【0044】更に、巻付け進行端での検査と巻付け進行
端から進行側に所定距離離れた位置での検査を同時に行
ってもよく、あるいはリニアセンサの画素セルを軸方向
にならべて常時、線材位置をモニタすることもできる。
なお、線材の軸方向への一時的な位置ずれの発生からそ
の解消までの時間は、通常、ボビンの回動角度で144
0度すなわちこの実施例ではボビンが4回転する期間内
に生じることから、反射光から一定インタバルで順次サ
ンプリングされたデータをそれぞれ判定した各検査結果
のうち、少なくとも一つの検査結果と、この検査結果を
得たボビン角度位置に対して、このボビンの回動角度で
1440度を超える角度位置にて検査した検査結果とを
含む上記複数の検査結果がすべて巻き乱れを示す場合に
最終的に巻き乱れと判定することが、上記一時的な線材
ずれ(直後にずれ解消)を巻き乱れと誤判定しないため
に好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に用いた巻線装置を示す概略
構成図である。
【図2】 斜向巻きと巻乱れを説明する説明図である。
【図3】 実施例での動作を示すフロチャートである。
【図4】 実施例の照射ビームを巻付け進行側に斜めの
角度で軸部に交差させて入射させた場合の様子を示す動
作説明図である。
【図5】 実施例の受光器から得られる信号を示す波形
図である。
【図6】 上記信号の別の例を示す波形図である。
【図7】 本発明の第2実施例を示す概略構成図であ
る。
【図8】 本発明の第3実施例を示す概略構成図であ
る。
【図9】 上記第3実施例の作用を説明するため、ボビ
ンに対して垂直に照射した場合の照射部分を示す説明図
である。
【図10】 上記第3実施例の作用を説明するため、ボ
ビンに対して斜めに照射した場合の照射部分を示す説明
図である。
【図11】 照射ビームを斜めにする場合の角度範囲を
示すグラフであって、縦軸は反射強度、横軸は角度を表
す。
【図12】 本発明の第4実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1、6…サーボモータ、2…主軸、4a…ノズル部、
5、8…ボールネジ、7…ノズル駆動手段(第1の駆動
手段)、9…第2の駆動手段、10…ボビン、10a…
軸部、12…検査ヘッド、13…走査治具、14…プロ
ーブ部、T…巻付け進行端。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンの軸部に線材を巻付けつつ前記線
    材の巻付け進行端近傍における前記線材の軸方向位置に
    関する情報を光学的に抽出し、前記情報に基づいて前記
    線材の巻き乱れを検査することを特徴とする巻線検査方
    法。
  2. 【請求項2】 前記情報は、前記前記線材の巻付け進行
    端近傍に照射ビームを発して受信した反射ビームの強度
    に関する情報からなることを特徴とする請求項1記載の
    巻線検査方法。
  3. 【請求項3】 前記軸部の軸方向と直角な方向を基準と
    して巻付け進行側又はその反対側に所定角度傾斜した角
    度で、前記照射ビームを前記軸部に入射させる請求項2
    記載の巻線検査方法。
  4. 【請求項4】 前記軸部の表面あるいはその表面に被着
    される絶縁フィルムもしくは前記軸部に層状に巻付けら
    れる前記線材の各層間に介装される絶縁フィルムと前記
    線材との反射率の相違による前記反射ビームの強度変化
    に基づいて、前記巻付け進行端における前記線材の有無
    を判定する請求項2または3項のいずれか1項に記載の
    巻線検査方法。
  5. 【請求項5】 前記線材の巻線方法は、巻端を前記軸部
    の軸方向の一端側から他端側へ徐々に進行させることに
    より前記一端側から前記他端側に向けて前記線材を上層
    側へ階段状に巻き付け、前記巻端が最上層のターンに到
    達後、前記巻端を前記軸部の軸方向の他端側から一端側
    へ徐々に進行させる斜向巻き方式である請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の巻線検査方法。
  6. 【請求項6】 前記照射ビームを、前記巻付け進行端か
    ら軸方向進行側に所定間隔離れた位置に照射する請求項
    2に記載の巻線検査方法。
  7. 【請求項7】 前記所定間隔を50〜1200μmとす
    る請求項6に記載の巻線検査方法。
  8. 【請求項8】 前記線材の巻線方法は、巻端を前記軸部
    の軸方向の一端側から他端側へ徐々に進行させることに
    より前記一端側から前記他端側に向けて前記線材を上層
    側へ階段状に巻き付け、前記巻端が最上層のターンに到
    達後、前記巻端を前記軸部の軸方向の他端側から一端側
    へ徐々に進行させる斜向巻き方式である請求項6又は7
    記載の巻線検査方法。
  9. 【請求項9】 前記軸部の軸方向と直角な方向を基準と
    して巻付け進行側又はその反対側に5〜85°だけ傾斜
    した角度で、前記照射ビームを前記軸部に入射させる請
    求項6ないし8のいずれか1項に記載の巻線検査方法。
  10. 【請求項10】 巻端を前記軸部の軸方向の一端側から
    他端側へ徐々に進行させることにより前記一端側から前
    記他端側に向けて前記線材を上層側へ階段状に巻き付
    け、前記巻端が最上層のターンに到達後、前記巻端を前
    記軸部の軸方向の他端側から一端側へ徐々に進行させる
    斜向巻き方式で前記軸部に巻き付けられた前記線材の前
    記巻付け進行端から軸方向に進行側に所定間隔離れた位
    置における前記線材の有無を光学的に検出することを特
    徴とする請求項1記載の巻線検査方法。
  11. 【請求項11】 前記線材の前記巻付け進行端から軸方
    向に進行側に所定間隔離れた位置に照射ビームを発して
    受信した反射ビームの強度に関する信号に基づいての前
    記検査により、連続して所定回数だけ前記線材の存在を
    検出した場合に前記線材の巻き乱れと判定する請求項1
    0記載の巻線検査方法。
  12. 【請求項12】 前記所定回数は4回以上である請求項
    11記載の巻線検査方法。
  13. 【請求項13】 ボビンの軸部に輪状に巻付けられる線
    材の予定された巻付け進行端への前記線材の有無を検査
    しつつ前記線材を前記軸部に巻付ける巻線装置であっ
    て、 前記軸部を一致して前記ボビンが装着される主軸と、 前記線材を繰出すノズル部をもつ線材供給手段と、 前記ノズル部から繰出される前記線材が前記ボビンの軸
    部に輪状に巻付けられるように前記主軸を回転させつつ
    前記軸部の軸方向に前記ノズル部を前記主軸に対して相
    対移動させる第1の駆動手段と、 照射ビームを発しその反射ビームを受信して該反射ビー
    ムの強度を示す信号を出力するセンサ手段と、 前記センサ手段を保持する検査ヘッドをもち、前記巻付
    け進行端に前記センサ手段の照射ビームが同期するよう
    に前記検査ヘッドを前記主軸に対して前記軸方向に相対
    移動させる第2の駆動手段、 とを具備したことを特徴とする巻線装置。
  14. 【請求項14】 前記センサ手段は、前記照射ビーム
    を、前記巻付け進行端より、常に所定間隔離れた位置を
    照射し、該線材の有無を検出する請求項13記載の巻線
    装置。
  15. 【請求項15】 前記所定距離は、50〜1200μm
    である請求項14記載の巻線装置。
  16. 【請求項16】 前記センサ手段からの前記信号を入力
    しそのレベルの変化により前記巻付け進行端への前記線
    材の有無を判定する判定手段をもつ請求項13記載の巻
    線装置。
  17. 【請求項17】 前記センサ手段は、前記照射ビームを
    前記軸部の軸方向と直角より巻付け進行側又はその反対
    側に傾斜した角度で該軸部に入射させる請求項13記載
    の巻線装置。
  18. 【請求項18】 前記センサ手段の発する前記照射ビー
    ムを前記軸部の軸方向より5〜85°進行側又はその反
    対側に傾斜させた角度で該軸部に入射させる請求項13
    記載の巻線検査方法。
  19. 【請求項19】前記巻付け進行端への前記線材の有無
    を、前記軸部の表面あるいはその表面に被着される絶縁
    フィルムもしくは該軸部に層状に巻付けられる前記線材
    の各層間に介装される絶縁フィルムと前記線材との反射
    率の相違に基づき前記反射ビームの前記信号がレベル変
    化することによって判定する判定手段を有する請求項1
    3記載の巻線装置。
JP32977198A 1997-11-19 1998-11-19 巻線装置および巻線検査方法 Expired - Lifetime JP3589052B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32977198A JP3589052B2 (ja) 1997-11-19 1998-11-19 巻線装置および巻線検査方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31872097 1997-11-19
JP9-318720 1997-11-19
JP32977198A JP3589052B2 (ja) 1997-11-19 1998-11-19 巻線装置および巻線検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11233360A true JPH11233360A (ja) 1999-08-27
JP3589052B2 JP3589052B2 (ja) 2004-11-17

Family

ID=26569480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32977198A Expired - Lifetime JP3589052B2 (ja) 1997-11-19 1998-11-19 巻線装置および巻線検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3589052B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008213169A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Max Co Ltd 線材カートリッジ及び用紙処理装置
CN102522195A (zh) * 2011-12-19 2012-06-27 吴江市合成电子机械厂 一种等重量线圈绕线机
CN102522197A (zh) * 2011-12-21 2012-06-27 吴江市合成电子机械厂 一种自动纠偏云母片绕线机
WO2022067756A1 (zh) * 2020-09-30 2022-04-07 深圳烯湾科技有限公司 一种纤维缠绕并固化的控制方法、光固化式纤维缠绕装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008213169A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Max Co Ltd 線材カートリッジ及び用紙処理装置
CN102522195A (zh) * 2011-12-19 2012-06-27 吴江市合成电子机械厂 一种等重量线圈绕线机
CN102522197A (zh) * 2011-12-21 2012-06-27 吴江市合成电子机械厂 一种自动纠偏云母片绕线机
WO2022067756A1 (zh) * 2020-09-30 2022-04-07 深圳烯湾科技有限公司 一种纤维缠绕并固化的控制方法、光固化式纤维缠绕装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3589052B2 (ja) 2004-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10371507B2 (en) Shape measurement device, structural object production system, shape measurement method, structural object production method, shape measurement program, and recording medium
JP4559260B2 (ja) プリント基板の穴明け方法
DE3783907T2 (de) Vorrichtung zur pruefung der seitenwand einer flasche.
JPS6244289B2 (ja)
JP3589052B2 (ja) 巻線装置および巻線検査方法
JP5743565B2 (ja) 転がり軸受の表面検査装置
EP3718939B1 (en) Device and method for detecting the presence of abnormalities in a reel
CN1319834C (zh) 绕纱方法
JP6653051B2 (ja) 光走査装置
JP2006301178A (ja) 曲がりセンサとその製造方法
JP2008008689A (ja) 表面検査装置および表面検査方法
JP2006110680A (ja) 形状測定装置
JPH0843581A (ja) 被覆の壁の内面の面の超音波検査方法及び装置
JP2008076322A (ja) 表面検査装置
WO2024090021A1 (ja) 管状体切断装置及び管状体切断方法
EP0503790A1 (en) Bobbin winding control
JPH05310369A (ja) 巻状態モニタ方法
JP2014167429A (ja) 円筒体検査装置
DE202006002317U1 (de) Einrichtung zur Inspektion von Filamentspulen
JP2001302093A (ja) ボビンへの線条体整列巻き制御方法
JP2005291771A (ja) 表面検査装置
JPH0382906A (ja) 整列巻乱れ検出方法
JP2010185712A (ja) 煙センサー感度検査方法、煙センサー感度検査装置、および、煙センサー製造方法
JPH0610607B2 (ja) 微小間隔測定方法
JPH06116844A (ja) 検反装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040727

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term